国際ロータリー第 2650 地区 ロータリークラブ 会長エレクト・幹事の皆様 新年おめでとうございます。 本年、皆様に大変お世話になりますが何卒よろしくお願い申し上げます。 早速でございますが、サンディエゴから皆様にご報告させて戴きます。 現在、私は17日からアメリカ・サンディエゴにおきまして国際協議会に出席いたしており ます。ご承知のように、国際協議会は一週間の大変厳しいガバナーエレクト研修であり、次年 度 RI テーマの発表をはじめ、会員増強、ロータリー財団、リーダーシップ、ロータリーモーメ ントなどロータリーの重要な課題について研修を受けております。 国際協議会では9つの本会議とその後の意見交換やワークショップがあり、本会議では RI 会長、会長エレクト、財団管理委員長はじめ RI の各シニアリーダー達より約1時間の講話が 行われ、その後、そのテーマに基づいて日本のガバナーエレクトは2班に分かれて、RI 研修リ ーダーが進行役となり、ディスカッションによる研修が90分間行われます。 ディスカッションではガバナーエレクトとして、各テーマでの地区の課題は何か、そして、そ の解決方法は何か、クラブや地区の活性化策をどう考えているかなどについて厳しい質問が 次々矢のように飛んで来ます。 そのような大変張りつめた雰囲気の中で、私は毎日研修に励んでおります。 さて、そのような中、本日の協議会2日目の第2回本会議におきまして、次年度 RI 会長の テーマがジョン・ジャーム RI 会長エレクトより発表されました。 次年度のテーマは、 『人類に奉仕するロータリー』 Rotary Serving Humanity です。 大変シンプル(ジョン・ジャーム RI 会長エレクトの発言)な言葉ではありますが、そもそも 「奉仕」 はロータリーの設立当初からの目的であり、 ロータリー運動の本質を表しております。 そして、ロータリーにおける奉仕の意義は、ポール・ハリスが語った次の言葉に集約されてい るとジャーム会長は続けます。 「個人の努力は個々のニーズに向けることができます。しかし、大勢の努力の結集は、人類 の奉仕に捧げなければなりません。結集された努力に限界というものはありません。 」 (ポール・ ハリス) このようなハリスのロータリーに対する奉仕の期待を継承し、このような奉仕を行っていく 責務が我々にあるということで、次年度のテーマが決められました。 次年度、この RI テーマの下、皆様とご一緒に「人類に奉仕するロータリー」の伝統を継承 し、会長・幹事様にとりまして、素晴らしい年度となるように努力して参りましょう。 また、皆様にお目に掛る日を楽しみに致しております。 国際協議会にて 刀根荘兵衛 リー全体の発展を望むなら全員が同じ方向に進ま なければならないということです。クラブ、地区、RI のレベルにおけるリーダーシップの継続は、ロータリ ーを繁栄させ、その秘めたる可能性を最大限に発揮 する唯一の方法です。新会員の入会や新クラブの結 成だけでは十分ではありません。私たちが目指すの は、単にロータリアンの数を増やすことではなく、ロ ータリーによる善き活動をより多く実現させ、将来に ロータリーのリーダーとなれるロータリアンを増やす ことです。 人類に奉仕するロータリー 111年の歴史の中で、ロータリーは多くの人に多くの 意味を持ってきました。会員は、ロータリーを通じて 友人と出会い、地域社会とつながり、目的意識を持 ち、人びととの絆を育み、キャリアを築き、ほかでは 味わえない貴重な経験をしてきました。毎週、世界 34,000以上のクラブのロータリアンが、語らい、笑 い、アイデアを分かち合うために集います。しかし、 私たちが集う一番の理由は、最も大切な目標、すな わち「奉仕」のためです。 ロータリーの初期から、人類への奉仕はロータリ ーの礎であり、主な存在理由となってきました。今 日の世界で意義ある奉仕を行う最善の道はロータ リー会員になることであると、私は信じています。ま た、世界に確かな変化をもたらすために、ロータリー ほど優位な立場にある団体はないと考えています。 さまざまな分野から熱心で有能な職業人が集まり、 壮大な目標を実現できる団体も、ほかにありませ ん。ロータリーには、世界を変える力、ネットワーク、 知識の結集があります。ロータリーに限界があると したら、それは私たちが自分自身に設けている限界 にすぎません。 現在、ロータリーはとても大事なときを迎えていま す。今はいろいろな意味で今後を決定づける歴史的 な節目です。私たちは力を合わせ、世界に重要な奉 仕を行ってきました。そして、今、世界の行く末は、 私たちのさらなる奉仕にかかっています。世界でも っと大きな「よいこと」の推進力となるために、固い 決意と熱意でポリオ撲滅を成し遂げ、勢いをつけて ロータリーをさらに前進させながら、これまでの成 功をバネに飛躍するときが来たのです。 ポリオ撲滅から私たちが学んだ多くのことの中で、 最も大切ながら最もシンプルなこと、それは、ロータ ポール・ハリスは晩年、ロータリー設立の経緯につ いて振り返り、次のようにつづっています。 「個人の 努力は個々のニーズに向けることができます。しか し、大勢の努力の結集は、人類の奉仕に捧げなけ ればなりません。結集された努力に限界というもの はありません」。いつの日か120万人以上のロータリ アンが一体となり、ロータリー財団や各自のリソース を駆使して人類への奉仕に取り組むことになろうと は、ハリスも想像しなかったでしょう。そのようなロ ータリーに対してハリスがどんな奉仕を期待するの か、私たちは想像するしかありません。「人類に奉 仕するロータリー」の伝統を継承する名誉を授けら れた私たちには、このような奉仕を行っていく責務 があるのです。 心を込めて 受賞資格 クラブが会長賞の受賞資格を満たすには、必須項目で ある2つの活動を完了し、そのほかのカテゴリーの項目 をいくつか満たす必要があります。多くの項目はRIデー タを通じて自動的に確認できるものですが、いくつかの 項目は自動的に記録されないため、クラブがロータリー クラブ・セントラルで報告する必要があります。 会長テーマ 会長賞 クラブの達成状況を正確に把握するために、今年度 から初めて、会長賞の対象期間が丸1年間(2016年 7月1日〜2017年6月30日)となりました。 地区ガバナーは、会長賞受賞に向けた地区内全クラブ の活動状況を確認できます。クラブの状況を随時ご確 認いただき、クラブによる会長賞受賞をご支援いただ けますようお願いいたします。 地区対象の賞 クラブの賞に加え、地区を対象とした特別賞も設けて います: ll 地区内クラブの少なくとも51%が会長賞を受賞す る。 ll 地区財団活動資金(DDF)の少なくとも20%をポ リオプラスに寄贈する。 ll 年次基金への寄付を前年度よりも5%増やす。 ll 地区全体の会員数を3%増やす。 「 人類に奉 仕するロータリー」を実 践する皆さまの ご活動に心より感謝申し上げます。 人類に奉仕する ロータリー 2016-17年度国際ロータリー会長 ジョン・ジャーム ジョン・ジャーム 国際ロータリー 2016-17年度会長 One Rotary Center 1560 Sherman Avenue Evanston, IL 60201-3698 USA www.rotary.org/ja 900-16JA—(915) 必須活動 以下の両項目を達成: ll ロータリークラブ・セントラルで少なくとも10の目 標を設定する。 ll 7月と1月のRI半期人頭分担金を期限までに(遅延 なく)支払う。留意事項:お支払い方法は請求書 をご覧ください。 会員の増強と維持 My ROTARYの「クラブの運営」にある「クラブ& 会員データ」を確認し、My ROTARYから報告した 会員データが正確に反映されていることをご確認 ください。会員維持に関するデータは、9月以降に My ROTARYから閲覧可能となります。 以下のうち2項目を達成: ll 会員数の純増:小クラブ(会員50名以下)は少な くとも1名の純増、大クラブ(51名以上)は少なく とも2名の純増を達成する。 ll 会員維持率を前年度と比べ少なくとも1パーセント 上げる。または、会員維持率100%を維持する。 ll 40歳未満の新会員の入会:会員50名以下のクラブ は40歳未満の新会員を少なくとも2名、会員数51 名以上のクラブは少なくとも4名入会させる。新会 員はMy ROTARYのアカウントを作る。 財団への寄付 ご自分の寄付、およびご自分のクラブと会員の認証 データは、My ROTARYを通じてクラブ役員が参 照できるレポートに記録されます。以下の項目中の 「26ドル50セント」は、1917年に寄せられた財団へ の初の寄付と同じ金額であり、ロータリー財団100周 年を記念したものです。 「536ドル」は、1917年の26ド ル50セントを現代の相当額に置き換えたものです。 人道的奉仕 新世代 以下のうち3項目を達成: ローターアクトクラブまたはインターアクトクラブは、 国際ロータリーの認定を受けている必要がありま す。クラブがローターアクト/インターアクトクラブ を提唱/共同提唱していることがRIに記録されてい るかどうかは、会長がロータリークラブ・セントラル のレポートで確認できます。記録に誤りがある場合 は、[email protected]または[email protected] までご連絡ください。 ll 以下のうち3項目を達成: ll 536ドル以上を寄付して財団を支援する 。 ll 各会員が26ドル50セント以上を寄付して財団を支 援する。 ll ロータリー財団100周年を記念してポリオプラスに 合計2,650ドル以上を寄付する。 ll 年次基金に会員一人平均100ドルを寄付する。 ll 財団100周年を記念し、クラブから財団への合計 寄付額を過去5年間で最高の額とする(基金を問 わず、全会員からの寄付の合計。ただし、会員一 人あたり少なくとも26ドル50セントを寄付)。 ll ベネファクターと遺贈友の会会員の総数をクラブで 少なくとも1名増やす。 オンラインツールの利用 ll ll ll ロータリーショーケースに少なくとも1件のプロジ ェクトを掲載する。 ll ロータリーアイデア応援サイトでプロジェクトへの 支援を募る。または、同サイトでプロジェクトを支 援する。 ll 少なくとも2名の会員が、My ROTARYのフォー ラムのグループに参加する。 少なくとも1件のグローバル補助金または地区補助 金の提唱者となる。留意点:クラブがグローバル補 助金の提唱者となっているかどうか、または地区 が申請した2016-17年度地区補助金の使用計画に クラブが提唱者として含まれているかどうかは、地 区に連絡してご確認ください。 少なくとも1名の会員が、補助金管理セミナーに出 席する(クラブがロータリークラブ・セントラルで 報告する)。 ll ロータリーの奉仕のパートナーの一つと協力して プロジェクトを実施する。留意点:ロータリーには、 プロジェクトにおいてクラブと直接協力できる複 数のパートナー(協力組織)があります。奉仕の パートナーの最新リストは、www.rotary.org/ja/ partnersをご参照ください(クラブがロータリーク ラブ・セントラルで報告する)。 以下のうち2項目を達成: 全会員の少なくとも50%がMy ROTARYのプロ フィールにスキルと関心を入力し、ほかのユーザ ーが見られるようその情報を公開する。 クラブで少なくとも1名の会員が、理事会公認の ロータリアン行動グループ(www.rotary.org/ja/ actiongroups)のメンバーである(クラブがロータ リークラブ・セントラルで報告する)。 ll 以下の項目の全データはRIで自動的に記録されます。 ll ロータリー地域社会共同隊(RCC)を提唱し、地 域の人びとの参加を促し、プロジェクトを持続可 能なものとする。留意事項:RCCは国際ロータ リーの認定を受けている必要があります。クラブ がRCCを提唱/共同提唱していることがRIに記 録されているかどうかは、会長がロータリークラ ブ・セントラルのレポートで確認できます。記録に 誤りがある場合は、[email protected]に ご連絡ください。 ll 少なくとも1つの企業、政府・地方自治体、非営利 団体と提携してプロジェクトを実施する(クラブ がロータリークラブ・セントラルで報告する)。 ll 同じ地域にある5つ以上のロータリークラブと協力 し、より大規模で、注目を集めるプロジェクトを実 施する(クラブがロータリークラブ・セントラルで 報告する)。 以下のうち3項目を達成: ll ローターアクトクラブのスポンサーまたは共同 スポンサーとなっている。 ll 地 域 社会を基盤とするローターアクトクラブの スポンサーまたは共同スポンサーとなっている。 ll インターアクトクラブのスポンサーまたは共同 スポンサーとなっている。 ll 少なくとも1名の会員が、ローターアクターまたはイ ンターアクターのメンターとなる(クラブがロータリ ークラブ・セントラルで報告する)。 ll クラブのプロジェクトやイベントにローターアク ターまたはインターアクターが関与する(クラブが ロータリークラブ・セントラルで報告する)。 ll 少なくとも1名のロータリー青少年交換学生を派 遣または受け入れる(クラブがロータリークラブ・ セントラルで報告する)。 ll RYLAに参加者を派遣する(クラブがロータリー クラブ・セントラルで報告する)。 公共イメージ ロータリークラブ・セントラルを通じて達成状況を報 告する必要があります。 以下のうち1項目を達成: ll ロータリー、および財団100周年について地域社会の 人びとに知ってもらうためのイベントを主催する(ク ラブがロータリークラブ・セントラルで報告する)。 ll クラブのプロジェクトを地元メディアで取り上げて もらう(クラブがロータリークラブ・セントラルで 報告する)。 ll 少なくとも1回のクラブイベント、プロジェクト、募 金活動に地元メディア関係者を招く(クラブが ロータリークラブ・セントラルで報告する)。
© Copyright 2024 ExpyDoc