ユニットパルス 振幅 • ユニットパルスとは次の図のような波形である。 時刻 • 記号では次のようにデルタ関数により表される。 ⎧1 n = 0 δ(nT)= ⎨ ⎩0 n ≠ 0 ここでTは単位時間である。ディジタルにおいて飛び 飛びの時間をとる時間間隔である。上の図では横 軸の数値の時間間隔がこれにあたる。 • この時刻をnだけで表す表記法もある。 ⎧1 n = 0 δ[n]= ⎨ ⎩0 n ≠ 0 • ユニットパルスは括弧内の数値が0の時のみ値が1 となる関数である。 • ユニットパルスはインパルスと呼ばれる場合もある。 • 次の場合はどのようなグラフになるか? δ[n-1] • 次の場合はどのようなグラフになるか? δ[n]+δ[n-1] • 次の場合はどのようなグラフになるか? (1) δ[n+1]+2δ[n-1] (2) δ[n-2]-δ[n-3] ユニットステップ • ユニットステップとは次の図のような波形である。 • 記号では次のように表される。 ⎧1 n ≥ 0 u[n]= ⎨ ⎩0 n < 0 • ユニットステップは括弧内の数値が0以上の整数 の時、値が1となる関数である。 • ユニットステップをユニットパルスで表すと次のよ うになる。 ∞ u[n] = ∑ δ [n − k ] k =0 • ここでΣ(シグマ)とは次のような意味を持つ 記号である。 • Σ記号は数列の和を表すのに使用される。 • Σ記号の定義 m, nを任意の整数とするとき(ただしn≦m) m ∑a k =n k = an + an +1 + L + am 例題 • 次の値を計算しなさい 4 ∑k k =1 例題 • 次の値を計算しなさい 3 k 2 ∑ k =1 例題 • n=3のときの次の値を計算しなさい 2 x(n) = ∑ k (5 − n) k =1 例題 • n=3のときの次の値を計算しなさい 2 x(n) = ∑ 5k − n k =1 • よって ∞ u[n] = ∑ δ [n − k ] k =0 = δ [n] + δ [n − 1] + δ [n − 2] + L • δs[n]はδ[n]が-∞から∞まで続いているインパル ス列を表す記号である。 δ s [ n] = ∞ ∑ δ [n − k ] = L + δ [n + 2] + δ [n + 1] + δ [n] + δ [n − 1] + δ [n − 2] + L k = −∞ • 次の場合はどのようなグラフになるか? u[n-1] • 次の場合はどのようなグラフになるか? (1) u[n+1]+2u[n-1] (2) u[n-2]-u[n-3]
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