上州武尊山スカイビュー・ウルトラトレイル競技規定【SkyView30】 ■競技規定 Rule of the competition (前文) 本大会は 7 月の標高 1,800m 以上の地点を含む山岳地帯を中心に、37km 以上を走破する過酷 な大会です。強風や降雨、落雷を含む天候悪化、体調不良、道迷い、転倒、滑落、落石、野生動 物(熊、蜂、蛇、など)による、様々な傷病や遭難のリスクについては、全て参加者の自己責任 となり、主催者は一切責を負いません。 ■参加資格 ① SkyView30 種目・約 37km は、大会当日に中学生以上の男女 ② 全コースを迷うことなく制限時間内に完走の自信がある人。 ■参加条件 ① 今大会のレースで起こりうる問題(高度、天候、精神的、肉体的)に対して、外部の助けなし に自ら対処できる能力を有し、自己責任を十分理解していること。 ② 多くの動植物や人が関わる自然環境の中でレースを行う事を十分に認識し、環境負荷を最小限 にするための競技ルールや、大会参加者以外の利用者へ配慮した運営に対して十分理解してい ること。 ③ 自己都合による申込後の種目変更・キャンセルは原則として認められません。また、キャンセ ル・種目変更に伴う返金はいたしません(災害等による大会の中止・短縮の場合も同様です)。 ■競技方法・受付 ① 定められたコースのタイムレース方式とします。 ② 実施種目は SkyView30 約 37 ㎞ 累積標高差 1,800m以上、参加定員は男女合計500名 とします。 ③ 全てレースは YNMC のコースの一部を使います(一部ショートカット使用) 。種目別に複数関 門及び制限時間を設け、これを超えた選手はレースを中止し、役員の指示に従い下山してくだ さい。 ④ SkyView30 のスタート日時は、7 月 19 日(日)8:00 片品村オグナほたかスキー場からスタ ートとします。 ⑤ 定められた複数の関門を制限時間内にクリアした後、フィニッシュ地点川場村中央公園までの 制限時間として 9 時間を想定しています。 ⑥ 原則として追い越しはダブルトラックで行い、シングル幅の場合は先行者に合図を送り追い越 して下さい。また、事前にコース中の追越出来る場所を確認しておいて下さい。 ⑦ 当該区間内には巡回監視員がいます。巡回監視員には競技ルールを遵守していない選手に対し て、その場でレースを中止させる権限が有ります。 ⑧ 参加受付:7 月 18 日(土)13:00 から 17:00 及び 7 月 19 日(日)6:00~7:30 ⑨ 大会参加者は、装備品チェックはありませんが必携品・推奨準備品の装備を用意して下さい。 ⑩ トークショー:片品村オグナほたかスキー場 7 月 18 日(土)17:30 から 19:00 ⑪ ブリーフィング:片品村オグナほたかスキー場 7 月 18 日(土)17:30 から 19:00 ※トークショーと同じ時間帯で行います。 1 ■自然保護に関するルール 本大会のコースは、希少動植物の生息するエリア等を有する貴重な自然環境の中で開催されま す。かけがえのない森林生態系に悪影響及ぼさぬよう、以下のルールを設定しています。 ① コースから外れることを禁止します。自然保護上必要な箇所には、追い越し禁止その他の制限 を設定します。 ② コース上および全区域で動植物、菌類、岩石などを採取、損傷することを禁止します。 ③ コースをショートカットすることは、植生にダメージを与えるので禁止します。 ④ ゴミは絶対に捨てないでください。 ⑤ 用便は、各エイドステーションのトイレを使用してください。止むを得ないときは携帯トイレ を使用し、 紙を使った場合は必ず持ち帰ってください。 ⑥ 大会参加にあたっては、公共交通機関の利用や1台の車に乗り合わせるなどし、二酸化炭素排 出抑制にご協力ください。 ■一般登山者、他の大会参加者への配慮について ① レース中、ケガ、病気などで身動きできないランナーと遭遇した場合は、その救助を優先して ください。位置を伝える時は約 10km 毎に設置予定の距離表示看板及びエイド間の案内看板を 参考にしてください。 ② レースを支えてくれる関係者や地元の人々、ボランティアに対する感謝の気持ちを忘れないで ください。 ③ コースは大会で占有をしているものではなく、一般登山者も使用していることを十分に理解し、 その通行を妨げてはいけません。その他の場所でも、安全な場所で走らず歩いて追い抜いてく ださい。追い抜く時、すれ違う時には挨拶を忘れないでください。 ④ コース上に存在するすべての建造物などに傷つけないよう注意してください。 ⑤ 指定されたコース以外には絶対に立ち入らないでください。 ⑥ 道路使用許可を得た道路以外の道路では必ず歩道及び道路の左側を走ってください。また道路 横断に関しては誘導スタッフの指示に従ってください。 ■エイドステーション・救護体制について エイドステーションを 2 箇所、ウォーターステーション 3 箇所設置いたします。 ① エイドステーションには、食料と飲料が用意されています。ウォーターステーションには、飲 料のみが用意されています。 ② エイドステーション及びウォーターステーション(浅松山を除く)にトイレ、川場村会場、片 品村会場(A4 スタート会場)に救護所を、各エイドステーションに救急セットを設置いたし ます。AEDは、川場村会場・片品村会場とエイドステーションに設置します。 ③ エイドステーションでは、スペースの都合上選手の家族や友人による私的なサポートを制限す る事があります。 ④ 私的なサポートを行う際、 車両の駐車場所はスタッフの指示に従い所定の場所に駐車すること。 ⑤ サポーターは、エイドステーションで用意された食料や飲料のサービスを受けることはできま 2 せんが、 必要があればエイドステーション内の案内に従って休憩できます。 ⑥ レースに登録していない者の併走はできません。またエイドステーションの規定区域外へ立ち 入ってはいけません。 ■コース上の案内について ① 土地所有者および管理者の許可を得て、必要最低限のマーキングテープや表示看板、スタッフ の配置を行っています。コースの誘導をするための看板、走行距離板の表示、山岳部の危険箇 所はロープなどを設置し、危険を回避出来るようにするとともに、スタッフも配置しています のでその指示に従ってください。 ② 追い越し禁止区間、その他の制限を設定する案内が設置された区間ではその指示に従ってくだ さい。 ③ 交差点などでランナーストップをかけ、車両等の通行を優先する場合があります。スタッフの 指示に従ってください。 ④ 表示類は大会直前に設置され、終了後すぐに撤去されます。 (試走用マーキングは主にロゴテー プを設置します。ホームページより確認してから試走して下さい。) ■救助および医療援助の体制 ① 競技が安全に行われるために、大会実行委員会では可能な限りのコース整備と、救助および医 療援助体制を準備します。選手はトレイルランという自然の中で行われる競技に危険が伴うこ とを充分に認識し、ケガ、病気、事故などに対して、自己の責任において大会に出場してくだ さい。 ② 応急処置の救護所は、川場ゴール会場にあり、医師または看護師が待機しています。 ③ 応急処置は、参加登録の有無に関わらず、本大会に関係するあらゆる人々を危険な状況から救 助するために行います。 ※環境やその状況により、救助が到着するまでに時間が長くかかる場合があります。また、緊急 の処置が必要な場合は、有償の救助隊を呼ぶことがあります。この場合の費用は、救護された 方に負担していただきます。 ※医師や救護員の処置を受けた選手は、レース後に必ず専門医を受診し、診察結果を大会実行委 員会へ伝達してください。 ④ 医師と救護員には、これ以上競技を続けられない選手に、競技を中止させる権限があり、その 際に IC チップ及びゼッケンを回収する場合があります。 ⑤ レースを中止した場合、巡回バス、またはリタイヤ収容車バスでゴール会場またはスタート会 場に行くことができます。タクシーなどを呼ぶ場合の費用は自己負担とします。 ⑥ 大会本部に連絡がとれなかった場合、119 などで直接救急サービスを呼び出してもかまいませ ん。この場合、119 から大会本部に連絡が入る体制となっています。 ⑦ 大会主催者側で加入する選手の事故・傷病への補償をする傷害保険の範囲は以下となります。 ・ 死亡、後遺障害 300 万円 ・ 入院(日額) 3,000 円 ・ 通院(日額) 2,000 円 3 ■通過人数・行方不明者の特定 ① IC チップにより、出走人数、完走人数の管理、および各エイドステーションにて通過チェック を行います。 ② 選手の記録とともに氏名の判別もでき、個人を特定することが可能です。 ③ 選手は必ず競技中は IC チップ入りゼッケンを装着しなければなりません。 (受付時の物は他人 と交換する事を禁止します) ④ IC チップはフィニッシュ後、参加賞との引換により回収します。万が一紛失した場合は 4,000 円の実費を請求することがあります。 ■リタイヤについて ① 棄権する場合は、必ず近くのスタッフに申告してください。その際、IC チップのついたゼッケ ンは各スタート会場・ゴール会場もしくはエイドステーションのスタッフに返却してください。 (参加賞との引換となります) ② もう一枚のゼッケンは荷物受取に必要なため、捨てずに携帯してください。 ③ リタイヤ後の移動については、リタイヤバスや会場間巡回バス、サポーターの送迎のみとしま す。体力に余裕がある場合についても、チップ返却後の自走は認められません。 ④ コース上でのリタイヤは、収容に時間がかかることが予想されます。体力に自信がもてないと きは、ひとつ手前のエイドステーションでリタイヤ申告してください。 ■装備チェックリスト Ⅰ必携品(必ず装備するもの) ① ゼッケン配布時にチェックされた必携品は、その後変更してはいけません。 ※ゼッケンは装備品チェック後に配布され、計測用 IC チップはゼッケンに取り付けられてい ます。 ② 熊鈴 ③ コースマップ、コンパス(電子コンパス等のコンパス機能がある物でも可) ④ ポイズンリムーバーとファーストエイドキット(絆創膏、消毒薬など) ⑤ テーピング用テープ(包帯、ストラップになるもの。2 メートル×5 センチ幅以上) ⑥ 携帯電話(大会事務局の電話番号を登録し、番号非通知にせず十分に充電すること) ※大会事務局の番号はゼッケンに記載されますが緊急時の為にあらかじめ登録してください。 ⑦ 健康保険証(コピー可) ⑧ 顔写真付きの身分証明証(免許証等・カラーコピー可) ⑨ サバイバルブランケット ⑩ 個人用のカップもしくはタンブラー(150cc 以上)、ビンは不可。 Ⅱ推奨携帯品 ① レインジャケット 雨天に備えてフードつきレインジャケットとレインパンツ。どちらも〈ゴアテックス〉あるい はそれと同等の防水、透湿機能を持ち、縫い目をシームテープで防水加工してあるもの。 ② 手袋(フィンガーレスのものは非推奨。) ③ 最小限の現金 ④ 水(スタート時) 4 ⑤ 携帯食料 ■その他勧める携帯品 ・帽子、着替え、日焼け止め、ワセリン、携帯電話用の充電ケーブル、防水ケース、防水性の高い シューズ ■手荷物預かりについて スタート会場とフィニッシュ会場が異なるため、選手の荷物をスタート会場で預かり、車両で 輸送しフィニッシュ会場で返却します。 ・ 預かり時間 7 月 19 日(日) ・ 返却時間 7 月 19 日(日) 6:00~7:30 18:30 まで オグナほたかスキー場 川場村体育館 ■禁止事項 選手が以下のルールに反しスタッフの注意に従わなかった場合は、その場でレースを中止させ ることがあります。 ① コースをショートカットしたり、はみだしたりすること ② 必携品を装備しないとき。 ③ ごみを捨てる行為(選手のサポートスタッフを含む) ④ 指定された場所以外で選手がサポートを受けること ⑤ 選手以外の者と登録された伴走者以外と伴走すること ⑥ 不正行為(乗り物の使用、代走、その他法律に抵触する行為など) ⑦ IC チップの不携帯 ⑧ レースのオフィシャルスタッフや医師、看護師、救護員の指示に従わないこと ⑨ 関門時間後のレースの続行 ⑩ 競技中のゼッケンの不着用 ■責任 ◆主催者の責任 ・ 参加者の故意によらないコース上の器物破損(対動植物、対物の事故、トレイルの崩壊など) ・ コース上のマーキングおよび案内看板の設置 ・ スタッフの安全管理 ※主催者は賠償責任および選手の傷害保険に加入していますが、選手のみなさんにも保険に入 ることをおすすめします。 ◆選手の責任 ・ このレースの参加にあたって上記以外のすべてを自己責任とします。 ■大会中止等の判断とその周知について 下記の事由により大会の開催・継続が困難と主催者で判断した場合は、大会中止または大会の 途中中断をします。大会開催日を翌週などに延期することはありません。コースの変更や関門場 所や関門時間の変更もあります。 ・ 気象警報発令時及び災害時 5 ・ コース途中における崖崩れ、落石など、ランナーの安全を確保できないと判断された場合。 ・ コース近辺で大地震が発生したときや、周辺地域に関わる大雨・暴風などの「気象警報」 「土砂 災害警戒警報」が発表された時は、その影響を検討した上で主催者が中止もしくはコースの変 更、短縮を判断します。 ・ 大会開催に当たって、安全面で問題ない場合でも、トレイルの状況が多数の参加者の利用に耐 える事ができないと判断した場合、歩行区間の設定やコースの変更、大会中止の判断をする可 能性があります。 ・ 地震、風水害、降ひょう、落雷、事件、事故、疫病などによる開催縮小、中止、通知方法など については、その都度主催者が判断し決定します。 ・ 大会中止の判断は大会当日または前日までに大会ホームページおよび大会公式 Facebook にて 発表します。電話でのお問い合わせはご遠慮ください。レース中に中止を判断した場合は、 各エイドステーションで公表します。 ■大会出場中の著作権、掲載権 ・ 大会出場中の写真、映像、記録、記事等の新聞、雑誌、テレビ、インターネット等への著作権、 掲載権は主催者に属します。 6
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