(記者資料) 平成28年2月12日(金) 問合先:財政部 財政課 担 当:課長 篠田一也 電 話:0436-23-9809 平成28年度市原市一般会計及び特別・企業会計予算案(骨子) 一般会計の予算規模は、前年度比1.0%増、4年連続のプラス予算で過去最大 平成28年度一般会計予算は、税収が低迷する中にあっても、人口減少等の課題克服に 向けた総合戦略や安心・安全の強化など3つの重点施策のほか、喫緊の課題である子育 て支援策の充実等に向け、特定財源を確保しながら積極果断な対応を図った結果、過去 最大の予算規模となりました。 【主な増大の要因】・子どものための教育・保育給付費など扶助費 (+17.6億円) ・人口減少等の克服に向けた総合戦略に掲げる施策(+2.6億円) ※以下、予算額の表示単位未満は四捨五入、( Ⅰ )内は対前年度比 予 算 規 模 ○一般会計 914億3,000万円(+9.4億円、1.0%増) ○特別会計 640億9,580万円(△4.8億円、0.8%減) ○公営企業会計 47億7,220万円(+0.5億円、1.1%増) 1,602億9,800万円(+5.1億円、0.3%増) ○総予算額 Ⅱ 一 般 会 計 1 入 ① 市税の増 +3.8億円(+0.8%) 給与所得の増に伴う個人市民税の増など ② 普通交付税及び臨時財政対策債の皆減 △6.1億円(皆減) 国の地方財政対策の動向を勘案し、計上見送り 普通交付税△1.1億円、臨時財政対策債△5.0億円 ③ 市債の増 +1.6億円(+2.9%) 建設事業のうち防災庁舎建設事業など単独分の増に伴う建設事業債の増 2 歳 出 ① 義務的経費の増 +22.1億円(+4.7%) 扶助費+17.6億円、公債費+2.5億円 など ② 繰出金の減 △1.5億円(△1.6%) 国民健康保険事業特別会計繰出金△3.1億円 など ③ 普通建設事業費の減 △11.8億円(△10.0%) 福増クリーンセンター第二工場基幹改良事業△19.2億円 など 3 財 源 対 策 ○財政調整基金の取崩し 11.2億円(+0.3億円 残高は前年同時期以上を確保) ○特定目的基金の活用 6.3億円 (市債 管理基金 3.0億円など) ○有利な財源を最大限活用 26.5億円 (元利 償還金を地方交付税措置など) Ⅲ 歳 重点施策 次の3つの重点施策に財源を重点配分 ① ② ③ 人口減少等の克服に向けた総合戦略に掲げる施策 安心・安全の強化に向けた施策 未来を担う子ども達の教育の推進に向けた施策 1 425百万円 6,615百万円 1,123百万円 ⒈ 一般会計の予算規模 (1)一般会計予算規模 ・一般会計予算 914億3千万円(+9億4千万円、+1.0%) 4年連続のプラス予算で前年度の過去最大を更新 ・主な要因: ► 子育て支援など扶助費の増 +17.6億円 ・子どものための教育・保育給付費(認定こども園2施設増、公定価格の 引き上げなど)・・・+10.2億円 ・民間保育所運営費(民間保育所2施設増など)・・・+3.4億円 ・障害者自立支援給付費・・・+3.8億円 ほか ►人口減少等の克服に向けた総合戦略に掲げる施策の増 +2.6億円 (2)歳入の特徴 ・市税=個人市民税の増(+3億6千万円)、法人市民税の減(△7千万円)、 市たばこ税の減(△7千万円)などにより 469億4千万円(+3億8千万円、+0.8%) ・普通交付税及び臨時財政対策債=国の地方財政対策の動向を勘案し、計 上を見送ったことで、普通交付税△1.1億円、臨時財政対策債△5.0億円 により、一般財源総額では前年度を下回る。 一般財源総額544億3千万円(△2億6千万円、△0.5%) ・市債=建設事業のうち防災庁舎建設事業などの増に伴う起債対象経費の 増大により 55億2千万円(+1億6千万円、+2.9%) (3)歳出の特徴 ・扶助費=障害者自立支援給付費(+3億8千万円)、生活保護扶助費(+ 1.5億円)、子どものための教育・保育給付費(+10億2千万円)な どにより 248億3千万円(+17億6千万円、+7.6%) ・人件費=職員給(+2億8千万円)、職員共済費(+6千万円)、嘱託職 員報酬(△1億円)などにより 173億1千万円(+2億円、+1.2%) ・繰出金=国民健康保険事業特別会計繰出金(△3億1千万円)、介護保険 事業特別会計繰出金(+1億1千万円)、後期高齢者医療事業特別会計関 連負担金・繰出金(+2億1千万円)、下水道事業特別会計繰出金(△1 億7千万円)などにより 96億3千万円(△1億5千万円、△1.6%) 2 ・普通建設事業費=防災庁舎建設事業(+21億9千万円)、橋りょう長寿 命化事業(+1億8千万円)、消防庁舎耐震改修事業(+2億8千万円)、 福増クリーンセンター第二工場基幹改良事業(△19億2千万円)、小中 学校施設耐震対策事業(非構造部材含む) (△9億6千万円)などにより、 106億1千万円(△11億8千万円、△10.0%) (4)財源対策 財政調整基金の取り崩し 11億2千万円(+3千万円) 福増クリ ーンセ ンター の火災対応による特殊要因(3.1億円)があ るものの、前年度並みに抑制 ※年度末残高見込みを前年同時期の見込み額以上を確保 (27年度末見込み:36億円→28年度末見込み:42億円) ・特定目的基金の活用 6億3千万円(+1億9千万円) 防災庁舎 建設事 業や公 共施設老朽化への対応として、公共施設整備基 金ほか、 満期一括 償還で発行した市債 の元金償還 に充当するため市債 管理基金を活用 ※公共施設整備基金2.3億円(+0.2億円)、市債管理基金3.0億円(皆増)など ・有利な財源を最大限活用 26億5千万円(+21.7億円) 県の市町村振興資金(利率が無利子又は公的資金の2分の1)2.3億円 緊急防災・減災事業債(防災庁舎分)(充当率100%、後年度の元利償還 金の7割を地方交付税で措置)24.2億円 ⒉ 予算の重点化と予算編成手法の見直し ・特別枠の設定による予算の重点化 3つの重 点施策 について新たな編成手法として特別枠を設け、選択と 集中により財源を重点配分 《重点施策》 (1)人口減少等の克服に向けた総合戦略に掲げる施策 (2)安心・安全の強化に向けた施策 (3)未来を担う子ども達の教育の推進に向けた施策 ・部局編成枠の大幅な拡充 税収が低迷 し、そ の一方 で社会保障関連経費が増大する厳しい財政状 況の中で 、部局 編成枠を大幅に拡充し、事業に精通する現場なら では の創意工夫による事務事業の見直しを実施 3 1 人口減少等の克服に向けた総合戦略に掲げる施策 新 :新規事業 拡 :拡充事業 重点事業 (1)新たな価値を創出する先進的な産業の振興 ◇ 創業等促進支援事業……………………………………1百万円 ◇ 中小企業基盤強化促進事業………………………1千6百万円 ◇ 「いちはら梨」産地再生事業…………………………3百万円 ◇ (仮称)産業支援センター創設事業…………………4百万円 (2)新たな魅力を生み出す賑わいと交流の拡大 ◇ ★観光地おもてなし事業(景観整備支援)… … … … 2百万円 ◇ ★観光客受入環境整備事業………………………… … 3百万円 ◇ いちはらアート×ミックス事業…………………7千7百万円 ◇ いちはらの魅力発信事業………………………………6百万円 (3)若者・女性の希望を叶える支援の推進 ◇ 人づくり職業能力開発支援事業………………………3百万円 ◇ 若者の結婚支援事業……………………………………2百万円 ◇ 予防接種及び子育てモバイル事業……………………3百万円 ◇ 出産前後家事等サポート事業…………………………6百万円 (4)あらゆる世代の多様な活躍の推進 ◇ ★いちはらポイント制度構築事業………………1千2百万円 ◇ いちはら市民大学推進事業……………………………3百万円 ◇ 看護師等修学資金貸付事業………………………4千8百万円 (5)子どもたちの未来へつなぐ確かな教育推進と文化の振興 ◇ 基礎学力定着推進事業……………………………3千4百万円 ◇ ものづくり人材育成事業………………………………3百万円 ◇ いちはら歴史のミュージアム整備事業………………4百万円 ◇ 新 新 新 拡 新 拡 新 拡 新 新 新 拡 拡 新 新 新 これらのほかに総合戦略と共に取り組み人口減少の抑制の効果を高め 下支えする各種子育て支援事業にも取り組みます。 ・子どもための教育・保育給付事業…12億9千万円 拡 ・民間保育所運営費……………………15億2百万円 拡 ・認可外保育事業………………………………3千万円 拡 ※予算額の表示単位未満は四捨五入 ★:平成27年度3月補正予算に前倒して予算措置(地方創生加速化交付金事業) 4 2 安心・安全の強化に向けた施策 新 :新規事業 拡 :拡充事業 重点事業 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 老人福祉施設整備費補助事業……………………2億2千万円 有害獣対策事業……………………………………1億2千万円 防災庁舎建設事業………………………………24億5千万円 橋りょう長寿命化事業……………………………6億2千万円 都市計画道路整備事業……………………………3億1千万円 消防庁舎耐震改修事業……………………………5億4千万円 消防関係車両整備事業……………………………1億3千万円 災害情報システム構築運用事業………………………3百万円 債務負担行為2千4百万円 ◇ 下水道施設長寿命化事業…………………………3億7千万円 拡 拡 拡 新 ※予算額の表示単位未満は四捨五入 3 未来を担う子ども達の教育の推進に向けた施策 新 :新規事業 拡 :拡充事業 重点事業 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ≪再掲≫基礎学力定着推進事業…………………3千4百万円 新 生活困窮者自立支援事業(子どもの学習支援)……9百万円 拡 学校規模適正化推進事業…………………………1千2百万円 債務負担行為1千万円 運動場等整備事業………………………………………6千万円 タブレット端末導入事業………………………………4百万円 拡 ※予算額の表示単位未満は四捨五入 5
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