記 者 発 表 資 料 平成28年1月29日 (担当)財政局財産管理課 (内線)700-2450 (直通)214-1276 「防災集団移転促進事業」に係る用地買取り価格評価の誤りについて 東日本大震災による「防災集団移転促進事業」での被災宅地等の買い取りのため平成24年度 に価格評価を行った1,140画地のうち、1画地について価格評価に誤りがあったことが判明 した。 1 土地の所在等 (1)所在 仙台市若林区内 (2)面積 約2,000㎡ 2 内容 当該土地の価格評価にあたり、その根拠となる「東日本大震災における移転促進区域内の土 地の買取り価格に関する要綱」に定める減価補正項目の一項目が抜けた状態で評価したことか ら、正しい評価額約4,000万円よりも960万円程度高い評価額となったもの。 なお、土地所有者との間では、平成25年度に誤った評価額を売買代金とする土地売買契約 が締結され、土地の引き渡しや土地売買代金の支払い等も完了している。 3 原因 (1)本市からこの土地の評価を受託した不動産鑑定業者による評価の過程で、減価補正項目 について遺漏し、この結果、評価額を誤った。 (2)本市の価格決定手続きにおいても、担当職員1名でのみ確認作業を行っており、不動産 鑑定業者から提出された評価額の減価補正項目の遺漏を見逃していた。 4 今後の対応 (1)求償について 評価を担当した不動産鑑定業者に対し、評価内容の誤りに伴う応分の額を求償する。 (2)他の土地について これまで評価済みの「防災集団移転促進事業」の土地について、本件以外に誤りがなかった か再確認作業を行い、本件と同じ平成24年度に評価を行った土地1,139件について、誤 りがなかったことを確認済みである。また、現在平成25年度以降に行った評価1,177件 についての再確認作業を行っている。 (3)再発防止策 今回の事案を踏まえ、必ず複数名の職員により不動産鑑定業者の成果品の内容を確認する よう徹底し、再発防止に努める。
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