~入試当日編~ 遅刻しそうになった 寝坊や集合時間の覚え間違いなど、自分のうっかりミスで遅刻することは絶対に禁物。でも、や むを得ない理由があるとき(大雨や雪、自然災害で電車が大幅に遅れた、バスが交通事故に巻き 込まれたなど)は、受験校も試験開始時間を遅らせるなどの対応をしてくれます。その際、各交 通機関が発行する『遅延証明』を必ずもらってください。 「このままじゃ遅刻しそうだ」と判断したら、まず受験校に電話してください。遅刻の理由を話 し、その上で学校側の指示に従うことが大切です。ただし、公衆電話が見つからない時や、受験 生が殺到して込んでいるときは、タクシーを利用するなど別の方法で受験校に向かい、到着次第 事情を説明しましょう。 ★中学校に連絡を入れた方がいい場合 自宅付近でのバスの遅れは、影響を受ける受験生が少ないため、高校の知らない場合もあ ります。このような場合は、まず中学校に連絡し、中学校の先生の指示に従ってください。 とにかく、早目に起床してゆっくりと朝食をとり、時間にゆとりをもって家を出ましょう。 ★ポイント ・電話連絡をするための小銭やテレフォンカード、またはタクシーに乗れるくらいのお金を用意 しておくと安心。受験校の電話番号は必ずメモしておくこと! ・受験校下見の際は、場所、校内の配置はもちろん、交通機関と所要時間もよく調べておきまし ょう。特に、大きな乗換駅や地下鉄の出入り口がいくつもある場合は重要チェック! 会場を間違えた 高校によっては、受験会場が数ヶ所に分かれるところもあるので、自分の受験会場はしっかり確 認しておきましょう。それでも、もし会場を間違えてしまったら…試験開始時間までに正しい会 場に行けるならともかく、遅刻が避けられないという時は、できるだけ早く高校の係の先生、ま たは受付に申し出ましょう。もちろん自分の不注意で間違えたのだから、叱られるかもしれませ んが、いつまでもウロウロ探し続けたり、 「どうしょ~」と悩んでいたりして大幅に遅刻して受 験資格を失ってしまったら大変です。 忘れ物をしてしまった 《受験票》 前日にあんなにチェックしたのに受験票がない! 受験票がなければ、受ける教室もわから ないし、気が動転してパニック状態に…。でも、こんな時こそ慌てずに行動しなければなり ません。まず、受験校の係の先生か受付に申し出ること。受験生本人 であることがちゃんと確認されれば、仮受験票が交付されるはずです。 万一を考えて、受験番号は必ず暗記 OR 控えておこう。 ★原則として取りに戻らない 家を出てすぐ気がついて、時間に余裕がある時以外は、絶対に取りに 戻らない。遅刻して受験資格を失ってしまったり、緊張して試験に失 敗したりしては意味ありませんよ。 《お弁当》 「仕方ない、昼抜きでやろう」と考える人もいるかもしれませんが、空腹のままでは頭に入 らないし、午後の試験にもマイナスです。こんなときは係の先生に申し出て指示に従うか、 許可がでれば近くの店で購入しましょう。高校到着までに気付いた場合は途中で購入してお きましょう。でも、お弁当を持参するのが BEST。家族にも協力してもらいましょう。 体調が悪くなった 試験中にカゼが悪化したり、緊張のあまり気持ちが悪くなって我慢できないと きは、すぐ係の先生に申し出ましょう。病状によって学校の対応は様々ですが、 必ず配慮はしてくれます。でも、そんなことのないように普段から体調をコン トロールしておくことが大切です。また、試験時間中にトイレに行きたくなっ た場合、ずっと我慢しているとそればかりに気をとられ思考力が低下してしま います。多少のロスタイムになりますが、係の先生に申し出ましょう。 ただ、そんなことのないように休み時間にトイレに行くようにしましょう。 ★ポイント 直前まで健康でも、試験会場の暖房や人ごみなどで急に体調を崩してしまう人もいます。 服装などで体温を調節できるような工夫をして出かけましょう。使い捨てカイロなどを用 意しておくといいね。 すごく緊張してきた 《無理に緊張を押さえようとしない》 「緊張したらアカン、何とかせな…」と考えるのはNGです。まずは「緊張してきたな」 「今すご く緊張している」と自分の状態をそのまま受け止めよう。緊張するのは受験生みんな一緒です。 《大きく深呼吸する》 ゆっくりと深呼吸をしてみましょう。5つ数えながら息を吸い、約2秒間息を止めましょう。 その後、ゆっくり5つ数えながら息を吐いてゆこう。 息をしっかり吐ききるようにすると、体の力が抜けて楽な気分になりますよ。 《筋肉をほぐす》 あがっているときは筋肉も緊張しています。筋肉をほぐすことで心の緊張を和らげよう。 ①首を大きく回す…首筋が伸びるように意識して、首を右回り、左回りにゆっくりと回そう ②肩を大きく回す…手をひざに置いたまま、両肩を大きく回しましょう ③両足をグッと伸ばす…イスに座ったまま両足をグッと伸ばしましょう そのまま足首を回すのも効果的です ④近くと遠くを交互に見る…机の上に置いた受験票などと、窓の外の景色など、近いものと遠 いものを交互に見て、目の筋肉をほぐしましょう 《神経を刺激する》 神経に刺激を与えて緊張を和らげましょう。てのひらの中央を押す、手の指の順番にもむ、手首 を交互につかむなどの方法を試してみてください。
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