三朝国際シンポジウム第 2 回ご案内

三朝国際シンポジウム第 2 回ご案内
立春の候、皆様もご健勝のことと存じます。
さて、三朝国際シンポジウム(MISASA VI)「Frontiers in Earth and Planetary Materials Research」 (平成
28 年 3 月 8~11 日)に関するご案内(第 2 回)をさせていただきます。
地球物質科学研究センターは、1985 年 4 月岡山大学温泉研究所の改組転換による地球内
部研究センターを前身とし、固体地球研究センター(1995 年 4 月~2005 年 3 月)を経て、2005
年 4 月より全国共同利用・共同研究拠点として活動してきました。その間に分析・実験にもとづく
実証的物質科学研究を磨き上げ、それを国内外の研究者に提供し共同研究を実施することで、
地球・惑星物質科学の国際共同研究拠点すなわち、研究者が集い自由な発想で研究を推進
出来る「場」の創成に努めてまいりました。
これらの研究実績、基盤を踏まえ、来る平成 28 年 4 月より、生命起源に関わる物質科学な
らびに流体物質科学という新しい研究分野を包含する統一的地球・惑星物質科学を強力に推
進する国際共同研究教育拠点「惑星物質研究所」(Institute for Planetary Materials)として活動を
開始します。惑星物質研究所においては、物質の時空間展開を記述する総合的物質科学研
究ディシプリンを基盤とした広範な物質科学研究の開拓を指向する研究教育体制を確立し、より
充実した研究の「場」を国内外の研究者と共有したいと考えています。そして本シンポジウム
MISASA VI は、共同利用・共同研究拠点としての 30 年にわたるセンターの研究成果を総括し、新
しい研究組織の果たすべき役割・方向性を明確にする第一歩となるでしょう。
現在講演予定者の皆様のご発表内容をもとに、シンポジウムの骨格となるセッション構成なら
びに講演プログラムの詳細を検討しております。その結果、我々の根幹となる実験的手法による
物質の諸物性と総合的物質解析による化学的性質の決定に基づいた地球を含む惑星の構
造・進化・ダイナミクスの探究に関わる研究成果を軸に、今後さらに発展するであろう太陽系物質
科学のフロンティアを担うサンプルリターンミッションと、新たな研究体制が目指す惑星物質科学
の関わり、そして将来像を議論する意欲的なセッションを設けることが出来ました。
参加登録はオンライン(下記アドレス)にて引き続き受け付けております。受付締め切りは平成 28
年 2 月 15 日となっております。参加者の皆様におかれましては、お早目のご登録をお願いいたし
ます。参加登録後、引き続き講演要旨のオンライン投稿をお願いしております。ご投稿いただいた
講演要旨はとりまとめ、シンポジウムにて配布させていただきます。シンポジウムに関する最新の情
報につきましては、本シンポジウムのウェブページをご参照ください。(http://sympo.misasa.okayamau.ac.jp/misasa_vi/)
MISASA VI において、幅広い科学のバックボーンを持つ参加者の皆様が一堂に会し議論を深
め、新たな惑星物質研究所の基盤的研究能力のさらなる向上を促し、将来の共同研究や研究
構想へと展開することができるならば、それに勝る喜びはありません。
皆様と三朝の地でお会いできることを楽しみにしております。
平成 28 年 2 月 8 日
三朝国際シンポジウム(MISAS VI)実行委員会委員長
岡山大学地球物質科学研究センター・センター長
中村 栄三
シンポジウムスケジュール
3/8(火) 会場:ホテルセントパレス倉吉
17:00-20:30 レジストレーション*
18:30-20:30 Icebreaker
3/9(水) 会場:ブランナールみささ**
8:40-12:00
Structure and Dynamics of Planetary Interiors I
14:00-18:00
Structure and Dynamics of Planetary Interiors II
3/10(木) 会場:ブランナールみささ
8:40-12:00
Physics and Chemistry of Planetary Materials
Evolution of Planetary Environments
14:00-18:00
Planetary Exploration in the Solar System
18:30-20:30 Banquet
3/11(金) 会場:ブランナールみささ
8:40-12:00
Perspectives in Planetary Materials Science and Astrobiology
Development of Depository for Experimental and Planetary Materials with
Datasets
14:00-
Lab tour
*2 日目以降のレジストレーションは、シンポジウム会場にて行います。
**シンポジウム会場が「ブランナールみささ」(鳥取県東伯郡三朝町三朝 388-1)に
変更となりました。会場までの公共交通機関の詳細につきましてはシンポジウムウェブペ
ージ(http://sympo.misasa.okayama-u.ac.jp/misasa_vi/)をご参照ください。なお宿泊先から会
場までは定時(朝・夜)のシャトルバスを運行する予定です。
***ポスターは会場後部にシンポジウム期間を通じて掲示いたします。コアタイムにつ
きましては決定し次第お知らせいたします。
主要講演者
Prof. David Dobson (The University College London)
Dr. Yuji Higo (Japan Synchrotron Radiation Research Institute)
Prof. Jung-Fu Lin (The University of Texas at Austin)
Dr. Walter Mooney (USGS)
Prof. Dan Shim (Arizona State University)
Prof. Roland Hellmann (Institute for Earth Sciences, ISTerre, Universite Grenoble Alpes)
Prof. Ian Campbell (Australian National University)
Dr. Makoto Yoshikawa (ISAS/JAXA)
Dr. Yuichi Tsuda (ISAS/JAXA)
Prof. Masahiko Arakawa (Kobe University)
Prof. Yoshifumi Inatani (ISAS/JAXA)
Prof. Masaki Fujimoto (ISAS/JAXA)
Prof. Gray Bebout (Lehigh University)
Dr. Kenneth Hart Williford (Jet Propulsion Laboratory, California Institute of Technology)
Dr. Vyllinniskii Cameron (The University of Bristol)
Dr. Kerstin Lehnert (Lamont-Doherty Earth Observatory, Columbia University)
Dr. Kimberly Tait (Royal Ontario Museum)