平成27年度債権回収対策等実行計画 相模原市債権回収対策基本方針に基づき、平成27年度における債権回収対策等実行計画 を策定し、全庁的な取組を着実に実施することにより、基本方針に掲げる目標の達成を図る。 【基本方針目標値】 「平成28年度決算における収入未済額を平成23年度比18億5,000万円削減」 <平成 23 年度 181 億 1,000 万円 → 平成 28 年度 162 億 6,000 万円 ⇒ 18 億 5,000 万円削減> 1 平成26年度の取組と現状 ・市税については、 「市税納付お知らせセンター」による現年度対策、初期滞納者への督励・ 財産調査などの早期着手、差押・公売等の強化により、収入未済額が減少 ・国民健康保険税については、滞納処分を強化することにより収納率、収入未済額のいず れも改善 ・その他の債権については、保育所保育料や住宅使用料など収納状況が改善している債権 がある一方、生活保護費返還金や介護保険料などでは、調定額が増えることにより収入 未済額が引き続き増加する傾向 ・収入未済額合計については、下の図のとおり、前年度に続き減少する見込み ※ 収入未済額の推移 金額(億円) 200 引続き減少 180 181 175 177 167 160 140 182 170 152 140 120 100 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 2 平成27年度取組目標 平成27年度決算における収入未済額の目標を「167億1,400万円」とし、基本 方針における「平成28年度決算における目標値(162億6,000万円)」の達成に向 けて、債権回収対策に取り組む。 (収入未済額:決算額ベース、単位:百万円) 平成26年度 平成27年度 基本方針目標値 決算見込額 目標額 (平成28年度) 区 分 平成26年度 目標額 市 税 5,404 5,100 4,872 4,760 国民健康保険税 10,685 10,171 9,997 9,500 その他の債権 1,799 1,758 1,845 2,000 収入未済額合計 17,888 17,029 16,714 16,260 ※ 下水道事業会計は除く。 1 3 重点的取組 (1) 未収金の発生予防・早期回収に向けた取組 ・口座振替の促進、コンビニ納付などの納付手段の拡充及び導入に向けた検討 ・ 「市税納付お知らせセンター」の業務を拡充し、介護保険料及び後期高齢者医療保険 料についても電話による納付督励を実施(「(仮称)納付お知らせセンター」に改称) ・督促をしてもなお納付しない者に対する文書、電話等での催告や訪問、呼出しによ る直接交渉の積極的な実施(強制・非強制) ・保証人等に対する履行の請求の徹底(非強制) ・納付状況の逐次確認及び早期連絡による分納不履行の防止(強制・非強制) ・納付約束不履行者に対する滞納処分等の早期着手(強制・非強制) ・個人住民税を対象とした特別徴収の推進(市税) (2) 徴収困難案件の債権回収対策等 ・捜索、差押、公売等の滞納処分の強化(強制) ・財産調査及び支払能力がある滞納者に対する差押等の滞納処分の徹底(強制) ・支払督促や訴訟等の法的措置の実施(非強制) ・第3債務者に対する取立訴訟を視野に入れた差押の強化(強制) ・相続する者がないことで回収困難となった案件について、裁判所への相続財産管理 人等の申立てによる債権回収の実施(強制) ・資力、生活状況等を踏まえた滞納処分等の執行停止、履行延期、徴収停止措置等の 適切な適用(強制・非強制) ・回収見込みの無い債権の放棄措置等の早期対応の促進(非強制) (3) 徴収体制強化の取組 ・債権整理の実務指導や研修の充実(強制・非強制) ・徴収専門職員の育成、確保 4 債権移管の取組(新規移管協議予定) 区 分 市 税 件 数 140 (単位:件、百万円) 債権金額 180 移管の考え方 納税課、緑・南各市税事務所の案件のうち、主に 100 万円超の高額困難案件を移管 未処理案件のうち、主に滞納金額上位の案件を移管 国民健康保険税 100 100 国保課で差し押さえた案件のうち、公売により換価 する案件を移管 その他の債権 合 計 500 130 740 410 未処理案件のうち、主に滞納金額上位の案件を移管 2
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