資料4 平成27年度 地域年⾦展開事業 ガイドライン (抜粋) 初版平成27 年2 月27 日 サービス推進部 -1- はじめに 公的年⾦制度は、「世代と世代の支え合い」と言われるように、広く世代・年齢、 地域・職域を越えた社会連帯の下に成⽴しており、これはいかなる制度設計の下 でも普遍的なものである。 公的年⾦制度の運営にあたる日本年⾦機構にとって、地域、教育、企業の中で の年⾦制度の周知、理解、支援のネットワークの再生・再構築が喫緊の課題であ り、年⾦制度に対する理解をより深め制度加入や保険料納付に結びつけるため、平 成24年度からそれぞれの地域に根ざした「地域における年⾦運営の展開に関する事 業」(呼称:地域年⾦展開事業)を実施している。 特に、職員が学校等の教育機関に出向いて学生、生徒に対して⾏う年⾦セミナ ー事業については、学生、生徒の公的年⾦制度に対するイメージが、セミナー受 講前が約30%であったのに対し、受講後が70%以上となり、大きな効果を得 ることができている。また、「わたしと年⾦」エッセイ事業についても、年々応募 数が増加し、平成26 年度には厚生労働大臣賞を創設することとなった。 地域年⾦展開事業は、国⺠年⾦及び厚生年⾦の適用や収納、給付、年⾦相談と いった基幹業務における基盤となる事業である。 今年度においても、この観点を踏まえて事業を実施する。 -2- 地域年⾦展開事業ガイドライン ≪目次≫ Ⅰ 事業内容 1.地域連携事業(自治体、関係機関、関係団体への取組) ······ P 4 2.年⾦セミナー事業(教育機関への取組) ·························· P 5 3.地域相談事業(自治体、企業、関係機関等への取組)········· P 8 4.年⾦委員活動支援事業················································ P 9 5.地域年⾦推進員事業····················································P12 6.平成27 年度重点取組と実施⽬標··································P14 Ⅱ 地域年⾦事業運営調整会議···············································P15 Ⅲ ねんきん月間································································P19 Ⅳ 「わたしと年⾦」エッセイ事業··········································P21 Ⅴ ブロック本部担当部⻑会議···············································P22 Ⅵ 年⾦セミナー担当者会議··················································P23 Ⅶ 事業推進強化事務所························································P24 Ⅷ 代表年⾦事務所の役割·····················································P25 Ⅸ 報告関係 Ⅹ その他 1.管理帳票、その他チラシ・資料等··································P34 2.独自啓発材料の審査····················································P36 3.プレスリリース·························································P37 4.活動経費の要求·························································P38 <別紙集> ··········································································P39 -3- Ⅰ 事業内容 1.地域連携事業(自治体、関係機関、関係団体等への取組) (1) 主な事業内容 ①各組織における事務担当者や従業員・所属員・加⼊員向け年⾦制度説明 会の実施。 ※適用事業所だけでなく、市町村やハローワークなどの公的機関、教育 委員会や退職公務員連盟といった教育関係団体、社会福祉協議会など の地域福祉関係団体や、その他、社労⼠会、年⾦受給者協会などの関 係機関との連携強化が必要。 ②各組織内でのチラシ・パンフレットの設置やホームページへの掲載、地 域住⺠・従業員等への配布及び回覧の依頼。 ③市区町村担当職員向け情報誌「かけはし」の配付。 ⅰ)職場体験学習等の受⼊れ要請については、個⼈情報の取り扱いに留意した上 で対応すること(執務室内への⽴ち⼊りは不可)。 -4- 2.年⾦セミナー事業(教育機関への取組) (1)主な事業内容 ①職員が、⼤学、短⼤、専⾨学校、⾼校等に出向き、年⾦セミナーの実施 や「わたしと年⾦」エッセイの募集(下記Ⅳ参照)を依頼。 ⅰ)年⾦セミナーの実施を依頼する場合、学校側で授業枠を確保してもらう必要があ ることから、それぞれ学校側の都合に合わせて依頼すること。 ※学校によっては、12〜1 ⽉頃に依頼して欲しいという意⾒や、年間授業計画の 策定が始まる前年夏頃(7〜8⽉)からアプローチして欲しいという意⾒がある。 ⅱ)「わたしと年⾦」エッセイ事業については、6⽉から9⽉までの募集期間のため、 夏休みの課題としてもらうためにも年度当初からのアプローチが必要。 ※その際、年⾦セミナー実施とセットで依頼する。 [年⾦セミナー⽤説明資料]別紙Ⅰ-2-1 ・年⾦セミナー⽤の説明資料は、スライドに対応できるようPowerPoint 版となっている。 ・年⾦セミナー⽤説明資料は、「知っておきたい年⾦のはなし」をベース に作成しており、下記のアンケート用紙の設問にも対応している。説明 時間によって内容の編集や従前資料を使⽤することは可能とするが、ア ンケート対応に留意すること。 ※過去の審査済み資料は全国共有フォルダ(「*12-01サービス推進部/ 啓発材料」)参照。 ・説明シナリオ例及びQ&A 集は別紙Ⅰ-2-2、Ⅰ-2-3 のとおり。 ・学校側から個別制度に関する説明のオーダーがあった場合は、別資料を 作成して対応すること。別資料を作成する場合の審査等については、下 記Ⅹ「2」のとおり。 [年⾦セミナーアンケート]別紙Ⅰ-2-4 ・年⾦セミナーを実施する際は、学校へのフィードバックや効果測定を⾏ うため、必ずアンケートを実施すること。 なお、効果測定については、地域年⾦事業運営調整会議をはじめ、厚⽣ 労働省や⽂部科学省からも強く求められているところである。本部にお いても適宜、集計を⾏う。 -5- ・アンケート回収後は、下記Ⅸ「5」のとおり、「年⾦セミナーアンケー ト⼊⼒表」別紙Ⅰ-2-5 へ⼊⼒すること。 ・セミナー実施後に学校に対してお礼状を送付し、次回以降のセミナー実 施やエッセイ募集に向けたパイプ作りを⾏うこと。また、フィードバッ ク資料として「年⾦セミナーアンケート結果」別紙Ⅰ-2-6を作成し併 せて送付すること。 ・アンケート⽤紙の保存期間は、「年⾦セミナーアンケート⼊⼒表」へ⼊ ⼒後、1年未満とする(法⼈⽂書第6類)。処分については、個⼈情報 が含まれるものではないが、シュレッダーにかけるなど適切に⾏うこと。 ◆年⾦セミナー実施の注意点◆ ⅰ)与えられた授業枠内で、説明やアンケートの時間配分を組み⽴てて実施すること。 例)50 分枠の場合、説明30 分・質疑10 分・アンケート10 分の配分とする。 ⇒学校側から、「アンケートを宿題にしたい」や「ホームルーム等で別の時 間で対応したい」との申出があった場合は、学校側の意向に沿うようにす ること(くれぐれもこちらから時間外の対応は依頼しない)。 ⅱ)説明担当職員のスキル養成 本部においても、下記Ⅵのとおり、年⾦セミナー担当者会議を開催するが、各 拠点においても、説明担当のスキル養成に努めること。 ⅲ)年⾦セミナー実施のプレスリリース プレスリリースを⾏う場合は、下記Ⅹ「3」により⾏うこと。なお、学校内へ の記者の⽴ち⼊りや⽣徒の撮影など、学校側とよく調整のうえ⾏うこと。 ※年⾦セミナー⽤資料は、機構LAN「01851 地域年⾦展開事業」の「00201年⾦セミナー」内に掲⽰する。 ②都道府県教育委員会および可能ならば県⾼等学校⻑会に対し、⾼校での年 ⾦セミナー実施やエッセイ募集に関する事務連絡の発出依頼を⾏うなど協 ⼒の呼び掛けを⾏う。 ⅰ)「わたしと年⾦」エッセイ事業に関しては、平成27 年度も、厚⽣労働省、⽂部科 学省、全国⾼等学校校⻑会、都道府県教育委員会連合会から後援名義の使⽤許可を 得られるよう申請する。 ⅱ)毎年7 ⽉及び11⽉に⽂部科学省で開催される都道府県教育委員会の指導主事が 参加する会議においても、機構から資料を登録している。 ⅲ)指導主事を訪問する場合の対応者は、所⻑、副所⻑に限らず、ブロック本部担当 部⻑、グループ⻑も含めて調整すること。 -6- ⅳ)「県教育委員会」は公⽴学校が対象。私⽴学校については各都道府県庁を通じて 情報提供を依頼することとなる。各学校への個別アプローチは、公⽴・私⽴に関 わらず有効。 ③大学に対して、チラシ・パンフレットの設置を依頼する際、各大学のホー ムページへ年⾦啓発資料の掲載を依頼する。 ⅰ)年⾦啓発資料は、機構ホームページの「パンフレット」に掲載されている各種パ ンフレットをダウンロードする。 ⅱ)機構ホームページ(トップ)に、専用バナーで「学生用5分でわかる!知って おきたい年⾦のはなし」ページを掲載している。 ⅲ)機構ホームページはリンクフリーであるものの、アクセスが集中した場合にサー バが負荷に耐えきれず閲覧不能となること可能性があることから、リンクで対応 する際は本部サービス推進部サービス推進Gへ相談すること。 ※学特事務法⼈の依頼も積極的に⾏うこと。 -7- 3.地域相談事業(自治体、企業、関係機関等への取組) 市区役所・町村役場、⺠⽣委員、⾃治会、⼤学、事業所、ハローワーク、商 業施設等で、年⾦制度説明会や出張年⾦相談(学特申請窓⼝、免除申請窓⼝含 む)の実施。 ⅰ)関係団体と合同で研修会等を開催する場合は、開催主体を明確にし、機構側で主 催する場合に講師への謝⾦・交通費を⽀払うこととする(機構側が主催でない場 合は支払うことは認めない)。 ⅱ)関係団体から講師として依頼があった場合は、謝⾦・交通費は辞退の上対応する こと(交通費は出張として旅費交通費で取り扱うこと)。 -8- 4.年⾦委員活動⽀援事業 詳細は別紙Ⅰ-4のとおり(取組方針は別紙Ⅰ-4-1参照)。 事業の主な事項は次のとおり。 (1)活動支援 「知っておきたい年⾦のはなし」や「退職後の年⾦⼿続きガイド」、「年⾦ 委員(地域型)活動の⼿引き」をはじめ、研修資料や新しいパンフレットな ど各種情報を逐次送付すること。 ※「年⾦委員(地域型)活動の⼿引き」の平成27年4 月版は、平成27 年3 ⽉中に各都道府県代表年⾦事務所へ配付する。 (2)研修 ①年⾦委員研修(年⾦事務所、ブロック本部) 可能な限り平成28 年2 月までの間で調整のうえ開催すること。 開催に当たっては、都道府県内で開催場所や研修内容によって適宜複数 回にするなど工夫して実施すること。 ⅰ)年⾦委員は、同時に健康保険委員であったり、事業所内で社会保険担当であ る場合が多いため、健康保険といったテーマも含め、健保協会と連携して合同 開催とするなど、年⾦委員の負担軽減に配慮すること。 (注)年⾦委員研修に係る経費精算⽅法について 年⾦委員の活動に関する委員等旅費の精算処理は、本来、1件ずつ経費 精算を⼊⼒しなければならないが、年⾦委員研修は⼤勢の委員が出席する ことから、各拠点での事務負担軽減のため、年⾦委員研修に係る委員等旅 費の処理に限って、内訳をexcel による一覧データにした上で間接業務シ ステムの⼊⼒を1本でまとめて⾏う⽅法とする(詳細は別紙Ⅰ-4-15 のと おり)。各都道府県代表年⾦事務所でとりまとめのうえ、サービス推進G へ15 ⽇までに届いた分について、当⽉末⽀払となるので留意すること。 ②全国年⾦委員研修(本部) 平成27 年8〜9⽉に本部で開催予定。参加対象は、各ブロックで選定 する。詳細は別途指示・依頼で示す(5月目途)。 ⅰ)研修の様⼦や研修資料は機構ホームページでも閲覧できるよう掲載する。 -9- (3)委嘱数の拡大 特に地域型年⾦委員については、機構発⾜以降、旧国⺠年⾦委員からの委 嘱換えが減少していることもあり、引き続き委嘱数拡大に向けた取り組みが 必要である。 職域型年⾦委員については事業主へ送付する「⽇本年⾦機構からのお知ら せ」を活⽤するなどして周知を図るが、地域型年⾦委員については、次の対 象者に対し積極的にPRを⾏うこと。 ア)退職等により、職域型年⾦委員を解嘱となる⽅ イ)⾃治体の職員として年⾦業務経験があり、退職した⽅ ウ)⽇本年⾦機構(旧社会保険庁を含む)を退職した⽅ エ)年⾦受給者協会の会員 オ)教育関係者で年⾦教育を担当したことのある⽅ カ)各都道府県の社会保険労務士会 (4)重点的協⼒依頼事項 毎年、年度当初に厚⽣労働省から年⾦委員に対する重点的協⼒依頼事項が ⽰されるので、資料送付や研修等の機会を通じて年⾦委員へ周知すること。 厚⽣労働省より通知され次第、別途指⽰・依頼で⽰す(4⽉⽬途)。 (5)年⾦委員表彰 11 ⽉の「ねんきん⽉間」を⽬途に、年⾦委員活動功労者への表彰を実施 すること。実施方法等については、別途指示・依頼で示す(6月目途)。 ⅰ)ブロック本部⻑表彰、理事⻑表彰に加え、平成25 年度から厚⽣労働⼤⾂表彰制 度が創設されていることから、表彰伝達式の開催は、地⽅厚⽣(支)局と連携のう え実施すること。 ⅱ)表彰伝達式は、多くの年⾦委員の前で⾏うことが望ましいことから、原則、上記 (2)①の「年⾦委員研修」とセットで実施すること。 (6)その他注意事項 年⾦委員からは、「事務所との連携が希薄」との意⾒が出ていることから、 代表年⾦事務所に限らず全ての年⾦事務所で積極的に⽀援に取り組むこと。 - 10 - (7)経費要求 ブロック本部は、各年⾦事務所の「実施経費要求書(年⾦委員活動⽀援事 業)」別紙Ⅰ-4-11 をとりまとめ予算配賦案となる「実施経費要求⼀覧表(年 ⾦委員活動⽀援事業)」別紙Ⅰ-4-12 を作成し、本部へ提出すること。なお、 ブロック本部分に係る「実施経費要求書(年⾦委員活動⽀援事業)」別紙Ⅰ4-11 も合わせて本部へ提出すること。 【報告期限】平成27 年4 月15日(⾦)17:00 まで 【報告先】「サービス推進G 特殊」メール ※研修の実施等、緊急を要するものについては、ブロック本部を通じ、逐次、相談 すること。 ※年⾦委員活動⽀援関係の資料等は、機構LAN「01851 地域年⾦展開事業」 の「00301 年⾦委員」内に掲⽰する。 - 11 - 5.地域年⾦推進員事業 詳細は別紙Ⅰ-5のとおり。 平成27 年度実施の主な内容は次のとおり。 (1)委嘱対象 学校との関係や⽣徒に伝える能⼒に⻑けた、教職員OB(現役でも可)。 (2)活動内容 ⾼校、中学での年⾦セミナー実施と、学校側との調整等付随業務。 (3)活動⽇数、謝⾦ 平成27 年度は、活動⽇数は1 名当たり年間24.0 ⽇、謝⾦は1.0 日当たり 9,400 円(平成26 年度は6,400 円)。 (4)設置 平成27 年度の設置は次のとおり。 ① 都道府県代表年⾦事務所に1名(47名) ② ブロック割り当て分(36名) [ブロック割り当て分] ブロック 割り当て人数 北海道2⼈ 東北4⼈ 北関東・信越4⼈ 南関東4人 中部4人 近畿4人 中国5人 四国4人 九州5人 ※ブロック割り当て分については、ブロック本部において、設置対象とする 年⾦事務所を選定すること(事業推進強化事務所(下記「Ⅶ」)以外の年⾦ 事務所へ設置して差し支えない)。 - 12 - (5)ブロック割り当て分の管理担当年⾦事務所の報告 ブロック本部は、ブロック割り当て分の設置対象に指定する年⾦事務所を 別紙Ⅰ-5-5 により報告すること。 【報告期限】平成27 年3 月20 日(⾦)17:00 まで 【報告先】「サービス推進G 特殊」メール (6)平成27 年4 月1 ⽇委嘱者に係る委嘱証明書の発⾏ 年⾦事務所は、ブロック本部からの指⽰に基づき、「委嘱者・解嘱者リス ト」(様式6)を報告すること。 ブロック本部は、各年⾦事務所の「委嘱者・解嘱者リスト」(様式6)を とりまとめ、本部へ報告すること。 【報告期限】平成27 年3 月20 日(⾦)17:00 まで 【報告先】「サービス推進G 特殊」メール 本部においては、平成27 年4 月1 日委嘱者に係る委嘱証明書を各ブロッ ク本部へ4 月1 ⽇に送付できるよう処理する。 (7)当初予算 各都道府県代表年⾦事務所及び上記(5)で報告のあった管理担当年⾦事務 所に対して年間所要分として定額を配賦する。 [当初配賦額] ・諸謝⾦⇒ 226 千円(9,400 円×24.0 日) ・委員等旅費⇒ 57 千円(2,370 円※×24.0 日) ※予算単価(管内旅費) ※ただし、ブロック割り当て分日数を分割している場合は、日数に応じ て配賦する。 ※駐⾞場代やコピー代等の雑費にかかる「運営経費」については、⾒込 まれる⾦額を適宜要求すること。 - 13 - 6.平成27 年度重点取組と実施⽬標 事業所の従業員や⾃治体の担当者向けの年⾦制度説明会や、教育機関への年 ⾦セミナーについては、旧社会保険庁においても積極的に取り組んできた事業 である。近年、国⺠年⾦保険料納付率向上が求められる中、公的年⾦制度の周 知活動や関係機関との協⼒連携の再構築の観点から、とりわけ次の取組を重点 施策と位置付ける。 (ⅰ)年⾦制度説明会【地域連携事業】 企業や関係団体等を対象とした年⾦制度説明会を積極的に実施する。 (ⅱ)年⾦セミナー【年⾦セミナー事業】 主に高校、大学等を対象とした年⾦セミナーを積極的に実施する。 平成27 年度の重点取組の実施⽬標は次のとおり。 (ⅰ) 年⾦制度説明会【地域連携事業】 企業や関係団体等の事務担当者や従業員・所属員・加⼊員向けの年⾦制度 説明会の実施回数。 各年⾦事務所は次の⽬標を⽬指して実施すること。 1事務所当たり年間6 回以上 (ⅱ) 年⾦セミナー【年⾦セミナー事業】 ⼤学、⾼校等に出向き学⽣・⽣徒に対しての年⾦セミナーの実施回数。 地域年⾦推進員が設置されていない年⾦事務所は次の⽬標を⽬指して実 施すること。なお、管内に学校数が少ない場合は、すべての学校にアプロー チできるよう努めること。 1事務所当たり(未設置) 年間6 回以上 地域年⾦推進員が設置されている年⾦事務所の⽬標は次のとおり。 1事務所当たり(設置) 年間8回以上 - 14 - Ⅱ 地域年⾦事業運営調整会議 地域年⾦展開事業は、地域・教育・企業の中で公的年⾦制度に対する理解をよ り深め、世代・年齢、地域・職域を越えた社会連帯を図ることを⽬的としている。 そのため、各都道府県に有識者や関係機関、関係団体等の⺠間委員から構成され る「地域年⾦事業運営調整会議」を設置し、地域に密着した公的年⾦制度の周知 ⽅法や納付率向上策などについて意⾒交換を⾏う。 会議の開催は代表年⾦事務所が⾏うこととするが、都道府県内の年⾦事務所も 会議の円滑な運営に参画するとともに、ブロック本部は必要な助⾔・⽀援を⾏う こととする。 (1)委員構成の例 ・学識経験者 ・年⾦委員 ・地方厚生(支)局 ・都道府県社労士会 ・市区役所、町村役場 ・都道府県年⾦受給者協会 ・都道府県教育委員会 ・商工会、商工会議所 ・都道府県⾼等学校⻑会 ・地元新聞社等マスコミ ・協会けんぽ支部 ※未適用対策の観点から、中・小企業との関わりが大きい商工会、商工会議 所へも積極的に参加を促し、協⼒を要請すること。 ※マスコミ(地元新聞社やテレビ局)の参加は、機構の事業を記事等に取 り上げていただける契機となるため、積極的に委嘱を働きかけること。 ※その他、学⽣の保護者への年⾦啓発という観点から「⼦育て主婦の⽀援 団体」や20歳台の若年者対策という観点から「就職⽀援団体」などへ の働きかけも効果的と考える。 ※「年⾦委員」としての参画の場合、⽇本年⾦機構法第30 条により年⾦委 員は職務に対して報酬は受けないこととされていることに留意すること。 (2)会議内容の例 ・前年度事業の結果 ・当年度(来年度)事業計画案 - 15 - ・地域における年⾦制度の普及活動 ・若年者(学⽣)に対する取組み (3)運営にあたっての注意点 ①委員⻑・座⻑に対して、議題の確認や議事進⾏について、事前に⼗分打合 せを⾏うこと。 ②資料構成や想定質問などについて、県内所⻑間及びブロック本部で情報共 有し、事務局側の意思統一を図ること。 ③会議は公表で開催することから、傍聴席を設置すること。 ④説明者や事務局側の席次については各拠点に任せるが、例えば代表年⾦事 務所だけが説明や質疑に対応するのではなく、複数の事務所で対応する等 の工夫も必要。 ⑤会議は委員の⽅々にご発⾔、議論いただくことが⽬的であることから、事 務局側の説明が⻑くなり過ぎないよう時間配分に留意すること。 ⑥会議の終了時間は厳守すること。 (4)設置要綱 設置要綱の基本は別紙Ⅱ-1 とする。次期更改に当たっては、当該要綱を 基に実施すること。なお、次の「①議事録(概要)の作成及び議事録(概要)・ 会議資料の公開」については必須項⽬とするので、現会議で対応していない 場合は、次回開催で要綱改正を議題にする等の対応をすること(②〜④は必 要に応じて)。 [主な留意点] ①議事録(概要)の作成及び議事録(概要)・会議資料の公開 ②委員の任期2年 ③開催時期 ④「設置要綱」と「運営要領」の構成 ⅰ)会議は公開で開催するため、議事録(概要)や会議資料についても同様の扱いにする 必要がある。 ⅱ)将来的には、全国の会議の議事録(概要)や会議資料を機構HP に掲載する方向で検 討している。 - 16 - (5)開催周知 開催に当たっては、プレスリリースを⾏うなど周知に努めること。なお、 プレスリリースする際の原稿は、別紙Ⅱ-2 によること。プレスリリースの方 法等については、下記Ⅹ「3」のとおり。 (6)報告 ①委員名簿 本部において各会議の委員構成を把握する必要があることから、ブロッ ク本部は各都道府県の委員名簿をとりまとめ、本部へ提出すること。 【提出先】全国共有フォルダ(W:)>*12 サービス推進部>01 サービ ス推進グループ>08 地域年⾦展開事業>02 地域年⾦事業 運営調整会議>委員名簿 ②開催予定日 ブロック本部は、管内各都道府県の会議の開催日や委員との調整状況 を管理し、開催⽇を別紙Ⅱ-3 により本部へ報告すること。 【報告期限】適宜 【報告先】「サービス推進G 特殊」メール ⅰ)本部の出席が必要な場合は、あらかじめ相談すること。 ③議事録、会議資料 会議後は、議事録または議事概要を作成し出席委員へ確認すること。ま た、確認後の議事録または議事概要と会議資料(議事次第、資料等)は開 催後に本部へ提出すること。 【提出先】全国共有フォルダ(W:)>*12 サービス推進部>01 サービ ス推進グループ>08 地域年⾦展開事業>02 地域年⾦事業 運営調整会議>議事録・会議資料 ⅰ)議事録については、作業の負荷を考慮して、発⾔内容すべてを網羅した「議事録」 形式ではなく、発言の要点をまとめた概要形式である「議事概要(要旨)」として 差し⽀えない。設置要綱を決定する際に留意すること。 ⅱ)議事録または議事概要の作成は会議終了後1 か月以内を目途にし、速やかに委員 の確認をとること。 - 17 - (7)謝⾦、交通費の⽀払い 平成27 年度の謝⾦の⾦額については、⽇額で10,100 円とする。 会議へ出席した委員への謝⾦及び交通費については、別紙Ⅱ-4 により確 認すること。取扱いは別紙Ⅱ-5 のとおり。 ※「年⾦委員」としての参画の場合、⽇本年⾦機構法第30 条により年⾦委 員は職務に対して報酬は受けないこととされていることに留意すること。 (8)職員による会議の視察 ①ブロック管内での会議 開催主体である代表年⾦事務所が、ブロック管内の他県の会議の視察を 希望する場合、あらかじめブロック本部に相談すること。 ②他ブロックでの会議 ブロック本部は、他ブロックで開催される会議の視察を希望する場合、 あらかじめ本部に相談すること。 ※各県の開催状況については、機構LAN「01851 地域年⾦展開事業」の「00401 地域年⾦事業運営調整会議」内に掲⽰する。 - 18 - Ⅲ ねんきん月間 11⽉は、社会保険料(国⺠年⾦)控除証明書が発⾏されるなど保険料を納付 されている現役の⽅々のご⾃⾝の年⾦に対する関⼼が⾮常に⾼まる時期であるこ とから、厚⽣労働省と協⼒して11⽉を「ねんきん⽉間」とし、公的年⾦制度の 普及・啓発活動及び国⺠年⾦保険料収納対策を効果的かつ積極的に⾏う。 取組み内容の詳細は、別途指示・依頼で示す(9 月目途)。 (1)取組み内容 教育機関での年⾦セミナーやチラシ配布、ハローワークや⾃治体、商業施 設等での出張年⾦相談、年⾦事務所での納付相談会、年⾦委員研修会(表彰 伝達式含む)の開催など、各種取組みを積極的に⾏うこと。 表彰式伝達式に関しては、地元マスコミと連携を図ることで効果的にPR を⾏うこと。 ⅰ)ねんきん月間期間中は、周知ポスターの掲載や関係機関へのチラシ設置依頼等も ⾏うこと。 ⅱ)ねんきん月間期間中に実施する予定の取組み計画は、機構ホームページへも掲載 する。 ⅲ)ブロック本部は、管内年⾦事務所の取組み計画や実施状況を把握し、適切な指導・ 助⾔を⾏うこと。 (2)周知活動 本部は厚⽣労働省と連名でプレスリリースを⾏う。 各ブロック本部もしくは代表年⾦事務所においても都道府県政記者クラ ブへ積極的に投げ込みを⾏うこと。 (3) 年⾦事務所お客様サービスモニター会議 ねんきん⽉間の時期と合わせて、原則11⽉に実施する。実施対象年⾦事 務所は、各ブロック管内で複数か所(北海道、四国ブロックは1か所)とし、 モニター区分は、公募による一般モニターと、依頼による専門分野モニター とし、それぞれ3〜4名程度(合計6〜8名程度)とする。 会議は、プレスリリースを⾏うなど開催周知に努めるとともに、地域年⾦ 事業運営調整会議においても周知を⾏うこと。また、会議はマスコミに対し - 19 - てフルオープンとする。 開催要領については、別途指⽰・依頼で⽰す(6 月目途)。 ※「年⾦の⽇」については、厚⽣労働省において、「国⺠お⼀⼈お⼀⼈、『ねん きんネット』等を活用しながら高齢期の生活設計に思いを巡らしていただく日」 として、平成26 年度から新たに11⽉30⽇(⽇)(いいみらい)が「年⾦の 日」と制定された。 「年⾦の⽇」に係る平成27 年度の取組については、厚⽣労働省からの指⽰等に 基づき、別途指示・依頼で示す(時期未定)。 - 20 - Ⅳ「わたしと年⾦」エッセイ事業 年⾦制度の意義や公的年⾦制度と国⺠の結びつきなどについて考えていただく ため、⾃⾝や、家族などの⾝近な⽅と公的年⾦制度との関わりについてエッセイ を募集する。 エッセイ応募数は、年⾦セミナーの積極的な実施と併せ年々増加しているとこ ろである。教育機関へは、できる限り年⾦セミナーの実施とエッセイ募集をセッ トで依頼すること。 平成27年度の実施については、別途指⽰・依頼で⽰す(4⽉⽬途)。 ⅰ)審査結果は本部からプレスリリースを⾏うとともに、⼊賞者へは表彰式の実施と⼊賞 作品を機構ホームページに掲載する。 ⅱ)入賞作品集を冊子にして、各拠点へ配付する。 ⅲ)入賞者が学生の場合及び多くの作品を応募いただいた学校に対しては、サービス推進 部⻑及び年⾦事務所⻑からの感謝状を贈呈する。 【後援名義】 平成27 年度も、厚⽣労働省、⽂部科学省、全国⾼等学校校⻑会、都道府県教 育委員会連合会から後援名義の使用許可を得られるよう申請する。 - 21 -
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