PRESS RELEASE 2016 年 2 月 報道関係各位 東京国立博物館 「博物館でお花見を」 2016 年 3 月 15 日(火)~4 月 10 日(日) 東京国立博物館では、今年も春の人気企画「博物館でお花見を」を開催します。 「博物館でお花見を」では、桜にゆかりある作品を展示するとともに関連イベントも多数開催。同時期 には本館北側の庭園も開放しますので、展示室の中でも外でも桜をお楽しみいただけるという、当館 ならではの企画です。 本館桜めぐり 日本美術を展示する本館では、桜を描いた絵画や桜をモチーフとした工芸品、さらにはサクラ材の 仏像など、桜に関連したさまざまな作品を展示します。該当作品には、桜マークを付けていますので、 展示室内を探してみてください。 また、桜の作品を探しながら展示室をめぐる、桜スタンプラリーも開催。全部で 5 つのスタンプを集 めた方には、オリジナル缶バッジをプレゼントします。 *桜スタンプラリー 「博物館でお花見を」期間中毎日開催 台紙配布・バッジ引換え場所:本館玄関(引換えは 10:00~閉館) ※バッジは 2 種類から選べます。2016 年限定バージョンは個数限定。 *主な展示作品 本館 7 室 重要文化財 歌舞伎遊楽図屛風 (かぶきゆうらくずびょうぶ) 筆者不詳 江戸時代・17 世紀 文化庁蔵 女性たちの遊楽図と一対をなす屛風。歌舞 伎草創期の役者たちによる総踊りを描いて います。 (部分) オリジナル缶バッジ (2016 年限定デザイン) 本館 8 室 瓢形酒入(ひさごがたさけいれ) 船田一琴作 江戸時代・天保 14 年(1843) 金・銀・銅の多彩な材料と繊細な彫金を駆使した酒入です。 大胆な構図も見どころ。 本館 10 室 打掛 紅綸子地御簾薬玉桜模様 (うちかけ べにりんずじみすくすだまさくらもよう) 江戸時代・18 世紀 厄除けの薬玉をデザインした晴れ着。満開の桜が華やかな若奥様向けの 衣装です。 本館 11 室 重要文化財 如意輪観音菩薩坐像(にょいりんかんのんぼさつざぞう) 平安時代・11 世紀 奈良・西大寺蔵 檀木の代用材としてサクラを用い、一木から彫り出されています。昨年新 たに重要文化財に指定されました。 本館 13 室 色絵桜樹図透鉢(いろえおうじゅずすかしばち) 仁阿弥道八作 江戸時代・19 世紀 透かしや上絵具を効果的に配し、満開の桜を表した華やかな京焼の名 品です。 春の庭園開放 当館の本館北側にある庭園を期間限定で開放します。10 種 類以上もの桜が咲く庭園は、上野の隠れた桜の名所。金曜の 夜間開館にあわせてライトアップも行います。 3 月 15 日(火)~4 月 17 日(日) 10:00~16:00 ※3 月 25 日(金)、4 月1日(金)・8 日(金)は~19:30 ※悪天候により中止になる場合があります。 庭園ライトアップ・・・3 月 25 日(金)、4 月 1 日(金)・8 日(金) 桜イベント ※特記以外は全て参加無料(ただし、当日の入館料が必要)、事前申込み不要。 ① 桜ギャラリートーク ※各回とも会場は本館地下 みどりのライオン(教育普及スペース) ◇「陶磁器にみる植物表現 桜を中心に」 3 月 23 日(水) 14:00~14:30 三笠景子(東洋室研究員) ◇「長沢芦雪筆桜下美人図の魅力」 3 月 30 日(水) 14:00~14:30 山下善也(絵画・彫刻室主任研究員) ◇「日本の暮らしに咲く桜の模様」 4 月 6 日(水) 14:00~14:30 小山弓弦葉(工芸室長) ② 浮世絵に満開の桜、鑑賞ガイド 江戸の桜の名所絵や、桜にちなんだ風俗図、北斎の花鳥図など、浮世絵のお花見をガイドします。 3 月 31 日(水) 11:00~11:30 講師:田沢裕賀(調査研究課長) 会場:本館地下 みどりのライオン(教育普及スペース) ③ 桜セミナー「絵画に見られる桜の種類を読み解く」 絵画などに描かれたサクラについて、樹木学、植物分類学の視点からお話しします。 4 月 9 日(土) 13:30~15:00 講師:勝木俊雄氏(国立研究開発法人 森林総合研究所 主任研究員) 会場:平成館大講堂 定員:380 名(先着順) ④ ボランティアによるガイドツアー 桜にちなんだ作品や構内の見ごろの桜など、さまざまなテーマで「トーハクの桜」をご案内します。 ※日時・テーマは当館ウェブサイトをご確認ください。 ※庭園茶室ツアー「草庵茶室に入ってみよう」のみ、事前申込制、応募者多数の場合は抽選。 ⑤ 桜ワークショップ「春らんまん 桜ぬりえ」 桜をモチーフにした作品のぬりえをご用意しました。 3 月 26 日(土)・27 日(日)、4 月 2 日(土)・3 日(日) 各日 11:00~16:00 ※ぬりえシートがなくなり次第終了 会場:本館 2 階ラウンジ ⑥ 桜ファミリーワークショップ「桜の庭で屏風体験」 展示室ではなく部屋に置いた屏風はどう見える? 庭園の茶室で体験してみましょう。 3 月 26 日(土) (1)10:00~12:00 (2)14:00~16:00 ※事前申込制、応募多数の場合は抽選。詳細は当館ウェブサイトをご確認ください。 ⑦ ボランティアによるアートスタジオ「桜の根付作り」 展示室で根付を鑑賞した後、桜をテーマにオリジナルの根付を制作します。 3 月 20 日(日) 13:30~15:30 対象:高校生以上 ※事前申込制、応募多数の場合は抽選。詳細は当館ウェブサイトをご確認ください。 ⑧ ボランティアによる「応挙館 桜茶会」 庭園に立つ茶室、応挙館でお茶会を開きます。 3 月 27 日(土) ①11:00~12:00 ②12:30~13:30 (各回とも同一の内容) ※悪天候により中止になる場合があります。 定員:各回 18 名(事前申込制、応募多数の場合は抽選。詳細は当館ウェブサイトをご確認ください) 参加費:500 円(別途、当日の入館料が必要) ⑨ 桜の街の音楽会 「東京・春・音楽祭」参加アーティストによる無料のミニコンサートです。 ◇Vive! サクソフォーン・クヮルテット 3 月 16 日(水)・18 日(金) 11:00~ (各回 20 分程度) 会場:正門内池前(雨天の場合は本館エントランス) ◇ヴァイオリンコンサート 3 月 24 日(木)・30 日(水) 13:00~ (各回 20 分程度) 会場:24 日・・・法隆寺宝物館エントランスホール、30 日・・・本館大階段 主催・お問い合わせ:東京・春・音楽祭 TEL:03-5205-6497 ウェブサイト:http://www.tokyo-harusai.com/ ※「東京・春・音楽祭-東京のオペラの森 2016-」として「ミュージアム・コンサート東博でバッハ vol.27~31」も開催 します(有料)。詳細は当館ウェブサイト http://www.tnm.jp/ ≫ 催し物 ≫ チケット販売中 をご確認ください。 ⑩ 東博句会「花見で一句」 庭園や作品の桜をテーマに一句詠んでみませんか? ご応募は構内の投句ポストまで。 ※入選作品は当館広報誌『東京国立博物館ニュース 8・9 月号』および当館ウェブサイトにて発表、記念品を贈呈し ます。 「博物館でお花見を」開催概要 期間・・・3 月 15 日(火)~4 月 10 日(日) 開館時間・・・9:30~17:00 ※3 月 25 日(金)以降の金曜は~20:00、3 月 26 日(土)以降の土・日曜は~18:00 休館日・・・月曜 ※3 月 28 日(月)、4 月 4 日(月)は開館 ※3 月 21 日(月・休)は開館、翌日休館 観覧料・・・一般 620 円(520 円)/大学生 410 円(310 円) ※( )内は 20 名以上の団体料金 ※高校生以下、および満 18 歳未満と満 70 歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるものをご提示 ください。 ※障がい者とその介護者 1 名は無料。入館の際に障がい者手帳などをご提示ください ※特別展は別料金 ■本件に関するお問合せ 東京国立博物館広報室 担当:伊藤・高桑 TEL:03-3822-1302 FAX:03-3822-2081 E-mail:[email protected]
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