審決分類及び判決分類(PDF:163KB)

02― 02
02―02
P U D T
審決分類及び判決分類
1.
(1)
審決分類及び判決分類
審 決 分 類 及 び判 決 分 類は 、審 決・ 判決 な どを 事件 の 種類 及び 審決 ・ 判決 な
ど で 主 とし て 論 じ られ てい る 事 項 ( 以 下 、「判 示事 項 」と いう 。) の内容 並 び
に審決・判決などの結論及び技術、物品、商品 の分類(区分)などの別によっ
て分類するための標識である。
(2)
審 決 分 類 及 び判 決 分 類は 、原 則と して 、 4~ 8桁 か らな る「 基本 分 類」 と
基 本 分 類 の あ と にハ イ フ ン を つけ て 接 続 す る 3 種 類 の「 補 助 分 類 」 と を も っ
て構成する。
な お 、 分 類 標 数 を 読 み や す くす る た め に「 事 件 の 種類 」 と 「 判示 事 項 」 と
の間には、点を入れる。
「 事 件 の 種 類 」 は 、 3 ~ 5 桁 の 文 字 及 び 数 字 か ら な り 、「 判 示 事 項 」 は 1
~3桁の数字からなっている。
〔例1〕
基本分類
補助分類
P18.
121
-
WZ(A61K) ケ
T191.
11
-
Z
事件の種類別分類
(4)
判示事項別分類
-1-
02― 02
2.
審決分類及び判決分類の構成
審 決 分 類 及び 判 決 分 類は 、大 別し て 、「 基本 分 類 」と 「 補 助 分類 」に よ って 構
成さ れ 、「 基 本 分 類 」は 、 更 に 「事 件の 種類 別 分類 」と 「 判示 事項 別分 類 」と に
細分類されている。
(1)
基本分類
基本 分類は、 十進法に基づいて作成され、4~8桁からなる文字及び数 字
か ら構 成され、これを更に、事件の種類別分類(3~5桁)と判示事項別 分
類(1~3桁)に細分類されている(→〔例1〕)。
a
事件の種類別分類
「 事件 の種類別分類」は、産業財産権などの種類、審級の種類及び審判な ど
の種類を文字及び数字をもって表示する。
〔例2〕
基本分類
D 11.113-Z(C08F)
(第1桁)産業財産権の種類
(第2桁)審級の種類
(第3~5桁)審判などの種類
(a)第1桁(産業財産権などの種類)
第1桁は、事件の争いの対象となった産業財産権などの種類(特・実・意・
商 な ど の 別)を 示 し その 記号 は、P、 U、 D、T、の いずか を用いる 。そ の他 に
ついては、02―02(裁)の1を参照。
(b)第2桁(審級の種類)
第2桁は、審級の種類(審判、判定、出訴などの別)を示す。
な お 、 特 許 異 議 の 申 立て ( 平 成 8年 1月 以 降 及び 平 成27年4月 以降 の もの )
及 び判 定請求は第2桁を1とする。例えば、特許異議の申立てにおける全 請
求項に対する異議の申立てはP1651、特許の判定請求はP12である。
(c)第3~5桁(審判などの種類)
第3~5桁は、審判などの種類(無効、特許異議の申立て、判定、取消し、
査定不服などの別)を示す。
b
判示事項別分類
-2-
02― 02
「 判 示 事 項 別 分 類 」 は 、 aの 「 事 件 の種 類 別 分 類」 の 後 に 点を 入 れ 、 続
い て 表 示 す る 1 ~ 3 桁 か ら なる 部 分 で あっ て 、 審 決・ 判 決 な どで 主 と し て
論じられ ている事項(進歩性、明細書不備、類似意匠、外観類似などの別)
の内容を示すものであって、1~3桁の数字からなる。
〔例3〕
P1122.121-Z(B29C)
判示事項別分類
(2)
補助分類
補助分類は、第1、第2、及び第3の分類に分かれる。
P18.121 - WY(A44B)ケ
〔例4〕
第1補助分類(結論内容による区別)
第2補助分類(IPC、意匠分類、商品分類区分)
第3補助分類(東京高等裁判所による審決取消し ケ 又はその上告 ツ )
(知的財産高等裁判所)
a
第1補助分類
第 1 補 助分 類 は 、ロ ーマ 字 (大 文字 ) で 記載 し、 決 定 ・審 決・ 判決 など の
結論内容による区別(却下、取り消して登録、無効などの別)を示す。
b
第2補助分類
第 2 補 助分 類 は 、括 弧内 に 記載 し、 特 許 、実 用新 案 に つい ては 、国 際特 許
分 類 ( IPC) の サ ブ ク ラ ス ま で を 、 意 匠 に つ い て は 、 意 匠 分 類 ( は じ め の 4
桁)を、商標については、商品分類又は区分を記載する。
c
第3補助分類
第3補助分類は ケ 又は ツ の記号で表示する。
ケ は東京高等裁判所(知的財産高等裁判所)において、取り消された事件
の審決を示し、 ツ は東京高等裁判所(知的財産高等裁判所)において、審
決が取り消された事件のうち上告されたものの審決を示す。
(3)
審 決 分 類 及 び 判 決 分 類 の 標 数 は 、 分 類 表 ( 特 ・ 実 関 係 02― 02( P・ U)、
意 匠関 係02―02( D)、商標 関係02―02(T)、判決関係02―02(裁))の各表
を次の表に示すように組み合わせて構成する。
-3-
02―02
基本分類
事件の種類(3~5桁)
補助分類
判示事項
第
1
第
2
第
3
( 1~ 3桁 )
産業財産権
審級の種類
結論
の種類
IPC
審決取消
意匠分類
裁判所
審判・裁判
の種類
商品区分
ケ ,
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
P
1
8
・ 121
-Z
(B65H)
U
1
112
・
13
-Y
(A47J)
D
1
2
・
1
-ZA
(J 2- 1)
T
1
92
・
11
-Z
(4)
P
3
8
・ 121
-ZZ
(G11B)
P
1
651
・ 121
-ZC
(F02D)
ツ
ツ
( 改 訂 H27.2)
-4-