FUJITSU Cloud Service K5 CFサービス機能概要

FUJITSU Cloud Service K5
CFサービス機能概要
2016年1月
富士通株式会社
・本資料の無断複製、転載を禁じます。
・本資料は予告なく内容を変更する場合がございます。
本資料の位置づけ
 本資料は、FUJITSU Cloud Service K5(以下、K5と記載)にて提供するPaaS領域のサービスのうち、
「CF」の説明資料です。
基幹(既存)システム :SoR
IaaS
PaaS
業種・業務
共通サービス
新規ビジネスのためのシステム:SoE
業種特有の部品・サービス・テンプレート
在庫管理・受発注管理など
システム
共通サービス
API Management(WebAPI管理サービス)
アプリケーション
基盤サービス
PF(基幹業務基盤サービス)
プロセス・ルール・データを統合管理
ワークロード管理
基盤サービス
SystemFactory(システム自動構築サービス)
システム構成・運用を設計・構築しパッケージ化
WebAPIの公開・管理
ビジネス支援・運用支援サービス
ID/課金/認可管理/バックアップ/ログ
CF(クラウドネイティブ基盤サービス)
Cloud Foundryベースの開発/実行環境
汎用コンポーネント (RDB、メッセージ、メール等)
シ
ス
テ
ム
自
律
運
用
支
援
サ
ー
ビ
ス
システムリソース (仮想共有、仮想専有、物理専有)
 K5全体については、以下をご参照ください。
 FUJITSU Cloud Service K5 サービスご紹介資料
• http://jp.fujitsu.com/solutions/cloud/k5/brochures/
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更新履歴
更新日
版
2016/1/18
初版
更新内容
-
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目次






CFとは
CFの特長
提供サービス
提供サービス全体図
機能概要
機能詳細
 サポート内容
 サポートレベル
 アプリケーション実行環境







サービス連携
スケーリング/負荷分散
生存監視/自動復旧
操作ビュー/開発ツール
ビルドパック
組合せ可能なサービス
試用サービスでの制限事項
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CFとは
オープンソースの「Cloud Foundry」をベースとしたアプリケーション実行環境サービスです。
新たな価値創出につながるシステムを迅速に市場に投入できる環境を提供します。
 ビルドパックの利用により、即座にアプリケーションの配備・公開が可能
 様々なサービスの組合せにより、迅速・柔軟な開発を実現
 ダッシュボードで運用管理を集約
CF
開発者
etc...
PHP用
Java用
アプリケーション
配備
リレーショナル
データベース
アプリケーション
バインド
ビルドパック
ログとモニタリング
(今後提供)
①好みの言語で
アプリケーションを開発
②アプリケーションを
配備
4
③インターネットへ
すぐに公開
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CFの特長
様々な開発言語のアプリケーションを実行可能
Java, Node.js, PHPなどの開発言語のアプリケーションを配備・公開できます。システム特性に合った開発言語を選
ぶことができます。
サービスマッシュアップ型の開発・運用に対応
用意されたアプリケーション実行環境と各種サービスの組合せで、頻繁に変化するICT要件を、迅速かつ柔軟に取り込
めます。
ダッシュボードによる運用支援機能
ダッシュボードにてリソース状況の可視化およびアプリケーションログの検索・参照ができます。
運用情報・障害情報の見える化により、安定運用を支援します。
運用状況に合わせたリソースの拡張・縮退
アプリケーションのスケールアウト/スケールイン、スケールアップ/スケールダウンが容易なため、スモールスタートできます。
オープンな技術を活用
オープンソースベースのサービスにより、ベンダー・ロックインのリスクを軽減。
世界中の開発者の成果を取り込んだ最新のPaaS基盤を提供。
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様々な開発言語のアプリケーションを実行可能
 Java, Node.js, PHPなどの開発言語のアプリケーションを配備・公開できます。
システム特性に合った開発言語を選ぶことができます。
 ビルドパックの利用
ビルドパック(アプリケーションを動作させるために必要なフレームワークやランタイムをデ
プロイするための仕組み)を、開発言語ごとに選択することで、様々なアプリケーション
を実行することができます。
開発者
Java
Go
PHP
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サービスマッシュアップ型の開発・運用に対応
 用意されたアプリケーション実行環境と各種サービスの組合せで、頻繁に変化す
るICT要件を、迅速かつ柔軟に取り込めます。
共通サービス
アプリケーション
開発・実行
API
迅速な開発
外部サービス
API
アプリケーション
SoRシステム
API
容易な連携
SoEシステム
API
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CF
(Cloud Foundry)
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ダッシュボードによる運用支援機能
 ダッシュボードにてリソース状況の可視化およびアプリケーションログの検索・参
照ができます。
 運用情報・障害情報の見える化により、安定運用を支援します。
 アプリケーションの管理
アプリケーション一覧(起動状態含む)、アプリケーションの起動/停止ができます。
 組織・スペースの状態確認とユーザ権限の管理
組織・スペースに対するユーザのアクセス権限管理及び、クォータ表示ができます。(今後提供)
※組織・スペースはCFの管理単位です。契約番号に対し1組織のみが払いだされます。
アプリケーションインスタンスとサービスインスタンスを管理します。1組織につき複数のスペースを作成することができます。
 リソース状況の可視化
アプリケーションが使用するリソース(CPU、メモリ、ディスク等)の状況を確認できます。
 アプリケーションログの保管・検索・参照
アプリケーションが出力したログをダッシュボード上で検索・参照することができ、障害解析に活用できます。
また長期保管が可能なため、セキュリティ証跡管理にも役立ちます。
CF
組織
管理者
APPログ
メモリ
ダッシュボード
運用者/開発者
スペース
ユーザ
リソース状況等を把握
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運用状況に合わせたリソースの拡張・縮退
 アプリケーションのスケールアウト/スケールイン、スケールアップ/スケールダウンが容
易なため、スモールスタートすることが可能です。
 スケールアウト/スケールイン
アプリケーションのインスタンス数を手動で増加、または減少させることができます。インスタンスの増減に応じ
て、アプリケーションに対するリクエストを自動的に各インスタンスに振り分けます。
 スケールアップ/スケールダウン
アプリケーションインスタンスのメモリサイズを手動で増加、または減少させることができます。
アプリケーション
インスタンス
アプリケーション
インスタンス
2
4
2GB
1GB
アプリケーション
インスタンス
アプリケーション
インスタンス
1
3
アプリケーション
インスタンス
512MB
高負荷時にインスタンス追加
読込データ増加時にメモリ追加
スケールアウト/スケールイン
スケールアップ/スケールダウン
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オープンな技術を活用
 オープンソースベースのサービスにより、ベンダー・ロックインのリスクを軽減。
 世界中の開発者の成果を取り込んだ最新のPaaS基盤を提供。
 PaaSソフトウェア「Cloud Foundry」
「Cloud Foundry」はオープンソースであるため、クラウド・ベンダーやパブリック/プラ
イベートの垣根がない可搬性を実現します。
また、数多くのベンダがCloud Foundryコミュニティに参画し、互いの技術を生かし
ながら最新のPaaS基盤を提供しています。
協賛企業:FUJITSU, IBM, NTT, Pivotal, HP, VMWare, SAPなど
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提供サービス
CFは以下のサービスを提供します。
 CF基本サービス
 操作ビュー/開発ツール
 ビルドパック
 組合せ可能なサービス
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提供サービス全体図
サービス利用者
Cloud Foundryコミュニティ
Eclipse
Marketplace
GitHub
CF
ダウンロード/インストール
操作ビュー/開発ツール
Eclipse
PaaSポータル(GUI)
CFダッシュボード
ダウンロード/インストール
CFコマンド
(CLI)
プラグイン
【Cloud Foundry Integration】
ビルドパック
CF基本サービス
Java
アプリケーション実行環境
Go
Node.js
Python
Binary
PHP
Staticfile
サービス連携
スケーリング/負荷分散
組合せ可能なサービス
リレーショナルデータベース
生存監視/自動復旧
ログとモニタリング(今後提供)
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機能概要(1)
 CF基本サービス
機能
概要
アプリケーション実行環境
利用者がJava、Node.jsなど、各種開発言語で開発したアプリケーションを実行するための
環境を提供します。
サービス連携
コマンドで選択・登録するだけで、CFで提供するサービスのインスタンスを作成し、アプリケー
ションから呼び出し可能にする仕組みを提供します。
スケーリング/負荷分散
アプリケーションのインスタンスを手動で増加、または減少させることができます。インスタンスの
増減に応じて、アプリケーションに対するリクエストを自動的に各インスタンスに振り分けます。
生存監視/自動復旧
アプリケーションの状態を監視し、アプリケーションのインスタンスが異常終了した場合に自動
で復旧させることができます。
 操作ビュー/開発ツール
機能
概要
CFダッシュボード
アプリケーションの管理を行うための操作画面を提供します。
CFコマンド
CFを操作するためにCFダッシュボードのリンクからユーザー端末へインストールして使用するコマ
ンドプログラムです。
開発環境(Eclipse)で開発したアプリケーションをCFへ配備するためのEclipse上の操作ビュー
です。
Eclipseプラグイン
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機能概要(2)
 ビルドパック
機能
概要
Java
GlassFish 4.1Web Profile/Java SE 8ベースのJava Webアプリケーション実行環境です。
Java
Tomcat/OpenJDKベースのJava Webアプリケーション実行環境です。
Node.js
Node.jsで記述されたアプリケーションの実行環境です。
Binary
Binaryアプリケーションの実行環境です。
Go
Go言語で記述されたアプリケーションの実行環境です。
Python
Python言語で記述されたアプリケーションの実行環境です。
PHP
PHP言語で記述されたアプリケーションの実行環境です。
Staticfile
静的なHTML, JavaScript, CSSアプリケーションの実行環境です。
 組合せ可能なサービス
機能
概要
リレーショナル
データベース
オープンスタンダードなデータベースである「PostgreSQL」データベースです。
ログとモニタリング
(今後提供)
アプリケーションが出力したログを保存し、検索・参照することができます。
使用するリソースのしきい値の監視ができ、CFダッシュボード上で確認できます。
異常時にはメール通知を行うこともできます。
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機能詳細
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アプリケーション実行環境
 CFでは、ユーザーのアプリケーションに適した実行環境を用意しています。
ユーザーはサーバ・OS・アプリケーションを意識する必要がありません。
ユーザーアプリケーション
ユーザが意識
する範囲
ユーザーアプリケーション
アプリケーション実行環境
CF
OS
サーバ
提供範囲
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サービス連携
 CF上のアプリケーションは、他サービスと容易に組合わせることができます。
 アプリケーションと組合わせるサービスは疎結合であるため、他サービスの
所在を意識せずに、アプリケーションを開発できます。
サービス接続情報
(VCAP_SERVICES)
を提供
CF
アプリケーション配備
アプリケーション
サービス
サービス
インスタンス
開発者
VCAP_SERVICESと呼ばれる環境変数に他サービスと接続するための
情報が設定されます。
アプリケーションはVCAP_SERVICESを用いて他サービスへ接続します。
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スケーリング/負荷分散
 スケーリング
サービスの負荷に応じて、アプリケーションのインスタンスを増加、または減少させることが
できます。
・平常時
・利用者増加時
CF
アプリケーション
CF
アプリケーション
平常時は3インスタンスで稼働
・・・・・・
負荷状況に合わせて、インスタンスを増加
 負荷分散
CFが提供するロードバランシング機能により、ラウンドロビン方式でリクエストを振り分け
ることができます。
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生存監視/自動復旧
 CFでは、アプリケーションの状態を常に監視し、アプリケーションのプ
ロセスが異常終了した場合には、自動で復旧させることができます。
CF
設定したアプリケーションの
状態と異なることを検知
アプリケーション
インスタンス
Health
Manager
インスタンス
設定したアプリケーションの状態
実行中のアプリケーションの状態
稼働インスタンス数:3
稼働インスタンス数:2
異常インスタンス数:1
自動復旧
一定間隔で実行中のアプリケーションのインスタンス数を監
視し、配備時に設定したアプリケーションのインスタンス数と
一致しない場合は、CF自身が自動復旧を行います。
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インスタンス
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操作ビュー/開発ツール
 CFの設定変更(組織・スペースなどの設定)、アプリケーション配備、アプ
リケーション起動・停止のため、以下のツールを利用できます。
 CFダッシュボード
ブラウザ上からGUIで作業を行うことができます。また、アプリケーションが使用するリソース
(CPU、メモリ、ディスク等)の状況を確認できます。
 CFコマンド
CFコマンドをインストールしたクライアント端末からCLIで作業を行うことができます。
スクリプト等によって作業を自動化する場合はCFコマンドが適しています。
 Eclipseプラグイン
統合開発環境EclipseのGUIで、アプリケーション開発とCFの操作を統合することができます。
※ CFコマンド、Eclipseプラグインは各サイトからダウンロード/インストールして使用します。
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ビルドパック
Java, Node.js, PHPなど、Webアプリケーション開発で
複数の開発言語を標準サポート
・・・
 ビルドパックは、アプリケーションをCF上で動作させるために必要なラン
タイムやフレームワークを提供する仕組みです。
 CFに組込まれている様々なビルドパックを利用することができます。
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組合せ可能なサービス
 ログとモニタリング(今後提供)
CF上のログを収集し、検索・可視化用と長期保管用の2種類のログを保存できま
す。
 検索・可視化用
REST APIまたは、CFダッシュボードでログの参照・検索ができます。
サービスバインド時に設定した容量を超過した場合はエラーとなり、ログは書込まれません。
 長期保管用
REST APIで参照することができ、容量の制限なくログの格納が可能です。
容量超過時はエラー
書込み
アプリケーション
検索・参照
検索・可視化用
CFダッシュボード
参照
長期保管用
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REST API
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組合せ可能なサービス
 リレーショナルデータベース
オープンスタンダードなデータベース「PostgreSQL」データベースです。
 PostgreSQLサービス自動設定
JavaのWebアプリケーションに特定のPostgreSQLサービスをバインドすると、
アプリケーションを起動する際にPostgreSQLのJDBC接続が自動設定されます。
 冗長化(今後提供)
同一アベイラビリティゾーン内、または異なるアベイラビリティゾーンに待機系のリレーショナル
データベースの仮想サーバを作成することができます。
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試用サービスでの制限事項
 アプリケーション起動時に指定できるメモリ割当量の総和は1契約番号
(1組織)あたり最大2GBです。
 cf create-serviceコマンドで作成できるサービスインスタンス数は1契
約番号(1組織)あたり最大10インスタンスです。
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サポート内容
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サポートレベル
 CFにおける問題解決支援の詳細は下表のとおりです。
サービス
サポート内容
仕様調査、障害調査を実施し、回避方法を提示します。また、
修正提供を検討する。
CF基本サービス
Java(GlassFish 4.1 Web Profile/Java SE 8)
ビルドパック
Java(Tomcat/OpenJDK)
Node.js
Binary
Go
Python
PHP
Staticfile
仕様調査、障害調査を実施し、回避方法を提示します。また、
修正提供を検討する。
仕様調査を行い、仕様範囲内で対処できる問題については回
避方法を提示する。
上記ビルドパックの旧バージョン(1世代分)
CFダッシュボード
リレーショナルデータベース
ログとモニタリング(今後提供)
仕様調査、障害調査を実施し、回避方法を提示します。また、
修正提供を検討する。
CFコマンド
仕様調査、障害調査を実施し、回避方法を提示します。また、
本サービスが動作保証するバージョンでも発生する障害の場合
にはCloud Foundryのコミュニティへの修正提供の働きかけを
行います。
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