佐野市水防計画(案) 各章の概要及び修正ポイント

佐野市水防計画(案)
第1章
(1)概
各章の概要及び修正ポイント
総則
要
計画の目的の他、用語の定義、防災関係機関等の責任、消防団における
安全配慮、タイムライン(防災行動計画)の策定等を記載。
(2)ポイント
水防活動従事者の安全配慮に留意したものに修正し、また、タイムラ
インの策定により、より円滑な水防活動ができるよう記載。
第1
目的
○根拠法令を更新し、指定水防管理団体として水防計画を策定する旨を記載。
第2
用語の定義【新設】
○水防用語について記載。
第3
水防の責任
○法に記載されている水防に関係する各主体の責任、義務、またはそれに関連する
主体な事務内容について記載。
第4
水防計画の作成及び変更
○水防計画作成にかかる県との協議時期について記載。
○水防協議会の設置内容について記載。
第5
安全配慮【新設】
○水防活動に従事する者(消防団員等)の安全確保について記載。
第6
タイムラインの策定【新設】
○水災害に取り組むための、時間軸に沿ったタイムライン(防災行動計画)の策定
について記載。
第2章
水防協定
第2章
水防組織
(1)概
要
(2)ポイント
→
第14章
協力応援に統合
水害時の水防本部の体制を記載。
水防本部の組織及び各班の体制について、現在の組織体制に見直し、
佐野市地域防災計画における組織別職員動員体制との整合性を図るよ
う修正。
第1
水防本部
○水防本部の事務局について追記。
第2
水防本部の設置時期
○大きな修正等なし。
第3
水防本部の設置場所
○大きな修正等なし。
1
第4
災害対策本部との関係
○大きな修正等なし。
第5
水防組織
○水防組織を、現在の組織体制にあわせて修正した。
○水防本部各班の事務分掌を、実情にあったより実践的な応急活動を実施できるよ
う、佐野市地域防災計画との整合性を図りながら見直した。
第6
災害対策本部との関係
○大きな修正等なし。
第3章
(1)概
監視・警戒及び重要水防箇所
要
堤防の決壊等の危険が予想されるとして、河川管理者が設定している重
要水防箇所を記載。
(2)ポイント
河川の重要水防箇所は堤防の整備状況に応じて河川管理者が毎年見
直しを行っているため、最新の重要水防箇所に修正。
第1
監視・警戒
○大きな修正等なし。
第2
報告
○大きな修正等なし。
第3
重要水防箇所
○大きな修正等なし。
第4章
(1)概
水門の操作
要
樋門の操作及び連絡系統を記載。
(2)ポイント
出水時の危険な状況における樋門操作員の安全確保について内容を
記載。
第1
水門、堰の操作
○操作員の安全確認について追記。
第5章
(1)概
器具資材及び設備の整備運用並びに輸送
要
水防倉庫、水防資器材及び非常の際の輸送の確保を記載。
(2)ポイント ―
第1
器具・資材及び設備の整備
○大きな修正等なし。
第2
輸送
○大きな修正等なし。
2
第6章
(1)概
通信連絡
要
災害発生時の通信確保を記載。
(2)ポイント
通信確保等について、当市が平成 21 年度までに整備を完了した防災
行政無線設備等を含め新たに記載。
第1
通信の優先使用
○大きな修正等なし。
第2
通信方法その他
○新たな通信方法(市防災行政無線、衛星携帯電話等)について追記。
第7章
(1)概
予報及び警報【新設】
要
(2)ポイント
気象台が発表する気象警報等を記載。
気象警報等の発表基準を最新のものに更新。また、災害にかかる気象
情報の住民への周知の仕方について記載。
第1
宇都宮地方気象台から発表される水防用気象通報
○第8章
洪水予報
に記載されていた内容を新たに章立てし記載。
○気象庁(気象台)が単独で行う水防活動の利用に適合する注意報及び警報につい
て、その種類や発表基準、伝達経路、伝達手段を記述。
第8章
(1)概
洪水予報
要
(2)ポイント
河川管理者が発表する洪水予報と水位到達情報等を記載。
水防予報や水位到達情報にかかる発表基準、対象河川、基準観測所、
伝達体制を、新たに国と県の2つの節に分け記載。
第1
国土交通大臣と気象庁長官が共同して行う洪水予報【新設】
○発表基準の見直しをした。
○基準観測所における、水位の見直しをした。
第2
栃木県知事と気象庁長官が共同して行う洪水予報【新設】
○大きな修正なし。
第9章
(1)概
水位情報の通知及び周知【新設】
要
(2)ポイント
第1
河川管理者が発表する水位情報と伝達系統を記載。
水位の伝達系統を新たに更新。
水位情報の通知及び周知を行う河川
○水位周知河川について記載。
第2
指定河川の水位情報の伝達系統及び周知
○伝達系統について記載。
3
第10章
(1)概
観測通報
要
河川管理者の水位観測所、通報系統、水位の公表のほか、雨量観測所を
記載。
(2)ポイント
第1
水位の通報系統や公表方法を、新たに記載。
雨量の観測通報
○(1)気象庁アメダス
観測所設置場所を更新。
○(2)国土交通省雨量観測所
○(3)県管理雨量観測所
第2
○
第3
観測所を新たに記載
観測所を追記。
水位標
水位観測所を追記。
水位の観測通報【新設】
○水防団待機水位を超えた際の、連絡方法・要領について記載。
第4
雨量、水位・流量等に関する情報の収集【新設】
○雨量、水位・流量等の情報収集の手段について記載。
第5
ダム操作の通報
○大きな修正等なし
第11章
(1)概
水防警報
要
河川管理者が発表する水防警報の発表基準及び伝達系統を記載。
(2)ポイント
第1
発表基準水位について修正。
水防警報の種類並びに発表基準
○大きな修正等なし
第2
水防警報河川
○1国が指定する河川、2県が指定する河川をそれぞれに分け、基準水位とともに
記載。
第3
水防警報の伝達方法
○国、県のそれぞれ指定する河川における伝達方法を記載。
4
第12章
(1)概
水防機関の活動
要
消防団の水防配備、巡視、警戒の他、住民の避難に関する事項を記載。
(2)ポイント
水防活動従事者の安全配慮を図るため、消防団による水防作業時につ
いては安全の確保を優先することを記載
第1
出動、水防開始及び堤防等の異常に関する報告
○大きな修正等なし
第2
水防配備【新設】
○1市の非常配備 県水防計画に準じ、体制について記載。
○2消防団の非常配備
消防団の非常配備について、配備基準や配備体制等に
ついて記載。
第3
巡視及び計画【新設】
○平常時及び出水時の巡視・警戒について、水防管理者(市長)が行うべきこ
とを記載。
第4
水防作業【新設】
○消防団員の水防活動時における安全確保など、水防作業を実施するにあたっ
ての留意事項を記載。
第5
水防作業上の注意事項
○大きな修正等なし。
第6
警戒区域の指定【新設】
○消防団長等の職権について記載。
第7
避難のための立退き
○水防管理者(市長)の職権のほか、あらかじめ行っておくべき事項について
追記。
第8
解除
○水防団等の非常配備解除について、解除の基準等について記載。
第9
住民の水防協力
○大きな修正等なし。
第10
水防標識
○大きな修正等なし。
第11
水防信号
○大きな修正等なし。
第12
公費負担
○大きな修正等なし。
5
第13章
(1)概
決壊時の処置
要
堤防等決壊時の通報系統を記載。
(2)ポイント
第1
―
通報処置
○大きな修正等なし。
第2
決壊後の処置
○大きな修正等なし。
第14章
(1)概
協力応援
要
河川管理者の協力、県や他市町、消防機関への応援要請及び自衛隊への
災害派遣要請等を記載。
(2)ポイント
水防法改正に伴い水防協力団体を新たに位置づけるとともに、河川管
理者における協力内容について新たに記載。
第1
水防管理団体の協力応援
○応援または援助協力に要した費用の負担について追記。
第2
警察の協力応援
○大きな修正等なし。
第3
自衛隊の協力応援要請
○大きな修正等なし。
第4
水防協力団体【新設】
○水防協力団体の位置づけとともに、水防管理団体における申請・指定手続き及び
運用について記載。
第5
河川管理者の協力【新設】
○河川管理者(国・県)の水防管理団体(市)が行う水防活動への協力内容につい
て記載。
第6
知事ホットライン及び県幹部職員からの情報提供【新設】
○県から市への、河川状況に応じたホットラインについて内容を記載。
第15章
(1)概
水防報告
要
市から県への水防概要報告及び水防活動実施報告について記載。
(2)ポイント
第1
県水防計画の修正内容を反映。
報告
○大きな修正等なし。
第2
水防報告書
○大きな修正等なし。
6
第16章
(1)概
水防訓練
要
消防団による水防訓練について記載。
(2)ポイント
第1
―
水防訓練
○大きな修正等なし。
第17章
浸水想定区域等における円滑かつ迅速な避難の確保及び浸水の防止
のための措置【新設】
(1)概
要
水防法に基づく洪水の浸水想定区域内の要配慮者利用施設等の避難確
保等を記載。
(2)ポイント
水防法の改正に伴い、市から洪水浸水想定区域内にある要配慮者利用
施設等への洪水予報等の伝達方法とそれらの施設に対する避難確保計
画等の作成や訓練実施等の働きかけを新たに記載。
第1
洪水対応
○浸水想定区域等の指定状況、市地域防災計画に記載する事項、洪水ハザードマッ
プの作成状況、地下街等又は避難促進施設の避難確保計画に記載する事項等につ
いて記載。
7