しが3 ,004万 万円

報道関係者各
報
各位
2016年1月28日
2015年 役員報
報酬の実態
態に関す
する調査
社長
長の年
年間報酬
酬額は
は,
賞与
与ありで4,1
141万円
円,賞
賞与なしが3 ,004万
万円
人事労務分野
野の情報機関
関である産労総合研究所(代表・平盛之)は、役員
員報酬の決め
め方や水準等に
について定期
期的
に調査を行って
ており、この
のほど最新の調
調査結果がま
まとまりまし
したので、ご報
報告いたしま
ます。本調査は
は、2005年以
以降
ほぼ2年おきに
に行っている
るもので、今回が6回目と
となります。
報酬額は、平
平均で会長 3,693 万円、社
社長 3,476 万円、専務 2,4
433 万円とな
なり、集計対象
象企業の異同
同も
役員の年間報
あり、厳密な比
比較はできな
ないものの、2
2013 年の前回
回調査と比較
較すると、概ね増加傾向が
が認められた
た。
主なポイン
ント
1.【役位別に
にみた年間報酬
酬の水準と役
役員賞与の支
支給状況】
x 役員の年間
間報酬額は、会
会長3,693万円、社長3,4766万円、専務2
2,433万円
x 役員賞与を
を支給する企業は46.5%。支給方法は「「利益配分」が
が40.3%で最も
も多く,「利益連
連動給与」が3
31.9%,「事前
前
確定届出給
給与」が20.8%
%
定年制と退職慰
慰労金制度の
の有無】
2.【役員の定
x 35.8%の企
企業に,社長に
にも「定年制あ
あり」。平均定年
年年齢は67.3
3歳
x 役員の退職
職慰労金制度
度がある企業は
は,大企業では
は3割だが,小企
企業では7割
3.【役員退任
任後の処遇】
x 役員退任後
後の処遇は,「ルールはなく
く,人によって
て異なる」が48
8.4%,「常勤の
の顧問」あるい
いは「非常勤の
の顧問」が,とも
も
に21.9%
張における取扱
扱い】
4.【国内出張
x 社長の新幹
幹線グリーン車
車利用を認める企業は67.11%,航空機の
の高級シートは
は56.8%
調査要領
本件に関する
本
問い合わせ先
上場企業
業1,500社と未上場企業から任
任意に抽出した
た1,000社の計2,500社に対して
て、2015年9月に
に調査票を郵送
送
で依頼し、155社の回答
答を得た。
『賃金事
事情』編集部 担当:伊関、境
境野、黒田
〒112-0011 東京都文京
京区千石 4-17--10
産労文京ビル
■電話 03(5319)3601
0
■e-mail:edt-a
■
[email protected] ■http://www
w.e-sanro.net/
2015年 役員
員報酬の実
実態に関
関する調査 結果
果概要
1 役位
位別にみ
みた年間報酬の水
水準と役
役員賞与
与の支給
給状況
(1)役位別に
にみた役員報
報酬額
役位別の
の平均年間報
報酬額をまとめ
めたものが表
表1である。会長3,693万円
会
円(前回3,0119万円)
、社長
長3,476万円(同
3,430万円)、専務2,4333万円(2,21
14万円)、常務
務取締役1,885万円(同1,809万円)
、 取締役(役付以外)1,556
となり、集計
計対象企業の異
異同もあり、厳密な比較
較はできないも
ものの、2013
3年の前回調査
万円(同1,604万円)と
ると、概ね増
増加傾向が認め
められた。
と比較する
最も関心
心の高い「社
社長」の年間報
報酬について
て、賞与の有無別にみると
と、〈賞与あり
り〉の場合は
は、4,141万円
円、
〈賞与なし
し〉の場合は
は3,004万円と
となっている。
。
表1
役
役位別にみた年間報酬額
(2)役員賞与
与の支給状況
況と支給方法
役員賞与
与の支給状況
況については,
「支給して いる」企業は
は46.5%で,前回調査の440.3%より増
増加している。
役員賞与
与の支給方法
法としては,
「利益配分と
「
して支給」が
が40.3%(前
前回44.8%)と
と最も多く,次いで「利益
連動給与と
として支給」31.9%(同1
15.5%),
「事
事前確定届出給与として支
支給」20.8%
%(25.9%)と
という結果だ
だっ
た(図1)
。
図1
役員賞与
与の支給状況と
と支給方法
2015年 役員
員報酬の実
実態に関
関する調査 結果
果概要
2 役員
員の定年
年制と退職慰労金
金制度の
の有無
(1)役員の定
定年制の有無
無と定年年齢
役位別に
に定年制のあ
ある企業の割合
合をみると,会長32.8%(前回27.2%)
(
),社長35.8%
%(同36.2%)
)
,副社長44.44%
(同42.7%
%)
,専務取締
締役54.8%(
(同54.2%),常務取締役5
58.2%(同58
8.3%)
,取締
締役(役付以外
外)56.9%(同
61.2%)で
で,社長と取
取締役(役付以
以外)を除い
いて前回調査
査よりも増加す
する傾向がみ
みられる。平
平均定年年齢は
は,
会長69.7歳
歳,社長67.3歳,副社長66
6.1歳,専務取
取締役65.4歳
歳,常務取締役
役64.5歳,取
取締役63.3歳である(図2)
)。
ちなみに
に,社長の定年
年年齢の分布
布をみると,770歳が37.7%
%と最も多く,次いで65歳
歳が11.3%,66
6∼69歳が22.66%
など,66歳
歳以上で全体
体の64%を占め
めている(図
図3)
。
図2
定年制の
の有無と平均定
定年年齢
図3
図
社長の定
定年年齢の分布
布(定年制あり
り=100)
(2)役員の退
退職慰労金制
制度の有無
退職慰労
労金制度のあ
ある企業は60.0%で前々回
回(2010年)の64.2%,前
前回の63.9%
%に引き続き減
減少傾向を示
示し
ている。「過去にあった
たが廃止した
た」は30.3%,
0%である。退
退職慰労金制
制度は企業規
規模
,「もともとない」は9.0
いが大きく,大企業(1,000
大
0人以上)では
は退職慰労金
金のある企業は
は34.5%であ
あるのに対して,小企業(2299
による違い
人以下)は74.4%と高い
い割合を保っ
っている(表22)
。
表2
2 役員の退職
職慰労金制度の
の有無と今後の
の方向性
2015年 役員
員報酬の実
実態に関
関する調
調査 結果
果概要
3 役員
員退任後
後の処遇
役員退任
任後の対応を
をみると,「ル
ルールはなく,
,人によって
て異なる」48
8.4%(前回552.1%)が最
最も多く,ケー
スバイケー
ースで対応し
している企業が
が,今回も半
半数近くを占めている。一
一方,「とくに
に処遇しない
い(そのまま退
任)」という企業も20.6%(同19.4
4%)と2割 あり,これら
らの傾向は変
変わらない。
の処遇を行う場合の対応と
としては,「常
常勤の顧問・
・相談役等に
になる」と「非
非常勤の顧問
問・相談役等に
何らかの
なる」がと
ともに21.9%
%,
「グループ
プ会社の役員 となる」
(5.2%)や,
「再
再度,社員と
として雇用する
る」
(1.3%)は
わずかであ
あった(複数
数回答)(表3)
)。
表3
役員退任
任後に関する取
取扱い(複数回
回答)
2015年 役員
員報酬の実
実態に関
関する調
調査 結果
果概要
4 国内
内出張に
における取
取扱い
役員のフ
フレンジ・ベネ
ネフィットの
の一つとして ,今回の調査
査では国内出張旅費の取扱
扱いを取り上
上げて調査した
た。
国内出張
張において,新幹線のグリ
リーン車や,航空機に設けられている
る,いわゆる
る高級シートの
の利用を認め
める
かどうかも
も実務上のポ
ポイントとなる
る。
新幹線の
のグリーン車
車利用を認める
る企業の割合
合をみると,社長が67.1%
%(「認める」
」59.4%+「条件付きで認
める」7.7%)
,取締役
役が49.1%(同
同36.8%+122.3%)
。これ
れに対して一般社員は8.44%(同1.3%
%+7.1%)で
であ
がに社長につ
ついては,7割
割近い企業が グリーン車利
利用を認めて
ている。
る。さすが
次に航空
空機の高級シ
シート利用を認
認める企業の
の割合をみると,社長56.8%(
る」45.8%+
+「条件付きで
「認める
認める」111.0%)
,取締
締役36.8%(同
同19.4%+177.4%)
,一般
般社員7.7%(「条件付きで
で認める」のみ)であった
た。
図4
国内出張
張におけるグリ
リーン車等の取
取扱い
調査要領
調
調査名
調
2015 年
調査機関
調
産労
労総合研究所
役員報酬の実態に関する
る調査
調査対象
調
上場
場企業1,500社と未
未上場企業から任意
意に抽出した1,0000社の計2,500社
調査方法
調
郵送
送によるアンケート
ト調査方式
調査時期
2015 年 9~
~11 月
集計対象
集
回答状況
回
締切
切日までに回答のあ
あった 155 社について集計。集計企
企業の内訳は別表を
を参照
留意点
留
調査
査項目ごとに無回答
答があるため、それ
れを除いて集計し
した。そのため、各
各表で集計社数は異
異なっていること
とに留意されたい。