山形県感染症情報センター(山形県衛生研究所) TEL.023-627-1109, FAX023-641-7486 URL http://www.eiken.yamagata.yamagata.jp/ 平成28年第5週(2月1日~2月7日) 2016年2月9日 発行 <定点把握感染症> ※表中の数値 上段:報告数 下段:定点当たり報告数 ※定点当たり報告数が、▲:2週連続増加、△:今週増加、▼:2週連続減少、▽:今週減少 疾患名 山形県 全国 第4週 第4週 インフルエンザ定点 (定点医療機関数) インフルエンザ 第5週 (48) 111738 680 907 22.57 14.17 18.90 小児科定点 (定点医療機関数) 1941 RSウイルス感染症 0.61 1281 咽頭結膜熱 0.41 10595 A群溶血性 レンサ球菌咽頭炎 3.36 24515 感染性胃腸炎 7.77 1222 水痘 0.39 168 手足口病 0.05 2396 伝染性紅斑 0.76 1208 突発性発しん 0.38 35 百日咳 0.01 43 ヘルパンギーナ 0.01 2698 流行性耳下腺炎 0.85 眼科定点 (定点医療機関数) 3 急性出血性結膜炎 0 464 流行性角結膜炎 0.68 基幹定点 (定点医療機関数) 129 感染性胃腸炎 (ロタウイルス) 0.27 10 クラミジア肺炎 0.02 247 マイコプラズマ肺炎 0.52 6 細菌性髄膜炎 0.01 19 無菌性髄膜炎 0.04 村山地区 増減 ▲ 第4週 第5週 (20) 253 413 12.65 20.65 (30) 2 1 0.07 0.03 16 11 0.53 266 8.87 364 12.13 9 0.30 5 0.17 72 2.40 21 0.70 0.37 261 8.70 304 10.13 8 0.27 1 0.03 64 2.13 14 0.47 0.00 0.00 0.00 51 ▽ ▽ ▽ ▽ ▼ ▽ ▼ ▽ 0.08 1 1.70 1.97 0.00 3 0.08 118 9.08 140 10.77 8 0.62 3 0.23 18 1.38 9 0.69 0.23 98 7.54 128 9.85 5 0.38 0.00 17 1.31 6 0.46 0.00 0.00 59 0.00 0.00 ▲ 9 0.00 0.25 0.10 0.00 1 8 2 △ ▽ ▽ 0.00 0.25 0.25 0.00 1.25 0.00 1 5 第5週 (10) 247 304 24.70 30.40 ▽ 2.00 9 ▽ ▼ ▽ 1.33 16 3.00 5.33 0.00 0.00 0.00 6 0.17 ▼ 2.00 3 ▽ 1.67 1 1.00 0.33 0.00 0.00 0.00 2.00 0.67 ▼ △ 0.00 84 第5週 (13) 95 6.46 7.31 ▽ ▽ 0.00 1.25 ▼ △ 0.00 1.67 6 1.67 3 1.00 0.50 0.00 0.00 16 5.13 119 14.88 1 0.13 2 0.25 38 4.75 3 0.38 5.83 7.25 71 8.88 0.00 1 0.13 32 4.00 4 0.50 0.00 0.00 35 2.67 ▽ 0.38 58 0.00 0.00 0.00 △ 20 ▽ 2.50 0.00 0.00 1.63 0.00 0.00 0.00 0.00 0.50 0.00 (2) 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 1.00 0.67 2 0.20 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 <全数把握感染症> 類型 結核 劇症型溶血性レンサ球菌感染症 患者 患者 カルバペネム耐性腸内細菌感染症 患者 村山 報告数 最上 置賜 備考 庄内 2 1 1 90日以内の海外渡航履歴無し。 <通信欄> ※第4週報告分の薬剤耐性アシネトバクター感染症(全数把握感染症)は、報告保健所が置賜保健所から村山保健所に変更になりました。 ※定点把握感染症のグラフ・全数把握感染症の年間累積数については別紙(グラフページ)をご覧ください。 1 ▽ 80 △ 1104 ▽ 1647 ▽ 75 ▽ 7 ▼ 408 △ 92 ▽ 282 ▽ 9 (3) 0.80 疾患名 28 (2) 3 ▽ 2164 0.00 13 (1) (1) △ ▲ 0.00 1 △ 第1~5週 0.00 3 41 10 0.00 ▽ 累積(県) 増減 (8) 10 0.00 10 (1) 0.00 第4週 0.17 0.83 0.83 101 101 16.83 16.83 96 89 16.00 14.83 3 0.00 0.50 0.00 2 ▲ 5 0.00 5 増減 (6) 0.00 4 :注意報レベル 庄内地区 1 0.00 0.00 6 (4) 1 △ ▽ 第4週 5 0.00 (10) 0.10 0.00 (4) 0.13 0.00 ▽ 6 1 増減 1 0.69 0.00 :警報レベル 置賜地区 (3) 0.00 0.69 0.00 1 第5週 (5) 96 95 19.20 19.00 ▲ 9 1 0.13 第4週 0.00 (8) 1 増減 (13) 1 ※ 最上地区 2 3 ▽ 17 1 平成28年第5週(2月1日~2月7日) 山形県感染症週報 <定点把握感染症 報告患者数 年齢別> インフルエンザ定点 ~5ヶ月 ~11ヶ月 2 インフルエンザ 1歳 8 2歳 34 3歳 48 4歳 50 30~39歳 40~49歳 50~59歳 60~69歳 70~79 39 小児科定点 26 19 ~5ヶ月 ~11ヶ月 10 1歳 6歳 68 7歳 58 8歳 77 9歳 82 10~14歳 15~19歳 20~29歳 66 202 20 10 80歳~ 3 2歳 5歳 76 合計 9 3歳 907 4歳 5歳 6歳 7歳 8歳 9歳 10~14歳 15~19歳 20歳~ 1 RSウイルス感染症 19 1 10 45 3 10 31 2 1 29 25 2 1 6 5 8 2 1 2 咽頭結膜熱 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 2 感染性胃腸炎 水痘 2 33 30 1 30 17 26 19 1 9 3 39 31 2 1 9 11 13 10 15 8 9 手足口病 伝染性紅斑 突発性発しん 22 15 1 14 17 40 37 4 4 3 4 6 3 1 2 6 5 2 11 1 百日咳 ヘルパンギーナ 流行性耳下腺炎 山形県 疾患名 11月 (定点医療機関数) 1 メチシリン耐性 黄色ブドウ球菌感染症 定点当り 25 3 2.67 2 1 1.50 1.00 0.33 1 (1) (2) (3) 5 2 2.00 12 7 3.00 1.67 4 1.75 1 4.00 2 1.00 2 7 1.00 0.67 8 1.00 2.33 2.67 報告数 薬剤耐性緑膿菌感染症 86 25 0.50 0.20 222 31 2 1.80 1.00 1.00 (4) 18 2.50 3 2.00 3.00 累積(県) 1~12月 (3) 1 2 0.70 報告数 3 12月 8 0.25 (10) 7 11月 (2) 1 0.20 庄内地区 12月 4 5.00 1.00 0.25 2 報告数 3.00 1 1 0.10 11月 5 1.00 0.50 1 12月 3 2 定点当り 定点当り 1.75 0.80 0.10 (定点医療機関数) 11月 置賜地区 (1) 4 8 報告数 ペニシリン耐性 肺炎球菌感染症 12月 7 1.20 0.40 定点当り 淋菌感染症 基幹定点 4 報告数 定点当り 最上地区 (4) 12 2.20 報告数 尖圭コンジローマ 11月 (10) 定点当り 性器ヘルペスウイルス感染症 村山地区 12月 22 報告数 性器クラミジア感染症 1 11 261 304 8 1 64 14 0 0 59 2016年1月19日更新 < 平成27年12月 月報 > STD定点 合計 60 287 3 定点当り <トピックス> 【インフルエンザ情報】 3 集団発生状況 (県健康福祉企画課まとめ 第5週) 第5週のインフルエンザの定点当たり報告数は、置賜地区で警報レベル、 村山地区、最上地区で注意報レベルとなっています。 ・インフルエンザ 警報開始基準値:30人 警報終息基準値:10人 注意報基準値:10人 ・第5週 定点当たり報告数 村山地区:20.7人 最上地区:19.0人 置賜地区:30.4人 庄内地区:7.3人 (県平均:18.9人) 村山地区 最上地区 置賜地区 庄内地区 1 迅速診断キットによるインフルエンザウイルスの陽性件数(第5週) 700 件 型別データ 600 A型 村山 最上 置賜 庄内 合計 B型 500 400 300 200 100 0 47 48 49 50 51 52 53 1 2 3 4 5 週 6 A型 369 35 165 45 614 山形市 上山市 東根市 寒河江市 尾花沢市 新庄市 米沢市 南陽市 高畠町 白鷹町 鶴岡市 酒田市 庄内町 養護老人ホーム /障碍者支援施設 保育所 /幼稚園 1 1 1 1 1 1 小学校 中学校 高校 6 その他 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 4 定点あたり報告数の推移(過去5シーズンとの比較) B型 42 60 139 47 288 50 45 40 定 点 35 当 30 た 25 り 報 20 告 15 数 10 2010-11 2011-12 2012-13 2013-14 2014-15 2015-16 5 ※型別不明: 5件 0 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 週 2 インフルエンザウイルス分離状況 (衛生研究所 2月3日現在) 18 ・分離・検出数 16 (2015-2016年シーズン) 14 AH1pdm2009 12 分離・検出数 ウイルス型 A香港型 10 8 AH1pdm2009 13 B型(山形系統) 6 A香港型 1 4 B型(ビクトリア系統) 2 0 10月 11月 12月 1月 B型(山形系統) 14 B型(ビクトリア系統) 1 今シーズンは例年に比べて流行の開始が遅い傾向にありましたが、直近 3週間で報告数が急増しており、今後の流行に注意が必要です。 また、流行の開始が遅いシーズンでも、ピーク時の定点あたり報告数は例年 と同様となる場合が多いので、今後も予防対策をしっかりとることが重要です。 こまめな手洗いやマスク着用を心がけ、体調管理に努めましょう。 「かかったかな」と思ったら、早めに医療機関を受診しましょう。 2
© Copyright 2024 ExpyDoc