特集 看護学科特集 「富山福祉短期大学 看護学科」 では、専門的な知識・技術だけでなく、 常に自らを向上させる意欲を備えた看護師の育成を目指しています。 今回は、そんな看護学科に注目してお届けします! ふくたん看護の魅力 学び続ける人となるために 看護学科長 教授 看護実習室1 講義スペース 在宅看護実習室 在宅看護 実習室 看護実習室2 看護 実習室1 看護実習室2 講義スペース トイレ (女) 看護実習室1 健康回復促進の基本的援助技術 について学ぶ授業です。 基礎看護、成人看護、老人看護、在宅看護 の技術の練習を行います。できるだけ実際 の場に近い状況を設定できるように工夫さ れています。ベッドは実習先で困ることがな いよう、手動と電動の2種類があります。 研究室 研究室 1年生と2年生の教室が同じ階にあるため、休み時間や授業以外 の時間に気軽に先輩とお話したり、相談もできるため、魅力の1 つだと思います。 さらに、私は車いすバスケットボールサークル「REAL」に所属してお り、メンバーみんなの仲が良く、楽しく活動しているため、学校生活は とても楽しいです。 A2 研究室 私は中学3年生の時に看護師という職に興味 を持ちました。高校に入り、志望校 選 択の際 に福短のオープンキャンパスに参加しました。 そこで福短の特 徴の1つであるAD制度というもの を知り、「勉強等でつまずいても、先 生に相談でき るんだ」と思い、学生と教員の距離がとても近い福 短の看護学科を志望しました。 A1 研究室 川 県 には 看 護 を んで いま す。石 で福 私 は 石 川 県 に住 ま す が、そ の 中 A 1 学 べ る 学 校 が たくさん あり 識・技 術 知 の 護 看 、 は 選 んだ の して 短の 看 護 学 科を な ど、将 来 就 職 学 や人 間 関 係 論 理 知 心 な 、 要 く 必 な で に だけ をとる 際 ュ ニケー ション す。 で ら か た 患 者 さん とコミ じ 感 を るところに魅 力 識・技 術 が 学 べ くことで自分 な人の 意 見を 聞 クが 多く、色々 ー ワ プ ー 。 ル す グ ま 授 業 では ることが で き 学 かった 考えを得 に勉 強 のことや で は 思 い つ かな い る ので、先 生 て っ と を 度 制 A 2 ま た、アドバイザー す。 の経 相 談しやすいで くさん あり、そ 校 生 活について べ な い こと が た 学 か し で 場 現 の医 療 が で きます。 実 習 で は 、実 際 を向 上すること らに知 識・技 術 験を 活 かしてさ 看護学科 1 年 金井 理華 さん 研究室 研究室 研究室 5-102教室 研究室 ホール 研究室 学生ラウンジ 業 補完授 演習室 上 井 玲 奈 さん 私は 母親 の姿 に憧 れて 看護 A1 師に 興味 をもち、 目指 すように なりました。 地 域で 活躍 できる 看護 師に なりたい と思 い、 この 福短 に入学し ました。福短 は、ボランティア 活動 が活 発に行わ れ、 地域 との 関わりを 大 切にして いま す。入学してから 何度 かボ ラン ティア活 動に 参加し、少しずつ 成長 で きていると感じています。今後 も積 極的に取り組 んでいき たいです。 福短 での 学校 生活は楽しい ことが多くあります。私が 特に A2 楽しい と感 じる こと はサ ークル活 動で す。私は 車い すバ スケ サー クル 「R EAL」に所 属しています 。REA Lで は障 がい のあ る方 や子どもたち 等い ろん な人 たちと関 わる 機会 があり、私自 身も 楽し く活 動してい ま す。REA Lで 経験したことは、 今後 看護 師に なったときに 活かすことが できると思っています。 研究室 入学当初は、授業についていけるか不安でしたが、先生方の丁寧 でわかりやすい講 義 のおかげ で容易に理 解することができまし た。また、実習で迷った時には、巡回の先生に正しい知識・方法を 教えていただき、充実した実習を経験できます。 授業で分からないことがあれば、先生に教えていただいたり、学生同士 で互いに教え合い、切磋琢磨できることも魅力です。 A2 看護 学科 1 年 堀 井 美 咲 紀 さん 5-101教室 1年生が主に使用し ている大教室です。 後ろに標本等の展示 があり、解剖生理学 で学んだことを自由 に確認することがで きます。 研究室 私は、中 学2年生の 頃 から看 護 師になる夢を もっていました。そして、そ の 夢を 叶えるため に、充実した環境の中で看護を学びたいと思っ ていました。 福短は、大学と専門学校の両方の特徴を併せ持つと いう魅力があります。その他、施設・設備が整えられ ていることや、病院施設と同じ機材・医療器具が備えられていることな どがあり、より良い看護学生生活を送れると感じ、この学校を選びまし た。 入学してみて、福短の看護学科の魅力はなんだと思いますか? 研究室 稲林 優梨亜 さん Q2 母性看護、小児看護の技術の練習を行い ます。男の子と女の子の赤ちゃん人形が 10体あり、抱っこや沐浴、着替え、ミル クをあげる練習などを行います。 2F ロッカー室 (女子) マタニティサイクルにある女性 と新生児のケアに必要な援助技 術を習得する授業です。 看護実習室2 研究室 1F 助論 護学援 母性看 研究室 なぜ福短の看護学科を選んだのですか? 技術論 進援助 回復促 ロッカ ー室︵ 男子︶ Q1 台所、和室、トイレ、浴室など、実際の住宅と 同じような構造になっています。3年生になる と、自宅での看護を学ぶ「在宅看護論 実習」 に行かなければなりません。それに備えてシュ ミレーションができるよう、お風呂やトイレは 実際に使えるようになっています。 (小児・母性看護実習) 5-101教室 A1 看護学科 1 年 3F デジラ ボ 看護学科 1 年 5 号館を紹介します 炭谷 靖子 看護師になるための学校はいろいろあります。4年制の大学で学ぶ。3年制の短期大学で学ぶ。3年 制の専門学校で学ぶ。准看護師の資格を取得したうえで進学コースと言われる2年制の短期大学や専 門学校で学ぶ。准看護師教育と進学コースを統合した5年一貫教育で学ぶ等です。富山福祉短期大学 看護学科は上記の中の3年制の看護師養成機関です。 よくある質問に「同じ3年制の学校で専門学校と短期大学では何が違うのですか?」というものがあ ります。短期大学の大きな特徴は「短期大学は大学教育の中で修学期間が2∼3年のもの」であると いうことです。そして大学の使命は教育と研究そして最近大きく取り上げられているのが地域貢献です。専門学校の場合は職業 人を育成することが主たる目的として設備や人員が配置されています。短大や大学は職業人の育成に加え、研究と地域貢献を推 進していくことが求められています。そして、大学にはそのための環境を整えることが求められています。つまり、研究や地域貢献 のできる環境が学びの場にあるということです。 教員は地域に出向き、地域の中で研究活動や教育活動を行います。そして学生もまたさまざまな場で様々なことを体験できる 機会を与えられています。研究活動を続けている教員がそばにいる。その環境があるということが短期大学を含む大学です。 富山福祉短期大学の教育目標は「つくり、つくりかえ、つくる」です。常に自分をそして社会をつくり、つくりかえ、つくり続けて いくことのできる人となっていくことを支援しています。そのために、研究的視点と態度は重要な役割を果たします。ふくたん看 護はこのような研究的視点と態度を備えた教員たちの見守りの中で様々な体験ができるところです。求めて見回せば、共に悩み 考え、学びを深めていける環境がそこにあります。 在学生 コメント 看護学科の学科棟 トイレ (男) トイレ(女) トイレ トイレ (男) (女) 業 合同授 習 自主学 研究室 教員それぞれの研究室があります。 授業の質問やアドバイザーへの相談 などに訪れる学生が多いです。 学生が専門的な学習を進めてい く上で必要な学力を補うために、 補完授業をおこなっています。 3 号館 学生時代から多職種で連携する 力を養うために、社会福祉学科 と合同授業を実施しています。 訪問看護ステーション 訪問看護とは、医師の指示の もとで、訪問看護師が疾患や 障がいをもった方の住み慣れ た地域や自宅へ訪問し、看護 ケアを提供するサービスで す。かかりつけの医師や、ケ アマネージャー、関係機関と の連携を行い、その人らしい 療養生活が送れるように支援 しています。 福短の訪問看護ステーションではSNSを利用した「あっかり在宅 ネット」を活用し、医師やホームヘルパー、ケアマネージャーと連 携しています。タイムライン型で情報共有ができ、画像も投稿でき るため、多職種間での相談や調整をスムーズに行っています。 看護師国家試験合格に向けて、 AD 教員の研究室で勉強してい ます! 老人看護CNS(専門看護師) の資格を取得しました! 訪問看護ステーション 管理者 蘭 直美 CNSとは、複雑で解決困難な看護問題をもつ個人・家族および集団 に対して、水準の高い看護ケアを効率よく提供するため、特定の専 門看護分野の知識および技術を深めた看護師のことです。 看護のエキスパートとして、CNSの役割には7つの役割(実践、指 導、相談、調整、倫理調整、教育、研究)があります。 訪問看護では、住み慣れた地域で安心して生活することをサポート していますが、今後はCNSとして地域看護に力を入れていきたいと 考えています。超高齢社会を迎えますが、住民が自分の健康に意識 するよう、予防の段階から訪問看護が関わることで、少しの支援により住み慣れた地域 で暮らせる社会を実現できるのではないでしょうか。患者さんへのケアに関しても、看 護師や介護福祉士のみならず、地域の力を利用するサポートも行っていきたいです。ま た、人生の最終段階である高齢者が安心して自宅で平穏な死を迎えられるように「家で 死ねるまちづくり」にも取り組みたいです。
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