組合だより 【 第260号 平成28年2月 日本羊腸輸入組合 】 年が明け、あっという間に二十日正月が過ぎ、2 月になってしまいました。時 の過ぎるのが速いとつくづく感じます。油断していると腰を落ち着けて将来の 準備に掛ける時間が無くなりそうで、そんなことのないよう着実に取り組んで いきたいと思います。 日本政府観光局(JNTO)の発表に依りますと、2015年訪日外客数は過去 最高の1,973万人に達したとのことです。それよりも驚いたのは、45年 ぶりに訪日外客数と出国日本人数が逆転したという点です。 訪日外客数ベスト3は、中国(499万人)、韓国(400万人)、台湾(3 68万人)ということで、 「爆買い」報道からも、然もありなんというところで す。それだけでは面白くないデータ紹介ですので、総人口と訪日人数の比率を みてみると、台湾15.7%、韓国8.1%、中国は14億人を分母とします ので、数値は意味がなくなります。 因みに、前述の45年前(昭和45年)は、大阪万博の開催・ボーイング7 47(ジャンボ)の就航があり、1米国ドルは固定相場制の下で360円でし た。 業界に関係ない話で恐縮ですが、気分転換になりましたでしょうか? 1.主な組合活動報告 〇1月20日 第5回理事会 組合事務所会議室において、理事・監事8名中7名の出席により開催し、平 成27年の消毒受付実績報告及び平成27年度収支見込等について、検討を行 いました。 〇1月20日 第2回拡大消毒委員会 組合事務所会議室において、委員8名中7名、監事2名・組合員5名が出席 し開催されました。議事内容は、いわゆる塩蔵30日措置に関する現状説明で した。 なお、委員会議事内容(資料)は、同日付の川村理事長書簡を以って、全組 合員の皆さまにも御報告しております。 〇1月20日 新年賀詞交歓会 五反田「ロマーノ」において、平成28年賀詞交歓会を開催いたしました。 川村理事長の挨拶の後、御来賓を代表して、日本ハム・ソーセージ工業協同 組合の宮島専務理事に御挨拶をいただきました。 当日は、ご多忙中にもかかわらず59名の皆さまにお集まりいただきまし た。紙面を借りまして、御礼申し上げます。 ○輸入統計等の情報提供 【財務省通関統計】 平成27年12月の天然ケーシングの総輸入量は、次のとおりです。 ・総輸入量 300.8t(前月比△16.1t、 △ 5.1%/前年同月比+44.1t、+17.2%) ・中国原産 177.6t( 〃 △34.5t、 △16.3%/ 〃 + 9.8t、+ 5.9%) ・豪州原産 66.1t( 〃 △11.1t、 △14.4%/ 〃 △11.0t、△14.3%) ・NZ原産 48.8t( 〃 +22.9t、 +88.2%/ 〃 +45.8t、+1537%) 【組合受付統計】 平成28年1月の組合受付数量は、次のとおりです。 ・受付数量 合計 800,380ハンクス (前月比 +136.5 千ハンクス、+20.6%/前年同月比 △317.5 千ハンクス、△28.4%) *詳しくは組合ホームページをご確認ください。 2.検査所だより 【横浜検査所の動向】 ①1月8日(金)理事長及び専務理事が年始ご挨拶のため、小倉動物検疫所長 を訪問されました。 ②1月13日(水)動物検疫所主催による、輸入畜産物消毒講習会が開催され、 当所から消毒職 3 名が受講しました。 ③インフルエンザ及びノロウイルスの予防のため、うがい等の励行とインフル エンザ予防接種を受けるよう周知しました。 ④1月の受付数量は767,540ハンクスと前月に比べて152,841ハンクス増 加し前月比124.9%となりました。 ⑤1月の消毒数量(横浜検査所)は345,206ハンクスで、前月に比べ18,1 02ハンクス減の消毒数量でした。 ⑥1月の成田転送は3件で、52,500ハンクスでした。 ⑦消毒終了予定 消毒貨物が順調に搬入された場合の消毒終了予定は平成28年3月2日(水) です。(成田転送分を含む。) 注:消毒予定の順番は、当分の間、搬入期日が決まった順に消毒することに していますので、消毒終了予定が、受付番号順と異なることがあります。 ⑧1月の受付数量、消毒数量、成田転送状況は、次のとおりです。 前月の 繰越分 区分 受付数量 (船便) 消 毒 数 量 横浜 新山下 小 計 成田転 送数量 翌月への 繰越分 羊 腸 745,855 742,540 345,206 271,649 616,855 52,500 819,040 豚 腸 15,100 25,000 0 10,600 10,600 0 29,500 計 760,955 767,540 345,206 282,249 627,455 52,500 848,540 0 0 0 0 0 0 0 牛 腸 (単位:羊・豚腸:ハンクス、牛腸:Bundle) 【新山下検査所の動向】 ①春まだ遠く、朝夕の寒さの厳しい日が続いております。 空気の乾燥している日が続いていますので、感染症等にならぬよう体調管理 に気を付けて消毒職、検査職共に業務に励んでおります。 ②動物検疫所主催の輸入畜産物消毒講習会が 1 月 13 日に行われ、当検査所よ り職員5名が参加し、講習を受講致しました。 ③1月分の受付数量及び消毒数量は、下表のとおりです。 種別 羊腸 豚腸 計 牛腸 前月の 繰越分 55,900 0 55,900 0 受付 数量 269,749 10,600 280,349 0 消毒 数量 271,649 10,600 282,249 0 翌月への 繰越分 54,000 0 54,000 0 (単位:羊・豚腸:ハンクス・牛腸:Bundle) 【成田検査所の動向】 ①正月三が日の成田山新勝寺への参詣者は309万人で昨年を上回り過去最 高でした。2月3日節分の日には、お相撲さんや今年の大河ドラマ「真田丸」 の出演者が豆まきを行います。 ②1月の航空貨物の受付数量は32,840ハンクスで、対前月比66.7%でし た ③1月14日に実施した消化器系病原菌検査では、職員全員陰性でした。 ④1月分の受付数量及び消毒数量は次のとおりです。 種 類 羊腸 航空 豚腸 合計 羊腸 船舶 豚腸 合計 羊腸 合計 豚腸 合計 前月からの繰越 21,700 0 21,700 34,160 0 34,160 55,860 0 55,860 受付数 32,840 0 32,840 52,500 0 52,500 85,340 0 85,340 消毒数 54,540 0 54,540 72,660 0 72,660 127,200 0 127,200 翌月への繰越 0 0 0 14,000 0 14,000 14,000 0 14,000 (単位:羊・豚腸:ハンクス、牛腸:Bundle) 3.今後の主な予定 〇2月 3日(水) 〇3月 9日(水) 〇3月16日(水) 第4回内外市場調査・弘報委員会 第3回検査委員会、検査講習会(於、新山下検査所) 第6回理事会 以 上
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