第130回講座

第百三十回 平成二十四年一月二十一日(於大阪北浜)
モじきスト
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え こニ
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きたなキ
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一
二
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ニ
モ たリト じゅうふくしんこう
雖レ曳二 千 日 注 連一不レ 到二邪 見 之 家一
シ
雖 坐 銅 炎 不レ 至 心 穢 人 之 處一
レ
二
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ク
雖食鉄丸不受心汚之物
一
レタル
ヲ
一
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謀 計 雖 為 眼 前 利 潤 必 當二神 明 之 罰一
ハ
レ 二
モ ひクト
正直雖非一旦依怙 終蒙日月之憐
慈雲尊者筆 三社託宣(「古教照心の栞」二一六頁、別の三社託宣筆跡参照)
天照皇大神宮
八幡大菩薩
春日大明神
雖レ為二重 服 深 厚一可レ赴二慈 悲 之 室一
心だにまことの道にかなひなばいのらずとても神やまもらむ
(伝 菅原道真公の詠)
橋本凝胤筆 行雲流水
ハ
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ノ
ツテ ニ
きそハ
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キ
カナリ
シ
ハ
ニ
ともニ
シ
ト
ル
かんナリ
あし
心 與二孤 雲一到 處 閑 (池田草庵)
ツテ
カラ ナリ
よし
花 落 雖レ頻 意 自 閑
しきり
ツルコト モ ナリト
雲在意倶遅
身 如二流 水一随レ縁 動
ナルニ
水 流 心 不レ競
レテ セ
ニ
水 流 任レ急 境 常 静
シ
白雲秋正好
夏 雲 多二 奇 峰一
はまおぎ
(善・悪に掛けた用法)
よ し あ し の 中 を 流 れ て 清 水 か な (仙厓) 葦・葦・伊勢では濱萩
フ
ノ
クル
ニ
さ りゅうノ
並
賛
(甲斐和理子)
鐵 齋 外 史
雪崖 烟柳一生 中
ノ
岩 も あ り 木 の 根 も あ れ ど さ ら 〳〵と た ゞ さ ら 〳〵と 水 の 流 る る
ハ
シ
水 随二方 円 器一
シク
白 雲 無二 尽 時一
白雲千載空悠々
ト
気 に 入 ら ぬ 風 も あ ら う に 柳 か な (仙厓)
ハ
富岡鉄斎筆 雪景山水図
賛
我本 孤舟蓑笠 翁