導入事例 株式会社ドトールコーヒー様 自社運用のEDIシステムをクラウド型EDIサービス 「STORES-EDI」 に移行することで、大幅な運用負荷の 軽減とコストの削減を実現 セルフサービスコーヒーショップのパイオニアである株式会社 ドトールコーヒーでは、自社で構築・運用していたオンプレ ミス型EDIシステムの運用負荷増大を課 題としていた。そこ で、セゾン情報システムズの提供するクラウド型EDIサービス 「STORES-EDI」に移行。大幅な運用負荷の軽減を実現すると ともに、ランニングコストを 3 割も削減することに成功した。 業務部 情報システム課 マネージャー 田辺 茂氏 情報システム課 IT サポートセンター 宮崎 利昭氏 情報システム課 IT サポートセンター 半田 大輔氏 取引先企業の利用している既存プロトコルをすべてカバー セゾン情報システムズの手厚い導入、運用支援 クラウドを利用することでコストを削減 オ ンプレミス型 EDIシステムの を続けてきたが、ひとつの課題が頭を悩ま 用した。 せてきた。同社の情報システム課 ITサポー 選定にあたっては、複数社のサービス トセンターの宮崎 利昭氏は当時の課題をこ を検討。 田辺 「エクセルシオール カフェ」 「カフェ コロ う振り返る。「保守期限を迎えたサーバのリ 氏は、その中か ラド」など、多彩なコーヒーショップブラン プレースや、システムのバージョンアップ作 らSTORES-EDI ドを日本全国に展開する株式会社ドトール 業も都度発生します。そうしたシステム保 を選んだ理 由に コーヒー。 守にかかる工数が大きな負荷となっていま ついてこう語る。 同社では従来、自社で構築した EDIシス した」 。 運用負荷が課題に 「ドトールコーヒーショップ 」 をはじめ 、 テムで80社以上の取引先企業との電子商 取引 (EDI) を行ってきた。同社の業務部 情 報システム課 マネージャーの田辺 茂氏はこ 既 「 当 社では取 引 先 企 業とのデー 存プロトコルを全てカバーした 「STORES-EDI」を導入 タ交換に JCA、 全銀BSC、BACREX、HULFTといった、 そこで、同社ではEDIシステムをアウト さまざまなプロトコルを利用しています。こ 初はVANサービスを利用していましたが、 ソーシングすることを決定。 検討の結果、 れらすべてに対応し、かつコストパフォー コスト削減を目的として2000年よりEDIシ セゾン情報システムズの提供する、クラ マンスに優れていたのがSTORES-EDIでし ステムを自社構築し、段階的にWeb-EDI ウド型EDIサー ビ ス 「STORES-EDI」 を採 た」 。検討時にはSTORES-EDIの基盤が置 れまでの利用経緯を振り返り、 こう語る。 「当 への対応も行いながら運用を続けてきまし たが、自社ビル内にシステムを設置してい たため法定点検による停電などの際にEDI システムが停止してしまうといった課題もあ り、2005年にデータセンターへ移設しまし た」 。 以来、10年近くにわたり、データセン ターにハウジングしたEDIシステムの運用 「STORES-EDI」導入事例 株式会社ドトールコーヒー様 本 社 東京都渋谷区神南一丁目 10 番 1 号 設 立 昭和 37 年 4 月 資本金 111 億 4100 万円 主な事業内容 1. コーヒーの焙煎加工並びに販売 2. 食品の仕入れ、販売及び輸出入 3. 飲食店の経営 4. フランチャイズチェーンシステムによる飲食店の募集及び加盟店の指導 User Profile 導入事例 株式会社ドトールコーヒー様 ■ STORES-EDIへ移行後のEDI環境イメージ ドトールコーヒー様システム ドトールコーヒー 本部様 お客様 VPN 網 基幹サーバ 各取引先企業 HULFT サーバ お客様 VPN 網 お客様 VPN 網 フォーマット 変換 連携 サーバ 分割 振り分け ドトールコーヒー 各店舗様 BACREX エクセルシオールカフェ 各店舗様 BACREX 発注型 JCA 発注型 コロラド店舗様 全銀BSC JCA JCA 受注型 コロラド店舗様 従来自社で運用していた EDI システムを STORES-EDI に移行。各取引先企業とのデータのやり取り、プロトコルの変換などの作業はすべて STORES-EDI 側で行われる。 かれているセゾン情報システムズのデータセ 明やQ&A対応、接続テスト作業を担当し、 今回のSTORES-EDIの導入を宮崎氏は高 ンターを見学し、システムの安全性、信頼性 ドトールコーヒー側の作業負荷を大幅に軽減 く評価する。「多様なプロトコルに対応し、 も高く評価したと付け加える。 した。 拡張性も高いSTORES-EDIを導入したこと STORES-EDIの採用を決定し、システム 大 で、取引先企 幅な運用負荷の軽減と、 業の要望や拡 STORES-EDIの導入から半年あまり、サー 対 応 すること 働するなかでの ビスは順調に稼働している。課題であった運 ができます」 と 切替えでしたの 用負荷も劇的に改善された。「従来は、日々 高く評価する。 で、基幹システ の運用において取引先企業からの問い合わ 今後もドトー ムには極力手を せや操作説明などの対応に追われたり、シ ル コーヒー で 入れずに作業を ステムのバージョンアップに2〜3ヶ月も時間 は、STORES-EDIを活用した受発注業務の 進めました。技 をとられていました。現在はそうした業務を 効率化を進めていく。田辺氏に今後の展望 術的なアドバイ すべてセゾン情報システムズに任せています を聞いた。 スやカスタマイ ので、当社の運用負荷はほとんどなくなりま 「今回、取引先企業とのデータ交換部分に ズなど、セゾン情報システムズからさまざま した」 と半田氏は語る。 STORES-EDIを採用しましたが、今後は当 な支援を受けて、切替えをスムーズに進める 加えて、コストの削減も実現している。従 社の全システムの母体となる基幹システムに ことができました」 と話す。 来のデータセンターに設置していたラックが ついてもアウトソーシングを検討していく予 EDIシステムの切替えにあたっては、自社 不要となったことで、ラックの設置費用や 定です。当社ではさまざまなシステムを抱え のみならず取引先企業にも接続先の設定変 システムの保守費用などが削減できており、 ていますので、クラウドやアウトソーシングを 更などを行ってもらう必要がある。ここでも トータルでは年間で約3割のコストダウンを 上手く活用して、運用効率を高めていきたい セゾン情報システムズが取引先企業への説 見込んでいる。 と考えています」 。 の構築が開始されたのは2014年の秋。 同 社の情報システム課 ITサポートセンターの半 田 大輔氏は、 「既存のEDIシステムが並行稼 コストの削減を実現 エンタープライズ・ソリューション事業部 大にも柔 軟に 〒170-6039 東京都豊島区東池袋3-1-1サンシャイン60 TEL 03-3988-2767 http://home.saison.co.jp/
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