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平成27年
(2015年)4 月15日
広報 昭和10年から市民に医療サービスを提供
秦野赤十字病院
昭和
年当時
30
分娩ができる環境の再整備を
秦野赤十字病院産婦人科の問題は、派遣元の昭和大学から医師引き揚げの申
し入れがあって以来、病院、日本赤十字社神奈川県支部、県が主体となって派
遣の継続を要請し、協議してきました。地元である秦野市長も大学に出向き、
分娩のできる産科の継続を学長に要請しました。
その結果、昭和大学から、産婦人科の医師不足が深刻な状況にある中で、協
力を得て、平成27年度は常勤医師 1 名、非常勤医師 3 名による医師派遣が継続
されることとなりました。
これにより、医師の24時間態勢が難しく分娩はできないものの、妊婦健診、
産前産後ケア、新生児健診、婦人科診療が行われます。なお、妊娠が確認され
た方には、希望に応じて分娩先を紹介し、その受け持つ病院などと連携して、
急な容体の変化などにも対応できるよう態勢が整えられます。
平成28年度以降については、分娩の再開を目指し、秦野赤十字病院、日本赤
十字社神奈川県支部、県、本市で協議を継続していきます。
秦野赤十字病院の前身は、昭和10年に開設された、秦野町ほか 5 つの村の組
合立による秦野診療所です(診療科目 4 科、病床 6 床)。疾病や傷害を患った町
村民に低廉な費用で優良な医療を提供することを目的に開所されました(当時
の診療所規約第 2 条)。しかし、公立経営の時期は長く続かず、当時の経済不
況と秦野地方に発生した赤痢などが各町村の財政をひっ迫させる中で、昭和13
年に日本赤十字社神奈川県支部に経営移管されたものです。
その後昭和56年まで、桜町の地で増改築を繰り返した後、南地区立野台での
土地区画整理事業を機に本市のあっせんと支援によって、平成13年に移転新築
されました(診療科目14科、病床320床)。
このときには、国、県、中井町と本市が財政支援を行いました。本市の支援
市議会第 1 回定例会終わる
川裕美子氏
平成27年第 1 回定例会が 2 月26日から 3 月26日まで開催され、議案など
31件が審議されました。議決された主な内容は次のとおりです。
副市長を選任
金丸美彦氏が再任されました。
監査委員を選任
新たに 川裕美子氏が選任されました。
公平委員会の委員を選任
小久保孝二氏が再任されました。
子育て応援出産支援金を支給
平成27年の 4 月 1 日以降に生まれる子供の養育者に、子供 1 人当たり
3 万円を支給します。
問い合わせ 企画課☎(82)5101
費用を助成します
肺炎球菌ワクチンの定期予防接種
は今後も平成38年度まで継続し、支出総額は次のとおり約47億4500万円になり
ます。
1 建物・医療機器の補助
総事業費 約94億8400万円
市補助分 約28億3400万円(29.9%)
(このほかに、利息分として約 6 億6100万円)
2 用地取得の補助
購入価格 約34億4000万円
市補助分 12億5000万円
このような設立の経過と移転新築時などの財政支援から、「市民病院的病院」
という身近なイメージが定着し、秦野市民や近隣市町の住民から頼りにされて
います。しかし、経営主体は日本赤十字社であり、神奈川県支部(支部長は知事)
が経営及び監督を所掌しています。
本市と秦野赤十字病院は、医師会や自治会連合会などの協力を得て移転新築
時から、地域医療の維持向上のため、定期的に情報交換や提言をする場を設置
してきました。しかし、今回の分娩業務休止問題を教訓として、これまで以上
に情報共有できる環境づくりが必要です。
本市としても、病院に1日でも早く分娩業務を再開してもらうため、産婦人
科医師の確保ができるよう、病院とともに取り組んでいきます。
秦野赤十字病院 院長コメント
当院の産婦人科の件につきましては、昨年来市民の皆様に、ご心配・ご
迷惑をおかけしお詫びいたします。
現在産婦人科医を派遣いただいている昭和大学としても、産婦人科の地
域医療を守るため、厳しい人員の中から、派遣を継続していただけること
となりました。当院としては、安全・安心を第一に考え、平成27年度は昼
間の産科外来・婦人科外来を継続し、妊婦健診や産後のケアを行うことと
しました。また、当院で診察した妊婦の方は分娩を希望する病院へ紹介(診
療情報提供書を発行)するため、秦野市や近傍の伊勢原市、平塚市、厚木
市の分娩施設に分娩受入れの要請を既に行い、了承をいただきました。
分娩が再開できるよう、秦野市をはじめ関係機関とも引き続き連携して
産婦人科医の確保に取り組んでまいりますので、市民の皆様のご理解をよ
ろしくお願いいたします。
問い合わせ 健康づくり課☎(82)9603または秦野赤十字病院☎(81)3721
参加者
募集
セカンドライフを元気に楽しく
65歳以上限定シニア健康カレッジ
総合健康コース
初回日 ◇渋沢公民館 5 月 8 日(金) ◇本町公民館 5 月14日(木) ◇広畑ふれあいプラザ 5 月21日(木) ◇堀川公民館 5 月26日(火) ◇北公民館 5 月29日(金) いずれも月 1 回。午前 9 時半~11時半 定
員 各日50人(申し込み先着順) 費用 100円(初回のみ)
いきいき運動コース
初回日 ◇東公民館 5 月12日(火) ◇南公民館 5 月15日(金) ◇南
が丘公民館 5 月20日(水) ◇鶴巻公民館 5 月27日(水) いずれも月
1 回。午後 1 時半~ 3 時( 5 月15日は午前10時~11時半)
よく食べよく出す講座
とき 5 月11日~ 7 月 6 日の月曜日( 5 月18日、 6 月15日を除く) 全 7
回 午後 1 時半~ 3 時 ところ 保健福祉センター 内容 尿漏れや便
秘などの対策 費用 400円(初回のみ)
食で免疫力アップ
とき 5 月22日~10月 9 日の月 1 回金曜日( 8 月を除く) 全 5 回 午前
10時~午後 1 時( 5 月22日は午前11時半まで) ところ 保健福祉セン
ター 対象 次のいずれかに該当する15人(申し込み先着順) ◇痩せて
いる ◇食欲がわかない ◇この半年で 2 ・ 3 キロ体重が減った 費用
1 回500円
対象となる方は、期間内に指定医療機関(市ホームペー
ジに掲載)で接種してください。
対象 市内在住で、次のいずれかに該当する方 ◇今年度65・70・75・
80・85・90・95・100歳になる( 4 月上旬にはがきを送付しました) ◇
60~64歳で、心臓、腎臓、呼吸器の障害やHIVにより日常生活がほと
んど不可能な程度の障害がある ※過去に接種した方は対象外です
接種費用 3000円(生活保護世帯、市県民税非課税世帯、中国残留邦人な
どの支援給付受給世帯の方は免除されます)
実施期間 平成28年 3 月31日まで
口から始まる若返り術
とき 6 月10日(水) 17日(水) 24日(水) 午前10時~11時半 ところ
西公民館 定員 各日20人(申し込み先着順) 費用 100円(初回のみ)
問い合わせ 健康づくり課☎(82)9603
問い合わせ 高齢介護課☎(82)7394
楽らく健やかクッキング
とき・ところ ◇ 5 月13日(水) 6 月 3 日(水) 7 月 1 日(水) 渋沢公
民館 ◇ 5 月19日(火) 6 月 9 日(火) 6 月30日(火) 鶴巻公民館 い
ずれも午前10時~午後 1 時 定員 各日16人(申し込み先着順) 費用 1 回400円