PowerSORT V6.1.0 リリース情報 Linux(64) J2UL-1675-01Z0(00) 2012年12月まえがき本書は、PowerSORTのリリース情報について説明します。製品の呼び名について本書に記載されている製品の名称を、以下のように略して表記します。正式名称略称 Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5 (for Intel64) Linux Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6 (for Intel64) 本書の目的本書は、旧版からの機能追加、障害修正、およびそれらに伴う互換に関する情報を説明しています。旧版を使用していたお客さまが、より円滑に本製品に移行できることを目的としています。本書の対象読者旧製品を導入されており、本製品への移行を検討されている方、あるいは移行中の方を対象としています。本書の位置づけ本書は、機能追加、障害修正、およびそれらに伴う互換に関する情報を説明していますが、断片的な情報ですので、全体像、あるいは詳細な情報はそれぞれのプログラムのマニュアルを参照してください。関連マニュアルこの製品のマニュアルには、本書の他に以下のマニュアルがあります。・ PowerSORT V6.1 ユーザーズガイド登録商標について・ Linuxは、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。・ Red Hat、RPMおよびRed Hatをベースとしたすべての商標とロゴは、Red Hat, Inc.の米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。・ Micro Focus、Micro Focus COBOLおよびMicro Focus COBOL/2は、Micro Focus International Limitedの登録商標または商標です。・その他の会社名または製品名は、それぞれ各社の登録商標または商標です。お願い・本書を無断で他に転載しないようお願いします。・本書は予告なしに変更されることがあります。輸出管理規制について本ドキュメントを輸出または提供する場合は、外国為替および外国貿易法および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認の上、必要な手続きをおとり下さい。 -i- 2012年12月 Copyright 2009-2012 FUJITSU LIMITED - ii - 目　次第1章追加機能の概要..............................................................................................................................................................1 1.1 PowerSORT V6の追加機能概要.......................................................................................................................................................1 第2章互換に関する情報...........................................................................................................................................................2 2.1 障害修正に関する互換情報について...............................................................................................................................................2 第3章プログラム修正一覧.........................................................................................................................................................3 索引..........................................................................................................................................................................................5 - iii - 第1章追加機能の概要ここでは、本バージョン・レベルで追加された機能の概要について説明します。 1.1 PowerSORT V6の追加機能概要表1.1 PowerSORT V6の追加機能概要項番 1 2 V/L V6.1.0 V6.1.0 機能名富士通共通ツールデータ形式内容マニュアルの記載場所富士通ミドルウェアのアンインストールと管理に対応しました。ソフトウェア説明書データ形式として、Micro Focus COBOL形式の外部10進数を追加しました。ユーザーズガイド・インストール手順・ 3.2.16 入力コード系オプション（-q）・ 4.2.7.3 icodeオペランド・ 6.5.1 BSRTPRIM構造 -1- 第2章互換に関する情報ここでは、以前のバージョン・レベルから変更された互換に関する情報を記載します。 2.1 障害修正に関する互換情報についてここでは、PowerSORT V6.0.0A以降で修正された障害により動作が変わるものを以下の表で説明します。表2.1 PowerSORTの障害修正に関する互換情報項番 1 V/L(*1) V6.0.0 変更内容 P番号 PG76059 以下の条件の場合、PowerSORTが実行結果誤り、無限ループ、または異常終了することがありましたが、PowerSORT V6.0.0A (*2)以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。 1. bsortコマンド、bsortexコマンド、またはBSORT関数を使用している。かつ、 2. ソート機能を指定している。かつ、 3. テキストファイルCSV形式またはテキストファイルTSV形式を指定している。かつ、 4. レコード集約機能または出力ファイルのレコード選択機能を指定している。かつ、 5. 集約フィールドまたは選択フィールドがダブルクォーテーションで囲まれている。 2 V6.0.0 PG76539 以下の条件の場合、PowerSORTが実行結果誤り、または異常終了することがありましたが、 PowerSORT V6.0.0A (*2)以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。 1. bsortexコマンドを使用している。かつ、 2. テキストファイルCSV形式またはテキストファイルTSV形式を指定している。かつ、 3. 出力ファイルのレコード再編成機能を指定している。 *1) V/Lは障害が存在する範囲を示します。 *2) PowerSORT V6.0.0Aは、NetCOBOL Enterprise Edition V10.2.0およびV10.3.0に同梱されています。 -2- 第3章プログラム修正一覧本ソフトウェアでは、以前のバージョン・レベルで発生した障害が修正されています。ここでは、本バージョン・レベルで修正された障害修正の情報を説明します。表3.1 PowerSORTのプログラム修正一覧項番 1 V/L(*1) V6.0.0 現象 P番号 PG76059 以下の条件の場合、PowerSORTが実行結果誤り、無限ループ、または異常終了することがあります。 1. bsortコマンド、bsortexコマンド、またはBSORT関数を使用している。かつ、 2. ソート機能を指定している。かつ、 3. テキストファイルCSV形式またはテキストファイルTSV形式を指定している。かつ、 4. レコード集約機能または出力ファイルのレコード選択機能を指定している。かつ、 5. 集約フィールドまたは選択フィールドがダブルクォーテーションで囲まれている。 2 V6.0.0 PG76539 以下の条件の場合、PowerSORTが実行結果誤り、または異常終了することがあります。 1. bsortexコマンドを使用している。かつ、 2. テキストファイルCSV形式またはテキストファイルTSV形式を指定している。かつ、 3. 出力ファイルのレコード再編成機能を指定している。 3 V6.0.0 PG84172 ～以下の条件の場合、PowerSORTが「BSORTの動作に必要な領域を確保できません．」というエラーメッセージを出力してエラー終了します(注)。 1. ソート機能を指定している。かつ、 V6.0.0A (*2) 2. 入力ファイルシステムがシステムの標準ファイルシステムである。かつ、 3. 入力ファイルがバイナリファイルである。かつ、 4. 入力レコード長が非常に大きい。かつ、 5. 入力ファイルサイズが小さい場合。注) 一般には、上記のエラーメッセージが出力された場合、作業域の大きさ(メモリサイズ)の指定を増加させることで対処しますが、本障害では、インコアソートが可能となる大きさまで増加させないとエラーを回避できません。 4 V6.0.0 ～ V6.0.0A (*2) PG83119 以下の条件の場合、PowerSORTが「スタートアップファイルの指定 (BSORT_MSGLEVEL)に誤りがあります．」というエラーメッセージを出力してエラー終了します。 1. bsortexコマンドを利用している。かつ、 2. スタートアップファイルにBSORT_MSGLEVELを指定している。かつ、 3. BSORT_MSGLEVELにN(注)、E、W、またはIを指定している。注) BSORT_MSGLEVEL=Nは、全てのメッセージを抑止する指定のため、スタートアップファイルよりも優先される他の指定(-optionのmsglevelオペランド)が無い、またはその指定がNだった場合、障害内容に記述しているエラーメッセージは出力されません。 -3- 項番 5 V/L(*1) V6.0.0 ～現象 P番号 PG90774 以下の条件の場合、PowerSORTが「集約機能/サプレス機能以外で先頭/最終レコードの出力を指定しています．」というエラーメッセージを出力してエラー終了します。 V6.0.0A (*2) 1. bsortexコマンドを利用している。かつ、 2. -summaryオプションにsuppressオペランド(サプレス機能)を指定している。かつ、 3. -summaryオプションにfirstオペランドまたはlastオペランドを指定している。かつ、 4. -optionオプションにfifoオペランド(先入力先出力(FIFO)機能)を指定している。 *1) V/Lは障害が存在する範囲を示します。 *2) PowerSORT V6.0.0Aは、NetCOBOL Enterprise Edition V10.2.0およびV10.3.0に同梱されています。 -4- 索　引 [か] 互換に関する情報.....................................................................2 [た] 追加機能の概要........................................................................1 [は] プログラム修正一覧...................................................................3 -5-