案 - 板橋区役所

板橋区住宅マスタープラン策定調査等補助業務委託仕様書(案)
1 件 名
板橋区住宅マスタープラン策定調査等補助業務委託
2 業務目的
板橋区では、平成 23 年 3 月に策定した「第4次板橋区住宅マスタープラン」に基づき
施策事業を推進してきたところである。
しかし、計画策定から 5 年余りが経過し、策定当時とは社会経済情勢が変化している。
また、国の「住生活基本計画」の見直しや、東京都においても、平成 24 年 3 月に策定
した「東京都住宅マスタープラン」の見直しに取り組んでいる。
そこで、板橋区においても施策事業の見直しとあわせて、新しい施策事業を展開する
必要があることから、現在策定している「第4次板橋区住宅マスタープラン」の見直し
を行う必要がある。
一方、板橋区では住宅政策の重要な事項を審議する付属機関として、外部の有識者等
による「板橋区住宅対策審議会」を設置し、板橋区長の諮問に基づき、新たな住宅マス
タープランに盛り込む施策について、平成 27 年 7 月より検討を始めている。
本業務委託は、
「第4次板橋区住宅マスタープラン見直し(仮)
」「板橋区住宅対策審議
会答申」の原案作成、修正、取りまとめを行うとともに、調査分析、審議会等の運営を
はじめとする関係業務の実施等、総合的な支援を行うことを目的とする。
3 業務の前提
本業務を進めるにあたっては、住生活基本法(平成 18 年施行)
、住宅確保要配慮者に
対する賃貸住宅の供給の促進に関する法律(平成 19 年施行)をはじめ、関係法令等の趣
旨を理解し、それを踏まえるものとする。
また、住生活基本計画(全国計画)、東京都住宅マスタープラン、板橋区基本構想、板
橋区都市計画マスタープランをはじめとする上位計画・関連計画との整合性を図るもの
とする。
4 委託内容
策定に係る検討手法の提案や資料の提供等、総合的なコンサルティングを適宜行う。
また、基礎数値等の整理・分析を行うとともに、区民の意向を把握するための調査を実
施し、計画策定の基礎資料を作成するとともに、審議会の運営補助を行う。
調査等の結果をふまえながら、審議会答申の原案を作成し、また、審議会答申を反映
させた板橋区住宅マスタープランの原案を作成する。
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委託する具体的な内容は、次のとおりとする。
(1) 調査の企画・実施・まとめ・資料作成等
① 統計資料分析調査
住宅施策を検討するうえで必要となる人口や世帯の状況及び住宅・住環境の事情
を国勢調査及び住宅・土地統計調査により把握し、本区の特色を明らかにする。ま
た、住宅・土地統計調査については、平成 25 年住宅・土地統計調査の特別集計によ
り板橋区独自のデータを活用し分析を行う。
また、板橋区における住まい・まちづくりに係る上位・関連計画を整理するとと
もに住宅関連施策の実施状況等や景観、環境に関する意識の高まりなど、住まい・
まちづくりを取り巻く潮流を調査する。
・板橋区の概要(区の成り立ち、区内の地域特性等)
・人口・世帯の状況
・住宅ストック、住宅フォローの状況
・住環境の状況
・平成 25 年住宅・土地統計調査の板橋区独自集計を基に、区内 5 地域(板橋地
区・常盤台地区・志村地区・赤塚地区・高島平地区)についての住宅及び住
環境の状況を把握
・住まい・まちづくりに係る国及び東京都等の動向の整理
・本区における住まい・まちづくりに係る上位・関連計画の整理
・他部署で実施している調査報告書を調査・分析し、住宅施策に関連する課題
の整理
② 現行住宅関連施策の評価等
板橋区の住宅関連施策の進捗状況を整理し、施策の必要性、有効性、効率性等に
ついて評価する。
他調査結果や上記評価結果を踏まえ、課題の抽出、既存施策の今後の方向性の検
討を行う。
③ 板橋区民の住まいに関する意識調査の実施
区内の約 2,500 世帯を対象として、アンケート調査を実施し、区民の住宅・住環
境に関する実態及び意向を把握・分析する。設問は30問前後とする。
調査方法は、郵送による配布・回収とする。また、回収率を高めるため、対象者
全員に礼状兼督促状を送付する。
なお、調査にあたり、次の内容もあわせて受託者が行う。
・返信用封筒(長3)
、調査依頼文及び回答書式(A4)の作成と印刷。ただし、
発送封筒(区使用・角2)2,500 部は、区から提供する。
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・封入・封緘・投かん作業、発送経費、令状兼督促状経費(ハガキ代)返送経費
の負担(料金受取人払いを使用)。
・調査対象者の抽出及び宛名ラベルの印刷は区が行い、宛名ラベルの貼付は受託
者が行う。
・データの入力・集計・分析(その他の回答や自由記述欄に記載された内容も含
む)
④ 住宅施策の検討等
・本区における住宅施策の課題の設定
・課題を踏まえた、本区における住宅施策の基本目標や基本方針を検討
・本区における成果指標のあり方についての検討
・住宅施策の目標を実施するための基本的な施策の展開方向についての検討
⑤ 板橋区住宅対策審議会の答申(中間のまとめ)の原案及び答申の原案の作成
・①~③をふまえ、答申(中間のまとめ)及び答申の原案の作成
⑥ パブリックコメント実施支援
・区民意見を反映した計画策定に向けて、パブリックコメントを行うための資料
の作成等、パブリックコメントを行うための支援を行う。
⑦ 会議等の運営補助
・板橋区住宅対策審議会(4回程度開催)及び同専門部会(3回程度開催)の会
議資料及び会議録の作成を行うとともに、会議にオブザーバーとして出席、必
要な助言、支援を行う。なお、会議録には、会議終了後概ね15日後を目途に、
委員等の発言の要旨を記録したデータを作成し、提出すること。
⑧ 住宅マスタープラン(中間のまとめ)の原案及び住宅マスタープランの原案作成
・住宅対策審議会の答申(中間のまとめ)を受け、住宅マスタープラン(中間の
まとめ)の原案の作成
・住宅対策審議会の答申を受け、住宅マスタープランの原案の作成
(施策の体系化、施策の評価手法を確立、施策と連動する区民等の行動指針・連
携手法を整理)
・住宅白書として整理
(2) 成果品
① 板橋区民の住まいに関する意識調査報告書
・5部 (A4版50頁程度、白黒)
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・報告書及び調査にあたり作成したデジタルデータ(ワード・エクセル等)
・その他関係資料 一式
② 板橋区住宅対策審議会の答申(中間のまとめ)の原案
・原稿1部 (A4版30頁程度)
・デジタルデータ(ワード・エクセル)
③ 板橋区住宅対策審議会の答申の原案
・原稿1部 (A4版30頁程度)
・デジタルデータ(ワード・エクセル)
④ 住宅マスタープラン(中間のまとめ)の原案
・原稿1部 (A4版50頁程度)
・デジタルデータ(ワード・エクセル)
⑤ 住宅マスタープランの原案
・原稿1部 (A4版120頁程度)
・デジタルデータ(ワード・エクセル)
⑥ 審議会等会議資料
⑦-1 審議会(4回程度開催)
・A4版 30頁程度、デジタルデータ(ワード・エクセル)
⑦-2 専門部会(3回程度開催)
・A4版 30頁程度、デジタルデータ(ワード・エクセル)
⑧ 会議の記録
⑧-1 審議会(4回程度開催)
・要旨記録1部及びデジタルデータ(ワード)
⑧-2 専門部会(3回程度開催)
・要旨記録1部及びデジタルデータ(ワード)
5 業務計画書
受託期間開始日から7日以内に下記の事項を記入した業務計画書を作成すること。
(1)業務概要
(2)実施方針
(3)実施工程表
(4)担当技術者
(5)打ち合わせ計画
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(6)その他必要事項
6 担当技術者
担当技術者は、本業務の全般にあたって技術指導を行うものであり、十分な経験と実
績を有するものでなければならない。
7 個人情報については、別紙特記事項を遵守し取り扱いに十分注意すること。
8 契約金額の支払い方法
契約金額は、全委託業務の履行完了後に一括して支払う。
9 履行場所
板橋区役所都市整備部住宅政策課及び区指定場所
10 委託期間
契約確定日から平成 29 年 3 月 10 日まで
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調査報告書等の取り扱い
(1) 受託者は、本調査委託における調査報告書及び調査にあたって収集・作成し
た資料について、委託者の承諾を得ずに使用してはならない。
(2) 受託者は、本調査にあたって、委託者から貸与を受けた既存調査資料、その
資料の取り扱いには十分注意すること。
(3) 本業務によりまとめられた一連の成果に関する一切の権利は、板橋区に帰属
する。
12 引き取り、納品等における車両の指定
引き取り及び納品等にあたっては、ディーゼル自動車を使用しないこと。ディーゼル
自動車を使用する場合は、ディーゼル規制適合車で行うものとする。
13 その他
(1) 作業スケジュール表を契約締結後速やかに提出すること。
(2) 本業務と関連する「住宅対策審議会」については、委託期間開始以前に審議
会が開始されるため、業務委託以前の審議内容については、契約締結後に区よ
り情報及び資料の提供を行う。その内容も踏まえ委託業務を遂行すること。
(3) 住宅政策課へは、2週間に1回程度、作業進捗状況の報告を行うこと。
(4) 本仕様書に明示のないもの、またはその解釈に疑義が生じた場合について
は、区と協議のうえ決定すること。
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14 主管課及び担当者
板橋区役所 都市整備部 住宅政策課 住宅政策推進グループ
電話 3579-2186
FAX 3579-2184
担当 沼澤
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