NO.1 H27.4 栄養士 辰巳 ご入園・ご進級おめでとうございます。 入園して初めて経験する給食。どんな感想を話してくれましたか。 先日、新聞にこんな記事が掲載されておりました。 社会問題にもなっている「子どもの貧困」。18歳未満の6人に1人が貧困状態にあ るとされています。 そこで、厚生労働省が子どもの食事、栄養状態と、保護者の収入や家庭環境との 関連性について乳幼児栄養調査の一環として、9月に実施するとのことです。 乳幼児栄養調査とは・・・ 調査時期:10年に1回の9月 調査対象:4歳未満児約3500人及びその乳幼児のいる約3000世帯 調査事項:母乳育児及び離乳食、幼児食の現状、子どもの生活習慣、健康状態 ★園の給食 今回は、6歳未満の子どもがいる約3000世帯が対象見込みです。 園の給食は、海津市学校給食センターで調理されたものを配送してもら っています。給食は安心・安全を第一に栄養バランスを考慮し、岐阜県や 海津市産の食材を積極的に取り入れ、地産地消を大切にしています。また、 地域の伝統料理や世界の料理なども取り入れており、いろいろな食品や味 を楽しむことができます。 新たに設けられた子どもの食と貧困に関する質問項目は以下のとおりです。 給食では家庭から箸を持参していただきますが、 お子さんにあった箸であるか一度、確認をお願い致します。 長さは手の付け根から中指の長さ+3cmです。 材質は、木製か重みのあるプラスチック製を。 形は四角や六角形で安定して握れるものを! <保護者> <子ども 2歳以上を対象> ①同居する家族構成 ①菓子やファーストフード、イン ②両親の学歴 スタントフードを食べる頻度 ③世帯収入 ②間食の回数や与え方 ④母親の就労状況や就労形態 ③朝食や夕食を誰と食べているか 「暮らしを総合的にみてどう感じ 「外遊び、テレビ、ゲームの時間」 ているか」 「時間的なゆとり感」 食物アレルギーについても調査項目に加えられます。 ★好き嫌い 子どもの食と貧困の調査をもとに、不十分な食生活を送っている子どもたちの家庭 「園で嫌いなものが食べられているのだろうか…」とご心配なことと思 います。嫌いなものも先生の励ましや友達からの刺激、毎日の積み重ねで 食べられるようになっていきます。 給食では多くの種類の食品がでます。 「嫌いなもの=食べ慣れないもの」と いう傾向にあるようです。献立表を参考に家庭でもいろいろな食品に慣れ ていきましょう。 の社会的、経済的傾向を分析し、支援策づくりに役立てるということです。 近年、物価の上昇が止まりません。それに伴う収入の増加が全ての人にあるでし ょうか。家計が苦しくなれば、食費を削らざるを得ません。所得が低い子どもの方が 「朝食の欠食率が高い」「野菜の摂取頻度が低い」という傾向にあるようです。 また、就労などの都合で食事を作る時間がとれない、子どもと一緒に食事が 海津市内のこども園、保育園、幼稚園の食育などを できないといった現状もあることでしょう。 担当しております栄養士の辰巳です。 もし、私たちが『子どもの食と貧困調査』に該当したら、現状を報告して よろしくお願いいたします。 子どもの貧困が改善されるような支援策を国にお願いしたいですね。
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