精神障害者委託訓練契約書(案)

精神障害者委託訓練契約書(案)
愛媛県立○○高等技術専門校長(以下「甲」という。)は、精神障害者委託訓練事
業実施要領に基づき、甲の行う職業訓練を委託するに当たり、受託者△△(以下「乙」
という。)と次のとおり契約を締結する。
第1条
甲は、別紙に定める職業訓練の実施及びこれに伴う業務を乙に委託する。
第2条 乙は、甲から委託を受けた前条に定めた業務(以下「受託業務」という。)
を第三者に委託し又は請け負わせてはならない。ただし、あらかじめ甲の承認を受
けた場合はこの限りではない。
第3条 乙は、受託業務の内容を変更しようとする場合又は受託業務を中止しようと
する場合は、事前に甲の承認を受けなければならない。
2 乙は、受託業務の遂行が困難となった場合は、速やかにその旨を甲に報告し、そ
の指示に従うものとする。
第4条 甲は、乙に対して訓練の実施に必要な経費として、別表の5に定める訓練実
施委託費単価により支払うものとする。
2 訓練実施委託費は、1ヶ月(訓練開始日に応答する日の前日までを「1ヶ月」と
して取り扱う)毎に算定する。
訓練生が途中退校等した場合の当該訓練生に係る委託費は、当該1ヶ月間の訓練
が行われた日(以下「訓練日数」という。)が 16 日以上又は訓練が行われた時間が
96 時間以上のいずれにも該当しない場合は、訓練をすべき日数(日曜日、国民の祝
日その他団体等が休日とした日(ただし、夏季冬季等の休日等を除く。)を除く。)
を分母に、訓練を行った日数を分子にして得た率に、訓練実施委託費単価を乗じて
得た額を当該月の支払う額とする。(1円未満の端数は切り捨てる。)
なお、委託料算定期間としての1ヶ月間の間に訓練実績のない者(以下「欠席者」
という。)がいた場合は、本項の規定に関わらず、当該欠席者に係る委託料は支払
わないものとする。
また、訓練日数が 16 日以上又は訓練が行われた時間が 96 時間以上であるときは
訓練実施委託費単価とする。
ただし、各訓練生の訓練期間を通しての算定した額が、訓練実施委託費単価に別
表の2に示す標準訓練期間を乗じた額(以下「限度額」という。)を超える場合は
限度額とする。
第5条 乙は、訓練実施業務が完了したときは、遅滞なく甲に対して別紙1の「完了
報告書」を提出しなければならない。
2 甲は、前項の完了報告書を受理したときは、その日から起算して10日以内に、
委託事業の完了について検査を行うものとする。
3 前項の完了検査終了後、乙は、委託費を請求するものとし、甲は、請求書を受理
した日から起算して30日以内に、委託費を支払うものとする。
第6条 前条の規定にかかわらず、乙は、訓練開始後、3ヶ月を経過するごとに、訓
練実施月数分の委託費の部分払いを受けることができる。
2 乙は、部分払いを受けようとするときは、別紙2の「委託料部分払請求書」によ
り請求するものとする。
第7条 乙は、訓練の実施については、次に定めるところによるものとする。
① 訓練に関係がない作業に従事させないこと。
② 訓練が作業を伴う場合には、安全、衛生、その他の作業条件について、労働基
準法及び労働安全衛生法の規定に準ずる取扱いをすること。
③ 訓練担当者は、当該職種について職業能力開発促進法(昭和 44 年法律第 64 号)
第 28 条の規定に基づく職業訓練指導員免許を有する者又はその担当する職種に
ついて専門的な知識、技術、技能等を有する者とする。
④ 訓練担当者は、訓練生おおむね5人につき1人の割合で置くものとする。
第8条 乙は、甲に対して別表の6に定める訓練の運営状況に関する報告を行わなけ
ればならない。また、甲の行う運営状況の調査を正当な理由なく拒み、妨げ、もし
くは忌避してはならない。
第9条 乙は、受託業務の実施に関して知り得た訓練生の個人情報を、みだりに他人
に知らせてはならない。
2 乙は、この契約による業務を処理するに当たって、個人情報を取り扱う際には別
添「個人情報取扱特記事項」を遵守しなければならない。
第 10 条 乙は、訓練受講生が訓練受講中に災害等を受けた時は、速やかにその旨を
甲に通知するものとする。
第 11 条 訓練に係る指導内容及び指導態度等に起因する注意義務違反による事故の
責任については、乙にあるものとする。
2 前項の場合を除く訓練に伴う事故の責任については、訓練受講者である訓練生に
あるものとする。
第 12 条 甲は、乙が次の各号のいずれかに該当するときは、乙に対し、委託費の支
払いを停止し、支払った委託費の全部若しくは一部を返還させ、又は契約を解除す
ることができる。
(1) この契約に違反したとき
(2) 著作権法違反等、この受託業務の実施に係る基本的な部分において関係法令
に違反し処罰の対象又は損害賠償の対象となったとき
(3) 税法違反等、公序良俗に違反し、社会通念上、この受託業務を実施すること
がふさわしくないと甲が判断したとき
(4) この受託業務を遂行することが困難であると甲が認めたとき
(5) 乙又は乙の代表役員等、一般役員等若しくは経営に事実上参加し若しくは実
質的に経営を支配している者が、暴力団関係者(暴力団員による不当な行為の
防止等に関する法律第2条第2号に規定する暴力団の関係者をいい、愛媛県暴
力団排除条例第2条第3号に規定する暴力団等を含む。)であると認められる
とき
2 前項の規定によりこの契約が解除された場合において、乙は、受託業務の残務の
整理が完了するまで、甲乙間の協議に基づき、責任を持って処理するものとする。
第 13 条 乙は、この契約に違反し又は故意若しくは重大な過失によって甲に損害を
与えたときは、その損害に相当する金額を損害賠償として甲に支払わなければなら
ない。
2 乙は、受託業務の処理に関し、第三者に損害を与えたときは、乙の責任において
その賠償を行うものとする。
第 14 条 乙は、この契約に関し、次の各号の一に該当するときは、甲が契約の全部
又は一部を解除するか否かにかかわらず、違約金として、甲の指示に基づき、契約
金額(本契約締結後、契約金額の変更があった場合には、変更後の契約金額)の1
00分の10に相当する額を甲が指定する期日までに支払わなければならない。
(1) 公正取引委員会が、乙又は乙の代理人に対し、私的独占の禁止及び公正取引
の確保に関する法律(以下「独占禁止法」という。)第7条又は同法第8条の
2(同法第8条第1項第1号若しくは第2号に該当する行為の場合に限る。)
の規定による排除措置命令を行い、当該排除措置命令又は同法第66条第4項
の規定による当該排除措置命令の全部を取り消す審決が確定したとき
(2) 公正取引委員会が、乙又は乙の代理人に対し、独占禁止法第7条の2第1項
(同法第8条の3において読み替えて準用する場合を含む。)の規定による課
徴金の納付命令を行い、当該納付命令又は同法第66条第4項の規定による当
該納付命令の全部を取り消す審決が確定したとき
(3) 公正取引委員会が、乙又は乙の代理人に対し、独占禁止法第7条の2第13
項又は第16項の規定による課徴金の納付を命じない旨の通知を行ったとき
(4) 乙又は乙の代理人が刑法第96条の3若しくは同法第198条又は独占禁
止法第89条第1項の規定による刑が確定したとき
2 乙は、契約の履行を理由として、前各号の違約金を免れることができない。
3 第1項の規定は、甲に生じた実際の損害の額が違約金の額を超過する場合におい
て、甲がその超過分の損害につき賠償を請求することを妨げない。
第 15 条 乙が前条に規定する違約金を甲の指定する期日までに支払わないときは、
乙は、当該期日を経過した日から支払をする日までの日数に応じ、年5%の割合で
計算した額の遅延利息を甲の指示に基づき支払わなければならない。
第 16 条
る。
この契約書に定めのない事項については、甲乙協議して決定するものとす
この契約成立の証として契約書2通を作成し、甲、乙記名押印の上、甲、乙それぞ
れ1通を保有するものとする。
平成
年
月
日
甲
乙
(所在地)
○○高等技術専門校
校長
印
(所在地)
△△(委託先機関名)
代表者氏名
印
別
表
1
訓練科目及び訓練内容
「OA総務コース」
ワードやエクセルなどのOA関係スキルの習得とともに、実務で必要となる経
理や簿記等のスキルの習得。日常生活、社会生活で必要となる他人とのコミュニ
ケーション能力などの「ソーシャルスキル」を習得する。
(別添標準カリキュラム参照のこと。)
2
訓練期間(委託契約期間)
年
月
日から
※ 標準訓練期間
3
年
6 ヶ月
月
日まで(訓練総日数
日)
訓練人員
人
(別紙名簿)
4
訓練実施場所
5
委託費単価
訓練生1人1ヶ月当たり○○,○○○円(消費税及び地方消費税を含む。)
6
訓練の実施に伴う業務
(1) 訓練受講生の選考における協力
(2) 訓練受講者の出欠席の管理及び指導
・・・・・出席簿(様式1)を作成
(3) 訓練の指導記録の作成(様式2)
・・・・・1月毎に提出
(4) 受講証明書及び訓練・職業訓練受講給付金等に係る事務処理
(5) 訓練受講者の欠席届等に係る各種証明書等の添付の確認及び提出指導
(6) 受講証明書、欠席・遅刻・早退届、添付証明書等の提出(様式3)
・・・・1月毎に提出
(7) 訓練受講生の住所、氏名、金融機関等の変更に係る事務処理
(8) 訓練受講者の中途退校に係る事務処理(様式4)
・・必要に応じて報告
(9) 災害等発生時の連絡
(10) 訓練実施状況の把握及び報告
・・・・必要に応じて報告
(11) 訓練修了時における訓練受講者の就職決定・見込み状況の把握及び報告(様
式5)
・・・・訓練修了後速やかに報告
(12) 訓練修了 1 ヶ月及び 3 ヵ月後の就職状況の把握及び報告(様式5)
(13) その他甲が必要と認める事項
※
7
各様式は任意のものでも可
留意事項
契約書第4条第2項にある「その他団体等が休日とした日」とは原則として次の
とおりとする。
ア 定期的な休校日(週1日程度、月5日まで)
イ お盆等に係る夏季の休校日(8月13日から15日まで 振替え可)
ロ 年末年始に係る休校日(12月29日から1月3日まで)
ニ 創立記念日に係る休校日等
【別紙1】
完 了 報 告 書
1
訓練科名
2
委託契約期間
平成
3
訓練生の能力習得
状況
下記のとおり
訓練生氏名
年
月
日 ∼ 平成
知識・技能習得状況
訓練目標:( 達成 ・ 未達成 )
年
月
日
就職状況
訓練目標:( 達成 ・ 未達成 )
訓練目標:( 達成 ・ 未達成 )
訓練目標:( 達成 ・ 未達成 )
訓練目標:( 達成 ・ 未達成 )
訓練目標:( 達成 ・ 未達成 )
訓練目標:( 達成 ・ 未達成 )
訓練目標:( 達成 ・ 未達成 )
訓練目標:( 達成 ・ 未達成 )
訓練目標:( 達成 ・ 未達成 )
上記委託訓練について、契約書のとおり履行し完了したことを報告します。
平成
年
月
日
所在地
団体名
代表者職氏名
㊞
備考
【別紙2】
委託料部分払請求書
平成
年
月
日
○○○高等技術専門校長 様
所在地
受託者名
代表者職氏名
平成
年
月
日付けで契約を締結した職業訓練(○○○○○コース)に係る委
託料について、委託契約書第6条の規定により、下記のとおり請求します。
記
一金
対象期間:平成
円也
年
月
日∼平成
年
月
日( ヶ月分)
(注)対象期間の出席者名簿(毎月提出分の写)を添付すること。
様式1
出 席 簿
(平成
年
月)
コース
訓練実施日
当月
当月訓
訓練
練時間
日数
曜 日
累計訓
練時間
計画訓練時間
番
号
出席
総受講
受講時間
日数
時間
氏 名
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
(注1)出席して訓練を受講した日の時間数を記入。訓練の無い日は空欄。
上記のとおり出席したことを証明します。
平成 年 月 日
住所
受託者名
代表者名
印
様式2(別表の6(3)関係)
指導記録
月日
指導員名 欠席者数
○月△日 ○○○○
遅刻・早
退者数
訓 練 の 指 導 記 録
個人指導の場合は、指導した訓練生名及び指導内容の概略も
記入すること。特に欠席等の多い者及び素行の悪い者は、明
記し、甲の直接指導を要請すること。
様式3(別表の6(6)関係)
受講証明書、欠席・遅刻・早退届、添付証明書等
氏名
○○○○
提出書類等
欠席届
添 付 証 明 書 等
診断書、領収書等
様式4(別表の6(8)関係)
中途退校に係る報告
退校者名
○○○○
退校日
退校理由
就職のため
病気療養のため
進路変更のため 等
訓練等の実施状況
退校者に関する訓練及び指導の実施状況、能力習
得状況等を記入すること。
様式5
平成○年度 精神障害者委託訓練 修了生名簿
短期課程
訓練コース名:○○コース
訓練期間:平成○年○月○日∼平成○年○月○日(6ヶ月)
実施校:○○高等技術専門校
(訓練終了時点or1ヶ月後or3ヶ月後or6ヶ月後)
委託先機関名:○○○○○○ (住所) ○○市○○○
訓練生氏名
途中退校
修了(繰上終了含む)
うち就職
就業形態等
年齢 性別
雇用
自営・家族従業者
うち関連
うち関連
1 ○○ ○○
30 男
2 ○○ ○○
38 女 ○ ○ ○
その他
進
学
うち関連
未
就
職
未修了
うち就職
訓練受講後の就業条件等(訓練終了時点or1ヵ月or3ヵ月or6ヶ月後)
就職先企業名
左記住所
うち関連
○ ○ ○
雇用形態
関
連
正社員
有
パート
無
業務内容
賃金
(月収等)
500円/h
約4.5万円/月
616円/h
約10万円/月
勤務時間
月・水・金
8:30∼16:30
月∼金
9:00∼16:00
就職日
H○.○.○
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
合計
1
1
1
1
2 名
2 名
1
1
0
0
0
0
0
0
0
0
雇用形態別内訳
正社員
パート
利用者
1
1
0
契約社員 0
派遣社員 0
名
名
名
名
名
訓練終了時点(○ヶ月後)の状況
2 名
就職者(中退就職含む)
うち関連
1 名
別添
個人情報取扱特記事項
(基本的事項)
第1 乙は、個人情報保護の重要性を認識し、この契約による業務の実施に当たっては、個人の権利利
益を侵害することのないよう、個人情報の取扱いを適正に行わなければならない。
(秘密の保持)
第2 乙は、この契約による業務に関して知り得た個人情報をみだりに他に漏らしてはならない。この
契約が終了し、又は解除された後においても、同様とする。
2 乙は、この業務に従事している者に対して、在職中及び退職後において、この契約による業務に関
して知り得た個人情報をみだりに他人に知らせ、又は不当な目的に使用してはならないこと、これに
違反した場合は、愛媛県個人情報保護条例の規定に基づき処罰される場合があることその他個人情報
の保護に必要な事項を周知するものとする。
(収集の制限)
第3 乙は、この契約による業務を行うために個人情報を収集するときは、業務を達成するために必要
な範囲内で、適法かつ公正な手段により行わなければならない。
(適正管理)
第4 乙は、この契約による業務に関して知り得た個人情報の漏えい、滅失及びき損の防止その他の個
人情報の適切な管理のために必要な措置を講じなければならない。
(利用及び提供の制限)
第5 乙は、甲の指示又は承認があるときを除き、この契約による業務に関して知り得た個人情報を契
約の目的以外の目的に利用し、又は提供してはならない。
(複写、複製の禁止)
第6 乙は、この契約による業務を処理するために甲から提供された個人情報が記録された資料等を、
甲の承諾なしに複写し、又は複製してはならない。
(再委託の禁止等)
第7 乙は、この契約による個人情報を取り扱う業務を第三者に委託してはならない。ただし、あらか
じめ甲の書面による承諾を受けたときは、この限りでない。
2 乙は、甲の承諾により第三者に個人情報を取り扱う業務を再委託する場合には、甲が乙に求めた個
人情報の保護に関し必要な措置と同様の措置を当該第三者に求めなければならない。
3 乙が甲の承諾により第三者に個人情報を取り扱う業務を再委託したときは、委託業務に係る当該第
三者の行為は、乙の行為とみなす。
(資料等の返還等)
第8 乙は、この契約による業務を処理するため甲から提供を受けた個人情報が記録された資料等は、
業務完了後直ちに甲に返還するものとする。ただし、甲が別に指示したときは、その指示に従うもの
とする。
2 乙は、この契約による業務を処理するため乙自らが収集し、又は作成した個人情報が記録された資
料等は、業務完了後速やかに、かつ確実に廃棄又は消去するものとする。ただし、甲が別に指示した
ときは、その指示に従うものとする。
(個人情報の運搬)
第9 乙は、この契約による業務を処理するため、又は業務完了後において個人情報が記録された資料
等を運搬するときは、個人情報の漏えい、紛失又は滅失等を防止するため、乙の責任において、確実
な方法により運搬しなければならない。
(実地調査)
第10 甲は、乙がこの契約による業務に関して取り扱う個人情報の管理の状況について、随時実地に調
査することができる。
(指示及び報告等)
第11 甲は、乙がこの契約による業務に関して取り扱う個人情報の適切な管理を確保するため、乙に対
して必要な指示を行い、又は必要な事項の報告若しくは資料の提出を求めることができる。
(事故報告)
第1 2 乙は、この契約に違反する事態が生じ、又は生じるおそれがあることを知ったときは、速やか
に甲に報告し、甲の指示に従うものとする。
(損害賠償)
第13 乙は、その責めに帰すべき事由により、この契約による業務の処理に関し、個人情報の取扱いに
より甲又は第三者に損害を与えたときは、その損害を賠償しなければならない。再委託先の責めに帰
する事由により甲又は第三者に損害を与えたときも同様とする。
(契約の解除)
第14 甲は、乙がこの個人情報取扱特記事項に違反していると認めたときは、この契約の全部又は一部
を解除することができる。
(注)1
2
甲は、愛媛県(実施機関)、乙は受託者をいう。
委託等の事務の実態に即して適宜必要な事項を追加し、又は不要な事項は省略して差し支え
ないものとする。