ブラジルにおける電線製造子会社の生産開始について

2015 年 4 月 15 日
株式会社フジクラ
ProCable Energia e Telecomunicações S/A
ブラジルにおける電線製造子会社の生産開始について
株式会社フジクラ(本社:東京都江東区、取締役社長 長浜洋一、以下「フジ
クラ」)のブラジルにおける製造子会社 Fujikura Cabos para Energia e
Telecomunicações Ltda. (本社:ブラジル リオグランデドスル州モンチネグロ
市、社長 重年生雄、以下「フジクラカーボス」)の新工場が完成し、4 月より
電線の生産を開始しました。
新工場は敷地面積が 144,000 m2 、延べ床面積 10,800 m2 でブラジルを
主要マーケットとして、中南米の国々にもビジネスを広げて行きたいと考えて
います。
フジクラカーボスはブラジルの送電・通信工事会社 ProCable Energia e
Telecomunicações S/A(本社:ブラジル サンパウロ州ジアデマ市、社長 Fu
mitaka Nishimura、以下「ProCable 社」)と協力して事業を行います。
ProCable 社はブラジルの OPGW 市場で顕著なマーケットシェアを占めてお
り、安全で信頼性のある方法で OPGW を敷設できる技術においては国内唯一の
会社です。
一方フジクラは、OPGW のリーディングサプライヤーとして、米国、中国、
ドイツで製品の製造を行うとともに、グローバルに製品及びサービスの提供を
行っています。光ファイバを利用した OPGW は電力会社の電力網の制御用とし
て使用されるだけではなく、広く公共通信網の一部として活用されております。
ブラジルにおいても ProCable 社を通じて2万 km 以上の納入実績があり、そ
の品質からフジクラブランドに対して高い評価を得ています。
今後の電力需要の増加による OPGW 及び ACSR の需要増が見込まれるブラ
ジルマーケットにおいて、新工場を拠点にしたビジネス展開により、フジクラ
カーボス及び ProCable 社は、ブラジルの送電線建設に大きく貢献をしていきま
す。
また、日本の技術とブラジルの技術の融合によって今後のブラジルのインフ
ラ整備に貢献して参りたいと考えています。
フジクラカボスの概要
Fujikura Cabos Para Energia e Telecomunicações Ltda
商号
社長
重年 生雄
本社所在地
ブラジル連邦共和国 リオグランデドスル州 モンチネグロ市
製造拠点
同上
事業内容
OPGW、ACSR 等の製造
設立時期
2013 年 7 月
ご参考:
ProCable Energia e Telecomunicacoes S/A 社の概要
設立
:1998 年4月
資本金
:32.2 百万レアル
本社
:サンパウロ州
社長
:Fumitaka Nishimura
ジアデマ市
従業員数:約 500 人
事業内容:架空電線、地中ケーブル、通信ケーブルの販売及び工事
事業規模:売上高
160 百万レアル
特に強みを持つ分野:OPGW の活線工事、地中高電圧ケーブルの供給
及び敷設、高架線及び変電所の施工工事等特殊工事
Fujikura
Ltd の概要
創業
:1885 年
資本金
:1,325 百万レアル(530 億円:40 円/レアル換算)
本社
:日本
社長
:Yoichi Nagahama
東京都江東区
従業員数:52,409 人
事業内容:光ファイバとその周辺機器、電力用電線、電子部品、
自動車用電線とその周辺部品等の製造及び販売
事業規模:売上高
14,774 百万レアル
(5910 億円:40 円/レアル換算)(2013 年)
(主な事業の内訳)
エネルギー・情報
8,700 百万レアル(3,480 億円)
エレクトロニクス
2,580 百万レアル(1,032 億円)
自動車
3,095 百万レアル(1,238 億円)
399 百万レアル
不動産他
(160 億円)
関係会社数:139 社(日本、アメリカ、イギリス、スペイン、ドイツ、
シンガポール、タイ、マレーシア、ベトナム、中国、
モロッコ、メキシコ、オーストラリア、ブラジル、
パラグアイ等)