SIMATIC ファストコネクタの製品情報 1 はじめに ______________ ペリフェラルモジュールお よびコンパクト CPU をファストコネクトにより 配線する ______________ 2 SIMATIC ファストコネクタの製品情報 製品情報 07/2007 A5E01163598-01 安全性に関する基準 安全性に関する基準 本書には、ユーザーの安全性を確保し製品の損傷を防止するうえ守るべき注意事項が記載されています。ユーザ ーの安全性に関する注意事項は、安全警告サインで強調表示されています。このサインは、物的損傷に関する注 意事項には表示されません。 危険 回避しなければ、直接的な死または重傷に至る危険状態を示します。 警告 回避しなければ、死または重傷に至るおそれのある危険な状況を示します。 注意 回避しなければ、軽度または中度の人身傷害を引き起こすおそれのある危険な状況を示します(安全警告サイ ン付き)。 注意 回避しなければ、物的損傷を引き起こすおそれのある危険な状況を示します(安全警告サインなし)。 通知 回避しなければ、望ましくない結果や状態が生じ得る状況を示します(安全警告サインなし)。 複数の危険レベルに相当する場合は、通常、最も危険度の高い(番号の低い)事項が表示されることになってい ます。安全警告サイン付きの人身傷害に関する注意事項があれば、物的損傷に関する警告が付加されます。 有資格者 装置/システムのセットアップおよび使用にあたっては必ず本マニュアルを参照してください。機器のインストー ルおよび操作は有資格者のみが行うものとします。有資格者とは、法的な安全規制/規格に準拠してアースの取り 付け、電気回路、設備およびシステムの設定に携わることを承認されている技術者のことをいいます。 使用目的 以下の事項に注意してください。 警告 本装置およびコンポーネントはカタログまたは技術的な解説に詳述されている用途にのみ使用するものとしま す。また、Siemens社の承認または推奨するメーカーの装置またはコンポーネントのみを使用してください。 本製品は輸送、据付け、セットアップ、インストールを正しく行い、推奨のとおりに操作および維持した場合 にのみ、正確かつ安全に作動します。 商標 ®マークのついた称号はすべてSiemens AGの商標です。本書に記載するその他の称号は商標であり、第三者が自 己の目的において使用した場合、所有者の権利を侵害することになります。 免責事項 本書のハードウェアおよびソフトウェアに関する記述と、実際の製品内容との一致については検証済みです。 しかしなお、本書の記述が実際の製品内容と異なる可能性もあり、完全な一致が保証されているわけではありま せん。 記載内容については定期的に検証し、訂正が必要な場合は次の版て更新いたします。 Siemens AG Automation and Drives Postfach 48 48 90327 NÜRNBERG ドイツ Ordernumber: A5E01163598-01 Ⓟ 08/2007 Copyright © Siemens AG 2007. 変更する権利を留保 目次 1 はじめに .................................................................................................................................................... 5 2 ペリフェラルモジュールおよびコンパクト CPU をファストコネクトにより配線する............................. 7 ファストコネクタの製品情報 製品情報, 07/2007, A5E01163598-01 3 目次 4 ファストコネクタの製品情報 製品情報, 07/2007, A5E01163598-01 1 はじめに この製品情報は、下記に関する追加情報です: 操作説明書「S7-300、CPU 31xC および CPU31x、取付け」(A5E00105491-07、 2006 年 12 月発行)の第 6 章「配線」 このマニュアルは、インターネットでご覧になれます。 「http://support.automation.siemens.com/WW/view/de/10805161/133300」にアクセスして ください。 ファストコネクタの製品情報 製品情報, 07/2007, A5E01163598-01 5 はじめに 6 ファストコネクタの製品情報 製品情報, 07/2007, A5E01163598-01 2 ペリフェラルモジュールおよびコンパクト CPU をファストコネクトにより配線する ファストコネクトコネクタの注文番号 ● 20 ピンコネクタ: 6ES7392-1CJ00-0AA0 ● 40 ピンコネクタ: 6ES7392-1CM00-0AA0 ペリフェラルモジュールおよびコンパクト CPU をファストコネクトにより配線する ● ファストコネクトを使用してペリフェラルモジュールおよびコンパクト CPU を配線します。 個々のケーブルは、フロント コネクタを使用して絶縁を剥がす必要のないクイック接続により接続されます。 ● ファストコネクトはケーブルの準備が不要な、つまりケーブルの絶縁を剥がす必要のな い接続方法です。 ● ファストコネクトの各端子には、点検用開口部(例:電圧の測定)があります。 この点検用開口部は、最大直径 1.5 mm までの点検プロツドの使用に適しています。 ● エンドスリーブは認められません。 番号 名称 ① 点検用開口部、直径 1.5 mm までの点検プロッドに対応 ② ケーブル用開口部、断面積 0.25 mm2 ~1.5 mm2 のケーブルに対応 ③ 端子開放用のかみ合い ④ 開いた状態のプレッシャピース(ケーブルを挿入可能) ⑤ 閉じた状態のプレッシャピース(ケーブルが接続された状態) ファストコネクタの製品情報 製品情報, 07/2007, A5E01163598-01 7 ペリフェラルモジュールおよびコンパクト CPU をファストコネクトにより配線する ファスト コネクトのフロントコネクタの配線規則 ソリッドケーブル 20 ピンのフロントコネクタ 40 ピンのフロントコネクタ なし なし 接続可能なフレキシブルケーブル断面積 • エンドスリーブなし 0.25 mm2 ~ 1.5 mm2 0.25 mm2 ~ 1.5 mm2 • エンドスリーブ付き --- --- ソケットあたりのケーブル本数 1 1 芯線断面積が同じ場合の配線変更回数 25 1 ケーブル絶縁体の最大外径 ∅ 3,0 25 1 mm2 ∅ 3,0 mm2 1断面積が 1.5 mm2 の場合、配線変更回数は最高 10 回までです。 いずれかの接続端子に配線変更によりコア断面積の異なるケーブルを接続する場合、最高で 10 回の配線変更が可能です。 必要な工具類 スクリュドライバ(3.0 mm または 3.5 mm) 接続可能なケーブル ● PVC 絶縁付きのフレキシブルケーブル、ケーブル断面積:0.25 mm2 ~ 1.5 mm2 点検済みのケーブルのリストは次の URL より入手可能です: http://www. weidmueller.de 接続条件は UL に対応 絶縁ピアッシング接続 22-16 AWG ソリッド/ストランド PVC 絶縁コンダクタの配線範囲、UL 形式番号 1015 のみ。 8 ファストコネクタの製品情報 製品情報, 07/2007, A5E01163598-01 ペリフェラルモジュールおよびコンパクト CPU をファストコネクトにより配線する ファストコネクトによる配線の手順 1. 絶縁を剥がしていないケーブルを丸い開口部のストップ位置まで差し込み(絶縁とケー ブルが平面状になるようにします)、この位置でケーブルをしっかりと保持します。 – 20 ピンコネクタの場合: 90°の角度 – 40 ピンコネクタの場合: 45°の角度 2. プレッシャピースの上側の窪んだ部分にスクリュドライバを差し込みます。 3. プレッシャピースが終端位値にロックするまでスクリュドライバを下方へ押します。 これでケーブルが接続されました。 PP r r 注記 すでに一度接続したことのあるケーブルを改めて接続する場合は、その前にケーブルを カットする必要があります。 ファストコネクタの製品情報 製品情報, 07/2007, A5E01163598-01 9 ペリフェラルモジュールおよびコンパクト CPU をファストコネクトにより配線する ファストコネクトによる配線の接続解除手順 1. スクリュドライバをプレッシャピースの横の開口部のストップ位置まで差し込みます。 2. スクリュドライバでプレッシャピースをかみ合いの上方まで持ち上げます。 プレッシャピースが最上位置にロックするまでこの手順を繰り返します。 3. これでケーブルが接続解除されました。 ケーブルを取り外します。 図 2-1 40 ピンファストコネクトコネクタの接続解除 図 2-2 10 20 ピンファストコネクトコネクタの接続解除 ファストコネクタの製品情報 製品情報, 07/2007, A5E01163598-01
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