モンスターハンター 〜恋と絆の物語〜 ID:57046

モンスターハンター ∼恋と絆の物語∼
雷竜
︻注意事項︼
このPDFファイルは﹁ハーメルン﹂で掲載中の作品を自動的にP
DF化したものです。
小説の作者、
﹁ハーメルン﹂の運営者に無断でPDFファイル及び作
品を引用の範囲を超える形で転載・改変・再配布・販売することを禁
じます。
︻あらすじ︼
昔から村ではモンスターの被害にあっていた。そして立ち向かう
のは狩人﹁ハンター﹂
そんな駆け出しハンターのお話⋮⋮⋮
※甘注意、イチャイチャ注意
第0章 プロローグ
目 次 彼とそのアイルーの名は・・・ │││││││││││││
第1章 これからのハンターs
ありがちな風呂場のハプニング │││││││││││││
ドンドルマに行こう
│││││││││││││││││
││││││││
小悪魔なカナン ││││││││││││││││││││
ドンドルマの初クエストは・・・人助け
sショッピング ││││││││││││││││
VSジンオウガ ││││││││││││││││││││
Let
これは、フラグですね │││││││││││││││││
新しい土地、初めての古竜 │││││││││││││││
シーナ、発掘に行っきまーす︵笑︶ │││││││││││
ユクモ村、緊急要請 ││││││││││││││││││
アリスとユクモ村の被害 ││││││││││││││││
さらばアカツキ、また会う日まで⋮⋮⋮ │││││││││
アカツキの離脱、皆の危機 │││││││││││││││
アイルーを雇うのは難しいByカズキ ││││││││││
││││││││││││││││││
これからユクモ村は楽しくなりそうだ ││││││││││
ユクモ農場活性化
20話記念特別編
││││││││││││││││││
ユクモ村大宴会 ││││││││││││││││││││
じゃあな、ユクモ村 ││││││││││││││││││
16
性格変わりやすいな、カナンは │││││││││││││
VSドスファンゴ │││││││││││││││││││
1
6
!
13
8
?
19
22
25
33
38
42
45
49
54
57
65
70
74
77
80
84
87
!
!!!
│││││││││││││││││
ポッケ村の光と影、カナンとアリスの危機 ││││││││
殺らなきゃ殺られる
│││││││││││││││
想いは儚き狩人のために ││││││││││││││││
荷台のアイテムを取りに
到着
アミナ村 ││││││││││││││││││││
アマツマガツチ、アリスの故郷 │││││││││││││
VSイヤンガルルガ後編 ││││││││││││││││
VSイヤンガルルガ中編 ││││││││││││││││
VSイヤンガルルガ前編 ││││││││││││││││
!
アマツマガツチ撃退準備
まだ終わらない
│││││││││││││││
アマツマガツチの恐怖
││││││││
アマツマガツチ撃退part2 │││││││││││││
アマツマガツチ撃退part1 │││││││││││││
!
!!
この城の温泉に祝福を
││││││││││││││││
三体目の乱入は逃げの一手 │││││││││││││││
ざわめく森part2 │││││││││││││││││
ざわめく森part1 │││││││││││││││││
ユクモ温泉にて ││││││││││││││││││││
氷海帰宅後、︵非︶日常 ││││││││││││││││
氷海遭難三日目 ││││││││││││││││││││
氷海遭難二日目 ││││││││││││││││││││
氷海遭難一日目 ││││││││││││││││││││
今日も平和なユクモ村 │││││││││││││││││
!?
!
91
94
177 174 171 168 164 160 156 153 149 145 141 138 133 130 127 123 120 114 108 104 101 98
!
アミナ村を満喫するカズキ │││││││││││││││
!
第0章 プロローグ
彼とそのアイルーの名は・・・
﹁ふあぁ∼﹂
﹂
ユクモ村のハンター、アメリア・カズキは朝、あくびをしてからオ
トモアイルー、通称オトモを起こした。
﹁おーい、起きろ暁﹂
なんて起こし方をするんですかニャ∼
カズキのオトモ、暁のヒゲを引っ張って起こした。
﹁ん、ニャー
﹁さあ、朝一番で風呂にいこうぜ
﹂
的に不味かったのはもうこりごりニャ︶
︵流石に旦那さんに始めてあったときに振る舞ってくれた食事が壊滅
﹁朝飯位なら楽勝ニャ﹂
﹁いつもわるいね、暁﹂
ウス一式である。
かったものの優しい上級ハンターが手を貸してくれて今ではリオレ
この話の主人公、カズキ。一年前からハンターをしていて始めは弱
!
こんなとこにアイルーがいたっけ
アイルーがいた。
︵あれ
﹁暁は風呂に先に入ってて﹂
?
あげた。
不思議そうな顔でアイルーを見ているとふとそのアイルーが声を
﹁わかったニャ﹂
番台のアイルーがとは違
風呂から出ようとしたその時だった。風呂の石畳の横にポツリと
﹁朝飯食べてからが良いニャ・・・﹂
がいるほどである
この村、ユクモ村には上質な温泉が湧いていて温泉目当ての観光客
!
1
!
うしなんだろう・・・︶
?
﹁ニャ
ニャ﹂
貴方はハンターさんですかニャ
のニャ﹂
﹂
﹂
﹂
﹁残念ながら今は資源がなくモンスターが資源の輸入を妨害している
﹁なら早速ドリンクを売ってくれないか
﹂
﹁これは失敬、私はしがないドリンク売りの見ての通りのアイルーだ
ハンターという単語を聞いた瞬間アイルーは目を丸くしていた
﹁まあね、僕はアメリア・カズキ。カズキでいいよ﹂
不思議そうな顔でアイルーは訪ねてきた。
?
?
﹁ならそのモンスターを倒せば良いんだね
﹁引き受けてくれるのかニャ
?
ニャ
明日にでもそいつを狩りにいくニャ
暁は胸を張って高々と宣言した
﹂
﹁じゃあ、明日午前8時にここで待ってるニャ∼﹂
﹁まあ、報酬金高いしドリンク飲めて一石二鳥だよね︵ニャ︶﹂
﹁すまないニャ∼、恩に切るニャ∼﹂
﹁ならば明日朝に行こうニャ∼﹂
﹁ドスファンゴ位ならいこうか﹂
俺と暁は目を合わせる
﹁大型モンスター、ドスファンゴの狩猟だニャ∼﹂
﹁いや、狩りにいくのかは俺が決めるんだけど・・・ちなみに敵は
!
﹁そう言う事言わない
﹂
﹁旦那さんの大剣研ぐの面倒だニャ∼︵泣︶﹂
買ってくるから暁は武器のメンテナンスお願い。﹂
﹂
﹁じゃあ、明日の準備をするよ、暁、僕はシビレ罠やペイントボールを
?
﹁同 じ ア イ ル ー 同 士 困 っ て い る ア イ ル ー を 見 逃 す わ け に は い か な い
なんて言うと暁が飛び出してきた。
﹁まあ、そこまで強いモンスターじゃないなら・・・﹂
?
﹁じゃあ作るのやめるニャ﹂
知り合いでも良いから女性ハンターが良いんだけどねー﹂
こうして1日は終わりカズキと暁はベッドに入った﹁まあ、暁より、
!
2
?
!
﹁まって、今のなしなし﹂
そして朝飯を食べた後に少し外を歩くと村の北の方からざわめき
が聞こえた。そして、北の方へ行くと全身緑・・・リオレイア一式の
ライトボウガンを背負ったハンターが来た。そしてさらに進むと彼
﹂
女と目が合ってしまった彼女はカズキに話しかける
﹁貴方がユクモ村のハンターですか
﹁貴方は・・・﹂
﹁すみません、申し遅れました。私の名はクラウド・カナンと言いま
す﹂
﹁こんにちは、アメリア・カズキです。クラウドさん、﹂
﹁名前で読んでください﹂
﹁いや、あの、﹂
﹁カナンで呼んでほしいです﹂
﹁いや、いきなり名前呼びというのは・・・﹂
恋人いない歴15年のカズキにとっては名前呼びは恥ずかしい事
であった。
﹁なら、私から呼びますね、カズキ﹂
カズキと呼ばれてその瞬間カズキは顔を赤くしていた
﹁結構カズキさんは恥ずかしがりなのですね﹂
﹁か、からかわないでくださいよぉ﹂
なんて雰囲気の良い会話をしていると村の人が
﹁おーおー、暑いねー﹂
﹁あの彼女いない歴15年のカズキがついに恋人できたか∼﹂
﹁これは村長さんも驚くぞ∼﹂
村の人、マジでうるさいっす
﹂
﹂
﹁あ、そう言えば私、村長さんに頼まれて来たんですよ、村長さんはど
こですか
﹁アカツキ∼
ツキに頼もうとした、が、
﹁∼♪﹂
3
?
流石にカナンをエスコートするにはカズキには無理だと悟りアカ
?
?
アカツキは微笑みながら手を後ろで降っていた
﹂
︵アカツキ、覚えてろよ・・・︶
﹁アカツキって誰ですか
﹂
﹂
ちなみにカズキに拒否権は無いですよ﹂
﹁はぁぁぁぁぁ
﹁まあまあ、カズキ君の家は広いですし、﹂
﹁まあ、家は確かに若干広いですが・・・何故ですか
﹁カナンさんにはカズキ君の家に住んでもらいます。﹂
﹁えっ・・・﹂
﹁カズキ君も良いって言ったじゃない﹂
﹂
﹁カナンさんにはカズキさんと狩友、パートナーとなってもらいます。
﹁僕にですか
﹁待ちなさい、カズキにも話があります。﹂
﹁じゃあ、僕はこれで、﹂
﹁呼ばれて来ました、カナンと申します﹂
﹁あら、ついに来たのね、カナン﹂
﹁この人が村長さんですよ﹂
結局カズキがカナンをつれていくことになった・・・
﹁わかった、会いに行こう﹂
﹁カズキさん、村長さんに会わせてください﹂
カズキは少し怒っていた
﹁いや、何でもないよ・・・﹂
カナンが突然聞いてきた
?
﹁ほら、﹂
﹁え・・・﹂
そこにあったのは村長が持っている一枚の紙だった。
﹁内容は・・・﹂
内容は主に女ハンターが村に来るから同じ家に住み込めというの
が主な内容だった。しかも自分のサインもある。少しグチャグチャ
だが・・・
4
?
﹁言ってないです、そんなこと言うなら証拠見せてください。﹂
?
?
﹁な、なんで﹂
﹁い や ぁ、前 宴 会 あ っ た じ ゃ な い。そ の 時 に こ こ に サ イ ン し て っ て
酔ってるカズキに言ったら内容も見ないでサインしちゃうんだもん、
自業自得よ、﹂
﹂
﹁で、でもカナンさんが良いとは・・・﹂
﹁私はそれでも良いですよ
﹁ほら﹂
﹁・・・﹂
﹁・・・﹂
﹁・・・﹂
﹁嫌です﹂︵カズキ︶
するとカナンの目が泣き出しそうになった。ヤバい、むちゃくちゃ
可愛い
﹁わかりました、でも流石に違う部屋ですよ﹂
そう言うとカナンはぱぁっと表情が明るくなった
﹂
﹂
﹁じゃあ、カナンをよろしくね∼、カズキ君、いくらカナンが可愛いく
﹂
、村長は僕の事をなんだと思ってるんですか
ても間違いはしちゃダメよ
﹁しませんよ
﹁そんな・・急に・・﹂
﹁カズキ君、家に行きましょう
﹁わかったよ﹂
?
そう言うと村長と別れて家に向かった、景色は夕暮れだった・・・
?
5
?
?
﹁村の人にも好かれている優しいハンターよ﹂
!
第1章 これからのハンターs
ありがちな風呂場のハプニング
村長とカズキとカナンが話している頃・・・
アカツキさん、クエスト時間越えてますよ
﹁ドリンク屋さーん﹂
﹁どうしましたか
﹁なら、また今度で良いですよ﹂
﹁ありがとーニャ﹂
﹁また今度でクエスト受けてくださいね
﹁旦那さんに言っとくニャ∼﹂
そして、カズキとカナンは・・・
﹂
﹂
﹁それが旦那さんはちょっと今日は行けなくなってしまって・・・﹂
?
﹂
﹁いや、いいけど僕の上だよ
﹁私は構いませんよ
﹁僕が気にするんだよぉ﹂
﹁私は留守番してるニャ﹂
﹂
﹂
﹂
が寝るにはどう考えても大きな二階建てベッドの上の方だった。
そう言って指した場所はカズキの寝るひとつ上のいつもアカツキ
﹁じゃあ、ここで﹂
﹁好きなところを使ってよ﹂
﹁わかりました、寝るところは・・・﹂
家だからのんびりしてね﹂
﹁カナン、家はユクモ村の自慢の風呂に一番近くてそれなりに大きな
?
﹁そうだね、いつもは男女別々だから安心してね
﹁ではユクモ村の風呂に行きましょう
?
﹁あっ、ごめんなさい洗剤忘れてしまいました。﹂
﹁なら先に入っているから、それにこの時間帯だから客は他にいない
よ﹂
﹁わかりました、では、後で﹂
6
?
﹁よろしくね、アカツキ﹂そしてカズキとカナンは温泉へ・・・
?
?
?
カズキは先に風呂に入っていた
﹁∼♪﹂
﹂
更衣室から鼻声が聞こえてきた、余程の男性客だろう。にしてはか
なり音程が高い
﹁ツアーの男性客かな
が入ってきた。
!
カズキの変態
﹂
!
﹁カズキ、私の、その、見たでしょ﹂
!
かったんだ、僕は
﹁カズキはもう少しプライバシーを考えなさい
﹂と怒られた、何が悪
の頭がぶつかりアカツキがかなり痛がっていた。
と今度は膝枕していたアカツキを投げてきた、アカツキの頭とカズキ
﹁ありがとうカナン、カナンは着痩せするんだね﹂なんてカズキが言う
﹁まあ、私が間違えたのも悪かったからなかったことにしましょ﹂
﹁本当に見るつもりは無かったんだ、カナン許してくれ
﹂
く睨まれた、殺気が半端ない、殺気だけでドスファンゴを倒せそうだ。
そしてカナンが帰ってから5分後にカズキがかえるとカナンに凄
と番台が言っていた
﹁少し、やりすぎですニャ∼﹂
カズキは気絶してしまった。
そう言うと風呂桶を投げてきた。風呂桶はカズキの頭に直撃して
﹁なんで見てるのよ
カナンは見た目より胸があって着痩せする人なのかと思った瞬間
カナンを見ると間違えた羞恥心でか、顔を赤くしていた。
﹁他の風呂は閉めましたニャ﹂
﹁いや、そういう問題じゃないでしょ﹂
﹁この時間帯は誰もいないから混浴でもいいですニャ﹂
カナンは間違ってしまったのだ。すると番台が
﹁カ、カナンここは男子風呂だよ
﹂
次の瞬間入ってきたのはバスタオルで胸もとを隠していたカナン
?
は言わなかった
ちなみにその日上に寝ているカナンの匂いがいいにおいだったの
!
7
!
VSドスファンゴ
朝起きたらアカツキが話しかけてきた
﹂
﹁旦那さんクエストどうしますニャ
﹁クエストってなんの
覚えてないカズキ
﹂
?
﹂
﹁じゃあ作るニャ﹂
︵和風過ぎるけど・・・︶
﹁いや、アカツキのご飯は美味しいよ﹂
﹁朝飯作るニャ∼、カナンさんに作って欲しかったニャ
﹁アカツキは
﹁旦那さんはカナンさんを起こしてくださいにゃ﹂
﹁まずはカナンを起こす必要があるね、﹂
﹁もちろんニャ﹂
﹁じゃあ今日行くか﹂
﹁あ・・・忘れてた﹂
﹁温泉の横にいたあの、アイルーですニャ﹂
﹁
﹁ドリンククエストニャ﹂
?
した
﹁カナン、起きろ∼﹂
カナンは少しずつ目を開けた
﹂
﹁後5分だけ・・・﹂
﹁もう朝だよ
﹁もうどうなっても知らないよ
﹂
反応がない、ただの屍のようだ
﹁・・・﹂
﹁カナン∼起きてよ∼﹂
そう言って再び目を閉じて二度寝するカナン
﹁うーん・・・﹂
?
?
﹂
8
?
アカツキがそう言って調理場に行ったのでカナンを起こすことに
?
???
﹁Zzz﹂
︵怒︶↑カズキ
って言ったよ﹂
カズキはカナンの布団を取り上げた
﹁あーっ﹂
﹁どうなっても知らないよ
カナンはゆっくりと起きた
﹂
﹂
﹁カズキは一回出ていって
﹂
﹁どうせ二度寝すんでしょ
﹁着替えるのよ
カナンは少し怒ってた
﹁わ、わかった、ごめんカナン﹂
カズキは飛び降りるように出ていった
﹂
﹁はぁ、なんでカズキに強く言ってしまうのかしら
ふと思うカナンだった
﹁アカツキ∼料理できた
﹁今日は腕を振る舞うニャ﹂
﹁もうたくさん待ったよ∼﹂
﹁旦那さんは食いしん坊だニャ、少し待つニャ﹂
?
﹁ち、ちがうニャ﹂
﹂
﹁めちゃくちゃ動揺してるよ、アカツキ﹂
﹁ニャー
上からカンカンと音がした
﹁カナンが降りてきたよ﹂
﹁料理ができたニャ﹂
﹁おはよ∼カナン﹂
﹁おはよ∼カズキ﹂
アカツキ
﹂
﹂
﹂
﹁カズキに起こされたとき変なことされてないかニャ
﹁こら
﹁ごめんニャー﹂
﹁あれ、アカツキがご飯作ってくれたの
?
!
﹂
?
!
9
!
!
﹁ははーん、カナンが来たからいいとこ見せようと︵笑︶﹂
?
?
?
!
﹁そうだニャ、感謝するニャ﹂
上から目線なアカツキ
﹂
﹂
﹁ご飯食べたら僕とアカツキはクエストに行くんだけどカナンはどう
する
﹁私は今日はユクモ村を見て回るわ﹂
﹁そっか・・・﹂
﹁クエストは今度一緒に行きましょう
﹁そうだね、じゃあ昼はカナンは家にあるもの適当に食べてね﹂
﹁ありがとう、カズキ﹂
カナンは自然に笑った、カナンは凄く可愛いなと思った
﹁さあ、ご飯食べたしクエストに行こうか、アカツキ﹂
﹁そうだニャ、いくニャ﹂
そう言ってカズキは炎剣リオレウスを背中に持ち アカツキはマ
カライト鉱石を使った上質な防具とアイアンネコソードと小タル爆
弾を少し持っていった
﹁じゃ、また後でカナン﹂
﹁行ってらっしゃ∼い﹂
こうしてカズキはドリンク屋の前まで来た
﹁昨日はごめんね﹂
﹂
﹁なに、カズキさんの彼女との用ならしょうがないニャ﹂
﹁カナンと僕は付き合ってないよ
﹁はい、これでいい
﹂
﹁了解ニャ、この書類にサインするニャ﹂
﹁まあ、それは良いとしてドスファンゴの狩猟に行かなきゃ﹂
竜の母、リオレイアだにゃ間違えるのも無理はないニャ﹂
﹁それにカズキさんの防具は火竜の父、リオレウスでカナンさんは火
﹁違うよ∼﹂
﹁だって村長さんが付き合ってるって﹂
?
﹁わかった、行ってくる﹂
ほしいニャ﹂
﹁では、そこの気球からクエストの場所、ユクモ村周辺地域に向かって
?
10
?
?
こうしてカズキとアカツキは地底洞窟へ向かった
﹂
﹁アカツキ、ドスファンゴは突撃がメイン攻撃だから横に避けてカウ
ンターを入れれば問題ないよ﹂
﹁了解ニャ﹂
﹁今回は捕獲用麻酔玉を持ってきてないから狩猟するよ
﹁持ってきたニャ捕獲用麻酔玉﹂
﹁じゃあ機会があれば捕獲しよう﹂
﹁ドスファンゴは森の中に入ると思うんだ﹂
﹁じゃあ森にいきますニャ﹂
﹁わかった﹂
﹁私とカズキは付き合ってないですよ
﹂
﹁カズキの彼女からなんてお金はもらわんよ﹂
﹁いくらですか
﹂
﹁加工屋さん、ボウガンの手入れと調整をしておいてください。﹂
カズキとアカツキは森の中へ入っていったその頃カナンは・・・
?
﹁ニャ∼﹂
アカツキは一人・・・いや一匹でドスファンゴの前に立った
﹁了解ニャ﹂
が背後を溜め切りするよ﹂
﹁よし、先手必勝だ、アカツキ一人で行って油断させといて後ろから僕
アカツキがひっそりと言った
﹁旦那さん、ドスファンゴがいましたニャ﹂
加工屋さんはそう笑っていた
をこえるかもな﹂
﹁初めて会ったときあんなにも意気投合したならいずれは友達の関係
?
ドスファンゴはアイルーであれど剣を持っているので多少の警戒
﹂
11
?
はしていた。後ろからカズキが剣を持っていることなど気がつかず
に・・・
﹁てゃぁ∼
!
カズキの炎剣リオレウスがドスファンゴの足を貫いた、炎剣リオレ
ウスは火炎粉末が付いてるのでドスファンゴに炎が追加ダメージと
言わんばかりに火を吹く
﹁ガァァァ﹂
ドスファンゴは怒り状態になってしまった
ドスファンゴはカズキに突撃してきた、が横に回避、ドスファンゴ
はそこで一瞬動きが止まった、方向を変えるためだ。そこをアカツキ
は見逃さなかった。すぐさま横に持っている小タル爆弾をドスファ
ンゴに投げつけた、方向を変えた瞬間目の前に爆弾を投げたので小タ
ル爆弾はドスファンゴの頭に直撃した。ドスファンゴの毛がぷすぶ
すと燃えている、小タル爆弾はそのくらいの少しだけの力しかなかっ
た。が驚いているドスファンゴにカズキが大剣の横殴りで追い討ち
﹂
をかける。これはドスファンゴも森を抜けて別のエリアへ行ってし
まった。
﹂
は口の中の異物を噛んだことによりギルド公認の麻酔効果が発動、ド
スファンゴは無事に捕獲された。
12
﹁ドスファンゴは違うところに行ったから追いかけるよ
カズキとアカツキは走って追いかけた。
ドスファンゴは森から近くの河原で寝ていた。
﹁アカツキ、捕獲しよう﹂
﹁捕獲用麻酔玉を投げるから罠を設置してほしいにゃ﹂
﹁今ニャ∼
しドスファンゴはしびれ状態になった
カズキはドスファンゴの背中にしびれ罠を設置した、瞬間罠が作動
!
アカツキは麻酔玉をドスファンゴの口にぶちこんだ、ドスファンゴ
!
性格変わりやすいな、カナンは
﹁ふう、疲れたね﹂
﹁疲れたニャ∼﹂
カズキとアカツキは帰り道気球に乗ってだらだらとしていた。
﹂
﹁ユ ク モ 村 周 辺 っ て 言 う け ど ユ ク モ 村 ま で ま だ 2 0 分 あ る ん だ よ な
∼﹂
﹁帰ったら風呂だニャ﹂
﹁そうだね、そして風呂上がったら﹂
﹁ドリンクだ︵ニャ∼︶﹂
相変わらずのハイテンションだった
ユクモ村にて、カナンは
﹁カズキ遅いな∼、まあクエストだししょうがないか、そうだ
カナンはなにを思ったのか笑っていた
﹂
﹂
﹂
ドスファンゴの狩猟、ありがと
カズキとアカツキはようやく村に着いた。帰ると
﹁仲間のアイル∼に聞きましたニャ
うニャ、これで貿易ができるニャ、ドリンクは明日かニャ∼
カズキとアカツキはガッツポーズをした
﹁カナンも待ってるし家に帰ろうか﹂
﹁そうだニャ∼﹂
なった
﹂
﹂
﹂カナンはアカツキに聞いてきた
﹁旦那さんよかったニャ∼、長年の夢がかなって﹂
﹁長年の夢
アカツキ
﹁それは・・・﹂
﹁言うな∼
﹁ねえ、カズキ、長年の夢って
13
!
?
!
温泉から家は近いのですぐに着いた
﹁お帰りなさ∼いカズキ君
﹁ただいま、カナン﹂
﹁ご飯作ったから食べましょう
!
カズキはカナンの料理が食べられる事に嬉しくて跳び跳ねそうに
?
?
!
?
!
カズキ
﹁実は三つあるんだ﹂
﹁聞かせてくれない
?
つんだ
﹂
﹁それは、復讐
﹂
﹂
﹁違う違う、父よりも強いハンターになるんだ
﹂
?
ガラと言うそうよ。﹂
アカツキは手を降って皿を洗い初めた
﹁ありがとう、アカツキ﹂
﹁私は皿を洗うニャ、カズキはカナンを慰めてあげるニャ﹂
﹁カナン・・・﹂
﹁ヒクッ、グスッ﹂
するとカナンはカズキの胸に飛び込んできた
﹁カナン・・・﹂
カナンは泣いていた
﹁ねえ、カズキ君、何で・・・わだじの親は﹂
カナンは泣き出しそうだった
ど全くわからずじまいなのよ・・・﹂
﹁正体不明のモンスターよ。ドンドルマの研究家が調べているのだけ
﹁ゴア・マガラ、なんなんだ
そいつは﹂
﹁父も母もハンターで名前しか聞いたことの無いのだけれどゴア・マ
聞いてはいけない、ふとカズキとアカツキは思った
なった
﹁カ ナ ン の 親 は ど う な ん だ ニ ャ ﹂す る と カ ナ ン は い き な り 静 か に
﹁いや、いいんだ。いずれは言うつもりだったんだし﹂
﹁ごめんね、聞いちゃダメだったわね﹂
﹁母親は病気で亡くなったニャ﹂
父がそこまですごい人だなんて︶
︵アメリア・クロス・・・世界に指折りのG級ハンター、でもカズキの
﹁父がアメリア・クロス、母がアメリア・トライド﹂
﹁親の名前は
﹂
﹁いいよ∼一つ目は父を殺した古竜、アカムトルムに自分も挑んで勝
?
?
14
?
!
?
!
﹁カナン・・・﹂
﹁ううっ、カズキぃ∼﹂
カナンは泣いたら止まらない、そういうタイプだった
︵しょうがないか、カナンがなき終わるまでこの体制でいよう︶
5分後、カナンは泣き終わった。そしてカズキの胸の中で寝てし
まった。
カナンをベットにいれて下で寝ようとしたときだった。
﹂
﹁カズキ、一人にしないで・・・﹂
﹁それって、﹂
﹁今日は一緒に寝て
﹂
﹁いや、それは﹂
﹁私じゃ、嫌
﹁そんなことないよ
﹂
そ う 言 う と カ ナ ン は カ ズ キ を 自 分 の ベ ッ ト に 無 理 や り 手 を 引 っ
張ってカズキを布団の中に入れた
﹁カズキの背中、暖かい・・・﹂
カズキは恥ずかしすぎて声すら出なかった。
カナンはカズキに密着し過ぎていて、カズキの背中に二つの柔らか
い物が当たっていた。カズキは嬉しさと恥ずかしさがあって夜はあ
まり眠れなかった
15
?
!
?
ドンドルマに行こう
﹁あれ
カズキ
﹂
朝カナンが起きると昨日一緒に寝たはずのカズキがいなかった。
!
そっと話を聞くと
﹁旦那さん、本当にドンドルマに行くニャ
﹁うん、これは決定事項なんだ。﹂
?
﹂
?
﹁貸してみ
﹂
﹁信頼なるオトモはブラックだニャ∼﹂
﹁アカツキ、それ角砂糖何個
アカツキは残念そうに冷めたコーヒーを飲んだ
﹁カナンとは一緒に狩りがしたかったニャ∼、ズズズ﹂
なんとなく状況はわかった。カズキはドンドルマに行くのだ
一緒に狩りがしたいとは思ったけど、残念だよ﹂
﹁カナンは僕たちの仲間の前にユクモ村のハンターだよ。カナンとは
﹁でも、カナンはどうするニャ﹂
﹂
仕方なく下へ降りるとカズキとアカツキがいた。
?
﹂カズキは甘過ぎるコーヒーに喚いた
!
ニャ﹂
﹂
﹁角砂糖5個も入れたのか・・・﹂
﹁なんでわかったニャ
カナン﹂
﹁いや、あまりにも安らかに寝てたので﹂
﹁カズキ、なんで私を起こさずに起きたの
﹁うん、おはよう﹂
﹁おはようニャ
﹁カズキ、アカツキ、おはよう﹂
そろそろカナンは部屋に入った
!
﹁何でカズキはカナンの寝顔を知ってるニャ
?
!
!
コーヒーを飲みながらカズキに聞いてみた
﹂
﹂
﹁べ、別に角砂糖は入れてないニャ、5個入れるほどの甘党じゃない
﹁うわっ、甘ったるい
カズキはアカツキからコーヒーを奪って飲んでみた
?
16
?
﹁そ、それは﹂
戸惑うカズキにカナンは
﹂
﹁一緒に寝たからよ﹂
﹁ぶふぅ
﹂
?
寝相が激しくてカナンの上に覆い被さっただけなんだ。﹂
﹂
間違えて覆い被さってキスをしただけで嫌らしいことは何
﹂アカツキは小タル爆弾を投げつけた。
!
﹂
﹁そうだ・・・ってえ
﹂
﹂
﹂
﹁朝の話しは盗み聞きしたわ、カズキは私に隠し事をするなんて
﹁ごめん、カナン﹂
﹁私の初めてを奪ったくせに
﹂
君はユクモ村のハンターだ、だからもう一緒に君と
!
﹁ドンドルマに行くからでしょ
は過ごせない
﹁ごめん、カナン
カズキはとてもカナンにこれを言いたくなかった。
﹁そうだね・・・﹂
﹁旦那さん、カナンにあれを言わないと﹂
カナンは昨日の夜を思い出したのか顔が真っ赤だ
カズキの頭はアフロとなった
﹁や、やば、﹂
﹁ふざけるニャ∼
﹁なんだ、旦那さんとカナンはキスをしただけ・・・﹂
も・・・﹂
﹁本当だ
﹁本当かニャ
﹁違う
﹁旦那さん、不潔ニャ﹂
﹁カ、カナン、そんな誤解を招くことをアカツキに言ったら・・・﹂
﹁昨日のカズキの夜は激しかったわ﹂
カズキは無言だった
﹁・・・﹂
﹁旦那さん、マジかニャ
アカツキは盛大に吹き出した
!
!
﹁僕もそうだよ・・・﹂
!
!
?
?
!
17
?
!
﹁罰として・・・﹂
﹂
﹂
﹂
カズキは身構えた。ビンタが来ると思ったのだ ﹁私も付いてくわ﹂
﹁わかった・・・﹂
﹁あら、聞き分けいいのね
︶ノ↑みたいな顔になった。
﹂
﹁浮気したら怒るわよ﹂
﹁ドンドルマに行ったら仲間が増えると良いね
﹁カズキが悪い
﹁ひどいよ、カナン、ぶつなんて﹂
そしてドンドルマ行きのバスでは・・・
そしてカズキの顔が赤く腫れた
︵*`Д
カナンは
﹁カナンには何を言っても聞かないからね、﹂
?
﹁付き合ってないよ・・・﹂
﹁初めてを奪ったくせに
﹁僕もそうだよって﹂
後にした
18
!
!
カズキとカナンはドンドルマ行きのバスに乗り、故郷、ユクモ村を
?
´
小悪魔なカナン
ここはドンドルマ行きの移動用荷台の中だ。
﹁ごめんなさい、用意に時間がかかって﹂
﹁大丈夫だよ、流石に輸出用の荷台はなしだけど・・・﹂
カズキ達はカナンの荷物の準備の影響で馬車に乗り遅れ仕方なく
輸出用の荷台に乗っているのだ。
﹁やっぱりちょっと狭いわ・・・﹂
﹂
﹁ちょっとどころじゃないよ、めちゃくちゃ狭いよ、アカツキなんて狭
すぎて輸出用の道具の中にはいってるもん﹂
カズキとカナンはため息をついた
﹁まあ、後15分位だし、我慢しようよ﹂
﹁はぁ﹂
﹁ニャ∼、旦那さん。あっちに着いたら宿は決まってるかニャ
﹂
カナン↓カズキ↓アカツキの順番で意見を言うことになった
﹁私は中くらいの大きさの部屋がいいわ、理由は皆と一緒がいいわ﹂
理由になってないし、やはり一人は怖いカナンであった
﹁僕は個室がいいな。一人でゆっくり寝たいし﹂
カズキは一般論であった
﹁ボクは旦那さんと一緒で個室がいいニャ∼、理由は夜カズキとカナ
ンが一緒だと暑いからニャ﹂
﹁冬だから良いじゃない﹂そしてカナンは説得する、やはり一人は怖い
のだ
﹁アカツキは大きな部屋を選べば一緒に寝てあげるわ﹂
﹁ニャ∼、やったニャ∼﹂
こうしてそんな話をしている間に夜になり、ドンドルマに着いた。
19
?
﹁まあね、結局ギルドのハンター用個室部屋と中くらいの大きさの2
﹂
∼3人サイズがあるけどどうする
﹁うーん、どうしようかしら
﹁迷うニャ∼﹂
?
﹁多数決にしよう、ただし理由つきで。﹂
?
﹁僕はこのベッドで寝るね、おやすみ∼。﹂
﹂
カズキはあっさりと寝てしまった おやすみ
﹂
﹁カナン一緒に寝てニャ∼﹂
﹁なんのことかしら
とぼけるカナン ﹁ひどいニャ∼︵泣︶﹂
﹁私はカズキと寝るの
﹁・・・がっくりニャ﹂
夢を見てカナンはカズキとキスする甘夢を見ていた
不本意だニャ
!
オマケ1 ﹂
﹁なんでカナンは一緒に寝てくれなかったニャ
﹂
!
夢で
!
カナンはそう考えながら寝た。カズキはアカツキにボコされる悪
﹁明日カズキ起きたらびっくりするだろうな∼﹂
が込み上げてきた。
るようにあえて胸をカズキの背中に付けて寝た、カナンは不意に笑い
こうしてカナンはとっくに寝ているカズキを後ろからホールドす
!
も良いからカズキに八つ当たりするニャ
﹁カナンも今後は信じないニャ
!
︶
20
!
?
終︵下にもうひとつオマケあるよ、甘いのが嫌いな人はここで終
わってください
オマケ2
!
﹁うん・・・ 背中が温かい・・・カナン
寒い、カナン、温めて・・・﹂
一緒に寝てたのか うう、
?
?
カズキはカナンの体温が伝わるように前から抱き締めてカナンの
体温で暖まった
﹁ありがとう、おやすみカナン﹂
21
?
ドンドルマの初クエストは・・・人助け
朝、いつもどうりの朝食を食べてドンドルマへやってきた
﹁やっぱりドンドルマはでかいな﹂
﹁そうね、流石と言うべきかしら﹂
﹁ん、クエスト掲示板に二つ緊急クエストがあるよ、カナン﹂
﹁一つ目はラージャン、これは今の私たちには無理ね﹂
﹁二つ目は緊急救助クエスト、ジンオウガね新米ハンターが採取クエ
スト中にジンオウガに遭遇して小さな洞窟に逃げ込んで帰れないら
しいわ﹂
﹁ってカナン、冷静にしてないで救助に行かないと﹂
﹁カズキが助けたいなら良いわよ﹂
﹁当たり前さ﹂
こうしてカズキとカナンはジンオウガの狩猟に出た
﹁今回は武器を変えたのね、﹂
﹁そうだよ、双剣を使っていこうと思ってる﹂
﹁ジンオウガは速いから気をつけて行くわ﹂
﹂
﹂
﹁まあ、狩猟対象じゃないから、救助のためのクエストだから﹂
﹁カズキはジンオウガ一式にしたら
﹁いや、リオレウスとは深い事情があるからね、そういうカナンこそジ
22
?
カズキとカナン︵とアカツキ︶は救助のため湿林と言う場所へ来た
﹁カナン、ジンオウガはどんなモンスターなの
﹂
﹁雷撃や雷光虫を放ってくる雷竜よ﹂
﹁わぁ、めんどくさそうな相手だね
?
﹁でも閃光玉や落とし穴は効きやすいのよ。爆弾もかなり効くわ﹂
?
?
ンオウガ一式にしたら
﹂
﹁私も深い事情があるから・・・﹂
それっきり二人は黙り込んだ、マタタビを楽しんでいたアカツキで
さえ、空気を読んで黙る事なのだ
しばらくの沈黙後カズキは自分の事情を話し始めた
﹁実は僕のユクモ村にはリオレウスの有り得ない強さ・・・普通より断
然強いリオレウスに襲われた。あいつは俺の両親を焼き払い妹はそ
れで行方不明となった﹂
﹂
﹁私もよ、姉妹ははいないけど両親に有り得ない強さのリオレイアに
襲われたわ﹂
﹁それは、G級じゃないかニャ
﹁へ・・・﹂
カナンとカズキは唖然とした
カズキは双剣、カナンはライトボウガンをもち、準備した。
﹁そろそろ、着くわよ﹂
﹁ほぉ・・・﹂
い防御力が高いニャ﹂
旦那さんが装備してるのは普通のリオレウスニャ、それの20倍くら
﹁でもGの防具はリオレウスの場合リオレウスXって言って凄く、今
﹁勝てないかもね﹂
ドスファンゴすら強いニャ﹂
﹁G級のリオレイアにリオレウス、その他etc・・・Gはあの雑魚い
?
﹁そういえばカナンとは初めてのクエストだね、宜しくねカナン。背
中、任せたよ﹂
﹁撃ってほしいのね、背中を﹂
23
?
﹁違うよ
﹂
﹁冗談よ︵笑︶﹂
﹁じゃあ、いこうか﹂
カズキとカナンは深林のベースキャンプに着き、準備と支給品を手
に取った
24
!
VSジンオウガ
﹁さあ、カナン、あくまでも救助のためだから、ジンオウガはやらなく
ていいからね、最悪の場合を想定してだから。﹂
﹂
﹂
﹂
ていうか救出ハンターの特徴や
﹁わかってるわ、後カズキ、救出ハンターは美少女らしいわよ﹂
﹁ほんと
﹁嘘よ、なんで目を輝かしているの
どこ
﹂
﹂
﹂
だから無言でボウガンを僕に向けるの
・ω・`︶ショボン﹂﹁貴方の目の前に美少女はいるわよ
性別もわからないわ﹂
﹁︵
﹁え
﹁・・・﹂
﹁わ か っ た カ ナ ン、冗 談 だ
は・・・ちょぉ﹂
﹁・・・﹂
∇`*︶﹂
!
﹁ごめんなさい﹂
﹁よかろうニャ﹂
﹂
﹁ニャ∼︵*
﹁なにこの差別︵泣︶﹂
﹁アカツキ、私のオトモになる
カズキがご主人様だからダメニャ﹂
?
´
﹁あら、残念﹂
﹁一応
﹂
﹁アカツキ、マタタビあげるわよ、だから落ち着いて﹂
?
︵アカツキはサブなので笑︶
﹁アカツキ、どこに向かって喋ってるの
﹂
﹁空じゃないかしら・・・﹂
﹁ニャ∼
﹁ニャ
﹁怒るなアカツキ、マタタビやるから﹂
!
首を横に降るアカツキ
!
!
25
?
?
?
﹁さんざん無視したニャ、作者さん、出番と台詞がほしいニャ∼
?
?
﹁なんでアカツキが言ってんの
!
? ´
﹁カナン、そろそろ、洞窟につくよ﹂
﹁なぜモンスターに遭遇しなかったのかしら﹂
﹂
﹁ジンオウガが全部殺ったんじゃないかしら﹂
﹁あり得る︵ニャ︶﹂
﹁洞窟に入るわ、ホットドリンクを飲んで
﹁忘れた・・・﹂
﹁僕は要らないニャ∼﹂
﹁知ってるわ﹂
﹁カナン・・・ホット・・・﹂
﹂
﹂
ホットドリンクいらないの
﹂
?
﹁じゃあ、行きましょう﹂
﹁私は18歳よ
﹁ドンマイニャ∼﹂
﹂
﹁カズキ、ホットドリンクは
﹁マジでください﹂
﹁今日は一緒に寝てね
?
﹁氷海には行かないの
﹂
﹁ホットドリンク飲むの久しぶりだなぁ﹂
が体が凄く暖かくなる。
カズキはホットドリンクを飲む、喉がトウガラシで焼けそうになる
?
?
︵いつも勝手に入ってくるくせに︶
﹁どうしたの
﹂
﹁カナンのほうが歳上だった件について・・・﹂
?
?
ホットドリンクを一つ恵んで
!
﹁そうだニャ∼﹂
なんでもするから
﹁カナン
﹂
﹁何でも
﹂
﹂
?
﹁ダメです、18歳になってません﹂
﹁じゃあ小説以外は
﹁ダメです、小説的に﹂
﹁じゃあR│18行為を﹂
﹁はい
?
﹁ありがとう、カナン﹂
?
?
26
?
!
﹂
﹂
﹂
﹁最近は鉱石要らないんだよなクリスタルとか昔散々集めたし﹂
﹁どのくらい
﹁8∼90位かな
8位かな﹂
﹁鉱石でたまに黒い物体採れた
何個くらい
﹁白いやつしか﹂
﹁嘘
?
?
?
?
やったぁ﹂
﹂
?
﹁ε│ ︵
﹂
!
ー`*︶﹂
﹁カズキも来るの
﹁行ってらっしゃ∼い﹂
﹁行ってみるわよ
﹁あ、ハンターがあそこにいる﹂
﹁そろそろ着くわ﹂
﹁はーいよ﹂
わ﹂
﹁帰ったら一緒に磨きましょう、救出した人をお礼に手伝ってもらう
﹁マジ
﹁磨けば太古の武器が貰えるわ﹂
!
﹁あれ
﹂
﹁どっかで見覚えのある・・・﹂
﹁私は・・・﹂
!
﹂
?
﹁アメリア・カズキです好きな呼び方で﹂
﹁私はフォロウ・シーナだシーナで良い﹂
﹁あ、またそんなお金の使い方してる﹂
が美少女だ∼って叫んでたニャ﹂
﹁狩りに生きるの特別号に出てたニャ∼、
﹃狩りに生きる﹄代表の長官
﹁なんで知ってんの
ディアボロスを倒した有名ランス使いだニャ﹂
﹁フォロウ・シーナさんだニャ
新米ハンターながら一ヶ月でソロで
﹁お、君が助けてくれるハンターか﹂
﹁漢字が違うよカナン・・・﹂
﹁逝くわよ・・・﹂
´
27
?
?
﹁じゃあ、カズキだな﹂
﹂
﹂
﹁名前呼びですか・・﹂
﹁嫌か
﹁大丈夫です
﹁私はクラウド・カナンライトボウガンを使ってます﹂
﹁なぜジンオウガ相手にシーナさんは勝てないのですか
﹂
﹂
﹁鉱石をたくさん持って帰りたいからピッケルと食料しか、持ってき
てない﹂
﹁あるある∼﹂
﹁じゃあ、帰りますか﹂
﹁ジンオウガに会ったら殺るわよ
﹁了解﹂
逝ってこい﹂
﹁・・わかった︵わ︶﹂
﹁アカツキ
﹁いくぞ
﹂
﹁了解︵ニャ
︶﹂
﹂
︵カズキは狩りになると本気になるのね︶カナン、シーナの心の声
﹁嫌だニャ∼、逝きたくないニャ
﹂
﹁カナン、後方射撃、シーナ、前衛防衛﹂
ほうが普通に目は良いだろ絶対に︶
︵ランスだからなって訳じゃないと思うんだが・・・それにボウガンの
﹁ランスだからな、当然だ﹂
﹁シーナは目がいいな﹂
﹁あれは、ジンオウガ﹂
﹁なんかこの辺電撃的だニャ∼、髭が絡まるニャ∼﹂
﹁カナン、シーナ、アカツキ、前
こうして、カズキ一同はベースキャンプに戻ろうとした
?
!
!
!
足を攻撃する
!
ジンオウガだってやられる訳にはいかない、雷光虫をカズキに放っ
﹁グォォォォ
﹂
ジンオウガは後ろを向いている、そこにカズキの双剣が尻尾と後ろ
!
!
28
?
!
?
た
﹁なんだあれ
当たってもいたくなさそう
ていうか簡単に・・・﹂
?
キは軽くぶっ飛んだ
体がバチバチする﹂
目眩が起きやすい、逃げろ
﹁痛てて、かなり効くなぁってあれ
それは電撃纏い状態だ
?
あれ
目眩がする﹂
ジンオウガは逃げるカズキに雷光虫を放った
﹁ぐはっ
﹂
ジンオウガは弱っているカズキを殺そうと雷光虫を放った
﹁危ない
﹁大丈夫か
﹂
﹁ありがとうシーナ﹂
﹂
﹁ああ、無事でよかった﹂
﹁ってシーナ、後ろ
!
カズキの体は電撃を纏っていた
﹁カズキ
﹂
!
シーナはランスの盾で雷光虫を弾いた
!
難していった
﹁カナン・・・﹂
﹁愛する人を守っただけよ
﹂
?
﹁アカツキは
﹂
﹁君は随分と鈍感だねぇカズキ﹂
﹁シーナの事
﹂
ジンオウガはかなりのダメージを受けたらしく違うステージへ避
ジンオウガの後ろから爆発音がした
ドコォォン
キを踏み潰そうとした
ジンオウガはシーナもろともとどめをささんばかりに前足でカズ
!
﹂
その瞬間かわそうとした雷光虫は軌道を変えてカズキに直撃、カズ
?
カズキは逃げる、後ろを向かずに・・・
﹁わかった
!
!
カズキは体が思うように動かない
?
!
?
?
29
!
?
﹂
﹂
﹁なんでも、ジンオウガに大ダメージを与えるためにどっか行ったわ
よ﹂
﹁んじゃ、放置で良いか
﹁そうね﹂
﹁カナン、さっきの爆発音は
﹂
﹁ジンオウガ後ろがら空きだったから大タル爆弾をこんな風に投げた
わ
︵ ・︳・︶ノΞ●∼*
﹂
﹁どうして大タル爆弾を投げなれるんだ
﹁体が勝手に動いたわ﹂
﹁すごいね︵棒︶﹂
﹁ありがとうカズキ﹂
﹂
﹁カナン、カズキは多分褒めてないぞ﹂
﹁良いのよ﹂
﹁ジンオウガはどうする
﹁殺りましょう﹂
﹁・・・わかった﹂
﹁あれ、ジンオウガいないし﹂
﹁誉めていいニャ﹂
﹁アカツキはいつの間に・・・﹂
たニャ﹂
﹁落とし穴仕掛けてタルG5∼6個爆発させたら足引きずって逃げて
?
アカツキは頭を出してくる、きっと頭を撫でてほしいのだろう
ゴツッ
30
?
?
?
﹁いたいニャ∼
なにするにゃ
﹂
﹂
﹂︵シーナ、カナン︶
﹁そんな事したらこの小説の意味がないだろ
!
?
﹁了解︵`◇
︶ゞ﹂
﹁顔文字可愛いね﹂
﹁なっ、か、かわいいって俺は男だぞ
事捕獲された
そしてドンドルマ
マジか、やったぁ﹂
﹁この私、シーナもこのチームに入ることにしたからな
﹁えーっ
﹂
カナンは罠を置きカズキは捕獲用麻酔玉を投げてジンオウガは無
﹁わかった﹂
﹁そろそろ捕獲した方がいいぞカナン、カズキ﹂
﹁ふふっ﹂
﹂
﹁罠を私は置くからカズキは捕獲用麻酔玉を投げて﹂
﹁ジンオウガ寝てるね﹂
﹁了解よ﹂
﹁じゃあ、ちゃっちゃと捕獲して帰りますか﹂
﹁カズキ、メタい発言はやめましょうね
!
!
今日はシーナが仲間入り、カナンはあまり嬉しそうにない、何故だ
カズキの日記一日目
かも・・・私だって大きいのに・・・﹂
﹁恋の敵にならないといいけど・・・なったら厄介ね、私より胸がある
!
31
!
´
万歳するカズキ
!
ろう
ジンオウガ戦で疲れたのかな
まあ、初ジンオウガ狩猟で嬉し
?
?
いな、後、ジンオウガの双剣ハタタカミって言うのを作った。明日は
白い謎の物体を黙々と磨く予定かな
32
?
Let
sショッピング
ジンオウガ捕獲から3日後
﹁カナン、シーナ、起きてくれ﹂
シーナが来てからカナンと一緒に寝なくなりほっとしたような残
念なような
﹁うにゅ・・・後五分だけ﹂
これがあのいつもクールなシーナである。普通の人なら悶えるだ
ろうが俺はそんな事知らん。
﹁カナン、お前も起きろ﹂
﹁後1時間だけ・・・﹂
﹁なげえよ、第一二人とも、今日はなんの日だよ﹂
﹁デートは午後よ・・・﹂
﹁カナンは支度が遅いことが多いからな、て言うか速いのを見たこと
﹂
﹂
!
﹁なんで二人で下着なんだよ﹂
﹂
﹁昨日の夜は暑かったし﹂
﹁エアコン
﹁掃除めんどい﹂
﹁・・・﹂
﹁て言うか下着姿見ないで変態
﹁理不尽すぎるだろ﹂
﹂
﹁ドンマイ、カズキ﹂
﹁シーナも服きれば
?
﹂
33
がないぞ﹂
﹂
﹁カズキは朝ご飯でも作ってて・・・﹂
﹁もうとっくに出来たよ
﹁きゃぁ
﹁起きろって言ってんだろ
もう知らん布団を引ったくるしかないか
!
悲鳴をあげた二人、いつもなら文句を言うはずなのに
!
カナンはカズキを殴っていった
!
!
﹁なにじろじろ見ているんだ
この
変態
﹂
!
カズキは倒れた
﹁理不尽すぎるだろぉぉぉぉぉ
﹂
ランス使いのシーナの電光石火の突きはカズキの溝うちに命中し
!
ない
﹂
﹁その前に殴っていった事を謝ってほしい﹂
﹁ベッドに入ったの﹂
﹁そんなわけないだろ﹂
﹂
﹂
﹁女子が寝た後のベッドが合ったら入らないなんて﹂
﹂
﹁損なわけないだろ﹂
﹁︵ ^∀^︶
﹁いや、その﹂
﹁名案ね﹂
﹁そうね﹂
﹁理不尽だぁ
﹂
﹂
カズキ、縛られ中・・・
﹁さあ行きましょう
﹁そうね﹂
カズキ
3分縛っただけじゃない
﹂
﹂
?
﹁・・・﹂
﹁いつまで怒ってるの
﹁カナンの辞書に理不尽という単語はないのか
?
﹂
﹁どうせ、カズキは私とカナンの寝た後のベッドで満喫してたんじゃ
﹁カズキ、なんでそんな遅いの
﹂
カズキが起きたのは20分後だった !
?
﹁だってカズキは・・・Mだし︵だもの︶﹂
﹁Mじゃねぇ
?
?
?
?
34
!
﹁カナン、カズキを縛っていろいろしましょう
?
﹁ご飯を食べてカズキを縛ってそれからデートに行きましょう
!
!
?
?
﹁あるわけないじゃない
﹂
﹁そーですかー﹂
﹁流さない
﹂
﹁カナンが悪い ボソッ﹂
?
カ・ズ・キ
?
何でもないですよぉ﹂
﹁なんか言ったかしら
﹁はいぃ
ならいいわ﹂
﹂
?
!
﹁服買いに来たの
﹂
﹁そうね﹂
﹁私を省くな
﹂
﹂
これなんてどう﹂
﹁はいはい﹂
﹂
﹁そろそろ買い物しようか
﹁怒るぞ
カナンも同情してくる
﹁そうね﹂
﹁シーナだし﹂
﹁失礼だと思わないか﹂
﹁シーナもか、意外だ﹂
﹁私も興味はあるぞ﹂
﹁そうですか∼﹂
﹁私服が欲しいの﹂
?
﹂
?
私はどうだ﹂
カナンの黄緑のワンピースより似合っている
シーナは水色のワンピースを着ていた
﹁カズキ
けどな∼、なんでだろ、たまに性格悪いんだよな、カナンは︶
︵毎回思うけどカナンはこう、優しかったり純粋に笑えば可愛いんだ
﹁ありがとう、カズキ﹂
﹁良いと思うよ
カナンは黄緑のワンピースを着ている、かなり似合う。
﹁カズキ
!
?
カズキ、カナン、シーナ移動中・・・
﹁そう
!
?
?
!
35
?
﹁おっ
似合うぞ﹂
﹂
万の桁いってるよ
﹁そうか///ありがとう﹂﹁評価しただけだよ﹂
苦笑するカズキ
こうしてカズキ達は買い物を終えた
﹁なんで俺が払うんだよ、しかも全額
﹁美少女になにか買うのは当然よ﹂
﹁自分で言うか・・・﹂
カズキはやれやれと金を払う
﹁もうカナンと買い物なんか行かない
カズキはちょっと怒った、すると
許してくれ﹂
﹂
ツゥー、っとカナンの目から頬に一粒の滴が落ちた。カズキは流石
に不味いと思った。
﹁すまん、冗談だよ
ダキッ
カナンはカズキにハグをした
ンに近ずくと
カナンはカズキに手招きをした。カズキは疑問に思いながらカナ
﹁ごめん・・・﹂
カナンはうずくまったままだ
!
﹂
?
シーナは﹂
﹁そっか﹂
﹁夜ご飯作ってるわ﹂
﹁あれ
﹁ふふっ﹂
﹁カナンのバカぁ︵泣︶﹂
﹁帰りましょう﹂
﹁そんなぁ・・・﹂
カナンがカズキより上手だった
﹁目薬よ、カズキが会計中にやったわ﹂
﹁あの滴は・・・
﹁カズキは嘘泣きに弱いね﹂
﹁えっ・・・﹂
!
36
!
!
!
!
?
﹁早く帰りましょう﹂
﹁そうだね﹂
空はかなり暗くなっていた
37
これは、フラグですね
家に帰ったらシーナとアカツキが料理を作って待っていた。
﹁カズキ、遅いぞ、料理が冷めたらどうする﹂
﹂
﹂
﹁すまないな、シーナ。でも・・・﹂
﹁でも
﹁俺は悪くない
ガコン
シーナはカズキにあ
部屋に鈍い音がした、カズキはフライパンで殴られた︵シーナでは
なくアカツキが︶
﹂
﹁嘘つきはいかんニャ﹂
﹁痛てえよ
﹂
﹁偶然カズキがカナンを泣かせたのを見たニャ
げるからカナンを寄越すニャ
ドコオォォォン
︶b ︶
今度はアカツキがカナンとシーナに殴られた︵無論グーで︵o^│
!
!
!
!
﹁アカツキ
私はカズキの事しか好きにならないわ﹂
﹁カズキは黙っていなさい
﹂
二人に怒られた、俺は悪くないはずだ
﹁・・・﹂
アカツキは壁に埋まっていた。壁フェチか
﹁なわけないじゃない、殴ったら埋まったわ﹂
﹁助けるべきか否か﹂
﹁助けるべきではないと思うぞ﹂
﹁りょーかい﹂
?
!
﹁それより腹減ったから何か食べようぜ﹂
アカツキはHPが一割以下だ、まあ、知らんな
﹁助けてニャ・・・﹂
﹁というよりお前らは猫に物扱いされてる件について﹂
!
38
!
?
﹁調子にのるな赤猫、私はアカツキよりカズキの方が好きだ﹂
'
﹁そうだな﹂
﹁そうね﹂
﹂
﹁ご馳走さま∼﹂
﹁旨かったか
﹁もちろんさ﹂
﹁また今度作るな﹂
﹁ありがとう、シーナ﹂
﹂
﹁カズキが素直に喜ぶとは・・・明日はラオシャンロンがこのドンドル
マを壊しにくるな﹂
﹁ひどいよ、シーナ
﹁ははは︵^∇^︶﹂
﹁布団を敷けばいい﹂
。
︶﹂
﹁良いわね、シーナ﹂
﹁はあ︵
﹁その顔文字イラッとくるわ﹂
﹁そうだな、殺るか﹂
﹂
﹁殺らないで﹂
﹁ヤらないで
﹁違うぞ、カナン﹂
シーナ、カナン﹂
﹁そんなベッドでかくないので却下﹂
﹁お、良いな、私も寝かしてくれカズキ﹂
﹁カズキ∼、たまには一緒に寝て∼﹂
﹁そこは笑わないでよ﹂
!
﹁明日はクエストに行かないか
﹁良いわよ﹂
﹁賛成だ﹂
39
?
?
?
﹁じゃあ明日だな﹂
﹁そうね﹂
?
?
﹁じゃあお休み∼﹂
﹁ベットに行かない
﹂
﹁一緒に寝てもらうぞ﹂
﹁・・・﹂
﹁OK出たわよ﹂
﹁何も言ってないが﹂
﹁カズキは恥ずかしがりだから黙っちゃうのよ﹂
﹁成る程、そういうことか﹂
﹁おやすみ∼カズキ、シーナ﹂
﹁おやすみ∼﹂
﹁・・・おやすみ∼﹂
﹂
翌日、カズキ、カナン、シーナ、アカツキは集会所にきた
﹂
﹁なんのクエストにするかな
﹁これなんてどうだ
﹁賛成ニャ﹂
﹁ありがとう、アカツキ
﹂
﹁未環境なんて、変な敵でるよ∼、やめとこ﹂
﹁未環境の古代地、良いわね﹂
?
未環境にいくニャ﹂
!
﹁じゃあ、これにサインして﹂
﹁わかりました﹂
シーナはペンでサインカナンはどこから出てきたのか、判子をアカ
ツキは肉球スタンプをした ﹁カズキもサインしなさい﹂
﹁なんか、変な予感がするんだよな﹂
40
!
?
□`;︶﹂
﹁何いってるニャ
﹁え∼Σ︵
!
﹁すみませーん、三人と一匹で古代地行ってきます﹂
´
﹁知らないわ、行くわよ﹂
カズキもサインした︵力ずくでだが︶
﹂
﹁って、四日もかかるのかよ
﹁了解よ、シーナ﹂
﹁へーい﹂
﹁行くぞ、カズキ、カナン﹂
の狩りに生きるをだらだら読むしかなかった︶
6時間後・・・
︵アカツキが全員分やってしまっていたのでアカツキ
﹁わかったわ﹂
﹁後6時間か、了解﹂
﹁出発は午後3時な、カナン、カズキ﹂
﹁そうじゃないんだよ、カナン﹂
﹁ファースト使ったからキスはなんでも良いわ﹂
﹁自分のルックスをそんな風に使わない方が良いぞ﹂
アカツキはどこかへ行ってしまった︵どうせ家だろ︶
﹁了解ですニャ∼﹂
カナンはアカツキのほっぺにキスをしながら言った
アカツキ﹂
﹁大移動の準備をしてくれる
!
カズキたちは未環境土地へ向かった
41
?
新しい土地、初めての古竜
今は移動中の馬車の中
﹁未開拓地だからなんかあるかな
﹁新しい武器とかありそうね﹂
﹂
﹁新しい武器と言えばそういえばまだ白い塊磨いてないよ﹂
﹁あ・・・忘れてたわ﹂
﹁このクエスト終わったら磨こう、シーナも手伝ってね﹂
﹁わかった、カズキが言うなら手伝おう﹂
﹂
﹁ありがと、シーナ﹂
﹁私も手伝うのに
﹁シーナ
カナン
﹂
﹁これは⋮⋮モンスターの霧じゃないか
﹁え
﹂
﹁声を出すな
気づかれたら終わりだ﹂
﹁洞窟に逃げるわよ﹂
﹂
!
﹁はい
﹂
﹁カズキ、落ち着いて聞け、あれは古竜、オオナズチだ﹂
﹁カナン、シーナあれはいったい
﹂
﹁うわっすごい霧だね、カナン、シーナ﹂
かなり進むと
﹁わかってるよ、ありがとカナン﹂
?
?
﹁カズキ逃げるぞ︵わよ︶﹂
?
﹁うん﹂
﹁お前じゃ勝てん、私でも、カナンでも﹂
42
?
?
!
?
﹁言いたいことはだな﹂
?
﹂
奴はドンドルマの撃退クエストにもでてくるかなり強い古
﹁三人いても
﹂
﹁馬鹿者
竜だ
?
﹁ダルい∼
﹁シーナ
足が痛いよ∼﹂
足揉んで﹂
︵カズキ、カナン︶﹂
﹁俺だって揉んでほしい﹂
﹁カズキ
﹁走れっていったのはシーナじゃない
﹁いきなり走ったからだろ﹂
﹁カナン、俺だって足痛いよ﹂
!
﹂
﹁ガンナー用武器出たらいただくわよ﹂
﹁白い塊磨くの大変だな
翌日⋮⋮
﹁おやすみ∼カズキ、カナン﹂
﹁じゃあ、私も寝ようかしら﹂
﹁だりい、俺は寝るぞ﹂
﹁私だって揉んでもらいたいのだが⋮﹂
!
カズキたちは何事もなかったかのように帰った
﹁わかった、帰ろう﹂
﹁今日は帰りましょう、オオナズチがいただけで立派な調査報告よ﹂
﹁そんな⋮⋮﹂
﹁無理ってことよ、カズキ﹂
!
!
!
43
!
﹁ランス出たら貰うぞ﹂
﹂
文句あんのかしら
﹁ハア
﹁ん
﹁これは、ランスよ
﹂
あるなら聞くわよ﹂
﹁︵ったく⋮磨かせろって言ったのあの二人からなのに︶﹂
﹁初めからそういえばいいのよ﹂
﹁無いっす、手伝ってくれてマジ感動っす﹂
?
﹁良いぞ﹂
﹁良いんじゃないかしら
?
片手剣か、強そうだしその辺のハンターにでも売っとくか﹂
﹁ありがと、貰う﹂
﹁これは
﹂
視線を合わせるカズキとカナン ﹁マジか、それは私にくれ﹂
!
﹂
﹂
﹂
﹂
﹁お前らは鬼か
﹁名案だな﹂
﹁売りましょう
﹁ありがとう
﹁ふーん、って大剣だわ﹂
わ﹂
カナンむっちゃ嬉しそう ﹁当然よ、ボウガンなんて滅多に来ない
﹁そうね⋮⋮⋮これはボウガンよ﹂
?
﹂
﹁もうやだ、こんなの﹂
﹁もう半分は面白みで﹂
﹁半分
﹁冗談半分よ、はい﹂
﹁泣くぞ、俺﹂
﹁当たり前だな﹂
﹁ハンターよ
?
!
!
?
44
?
?
!?
シーナ、発掘に行っきまーす︵笑︶
﹂
﹁カナン発掘した大剣見せて﹂
﹁良いわよ
﹁そうね﹂
?
﹂
﹂
?
﹂
?
たわ﹂
御愁傷様である ﹁さて、疲れたし風呂にでも入ってくるかな
﹁私もいK﹂
﹁だめだ﹂
﹁ひどいわ、カズキ∼﹂
﹁異性だからだめだ﹂
﹁そう、いってらっしゃい﹂
﹁ああ⋮﹂
?
﹁なにか罠があるから
﹂
かしらね﹂
﹁なんか、あっさり引き下がったなカナンは﹂
﹂
﹁シーナと同じく大地の結晶がたくさんいるから取りにいってもらっ
﹁まあ、って
﹁まあ、強いわよ﹂
﹁ボウガンは
﹁そうね、簡単には死なない人だし﹂
﹁まあ、良いか﹂
﹁ええ﹂
﹁一人で
﹁風化してたから大地の結晶がたくさんいるから取りに行ったわ﹂
﹁シーナのランスは
﹂
﹁切れ味は良く攻撃力も高い⋮属性は麻痺かなり強いな﹂
?
﹁そうだね⋮⋮⋮ってカナン
!
?
45
?
﹁どうしたの
﹂
﹁一緒に入らないって﹂
﹁だ∼か∼ら∼、私は一人で入ろうかな∼って思っていたらカズキが
た∼ま∼た∼ま∼いただけよ﹂
﹁絶対嘘だ﹂
﹁背中洗ってあげるわよ﹂
﹁︵たまには、良いか︶お願いするよカナン﹂
﹁まかせなさい﹂
カナンはタオルに洗剤をつけて洗い始めた
﹁あー、気持ちいい﹂
﹁んっ、くぅ﹂
﹁カナン⋮⋮甘い声を出さないでくれ﹂
﹂
﹁力を入れてるからしょうがないじゃない﹂
﹁まあ、そうだね﹂
﹁体重かけても良い
﹂
﹁力が入るならね﹂
﹁えい
?
カナン﹂
カナンはカズキの上に転んだ
﹁痛てて、大丈夫
﹁ええ﹂
﹁あれってなにかな∼
﹁いや、ね﹂
カ・ズ・キ
﹂
?
﹁そろそろ出るね
﹂
﹁そうじゃないのに﹂ボソッ
﹁それはカナンが俺の腹筋に力を加えてるからだよ﹂
﹁なんかカズキの下が硬いわ﹂
?
﹁カナン⋮⋮離れてほしいな⋮⋮ちょっとアレなんで﹂
りにあることに気がついた
そのときカナンの柔らかい二つの大きな膨らみがカズキのお腹辺
?
?
46
?
そんなにいきなり力が入ったら危ない⋮⋮﹂
﹁カナン
!
﹂
﹁きゃぁ
!
!
﹁わかったわ、カズキ﹂
﹁危なかった、理性が吹き飛ぶところだったよ﹂
﹁素直じゃないわね、カズキも﹂
﹂
!
鉱石もたくさん入っていた
﹂
﹂
﹁これは⋮⋮ピュアクリスタルじゃないか、シーナ
﹁この綺麗なやつか
﹁レアすぎるわよ、シーナ
?
47
﹂
!
﹁この日常を壊したくは無いんだ﹂
﹁おーい、カナン、カズキ、ただいま∼
﹂
凛々しすぎるシーナの声が響いた
﹁お帰り、シーナ﹂
﹂
﹁大地の結晶はたくさんとれた
﹁これを見てくれよ
?
シーナの袋のなかには大地の結晶がたくさん入っており、また他の
!
?
﹁じゃあ売るかな
﹂
﹁﹁そのくらいならほしい︵わ︶﹂﹂
﹂
﹁そこまでレアなら持ってるか、自分で﹂
﹁﹁はあ、結局か﹂﹂
﹁二人してなんだ、それは
﹁そうね、そうしましょう﹂
﹁今日は夜遅い、武器は明日強化しよう﹂
!?
カズキも寝る準備をして眠をとった
48
?
ユクモ村、緊急要請
アカツキの荷物纏めて﹂
今は朝の6時30分、いつも起きる時間
﹁アカツキ、どうしたの
だといいんだけど﹂
﹁入るぞ∼、絶対寝てるけど﹂
カズキも隣のシーナの部屋に来た
﹁シーナは俺が起こしてやるか﹂
いった
るだろう、アカツキはやれやれと言わんばかりに渋々と階段を登って
やっぱりカナンを起こすのは大変である、アカツキもそう思ってい
﹁⋮⋮⋮わかったニャ﹂
﹁アカツキ、カナンを起こしてきて﹂
﹁なんでもないニャ∼﹂
﹁
﹁なんでもないニャ∼、荷物整理してただけだニャ∼﹂
?
シーナ
﹂
シーナ=寝ている=いつも通り=︵笑︶
﹁起きろ
!
﹁知らん﹂
﹁マジで寝てたぞ﹂
﹁冗談だ﹂
﹁起きろよ、マジで﹂
﹁Zzz﹂
﹁\︵^o^︶/オワター﹂
﹁だが、断る﹂キリッ
﹁⋮アカツキの時も速くしてくれ﹂
﹁しょうがない、カズキに言われたら起きるか﹂
結構真面目な感想だ
﹁カナンは起こすのに骨が折れる﹂
﹁んっ⋮カズキか、アカツキじゃないのは珍しいな﹂
!
49
?
なんだかんだで朝飯
﹁アカツキは最近家事しかやらなくなったわね﹂
﹁しょうがないニャ∼、オオナズチの時はまだ土地が新しいからアイ
﹂
ル∼はいっちゃだめって言われたニャ﹂
﹁白い塊磨きは
﹁おかわり
﹂
﹁⋮⋮⋮旨いな﹂
﹁本当だ、カズキ、これは旨い
﹂
﹁カズキ、この炒め物旨いわよ﹂
﹁⋮⋮⋮いたいニャ﹂
直後、アカツキの頭に拳骨が落ちてきた
﹁ダルくてやってないニャ﹂
?
!
﹂
﹂
?
﹁どうなっても知らないわよ
﹂
﹁⋮⋮ジンオウガ殺ったからナルガクルガってやつにいこう﹂
﹁わかったわ﹂
﹁んじゃ、明日に向けて今日は解散で﹂
﹁﹁良い︵わよ︶﹂﹂
﹁明日さ、クエストいかないか
﹁さあ、朝食食べたし発掘武器強化に行きましょ﹂
﹁﹁⋮⋮⋮おい、﹂﹂
﹁作者が太らせないだけ﹂
﹁本当は
﹁私は世界理論で太らないわ﹂
﹁カナン、食べすぎると太るぞ﹂
!
﹁大丈夫だ、問題ない﹂
?
50
?
・・・シーナ・・・
﹁ランスで行くべきか否か﹂
ナルガクルガは早い、ランスやガンランスは少し遅いため別のにす
るか迷っている
﹁迷っても仕方ないな、いつもどうりランスでいこう、
︵アレ︶を持っ
ていってな﹂
・・・カナン・・・
﹁ライフルは確定、銃弾はLV2、3通常弾、LV2、3貫通弾、後は
﹂
ナルガクルガに良く効く雷撃弾、そして・・・LV2睡眠弾、後は大
タル爆弾Gを4個位かな
に向けて砥石を使い剣の切れ味を最大にした
・・・アカツキ・・・
﹁久しぶりのクエストだニャ、気を引き締めていくニャ
後は仲間の
!
51
・・・カズキ・・・
う・・・
!
カズキは壁に掛けてある発掘武器⋮その名は輝剣だ、カズキは明日
﹁よし、迷ってもしょうがない
﹂
相 手 は 速 い、な ら ば 発 掘 武 器 の 麻 痺 が つ い て た あ の 大 剣 を 使 お
?
﹂
6 閃光玉
援護で回復笛、シビレ罠、生命の粉塵⋮こんなもんかニャ∼
4
5
10
4 大タル爆弾G
1 5 砥石
2 シビレ罠
1 閃光玉
10 閃光玉
2 回復薬グレート
シーナ↓ランス︵発掘武器、合戦槍︶
5 アイテム、大タル爆弾G
砥石
シーナ↓ライトボウガン
アイテム↓回復薬グレート
4︵笑︶
10 シビレ罠
カズキ↓大剣︵輝剣︶
回復薬グレート
1 生命の粉塵
﹂
カズキ達は集会所に行こうとした・・・その時
プルルルル、プルルルル
カナンの電話がなった
大変よ
が青ざめた
﹁カズキ
﹂
1
6位
ユクモ村からの緊急要請でちょっと異常な感じの
﹂
⋮でもユクモ村にも俺たちよりは弱いけどハンター
ナルガクルガが村を襲おうとしてるわ
﹁嘘だろ
いるじゃん
×
!
!
﹁間に合うか
今からでも3時間はかかるぞ
﹂
﹁⋮⋮⋮全滅よ、負傷者三名、死亡者二名、行方不明者一名、壊滅的よ﹂
!?
?
?
52
?
×
???×
話の相手はユクモ村の村長らしい、話をしていると急にカナンの顔
×
×
×
×
×
×
×
アカツキ↓ニャン剣ジンオウガ
アイテム↓回復笛
である。
×
×
???×
﹁さあ、ナルガクルガの狩猟に行こう
×
!
×
×
×
!
!?
﹁だから気球に乗ろうとしているのよ
﹁3時間はどうするんだ﹂
﹂
!
﹂
﹁⋮⋮⋮ユクモ村によっていたハンターが交戦中よ、急いでユクモ村
に行くわ
カズキ達はユクモ村へ急いだ
53
!
アリスとユクモ村の被害
カズキ達はユクモ村についた
急いで﹂
悲惨、それ以外なんとも言えなかった、住宅は燃え、所々温泉水が
こぼれている、ナルガクルガが暴れた跡だ
﹁なんなんだ、これ﹂
カズキは悲しみのあまり膝を地面についた
﹁カズキ、落ち着いて﹂
なんて言うカナンも泣いていた
﹁故郷が⋮あんまりだニャ⋮⋮⋮﹂
アカツキは悲しんでいたが目は怒りに満ち溢れていた
﹁これは、悲惨すぎるぞ﹂
シーナもここまで酷いのはあまり見たことがない
いう
﹁大丈夫か
君﹂
﹂
ナルガクルガはどこへ
カズキはアリスに声をかける
﹁あれ
﹁飛んでった﹂
﹁君は
﹂
﹂
54
﹂
応援が来ないじゃないの、村長さま
!
ナン、シーナも後をおった
もう
!
聞こえなくても叫んでいたハンター、操虫棍の使い、名をアリスと
﹁きゃっ
﹂
カズキは急いで走り出した、それを追いかけるようにアカツキ、カ
!
﹁そうだ、村長
﹂
それよりナルガクルガは﹂
探しました。来るのが遅すぎますよ
カズキは無我夢中で村長の元へ走り出した
﹁カズキ
﹁すみませんでした
?
!
﹁ここを左に行ったところの丘に一人のハンターがいます
!
!
!
﹁あら、そうなのですか
?
?
口調がお姫様の貴族生まれ、それがアリスだ
?
?
?
﹁アリス・ナタールと申します、アリスと呼んでください﹂
大丈夫
﹂
﹁僕はアメリア・カズキ、カズキで良いよ﹂
﹁カズキ∼
!
﹂
?
ルですわ﹂
?
﹂
﹁私たちも行くわよ
﹂
と言ってるとカズキとアリスは武器を取った、ナルガクルガだ
﹁﹁﹁女たらしね︵ニャ︶﹂﹂﹂
﹁これは⋮⋮⋮﹂
とアカツキ
﹁ご主人様は美少女と遭遇しやすいですニャ﹂
﹁カズキはカナンの物じゃないぞ﹂とシーナ
﹁なんか良い雰囲気しちゃって⋮⋮カズキは私の物なのに﹂とカナン
なんて会話している後ろでは⋮⋮⋮
﹁もちろんですわ﹂
れる
﹁そっか、まあナルガクルガ討伐しにいかないと、アリスも同行してく
﹁私の村だけなので﹂
﹁はじめて聞く武器だなぁ﹂
﹁これは私の生まれた土地に伝わる操虫棍と言います﹂
﹁その武器はなんなの
狩猟笛でなければ太刀でもない﹂
﹁すみません、名を名乗っておりませんでしたね、私はアリス・ナター
とカナン、
﹁そこの子は
﹁カナン、シーナも、大丈夫だよ﹂
?
!
55
?
﹁はぁぁぁ
﹂
﹂
カズキは大剣で斬りかかり⋮⋮⋮足に直撃するはずだった
﹁ギャァァァ
攻撃した
﹁ぐはっ
﹂
ナルガクルガは尻尾から刺のような物が出てきてカズキの横腹を
!
?
刺がカズキの肉に刺さった
大丈夫ですか
!
と
!
﹂
!
﹁ニャ
﹂
﹂
と風が起きた。否、ナルガクルガがアカツキの背後に飛んだのだ
アカツキは怯んだナルガクルガに爆弾を投げかかった所へゴォッ
﹁いくニャ
カナンの貫通弾は見事に翼を破り、ダメージが入った
﹁くらいなさい
今度はカナンのLV2貫通弾がナルガクルガの翼を狙った
﹁ギャァァァ
﹂
﹁ありがとう、平気だよアリス﹂
﹁カズキさん
﹂
直撃しても尻尾によるぶっ飛ばしは無かったがレウス防具を破り
!
﹁危ないぞ
アカツキ﹂
﹂
!
の行動によりある影響が起こることも知らずに⋮⋮⋮
シーナはナルガクルガに突撃を放った、ナルガクルガがシーナの今
﹁気にするな、さあ、行くぞ
﹁危ないニャ⋮助かったニャ、シーナさん﹂
キーンと金属音、シーナの合戦槍の盾がアカツキを守った
!
56
!
!
アカツキにナルガクルガの固い鋭利な翼が襲いかかる
?
⋮
﹂
さらばアカツキ、また会う日まで⋮⋮⋮
﹁ニャ
!
﹁みんな
一回逃げるニャ
﹂
!
﹁ギャァァァ⋮
﹂
訳もわからずカズキ達は洞窟へ避難した⋮⋮すると⋮⋮⋮
!
アカツキは上に何かを見つけた
?
﹂
?
﹂
﹁あ れ が ゴ ア マ ガ ラ ⋮ な の ⋮⋮ 母 さ ん ⋮ 父 さ ん ⋮⋮⋮⋮ ユ ル サ ナ イ
カナンはおもむろに言い放った
﹁あれは⋮⋮ゴアマガラ
見たこともない、黒き衣を纏いし竜が現れた
!
カナンの親を殺害したモンスター、それがゴアマガラだ
﹁アレがゴアマガラ、聞いたことがあります。古文に書いてありまし
た。ゴアマガラ現れし時、多々モンスターの生態を変え、ハンターを
襲うと⋮⋮⋮カナン様、今は、ゴアマガラと戦うことはありません⋮﹂
とその時だった、ゴアマガラのウイルスがナルガクルガを襲った
﹁ギャァァァ⋮⋮﹂
﹂
ナルガクルガはウイルスに飲み込まれ、全体に紫のオーラがまとわ
り付いた⋮⋮⋮
﹁グァァァ⋮⋮
﹂
﹂
ナルガクルガはカズキ達を見つけ、獲物と認識した⋮
﹁まずいな⋮⋮離れるぞ、このクエストはリタイアだ
とシーナ
﹁私も賛成よ﹂
とカズキ
﹁だめだ、ゴアマガラはいなくなった。なら勝機はある
!
わ、私達がここで食い止めないと⋮⋮ユクモ村が⋮﹂
﹁カナン様怖いですわ⋮⋮⋮でも、カナン様とカズキ様には賛成です
と言う名のオーラを纏っていた
まるでナルガクルガのオーラよりドス黒い、ウイルスより強い復讐
!
!
57
!
そうだ、ここはユクモ村周辺、ここで逃げると話にならない
﹁わかった、戦いざるを得ないな﹂
はああああ
﹂
するとアリスが動いた
﹁っ
﹁たあっ
﹂
いつものおっとりとしたのとは裏腹、狩りの時は本気だ
!
だ
﹁やあっ
﹂
!
﹂
!
﹁アカツキ
大丈夫か
おい、返事をしてくれ﹂
アカツキはその場に倒れた
﹁ニャァァ∼⋮⋮⋮﹂
中を軽く切りつけられた
アカツキは剣を振りかざす⋮⋮直前で後ろから迫る鋭利な翼に背
シーナはランスで尻尾に斬りかかり
カナンは通常弾を頭に放ち
カズキは大剣を振りかざし足を切り裂き
﹁僕たちもアリスに加戦しないと⋮⋮行くよ
そのまま斜めに右、左と、ナルガクルガの背中、頭を切りつける
たあっ
アリスは操虫棍の下の部分を地面に押し付け、反動で空を跳んだの
!
!
!
﹁えっ
﹂
﹁旦那さん⋮⋮逃げるニャ⋮⋮⋮﹂
カズキは武器をしまい、アカツキの肩をゆらす
!
ドカッ
と鈍い音
﹁ぐっ、ああぁぁぁ
﹂
﹂
!
ナルガクルガは睡眠薬が効き眠った
﹁ァァァ⋮⋮﹂
フに睡眠薬を仕込んだナイフを投げた、すると
シーナはここぞとばかりに持ってきたアイテム、眠りナイフ、ナイ
﹁くそっ⋮⋮そうだ、皆、離れろ
カズキは背中に刺の付いた尻尾で叩きつけられた
!
!
58
!
ナルガクルガの、尻尾が迫っていた
?
﹂
今のうちに逃げるぞ
しっかりして
﹁3分だけ寝ている
﹁カズキ
﹂
!
﹂
!
﹁⋮⋮⋮にゃ⋮ここは﹂
﹁アカツキが目を覚ましたわ
!
カズキ
﹂
!
とアリスが叫ぶ
﹁しっかりしなさいよ
!
﹂
アリスも傷ついたアカツキの背中に薬草を塗りつける。
﹁アカツキさん、しっかり
カナンは薬草を背中に塗りつける
!
!
あっ
﹁カズキっ
﹂
﹂
背中に手をやるなぁ
カナンはカズキに抱きつく
﹁痛い痛い
カズキはカナンに叫ぶ
﹂
お前が、オトモとして、アイ
なにがオトモ失格だ、だよ。どれだけお前が必要な存
﹂
在かも知らずになにが⋮⋮なにがだよ
!
ルーとして、そして⋮⋮⋮
!
!
﹁ふざけるな
その言葉にカズキは苛立ちを覚える
傷つくなんて﹂
﹁⋮⋮旦那さん、僕はオトモ失格だにゃ⋮⋮自分のせいで旦那さんが
﹁⋮⋮アカツキは﹂
﹁⋮ごめんね、でも目覚めて嬉しいわ﹂
!
!
!
59
!
カナンはカズキに泣き叫ぶ。そして、カナンの一粒の涙が傷に染み
込み
﹁っ
!
カズキは傷に染み込んだ痛みに反応し、目覚めた
!!
お前が必要な存在だからだぁぁぁぁ
泣き叫びながらアカツキに言い放った
﹁仲間として
﹂
!!!
るニャ
﹂
﹂
﹁ああ、言っただろ
﹁アカツキ
﹂
アカツキは泣き叫びながらカズキの胸に飛び込んだ
﹁旦ニャさ∼ん
お前が必要な存在だとっ⋮⋮⋮﹂
﹁うっ、ニャッ、だ、旦ニャさん⋮⋮こんな、僕でも、必要としてくれ
!
﹂
﹂
﹁うわぁぁぁぁぁっ
﹁ニャァァァァっ
!
だがっこれは⋮⋮泣けるぞっ⋮⋮⋮
互いに抱き抱えあった
なのかな
!
!
?
ね、こう言うのは﹂
とカナン
﹁この狩チームは良い仲間なのですね⋮⋮うっ
仲間の絆に号泣、アリス
そのときだ
﹁﹁ぐぅーー﹂﹂
っとカズキとアカツキのお腹が鳴った
﹁﹁腹減った︵ニャー︶﹂﹂
うっ
﹂
!
と言うとカズキとアカツキ︵胸の中︶はそのまま目を閉じた⋮⋮⋮
﹁﹁すまないな︵ニャー︶﹂﹂
﹁カズキとアカツキは休んでいろ﹂
もう夜7時30分、お腹も皆空いている
﹁そうね、そうしましょう﹂
﹁もう夜だな、この洞窟で狭いが一夜を明かそう﹂
!
﹁うっ、良いなぁーカズキの胸の中に甘えるなんて⋮⋮⋮でも、良いわ
とシーナは半泣き、意外にもシーナは感動的物語に弱かった
﹁青春
﹂
書いてありましたカズキも負けじとアカツキを抱き抱える
!
30分後だった⋮⋮
60
!
!
?
?
﹁いい加減
とアリス
﹁うん⋮⋮
﹂﹂
起きなさぁい
﹂
﹁これは⋮⋮﹂
﹁﹁飯だ︵ニャ︶
は
﹂
﹂
﹁ブルファンゴのステーキだぁぁぁぁ
﹁いただくニャー
二人は食べようとする、が
﹂
﹂
アリスだった
﹁まだです、手を洗いなさい
飯の時は厳しい
﹁﹁はーい︵ニャ︶﹂﹂
﹂﹂﹂﹂
﹁それでは、いただきます
とアリス
﹁﹁﹁﹁いただきます
それは俺のステーキ
﹂
カズキ達は食事を楽しんだ⋮⋮⋮
﹁アカツキ
﹁早い者勝ちだニャー﹂
!
私のステーキ
﹂
﹂
﹁じゃあカナンのステーキ貰いっ
﹁あーっ
﹂
﹁あっ、俺の魚を盗るなぁ
﹁お互い様よ
﹂
このっ
﹁まだいっぱい有るのだから喧嘩しない
!
﹂
﹂
サシミウオの丸焼き、ガーグァの新鮮な卵、そして何よりだったの
目の前にあるのは美味しそうな物ばかりだった
!
!
!
!
!
!
!
!
!
61
!
!
?
!
!
!
!
!
﹁さて、そろそろ寝るぞ﹂
﹁席はこれが良いニャ﹂
﹂
﹂
﹂
﹁右から順にアリス、カズキ、シーナ、カナン、僕だニャー﹂
講義したのは勿論カナン
﹁なんで私がカズキの隣じゃないの
﹁夜にイチャイチャラブラブされると腹が立つニャ
とアカツキ、目はかなり真剣、よっぽどウザいのだろう
﹁あら、カナンさんとカズキさんはそういう仲なのですか
アリス
﹂
カナンが勝手に入ってくるだけで俺は⋮⋮
?
!
!
良いのですね
﹂
﹂
!
とアリスは疑問を⋮⋮
﹁誤解だ
﹁当然だ
﹂
?
﹂﹂﹂﹂﹂︵アカツキ、カナン、シーナ、カズキ︶
﹁なら、私が奪っても
﹁えっ
﹁﹁﹁﹁ええっ
?
﹁じゃあ、カナンさんのモノじゃ、無いのですね﹂
必死の弁解である !
寝ましょう
﹂
﹁いや、その、な
﹂
﹁巨乳より貧乳好きですか
カナンを挑発するアリス
﹂
そこのカ○ン様みたいに﹂
﹂
﹁私は着痩せするだけでシーナよりもずっと巨乳よ
﹁私もシーナさんより巨乳ですわ
なり大きいのに⋮⋮⋮﹂
﹁⋮⋮⋮私が普通のサイズみたいに言わないでくれ
!
⋮⋮私だってか
!
!
?
?
?
62
!
!
﹁今回のことでカズキ様が少し興味を持ちました。カズキ様、一緒に
!
?
私と寝るよね
﹂
﹂﹂
﹁カズキ様、私と夜を共にしましょう
﹁カズキ
究極の選択肢である
1、アリスと寝る
2、カナンと寝る
結果は⋮⋮
﹁勿論﹂
1、アリスと寝る
2、カナンと寝る
↓3、アカツキと寝る
である
﹂
﹁わかったニャー
﹂
カズキ
ひどい
﹁アカツキ、一緒に寝よう﹂
!?
こうして、カズキは寝た
﹁知らん
苦情する二名
﹁﹁ううっ
!
﹂
!
深夜、アカツキは置き手紙を残し、旅に出た。
﹂
アカツキの目は潤いながらも決心の目をしていた
﹁ニャーーーっ
﹁⋮⋮⋮旅に出たのだな、アカツキ。﹂
!
63
!
﹁すみません、旦ニャさん、僕は旅に出るニャ⋮⋮⋮修行と言う名の﹂
!
!
!
!
シーナは影でアカツキを見守り、そっと温かい目で見守るのだった
﹁旦 那 を 守 る た め に 強 く な れ、ゴ ア・マ ガ ラ を 倒 せ る く ら い に、な
⋮⋮⋮⋮彼の身体に加護が有らんことを、アーメン⋮⋮⋮﹂
これが、時に残酷な、仲間の旅たちだった﹁ニャァァ∼⋮⋮⋮﹂
64
﹂
アカツキの離脱、皆の危機
﹁なぜ教えなかった
第四項五条目にハンターがアイルーと共存関
﹂
係であるがうえ互いの道を変えさせるのはその項目に違反するぞ
お前に置き手紙を残し旅に出た、読め
アイルーの狩猟場があることを、上位ハンターの一部の人の
情と言う名の見えない盾に守られたニャ
感謝ニャ
でも僕は自分
食料や宿代が
最後に、貴方のオトモ
旦那さんに僕から元師匠に頂いた守
大切にニャ
貴方と一緒に狩猟できて嬉しかったにゃ、借りた武
りの護符をプレゼントするニャ
で誇らしいニャ
!
!
!
を守るため僕は旅に出るニャ
無いので旦那さんからいただ⋮⋮⋮げふんげふん、借りたニャ。仲間
を守り、最高の仲間を守るまで強くなって見せるニャ
!
!
!
ハハハハ︵笑︶そして何より貴方の、ご主人の、カズキの優しさと愛
ナンの援護射撃、アリスは⋮⋮⋮まだ助けてもらってないニャ、ニャ
いてるニャ、僕が生きてること事態奇跡ニャ。それはシーナの盾、カ
雇うニャ、僕は成績ほぼ最下位僕より下なアイルーはもう死んだと聞
みが教えてもらい、そこで上のハンターがと成績順に上のアイルーを
るニャ
まずは勝手に出ていくことを許してほしいニャ、旦那さんは知って
﹁信頼なるご主人、カズキへ
カズキはアカツキの置き手紙を読み上げた
!
!
ターの掟を忘れたか
﹁アカツキの進む道を変えさせる行為をしてはいけないと⋮⋮⋮ハン
アリスです、カズキが絶賛激おこ中です
!
!
互いに頑張るニャ
﹂
!
で
!
﹂
﹁速くいくわよ、ナルガクルガを倒さないと、悲しむのは帰ってからよ
そう強気で書いてあったが紙は涙がついた跡が残っていた
はニャ
すると思うニャ、だから喧嘩しないでほしいニャ、すぐ帰るニャ
旦那さんは悲しみを抑えきれないタイプだからニャ、仲間とケンカ
器は返していく⋮⋮⋮のではなく貰うニャ、ニャハハ︵笑︶
!
65
?
!
そう言うカナンは涙が隠せなかった、カナンの頬に涙の跡がある !
﹁ああ、わかったよ。﹂
カズキの首元に守りの護符をカナンはチェーンでつけてあげた、守
﹂
りの護符はとても明るくオレンジ色に輝いていた⋮⋮
﹁いたわ、ナルガクルガよ、どうするの
﹁私は眠りナイフを持ってきた、それを使って眠らせる﹂
シーナらしい作戦だ、ナイフは当たらなければ意味がない、チャン
スは一度きり、しかも頭にナイフを刺さないと睡眠は成功しない。
﹁私がチャンスを作りますわ﹂
ここで声を挙げたのはなんとアリスだった
﹁どうやって隙を作る﹂
シーナは納得がいかない、隙を作るにはスタンさせる必要がある
﹁私に任せなさい﹂
アリスは自信に満ち溢れている目をしていた
﹁わかった、アリスに任せる。﹂
シーナは作戦を伝える
﹁⋮⋮⋮という感じだ﹂
﹁﹁﹁了解︵ですわ︶﹂﹂﹂
︵ここからはシーナの一人称です︶
﹁⋮⋮﹂
カズキは指先をクイクイ上げた、作戦開始だ
﹁ピュー、ピピュー﹂
︵高い音がこだまする⋮⋮⋮カズキが角笛を吹いたな︶
﹁急げ
﹂
﹂
66
?
瞬間、ナルガクルガはカズキに攻撃を仕掛けた、
︵カズキ、耐えてくれよ⋮⋮⋮︶
準備
残り時間は多くて20秒だ
﹁今だ
!
カナンは銃弾、雷撃弾を装填した
!
!
えいっ⋮⋮﹂
皆はナルガクルガの近くの岩に大タル爆弾Gを置いた⋮⋮その時
﹁危ない
強烈な光が視界を襲った、閃光玉だ
﹁暴れんなよ⋮⋮⋮﹂
カズキは作戦通り後退、次にアリスとカナンと一緒にナルガクルガ
に走り出す
﹂
﹁閃光が効いている間は暴れて危険なので一旦待機よ﹂
﹁グォァァァァ
持った
﹂
﹁やぁぁぁぁぁっ
はあっ
﹂
!
ドン
﹂
﹂
⋮ドコォォォン
シーナ
﹂
!
﹁っ⋮⋮⋮﹂
カズキの声⋮⋮目の前に出てきたのは破れた翼⋮⋮⋮
﹁逃げろ
辺りは真っ暗、黒煙が視界を遮る⋮⋮⋮
!
カナンがライフルを持ち⋮⋮⋮銃口から雷が出た。雷撃弾だ
カナンとカズキは大タル爆弾Gを背中、頭、翼⋮⋮⋮計5個置いた
ナルガクルガが眠った、今がチャンスだ
﹁グ、アアアア⋮⋮﹂
私は倒れたナルガクルガの額に眠りナイフをを差し込んだ
﹁今よ、シーナ
ナイフを獲物の背中に刺し込み、バランスを崩させた ﹁やぁぁぁぁっ
ジャンプしたあと武器を背中に戻し代わりにナイフを手に取った
ナメ切りを行い、そのままナルガクルガの背中に打ち付け、もう一回
アリスは操虫昆を地面に打ち付け、空を舞い、操虫昆を縦、横、ナ
!!
私は眠りナイフをを手に持ち、カナンとカズキは大タル爆弾Gを
﹁今だ、アリス
ナルガクルガは怒り状態⋮⋮⋮速度が上がり攻撃力が増えたのだ
!!!
!
!
!
67
!
!
!
気がついた時には遅かった、声も出なかった
体が
焼ける
⋮なんだっ、これはぁ
﹂
!
痛い
!
!
翼が肩を掠める⋮⋮直後恐竜ウイルスが体に感染した
﹁ああァァァ
!
﹁カナン
しっかりしろ
﹂
リス、カズキになんて言おう⋮⋮︶
︵もうダメだな、死んでしまう。走馬灯が見えそうだよ⋮⋮カナン、ア
対処法も知られていない、
体が焼けそう、恐竜ウイルスはまだこの世界はよく知られてなく、
!
!!
﹂
アカツキを失って、シーナを失ったら⋮⋮ふざける
!
ルガクルガだ ﹁お前は助け出す
﹂
生きてだ
ガをユルサナイ⋮⋮
﹂
そしてこんな目に会わせたナルガクル
違うわ、カズキ、そんな力使ったら体が持たないわ
﹁とりゃぁーっ
﹂
カズキは操虫昆を使い空を舞う
っ
やあっ
﹂
︶
カズキは大剣を持ち、アリスの操虫昆を⋮⋮⋮奪った⋮⋮⋮えっ
﹁⋮⋮⋮﹂
カナンは危ない、そう悟りやめさせる
﹁鬼神化
カズキの体にオーラが走る⋮⋮
!
︵私は操虫昆でジャンプするのに一年かかったのに⋮⋮一発成功
﹁はあっ
!
?
!
ナルガクルガは生きたえた⋮⋮⋮
﹁グァァァ⋮⋮⋮﹂
そこから回転斬りを放った
カズキは背中に溜め斬り、体を無理に動かし頭にカチ上げ、さらに
!
?
!
!
!
カズキの目は殺意がこもっている、また、標準は⋮⋮恐竜化したナ
なぁ
﹁ふざけるなぁ
んな⋮⋮⋮お前の⋮⋮仲間で⋮⋮良かったよ⋮⋮⋮﹂
﹁カズキ⋮⋮もう私⋮⋮⋮ダメだ⋮⋮⋮⋮力になれなくて⋮⋮⋮ごめ
カズキは閃光玉を放ちナルガクルガの目をくらませる
!
?
!
68
!!!
カズキ
ドサッ
﹁えっ
﹂
﹂
!
﹁ここは
﹂
カズキ、意識を取り戻す、7月9日
ユクモ村、復興、7月5日
シーナ、意識を取り戻す6月29日
ユクモ村、復興開始6月25日 カズキ、シーナ入院6月25日
シーナは4日寝続けて、カズキは二週間、起きなかった⋮⋮⋮
カナンとアリスは医療班に二人を連れていき、命に別状はないが、
ルガの死体には目もくれず、ユクモ村に向かった
カナンはカズキを持ち上げアリスはシーナを持ち上げ⋮ナルガク
﹁カズキをユクモ村に連れてくわよ、アリス
カズキは体を無理に使ったからか、そのまま倒れた⋮⋮⋮
!
﹁﹁﹁カズキ
﹂﹂﹂
カズキは意識を取り戻した
?
ユクモ村の災いは、とりあえず去ったのだった
!
69
?
﹂
アイルーを雇うのは難しいByカズキ
﹁心配したのよバカ
﹁大丈夫だ、問題ない﹂
﹁シーナ、もう大丈夫か
﹂
ウイルスから復帰したらしい、シーナだ
﹁カズキは体を無理に使いすぎたんだ﹂
目覚めてこれだもん、しょうがない
﹁バカって⋮⋮かなりひどいぞ﹂
目覚めて一番目の言葉はそれだった
!
﹁余計なお世話だ
﹂
これからどうするの
直前指摘されて困っている
﹁カズキ
うーん、考えてない 皆も賛成してくれた
﹂
﹁わかったわ、行きましょう﹂
カズキはとりあえず見に行きたい
﹁農場に行ってみようか
そういう手紙の中に鍵が入っていた
ます、ではまた会いましょう﹂ ください、これはユクモ村の長きにわたる村の宝です。あなたに託し
場の倉庫に古い猫の石像があるので破壊し、この鍵で中の物を使って
がかかります、が少しこちらで発展させてあるので、二つ目、その農
設はあまり発展してないので自分で発展させてください、発展には金
します、一つ目は一番大きいあの農場、あれをプレゼントします。施
﹁カズキ、貴方はこの村を救ってくれました。お礼に二つの贈り物を
以外だ⋮⋮⋮あの村長が手紙なんて⋮⋮
?
!
﹁村長さんから話があるわよ﹂
﹂
﹁シーナって意外にもそういう系好きなんだな﹂
誰かの台詞を言い放った
?
?
70
?
少年移動中⋮⋮⋮
﹁ここが農場か⋮⋮﹂
翼もはえたぞ
された=落ちる
﹂
﹂
﹂
⋮⋮⋮翼
﹂
﹁キノコの苗木⋮⋮これがあればクエストに行っている間にキノコが
採れそうだな﹂
ギャァァァ∼﹂
シーナ、早く言え
﹁えっ
カズキの翼は背中に収納
ドコォォォォン
﹂
﹂
私が手当てするのよ
﹁カズキさん、すぐに手当てします
﹁待ちなさいアリス
﹁どっちでもいいから早くっ
翼は残ってるぞ
カズキは背中を痛めた
﹁⋮⋮⋮あれ
﹁というかこの大きすぎる農場はどうする
一を占めているのだから
﹁アイルーを雇うといいと思いますよ
?
?
アリスが意味を言うと皆が頷く
﹁だがどうやってアイルーを雇う
﹂
﹁クエストに行っている間に収穫等をしてくれるじゃないですか﹂
アリスがそう言うと皆が考える
﹂
カズキは唐突に思う、そりゃそうだ。この敷地はユクモ村の四分の
?
﹁そうだねシーナ、早速このキノコを⋮⋮﹂
まずっ、でも力が湧いてくる⋮
﹂
!
﹁それはドキドキノコで何が起こるかわからない⋮⋮⋮﹂
﹁うっ
﹁か、カズキさん。それ⋮⋮⋮竜人
﹂
カズキの翼はリオレウスのようだった
﹁すげぇ⋮⋮空飛べるぞ
普通に使えた⋮
!
﹁カズキ、そろそろやめとけ。ドキドキノコは3分が限界だ﹂
?
まじかよ⋮⋮シーナ、嘘だといってくれ
?
!
!
?
!
!
?
えっ
?
71
?
!
?
?
するとカズキが
﹁地底平原の採取ツアーに行こう。野生のアイルーがいっぱいいるか
ら﹂
というわけでやって来たのは良いものの⋮⋮⋮
﹁皆で同じではなく皆で散らばってアイルーをスカウトしよう、効率
がいい﹂
と自分で言ってしまった
﹁村はどこにあるのですか
﹂
﹁でもジンオウガがまた現れてアカツキさんはいなくて村は崩壊、新
猟出来るまでの腕利きのアイルーとまでなっていた
アリスは驚く、アカツキはこの村に立ち寄りジンオウガを一人で狩
言ってました﹂
ちのアイルー、陽光と共に現れ名を暁、いいや、アカツキ⋮⋮⋮そう
﹁ジンオウガというモンスターが出てきてたまたま通りすがった私た
ココアと名乗るアイルーが答える
?
72
﹁いま雇えたのは二匹⋮⋮みんなはどうだろうか﹂
﹂
みたいな所に奇跡的に遭
?
アリス⋮⋮⋮
﹁野生のアイルーのみなさーん
遇し勧誘を行っている
﹂
﹂
アリスはアイルーの集うアイルーの村
!
の村じゃ
﹁ここはなんと言う村ですか
すると長老は答える
﹁名はない⋮⋮これから
!
?
えーっと、つまりはこれから発展していく村、みたいな感じですね
!
﹂
?
﹂
?
しい土地を探していますニャ﹂
いいのかニャ
﹁なら⋮⋮⋮ユクモ村に来てみない
﹂
﹁⋮⋮⋮ニャ
﹁歓迎よ
?
問題児
カナン
!
アリス、小さな村︵総勢8匹︶をスカウト
次回
73
!
!
?
私だけぇ∼
﹂
これからユクモ村は楽しくなりそうだ
﹁⋮⋮⋮なんでっ
私がね、アイルーをスカウトしようとした
カナン、いろいろありました
﹁聞いてよ読者の皆さん
!
﹂
!?
た
﹁カズキに何て言えば良いのよ∼
﹁ああ、美味しいわ、流石こんがり肉G⋮⋮﹂
カズキやシーナがいたら言ってくるだろう、﹁太るぞ
⋮⋮⋮食べてたらシーナとカズキに会った
﹂
⋮⋮⋮アイルーが8匹いた
﹁カズキ∼
﹂って
メラルー発見⋮私のこんがり肉Gを盗んだ奴だ⋮⋮⋮
!
︵どうなったかは読者の皆さんにお任せします︶
んっ
﹂
ている途中にアイルーのアイテムを盗み、カナンのアイテムも盗まれ
カナンはアイルーをスカウトしようと近くの集団に近寄って話し
んがり肉Gを盗られたのよ
らメラルーがアイルーのアイテムを盗んだうえ私の美味しそうなこ
!
チッ
カナンか、なんか舌打ちが聞こえたが⋮⋮⋮﹂
きつけたのにっ
﹁
!
私は聞こえなかったよ∼
るくらい
﹁
﹂
?
﹂
カナンはとりあえず言い訳をしておく
カズキ
﹁なあカナン﹂
﹁なに
!?
﹁まあ、お腹空いたな、カナン、肉焼いてくれ﹂
これだけは言えない、スカウト出来なかったと
﹁⋮⋮⋮﹂
﹁アイルー⋮⋮⋮﹂
?
74
!
はっとカズキが後ろを向いた⋮⋮シーナがいなければ背中から抱
!
?
?
シーナはかなり耳がよい、聞こえないように舌打ちをしたのにバレ
?
?
カナンは一人だけ肉焼きセットGを持っている、Gと書いてあるだ
けに高い、旨い、難しいの三点セットである
﹁生肉がないわ⋮⋮﹂
﹂
﹁俺が持っている﹂
﹁わかったっ
!
焼けるのだ
ウルトラ上手に焼きました∼っと、はい、カズキ
﹁カズキさ∼ん
アイルーをスカウトして参りましたぁ
﹂
!
﹁ニャ∼
ユクモ村に行くニャ∼﹂
アリスがきた、後ろからアイルーの大軍が押し寄せてくる
!
ああ、めちゃくちゃ美味しそう、これは冷める前に⋮⋮⋮頂きます
﹁はい
﹂
肉焼きの歌、がありそれを歌い終わってあげるとこんがり美味しく
﹁♪∼♪♪♪∼∼∼♪∼﹂
超上機嫌で肉を焼き始めた
!
ギ、﹂
﹁まてまてぃ
我がタル爆弾の極意を教えてやるのだぁ
なんだか知らんが燃えるぞ∼
!
﹁⋮⋮⋮ポポミルク、あげたいな⋮⋮⋮﹂
﹁うぉぉぉ
﹂
﹁ユクモ村でプーギーレースをするにゃ∼﹂
!
﹂
!
﹁ユ ク モ 村 で 村 の 人 に 最 大 級 の 美 味 し さ の 野 菜 を プ レ ゼ ン ト す る ネ
!
﹂
⋮⋮⋮気球にて
てよ
﹁待って待って∼長老一人はうるさいからココアが一緒に気球に乗っ
﹁長老も気球にどうぞ﹂
﹁ワシは長老じゃ、潜るのは、腰がいたいのう﹂
ころなので潜ってきてください﹂
﹁⋮⋮⋮アイルーさん、早速ですがユクモ村はこの先の山を越えたと
ここで緊急事態発生、気球、7人のり
﹁これでアイルーは16匹⋮⋮⋮十分すぎる、帰ろう、皆﹂
このやかましいアイルーは後に長老と言う、元気だな、おっさん。
!
75
!
?
﹁我が村にはアイルーの温泉があってじゃな、小さくて皆入れなかっ
たのじゃ﹂
長老の長話、付き合うのはカズキとココア、他は疲れて寝た
﹂
﹁なら温泉をユクモ農場に作りましょう、大きな物を、源泉はたしかあ
りましたよ
ココアよ﹂
それは楽しみ、皆で温泉を作ろうじゃないか﹂
﹁もっと褒めても良いぞ
﹁名案ですニャ、長老﹂
﹁おおっ
?
⋮⋮⋮ユクモ村は、楽しくなりそうだ
76
?
!
ユクモ農場活性化
﹂
﹂
!
﹁了解ですニャ
﹂
﹁あ、クッキン。カレー作って﹂
食べに来る
ルークッキン﹂という大型すぎる料理場を作成、ユクモ村の人もよく
アイルー達がユクモ村に来てから一週間、まず食事場⋮⋮⋮﹁アイ
﹁それにモンスターにも襲われにくくなったしね﹂
ら設備を増やしたいんだよ﹂
﹁アリス、アイルーの気持ちなんだ、せっかく新たな土地を見つけたか
﹁でも私たちだけこうやって料理を頂くのは﹂
﹁凄いね、アイルーって、何でもできそう﹂
そんな風景をゆっくり見守るカズキ一同
﹁了解ですニャぁ∼
﹁ココアよ温泉を作るのじゃ
その他にもアイルーが色々な設備を増やした
魚はみるみるうちに増えていった
﹁今回も大量ですナ﹂
魚⋮⋮⋮
畑は一気に土地が耕され、畑として十分すぎる大きさとなった
﹁シモフリトマトも植えるニャー﹂
﹁ドデッカブを植えるネギ﹂
畑⋮⋮⋮
現在進行形でユクモ村は進んでいる
!
﹁なあカズキよ﹂
﹂
突然長老が俺の横に座った
﹁温泉、温泉を作るのじゃ
﹁了解ですニャ
﹂
﹁ココアよ、皆を集めてまいれ﹂
﹁ああ、そうだね。じゃあ皆を集めてきて﹂
!
77
!
クッキンは最近きたアイルーで料理猫、ああ良い香りがしてきたな
!
!
それはわしらの﹃愛﹄がつまった
では諸君、この村には素晴らしい土地がある、畑は
いや、自分でやれよ。長老
﹁皆集まったかの
育ちやすく野菜も何故か旨くなる
なんでも経験したワシの話が聞きたいか
﹂
﹂
そこでわしらとカズキ達の温泉を作ろうではないか
﹄
アイルーって性別あるの
﹁ない﹂
﹁アイルーって性別あるのか
﹁なんじゃ
﹁なあ長老、質問がある﹂
皆は動き出した
一同﹃おおーっ
じゃ
﹂
岩の恥っこに爆弾の投球練習をしていたら偶然湯が湧いてきたの
証でもあり、この村の土地のお陰じゃ。和紙が調べたところあそこの
!
?
!
!
と言うことは風呂がひとつだから
!
﹂
お背中流しますわ﹂
私と一緒に入りましょうね
⋮⋮⋮俺はカナンやシーナやアリスと入らなくては行けないのでは
﹁カズキー
カナン、空気読めや
﹁カズキ様、私と入りましょう
?
﹁長老、俺は酒に弱いから⋮⋮⋮﹂
﹁皆のもの、今日は入浴後宴会じゃ∼
﹂
浴槽、洗面所、シャワー。一通り揃っていた
なんだかんだで風呂は作られた。
﹁﹁つれないわね∼︵ですわ︶﹂﹂
﹁⋮⋮⋮やだ﹂
アリス、お前の発言は危ないわ
?
!
78
?
き っ ぱ り 言 わ れ た。あ れ
?
?
?
?
?
!
?
何言って⋮﹂
﹂
﹂
﹁アリス、カナン。カズキはお酒に強いそうじゃ﹂
﹁長老
﹁じゃあカズキ、私と飲み比べよ
長老が笑ってた。
殴りたい、この笑顔
離せぇー
﹁さあカズキ、私と入るわよ﹂
﹁いやだぁー
!
カズキは着替え場へ引きずられていった︵笑︶
79
!
!
!
20話記念特別編
﹁今日は皆で自由にしよう、僕も用事があるから﹂
﹂
カナンとアリスはドンドルマの喫茶店に来ていた
﹁アリス、貴方もカズキが好きなの
﹁性格が⋮気に入りましたわ﹂
﹁ふぅん、そうなんだ﹂
﹁⋮⋮⋮﹂
﹂
﹁なにって、ハンターですわ。﹂
﹁アリスは昔何をしていたの
カナンはケーキを頼み紅茶を飲んでいる。
﹁そうね、ありがとう﹂
アリスは気を効かせてケーキを二つ注文する
﹁せっかくきたのですからケーキでも食べましょう
?
﹂
﹂
である。アリスは絶対になにかを隠している、カナンはそう感じてい
た
﹁今は、ユクモ村のハンターよ。でも、昔は
かった
﹂
﹁⋮⋮⋮カナン、貴女にのみ教えます。絶対に誰にも言わないこと、わ
やはり勘は正しかった、なにかを隠しているのだ
﹁⋮⋮⋮なんでもお見通しでしたか、ですが言えませんね﹂
?
﹁ドンドルマ⋮ここのことはご存知ですわよね
﹁ええ﹂
﹂
訳がわからない。ドンドルマに貴族は存在しない、一番上は大長
だからです﹂
﹁私がこういう口調なのは⋮⋮ドンドルマの、貴族に値する家の家計
?
80
?
違う、そうじゃない。気になっているのはどこで何をしていたのか
?
!!!
アリスの口調が変わった、そしてアリスは縦に首を降る
?
老である⋮⋮まさか
!
?
﹁大長老の、娘です。﹂
﹁嘘でしょ⋮⋮⋮﹂
﹁マジです﹂
驚いた、それしか言えない
﹁あ∼あ、せっかくカズキの愛を語り合うお茶会だったのにこんなシ
リアスな空気⋮⋮⋮いやですわ﹂
とカナンは思う
﹁お客様、ケーキをお持ちしました﹂
タイミング悪いな、店員
﹁そこに置いてちょうだい﹂
﹁わかりました、どうぞ。﹂
﹂
二人はケーキを食べる。カナンは豪快に、アリスはフォークで姫の
ような手つきで食べ始めた
﹁カナン様はいつカズキ様とお会いになったのですか
ね﹂
やましい事はしてないよ
﹁いらっしゃいませ∼﹂
﹁ん
お前らもいたのか、混ぜてくれ﹂
﹂
まずい、愛を語り合うお茶会だったのに断念される
﹁それはちょっ﹂
﹁もちろん構いませんわ
そんな思考しかカナンにはない
アリスは超、目を光らせていた☆
っとカナンは頭の中でつっこむ
﹂
カランカランと音をたてて入ってきたのは⋮⋮シーナだった
と言わんばかりの視線を送る
会って共同生活をして、あなたとシーナに会った⋮⋮⋮そんな感じ
﹁えーっとね、ユクモ村の村長に呼ばれたから行って、その後カズキに
?
﹁そういえばシーナさんはカズキをどういう風に思いますか
単刀直入過ぎるだろ
シーナはカズキにまだ愛を芽生えていない
﹁つまらないですわ﹂
﹁⋮⋮⋮あ、コーヒー一つ﹂
81
!
?
﹁そうだな⋮⋮良い仲間・・・だな﹂
!
?
!!!
!?
?
???
﹁無視ですか⋮⋮⋮酷いです。﹂
﹁そんな質問したのが悪いぞ﹂
その後は今後の進路を決めて帰った
﹂
﹂
!
カナン
﹁ただいま∼、カズキ
﹁おかえり
!
﹁﹁この
カ、カズキ、嬉しいけど⋮⋮⋮いきなりすぎるよ﹂
変態が
﹂﹂
カズキはカナンの豊乳に甘える
﹁カナン大好き∼﹂
﹁ふえぇ
カズキはカナンに抱きつく
!
うに一時的になっちゃったニャー﹂
とアカツキ
︵番外編なのでアカツキの登場は当たり前
﹂
を試した
﹁カズキ様、私と一緒に寝ましょう
﹂
アリスはドキドキノコが本当か
︶
!
性欲と愛が溢れているのでいつ襲うかわからないのだ
﹁今日は僕が一緒に寝るからダメにゃ﹂
カズキはドキドキノコでややショタっ子になっていた
︵なんかショタ
一緒に寝よ
?
﹁うん
?
!
︶
﹁ごめんにゃ∼、カズキはドキドキノコで性欲と愛が溢れて甘えるよ
た
カズキはシーナのアッパーとアリスの投げ技により引き剥がされ
!
?
82
?
!
!
昨日の記憶があまりないな﹂
﹁カズキさん、昨日は楽しかったですわ∼﹂
﹁ん
﹁
そうか﹂
﹁なんでもないわよ///﹂
?
カズキ達は、何があるかわからない
83
?
ユクモ村大宴会
﹁ひどい目に遭った⋮⋮⋮﹂
﹂
だめだ、タグを代えたくない
カズキだ、カナンに風呂場につれていかれて⋮⋮⋮何があったか聞
きたい
﹁では宴会を始めるのじゃ∼
小さな木箱︵踏み台︶に乗ったアイルー、この辺りの︵一応︶えら
いと言われているアイルー、名を長老という。が祝杯をとり、皆は︵一
人を除く︶酒を飲み始めた
﹁ほるぁ∼、カジュキしゃんもにょんでくだしゃいよ∼﹂
アリス、酔いすぎて呂律が少しも回っていない
﹂
﹁アリス、酔いすぎだ﹂
﹁よってましぇん
﹂
?
﹁カナン
駄目だぁ∼
マジで手を離せ
﹂
カナンが近づいてくる⋮⋮⋮まてまてまて、マジでまずい
カナンは手を伸ばしゆっくりと近づいてきた
﹁んじゃあ私が初めての相手になってあげる﹂
﹁⋮⋮⋮まあ、一応﹂
﹁カズキはファーストキスはまだ
だな、カナン。ちょっとヤな予感⋮⋮⋮
酔ってないように見えるがハイテンション過ぎるのでかなり飲ん
﹁あ∼、カズキだ∼﹂
⋮⋮⋮何勝手にどっかいってんだよ、まあいいけど﹁大変だなぁ﹂
アリスは長老と飲み比べを始めた
!
カズキはカナンの手を振りほどいた
!
!
84
!
?
!
﹁えー、せっかく⋮⋮﹂
ドアがおもいっきり空いた⋮⋮シーナ
バァァァン
﹂
﹁お前はそんな酔いやすい体質じゃないだろ﹂
⋮⋮⋮ココアの所に行こう ﹁ニャー、カズキさん飲んでますニャ
ココアに酒を勧められる
﹁じゃあ⋮少しだけ﹂
に
﹁カズキ
私がなんだって
﹂
?
﹁ココアよ
﹂
﹁その声は⋮長老さん
ニャ
﹂
?
﹂
チ ュ ン チ ュ ン、朝 の 小 鳥 の さ え ず り。横 に い る の は ⋮⋮⋮ カ ナ ン
視界が暗転した⋮⋮⋮
⋮⋮ヤバい、そろそろ意識と酸素が持たない
ココアはマタタビにより意識を刈り取られ、どこかへ連れ去られた
?
るときは誘惑だが今回は⋮⋮目がヤバい
カズキ、絶賛背後からの首閉め⋮⋮本来腕をカズキの前に持って来
﹁あっ、かっ、ぐるじい⋮⋮⋮﹂
ついにカナンが動いた
?
⋮⋮⋮後ろに張本人︵カナン、長老︶が、笑顔でいることも知らず
カズキとココアはかなり雑談︵愚痴︶を喋った
?
!
?
カナンも酔ったフリをしているんじゃない
﹁破廉恥すぎる
酔った﹃フリ﹄
?
﹁流石シーナ、よく見抜いたわね﹂
る
!
?
85
!
?
﹂
︵作者・カナン︶
﹂って可愛いすぎんだろ
あ、おはようカズキ﹂
わざとだろ
だ・・・カナン
鉄鉱石
20
俺に聞くな、作者とカナンに聞け
5
マカライト鉱石
小タル爆弾
大タル爆弾
5
2
ユクモの堅木
×
のこと︶
とりあえず上の二つを作ってもらう間にギルドへ向かった︵集会所
詳しくわギルドへ︵雑︶
アイル∼クエスト
5
発掘トロッコ⋮⋮⋮
ココアにメモをもらった⋮⋮⋮必要な物︵ユクモ開拓メモ︶
﹁カズキさん。爆弾を用意してニャ﹂
﹁ん、いいぞ﹂
ココアがてちてち歩いてきた
﹁じゃあ鉱石発掘所まで来てニャ﹂
﹁朝飯食べたし⋮どうするかな﹂
朝までカット☆
なぜだろうな
﹁⋮⋮なんで半裸なの﹂
︵カズキ︶
﹁大丈夫だ、問題ない﹂
そんな服装で大丈夫か
﹁朝飯を作ってくる﹂
ヤバい、﹁ふにゅ
﹁ふにゅ・・
﹁またか∼
?
?
×
猫式虫取器
× ×
86
!
?
?
?
!
×
じゃあな、ユクモ村
ここは、ユクモギルド。ここの良いところは温泉があること︵混浴︶
﹁すみません、オトモのクエストが⋮⋮⋮﹂
カズキは恐る恐る聞いてみる
﹁ありますよ、一応。ただ⋮⋮⋮﹂
そこに行くためにはアイルー用の特別な荷台が必要、それを作って
いるのは少しユクモ村から離れた場所。ポッケ村に行く必要がある
﹁じゃあ、ポッケ村に行きます﹂
﹁気をつけて﹂
87
カナン達に事情を説明⋮⋮⋮
⋮⋮⋮⋮⋮お二人様御愁傷様です
?
﹁そういえばカズキは
カナンが問う
﹂
シーナは一人呟く、なにか因縁がありそうだ︵もちろんフラグ︶
﹁ポッケ村⋮⋮⋮﹂
カズキ達は村の人や村長、長老やココアに別れを告げて出発した。
!
﹁なるほどね、じゃあ行きましょうか﹂
なんかココアが温泉浸かってたし・・・
﹁了解ニャ﹂
ナンカウシロカラゴウオンガ・・・ニヤァ
!
ココアカ、ヨクモドッタ⋮ナゼオユガデテキテイルノジャア∼
ニャ
ココアはその場で穴を掘り、準備に向かった
?
流石カナン、決断力ぱねえっす
決断速ぇぇ
!
旅の準備よろしく﹂
﹁あ、ココア
?
?
﹁カズキさんならライトボウガン片手に後ろにいきましたわ﹂
sideカズキ⋮⋮⋮
﹁ボウガンには興味があったしな﹂
﹂
カズキは後ろから食料を奪おうとしているジャギイをライトボウ
ガンで撃ち殺していた
﹂
﹁⋮⋮⋮出てきたお前らが、悪いんだからなぁ∼
カズキじゃない
カズキ、発狂︵笑︶
﹁あれ
!
﹁待ってなさいよ
少しくらい﹂
カズキ、絶賛腹ペコだぜ
﹁腹減った、飯食いたい﹂
ありがとう、そう心で呟いた
﹁そうね、そうしましょう。ポットココアを作ってあげるわ﹂
﹁というか飽きたしもう中に入るわ﹂
世界常識、俺でもわかるわ︵笑︶
﹁ボウガンは頭に一番ダメージが入るわ﹂
﹁・・・まあな、そんな感じ﹂
﹁カズキはライトボウガンにも興味があったのね﹂
あっ、柔らかい二つの物が背中に当たる⋮⋮⋮大丈夫、俺は紳士だ。
カナンが密着し、直接教えてきた
﹁ライトボウガンの持ち方が悪いわ﹂
カナンがカズキの横に座る
?
!
料理がならんでいた
そして料理だが⋮⋮⋮。アリスの料理は神様絶賛の美味しそうな
息死させられるのでやめとく
なんていうカナンは料理作らないじゃないか ・・・って言うと窒
!
88
?
﹁特産キノコのシチュー、ドスファンゴのステーキ。トウガラシ入り
のサシミウオのハンバーグ、その辺りに生えてた山菜のサラダです。
⋮⋮⋮カナン様は料理が作れなかったりして︵笑︶﹂
ああ、せっかく俺の評価ポイントが上がった瞬間元に戻った。カナ
ンに喧嘩売るとかバカだろ。あんな体術バ・・・あぐっ
カズキは最近肝が座ってきたみた
ダレカタスケテー
私と一本組手を殺らないかしら﹂
﹁なんか私をからかったみたいね
いね。どう
殺らないかしら・・・って殺されるぅ∼
︵笑︶ニコッ
﹂
アリスよ、貴様もか
﹁逝くわよ
﹁お、落ち着けカナン
﹂
!
ぐうぎがぁ⋮⋮⋮﹂
ラッチ↓首絞め
﹁あっ
﹁酸素が欲しいのかしらカ・ズ・キ
﹁⋮⋮⋮﹂無言で首をたてに降る
﹁ちゃんと喋って貰わないと⋮⋮⋮ね
﹂
﹂
カズキはカナンに腹パン↓足掛け↓倒れたところをキャラメルク
﹁先手必勝
﹂
シーナ、お前も裏切ったな
﹁がんばれ、自分で撒いた種は自分で刈り取れ﹂
!
?
?
!
ドオリデサムイワケネ
イマユキヤマヲコエテイテサムインダ
⋮⋮⋮
⋮⋮⋮
⋮ワタシモイレテクレ
ワタシモネマスワ
サア、カズキトネヨウカシラ
あ、もうだめ。窒息しすぎて視界が暗転したわ。
?
89
?
?
!
結局四人で仲良く︵約一名強制︶寝ましたとさ
90
ポッケ村の光と影、カナンとアリスの危機
カズキだよ・・・朝起きたらアリスとカナンが添い寝してたよ。と
言うかシーナいるのは驚いた
﹁ふわぁぁぁ﹂
とりあえずアクビがでた、そんなことはいい。問題は⋮⋮⋮
﹁⋮⋮カズキぃ﹂
﹁あふぅ、暖かい﹂
寝言なのだろうが、俺に抱きついたまま離れない。
﹁ここ、何処だろ﹂
外を見ると雪山ではなく林がはえていた、だが村長は着くのに4日
かかると言ってたからなぁ
﹂
91
﹂
過去形・・・どちらかがフッたのだろう
?
四日後⋮⋮⋮
﹂
カズキ達は無事にポッケ村に着いた
﹁⋮シ⋮⋮シーナ、シーナなのか
﹁げっ、シリス﹂
⋮⋮⋮即答かよ
﹁違う﹂
﹁シーナ、この人は知り合いか
この村の青年が話しかけてきた。カナンの知り合いかな
!?
﹁違うよー、シーナとは付き合っていた。んだ﹂
?
﹁えーっとシリスさん。今日は夜遅いので明日にしていただけません
か
﹁わかった、また明日﹂
?
カズキ達の部屋にて・・
﹁なあ、カナン。あの人と付き合っていたのか
﹁・・・ああ、そうだ﹂
﹁シーナはこの村が出身地なんだな﹂
﹁そうだ、そしてあの男と付き合っていた﹂
﹂
何を言う。そんなことはない﹂
﹁眠れないな、外を散歩しよう﹂
﹁そうだな、そうしよう﹂
﹁今日は夜遅いし寝よう﹂
全力否定するなよ
﹁アリス
﹁貴女が好きになったではないのですか
﹂
﹁わからない、あいつが私をまた好きになったのか
﹂
﹁なら、なんで過去付き合っていた人が話しかけてきたの﹂
付き合っていたらしい、そしてシーナはポッケ村に住んでいた
?
?
れてくれないか
﹂
﹁ねぇ、僕はシーナの事が好きなんだ。だから君はシーナとここで別
﹁・・・シリス君か﹂
﹁おや、カズキ君じゃないか﹂
?
﹂
﹁それはできないよ﹂
﹁なぜだい
またね
!
﹁大切な、仲間だから﹂
﹁・・・そう、じゃ
﹂
彼はまだシーナが好きなんだ、だが別れられない。 ?
92
!
奴に注意しよう。彼奴はハンターナイフを懐に持っていた
!
?
﹂
帰り途中、シーナに遭遇した
﹁どうしたんだ、シーナ
・・・なんだカズキか、ならいい﹂
この村は危険だ
いじゃないか、と
﹁・・・﹂
﹁シーナ
か殺される﹂
カナン達がシリスに殺されるかもしれない
ふと思う、アリスとカナン大丈夫かな
なしだ
﹁シーナ
開けっぱ
早く﹂
!
!
﹁⋮⋮⋮わかった。早くいこう﹂
sideシリス
鍵・・・やばい
シリスがナイフを持っていた。多分だれ
カズキは考えた。わざわざここに来なくともユクモ村で作ればい
﹁なあシーナ、速くこの村から出よう﹂
なんだとはなんだ、そんなことより
﹁
?
彼氏は外出中。だから心置きなく君達を殺せる。じゃあね﹂
﹁もがいたって、誰も来ない。村の人は全員寝たよ。シーナと君達の
る
シリスの前には縄で縛られたアリスとカナンが涙目でもがいてい
でも苦しめば⋮⋮⋮それでいいんだ﹂
﹁ごめんね、君たちを殺すつもりはないんだ、でもあの三股野郎が少し
!
?
!
!
シリスはナイフをカナンに向け、降り下ろした。血しぶきが舞った
⋮⋮⋮
93
!
﹂
殺らなきゃ殺られる
﹁ぐぁぁぁっ
ククク、面白い﹂ ﹂
﹁だろうね、フォームがあからさまに違う﹂
﹁マズイぞカズキ、あれは・・・シリスの本気だ﹂
シリスはナイフを再び持ち替える、あのフォームは⋮⋮⋮
﹁なら王子様巻き添えで姫よ、シネエェェ
シリスは完全に別の人格と変わっていた
﹁姫を守りに来た王子様
⋮⋮⋮口では言うが実際結構深い
﹁気にすんなよ、傷は浅い﹂
カズキの腕から血が出ているのだから
カナンは謝ることしかできなかった。守ってもらい、自らのせいで
﹁カズキ⋮⋮⋮ごめんなさい、私のせいで﹂
間一髪、カズキは自らの腕を犠牲としカナンを守った
﹁うっ、間に合ったみたいだね﹂
血はカナンの血ではなかった
シリスの振りかざしたナイフはカナンに向け、血が舞った。がその
!
﹂
﹂
﹁だが、負けるわけにはいかない
﹁余所見してんじゃねぇ
﹂
﹂
カズキは考える、技術では完全に負ける。どうすればいい
!
太刀を使う
?
﹁ぐっ、まだだ⋮⋮⋮﹂
ならどうする
を止めればいいのか
相手はナイフ、不平等だ。⋮⋮⋮動き
シリスの突きがカズキの肩を貫く
!
﹁くたばれぇぇぇ
貴様がいなければぁぁ
﹂
カズキは近くのアイテムボックスから一つの投影物を取り出した
!
?
!
?
だが倒さなければいけない
速い
﹁くたばれぇぇぇ
﹁なっ
!
?
!
!
94
!
!?
そのスピード、カズキの二倍近い
!
﹁死ぬのはお前だ﹂
﹂
冷酷な声がマイハウスの中で響いた、
﹁これを喰らえ
カズキはシリスの顔に閃光玉をぶつけた
﹂
瞬間、閃光がほとばしる
﹁目が、目がぁぁ
隙が出来た、殺るなら今しかない⋮⋮⋮
!
視界が悪くなっただけだ﹂
え。決闘は午後10時だ
﹂
?
アリスは︵
・ω・`︶
となる
﹁そうね、シーナは今回縄で縛ってどこかに置いておきましょう﹂
﹁それなら、後々闘技場に向かいましょう﹂
﹁当たり前よ﹂
﹁でも助けにいきたいのですわよね
﹁カズキの事だし、ついていったら怒られるわ﹂
アリスとカナンは手紙を読んだ。
ああ、疲れた。少し休もう。カズキは意識を手放した︵寝ただけ︶
今は午前2時、まだまだ先である
!
この村の裏に来い、古い闘技場がある。俺はハンターだ、武器を使
煙が治まると一つの手紙が置いてあった
﹁皆落ち着け
シリスは煙玉を投げつけた、視界が悪くなる。
!
!
﹁なら早速・・・あ、シーナさん。少しこの目隠しを着けてください。
﹁シリスは元彼よ、逆にこっちが攻撃されるかも﹂
?
95
!
´
あ、ありがとーございます。﹂
﹂︵カナン、行きなり何する
﹁シリス、この戦いはどういった勝負だ
﹂
︶
結果、シーナは縄で縛って︵目隠しをしたまま︶襖にぶちこんだ
﹁むごご、むごごごむががっ
﹂
﹁何て言ってるのかわかりませんわ﹂クスクス
﹁さあ、準備をしましょう。闘技場のね﹂
sideカズキ
午後8時
﹁奴はスピードタイプ、どの武器で行くか
候補⋮⋮⋮太刀、片手剣、双剣
⋮⋮⋮よし、全部持っていこう。
﹂
午後10時⋮⋮⋮約束の時間だ
﹁おっ、逃げずに来たな
?
?
﹁ハンターに複数の装備を持っていってはいけないという規則はない
を担いでいるのだ
カズキは腰横に太刀を備え、腰の後ろに片手剣を置き、背中に双剣
で、って言ってないけどよ﹂
て言うかお前⋮⋮⋮どんだけ装備持ってきたんだよ。そりゃ何個ま
﹁焦るな、まず勝利方法は相手の殺害、気絶、降参と言わせるまでだ。
?
96
?
太刀を持っている⋮⋮⋮かなり強そうな太刀だ
!
﹂
⋮⋮⋮事実だ
﹁そうか、なら行くぞ
﹂
カズキの双剣とシリスの太刀がぶつかった⋮⋮⋮
それは、負ければシーナが奪われる。勝てばシーナを連れて帰る、
というものだった
97
!
!
想いは儚き狩人のために
シリスと俺は剣を交える、戦いたくない人でも互いに必要としてい
たなら
・・・人は不器用だ、少しの食い違いで命の奪い合いを行うのだか
ら。
その儚き戦いで命を落としたり、他人を傷つけ、また命の奪い合い
が行われる。
﹁本当は、戦いたくないのにな﹂
﹁だが、君も僕もシーナを必要としていた。奪い合う。しょうがない
事だ﹂
彼とは戦うしかない。そして勝つしかない。
カズキは片手剣を構える。防具は装備していない。相手も装備し
ていない、それは互いに向かい合って、気持ちを共有しようとしてい
﹂
俺は武器を一つに絞っている。そこまで言うなら見せて
らなくとも、良いじゃないか。儚き人間だもの﹂
﹁そうかよ、なら貴様の本気を見せよ、シーナが何故貴様を必要として
いるのか知りたい。剣を交えて会話がしたい﹂
﹂
カズキは一つの太刀を取り出す、ユクモ村の村長に鍵をもらい、誰
にも言わずにひっそりと貰った黄金の剣
﹁勝利を約束されし剣、エクスカリバー
ユクモ村には太刀エクスカリバー
それはモンスターハンターの世界の三神器の一つだ
!
98
た。そんな﹃気持ち﹄だ。だが、今では無意味
﹁いくぞ、シリス
﹁うるさい
だから彼女達は待っている。君を、武器も、君は一つに絞らない﹂
﹁君は中途半端な人間だ。カズキ、恋愛だって三人いるのに選べない、
あっさり弾かれた。ナイフで
﹁甘いよ。攻撃が単純すぎる﹂
カズキは片手剣を振るう。目指すは敵のナイフ
!
やろう。俺の本気を、そしてこれだけは言っておく、恋愛は一人に絞
!
、何処かにランスが存在する
ドンドルマにはライトボウガン
これが伝説の三神器である
﹁驚いた、お前が三神器の一人だとは﹂
シリスも驚きを隠せない
﹁行くぞ、シリス﹂
カズキはエクスカリバーをもち、大地を蹴った
﹁上等だ、シーナは⋮⋮⋮最初から俺のものなんだよ﹂
﹂
シリスに剣を交える2m前に、状況が変わった
﹁前が、見えない
前
パンパン
⋮⋮⋮ドン
!
シリスはそう言うとカズキの心臓にナイフを向けて刺す⋮⋮⋮直
﹁卑怯だと思うなよ、戦術だ﹂
シリスは煙玉をつかい、カズキの心臓をナイフで狙う
!
﹁⋮⋮⋮カナン
﹂
﹂
戦術よ﹂
来ちゃダメだと
?
﹁貴方死ねところだったじゃない
出して
しかも勝手にエクスカリバー持ち
!
!
!
﹁卑怯だと、思わないでね
カズキの心臓を狙うシリスに銃弾がとんだ、シリスも、吹き飛んだ
!
﹁こんな腐った村、出るわよ
﹁でも設計図⋮⋮⋮﹂
﹁シーナが盗んだわ﹂
﹂
⋮⋮⋮素晴らしい悪党だ。仲間で・・・大丈夫かな
?
だ。また機会があれば会おう、って気絶したのかな
﹂
前と違うものがある。それは仲間だ、仲間は信頼がないとダメなん
﹁なあ、シリス。俺とお前は互いにシーナを必要としていた。だがお
?
エクスカリバーを知っているのはカズキとカナンのみだ
!
?
99
???
﹁⋮⋮⋮シーナを頼んだ。あいつは甘えたいのに感情を出せないうえ
に心細い人間だ。シーナを幸せにしないと、許さないからな、この俺
が﹂
シリスは良いやつだった。
﹁もし、君と戦わなくてすんだら。友達になれたかもしれない。僕は
君とあえて良かった。シーナを幸せにして見せる。ありがとう、シリ
ス﹂
カズキ達はポッケ村をでて、ユクモ村に帰還することにした
ありがとうシリス、君が僕に中途半端な人間だと教えてくれたか
ら、強くなれた気がするよ
100
⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮
﹂
﹁旦那さん、僕は強くなれた気がするニャ。もうすぐ、戻りますニャ。
大好きな、旦那さん
!
荷台のアイテムを取りに
必要な木材を取りに来ました
﹁お茶飲んだら早く行くわよ
﹂
どもー、カズキです。実はですね、設計図︵シーナが盗んできた︶に
﹁のどかな場所はお茶がうまいなぁ・・・﹂
!
﹁じゃー帰りましょ
﹂
﹂
﹁ようやく6つ取れたよ﹂
﹁あ、取れた﹂
・・・とりあえずその辺の木を伐採して⋮⋮⋮
﹁全体で6つ必要だね﹂
﹁木材はいくつ必要なの
荷台を作るのだ︵シーナが盗んできた、設計図にて︶
取れない]それを使いユクモ農場からアイルークエストを使うための
重な木材だ。[※ユクモ周辺でしか取れない、ユクモ周辺でも滅多に
ユクモの堅木は木材の上質な木材であるが上なかなか取れない貴
さあ、ユクモの堅木がほしい
﹁もう少し休ませてくれ、カナン。﹂
?
﹁カナン、おも⋮⋮⋮痛っ
﹂
﹁そうじゃなくて女の子に重いと言うのは失礼ね、説教がいるかしら
事実だ⋮⋮⋮
﹁事実を言おうとしただけだ﹂
﹁重いと言おうとしたでしょ﹂
!
101
?
カナンは疲れすぎて︵足が︶カズキにおぶってもらっている
?
﹂
カナン、目がコワイ
﹁だ、ダイジョブでーす、キニシナイデクダサイネ
﹂
もはや何を喋っているのか
﹁⋮⋮⋮ねえカズキ
﹂
ふいにカナンは話す
﹁どうした
?
いをしたじゃない
﹂
︵詳しくは本作一話を︶
﹂
カナンの目から水が⋮⋮⋮嘘だろ
﹁⋮⋮⋮昔のカナンは素敵だった。﹂
あれ
﹁今は魅力なんてないっ
﹂
なカナンだって好きだよ。ただカナンは可愛いから甘え
?
カズキっ﹂
!
﹂
?
﹁しょうがないなぁ、わかったわよ﹂
いや本気で腰が疲れた
﹁じゃあ早く帰ろうか、カナン、降りろ。﹂
これほどの笑顔をカズキは初めて見た
﹁⋮⋮⋮わかった
なくてさ、二人きりの時だけ、な
たりしてもいいかなって、でもアリスがきたしいまさら変えるんじゃ
﹁ヤンデレ
?
?
本気⋮⋮⋮みたいだなぁ
?
?
102
?
﹁私は貴方と初めて会ったときは今とは違って貴方にかなり敬った行
?
?
?
﹂
そう言ってカナンはやっと降りてくれた
﹁さあ、帰りましょ
カナンはカズキの指を絡ませて走り出した
﹁ちょっ、速すぎるよ。走らないで⋮⋮⋮カナン∼
ユクモ村にて⋮⋮⋮
﹁あ、村長さん。﹂
﹂
﹂
﹁カズキ、貴方に緊急クエストです。相手は⋮⋮⋮イヤンガルルガで
す。行ってきなさい、﹂
﹁わかりました、がなぜイヤンガルルガが緊急クエストなんですか
⋮⋮⋮撃退で構いません。急いで向かいなさい﹂
かった。とのことです。このままでは村が被害に合います、その前に
﹁ドンドルマにて連絡が入りました。イヤンガルルガがユクモ村に向
?
﹁わかりました、メンバーは俺とカナン、シーナ、アリスでお願いしま
す﹂
﹁わかりました。相手はG級です。気をつけて﹂
﹁そこは先にいってくださいよ⋮⋮⋮﹂
103
!
?
VSイヤンガルルガ前編
カズキ達は深い森に来ていた。
﹁イヤンガルルガってこんな森林に生息してるんだ、意外﹂
おかしい、森にはブルファンゴがいるはず、なのに生き物の気配す
らない
﹁カズキ、そこで止まれ。﹂
シーナが警戒しランスを持った
⋮⋮⋮するとクンチュウが転がってきた
﹁・・・﹂
﹂
もちろんかわすのは楽勝である。
﹂
後ろを見ると
﹁グァァァァ
へ
イヤンガルルガが
クンチュウを
飲んでいた
﹁行くぞ、今がチャンスだ
グァァァァァァァァ
﹂
ンスを失い転倒、その瞬間カナンが貫通弾を放つ
﹁グァァァァ
!
ねぇよ
︶ってツッコミを入れとく
カズキは無言でシーナにモンスターに︵モンスターにキレ症とか
﹁もう怒ったのか、キレ症だな、こいつ﹂
イヤンガルルガがほんの少し、赤くなった
!
残 念 な が ら こ の チ ー ム に は 耳 栓 ス キ ル を 持 つ 人 が 存 在 し な い。
よって⋮
﹁ぐっ、うるせぇ﹂
﹂
カズキ達は踞る
﹁グァァァァ
イヤンガルルガが火球を放った。標準は⋮⋮⋮カナンだった
!
104
!
シーナがランスを構え突撃、ガルルガの足に命中しガルルガはバラ
!
?
イヤンガルルガは雄叫びを挙げた
!
﹁私
まあいいわ﹂
カナンは素早く冷却弾を放つ
﹂
と何かが壊れる音がした、直後に凄まじい閃光が
﹁そんなことは後だ、逃げるぞ
﹂
!
なかった⋮⋮⋮
ずの場所で横になっていた、足には多少の傷があるがたいして効いて
カズキ達はベースキャンプに戻った。イヤンガルルガは相変わら
﹂
火球と冷却弾は相殺、だがガルルガは他にももうひとつ火球を放っ
ていた
キイーーンと金属音が響く
﹁くそぉ、盾があるだけ良かったか。﹂
今のうちにアリスは左、僕は右から奇襲をかけるよ
シーナは盾で火球を守った
﹁アリス
ガルルガに二人がかりで奇襲を仕掛ける、が
ビュン
う∼ん、困った
何考えてんの
﹁バカ
迸った
パリィィィン
カズキの前にはクチバシが迫っていた
!
どうする⋮⋮⋮どうすればいい、どうすれば攻撃が当たる
このままだと一方的に攻撃を受けてしまう⋮⋮⋮
﹁近づけないじゃないか⋮⋮⋮﹂
ガルルガはムーンサルト、尻尾を振り回した
!
!
?
!
﹂
﹁ふぇ
!
﹁あぁぁ、アカツキに貰った大切な護符が⋮⋮﹂
!
105
!?
?
﹁作戦をたてよう﹂
言い出しはカズキ
﹂
﹁そうね、安全なところで話し合わないとこっちが怖いわ、誰かさんみ
たいに﹂
と言ってカズキを見るカナン
﹁いやあ、返す言葉もない﹂
﹁そうじゃなくて、カズキさん危なかったんですよ
﹁アリス、カズキは相手が一番で自分が二の次なんだ、そんな性格だか
ら優しく見守ってやれ﹂
シーナが教える
アリスは︿バカみたい⋮⋮⋮自分が一番優先じゃないなんて﹀
・ω・`︶
見たいな顔をした
︵
異常属性で確実に大タル爆弾Gを当てるしかない﹂
問題は爆弾だが⋮⋮⋮
﹂
5大タル爆弾G
×
﹁爆弾なら用意済みですよ
と言ってアリスは馬車の荷台から大タル爆弾
8を見せる
﹁ひとつ提案がある⋮⋮⋮﹂
シーナの提案した内容は
×
?
106
!?
﹁⋮⋮⋮固い鱗が邪魔で剣があまり効かないから切れ味の高いものか
´
1、カナン、麻痺弾で痺れさせる
2、アリスが︵全部の︶爆弾の入った馬車で突撃
3、カズキとシーナでアリスの無事を願う
﹁完璧だな﹂
﹁﹁そうだね﹂﹂
﹁私特攻隊じゃないですか⋮⋮⋮て言うか最後意味ないですよ。﹂
﹁がんばれ﹂
作戦を決行だ﹂
カナンは操虫昆の跳躍で逃げてもらうことにした
﹁よし
﹁アリス、死なないように頑張れよ﹂
﹁⋮⋮⋮頑張ります﹂
107
!
VSイヤンガルルガ中編
﹁よし、作戦準備だ。ここから先にイヤンガルルガがいる。後麻痺弾
じゃなくて睡眠弾にしよう﹂
﹂
カズキ達はイヤンガルルガのいるエリアの手前で会議を行ってい
た
﹁なんで今から睡眠弾にするの
麻痺弾をリロード済みのカナンは面倒くさそうだった
﹁それは麻痺弾だと攻撃がばれるから眠らせた方がばれない﹂
それを聞いたカナンは納得したようだ
﹁じゃあ皆位置についたら僕がサインを送るよ﹂
※ここからカナン視点となります
場所についた⋮⋮⋮私はカズキにサインを送る
三秒後カズキが指を折り始めた⋮⋮⋮後五秒で作戦開始・・・イヤ
ンガルルガには気づかれてない
4⋮⋮⋮無言で私は銃を構える
3⋮⋮⋮スコープを開き射撃体制
2⋮⋮⋮スコープを覗き敵を狙う
108
?
1⋮⋮⋮
0⋮⋮⋮放った睡眠弾は平行線を描き目標︵ターゲット︶へまっす
ぐ向かい
イヤンガルルガの動きは止まった
カズキから第2のサインが送られてきた
安全な高台に上り援護射撃体制
すると奥からアリスが泣き目で馬車に乗り最高速度で突っ込んで
きた⋮⋮⋮泣いているのは馬車が壊れる悲しみか、はたまた自分の役
割問題か
109
ドコーーーン⋮⋮⋮
ユクモ村に聞こえるのでは
と言うくらいの爆撃音
︵カズキとシーナは手を合わせて合掌していた⋮⋮⋮クエスト中なの
にのんきだ事︶
﹂
煙が晴れてきた⋮⋮⋮イヤンガルルガは
﹁なぜ効かない
訴える
グァァァァァァ
﹁何で効かないんだよ⋮⋮⋮これが効かないなら勝ち目が無いじゃな
いか﹂
110
?
イヤンガルルガはむしろ今の攻撃が仇となり怒り状態になった
!
頭から地面に埋まったアリスを引っこ抜きながらカズキは疑問を
!?
こんなとき、アカツキがいたら。カズキはふと思う
﹂
地面には先程落としていった守りの護符が木端微塵となり地面に
落ちていた
﹁諦めたら、何もかもおしまいニャ
ものだ
﹁助けて、アカツキ⋮﹂
﹁ごめん、ボケッとしてた。もう大丈夫﹂
シーナがカズキに放たれた火炎球をガードしながら叫ぶ
﹁バカ、何を考えている
﹂
だが下を見てもあるのは木端微塵の守りの護符、アカツキに貰った
ふとアカツキの声が聞こえた気がする、下から
!!!
カズキは大剣を構え攻撃体制に移った
﹂
イヤンガルルガが突撃してくる。
﹁カズキ、突撃してくるぞ
シーナは武器をしまい緊急回避
!
カズキ
﹂
﹂
め斬りと言われる攻撃だ
﹁食らえっ
イヤンガルルガは火球をばらまきながら走ってくるので今さら誰
も助けることは出来ない、更に距離があるのでカズキが溜め斬りをし
ている事などわからない
ギャァァァァ
!
111
!
だが、カズキは逃げなかった ﹁逃げて
!!
カズキは大剣を持ち構え、グッと腰を落とし、力を溜め始める。溜
!
カズキの炎剣リオレウスが炎を纏い、剣が唸る
!
はあぁぁぁっ
﹂
怒りで速い突撃をイヤンガルルガは行う
﹁ここだ
!
﹂
!
﹁えっ
﹂
だが間に合わなかった・
﹁カズキ、離れて
ロチロと出てくる火に
カナンは見てしまった、イヤンガルルガの怪しく光る眼と口からチ
カズキは剥ぎ取りをしようと近付く
﹁多分⋮⋮⋮﹂
﹁殺ったか
﹂
イヤンガルルガは音もなく倒れた
ぐぅぅぅぅ⋮⋮⋮
カズキは大剣を降り下ろす。イヤンガルルガの頭を直撃させた
!
後ろには慌てて手を差し伸べるカナン
112
?
カズキの目の前にはイヤンガルルガの撃ち放ちそうな火球
?
﹁⋮⋮⋮嘘だろ﹂
イヤンガルルガの火球が放たれる
それはカズキの目の前にまで迫っていた
113
だがカズキの目の前で火球は真っ二つになった
﹂
自分より小さな生き物がジャンプして火球を斬ったのだ
﹁⋮⋮君は誰なんだ
?
VSイヤンガルルガ後編
﹂
前回のあらすじ⋮⋮⋮
﹁カズキ、離れて
﹂
イヤンガルルガの火球が放たれる
﹁⋮⋮⋮嘘だろ﹂
後ろには慌てて手を差し伸べるカナン
カズキの目の前にはイヤンガルルガの撃ち放ちそうな火球
﹁えっ
だが間に合わなかった・
!
それはカズキの目の前にまで迫っていた。⋮⋮⋮だがカズキの目
114
?
の前で火球は真っ二つになった
﹂
自分より小さな生き物がジャンプして火球を斬ったのだ
﹁⋮⋮君は誰なんだ
﹂
115
﹁そんなことよりイヤンガルルガを倒さなくてはいけないぞ
?
!
﹂
﹁⋮⋮⋮久しぶりだね、アカツキ
﹄
﹁久しぶりだニャ、旦那さん
他の皆も﹃アカツキ
!
なんて言うからアカツキは恥ずかしくなってしまう
!
﹂
火球の煙が収まり、煙から小さな影が現れる
?
︶﹄
皆も武器を構え直す
﹂
︵ニャ
﹁さあ、行くよ
﹃もちろん
!
なっていたりしている
修行の成果を見せてもらうよ
﹂
﹁さあアカツキ
﹁任せるニャ
﹂
先 程 の ア リ ス の 自 爆 に よ り 鱗 や 甲 羅 が ボ ロ ボ ロ に な っ た り 無 く
!
﹂
!
ドン、パン
パン
が飛び散った
さり⋮⋮
﹂
!
ましょう
﹂
﹁どうしたんですか
皆さん。早くイヤンガルルガを剥ぎ取って帰り
︵⋮⋮⋮頭を貫くまでしなくても⋮⋮︶
このときアリスを除く皆は
く
アリスが勝ち誇ったように操虫棍の刀でイヤンガルルガの頭を貫
﹁これで⋮⋮⋮終わりですわ
カナンのランスが尻尾を貫き、尻尾を切断した
﹁はぁぁぁぁ
﹂
イヤンガルルガルルガの尻尾の小さな小さな隙間に鋭利な刀が刺
ギャァァァァ
ら刀
カナンの銃弾が尻尾に当たった⋮⋮⋮すると驚いたことに銃弾か
!
カズキは大剣を振りかぶる、だが横からのサマーソルトに阻まれる
︵アカツキは、強くなったな。このチームなら⋮⋮⋮いつか奴を︶
﹁我が一撃、受けてみるニャ
アカツキは槍を構えてイヤンガルルガに突撃する
!
!
!
?
﹁うん、そうだね。うん。﹂
?
116
!
!?
!
!
?
﹂
カズキもさっさと帰ることにした
帰り道⋮⋮⋮
﹁まったく、心配させやがって
カズキはアカツキを抱き締める
﹂
﹁勝手に出ていって、ごめんなさいニャ﹂
﹁許さぬ﹂
ひどっ
とカナンは思う
﹂
カズキは﹂
﹂
117
﹁カナン∼、助けてニャ∼﹂
﹁あれ
ユクモ村の集会所を貸し切った︵カナンが貸し切ったとも言える︶
!
!
﹁⋮⋮⋮ねぇアリス、今日の夜ご飯は何
﹁無視されたニャ
﹁そうみたいだね﹂
?
﹁さあ、アカツキが帰ってきてくれたからお祝いよ
?
!
﹁アカツキさんと風呂ですわ﹂
?
アリスとカナンが微笑んだ
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
﹁アカツキ、あの槍は何処で手に入れたの
えっ、ココア
﹂
﹁ドリンク屋は知らない
﹂
﹂
﹁もう出たニャ、今頃家に戻っているニャ﹂
カズキの予想的中、カナンとアリスが入ってきた
﹁ふぅ、カズキは
カズキは湯船に隠れた
﹁アカツキ、あと任せた﹂
この思考、0、2秒
戸が開いた音がした、他の人は貸しきりだからこない⋮⋮⋮
ガラガラ
驚くのはそのあとだった
ココアや長老が農場にいて驚いたうえそもそも農場があって二倍
﹁ニャハハー⋮⋮⋮﹂
﹁⋮⋮⋮で、自分の手柄にしたと﹂
ニャ﹂
﹁来たから追い払おうとしたらグラビモスが来て二匹でどっか行った
﹁その村にジンオウガ来た
﹂
﹁あれはココアっていうアイルーにもらったニャ∼﹂
?
ドリンク屋はカナンの服装
を指摘する
﹁知らないニャ∼、後その格好はよくないニャ﹂
始めの方で助けたアイルー、ドリンク販売屋だ
?
?
118
?
?
?
﹁あら
温泉で全裸は当たり前よ
﹁そうですか⋮⋮ニャ﹂
ありがとうアカツキ﹂
アリスとカナンは帰っていった
﹁ぷはぁ
﹂
?
﹁どういたしましてニャ、ご主人様はもう決めたニャ
﹂
﹂
119
!
﹁決めたけど⋮⋮⋮内緒だよ
?
?
!
アマツマガツチ、アリスの故郷
﹁良い湯だニャー﹂
アカツキとカズキはユクモ村の温泉に浸かっていた
﹁ふぅ、散々な目に遇った﹂
カナンとアリスの襲撃はめんどくさい。アカツキがいなかったら
どうなっていたことか
アカツキは体を洗いにいったが自分はまだ浸かるつもりだ
絶え間無く涌き出る温泉、静かな波と雨漏りのように上から落ちて
雨漏り
くる水
ん
まるで⋮⋮⋮これから起こる災害のように
ユクモ村で雨が降るのは珍しい
ないんだよね﹂
﹁まあマイハウスが集会場と行ったり来たり出来るから傘を必要とし
﹁フニャー、ほんとだニャぁ﹂
﹁アカツキ、雨が降ってるよ﹂
だ
ユクモ村の入浴場は外壁が無く完全ユクモの木で出来た吹き抜け
!?
家に帰るとたくさんの仲間がいた、およそ50⋮⋮
120
?
﹁なんでユクモ農場のアイルーがこんなにいるんだよ
長老
﹂
!
﹁どうしましたかニャ
﹂
﹁⋮⋮⋮なあココアよ﹂
﹁解せぬ﹂
かってくれ﹂
﹁いやぁ、アイルーは雨に濡れたら髭がな、手入れ大変なんじゃ。わ
!
ありえニャいですし﹂
?
﹂
そう言いましたか
﹁これは、アマツ・マガツチ
﹁アマツマガツチ
アリスが声を挙げる
?
?
ツマガツチは疫病神として恐れられました。それがアマツマガツチ
飲み込まれ、家は壊滅。その村はその後復旧を果たしたましたがアマ
チはそのアミナ村を襲撃しました。超大型タイフーンにより村人は
せる神と言われていました。だが現実は違ったのです、アマツマガツ
マツマガツチは村人が﹃作った﹄神なのです。その神は豊作を訪れさ
です、その村はある古竜、アマツマガツチを祭っていました。そのア
﹁⋮⋮⋮山の外れにアミナ村と言う村がありました。実に450年前
﹁長話ですが、聞いてください。私の村の言い伝えですが﹂
﹁どうしたアリス、具合が優れなさそうな顔をして﹂
﹁ごめんなさい。いきなり声をあげて﹂
﹂
カズキは長老に一つの古文書を貰った
﹁良いんじゃないんですかニャ
﹁さっき見つけた古文書、見せてみるか。雨だし﹂
?
です。アマツマガツチは疫病神ではないんですけどね﹂
﹃⋮⋮⋮⋮⋮﹄
121
!?
話が深すぎて皆黙ってしまう。それもそうだ、アリスの発言は古竜
なのだから
﹂
﹁すみません、こんな悲しい話をして。まあ、別の話でもしましょうか
⋮⋮⋮﹂
﹁待つんだ、アリス。なんでその話を知っているんだ
シーナは対して慌てる様子がない
てもなぁ﹂
﹁まあ、アマツ・マガツチと戦う訳じゃないんだからそんな事言わなく
ルガとは強さが桁違いだ
古竜よりは衰える強さだがそれでも古竜。ジンオウガやイヤンガル
古竜の起こす災害を人は﹃天災﹄という。アマツ・マガツチは他の
﹁それは、私の村が過去にアマツ・マガツチに襲われたからです。﹂
?
﹁まあそうだね、そもそもアマツ・マガツチは山に生息するからユクモ
﹂
122
村は圏外だし、て言うかアリスの村もわかったし﹂
﹁アミナ村、ですか
﹁うん。﹂
?
到着
アミナ村
今日の夜
アリス﹁あの⋮⋮⋮もし良かったらアミナ村に行きませんか
場所ですよ﹂
アリスから⋮⋮⋮
﹂
﹂
﹁私もそろそろ故郷に顔向けしなければいけないので﹂
アミナ村への勧誘が
﹁一緒に行きましょう
やってきた⋮⋮⋮
﹁なに二人だけで行こうとしているのよ
ないす、カナン
﹁そうだ、ユクモ村の村長にも言わないと﹂
﹂
いい
そう、ユクモ村のハンターは無断で他の村に行っては行けないとい
う法則がある。
﹁なら明日聞けば良い話です﹂
アリスは余程行きたいようだ
﹁村長、私達でアミナ村へ行っても良いですか
いでくださいね。
﹁ハンターの代理はいますから平気ですよ、でもそこまで長居はしな
普通だめだろ、だってハンターがナルガクルガ討伐で怪我してるし
?
⋮⋮⋮後ついでにユクモ村とアミナ村の友好度をあげといてくだ
さい﹂
一応OKらしい
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
﹁もう出発か﹂
123
!
?
?
!
許可をもらって翌日には出発するのは早すぎる気がする、まあ荷物
は出来てるが
○○○○○○○○○○○
出発メンバー
カズキ、アリス、カナン、シーナ、アカツキ
である︵四名と一匹︶
アカツキはどこかしら
﹂
﹁なんか馬車に慣れてきたよ、最近移動多いし﹂
﹁あれ
アカツキは⋮⋮⋮
だニャ︶
馬車の荷物おきの影に身を潜ませていた
﹂
﹂ニコッ
今すぐユクモ村に
︵ううっ、気持ち悪いにゃ。これだから自分で歩かないのは嫌いなん
?
?
﹁アリスの村はどこら辺なんだ
﹂
?
すぐにやめてもらわなくては
﹁ユクモ村から4日ですよ
長い、長すぎる
帰るんだぁー
!
4日間スキップ
!
﹁⋮⋮⋮わかりました﹂
アリスの笑みが少し黒く感じた。逆らってはいけない笑みだ
﹁あ、今さら帰ろうなんて言わないでくださいね
!
?
!
124
?
﹁やっとついたのか⋮⋮⋮アミナ村﹂
﹂
﹁標高がかなり高いわね⋮⋮⋮﹂
﹁アカツキー、大丈夫か
﹁うぷっ、気持ち悪いにゃぁぁぁ。おえぇぇぇ﹂
アカツキは馬車から降りるなり速攻吐いた、うわっアイルーの吐い
たやつ汚い⋮⋮⋮⋮⋮
﹁ひどいニャぁ、おえぇぇぇ﹂
アミナ村はのどかなところだ、近くになにもないポツンとした村。
このアミナ村は標高が高く、農場が盛んだ。特に薬草。後漢方薬など
も作られている。成る程、だから村長はここと交友関係を結びたかっ
たのか
歩けば歩くほど木々が増える。この村は自然が多く、アマツマガツ
チの襲撃が嘘のように感じる
武具加工屋がある
アリス。後
?
土地は農場やここにハンターはいるのか
?
しばらくアミナ村を歩いていると女の人にあった
﹂
﹁あ、カズキ様、彼女が村長ですわ﹂
アリスがその村長の元へ駆け出す
﹂
アリスなのですか
キリヤ姉さま
﹁⋮⋮⋮アリス
﹁はい
⋮⋮⋮姉さま
!
125
?
﹁アリス、でも村の中では村長と呼びなさいと⋮⋮あら
!
?
?
!
ろの方は﹂
﹂
﹁私の仲間で左からカズキ様、カナン様、シーナ様です。あとアイルー
のアカツキ﹂
﹁あとは余計だニャ
﹁まあ、ゆっくりくつろいでくださいな﹂
﹁この村は敬語を使う人が多いわね﹂
﹁⋮⋮⋮うん﹂
126
!
アミナ村を満喫するカズキ
皆様にいい忘れたことがあります。まず番外編でアリスの父は大
長老。ですがなぜ故郷に姉がいるかというと
母↓死んだ
父︵大長老︶は仕事関係で離ればなれ
姉、妹↓しょうがないから実家に帰った
です。皆様すいません
﹂
︶
﹂
127
﹁肉なんか無いぞ
﹁⋮⋮⋮﹂
﹂
カズキは無言でカナンに空手チョップをした。
﹁痛ったーい、なにするのよ
﹁食事中だ﹂
﹁お前と言う奴は⋮⋮﹂
﹁なら食事中以外なら良いのね♪﹂
!
?
アミナ村の食事場にカズキとカナンは来ていた
﹂
料理は山菜や見知らぬ魚がメインだ
﹁カズキ∼お肉が食べたいよぉ
︵荷台のアイテムを取りに
ちなみにいまカズキとカナンは二人きりなので
!
の約束事がありただいまラブラブしてます。
!
﹁なら貴方についてるそのソーセージを食べさせて
?
﹁見つけましたぁ
カズキ様
﹂
目がキラッキラだ
内容は大まかに言うと
﹁アマツマガツチの古文書の解読に成功しました
何を見つけたのか
!
﹂
!
らしい
﹁そして明後日がちょうど300年後なのですよ
﹂
﹁⋮⋮⋮アリス、カナン、この村を守ろう。﹂
﹁当たり前よ
﹁当然ですわ﹂
アリスは用がすむと出ていってしまった
﹁すみませ∼ん、牛乳一杯ください﹂
﹂
﹁はーい、ただいまお持ちしまーす﹂
﹁カズキ∼今日は一緒に寝ない
﹂
アマツマガツチの天災は一回発生しても300年後にまた現れる
!
?
!
アリス、村長︵キリヤ︶
カズキとカナンは食事中を離れる
﹁うん、下の部分だけ素直に受け取っておこう﹂
﹁冗談半分よ、でも貴方の事は大好き♪﹂
カズキの背中に寒気が走る
﹁ふーん。まあ機会があればYo☆ba☆iしちゃうんだから﹂
﹁やだ、俺のパーティーは女三人男一人なんだからダメだ﹂
?
128
!
﹁キリヤ姉さん、カズキ達はこれから現れる︵かも︶神に抵抗する事に
な り ま し た。私 も 神 に 抵 抗 し ま す。な の で ⋮⋮⋮ 神 が 来 る 前 に ア ミ
ナ禁地の改良をしてください。﹂
キリヤは少し考える
﹁⋮⋮⋮わかりました。良いでしょう。ただ条件として必ず神に勝ち
なさい。アミナ村の為に﹂
﹁わかりました﹂
︶
これからの戦いは今までとは各が違う、気を抜いたら殺されるレベ
ルだ
﹁アリス、これを持っていきなさい﹂
それは、操虫棍ではなく一つの⋮⋮⋮片手剣だった
﹁操虫棍よりはいいと思います。後は頑張りなさい﹂
︵片手剣、使ったことないのに⋮⋮⋮まあ大丈夫。かな
﹁後、カズキ君を大切にね﹂
﹁わかりました。後⋮⋮⋮いえ、なんでもありません。これはカズキ
から聞いてください﹂
﹁報告を期待してますよ。﹂
129
?
アマツマガツチ撃退準備
﹂
﹂
誰か、誰か家の子を⋮⋮⋮﹂
﹁逃げろ∼
なんて一時期思ってた。でも、違った。
けないじゃん。﹂
﹁そういえばさぁ、別に古文書どうりにアマツマガツチが再来するわ
!
﹁旦那さん大丈夫かにゃ
るニャ︵笑︶﹂
﹁そんなことねえし∼﹂
足が産まれたばかりのヤギみたいになって
なんて言ってるが本当は足の震えが止まらない
ツチが観測されたと言うだけの発表なんだ。﹂
﹁どうせアマツマガツチがこの村に必ず来る訳じゃない。アマツマガ
10分前⋮⋮⋮⋮⋮⋮
そこで警護をとってください﹂
西 は シ ー ナ。お 願 い し ま す。各 方 角 に 高 台 が 設 置 し て あ り ま す。
南はカナン
東はアリス
北はカズキ
に警護をしてもらいます。
﹁ドンドルマからアマツマガツチの報告がありました。そこで皆さん
それは15分前⋮⋮⋮
アマツマガツチは、俺達が着く前に。天災を起こしていた。
﹁おじいさん、速く
﹁キャー
!
皆と話せるように無線を持っている。
この時、他の皆も足が震えるくらいの恐怖と戦っていた。ちなみに
?
130
!
!
﹁皆、アマツマガツチは見つかったか
﹁見つからないわ﹂
﹁こっちもだ﹂
﹁私もですわ﹂
皆が手がかりなしだ
﹁まさか⋮⋮⋮皆
﹂
村に走って引き返せ
﹂
突如、黒い雨雲が発生した、カズキ達の方ではない。村に、だけだ。
?
!
﹂
どうしたんだニャ
﹁はぁ、はぁっ
﹁旦那さん
﹂
緊急事態だ。アマツマガツチはアミナ村に直下型で落ちてきた。
!
﹁いたな、アマツマガツチ⋮⋮⋮
﹂
カズキの前にはアマツマガツチがいた。
﹁オマエラが⋮⋮⋮アミナ村ノ、ハンターか
﹁へぇ、古竜は会話ができるのか﹂
﹂
カズキ達が走ってアミナ村に着いたのは10分後だ。
カズキ達はひたすらに走り続けた。村に着くまで
に・・・﹂
﹁ま ず い ⋮⋮⋮ こ の ま ま で は、ア ミ ナ 村 が 3 0 0 年 前 と 同 じ 哀 し み
?
!
いきなりアクセント良くなった。まあいいか
﹁ああ、多少はな﹂
あるぇ
?
!
131
!?
?
﹁何故この村を襲うんだ
﹁⋮⋮⋮⋮⋮﹂
﹂
理由は答えられない、らしい。
禁足地
で待っている。﹂
﹁まあいい、聞きたいことはたくさんあるよ。だから⋮⋮⋮実力行使
だ﹂
﹁なら御主らが言う
そう言うと何処かへ行ってしまった
﹁まったく⋮⋮⋮言うだけいって自分からどっか行っちゃうなんて。﹂
カズキ一同はアイテムを整える。
﹁今回は古竜が相手だ。アイテムは存分に使ってくれ。﹂
禁足地はバリスタや撃龍槍が配置されており地形は高いところと
平地の二場所ある。
﹁撃龍槍はチャンスがあれば、バリスタは各自持ってね。﹂
﹃了解︵ニャ︶﹄
そういえばアイルーもバリスタ打てた気がする。オトモ取扱書と
﹂
か無いかな⋮⋮⋮あるわけないか
﹁じゃあ、禁足地へ
132
?
カズキ達は気球に乗り込んだ
!
アマツマガツチ撃退part1
アリスとカナンは古竜戦の前なのに日常会話を行っていた。アマ
ツマガツチも舐められたものである。
カズキは
﹂
﹁最近ココット村で新しいサイダーアイスクリームっていうスイーツ
が開発されたらしいですわ﹂
﹁美味しそうね、行きましょう
﹁⋮⋮⋮﹂
?
に集中していた
﹁ねーぇーカズキぃ
﹂
カズキは今、数少ないアマツマガツチの攻撃方が載っている古文書
!
﹂
﹂
!!
ためだろ
﹂
﹁んなもんギルドにアマツマガツチの撃退を証明しG級許可証を得る
﹁本音は
に古文書を読んでいるのに
﹁何で古竜戦の前なのに日常会話が出来るんだよ。俺は奴に勝つため
!
﹂
違うぞ。シーナを見ろ、アイツは戦う前の精神統一を⋮⋮⋮
﹁なっ
﹁あれの何処が精神統一なのかしらぁ
疲れて寝ていただけだ
﹁⋮⋮⋮Zzz﹂
﹂
あれっ
﹃ふーん、そんな本音なんだぁ︵笑︶﹄
するとカナンとアリスの口が笑った
!
﹂
﹁な ん で こ の t e a m は こ ん な に も 異 常 な 奴 し か 集 ま ら な い ん だ ぁ
?
!
するとアカツキが俺の服を引っ張る。
﹁旦那さん、ついたにゃ。﹂
禁足地⋮⋮⋮古竜の撃退ポイント、まあただ単に古竜のいないとき
に古竜の巣を撃退場に加工しただけだ。
﹁ギルドの支給品は⋮⋮⋮あった。﹂
133
?
?
!
バリスタ、撃龍槍専用ツルハシ、バリスタ単発拘束弾、そして一般
的携帯研石や応急薬グレートだ
行くよ
﹂
古竜戦ということでギルドも応急薬ではなく応急薬グレートを支
給してくれたらしい。
﹂
!
﹄
﹁みんな支給品は持ったね
﹃おーっ
﹁なんでニャ
﹁後アカツキは単独行動で頼む。﹂
?
﹁了解ニャ
﹂
よ、アカツキ。﹂
楽になる。後生命の粉塵を渡すから危ないときは使ってね。頑張れ
﹁皆で連携もいいけど一人が後ろから全体の状況を把握すれば攻撃が
?
﹁そりゃサーセン。﹂
﹁全力で、かかってこい。﹂
!
避した
﹂
﹁空中でもボウガンは当たるのよ
﹂
シーナはランスを構え突撃、しかしアマツマガツチは空中に浮き回
﹁やぁっ
のカナンが後方だ
ランスのシーナを前方とし中間をカズキ、アリス。そしてボウガン
﹁もとから⋮⋮⋮そのつもりだ
﹂
﹁やっと来たか、待ちわびたぞ﹂
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
!
﹁ぐっ
﹂
ンは雷撃弾⋮⋮⋮ギルド開発品だ。銃弾に雷属性が付いているのだ
カナンのボウガンが火を噴く、水属性のアマツマガツチに対しカナ
!
134
!
!
雷撃弾はアマツマガツチの翼に当たった、アマツマガツチはゆっく
!
りと降下する
﹁お主らはふざけたチームだと思ったが案外戦闘ではしっかりしてお
るではないか。見直したぞ﹂
﹁なんでふざけたチームっていう扱いなんだよ⋮⋮⋮﹂
﹂
それは禁足地に来る時の話をアマツマガツチが聞いていただけだ。
﹁いくぞ、はっ
﹂
﹂
!
﹂
﹁大丈夫か
﹂
カナンは回復弾level2をカズキの背中に当てる
﹁カズキ
よって直撃した。
﹁⋮⋮⋮ぐはぁっ
アマツマガツチは水の塊を放つ、至近距離なので回避はできない
﹁こんな簡単な攻撃に引っ掛かるとは⋮⋮⋮バカめ。﹂
だからカズキの目の前にアマツマガツチがいるのだ。
﹁うわっ
アマツマガツチがいたことには気がつかなかった。
竜巻を回避したカズキ、だが竜巻は砂を巻き込んでおりその後ろに
﹁起動さえ読めば楽勝じゃねえか︵笑︶﹂
心に四方向に放たれる。
アマツマガツチは竜巻を四つ展開した、竜巻はアマツマガツチを中
!
﹁だっ⋮⋮⋮大丈夫。ありがとう。﹂
﹁旦那さん、バリスタを使いますニャ
﹂
という効果音と共にアマツマガツチの背中に直撃した。
が強いのでは
と思うくらいだ
﹁猫の分際で⋮⋮⋮いい気になるなよ
﹂
!
風の砲撃がアカツキに直撃、もちろんアカツキは
﹂
﹁フニャー、もうだめですニャ。一時撤退ニャぁー
﹁アカツキ⋮⋮⋮アカツキー
﹁ただ休むだけニャ﹂
!
﹂
アマツマガツチはかなり怯んでいる。ボウガンよりバリスタの方
ドスっ
!
!
?
135
!
!
シーナも生命の粉塵を使いカズキを回復させる
!
!
アクアブレスだ
うん、知ってる。
﹁カズキ
﹂
﹂
威力はステージの地面を抉る程度だ。
﹁後ろから来たわよ
カズキ様狙われてますっ
堪らず横にひとっ飛び
﹁横からも来ましたわ
また前からだ
堪らず前にひとっ飛び
﹁カズキ
横に逃げろ。﹂
ギリギリだったがなんとか回避に成功した。
⋮⋮⋮堪らず横にひとっ飛び
﹂
に直線的な水でできたビームのような物がハンターを襲うのだ。
のみ発動される攻撃方だ。ステージの上空に飛び立ちステージ全体
アクアブレス⋮⋮⋮効果はアマツマガツチが怒り状態になった時
!!!
もうやだ、スタミナ残ってない。
!
う。
﹁御主⋮⋮⋮まだ生きておったか・・・
﹁かなり危なかったぜ﹂
!
をもつやつがあったはず⋮⋮⋮
?
﹂
﹁何処でその情報を手に入れたか知らんが使ったらお主ら全員死ぬぞ
﹁お得意の技はまだ隠すつもりか
﹂
でもたしか古文書にはアクアブレス以外にももう一つ最大攻撃力
﹂
するとアマツマガツチが降りてきた、アクアブレスは疲れるのだろ
!
!
⋮⋮⋮またか、わざとだろ
!
﹁そうか⋮⋮⋮アリス、カナン、アカツキ
﹂
アカツキが単発拘束弾を放つ
﹁ぬぅ⋮⋮⋮猪口際な
!
﹂
!
136
!
!
怒り状態でもアマツマガツチは本気ではないらしい
?
﹁全員突撃
﹂
とりゃーぁ
要がある
﹁んっ
のアリスはなんかフォームがなってないが武器が
!
﹂
!
﹂
!!
アカツキどこいった
喰らえ、タイフーン
!
そこで拘束が終わった
﹁お主ら許さん
﹂
!
?
アマツマガツチの鱗や甲羅を吹き飛ばし身体を斬り裂いた。
カズキの大剣、溜め斬りだ。
﹁はっ、とりゃぁ
カナンはボウガンで仲間に当てる危険性があるので待機
﹁⋮⋮⋮﹂
刺す
ランスのシーナはアマツマガツチの鱗や甲羅が無いところを突き
﹁はっ、やっ、とう
強いらしくアマツマガツチの鱗や甲羅を簡単に斬っていく
片手剣初心者
﹂
アマツマガツチの拘束時間は約15秒、そこでダメージを与える必
!
カズキ達の目の前に巨大なタイフーンが表れた
137
?
!
アマツマガツチ撃退part2
﹁なんだこの竜巻⋮⋮⋮アマツマガツチを中心に、って強い ︵風が︶﹂
﹁反対側に走れ
﹂
られて力尽きるのだ。
は竜巻に吸い込まれたら最後、中心にいるアマツマガツチに締め付け
竜巻、アマツマガツチの強攻撃でタイフーンと呼ばれる。ハンター
!
﹂
!
助けて⋮⋮﹂
﹂
攻撃が来るわ
﹁カズキ、後ろ
﹂
!!
﹄
タイフーンはどうにもならんぞ。﹂
?
見えた。
﹁行くニャ、バリスタ
ニャ∼
﹂
!!!
きれないアマツマガツチはタイフーンをやむを得ず停止した。
たった一発のバリスタがアマツマガツチの翼を抉った、痛みに耐え
増し威力も倍増だ。
アカツキの放ったバリスタはタイフーンの影響によりスピードが
!
そう言うとアカツキが高台からバリスタを放とうとしているのが
﹁大丈夫だ、もうすぐ収まる。﹂
﹁だがどうするんだカズキ
シーナが盾で防いでくれたのだ。
﹃シーナ
﹁はあ、はあっ⋮⋮⋮間に合ったか。﹂
と金属音。
キィィーン
!
アマツマガツチは水の塊をカズキに放った。
﹁背中を向けるとは⋮⋮⋮バカめ。﹂
飛ばされるのを防いだ。
カズキはカナンとタイフーンの間に立つようにしてカナンが吹き
﹁カナン
カナンが一番軽いのだろう。今にも吹き飛ばされそうだ。
﹁カズキ
タイフーンの威力がさらに強くなる。
﹁悪あがきを⋮⋮⋮ふん
多少吸い込まれる時間を伸ばせる。がそれはただの悪あがきだ。
!
!
138
!
!
!
アマツマガツチの翼は敗れ、かなりのダメージを受けた。一方のカ
ズキ達はゆっくりのペースで応急薬グレードや生命の粉塵を使うこ
とで無理のないダメージに押さえていた。
﹂
突如、アマツマガツチが黒くなった。最終形態だ。
﹁貴様ら⋮⋮⋮コロシテヤル、コロス
いく。
﹁皆は今のうちに攻撃
﹂
!
ンターでは﹃緊急回避﹄と呼ばれる。
カズキは竜巻を引き付けてギリギリで地面を蹴り横に跳んだ。ハ
﹁⋮⋮⋮もしかしたらだけどな。﹂
前方から二つの竜巻、後方から一つ
皆はカズキの言葉に頷くと各自行動を開始した
アカツキは大砲準備
は違い4つの竜巻はホーミング性能がありカズキだけを追い詰めて
アマツマガツチは先程と同じように4つの竜巻を放つ、だが先程と
!!
﹁はあっ、たあっ
﹂
﹂
﹂
!
アカツキはバリスタに戻っていった。
﹁ごめんなさいニャ∼﹂
﹁アカツキ何やってんだよ
の肉を裂いていく。甲羅を壊し、アカツキが拾っていく⋮⋮⋮
剣を振り上げ、降り下ろす。切れ味の良い片手剣はアマツマガツチ
!
139
!
竜巻はぶつかりあい、二つの竜巻は互いに消しあった。
﹂
﹁これなら、いける
﹁私も行きます
!
本日限りの片手剣、アリスだ。
!
﹁シーナ
私たちも行くわよ﹂
﹁わかっている、彼らだけに任せるわけにはいかないからな﹂
カナンはヘビイボウガンの最大火力、しゃがみ撃ち。
﹂
シーナはカナンを盾で守りつつも勝機を考えていた。
﹁カナン、カズキは撃龍槍をいつ使うと思う
﹁ぐっ⋮⋮⋮貴様か、ボウガン使い
﹂
そう言うとカナンはヘビイボウガンの限界、20発を乱射し始めた
だと思う。﹂
﹁わからないわ、でも一回使うと二回目が長すぎるから考えているん
?
﹁ふっ、生憎だったな。吹き飛べ
﹂
﹁今さら気がついても遅いのよ、あ。弾切れた﹂
!
さんばかりに突撃した。
﹁吹き飛ぶのは貴方よ。吹き飛びなさい
滅龍弾
﹂
!!!
がけて放った。
﹁ぬうっ、くそっ
﹂
カナンは滅龍弾をリロード、さらに発砲しアマツマガツチの脳天め
!
アマツマガツチは最終形態で固くなった身体でカナンを吹き飛ば
!
た。
高台は、撃龍槍の発射ポイント。
高台の上でカズキは笑った。
!
飛び出た
﹁勝ったと思うなよ⋮⋮⋮アミナ村のハンター
﹂
﹁俺はアミナ村のハンターではない⋮⋮⋮ユクモのハンターだ
﹂
カズキはピッケルを降り下ろした。衝撃で火薬が爆発し撃龍槍が
﹁僕たちの勝ちだ、負けを認めろ、アマツマガツチ
﹂
アマツマガツチは速攻回避、バランスを崩し無様にも高台に激突し
!
撃龍槍がアマツマガツチの胸を貫いた
!
!!!
140
!
まだ終わらない
アマツマガツチの恐怖
マイハウス内⋮⋮⋮
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
よほどの疲れなのだろう
﹁了解です⋮⋮⋮﹂
﹁速くマイハウスで休みなさい。﹂
した。
アマツマガツチ狩猟から5時間30分、カズキ達はアミナ村に帰還
﹁へとへとですね。﹂
﹁ただいま帰りました⋮⋮⋮﹂
アミナ村 村長キリヤさんだ。
﹁皆様、お疲れ様でした。﹂
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
気球を運転できるのはこの中でアカツキのみだ
﹁旦那さん、みんなお疲れ様ニャ。﹂
倒れかかるように気球に乗り込む
カズキ達はもうへとへとだ
﹁さて、アミナ村に帰ろう。﹂
アマツマガツチは撃龍槍により息耐えた、カズキ達はそう確信した
!!
﹁カズキはマイハウスについた瞬間ベッドに入ったのね﹂
カナンが遅れてマイハウスに入ってきた
﹁ああ、私とアリスは眠れないんだがな﹂
﹁カズキ完全に寝てるのね﹂
頬っぺたをつつく
﹁Zzz⋮⋮⋮むにゃ﹂
︵うん、可愛い⋮⋮⋮︶
﹁カナン、その思考はやめてくれ﹂
なんてふざけていると⋮⋮⋮
141
!?
ドコォォォン
﹁なっ、何事ですか
﹂
アリス、カナン、シーナは武器を持ち再出撃
家から出ると目の前の家が真っ二つだった
﹁嘘っ⋮⋮⋮なんで﹂
﹂
アマツマガツチの、人間で
﹁アマツマガツチが禁足地から現れました。﹂
キリヤ姉さんがいた。
﹁でも倒したはず⋮⋮﹂
﹂
﹁天空の宝玉はお持ちですか
﹁⋮⋮⋮何故ですか
﹁まさか⋮⋮⋮﹂
いう心臓を示すところだ。
天空の宝玉、どこかで聞いた。そうだ
?
﹁逃げて
﹂
ヤ姉さんだ。
アマツマガツチは水ブレスを放つ標的︵ターゲット︶は⋮⋮⋮キリ
﹁天空の宝玉がないとすぐ復活してしまうのです。﹂
!
?
かなかったのだ。
﹂
﹁カナン様、大丈夫ですわ。﹂
﹁えっ
かった。
そして水ブレスを⋮⋮⋮
キリヤ姉さんは腕を振りかざし⋮⋮⋮
142
!
!
しかしキリヤ姉さんは動かなかった、動けなかったのではない、動
!
キ リ ヤ 姉 さ ん は 片 手 剣 ⋮⋮⋮ ア リ ス の 使 っ て い た 剣 と 変 わ ら な
?
目の前にきた水ブレスを
当たればカナン達も巻き添えを喰らう所で⋮⋮⋮
腕を一直線に振りかざし
水ブレスを一刀両断したのだ
﹁﹁お∼⋮⋮⋮﹂﹂
︵私だってボウガンで水ブレスを撃てば出来るわよ⋮⋮⋮
﹂
キリヤがアマツマガツチに向かって飛び上がった⋮⋮⋮
キリヤがカナンの肩を押し、反動で飛び上がった。
﹁カナンさん、失礼
︶
アマツマガツチの天空の宝玉は首の浅い場所にあるらしい
思うことは人それぞれだった。
︵流石キリヤ姉さん♪︶
は最大の防御なのか︶
︵なるほど、盾のガードもありだがそんな防ぎ方があったとは。攻撃
!
キリヤはゆったりとした軌道を描きながら空を舞った、後にカナン
﹂
はアリスの空を飛んだ時に似ていたと語る。
﹁アマツマガツチは、私の手で
!
あとは私が
﹂
キリヤの片手剣がアマツマガツチの首を裂き天空の宝玉が見えた。
﹁キリヤ姉さん
!!
﹂
そして手を伸ばす。
﹁簡単にはさせぬ
う
﹂
シーナは麻痺投げナイフを五本連続投射
!
﹁っ⋮⋮⋮
﹂﹂
アマツマガツチの前の戦闘で傷付いたボロボロの爪がアリスを襲
!
143
!
アリスが操虫棍を持ち空を舞った。
!
﹁﹁簡単にアリスを殺させない︵わ︶
!!!
カナンのLV3麻痺弾、
︵普通存在しない銃弾だがカズキの特殊配合によりドスゲネポスの大
牙とカラ骨調合で出来るのだ︶
﹂
がアマツマガツチの足、胸、腕、様々な部位に麻痺属性が入った
﹁ぬぁぁぁぁ
﹂
アリス、天空の宝玉を
﹂
アマツマガツチは麻痺にかかった。効果は約6秒
﹁今だ
﹁獲りなさい
なんだ
﹁⋮⋮⋮⋮⋮﹂
﹁なっ
﹂
ドコォォォォン︵アマツマガツチが倒れる音︶
おまけ⋮⋮⋮⋮⋮
奪い、アマツマガツチは今度こそ完全に生き絶えた⋮⋮⋮
カナンとシーナの後押しによりアマツマガツチから天空の宝玉を
!!
3分後にカナンとシーナ、アリスは帰ってきたらしい
Zzz⋮⋮⋮
﹁夢か、寝よう。﹂
!?
144
!
!
!
!
今日も平和なユクモ村
あのアマツマガツチを撃退してくれたらしいじゃないですか
カズキとアカツキは最後にアミナ村の加工屋に来ていた
﹁旦那
﹂
ほんっとうに嬉しい限りです。お礼とはなんですが良
お買い得だぁ
﹂
!
ているように
﹂
﹁まだ素材が残ってますね、天空の宝玉はお持ちですか
﹁これですか
?
﹂
アマツマガツチの大剣も完成が近づく
﹁僕だってここまで強い装備は初めてです。ありがとうございます。﹂
な仕事くれてありがとうございます。﹂
﹁旦那さん、こんな、古竜の武器や防具を作るのは初めてですよ。こん
アマツマガツチの鱗、甲羅、翼や尻尾がたっぷりと使われていく
加工場はやはり暑いが特別に見せてもらった
アマツマガツチの大剣を作る。
﹁勿論
﹁アマツマガツチの武器を作りませんか﹂
アマツマガツチの持っていた、蒼くて鮮やかな丸い宝玉である。
?
﹂
加工屋の人はニコニコ優しい目で見ている、まるで面白いものを見
﹁マジか、ありがとう︵自分がカッコいい方だと思っている︶﹂
﹁旦那さんカッコいいにゃ︵防具が︶﹂
り軽い
アマツマガツチの防具は過去最高級の防御力を持っていた。何よ
﹁早速装備してください
カズキ、念願の古竜防具一式
﹁おっ、これならアマツマガツチの防具が一式作れますよ。﹂
大量に入っていた
アカツキの持っていた大きな包みの中にアマツマガツチの素材が
﹁旦那さん、これを見るにゃ。﹂
やったぁ
ければ少しお買い得にしますよ
いやあっ
!
!
!
145
!
!
!
!
﹁アカツキ、皆は
﹂
﹁内緒だにゃー♪﹂
﹁ケチだなぁアカツキ﹂
アマツマガツチの大剣も完成した。アマツマガツチ一式は背中か
ら翼のようなものもありそれは天使の象徴にも見える
﹁大剣、見せてください。﹂
アマツマガツチの大剣はアマツマガツチ特有の水を発生させる武
器で斬ると水が発生する。
また大剣の見た目は引き寄せられるようなくらい鮮やかで、太陽の
光に会わせ七色に光輝く
また来てくださいね。﹂
﹁カッコいい⋮⋮⋮﹂
﹁気に入りましたか
﹁さあ、みんなが待ってるにゃ
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ちょっとアカツキ
﹁旦那さん、目隠しにゃ。﹂
﹁ふぇ
﹂
﹂
アカツキ、いつもより楽しそうだ。
!
﹁もうはずしていいにゃー﹂
﹁⋮⋮⋮﹂トコトコ
﹁落ち着くにゃ、そのまま前に歩くにゃ。そうそう、そのまま⋮⋮⋮﹂
!
﹂
目を開けると、アミナ村の皆がいた
﹁せーのっ
!
146
?
勿論お金はしっかり払いました
?
ツタの葉で目を隠された
!?
﹂
︵カナン︶
﹁カズキ
︵アリス︶
﹁アマツマガツチ撃退﹂
﹂
︵キリヤ姉さん︶
﹁おめでとうっ
︵シーナ︶
﹁皆⋮⋮⋮⋮﹂
﹂
!
﹁カズキ∼
﹂
カズキは皆の元へ走り出した
﹁カナン⋮⋮⋮皆っ
勿論主役はカズキだ
カナン達がこの祝いを開いたのだ
﹁さあ、速く♪﹂
間達。皆が祝ってくれた。
アミナ村の皆がいた。さっきの武器加工屋、武器販売屋、雑貨屋、仲
!
クモ温泉を満喫した。
ドリンクはいかがですかにゃ∼
﹂
!
とあるドリンク屋は大繁盛だ
﹁アミナ村の皆様
﹁村長、終わりました。﹂
アミナ村の所へ遊びにいくユクモの人も増えた。
!
147
!
その後、ユクモとアミナでは貿易が盛んになり、アミナ村の人はユ
!
﹁その防具⋮⋮⋮﹂
﹂
流石はカズキ
﹁アマツマガツチ、狩猟です
﹁よくやりました
﹂
!
!
こうしてユクモ、アミナ村の平和はカズキとカナン、アリス、シー
ナにより完成したのだ。
148
!
氷海遭難一日目
アマツマガツチを狩猟して早1ヶ月、カズキとカナンに大きな大き
な進展があった。
それは、カナンとカズキが二人きり。どう考えても誰も邪魔しない
︵出来ない︶場所だ。
﹂
﹁カズキ、貴方に会えて嬉しかった。最後に言わせて、ずっと貴方の事
がっ
⋮⋮⋮好きでした。
さかのぼること一日前、カズキとカナンは二人で氷海の探索に来て
いた。
何故ならアマツマガツチを狩猟したことにギルドはカズキを高く
評価して、最近氷海に異変があるとの事で探索に来ていた。 猛吹雪の中、ホットドリンクを飲みながら到着。
﹁氷 海 は や っ ぱ り 寒 い ね、ホ ッ ト ド リ ン ク 無 し で は 生 き て い け な い
よ。﹂
﹂
﹁ホットドリンクは沢山あると良いわね、長期戦は大変だもの。﹂
﹁一応5つ持ってきた。カナンは
︵ホットドリンクの最大数は5個と言うことには絶対に突っ込まない
﹁ホットドリンク20個に調合分10個ね。﹂
?
149
!
でください。︶
⋮⋮⋮何
弾が当たらない
﹂
どっちだ
この感じ。﹂
どんだけだよ。持ちすぎ、少し持つよ﹂
﹂
﹂
すると後ろにあった大岩がぶっ飛んでいった
﹁⋮⋮⋮へ
﹁何で
前方を再度確認、見たことの無い竜だ。いや、龍か
?
﹁多っ
﹁んじゃ少しもってもらおうかしら
﹂
カナンには解る、プロガンナーの勘だ。
静かに﹂
﹁何も解らないよ
﹁しっ
﹁解せぬ⋮⋮⋮﹂
﹁速く逃げて
すると襲ってきた、強風。
?
たまらず横にダイビング
!
︶で背中を撃たれてビックリした。と言うか痛かった
﹂
︶は軽く後ろに下がった。
﹁危ない、カナン
?
しっかりしなさい
カズキっ
どうやらここは洞窟らしい。
﹂
!
﹁カズキ
!
竜巻がカズキとカナンを襲い、カズキ達は吹き飛ばされた。
﹁カズキ⋮⋮⋮﹂
身体は勝手に動き、カナンの元へ走っていた。
!!
急に竜︵龍
まあとにかく、凄いサイレンサーだ。
︵ここ重要
たくしない。ボーッとしているといきなりLv1通常弾を防具なし
カナンのボウガンは最大級のサイレンサーがついており、音がまっ
?
?
!
涙目のカナンが視界に映った
!?
150
!
?
?
!
!
?
﹁ここは⋮⋮⋮﹂
﹁吹き飛ばされて偶々洞窟に⋮⋮⋮﹂
生憎持ち合わせていないんだな、
外は見える。下には自分達がいた景色だ。
﹁高けぇ⋮⋮﹂
﹂
上に吹き飛ばされたらしい。
﹁寒っ
急いでホットドリンクを飲む。
﹁カズキ⋮⋮⋮﹂
カナンが困っている。モドリ玉
これが。
﹁お腹空いたよぉ⋮﹂
カナンは日頃強いがこう言うときは滅茶苦茶弱い。
﹁こんがり肉、食べなよ。﹂
﹁ありがと⋮⋮⋮﹂
むしゃむしゃとこんがり肉を頬張るカナン、可愛い。アレだ、小動
﹂
さあ、困った。もういい、大人しく待とう。救援を
氷海の夜は速い。
﹁もう寝ようか、何もすること無いし。﹂
﹁嫌、付けて
﹂
﹁よっと⋮⋮⋮松明は勿体無いから消す
﹂
おっ、カナンのカリスマ︵強目な部分の事︶が戻ってきた。
﹁そうね、そうしましょう。﹂
ほっとけ
日頃のカナンからみて小動物より大
物見たいな愛くるしさ。何っ
﹁ここから出たい。﹂
﹁落ちるしかないわよ
?
﹁死んじゃうね、どう考えても。﹂
落ちる
ただ、弱いときだけ本気で可愛い。ベタぼれし過ぎ
⋮⋮⋮気持ちは解る。
動物だと思ったやつ出てこい
!
?
?
!
!
?
151
?
!
﹂
入れてちょうだい
﹂
カナンは暗闇が大嫌いです。知っててからかいました。
﹁はいはい、もう寝るよ
聞こえないよ。﹂
﹁寝袋が無いの
カナンは大声で叫んだ
﹁だからー、聞こえないよってば。﹂
﹁⋮⋮れて﹂
﹁何
﹁⋮⋮⋮て﹂
自分の寝袋を出して寝る
?
まれた。
⋮⋮⋮南無三
?
スマン、カナン。
よくこんな緊急事態に発情出来るな⋮⋮⋮と自分は思った。
勿論カナンの大きな胸も自分の胸に当たる。
だから身体同士が当たる
一人専用の寝袋に二人で入る⋮⋮⋮無茶だ。
﹁わかった⋮⋮⋮今日だけだよ。﹂
コクンと小さく頷くカナン
﹁えっと⋮⋮無いの
﹂
カナンの大声で雪崩が発生して偶々いたジンオウガ亜種が巻き込
!
!
あ、腹減った。なにも食ってないからな。まあいい、明日食べよう。
152
!
?
氷海遭難二日目
朝、起きると目の前カナンの寝顔。まあ当然か
まだ入っていたい⋮⋮⋮少しのとある欲望も朝から湧くが朝ごは
んを作るんだ
﹂
﹂
頂上周辺の洞窟、誰も探しに来るわけ無いなぁ⋮⋮⋮
sideユクモ村
﹁カズキさんはまだ帰らないのですか
﹁アリス、落ち着きなさい。﹂
カズキさんが帰らないのに
﹁そうだ、村長の言うとうりだ。落ち着け﹂
﹁シーナさんもですか
!
!?
シーナ達は氷海へ向かった。
sideカズキ
﹁これってユクモ村帰れないパターンじゃね
実際、そうだろ。
﹁速く帰りたいわね﹂
あ、カナン起きたっぽい
﹁ん、おはよう﹂
そろそろ肉が焼けてきたので焼き上げる
サシミウオ入ってるじゃない。﹂
﹁ほい、肉ばかりすまないね。﹂
﹁あれ
﹂
?
﹁とりあえず私とアリス、お前の二人で氷海に行くぞ。﹂
アリス達がカズキを探していた。
?
何故私にくれるのよ。﹂
﹁これは貴方のよ
?
﹁少しは自分を優先しなさい。﹂
ちょっとした好意だ
﹂
﹁肉ばかり嫌だろ
?
153
!
﹁ポーチに一匹入っていたんだ。氷海で釣れた﹂
?
﹁ちょっとした好意だっての﹂
10分後
﹂
助けを求めよう。カナン
﹁カズキ、下にハンターが
﹁ほんとだ
﹁カナン
﹂
﹁そこのハンター
﹂
﹁うっ、うるさいっ⋮﹂
少し本音が出た。
また、雪崩が発生した。
雪崩が⋮⋮⋮﹂
←ハンター目線
﹁あれ
﹂
?
﹁素直にユクモ村長に話しておくよ。﹂
﹂
﹂
皆 様 の ご 想 像 に お 任 せ し ま す。た だ 視 界 が
瞬間、カナンがおもいっきり自分を引き寄せて窒息技
た。ナ ニ が 起 き た か
真っ暗なのと甘い香りがしました。
﹂
﹂
?
しっかり言葉を話さなきゃ伝わらないわよ
そして黒くカナンが笑ってました。
﹁ん∼、んん∼
ん∼
﹁どうしたのかしら
﹁んっ
﹂フルフル
﹁村長に言わないかしら
﹁ん∼
→横に頭を降る
?
?
?
?
!
を喰らっ
﹁⋮⋮⋮私のせいじゃないわ、勝手に発生した雪崩が悪いのよ...﹂
﹁カナン、一人ハンターを殺っちゃったよ
﹂
ハンターはジンオウガ亜種と、運命を共にした。
?
!
カナンは大きく息を吸い込んだ。
!
止めようとも、すでに遅し。
!!
?
少し嬉しかった、今は拷問にも等しい位辛い。
!
154
?
!
!
あ、少し気持ち良い。
﹁あっ、何すんのよエッチ
﹂
引き寄せたのは貴方です
﹁このっ
﹁ぐっ、ぐるじい
﹂
﹂
⋮⋮⋮でもベースキャンプに戻れるわけではなく
カズキ、一落ち︵笑︶
﹁んっ⋮⋮⋮﹂
カナンはおもいっきりカズキをホールドした
!
﹁じゃあ良いわ、一人寂しく雪の上で寝るわよ。﹂
﹁もう、昨日だけって言ったのに⋮⋮⋮﹂
そして何もすることはなく夜になり、また寝袋を二人で使った。
カナンのホールドが弱まった瞬間逃げた
!
﹁わかったよぉ⋮⋮⋮﹂
155
!
氷海遭難三日目
氷海はとても寒く、冷たい希少な鉱石が取れる。
カズキー﹂
カナンのアラームは、カツーン、カツーン、といったピッケル音だ。
﹂
﹁朝っぱらから五月蝿いわね∼
﹁うん、起こしちゃった
﹁音が五月蝿すぎるの﹂
何かのモンスターの仕業か
?
﹂
﹂
﹂
﹁ええ、私もそう思っていました。モンスターの仕業⋮⋮⋮ですかね
﹁アリス、やけに氷海は寒くないか
﹂
寒いぃ、こんなに寒いとは。氷海は何時にも増してさむいな。
sideシーナ
﹁そうね⋮⋮⋮このままずっと、は嫌だわ﹂
﹁そろそろ、ユクモも動き出すと思うんだけどな⋮⋮⋮﹂
ちぇっ、せっかく良い鉱石が沢山採れたのに
?
?
上にいるのはカズキじゃないか
﹂
﹁カナン、ここは俺が。﹂
﹁なんでよ
﹁じゃあ俺がやるよ⋮﹂
﹁勝手にしなさい。﹂
﹂
スーッと息を吸い込む
﹁シーナぁぁぁ
!
156
?
あまり理由はわからない
﹁ん
シーナだ
sideカズキ
﹁カナン
なら⋮⋮﹂
!? !
流石に三回目はさせません。
﹁ほんと
!
?
雪崩が発生するんです。
?
!?
?
カナンと同じく雪崩が発生しました。
﹁あ⋮⋮⋮﹂↑カナン
﹁何故雪崩が起きた⋮﹂
﹂
いきなり雪崩が来たぞ⋮⋮⋮
sideシーナ
あれ
﹁ア⋮⋮⋮アリ、アリス
﹁どうしまし⋮⋮⋮﹂
﹁﹁逃げろ
﹂
﹂﹂
﹁私も同意件ですわ⋮﹂
﹁アリス
二人は気がついた︵仲間のせいで︶雪崩が発生した事に。
?
そうだわ
今伝えてしまいましょう、そうした方がいいわ。
最後にカズキに気持ちを伝えたかった。
ああ、これで私とカズキは殺人容疑で終身刑ね⋮
sideカナン
!
がっ
﹂
﹁カズキ、貴方に会えて嬉しかった。最後に言わせて、ずっと貴方の事
﹁うん。ちゃんと聞くよ⋮⋮⋮﹂
﹁最後に言いたいことがあるの⋮﹂
﹁うん、僕は殺人未遂だけどね⋮⋮⋮﹂
﹁ねえ、カズキ。私達殺人容疑で終身刑ね⋮⋮﹂
!
﹁なによ、最後の言葉を言ってたのに﹂
﹂
﹁実は死んだのはジンオウガ亜種で二回目のハンターは自力で生き延
びました﹂
﹁じゃあ私は無罪
このあとカナンはジンオウガ亜種狩猟報酬をちゃっかり貰ってい
﹁無罪どころかジンオウガ亜種狩猟なんですが﹂
?
157
!
?
!
﹁カナン、実はですね。非常に言いにくいのですが。﹂
!
たり
sideシーナ
﹁雪崩が収まったようだな﹂
﹄
﹁そうですね、ひやひやしました﹂
﹃カズキ、覚えときなさい⋮⋮⋮
→※アリスとシーナの心境
﹂
アリスとシーナは、ユクモ村に連絡、カズキ達は無事、気球に乗っ
た。
﹂
﹂
カズキに冷やされたんだ。暖めてもらわな
?
気球内で⋮⋮⋮
﹁カズキさん、私達﹃貴方 ﹄の雪崩に巻き込まれかけたのですが
﹁氷海だけに⋮⋮⋮
﹁そこで、ヒャッとしたので温泉に入りたいな∼って思いまして﹂
﹁はい﹂
﹂
﹁カズキさんにお風呂で暖めてほしいなぁって⋮⋮⋮﹂
﹂
﹁あ、そういう⋮⋮⋮えっ
﹁そ、それはだめよ
何がおかしいんだ
シーナも
﹁ならいいわよ、でも私も入るんだからぁ
⋮⋮⋮はぁっ
きゃ困るだろ﹂
﹁ん
珍しい、カナンが反論した。
!
?
?
﹁⋮⋮⋮まて、僕に拒否権は﹂
158
!
﹁本当に私も少しヒャッとしたぞ﹂
!
瞬間、シーナの目が、と言うより皆の空気が固まった。
?
!
もう、カナンの面影すらないよ。駄々こねてるし
!
?
?
﹂﹂﹂
159
﹁﹁﹁あるわけないでしょ
⋮⋮⋮やっぱりね
!
氷海帰宅後、︵非︶日常
アイルーだよ。アカツキじゃない、知らないアイルー
気球に揺られること2時間、皆は爆睡していた。気球は誰が運転し
てるかって
﹁みんな寝てるな⋮⋮⋮このまま逃亡しようか﹂
勿論、やったら殺される
﹁そろそろつきますニャ、そこの三名、起こしてほしいですニャ。﹂
このアイルー、しっかり敬語が使えるだと⋮⋮⋮
アカツキとは大違いだ。
﹁おいカナン、アリス、シーナ。起きろや﹂
シーナ↓起きたて弱い
カナン↓一度寝たら起きない
アリス↓平常
あっ⋮⋮⋮︵察し︶
﹁カズキさん、おはようございます。﹂
﹁アリス、いきなり悪いがカナンをおぶってくれ。俺はシーナをおぶ
る﹂
﹁わかりました⋮⋮⋮﹂
そう言うとシーナをおんぶする
⋮⋮⋮以外とおm、ゲフンゲフンなんでもないぞ
シーナはランスで筋肉質なんだ、しょうがない⋮⋮⋮しょうがない
んだよ
気のせいだ。
﹁カズキさん、カナンさんは以外と軽いですね﹂
﹁そうだね⋮⋮⋮﹂
実際カナンは超軽い
最近エロい発言しかしていない
身体つきとは大違いだが
なに
﹁温泉、使われてますね。﹂
温泉はもう使われている
?
160
?
﹁ユクモ村まできたけど⋮⋮⋮﹂
?
﹁とりあえず家に帰ろう。﹂
一回、帰宅。
﹁私は大事な仕事があるので﹂と言いアリスはどっか行ってしまった
二人を寝室で寝かせた後、お腹が物凄い空いていたので軽くサンド
イッチを作って食べた。やっぱり肉だけの生活は飽きてしまう。
そういった事が氷海で身をもって知った。
﹂
﹁普通にしてるけど、たまたま肉焼きセットあったけど無かったらど
うなってたんだろう
空腹⋮⋮⋮だったんだろうな
下手したら死んでたりして
﹁⋮⋮⋮おはよう﹂
﹁あっ、シーナ。おはよう∼﹂
ちなみに今は夜6時30分と言ったところか
ガラガラガラと音がする
アリスが家に帰ってきた
﹁お帰り、アリス。﹂
﹂
ですよ﹂
﹁今、お風呂が予約とれました。﹂
﹁えっ
﹁貸しきりの
⋮⋮⋮もう、何してくれてんだか。
﹁アリス⋮⋮⋮﹂
﹁カズキさん、予約してこいってカナンさんからメールが来たんです
﹂
よ、歯向かったらカズキさんに秘密をぶちまけるって言われまして﹂
﹁ん∼、秘密って
どうやら、9時30分に温泉予約してしまった。らしい
﹁それは⋮⋮⋮言えませんよっ﹂
?
161
?
なんでも夜9時30分に予約したらしい
!
?
諦めよう。とりあえず村長に帰ってきた事を伝えなくては。
﹁ちょっと村長の所行ってくる﹂
と言いガラガラガラと戸を閉める
外に向かうと見つけた、村長。
﹁今、帰りました。﹂
﹂
﹁カズキ、ちょっと引き受けてほしいクエストがあるの。﹂
﹁なんですか
﹂
﹁それより
﹂
カナンよ、貴様はいつ起きた。
﹁わかった∼﹂
一匹は勿論アカツキ
﹁明日クエスト行くよ∼、四人で⋮⋮⋮一匹連れて﹂
よって、すぐ家に帰れる
村長と自分の家はわりと近い
﹁ですか⋮⋮⋮わかりました。明日いきます﹂
﹃ざわめく森﹄
﹁調査よ、ユクモクエスト﹃ざわめく森﹄をお願いするわ﹂
﹁それは
﹁最近竜の鳴き声がするの、それも二種類﹂
?
ですよね∼
﹂
﹂
これどうにかなるぞ♪
あーはいはい、ですよね∼。こう期待させてからの落とすという
﹁皆で、行こうか。﹂
おっ
﹁そうだな⋮⋮⋮﹂
﹁シーナ、何か言ってやってくれ。﹂
最後に賭けてみるか
アリスもか⋮⋮⋮
﹁私もいきます
!
!
﹁お風呂いこっ
カナンの目がイキイキとしている。あまりいいことはなさそうだ
!
162
?
!
番
結論的にはシーナとアリスに無理矢理連れて︵拉致されて︶行かれ
た
⋮⋮⋮勿論食事食べてからだよ
9時30分、やっぱり貸しきりの状態なので誰もいない。あれ
台さんも居ないし。
163
﹁番台さんは出ていってもらいました。﹂
アリス、君のせいか。
?
?
ユクモ温泉にて
そんなわけで、温泉に入らなければいけなかった
﹂﹂﹂
﹁せめて下着は履きたいんですが⋮⋮⋮﹂
﹁﹁﹁却下
最近思う、シーナはこんなにダメな人ではなかったはず。
論外。
アリスはもう諦めた
カナン
理由は明白だろう
んで、脱衣室。
﹁マジか⋮⋮⋮﹂
なんて言いながら入浴
暫くしてカナンが来た
﹁カズキの事だから逃げたと思ったわ﹂
﹁逃げたかったな﹂
﹂
異性の前でよく全裸でズカズカと入れるもんだ。躊躇いを持ちな
さい
﹂
?
⋮⋮⋮相変わらず暴力的な︵精神面で︶身体だ。
カ・ズ・キ
?
ほらほら∼♪﹂
﹁さっきから私の身体じろじろ見てるじゃない
あ、バレた
﹁そんなに見たいなら良いわよ
目の前でカナンが身体を見せつけてくる
﹁⋮⋮⋮﹂
顔を背ける
ついでに身体もね
﹂
﹁ふーん、チラ見するわりには背けるのね
﹁⋮⋮⋮﹂
﹂
?
?
﹁そんな子には、お仕置きかしら
?
164
!
?
カナンが背中に抱き付いてくる。
﹁っ
!?
﹂
突然のことで、ビックリした。
﹁ほらほら∼、気持ちいい
?
あっ
くっ
﹂
﹁いい声出すじゃない、ほらほらっ。あれ
﹂
気持ち良すぎて脱力してしまった
﹁脱力しちゃったの
﹁カズキさ∼ん
アリスは察した。
﹂
﹂
﹂
ほら、アリスたちも来るわよ﹂
﹂
﹂
私も入れてください⋮⋮⋮あれ
カズキさんは
カズキが脱力してることに気がつく。
﹁カナンさん
﹁ソー○っぽいこと
﹁ちょっとソ○プポイことしたら脱力したわ
?
私にはテクニックもあるしなにより貴女より大きな胸が
身体を洗っていた
﹁貴女がこのパーティーに入らなければ私が一番大きかったのに
﹂
﹁ならシリコンでも使えばいいじゃないですか﹂
﹁なら貴女は偽乳
﹁違いますよ、ほらこのハリと弾力を見てもわからんのですか
の数倍の極上の乳ですよ﹂
﹁うっ⋮⋮⋮それはっ﹂
﹂
ちなみにギャーギャー五月蝿いカナン、アリスを無視してカズキは
あります。﹂
﹁違います
﹁そんなことないわ、テクニックよ、テクニック。﹂
?
﹁そんなに気持ちいい
チャプンと湯の音をたて脱力し、カナンにもたれかかった。
﹁うん⋮⋮⋮﹂
﹂
そのまま擦り付けてくる、大きな二つの胸を使って。
﹁かっ、カナン
!
自分でもこんな声出るのかと驚く
!
?
﹁そう、○ープっぽいことよ。﹂
?
珍しくカナンが口論で負けている。
貴女
!
?
?
165
?
?
!
!
﹁なら私がヤったらもっと気持ちいいですね
?
?
?
!
﹁二人とも五月蝿いぞ﹂
﹁﹁あ、シーナ︵さん︶﹂﹂
やっぱ来たか⋮⋮⋮
﹁カズキさん、お背中洗いますね♪﹂
﹁あっ⋮⋮⋮ありがとう。んじゃお願い﹂
普通に洗って
﹂
?
その具体例がシーナ︵笑︶
﹂
﹁じゃあ他人に揉み揉みしてもらうと良いの
?
その頃のカズキ⋮⋮⋮
!
意外とあっさり
﹁もう十分洗って貰ったから、もう流すから
﹂
そう言うとアリスは下がった、あれ
﹁もう出るからね
泡を流してすぐにでる
﹁そろそろ私達も戻りましょうか﹂
﹁そうですね。そうしましょう﹂
﹂
﹁んじゃこれから毎日カズキにお世話になろうかしら♪﹂
﹁そうだな﹂
﹂
﹁やめとけ、自分でやっても大きくならない﹂
﹁私も揉み揉みしようかしら
毎日揉み揉みしてもらったらしいぞ﹂
﹁カナンも十分大きいと思うが⋮⋮⋮アリスはお姉ちゃん︵キリヤ︶に
﹁なんでアリスはあんなに胸が大きいのよ⋮⋮⋮世界は不平等だわ﹂
そんな状況を見守る二人
襲う︵快楽的意味で︶
カズキの背中に密着するように形を変えてアリスの胸がカズキを
﹁それは気持ちいいけど⋮⋮⋮﹂
﹂
するとアリスはカズキからスポンジを借りると⋮⋮⋮胸に泡をつ
アリス
けて洗い始めた
﹁ひゃぁ
!?
﹁カズキさん、これが私の普通です。気持ちいいですよね
!
!
?
166
?
!
カナン達も家に戻った
ちなみに家とユクモ温泉は廊下で繋がっている、旅館みたいな構造
なのでわざわざ寒い外に出なくてすむ
﹁明日の狩の準備、しようかな⋮⋮⋮﹂
背中には、二人の柔らかい違和感が残っていた。
167
ざわめく森part1
﹁一応村長の依頼だから⋮⋮⋮アイテムはしっかり持っていこう﹂
﹂
回復系アイテム、大タル爆弾、念のための秘薬と砥石
﹁皆、準備終わった
﹁私はおっけーだ﹂
﹁私も平気です﹂
すよ
﹂
﹂
﹁準備は終わりしたか
終わったなら、
﹃ざわめく森﹄行ってもらいま
村長は家を出た所にいてくれる
﹁村長∼
く出掛けられる
10分後、カナンのアイテム整理が終わったのでクエストにようや
﹁待ってるから慌てなくていいよ。﹂
まあしょうがない、だって種類が多すぎるからね
カナンはいつも銃弾の準備が遅い
﹁あ、まって。銃弾がまだ準備出来てない﹂
?
?
クエスト内容はドスファンゴ一体の狩猟だが、二つの竜の鳴き声が
聞こえた⋮⋮⋮つまり乱入の可能性がある
﹁⋮⋮気を付けなさい﹂
﹁わかってます﹂
﹂
!
狩猟ポイントはユクモの裏にある森林らしい
﹁皆、今回は最大三体狩猟だ。気を引き締めていこう
﹂
そして支給品を受け取り森林の中に入っていく
﹁⋮⋮⋮あれは
﹂
?
﹁って、鬣がピンクのドスファンゴかよ。新種かと思ったのに﹂
皆はそれに着いていく
﹁新しいモンスターかな
ピンクの鬣が、森林の奥に入っていった
?
168
!
﹁わかりました、行きます。﹂
?
﹁まあいいわ、殺るわよ。﹂
﹂
すると、竜の鳴き声が聞こえた。かなり近くで。
﹁なんだ⋮⋮⋮
﹂﹂﹂﹂
空気がピリピリする、視界も少し明るい
﹁お前か⋮⋮⋮﹂
﹁﹁﹁﹁ジンオウガ
竜の鳴き声の一体はジンオウガだった
お前も行け。こんなやつ私一人で十分だ
﹂
二人はドスファンゴで、乱入したジンオウガも狩猟
二体の乱入はしてほしくないな
﹂
﹁シーナ、アリス
するよ
﹁いや、アリス
いく
﹁シーナ、任せたよ
﹂
﹁速くジンオウガを狩猟しておけよ
﹂
﹁ジンオウガ⋮⋮⋮最初から電雷光虫纏っているのか、セコいな。﹂
出会った時からピカピカしてるよ
﹁さて、君はクエストの狩猟対象じゃないけど。殺させてもらうよ
﹁いくわよ
﹂
﹁やってやるよ⋮⋮﹂
ウガは放つ
﹂
やれるもんならやってみろゴラァと言わんばかりの咆哮をジンオ
!
シーナはこやし玉を投げてドスファンゴを違うステージに連れて
!
シーナはドスファンゴを追って、何処かへ行ってしまった。
!
!
後ろに跳び二三発目を回避した
﹁あのジンオウガ、やるわね﹂
×
﹁当たり前だろ、来るぞ。﹂
ジンオウガは電雷光弾を放つ、二個
二回のペースで。
Lv2通常弾を三連射する、がジンオウガは一発目が当たった瞬間
ライトボウガンで来たカナンは連射を利用する
!
169
?
!
!
!
!
﹁っ、ここをかわす
﹁きゃぁっ
﹂
大丈夫か
What
﹂
﹂
カズキーーー
そっちはシーナの方角でっせ。
﹁カズキさん、ジンオウガ消えました。﹂
頭の横を銃弾が通った、ジンオウガの雷光弾だな
﹁⋮⋮⋮ツンデレ﹂
﹁世話が焼けるわ﹂
どうやらカナンが回復弾を射ってくれたらしい
﹁カナンさん
﹁直後、身体が軽くなった気がした。﹂
雷光弾を回避しきれず直撃したらしい。
﹁アリス
﹂
紙一重でギリギリ回避。
!
?
何故ジンオウガがいるんだぁ
﹂
170
﹁うおーっ
!
!
早々に行かなくては⋮⋮
!?
?
!
!
!? ?
ざわめく森part2
たどり着いた先にはドスファンゴとジンオウガにフルボッコにさ
れているシーナがいた
﹁二対一は卑怯⋮⋮⋮ぐふっ﹂バタン
⋮⋮⋮御愁傷様と言わんばかりの感じでシーナがぶっ倒れた、あ。
アイルー君達に引き摺られていった。減った分の報酬金はシーナに
夜ご飯を奢ってもらおう
﹁さて、ドスファンゴから殺っちゃうか。﹂
﹂
﹁もうヤったわ﹂
﹁ヤった
﹁二人で殺りました。﹂
ヤったなんて言われたら変な誤解するに気まってんだろ
﹁だったらジンオウガだけね⋮⋮⋮﹂
﹂﹂
﹁アリス、後ろから奇襲作戦。カナンは俺と一緒に彼奴を引き付けて﹂
﹁﹁了解
アリスはカズキを盾にしてジンオウガの視界から消える。これで
アリスには気づかれないだろう
﹁カナン、貫通弾に切り替えて。突っ込むから当たらないように。﹂
﹁そういうの、結構難しいのよ。﹂
とか言いつつ貫通弾をリロード
もう射撃準備が出来たわ。﹂
﹃さんきゅ﹄と内心呟いた
﹁速く突っ込みなさい
﹁うおーっ
﹂
なカナンの後方支援もあった
その後ろから、カナンの貫通弾が俺のギリギリで当たらない。そん
アマツマガツチの大剣の柄を握り締め、走り出す
!
﹂
﹁くらえっ
﹁クォォォォン
﹂
と鈍い音がした
バキン
!
段差を使って宙に舞った
!
!
!
171
!??
!
ジンオウガの角が片方、壊れたのだ。
﹂
ジンオウガはそのまま逃亡。
﹁よし、今だ
﹂
誰もいない。﹂
﹁⋮⋮⋮いけっ
﹂
すると本当にジンオウガはカナンに突撃をしてきた。
﹁さあ、突撃してきなさい。﹂
ジンオウガに見付かったが見付かったのはカナンだけだ。
﹁﹁わかった﹂﹂
倒すわよ。﹂
﹁私がジンオウガに目眩を発生させる、その間にジンオウガを一気に
ジンオウガは近くにいる
﹁即答かよ⋮⋮⋮﹂
﹁あるわよ。﹂
﹁後少し⋮⋮⋮何か簡単に敵を倒す方法。﹂
︵笑︶
シーナは一人、ピッケルと虫網と釣りざおを手に、採取を始めた。
﹁いつも私を外しやがって⋮⋮⋮もういいもん﹂
シーナ、遅れて到着。
﹁あれ
五分後⋮⋮⋮⋮⋮
カズキ達は平原から森の中へ入っていった。
﹁追いかけろ
しかし、それでもジンオウガは逃げていった。
アリスが片手剣を持ちながら突っ込み、尻尾を抉り取った
!
!
爆発効果でジンオウガに目眩が発生した、今がチャンスだ
爆発した。
⋮⋮⋮
良 く 狙 い 済 ま し た 銃 弾 は ジ ン オ ウ ガ の 頭 に 吸 い 込 ま れ る よ う に
!
172
?
﹂
﹁行くぞ
﹂﹂
﹁クォォォ⋮⋮⋮﹂
ジンオウガは音もなく倒れた。
﹂
﹁さあ、クエスト完了だ。もう帰ろうか﹂
﹁二体目の竜はほっといていいの
﹂
﹁出てこなかったし良いだろ⋮⋮⋮うわっ
﹁何すべって⋮⋮キャッ
﹂
﹂
ふと地面を見ると洗剤のような物があった
!
?
三人とも転ぶのは明らかにおかしい。
﹁二人とも⋮⋮⋮キャッ
!
!
﹂
カズキとアリスの強烈な溜め斬りがジンオウガを襲った
﹁﹁吹っ飛べ
﹂
﹁はいっ
!
﹁⋮⋮⋮なんだこれ
173
!
!
?
﹂
に出会いまして、タマミツネって言うら
三体目の乱入は逃げの一手
﹁洗剤⋮⋮⋮
はろー、カズキだよ。
いやですね、なんか新種
しくて
﹂
﹂
一応クリアとなるのだ。
﹁逃げっ
煙玉を使って逃亡。
ベースキャンプ⋮⋮
﹁⋮⋮⋮﹂
﹁どうしたんだよシーナ
﹁⋮⋮⋮﹂プイッ
﹁しぃなぁー﹂
﹁⋮⋮⋮﹂イラッ
﹁すみません⋮⋮⋮﹂
シーナ、激おこです。
﹂
乱入された場合のみ、ユクモ村は逃亡を許可されておりクエストも
るし﹂
﹁アリス、カナン。村に逃げよう。勝ち目ない、タマミツネに遊ばれて
カナンとアリスは洗剤がいい感じにかかってなんか工口い
ステン、また転んだ
﹁もうやめてぇ⋮⋮⋮﹂
すよ。
自分がいてね、その周りを洗剤でするする回るから転びまくるんで
⋮⋮⋮また転んだよ。
﹁わぁっ
タマミツネに洗剤で遊ばれてます。
?
?
﹁私だけ置いてって⋮⋮⋮﹂
?
174
!
!
﹁ごめん∼、な
﹂
﹂プイッ
﹂
!
﹂
﹁村長はタマミツネを見たことがあるんですか
村長酒飲みすぎたのかな
﹁タマミツネの狩猟は認めません。﹂
は
特徴とかありますか
村長は、ミツネさんを見たことがあるらしい。
﹁あら、タマミツネですか、久しぶりに見ましたね。﹂
んで、帰って村長に報告した。
村帰って、村長に報告して⋮⋮⋮もう寝よう
カナンは殺る気満々だ、タマミツネに対しだけどね。
﹁次は洗剤対策しないと
タマミツネは一回村長に報告しなければ
﹁とりあえず、ユクモ村に戻ろうよ。﹂
気で︶
シーナはいつから子供になったのだろうか、作者も疑問だ︵最近本
﹁ふんっ
?
?
えっ
と言う反応。眠いから無視
﹁いい忘れたけどタマミツネは狩猟しないよー﹂
カナンとアリスに寝ることを伝えて寝ることにした。
﹁もう寝るわ、おやすみ∼﹂
それでいいのですよ、と一言帰ってきて。家に帰る ﹁まあ、よくわかりました。タマミツネは狩猟しません。﹂
えー、カナンは殺る気満々だってのに
怪我を直す優しいモンスターです。より、狩猟認めませんよ。﹂
﹁タマミツネは傷付いたアイルーを自らの回復効果のある泡で纏い、
?
?
しぶしぶとアカツキは肩を揉む
﹁旦那さん、いつまでハーレムにゃ
﹂
﹁あー、アカツキ。肩揉んで、肩を。﹂
!?
175
!
是非とも知っておきたい
?
﹁うるせぇ、ほっとけや。﹂
好きな人は﹂
作者﹁カズキ、お前にハーレムENDは用意してないからな。﹂
﹂
﹁作者は黙っとけ﹂
作者﹁ひどっ
﹁ところで決めたかにゃ
﹁その質問は過去にもあったけど⋮⋮⋮まあ決まってる。﹂
おおー、とアカツキは感心した表情を見せる、がまあ
﹁アカツキ、肩を揉む。手が動いてないぞ。﹂
﹁五月蝿いにゃ⋮⋮﹂
﹁後でマタタビあげるから。﹂
目がキラキラと光り、アカツキは肩を揉み始めた
﹁今後どうしようか⋮⋮⋮﹂
176
?
!
この城の温泉に祝福を
﹁なあ、この温泉に行ってみないか
﹁シーザス城下町
﹂
﹁私も問題ないぞ。﹂
シーナもOK
﹁⋮⋮⋮カナン
何この動揺
﹂
﹁えっ、あっ、みっ皆が行くなら行くわよ
えっ
﹂
へぇ⋮⋮⋮お城なんですね﹂
カズキは一枚の紙をピラピラと見せる。
?
!
アリスが興味を持ってくれた
?
side村長
こまりました、何が困ったかって
?
それが私のポリシー
あ、カナンが止めてくれという目をしてますね。でも期待を裏切る、
まあいいですか、カズキが城で乱闘を起こす人ではありませんし。
いや、村は開けてもいいんですがね⋮⋮⋮
たいなんて言い出すからです。
カズキがシーザス城下町に行き
﹁んじゃ村長に村開けていいか聞いてくる﹂
?
?
﹁ミツカリマセヌヨウニ⋮⋮﹂ボソッ
﹁そうだな∼﹂
﹁楽しみですね∼﹂
﹁よし、出発するか。﹂
sideカズキ
ああ、カナンが項垂れてますね︵笑︶
﹁一ヶ月間以内には帰ってきなさい。﹂
!
177
?
えっ
カナンが何か言ったかな
﹁⋮⋮⋮﹂
気のせいだったようだ。
城には気球でおよそ4時間
﹁ここがシーザス城か﹂
ついたのは、バカでかい城。しかも、ユクモとは比べ物にならない
でかさ
﹁でけぇ⋮⋮⋮﹂
!
あ、アカム一式の人が通り過ぎてった。
ドヤ顔しやがって⋮⋮⋮こちとらアマツ一式だぞこの野郎
⋮⋮⋮アカムとアマツは戦わせたらどっちが勝つんだろ
うん、場所によるな。
溶岩ならアマツの水ブレス蒸発しちゃうし
でも陸ならアカム自分で溶岩出しそうだな。
でもアマツは空飛べるし⋮⋮⋮
結論、わからん。
まあ、そんな疑問はおいといて。
﹁この洋館が俺のとった宿だから﹂
アマツ撃退の報酬金はかなりあり、そこそこ良い宿さ。
﹁ちなみに温泉予約済み﹂
﹁抜け目が無いわね⋮﹂
﹁あ、混浴じゃないぞ﹂
﹂﹂﹂
﹁﹁﹁ええっ
?
﹂
?
しら
﹂
﹁ああ、カズキ様計4名様は混浴じゃないですよ
﹁だから混浴に変えてと申すのよ﹂
﹁貴女どこかで⋮⋮⋮カナン女王様
?
﹂
﹁ねえ、カズキが温泉予約したのだけど混浴に変えてもらって良いか
sideカナン
カナンフロント行ったな
あれぇ
!
178
?
?
?
﹁違うわよ
﹂
遠く後ろから、
﹁カナ∼ン。早くしないと置いてくぞ
て言うから。
﹂
︶
そうだから、カズキ達には内緒にしなさい。後混浴
﹁カナン王女様ですね﹂
﹁わかったわよ
に変えなさいよ﹂
﹂
﹁10分待っていただいてもらえば⋮⋮⋮﹂
﹁カズキが入ってからかしら
﹁そういうことです。﹂
⋮⋮⋮内心ウキウキしていた。
温泉内
﹂
︵ユクモとは違う湯質♪これは入らなければ
そう言い残してカズキは温泉へ向かう
﹁んじゃ、先行ってる﹂
カナンは部屋に帰っていった。
?
﹁やべぇ⋮⋮⋮むっちゃ気持ち良い
!
!
﹁うへぇー⋮⋮⋮変な声でたな﹂
の経験無いけどね︵笑︶︶
疲れがほぐれていく、肩凝りが無くなっていく感覚︵作者は肩凝り
!
179
?
?