独立行政法人 国民生活センター相模原事務所の現地での

平成28年2月8日
相模原市発表資料
「独立行政法人 国民生活センター相模原事務所の現地での
事業継続」に係る国への要望の実施について
相模原市、相模原市議会及び相模原商工会議所が合同で、「独立行政法人 国民生活セン
ター相模原事務所の現在地での事業継続」について、国に対し、要望を実施しますのでお
知らせします。
1
日時及び要望先
2月9日(火)
9時30分
(要望先)内閣府特命担当大臣 河野 太郎
(対応者)内閣府副大臣 松本文明
(場 所)千代田区永田町1-6-1中央合同庁舎8号館
9時50分
(要望先)地方創生担当内閣府特命担当大臣 石破 茂
(対応者)内閣府大臣政務官 牧島かれん
(場 所)千代田区永田町1-6-1中央合同庁舎8号館
2
要望者
相模原市
相模原市議会
相模原商工会議所
市長
議長
会頭
加山
阿部
杉岡
3
要望内容
別紙のとおり
4
取材等
冒頭のみカメラ撮りが可能です。
俊夫
善博
芳樹
5 取材について
・取材を希望される場合は、別紙により2月8日(月)午後6時までに、会社名、人数、
取材内容、連絡先を生活安全課までFAX(042-757-2941)でお知らせください。
・取材に当たっては、腕章の着用をお願いします。
問い合わせ先
生活安全課
電話 042-769-8229(直通)
別
送付書不要
担当:生活安全課
FAX:042-757-2941
相模原市
市民局
生活安全課
宛
取材申込書(2月9日)
項
目
1
会 社 名
2
人
内
数
TV カメラ
3
取材内容
TV カメラ
以外のカメラ
氏
4
名
連 絡 先
電話番号
5
備
容
考
台
台
紙
独立行政法人 国民生活センター 相模原事務所の地方移転に関する要望について
このたびの地方創生に係る政府関係機関の地方移転に関しましては、消費者庁とともに
独立行政法人 国民生活センターの東京事務所が徳島県への移転検討対象とされておりま
したが、本市に所在する同センターの相模原事務所については、移転検討の対象外とされ
ておりました。ところが、1月15日に唐突に内閣府から当該施設について地方移転にか
かる意見聴取の依頼があり、移転検討対象とされていることが判明いたしました。
当該施設については、昭和52年に国民生活センターから本市に対して、旧米陸軍キャ
ンプ淵野辺返還跡地への研修・商品テスト施設建設について要望がされ、この要望に対し、
長年の基地負担に苦しむ本市としては、当時、基地の全面無償返還による跡地の地元優先
利用等を求める立場から、極めて重大な課題として認識をしておりましたが、国の緊急課
題であった消費者問題の緊急性・重要性を考慮し、その課題解決を図るために、市議会や
米軍基地返還促進市民協議会における議論を経て、昭和53年に本件の受け入れについて、
当時の「キャンプ淵野辺跡地利用計画構想」との調和を図ることや、地元市民への施設利
用開放などを条件に同意し、昭和55年の開設に至っております。
当時は、基地の全面無償返還による跡地の地元優先利用等を求める本市や神奈川県と
「三分割有償処分方式」を打ち出した国との間で跡地の利用計画に係る交渉が難航をして
おりましたが、この同意による本施設の受け入れが、結果的には地元と国の歩み寄りを引
き出し、「三分割有償処分」を基本とする地元の意向を踏まえた昭和57年の「キャンプ
淵野辺返還跡地の利用計画」の決定に結びつき、その後の国立研究開発法人宇宙航空研究
開発機構(JAXA)相模原キャンパスや東京国立近代美術館フィルムセンター相模原分
館の設置に繋がるなど、本市の協力により、国の施策が進められてきた経過がございます。
また、当該施設は、市内3箇所にある消費生活センターとともに、市民の消費生活の安
全・安心の確保に重要な役割を担っており、本市が消費者行政を進める上でのひとつの拠
点として、連携を強めて現在に至ってきた経過もございます。
このたび、移転対象施設の方針が出される3月まで期間が限られるこの時期に当該施設
が急遽、移転検討対象となったことは、本来、政府関係機関の移転検討において実施され
るべき一連の手続きとはかけ離れているほか、当該施設の設置経緯を反故同然とし、本市
と神奈川県が合意した内容で国が決定した「跡地利用計画」との整合性を崩すばかりか、
地元優先利用を犠牲にして、国の施策に協力してきた地元の意思をないがしろにするもの
であり、こうした地元自治体を軽視した移転検討は到底認められないものであります。
さらに、市内全域の594自治会22地区自治会連合会から構成される相模原市自治会
連合会及び市内7つの消費者団体と個人から構成される相模原市消費者団体連絡会から
も移転反対の要望がされているところでございます。
つきましては、独立行政法人国民生活センター相模原事務所を移転対象から除外される
よう、ここに強く要望いたします。
平成28年2月9日
内閣府特命担当大臣
河野
太郎
様
相模原市長
加山
俊夫
独立行政法人 国民生活センター 相模原事務所の地方移転に関する要望について
このたびの地方創生に係る政府関係機関の地方移転に関しましては、消費者庁とともに
独立行政法人 国民生活センターの東京事務所が徳島県への移転検討対象とされておりま
したが、本市に所在する同センターの相模原事務所については、移転検討の対象外とされ
ておりました。ところが、1月15日に唐突に内閣府から当該施設について地方移転にか
かる意見聴取の依頼があり、移転検討対象とされていることが判明いたしました。
当該施設については、昭和52年に国民生活センターから本市に対して、旧米陸軍キャ
ンプ淵野辺返還跡地への研修・商品テスト施設建設について要望がされ、この要望に対し、
長年の基地負担に苦しむ本市としては、当時、基地の全面無償返還による跡地の地元優先
利用等を求める立場から、極めて重大な課題として認識をしておりましたが、国の緊急課
題であった消費者問題の緊急性・重要性を考慮し、その課題解決を図るために、市議会や
米軍基地返還促進市民協議会における議論を経て、昭和53年に本件の受け入れについて、
当時の「キャンプ淵野辺跡地利用計画構想」との調和を図ることや、地元市民への施設利
用開放などを条件に同意し、昭和55年の開設に至っております。
当時は、基地の全面無償返還による跡地の地元優先利用等を求める本市や神奈川県と
「三分割有償処分方式」を打ち出した国との間で跡地の利用計画に係る交渉が難航をして
おりましたが、この同意による本施設の受け入れが、結果的には地元と国の歩み寄りを引
き出し、「三分割有償処分」を基本とする地元の意向を踏まえた昭和57年の「キャンプ
淵野辺返還跡地の利用計画」の決定に結びつき、その後の国立研究開発法人宇宙航空研究
開発機構(JAXA)相模原キャンパスや東京国立近代美術館フィルムセンター相模原分
館の設置に繋がるなど、本市の協力により、国の施策が進められてきた経過がございます。
また、当該施設は、市内3箇所にある消費生活センターとともに、市民の消費生活の安
全・安心の確保に重要な役割を担っており、本市が消費者行政を進める上でのひとつの拠
点として、連携を強めて現在に至ってきた経過もございます。
このたび、移転対象施設の方針が出される3月まで期間が限られるこの時期に当該施設
が急遽、移転検討対象となったことは、本来、政府関係機関の移転検討において実施され
るべき一連の手続きとはかけ離れているほか、当該施設の設置経緯を反故同然とし、本市
と神奈川県が合意した内容で国が決定した「跡地利用計画」との整合性を崩すばかりか、
地元優先利用を犠牲にして、国の施策に協力してきた地元の意思をないがしろにするもの
であり、こうした地元自治体を軽視した移転検討は到底認められないものであります。
さらに、市内全域の594自治会22地区自治会連合会から構成される相模原市自治会
連合会及び市内7つの消費者団体と個人から構成される相模原市消費者団体連絡会から
も移転反対の要望がされているところでございます。
つきましては、独立行政法人国民生活センター相模原事務所を移転対象から除外される
よう、ここに強く要望いたします。
平成28年2月9日
地方創生担当内閣府特命担当大臣
石破
茂
様
相模原市長
加山
俊夫
内閣府特命担当大臣
河野
太郎
殿
時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
日頃から、本市の産業振興と相模原市の発展に対しまして、格別なご支援、ご協力を
賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、このたびの地方創生に係る政府関係機関の地方移転に関しましては、独立行政
法人国民生活センター相模原事務所について、徳島県への移転が検討されていることが
新たに判明いたしました。
国内経済は、これまで、円高による取引先の生産拠点の海外シフトが進み、国内の産
業構造が変化する中で、市内には当該施設との取引を行っている企業もございます。
また、当該施設は、JR横浜線の淵野辺駅近くに所在しており、来場者の交通アクセ
スに優れていることに加えて、商品の安全性を確かめるための施設と宿泊研修施設を有
していることから、全国から年間約5,000人の研修受講者が訪れ、地元飲食店や交
通機関等の利用などにより、地域経済の発展に大いに寄与しているほか、設置の際の条
件であります地域住民等への施設開放や、市内企業も社員研修などで利用させていただ
いている状況でございます。
さらには、市内で販売する商品につきましては、消費者の安全を最優先に品質管理を
徹底しておりますが、当該施設において商品テストが実施されていることは、市内企業
がより安全な商品への改善を速やかに行える環境の構築に繋がっているものと考えて
おります。
つきましては、当該施設が市外移転した場合には、本市経済の発展などに大きな打撃
となりますので、政府におかれましては、地域産業界などの動向等を真摯に受け止め、
独立行政法人国民生活センター相模原事務所の移転につきまして、地方に移転せず、現
在地で事業継続することを強く要望いたします。
平成28年2月9日
相模原商工会議所
会頭
杉
岡
芳
樹
地方創生担当内閣府特命担当大臣
石破
茂
殿
時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
日頃から、本市の産業振興と相模原市の発展に対しまして、格別なご支援、ご協力を
賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、このたびの地方創生に係る政府関係機関の地方移転に関しましては、独立行政
法人国民生活センター相模原事務所について、徳島県への移転が検討されていることが
新たに判明いたしました。
国内経済は、これまで、円高による取引先の生産拠点の海外シフトが進み、国内の産
業構造が変化する中で、市内には当該施設との取引を行っている企業もございます。
また、当該施設は、JR横浜線の淵野辺駅近くに所在しており、来場者の交通アクセ
スに優れていることに加えて、商品の安全性を確かめるための施設と宿泊研修施設を有
していることから、全国から年間約5,000人の研修受講者が訪れ、地元飲食店や交
通機関等の利用などにより、地域経済の発展に大いに寄与しているほか、設置の際の条
件であります地域住民等への施設開放や、市内企業も社員研修などで利用させていただ
いている状況でございます。
さらには、市内で販売する商品につきましては、消費者の安全を最優先に品質管理を
徹底しておりますが、当該施設において商品テストが実施されていることは、市内企業
がより安全な商品への改善を速やかに行える環境の構築に繋がっているものと考えて
おります。
つきましては、当該施設が市外移転した場合には、本市経済の発展などに大きな打撃
となりますので、政府におかれましては、地域産業界などの動向等を真摯に受け止め、
独立行政法人国民生活センター相模原事務所の移転につきまして、地方に移転せず、現
在地で事業継続することを強く要望いたします。
平成28年2月9日
相模原商工会議所
会頭
杉
岡
芳
樹
国民生活センター相模原事務所の地方移転に反対する意見書
地方創生に係る政府関係機関の地方移転に関して、当初、移転検討の
対象ではなかった独立行政法人国民生活センターの相模原事務所も移転
検討対象とされていることが、1月15日に判明した。このことは、本
来実施されるべき政府関係機関の移転検討における一連の手続きを経な
いばかりか、その情報提供においても地域を無視した極めて遺憾なこと
であると言わざるを得ない。
当該施設については、国における旧米陸軍キャンプ淵野辺返還跡地の
三分割有償処分に向けて、昭和52年に国民生活センターから本市に対
し施設建設の要望があったもので、本市としては、国の緊急課題であっ
た消費者問題の緊急性・重要性を考慮し、受け入れることとした。この
受け入れが、昭和57年の「キャンプ淵野辺返還跡地の利用計画」の決
定に結びつき、その後の国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JA
XA)相模原キャンパス等の設置に繋がるなど、本市が国の施策へ協力
をしてきた経過がある。
また、当該施設は、現在、本市が消費者行政を進める上での拠点とし
て、市内3箇所にある消費生活センターと連携のもと、市民の消費生活
の安全・安心の確保に重要な役割を担っている。
当該施設の市外移転は、返還跡地の地元優先利用を耐忍して国の施策
に協力してきた地元の意思をないがしろにするものであり、また、今日
も市内に3つの米軍基地を抱え、まちづくりに大きな支障をきたしてい
る本市としては、到底認められないものである。
よって本市議会は、国会及び政府におかれて、本市に所在する当該施
設の市外移転を行わないよう、強く求めるものである。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成28年1月29日
相
模
原
市
議
会