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UNTIL JANUARY 26, 2016, 10:00AM EST (1500 GMT)
A World Bank
Quarterly Report
JANUARY 2016
Commodity
Markets
Outlook
ARY 26, 2016, 10:00AM EST (1500 GMT) EMBARGOED: NOT FOR NEWSWIRE TRANSMISSION, POSTING ON WEBSIT
Implications of weak emerging market
growth for commodity markets
Q1
Q2
Q3
Q4
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日本時間 2016 年 1 月 27 日(水)午前零時、米国東部時間 26 日午前 10 時、グリニッジ標準時同日午後 3 時
世界銀行グループ
ニュースリリース
世界銀行、主要一次産品 46 品目中、原油など 37 品目の
2016 年価格見通しを下方修正
主要新興国の景気鈍化が進めば一次産品市場の更なる下落も
仮訳
2016 年 1 月 26 日、ワシントン—世界銀行は、一次産品市場の動向について四半期に一度発表する報
告書「一次産品市場の見通し」の最新版で、2016 年の原油価格見通しを、昨年 10 月時点の予想 1 バ
レルあたり 51 ドルから 37 ドルに下方修正した。
今回の下方修正は、需給関係を取り巻く様々な要因を反映したものだ。具体的要因としては、イラン・イ
スラム共和国による予想より早い輸出の再開、低コスト化と効率性向上による米国石油生産の耐久力
向上、北半球の温暖な気候、主要新興国の景気減速予想などが挙げられている。
原油価格は、2015 年には 47%下落したが、2016 年も、年間平均で更に 27%の落ち込みが予想されて
いる。しかし、この低水準も、1 年ほどかけて徐々に回復すると見られる。その理由はいくつかある。まず
一つ目に、今年初めの原油価格急落は、需給関係だけによるものとは考えにくく、多少は反転する可能
性が高い。二つ目に、生産コストの高い産油国は、原油安の中では損失を出し続けるため、やがては減
産に転じ、新たな市場参入があっても全体としての供給は減る可能性が高い。三つ目に、世界経済の
成長がわずかながら加速するにつれ、需要が幾分拡大すると見込まれる。
ただ、原油価格の回復が予想されるとは言え、2008 年、1998 年、1986 年の急落後に比べれば、回復幅
は小幅に留まると見られる。原油価格の今後の見通しには、依然として、かなり大きな下振れリスクが
つきまとう。
「石油をはじめとする一次産品の価格低迷は、まだしばらく続くだろう。今後 2 年間で一次産品価格がわ
ずかに上昇する可能性もあるが、深刻な下振れリスクは常に残る。」とシニア・エコノミストで同報告書の
主席執筆者であるジョン・バフェスは述べている。
石油市場だけでなく、主要一次産品価格指数はいずれも、2016 年に下落すると見られる。これは、高水
準の備蓄によるものだが、工業用原材料については、価格下落の要因は新興市場の需要落ち込みで
ある。本報告書が取り上げている一次産品 46 品目の内、合計で 37 品目の 2016 年予想価格が下方修
正された。
2000 年以降、新興国は一次産品に対する需要拡大を大きくけん引してきた。そのため、こうした国々で
の成長鈍化の見通しが一次産品価格を引き下げている。主要新興国の成長が更に減速すれば、貿易
相手国の成長や一次産品に対する世界全体の需要も落ち込むだろう。
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「一次産品価格の下落は両刃の剣だ。輸入国の消費者は恩恵を被るが、純輸出国の生産者には悪影
響となるからだ。一次産品価格下落による恩恵を受けた輸入国で経済成長が加速するまでには時間を
要するが、一次産品輸出国は価格が下落すると即座に打撃を受ける。」と、世界銀行のアイハン・コー
ゼ開発見通し局長は述べている。
2016 年、エネルギーを除く一次産品価格は 3.7%落ち込むと見られるが、これは、金属価格が、新興国
市場での需要低迷と新たな生産体制導入を受け、2015 年の 21%下落から更に 10%落ち込むと予想さ
れているためである。農産物価格は、ほぼすべての主要一次産品価格が下がる中、 1.4%の下落にと
どまると見られる。エルニーニョ現象の影響への懸念はあるものの、十分な貯蓄量、エネルギー・コスト
の低下、バイオ燃料への需要の頭打ちなどが、その理由として挙げられる。
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ニュースリリース
2016/251/DEC