15 年10-12 月期の中国GDP

ご参考資料(情報提供資料)
2016 年 1 月 19 日
アムンディ・マーケットレポート
アムンディ・ジャパン株式会社
15 年 10-12 月期の中国 GDP
① 実質 GDP 成長率は前年同期比+6.8%。2 期連続で 09 年 1-3 月期以来の 6%台が続いています。
② 個人消費と固定資産投資が堅調で、外需はマイナス寄与と見られ、内需主導の成長と見られます。
③ 中長期的に緩やかな減速が見込まれますが、金融政策等で当面は景気底入れに向かいそうです。
④
内需は総じて堅調、輸出減少が成長率押し下げか
本日、中国の 15 年 10-12 月期 GDP 統計
が発表されました。実質 GDP 成長率は前
年同期比+6.8%と緩やかな減速が続きま
した。前期比年率は+6.56%と 3 四半期ぶ
りに+7%を割り込みました。
(%)
中国の実質GDP成長率
10
四半期
年次
9
アムンディ予想
8
IMF予想
7
主な経済指標によると、個人消費が堅調で
す。10-12 月期の小売売上高は前年同期
6
前年同期比
比+11.1%と、7-9 月期の同+10.7%を上
前期比年率
5
回りました。また、固定資産投資も盛り返し、
13/3 6 9 12 14/3 6 9 12 15/3 6 9 12 15 16 17
(年/月期、年)
7-9 月期の同+8.6%に対して 10-12 月期
出所:Bloomberg、IMFのデータよりアムンディ・ジャパン作成
は同+9.0%でした。一方、貿易数量(財の
み)を見ると、10-11 月平均では輸出が前年同期比-4.9%、輸入は+0.4%で、外需(純輸出)は
マイナス寄与になった可能性があります。中国は輸入減少で大幅な貿易黒字となっていますが、大
半はエネルギー価格下落の影響で、実質では輸出減少が外需を押し下げていると見られます。
政策対応でソフトランディング目指す
金融当局は利下げや預金準備率の引き下
げを数次にわたって行っていますが、追加
引き下げの余地はまだ大きく、金融政策に
よる景気下支えが続けられそうです。
(%)
6.5
中国の政策金利、元(対米ドル)の推移
政策金利(1年貸出基準金利、左軸)
中国元(対ドル)(右軸逆目盛)
6.0
(元)
5.7
5.8
5.9
6.0
5.5
また、年初から中国元の下落が注目されて
います。当局は、緩やかな元安を容認しつ 5.0
つ、為替介入等によって急激な動きをコン
元高
4.5
トロールしています。元安は外需に対して
元安
プラスの影響が期待されます。中国政府は、 4.0
14/ 1
4
7
10 15/ 1
4
7
過剰供給力の削減を打ち出しているので、
出所:Bloombergのデータよりアムンディ・ジャパン作成
中長期的には緩やかに景気が減速してい
く方向にあるものの、政策対応によって、急な景気減速は回避されると思われます。
6.1
6.2
6.3
6.4
6.5
6.6
6.7
10 16/ 1 (年/月)
最終ページの「当資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
-1-
当資料に関してご留意いただきたい事項
投資信託に係るリスクについて
投資信託は、値動きのある有価証券に投資しますので、基準価額は変動します。当該
資産の市場における取引価格の変動や為替の変動等を要因として、基準価額の下落に
より損失が生じ、投資元金を割り込むことがあります。したがって、元金が保証されている
ものではありません。信託財産に生じた利益および損失は、全て受益者に帰属します。
また、投資信託は、個別の投資信託ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市
場、投資対象国等が異なることから、リスクの内容や性質が異なりますので、お申込みの
際は投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
投資信託に係る費用について
投資信託では、一般的に以下のような手数料がかかります。手数料率はファンドによっ
て異なり、下記以外の手数料がかかること、または、一部の手数料がかからない場合も
あるため、詳細は各ファンドの販売会社へお問い合わせいただくか、各ファンドの投資信
託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
投資信託の購入時:申込手数料
投資信託の換金時:換金(解約)手数料、信託財産留保額
投資信託の保有時:運用管理費用(信託報酬)、監査費用
運用管理費用(信託報酬)、監査費用は、信託財産の中から日々控除され、間接的に
投資者の負担となります。間接的負担には、その他に有価証券売買時の売買委託手数
料、外貨建資産の保管費用、信託財産における租税費用等が含まれます。また、他の投
資信託へ投資する投資信託の場合には、当該投資信託において上記の費用がかかるこ
とがあります。
<ご注意>
上記に記載しているリスクや費用につきましては、一般的な投資信託を想定しておりま
す。投資信託に係るリスクや費用は、それぞれの投資信託により異なりますので、お申
込みの際には、事前に投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
アムンディ・ジャパン株式会社
金融商品取引業者:関東財務局長(金商)第350号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会
【当資料のご利用にあたっての注意事項等】
当資料は、アムンディ・ジャパン株式会社(以下、弊社)が投資家の皆さまに情報提供を行う目的で作成
したものであり、投資勧誘を目的に作成されたものではありません。当資料は法令に基づく開示資料で
はありません。当資料の作成にあたり、弊社は情報の正確性等について細心の注意を払っております
が、その正確性、完全性を保証するものではありません。当資料に記載した弊社の見通し、予測、予想
意見等(以下、見通し等)は、当資料作成日現在のものであり、今後予告なしに変更されることがありま
す。また当資料に記載した弊社の見通し等は将来の景気や株価等の動きを保証するものではありませ
ん。
最終ページの「当資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
-2-