〔 年頭挨拶 〕 「一億総活躍社会を実現しましょう」 (一財)プラスチック技術振興センター 理事長 安 間 正 知 新年明けましてお目出とうございます。 当センターも人材の不足もあり有効な研究・開発はできていませんが、身近な技術 相談や各種物性試験、衛生試験は、沢山の方々に利用されており前年より増加傾向に あります。 昨年の年初には、穏やかな一年であります様念じておりましたが、次々と事件や問 題が発生し、話題にこと欠かない一年となってしまいました。世界では特に中東を中 心とした、IS(イスラミックステート)による自爆テロが各地で発生、フランスでは 130 人もの人が亡くなりました。さらに報復の為の報復が繰り返されドロ沼化しており、 先が見えません。リーダー的な大国が賢明な判断をして、大きな争いに発展しない事 を祈るばかりです。 国内においては、安倍総理が「一億総活躍社会」を目指すと言っておられ GDP600 兆 円や出生率の向上で、若者の人口増加や、介護の為に職を離れる労働者をなくそうと 考え、施策を立てておられる様です。将来このままいくと子供の数が減少し、2050 年頃には日本の人口は 8,000 万人になるとも言われております。少なくとも一億人を 切る様な事にならない様にしたいものです。我々の様な製造業では、さらに人手不足 が進みます。自動化等さらなる合理化が急務となってきます。又、年金等においても 高齢者がますます増加し、それを支える若者が減少する事になり、適正な支給に支障 が出て来ます。 この様な社会の変化を的確につかみ進めていかなくてはなりません。技術立国を唱 える日本として、当センターに課せられた課題もいろいろある様に思います。皆様の 御意見をしっかり捉えプラスチック成形業の発展に微力ながら力になれればと考え ております。 今後ともどんな事でも結構です。当センターにご相談下さいますようお願い申し上 げ、年頭の御挨拶と致します。
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