NCベースP 柱脚検定プログラム - アンカーボルトの定着

NCベースP 柱脚検定プログラム
- アンカーボルトの定着計算フロー -
日本鋳造株式会社
T
必要定着力:T(Ty,Tu)
[アンカーボルト引張耐力×N]
(Nは引張を受けるアンカーボルトの本数)
コーン破壊面(角度 45°)
T
ℓ2
圧縮領域
立上り筋付着耐力の合計F算定
F=Σmin{(τ i ・ℓ i ・ψ i ) ,(f i ・A i )}
F≧T
ℓN
立上り筋
トップ
付着長さℓ1
許容引張応力度f
短期:F値
終局:1.1×F値
A :立上り筋断面積
ℓN
引張領域
付着耐力算定(τ 1 ・ℓ 1 ・ψ 1 ,τ 2 ・ℓ 2 ・ψ 2 ,・・・ ,τ N ・ℓ N ・ψ N )
立上り筋引張耐力算定(f 1 ・A 1 ,f 2 ・A 2 ,・・・,f N ・A N )
許容付着応力度τ
短期:K ・f b [RC規準]※2
終局:付着信頼強度τ bu ※3
ψ :立上り筋周長
ℓ3
ℓ2
付着長さℓ1
・コーン破壊面に入る立上り筋の本数・長さ算定
( ℓ 1 ,ℓ 2 ,・・・・,ℓ N )[右図参照]
・フック付立上り筋本数の設定(なし、四隅、全数)※1
立上り筋
トップ
コーン破壊面(角度 45°)
Yes
基礎梁上面
D
D
N
・コーン破壊面に入るスタラップ筋の
組数・本数算定[右図参照]
・有効基礎梁本数算定
コーン破壊面
(角度 45°)
スタラップ
基礎梁主筋
上記スタラップ筋の引張耐力
の合計S算定
柱型面
有効なスタラップの範囲
立上り筋本数、
フック付立上り筋
本数の再検討
No
F+S≧T
Yes
OK
※1 立上り筋にフックを付けた場合は、その効果を含める(RC規準 16条による)
フック付の場合の算定は、以下による
①付着耐力検討にて、立上り筋トップからフック開始点の長さ減
②立上り筋の引張耐力の1/3を加算
※2 RC規準(鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説(2010))
τ y =(σ y ・d b )/{4(ℓ d -d )}≦K ・f b [式(16.5)]
K =0.3{(C +W )/d b }+0.4≦2.5 [式(16.6)]
f b =F C /40+0.9 [表16.1 付着割裂の基準となる強度f b ]
※3 鉄筋コンクリート造建物の靭性保証型耐震設計指針・解説(1999)
τ bu =αt {(0.086b i +0.11)√σB +k st } [式(6.8.4)]