目次 - 宮城県

みやぎe行動マスコットキャラクター
「eちゃん」(イーちゃん)
e行動(地球にやさしい行動)の案内役
として,いろいろな場面で活躍します。
よろしくお願いします。
第29号
2016年
2月発行
目次

平成 28 年度補助事業紹介セミナーを開催します!
P.1

遠田 EF 環境学習会が開催されました!
P.2

おらほの会社の3R・エコ活動
P.3
掲載企業:株式会社阿部蒲鉾店

環境関連用語集・編集後記
用語:HACCP
様
P.6
平成 28 年度補助事業紹介セミナーを開催します!
宮城県では,事業所における省エネルギー・新エネルギー・3R等に関する実践事例のほ
か,「みやぎ環境税」や「産業廃棄物税」を活用して宮城県が実施を予定している補助金な
どの事業所向け支援制度の概要の紹介を行うセミナーを開催します。
皆様のご参加をお待ちしています。
○日
時:平成 28 年3月9日(水)午後1時 30 分から
○会
場:宮城県行政庁舎2階 講堂
(宮城県仙台市青葉区本町3-8-1)
○参加費:無料
○申込み:近日HPなどにて募集を開始する予定です。
昨年度の様子
○内容 ※今後,内容について変更となる可能性もありますので,ご了承ください。
第一部:環境政策課による事業者向け支援施策の紹介
省エネルギー・コスト削減実践支援事業/新エネルギー設備導入支援事業/産学官結集型
クリーンエネルギーみやぎ創造チャレンジ事業/みやぎ産業廃棄物3R等推進設備整備事業
/環境産業コーディネーター派遣事業/3R新技術研究開発支援事業/産業廃棄物再生資源
等有効活用推進事業/宮城県バイオディーゼル燃料利活用奨励金交付事業
第二部
新産業振興課による支援施策の紹介
※内容について現在調整中です。
第三部:実践事例紹介
省エネルギー・コスト削減実践支援事業:株式会社一ノ蔵 様
新エネルギー設備導入支援事業:マルチプライ株式会社 様
みやぎ産業廃棄物3R等推進設備整備事業:株式会社カルラ 様
3R新技術研究開発支援事業:一般財団法人蔵王酪農センター 様
再生資源等有効活用推進事業:株式会社ジェイネックス 様
第四部:省エネ・新エネ・3R等に関する支援事業の紹介
東北経済産業局
様
○連絡先:環境政策課環境産業振興班
TEL:022-211-2664
FAX:022-211-2669
E-mail:[email protected]
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遠田 EF 環境学習会が開催されました!
平成 28 年1月 25 日に遠田エコフォーラム(EF)
において,環境学習会が開催されました。参加者は,
遠田EFの参加企業のほか,古川・岩出山,栗原,
加美EFの参加企業など 40 人が参加し,各企業か
らは日頃の環境取組の紹介を行いました。
事業所の省エネ活動事例紹介としては,EF参加
企業のみではなく,下記の2事業者から県の省エネ
補助金を活用した取組や運用面の改善などについ
てもご紹介いただきました。
開催の様子
1.NECトーキン株式会社(白石市)
【紹介内容】
(1)省エネパトロールの実施による無駄・改善箇所の抽出
(2)超高効率モーターへの更新
(3)水銀灯のLED照明への更新
2.株式会社阿部蒲鉾店(仙台市)
【紹介内容】
(1) HACCP導入による環境意識の向上
(2) コンベアの見直しによる不良の削減
(3) 水銀灯のLED照明への更新
環境学習会では,各社の事例紹介に対しての質問が数多く寄せられ,各社の環境意識の高
まりを確認することができました。
2月3日には,EF幹事企業連絡会の開催が予定されており,各EFから昨年の取組実績
をご紹介いただくこととなっているため,次号では開催の模様をご報告します。
お問い合わせ先
環境政策課環境産業振興班
TEL:022-211-2664
FAX:022-211-2669
E-mail:[email protected]
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おらほの会社の3R・エコ活動「株式会社阿部蒲鉾店」
当社は阿部かま生誕の地,新伝馬町で創業し,80年になります。1986年10月には仙台市泉
区に泉工場を設立しました。創業以来,お客様にご満足いただき,安心してお召し上がりい
ただける笹かまぼこづくりにこだわり続けています。今後もご愛顧への感謝の気持ちを忘れ
ず,おもてなしの心で誠心誠意ご提供させていただきます。
泉工場の外観
当社の製品
【主な環境取組】
当社では,原材料や包装資材の調達から,設備,製造,保管,流通,生産管理等全ての部
門で作業標準や職場ルールを文書化し,管理シートとして記録を残すことで,製品の履歴や
工程管理の状況をスムーズに確認できる管理体制が確立しています。また,下記のような環
境制度の取得に努めています。
2005年11月 「危害分析重要管理点(HACCP(ハサップ))」の承認
2006年8月 仙台市の認証制度「仙台HACCP」を最高評価「8」で認証
2013年3月 「ISO 22000:2005」の認証取得
■発生抑制
1)包装機コンベアの乗り継ぎ部分からの落下に対して,落下箇所に柵を設置して不良削減
に繋げました。
放冷機出口
包装機入口
2)蒸し機と放冷機の作業終了後の洗浄を,手洗から自動洗浄に変更して洗浄時間を大幅に
短縮させ,洗剤の使用量も激減させました。
蒸し器
放冷機
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■省エネ
1)ガスフライヤーと電磁フライヤーをIHフライヤーに変更することにより,油交換が60
時間から120時間に2倍に延び,生産性が1時間当たり3.000個から5.000個へ1.6倍にア
ップしました。また,一槽油槽と二槽油槽も今までよりも低温での熱伝導が良く,改善
されて品質の安定に貢献しました。
2)笹焼き機を3台設置していますが,年間のピーク時の節電対策として最大2ライン態勢
で生産を行っています。
繁忙期は自家発電装置を稼働して,ピーク電力を下げています。効果として最大電力契
約量を1000kWから500kWに下げる事が出来ました。
3)宮城県の平成25年度省エネルギー・コスト削減実践支援補助事業を活用して,空冷ヒー
トポンプチラーとLED照明を導入しました。
導入したLED照明装置
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■品質管理
HACCP導入(厚生労働省認証)
1)平成17年11月総合衛生管理認証され,宮城県蒲鉾業界最初の導入に至りました。蒲鉾業
界は水を床に流すことが清潔な工場と思っておりましたが,HACCPの勉強を進めて行く
うちに色々な問題点が浮き彫りになり,衛生的な工場とは何か従業員全員でミーティン
グを重ね,
「床のドライ化」,
「作業台の移動」
,
「器具・冶具の見直し」を実施しました。
特に床のドライ化に関しては水道水,工業用水の使用量が削減されたほか,工場内の臭
い,カビ,虫等が激減になり大幅に環境改善がなされました。
ドライ化した蒲鉾製造工程-1
ドライ化した蒲鉾製造工程-2
■11月26日に宮城県環境政策課主催の「製造工程改善による廃棄物削減と省エネセミナー」
で,当社の改善活動を紹介させていただきました。
発表風景―1
発表風景―2
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環境関連用語集
今回は「HACCP」です。
HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point,ハサップ又はハセップ)
とは,食品の管理手法の一つで,食品の製造工程において危害の要因(ハザード)を分析
し,それを最も効率よく管理できる部分(CCP)を連続的に管理して安全を確保しようと
するものです。
食の“安全”を確保しようとするものであり,昨今の世の中でも注目されています。
編集後記
掃除をするとき,まずは自分の部屋から始めます。終わったときには心も
掃除の心になり,次は水回りなど範囲が拡がっていく時も“たま”にありま
す。
小さいところから大きいところに向かうには掃除のように道筋が分かり
やすく,取り組む気持ちも徐々に大きくなりますが,地球環境という大きい
目的ありきで環境取組を始めるのは難しいなと思います。
(担当:村上)
発 行:平成 28 年 2 月
編 集:宮城県環境生活部 環境政策課 環境産業振興班
〒980-8570
仙台市青葉区本町三丁目8番1号
TEL:022-211-2664 FAX:022-211-2669
E-Mail:[email protected]
URL:http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/kankyo-s/miyagikankyo-e-news.html
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