資料7 吹田地域自立支援協議会報告用 医療課題検討部会中間まとめ 障がいを持った方が一般科病院に入院するとき、病院から 24 時間の付き添いを求められ たり、個室の利用を求められることが多いという課題がかねてからあげられていた。また 家族の介護力が低下し、支援を期待できないケースも増えてきた。そのため、普段かかわ っている支援者が入院時の付き添いのほか、医療側との調整役として、報酬外で支援する ことも必然的に増えてきつつある。そこで入院時コミュニケーション支援として何らかの 制度を設ける必要性が出てきた。 ⅰこれまでの経緯 自立支援協議会へ地域課題として挙げていくために、相談支援事業所とグループホーム、 居宅介護事業所のスタッフが中心となったワーキングチームを作り、障がい福祉サービス 事業者と利用者に向けアンケートを行った。 (2012 年 5 月~6 月)アンケートの集計とまと めについては、 2012 年 12 月から行った病院、 支援学校等への聞き取りの結果と合わせ 2013 年度の自立支援協議会全体会で報告し、入院時コミュニケーション支援の制度を構築する ために、また制度ができても残る課題について話し合い連携するために医療課題検討部会 の立ち上げを提案し全体会で承認された。 ⅱ医療課題検討部会 吹田市医師会、吹田市歯科医師会、大阪府吹田保健所、吹田支援学校、済生会千里病院、 済生会吹田病院、吹田市民病院、大阪大学医学部附属病院、と吹田市、入院時コミュニケ ーション支援ワーキングチームとで構成し、昨年度 2 回、今年度 1 回目として 6 月 17 日に 部会を開催している。(ワーキング会議は部会とは別におおむね月に 1 回) 1 回目は医療報酬の中に包括されているべき障害者の医療ではあるが、実態として平均の 在院日数が短い中で病院は本人を把握することが困難であることや、夜勤帯の看護の薄さ の中で特別な配慮の必要な方への看護ついては、障害者かどうかを問わず厳しい。また病 室では他の患者さんとの関係において難しい方があることも事実であること、普段支援し ている福祉サービスのスタッフが病棟スタッフへ、その方への対応のありようを伝えるこ とが重要であることなどが確認された。 2 回目は実際に入院時に福祉側から支援を提供した事例を通して参加者の意見をもらい、 制度ができても解決しない課題があること、それについてできることは連携し、課題解決 に向けて協議できるようにこの部会を活用することが確認された。 3 回目(2014 年度 1 回目)には、制度の中身について部会の構成団体から意見をもらい ワーキング会議で具体的な中身を考えるということになっている。 1/2 資料7 ⅲ以下 今後検討する内容についてのまとめ ① ② ③ ④ ⑤ 入院時コミュニケ 入院に至るまでの 病院等への 支援学校や日 残る課題に ーション支援の中 受療環境の調整 障害者理解 中活動の場で ついて 促進 取り組めるこ 身について と 福祉サービス利用 ・予防(健康管理、 ・啓発 中の方で、一般科の 予防接種) 病院に入院する際、 ・健康診断 医療側にその方に ・通院 ついての情報や障 ・待合室等の工夫、 がい特性を引き継 説明用のツール ・模擬診察 ・研修 ・家族への啓発 ビスを受 ・周知 ・医療との連携 けていな による取組 い人の支 援 ・市民病院 いでいくこと、本人 ・情報提供カード に病棟スケジュー (吹田市共通) ル等を理解しても ・検査を受ける際の らうことなどを目 ・福祉サー の役割 ・入院にま つわる準 工夫 備、移送、 的とし、一定期間支 ・退院時医療から福 退院支援 援者が付き添うこ 等 祉への情報提供 とが可能な制度と ・退院後の する。 通院支援 等 平成 26 年度 全体の流れ(計画) 部会の開催日程 26 年度第 1 回部会 6 月 17 日 検 討 課 題 ① について検討 課題別の目途 提案できる内容について 8 月 7 日 自立支援協議会全体会で昨年度からの経過報告と進捗状況報告 第 2 回部会 8 月下旬 ① 案と②③④ 案についての検討 第 3 回部会 11 月下旬 ① 報告 ②③④⑤ 具体的な方法やツールづくり 第 4 回部会 1 月下旬 ② ③ ④ ⑤ 来年度の計画など 2 月 自立支援協議会全体会で年度まとめ報告 2/2
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