議会特別委員会および地域審議会からの意見に対する市の考え方

議会特別委員会および地域審議会からの意見に対する市の考え方
H27.3.30(月)/資料1
佐賀市支所再編に係る審議会
[ ① 支所に
支所に維持すべき
維持すべき業務
すべき業務について
業務について]
について]
意見内容
市 の 考 え方
◎戸籍に関すること
市民生活部(市民生活課)
議会
出生届、死亡届、婚姻届等並びに埋葬許可証、火葬場使用許可書など戸籍等に関する受付業務は、住
民の利便性を考えて支所に維持すべきである。
諸富
出生届・死亡届については、児童手当・こどもの医療等の諸手続きや埋火葬の許可等に関することも一
連で発生するので、これらの事務も含め支所で取り扱うことを要望する。
大和
日本固有の事務として従前から住民の身近にあるものであり、支所で対応すべき。
本庁と支所で受付を行っている戸籍事務については、当初本庁に集約
する業務として整理していました。
富士
住民にとって最も身近な手続きであり、支所で取り扱うべき。
三瀬
特に死亡時の手続きに関しては急を要するものであり、これまでどおり支所でも受付処理していただき
たい。
しかしながら、議会特別委員会や各地域審議会からの「支所に維持す
べき」という意見を踏まえ、支所で取り扱う業務として残すことも改めて
検討します。
その際には、業務のやり方等についての検討も合わせて行っていきま
す。
川副
特に出生届、死亡届は、行政事務の根幹をなす住民に最も身近な手続きであり、ぜひ支所で取り扱うこ
とを要望する。
東与賀
特に出生届、死亡届は、行政事務の根幹をなす住民に最も身近な手続きである。市民アンケートでも支
所に必要との答えが全体の2番目に多くなっており、本庁に集約されれば住民サービスの低下となるた
め、ぜひ支所で取り扱うことを要望する。
◎印鑑登録証明に関すること
議会
市民生活部(市民生活課)
印鑑登録業務は、当初本庁集約業務として整理していましたが、議会
特別委員会や地域審議会からの意見を踏まえ、改めて検討を行いまし
た。
印鑑登録業務は、住民の利便性を考えると支所に維持すべきである。
その結果、個人の印鑑登録は、住民の利便性を優先し支所で引き続き
取り扱う業務としたいと思います。
富士
・証明書の交付のみが支所業務になっているが、住民にとって身近な手続きであり(登録事務も)支所で
取り扱うべき。
また、地縁団体の印鑑登録証明書については、支所でも交付する方向
・地縁団体の証明については、個人の印鑑登録証明と同様に支所で交付すべき。
で検討したいと思います。
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議会特別委員会および地域審議会からの意見に対する市の考え方
H27.3.30(月)/資料1
佐賀市支所再編に係る審議会
[ ① 支所に
支所に維持すべき
維持すべき業務
すべき業務について
業務について]
について]
意見内容
市 の 考 え方
◎国民健康保険、後期高齢者医療制度、国民年金に関すること
大和
保健福祉部(保険年金課)
国保税の納税相談について、市税(納税課)においては、現在でも本庁
保険制度の税の納税相談については、被保険者が利用しやすいよう支所で対応できるようにすること。
のみで対応しており、同様の取り扱いとすることで、納税者の事情に応
・保険制度に関する相談窓口については、急病時の対応も余儀なくされることから支所に配置すべき。
じたきめ細かな対応が可能になると考えています。
・滞納処分を受けている被保険者の家族等が急病となった場合の対策が不明瞭であり、市民の生命を
守る観点からも支所対応とすべき。
なお、急病等の対応については、相談等は事後でも対応可能ですの
・納税の相談は、住民の身近なところに設置し、納税の機会と意欲を保持するべき。
で、まずは治療を優先していただきたいと思います。
この施設利用証は、提示したら千円の助成が受けられるもので、金券
として交付している施術券とは性質が違うものです。
はりきゅう施設利用証の交付申請の受付・交付等については、高齢者福祉における取り扱い(あん摩・
はり・きゅう施術券の交付は引き続き支所で取り扱う業務)と同様に支所取り扱いとすべき。
本業務は本庁集約と整理していますが、利用実績のある方については
年次更新(申請が無くても自動的に更新)を行っていることに加え、日
曜窓口での受付や新規、再交付ともに郵送での受付も可能としており
ます。
国民年金の請求受付、特に障害年金については様々なケースに対応
する必要があり、また、老齢年金についても添付書類が受給者により
異なるなど、簡易な手続きばかりではなく、支所に残すとした場合、か
えって二度手間をおかけすることにもなりかねません。
富士
国民年金の請求手続きは、市民には大変な作業なので、市民の苦労を少なくするために行き慣れた支
所で手続きできるようにすべき。
また、現在の国民年金の受付については、市役所で受付可能な対象
者は加入状況により制限されており、受付件数は多くはない状況にあり
ます。
以上のことから、当初の案のとおり本庁へ集約するよう考えておりま
す。
三瀬
国民健康保険の資格の取得・喪失に関する手続のうち住民異動に伴うもの以外は本庁等への集約と
なっているが、これまでどおり支所でも受付処理していただきたい。
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国民健康保険の資格の取得・喪失手続きの中で住民異動に伴わない
ものとして、就職・離職によるもの、また、後期高齢者医療においては、
障害認定によるものが想定されますが、保険税(料)や給付要件等が
対象者ごとに異なり、個別の対応が必要になることなどから本庁へ集
約するよう考えております。
議会特別委員会および地域審議会からの意見に対する市の考え方
H27.3.30(月)/資料1
佐賀市支所再編に係る審議会
[ ① 支所に
支所に維持すべき
維持すべき業務
すべき業務について
業務について]
について]
意見内容
市 の 考 え方
◎障がい者福祉に関すること
大和
保健福祉部(障がい福祉課)
障がい者の多くは随行者がいるものと思慮するが、支所の窓口廃止は本庁までの移動時間や交通費
の負担が大きくなり、福祉施策の充実を叫ばれている現状から大きく乖離するもの。このため、障がい者
福祉に関しては、支所における対応を第一に行うべき。
障がい福祉については制度が頻繁に変わっていることや、障がいの特
性に応じた専門職(精神保健福祉士、社会福祉士等)の対応が求めら
れることが多く、マニュアル等で対応できるケースが限定されるため、
本庁集約が必要であると考えております。
なお、障がいの程度や状況により本庁への来庁が困難な場合は、事前
に連絡調整した上で、支所等の最寄の場所へ本庁職員が出向くことで
対応するよう考えております。
富士
東与賀
手帳の記載変更については、手帳は様々な場面でご本人が使用され
各種手帳の記載変更を支所で行うのであれば、障がい者の苦労を少なくするために、同様に手帳の交 るものであり、行政で預かることができません。したがって、住所等の簡
易な記載事項の変更のみ支所業務としております。
付も支所で手続きできるようにすべき。
また、手帳の交付時に様々な障がい福祉サービスの説明を行ない、必
要な申請手続等を受け付けています。来庁者からのお尋ねや相談もそ
の際に多く承っている状況であり、それらに的確かつ迅速に対応するた
めには、幅広い情報や知識が必要であることから、本庁に集約するよう
考えております。
手帳の交付は支所の方が望ましい。
◎高齢者福祉、介護保険、その他福祉に関すること
大和
富士
保健福祉部(高齢福祉課)
交通弱者となりえる高齢者対策については、支所において対応できるようにすること。
・高齢者対策については、対象者が交通弱者であること、さらに高齢化がますます進展する現状では、
サービス利用者の立場に立ち身近な場所での相談、サービスの提供を行うことが高齢者の安心の確保
に繋がるため、支所において対応する必要がある。
・諮問案では、介護保険制度の見直し内容とされる要支援対象者に対する対応が示されず不明確であ
るため、窓口は、より一層対象者に近くて利用しやすい支所が妥当。
高齢者福祉サービスの相談窓口としては、各支所ともに地域包括支援
センター(おたっしゃ本舗)で、現在も受け付けており、今後も継続する
予定です。
要介護認定の要支援者に対する通所及び訪問介護は、地域支援事業
として、佐賀市が実施することになります。サービスの体制について
は、佐賀中部広域連合と検討・協議し、これまでの対応が低下しないよ
住民は高齢化しているので、免許証を返納すると現状の公共交通機関では本庁へ行き来できる住民は うに配慮したいと考えております。
限られてしまう。支所の高齢者福祉機能は手厚く残すべき。
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議会特別委員会および地域審議会からの意見に対する市の考え方
H27.3.30(月)/資料1
佐賀市支所再編に係る審議会
[ ① 支所に
支所に維持すべき
維持すべき業務
すべき業務について
業務について]
について]
意見内容
市 の 考 え方
◎こどもに関すること(母子福祉、児童福祉、学校教育)
諸富
大和
富士
川副
保健福祉部(福祉総務課)
(※再掲)出生届・死亡届については、児童手当・こどもの医療等の諸手続きや埋火葬の許可等に関す 戸籍届出に伴う児童手当及び子どもの医療費助成に関する手続きに
ついては、戸籍届出の受付がなされる同じ場所で受付することが望ま
ることも一連で発生するので、これらの事務も含め支所で取り扱うことを要望する。
しく、支所における戸籍事務の取扱いに沿った対応を検討したいと考え
ております。
事務の効率化の面からも、戸籍と連動する事務については、支所において対応するべき。
児童扶養手当及びひとり親家庭等医療費助成に関する手続きについ
ては、職員による面談等、申請者の様々な状況に応じた判断が必要な
戸籍届出に伴うこどもに関する手続きは、住民にとって最も身近な手続きであり、支所で取り扱うべき。 ことから本庁へ集約するよう考えております。なお、離婚等に伴い、新
たにひとり親になられた方については、関連する制度を含めて手続一
覧を作成し、支所窓口にて配布することで、必要な手続等について周
児童扶養手当及びひとり親家庭等医療費助成に関することは、市民にとって身近な問題であり、少子化 知を行うとともに、引き続き本庁での火曜日延長窓口を実施していきま
対策や子ども相談の窓口として引き続き支所で取り扱っていただきたい。
す。
◎保健に関すること
保健福祉部(健康づくり課)
保健師を集約した場合であっても、保健師の地区担当制を継続し、地
域に密着しながら地域の状況にあった健康づくりに取り組んでいきたい
と考えております。
具体的には、保健師が保健指導を必要とする方や支援を必要とする方
に直接訪問したり、必要に応じて支所等での相談対応を行うなど、市民
に顔の見える形で保健活動を行います。
大和
保健師は支所にも配置し、併せて細やかなサービスを提供すること。
少子化対策は、人口が減少している日本にとって大きな課題となっており、手厚い対応が求められる。
子どもの育児は、保健師をはじめとする行政の力や地域を含めた社会全体で見守ることが重要との考
えを持っているが、提案されている保健師の地区担当制で地域の実情が把握できるものとは考えにく
い。
三瀬
集団検診は、基本的に支所等で取り扱う業務となっているが、電話受付に関しては本庁受付となってい
る。これは、住民の健康に関する重要な業務であり、受診率向上のためにも各地域の実情に応じたきめ また、健診受診の電話受付は本庁対応としておりますが、未受診者へ
の勧奨等は地区の担当保健師が中心となり実施していくこととします。
細やかな対応をお願いしたい。
久保田
今後も、保健師のスキルアップを図りながら、子どもから大人までを対
支所の保健師は、相談業務など地域に密着しており市民の健康増進の観点からも不可欠であり、ぜひ 象に、更には世帯単位でのサポートができるように健康づくりの推進を
支所に存続していただきたい。
図りたいと考えております。
◎環境、ごみ対策、上下水道に関すること
上下水道局 環境部
上下水道異常時の連絡先に関する広報については、支所で取り扱う業
務が決定後、ホームページや市報によるもののほか、あらためて各戸
配布を予定されているガイドブック(仮称)により、市民への周知を行い
たいと考えております。
富士
上下水道の宅地内異常時および公共部分異常時に、どこに連絡すべきかを市民に周知すべき。
川副
ごみ対策や生活環境の保全については、地域住民に密着したものなので、苦情、相談の受け付けにつ ごみ対策、生活環境等に関する苦情、相談を支所にいただいた場合
いては支所での対応も要望する。また、環境パトロール班が南部地域には1班、2人が巡回していると は、速やかに本庁の担当課に繋ぐ体制を整備します。また、速やかな
のことだが、環境パトロール班の拡充を要望する。
現場対応のため、環境パトロール係の体制強化を図ります。
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議会特別委員会および地域審議会からの意見に対する市の考え方
H27.3.30(月)/資料1
佐賀市支所再編に係る審議会
[ ① 支所に
支所に維持すべき
維持すべき業務
すべき業務について
業務について]
について]
意見内容
市 の 考 え方
◎農・林・水産業に関すること
議会
諸富
大和
農林水産部
南北農政事務所の設置場所の検討に当たっては、中山間地の農業の特殊性、農業者等関係者の利便
性、業務の効率性並びに災害時の対応等を踏まえた上で、市民や農業団体等の意見等も聞きながら進
めていただきたい。
諸富地域において農業は基幹産業であり、行政と地元JAとの緊密な連携のもと各種事業に取り組んで
きた。さらに台風や大雨の時は、産業振興課が中心となり水門の管理並びに樋門の操作を的確に行っ
てもらうことで水害の発生予防が図られている。従って、これまでどおり行政と地元JAとの連携による農
業振興、及び防災の観点から緊急対応が維持されるよう、農政事務所は諸富支所に設置していただくこ 当初、農業分野についても本庁集約を基本に事務事業の整理を行った
ところですが、
とを要望する。
・農業政策は、「産業政策」のみならず、「国土保全や環境政策」、「地
域政策」も担っており、その推進にあたっては、地域とのより緊密な連
北部農政事務所の所在については、A案〔大和支所〕とする。
携が必要であること。
①B案〔富士支所内〕の設置理由とされている中山間地域等直接支払制度も、幅広い農政事務のなか ・人口減少や農用地の維持管理は喫緊の課題であり、国・県等の施策
の一部の業務となっており、その他の山間部特有の業務となっているイノシシ等の有害鳥獣対策も、多 を有効に活用・推進していくには、より身近な場所からの行政支援が望
面的支払交付金や猟友会との相互連携を図り対応されている。つまり、他の事業との連携を図り対応す ましいこと。
ることで地域活動や営農活動を支援する考えであるため、B案よりもA案が妥当である。
などの視点から協議した結果、南北に1ヵ所ずつ農政事務所を設置す
②中山間地域等直接支払制度の対象地区は、富士35地区、三瀬17地区に対し、大和にも26地区存在 ることとし、その設置場所についてはA案とB案の2案を提示しました。
しており、佐賀市北部全域における農政の進展を考えた場合、A案である大和地区も含めた振興策の
検討が効率的である。
しかしながら、地域審議会でのご意見や答申内容からは、
③農政事務の多くは、農業者数、農地面積及び作付品目数等により、申請・相談などの事務件数が影 ・農業は佐賀市の基幹産業であり、農地は後世へと確実に引き継いで
響を受けている。このため、農政事務所の対象エリアをB案とすると、大和地区の農業事務の所管は本 いかなければならないという切実な思いと強い使命感
庁となり、週や日ごとに複数回という来庁機会が多い農業者にとっては、待ち時間の増加等の懸念があ ・長年、農家、JA、市が連携・協力してきた経緯を踏まえ、身近な支所
り、距離等の面からも効率的な事務を執り行えるA案が妥当である。
に農政機能が無くなることへの市民の強い不安感
④近年、大和支所産業振興課には、金立・久保泉地区を始め、高木瀬・鍋島地区からも本庁・支所の区 ・産業振興課がなくなることでの、防災対策機能や農繁期における用・
分無く共通的に対応できる事務に対しては来庁者が多く、全体の16%を占めている。これは、合併によ 排水対策、農地の多面的機能の維持への懸念
る新たな効果の現われでもある。こうした面からもA案の大和支所に農政事務所を配置することが、大 などの意見等を、7地域から一様に聞かせて頂き、このことについて
和地区のみならず、多くの農業者にとって利便性が高いものとなる。
は、農林水産部としても真摯に受け止めています。
⑤佐賀市北部は、旧佐賀郡であった旧大和町、旧富士町と国道263号の開通に伴い生活圏を同じにす
る旧三瀬村が一体となって住民の生活環境の保全と地域振興を図っていくことが重要である。農政事務 業務の効率性を重視し、農政事務所を設置することとしてA・B案を提
所をA案の大和支所とした場合、富士・三瀬地区の農業者の利便性についても検討を行ったが、特に、 案しておりましたが、議会特別委員会や各地域審議会からの意見を踏
三瀬地区の農業者の利便性を考慮した場合、通院や買い物など多目的な活用が図られ、多様性の面 まえ、引き続き支所に担当者を残すことについても再度検討したいと考
で大きくB案との違いがある。また、このメリットは、富士町の農業者にとっても、同様な効果が生じる。支 えております。
所や農政事務所といった行政機関の存在は、中心市街地における施策と同様に、佐賀市北部において
も同じ効果が見出されることになり、A案はそういったまちづくりの考えにも合致したものである。そのた
め、A案をベースに富士・三瀬地区の農業者対策を検討することが、佐賀市北部の真の振興となる。
⑥佐賀市北部の振興には、農政事務所と建設事務所が連携して取り組まれることが必要と思われる
が、今回、諮問されている案を検証した場合、A案は対象エリアが同一となっているが、B案では違いが
生じている。このことは、施策の実行段階で大きな障壁となる可能性も高く、対象エリアの整合性が取れ
ているA案が明らかに優れている。
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議会特別委員会および地域審議会からの意見に対する市の考え方
H27.3.30(月)/資料1
佐賀市支所再編に係る審議会
[ ① 支所に
支所に維持すべき
維持すべき業務
すべき業務について
業務について]
について]
意見内容
大和
富士
三瀬
市 の 考 え方
北部建設事務所を大和支所内に移転させるべき。
北部建設事務所は、当初の設置理由である嘉瀬川ダム関連工事がほぼ終了し、現在の業務としては大
和管内の補修工事が約8割を占めている。つまり「事業が多い場所に設置する」という設置された時の
理由は、現在設置されている富士町にはなく大和町にあることになる。こうした面から住民アクセスが容
易であり、現場視察などの事務の効率も図られる。
また、防災面等を意識した地域間バランスについても、気象警報等の発令に準拠し、対応方法をルール
化することで、北部建設事務所及び北部農政事務所から職員を各地区に派遣することで、これまでと同
様な効果を上げることが可能である。
・農林観光業が基幹産業であるため、これまで産業振興課が果たしていた役割は非常に重要である。こ
れまでどおり支所に中山間地農政事務を所管する部署がなければ振興は難しい。
・農政事務所として整理するのであれば富士支所に北部農政事務所を設置していただきたい。
富士町は積雪対応と土砂災害が多いので、市民の安全確保のために北部建設事務所の機能は引き続
き必要と判断する。
・観光と農業は三瀬の基幹産業であり、観光に関する業務については支所再編(案)で触れられていな
いが、特に農政に関しては地域振興の柱であり、地域との密接な連携が必要であることから、これまで
どおり支所に係を置いて業務を取り扱っていただきたい。
・市が示した支所再編(案)は、村民にとって苦渋の選択であるが、支所内にその事務を担当する係を設
置されることを前提とし、北部農政事務所の大和支所設置については、容認せざるを得ない。
・またその場合、大和町松梅地区以北は、中山間地農業という特性があることから、農政事務所内に中
山間地域の農業を担当する部署を設けていただきたい。
富士支所に設置してある建設事務所も同じ大和支所内に設置し、住民が一つの所で用事が済むように
考えていただきたい。このことは、市が求めている効率化という観点からも望ましい形である。
川副
川副南部地区には農水産業を中心とした部署を充実していく必要があると考えており、如何に地域のた
めに維持していくかが重要であるので、川副支所内に農政事務所を置くことは良いことであり、ぜひ進め
てもらいたい。
東与賀
・東与賀地域にとって農業は基幹産業であり、地元JA支所とも密接なつながりがある。また、当地域に
おける風水害発生時や農繁期における用排水対策には、河川等の水位の状況に応じた専門的な樋門
操作や排水機場の操作が急務であり、産業振興課が果たしている役割は非常に重要である。このた
め、財政状況が厳しくなることは理解しているが、これまでどおり支所に農政事務を所管する部署を設置
していただきたい。
・農政事務所を設置するとした場合、旧佐賀市を含む南部地域の中間的な場所に位置し、建設事務所
のある地区に農政事務所があると、住民に対しても、また緊急時においても迅速な対応ができ、利便性
が高いので当町に設置していただきたい。
・農家のニーズに迅速に対応するためには、1箇所のみの農政事務所による予約や巡回では迅速性や
利便性に欠けるので、南部(東与賀と川副)の2箇所に設置いただきたい。
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議会特別委員会および地域審議会からの意見に対する市の考え方
H27.3.30(月)/資料1
佐賀市支所再編に係る審議会
[ ① 支所に
支所に維持すべき
維持すべき業務
すべき業務について
業務について]
について]
意見内容
久保田
市 の 考 え方
久保田地区にとって農業は基幹産業であり、地元のJA支所とも密接なつながりがある。また、この地域
は風水害発生時や農繁期の用排水対策には、河川の水位の状況に応じた専門的な樋門操作や排水機
場の稼動が急務である。このように、これまで産業振興課が果たしていた役割は非常に重要であること
から、支所再編後の業務実施にあたっては、これまでどおりに十分配慮し最大限の対応に努められた
い。
◎地域振興に関すること
議会
久保田
富士
三瀬
企画調整部(行政管理課)
地域振興業務については、合併前からの流れで各団体の事務局的な機能を支所が担っている部分もあ
るが、まちづくり自治基本条例の理念を踏まえ、できるだけ各団体による自立した運営という方向性を示
し、行政としてもそれをしっかりとサポートしていくべきである。これについては、公民館体制の見直し等
も含めて支所機能及び公民館機能のあり方を整理しながら議論を進めるべきであるが、移行に関して
は地域住民や各団体等の不安、憂慮もあるため、段階的、緩やかに行っていくべきである。
地域団体の支援については、H26年4月に施行した「佐賀市まちづくり
自治基本条例」の理念を踏まえ、できる限り各団体による自立した運営
をお願いしたいと考えております。ただし、地域によって行政との関わり
方に差がある現状を踏まえ、現行の対応を継続しつつ団体の自立の促
進へ向けた支援も行ってまいります。
地域振興業務等の地域団体への支援は、当面は現行の対応を継続していくこととされているが、各団
体による自立した運営がなされるまでの間、支所の存続を要望する。
地域振興に関する機能は引き続き支所で取り扱うこととしております。
しかしながら、富士や三瀬においては、農林業や観光に対して地域振
興というイメージを持たれていたり、諸富ではコニュニティの拠点として
の公民館を重要視されていたりと、地域振興の捉え方は旧町村ごとに
様々です。このようなことから、それぞれの支所における地域振興業務
は、それぞれの地域の特性を反映したものになってくると考えておりま
三瀬村は、福岡都市圏に隣接する有利な立地条件に恵まれた佐賀市の玄関口である。村民にとっての
す。
地域振興は、名勝地やイベント開催等ばかりではなく、地域の資源を活かした農業施策や観光施策と
いった業務を伴うことである。それらをどのように結びつけ、どのようにしたら地域が発展していくのか
振興策の検討や実施にあたっては、支所のみで完結するものではな
が、重要なポイントとなる。今後も時代に合った地域が進むべき方向性を住民と一緒に考えていただくこ
く、本庁の担当部署との連携のもと進めていく必要があることから、本
とで、今ある資源を見直し新たな試みにチャレンジすることも必要になってくる。そういったことから、三瀬
庁及び支所ともに、十分に機能が発揮できる体制を今後検討してまい
支所に地域振興専任の担当者を置いていただきたい。
ります。
富士地区には温泉もダムもあり、観光は農業林業と同様に重要な産業である。農林観光業が相互に連
携し、新たな振興策の企画・立案・実施ができる部署を支所に設置し、北部中山間地域一帯の農林観光
業の振興を図っていただきたい。また、現状の地域振興業務を引き続き行うと言う以上、それが可能な
人員を配置すべき。
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議会特別委員会および地域審議会からの意見に対する市の考え方
H27.3.30(月)/資料1
佐賀市支所再編に係る審議会
[ ① 支所に
支所に維持すべき
維持すべき業務
すべき業務について
業務について]
について]
意見内容
市 の 考 え方
◎防災に関すること
諸富
川副
総務部(人事課・消防防災課)
諸富地区は、その殆どが海抜4メートル前後の低平地となっており、また地区内を筑後川が流れている
という地形となっている。最近では佐賀平野においても、異常気象が原因と思われる集中豪雨が度々発
生し、地区内の河川や水路は瞬く間に水位が上昇する。また、過去には筑後川沿いの区域で台風によ
る高潮の被害も発生しており、またいつ大規模な水害が発生しても不思議ではない状況にある。このよ 支所管内における災害対応については、災害警戒体制までは支所職
うなことから、水害の予防並びに水害発生時に迅速で的確な初動対応ができるよう、地元の事情に精通 員や南北事務所職員による対応を想定しております。さらに災害が拡
大する場合は、本庁からの支援を行うことにしています。
した職員の配置を要望する。
本庁からの支援を行う際は、可能な限り地域在住職員や支所(旧役
・市民の関心が高まっている中、気候の変動などにより佐賀市でも台風、集中豪雨、竜巻など自然災害 場)出身職員の配備を検討しますが、あわせて支所に配置する職員に
の発生が懸念されている。特に、佐賀市南部の有明海沿岸地域は、これまでも台風による高潮などの 対して、地理的状況や災害時に関する研修を実施していきたいと考え
水害の危険にさらされてきた。支所再編となれば、市職員だけでの対応は難しいと思われるので、災害 ております。
を軽減するために地元の消防団や職員以外への委託等を考慮すべき。
・現在は自主避難などの呼びかけに対応するため、防災行政無線の戸別受信機が全戸に配布されてい 第三者への委託等については、排水機場・排水ポンプの操作や道路冠
水対応などは、関係団体や業者への委託の検討を行う予定です。
るが、将来的にも防災行政無線の屋外拡声子局だけでなく各戸への配備を要望する。
東与賀
最近の異常気象を考えてみると、防災については、その地域を熟知し予知し対応能力のある人材の配
置が重要。
久保田
久保田地区は、海岸堤防の脆弱化等で多くの住民が治水対策には不安を抱いている。特に災害発生
時の初動体制は迅速で的確な対応が必要になることから、支所再編にあたっては地域のことを熟知し
た経験豊富な職員の配置を要望する。
8
戸別受信機については、現在のところ、防災行政無線の更新を平成30
年を目処に行うこととしています。その際、防災行政無線の屋外拡声子
局に加え、防災ラジオでの対応を計画しております。
議会特別委員会および地域審議会からの意見に対する市の考え方
H27.3.30(月)/資料1
佐賀市支所再編に係る審議会
[ ② 附帯意見等]
附帯意見等]
意見内容
市 の 考 え方
◎総合相談窓口等の設置、「取り次ぎ」、「出張窓口」の実施について
議会
諸富
三瀬
川副
東与賀
久保田
企画調整部(行政管理課) 市民生活部(納税課)
障がい者福祉に関する業務並びに高齢者福祉に関する業務に関しては、容易に本庁まで行けない
人も対象者であるため、本庁に集約する業務についても、必要に応じて本庁職員が支所や自宅に出
向いて対応したりICTを活用したりするなどにより、きめ細かな対応をして利便性を保っていただきた
い。
前提として、いわゆる社会的弱者(高齢者、障がい者、妊産婦など)へのより一層の配慮を求める。そ
の具体策として以下の点を提案する。
・可能な限り支所における「取次ぎ」や、職員による「出張窓口」などの実施
・どの分野においても一次的に問い合わせや相談を受け付け、所管課へのパイプ役を果たす「よろず
相談窓口」の設置、住民サービスの「専門相談員」の配置
・どのような内容でも、一次的に問合せや相談を受け付けていただき、担当部署への的確な取次ぎ、
パイプ役を果たすような相談窓口を設置していただきたい。
・高齢者や障がい者等の社会的弱者への配慮の観点から、可能な限り本庁から支所に出向いての
相談、受付等を実施していただきたい。そのためには、本庁支所内の縦横の連絡、連携を十分に取り
ながら、相談者がたらい回しにならないように、柔軟な適切な応対のシステムを構築していただきた
い。
◆取り次ぎについて
支所窓口における書類等の取り次ぎに関しては、可能な限り実施していく
ように考えております。しかしながら、安易に取り次ぎを行うことで、かえっ
て住民の皆様に二度手間をおかけするおそれのある業務については、本
庁へ直接来庁をいただき、手続きしていただく方が正確で迅速な対応が
できるものと考えております。
【取り次ぎが困難な事例】
・申請者によって、書類の受理の可否判断が求められる場合や、添付す
る書類が異なるなどケースbyケースでの判断が必要となるもの(国民健康
保険の保険給付に関する手続きなど)
・手続きの際に、詳しい制度の説明が必要となるもの(身体障害者手帳の
交付など)
◆総合相談窓口について
現在は市民サービス課に窓口係や税務係、保健福祉課では社会福祉係や保険年金係などがあるが 総合相談窓口、いわゆる「よろず相談窓口」の設置について、再編後、一
定期間は窓口における混乱も予想されるため、タブレット等を活用し、一
支所再編後は総合窓口的なものを設置してもらいたい。
次的に相談を受け付けられるような仕組みを検討します。
可能な限り支所における取り次ぎや職員による出張窓口など、曜日を決め定期的に対応するなど個
人負担が重くならないように配慮し、実施していただきたい。今まで支所で対応できていたことが本庁 ◆出張窓口について
まで行かなければならなくなると、交通手段として個人負担が増えることになる。特に障がい者につい 市県民税の申告受付など、一定期間に集中する手続きについては、支所
等に臨時の受付窓口を設置することとします。また、障がい者福祉や生活
ては、本庁まで行くのは本人や家族も労力がかかるため配慮すべきである。
保護に関する相談など、相談者が本庁まで来ることが著しく困難な場合に
・高齢者や障がい者等の社会的弱者への配慮の観点から、可能な限り支所における取り次ぎや職員 は、事前に日時と場所を調整させていただき、本庁から専門の相談員が
による出張窓口などを実施していただきたい。
出張することとします。
・どの分野においても一次的に問い合わせや相談を受け付け、所管課へのパイプ役を果たす「よろず
相談窓口」を設置していただきたい。
市税(国保を除く)については、当初は各支所でも納税相談を受け付けて
おりましたが、業務を、より公平・効率的に行うため、平成18年4月から本
庁納税課に集約しております。その結果、納税者の実情に応じたきめ細
かな対応が可能となり、収納率の向上にもつながっているものと考えてお
ります。
大和
納税相談窓口の設置
本来、納税の相談は、住民の身近なところに設置し納税の機会と納税意欲を保持するべきである。納
税者への対応は、国民の義務を担保するうえでも尊重されるべきであり、十分な対応を要望する。
なお、本庁では、毎月第1日曜日に日曜納税相談、毎週火曜日は19時ま
での夜間延長窓口を開設し、利便性の向上に努めております。支所に相
談に来られた場合は、支所職員から本庁職員へ電話を取り次ぎ、電話を
介して、本人との納税相談を受けている状況です。このようなことから、納
税相談は引き続き本庁にて対応するよう考えております。
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議会特別委員会および地域審議会からの意見に対する市の考え方
H27.3.30(月)/資料1
佐賀市支所再編に係る審議会
[ ② 附帯意見等]
附帯意見等]
意見内容
市 の 考 え方
◎機能の拠点化
企画調整部(行政管理課)
高齢者福祉や障がい者福祉については、幅広いサービスや制度に関す
る知識が必要とされることから、本庁に集約した方が、かえってサービス
の向上につながるものと考えております。
大和
事務の効率化の面から「北部福祉事務所」の設置についても検討いただきたい。元来、旧大和町は
「福祉のまち」として県内はもとより、全国にその名を知らしめていた。今回の福祉に関する諮問案
は、少子高齢化が叫ばれている状況のなかで、事務の効率化を求め、サービスの提供を受ける住民
の実態を無視されており、大和住民は福祉施策について大きな不安を抱くことになる。北部福祉事務
所を新たに設立することにより、佐賀市北部に住まわれる交通弱者の方々への対策ともなり、住民の
不安も解消できることになるものと思われる。
ただし、本庁まで来ることが困難な交通弱者対策として、介護サービスに
おいては、各支所等に設置しているおたっしゃ本舗での相談が可能であ
り、また、障がい者福祉については、事前に連絡いただければ、各支所等
に本庁の相談員が出張するように考えているところです。
このようなことから、福祉部門に関して拠点化した事務所を設置すること
は、現在のところ考えておりません。
富士
業務集約が避けられないのであれば窓口業務を集約した北の拠点を求めたい。
◎交通手段の確保について
富士
三瀬
窓口業務に関しては、比較的取り扱い件数が多く、住民に密着した手続き
は各支所で取り扱い、審査が必要な手続きなど、住民の皆様に二度手間
をおかけするおそれのある業務等は、本庁1箇所に集約化する方が最も
効果的であると考えております。
企画調整部(企画政策課)
(窓口業務を集約した北の拠点が困難であれば、)山間部の者が本庁での手続きに日中全てを費や 富士地区においては、現在運行している昭和バス路線の維持に努めると
さないで済むように、本庁への交通手段を確保するべき。
ともに、市街地方面への利便性向上を図るために、昭和自動車(株)との
協議も行いたいと考えております。
支所再編(案)において、従来支所で取り扱っていた業務が今後は本庁等へ集約するという業務が多
くある。三瀬村は、昼間、村外への公共交通の便が少ないという地域の課題があり、自家用車の運転
ができない高齢者や障がい者等交通弱者への配慮の観点から、可能な限り引き続き支所で業務を
取り扱っていただきたいと思うが、検討の結果で本庁等へ集約するということになれば、三瀬地区公
共交通検討会議の意見を踏まえて、村民誰でも安心して利用できる公共交通の確保を確実に実施し
ていただきたい。なお、時代に合った公共交通のあり方とするため、必要に応じて見直しをしていただ
きたい。
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三瀬地区においては、三瀬地区公共交通検討会議の議論を踏まえて見
直しを行うこととしております。現在、平日3便運行している昭和バス三反
田線からの増便を図るため、平成27年10月から、新たにコミュニティバス
の導入を予定しています。
今後も、住民ニーズや利用実績等を踏まえて、必要な見直しを図りたいと
考えております。
議会特別委員会および地域審議会からの意見に対する市の考え方
H27.3.30(月)/資料1
佐賀市支所再編に係る審議会
[ ② 附帯意見等]
附帯意見等]
意見内容
市 の 考 え方
◎公民館、地域コニュニティについて
社会教育部(社会教育課) 市民生活部(協働推進課)
公民館は地域住民の学習拠点としてだけではなく、地域活動の拠点とし
て、また、公民館職員にあってはサポート役としての機能が求められてい
ます。
諸富
「自助」「共助」の地域づくりの重要性がいわれる中、地域活動の拠点としての公民館の役割はますま このことを踏まえ、公民館の運営体制については、原則公民館への一本
す高まると思われる。そのためにもその機能が十分に発揮されるよう、早急に組織体制および設備の 化、また、館長と職員2人の3人体制を目指すこととしています。なお、実施
整備を要望する。
時期は、市として検討に着手しております本庁及び支所の機能のあり方
検討の進捗に合わせたいと考えています。
また、設備の整備については、可能な範囲で施設の運用を含め利用者の
利便性を考慮したいと考えています。
三瀬
三瀬村は、地域ビジョンを作り、村のあるべき姿に向かった取組が必要となる。人口が減少することで
「まちづくり協議会」を設立・運営する過程において、地域が主体となり自
コミュニティ作りの基となる各種団体の弱体はいなめないので、自立する地域の構築を目指す観点か
立した地域の構築のための行政支援を行っており、その中で役割分担を
ら行政支援を強く求めたい。 そのためには、佐賀市まちづくり自治基本条例の基本理念を尊重し、
協議しながら支援体制の構築に努めているところです。
地域も行政も協働の力を発揮できる体制の確立が望まれる。
◎市民への周知広報
企画調整部(行政管理課)
川副
支所で取扱う業務等について、市民が見て分かりやすいガイドブックのような冊子を作成し、市民へ
の事前のPR・周知を徹底して行ってもらいたい。
東与賀
ハンドブックを作るのであれば、できるだけ分かりやすく簡単なものにすべきである。また、手続きが
支所か本庁か分からない場合が出てくると思うので、「総合案内」の明記が必要である。
◎職員について
諸富
大和
富士
支所の再編にあたって、これまでの支所の手続きがどう変わるのかを分
かりやすくまとめたガイドブックの作成を予定しております。
ご指摘のように、市民の皆様がみて分かりやすいものになるよう心掛けて
まいります。
また手続きの場所が不明な場合の、問い合わせ窓口もあわせて明記する
よう考えております。
総務部(人事課)
支所の人員については、総数ありきではなく、業務量に応じた適正な人員と地元の事情に精通した職
員の配置が必要不可欠。
大和支所には、住民票の交付、税の申告、福祉サービスの申請をはじめとして、近隣の金立地区・久
保泉地区・高木瀬地区・鍋島地区等からの来客数がかなり多い状況となっている。この点は明らかに
他の支所とは違う状況であり、支所再編時の職員配置に関しては十分に配慮されるよう強く要望す
る。
職員の配置にあたっては、行政の置かれた状況を踏まえて適正な人員
配置に努めます。また、必要に応じて組織の見直しを行うとともに、引き続
行政の業務を総合的に理解している職員を育成すべき。
き職員の人材育成を図ってまいります。
三瀬
住民と行政との協働の力が発揮できるような行政組織の見直しと日常の職員の意識訓練の強化を求
めたい。
川副
福祉関係では、今後の高齢化社会に対応するため、専門的知識を持った職員を配置し市民の相談に
のってもらいたい。
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議会特別委員会および地域審議会からの意見に対する市の考え方
H27.3.30(月)/資料1
佐賀市支所再編に係る審議会
[ ② 附帯意見等]
附帯意見等]
意見内容
市 の 考 え方
◎本庁について
諸富
企画調整部(行政管理課)
当然ながら、支所の再編だけではなく、市組織全体として、より効果的・効
率的な組織体制となるよう改革・改善を進めてまいります。
支所の再編と並行し、本庁の業務改革も同時に推進すべき。
また、混雑緩和策として、北庁舎の増築に伴い1階フロアの改修を予定し
ており、より分かりやすく使いやすい窓口となるよう検討を進めておりま
す。
富士
(窓口業務を集約した北の拠点設置が困難であれば、)
・本庁窓口の混雑緩和策を構ずべき。
・本庁の機構改革を同時に進めて市役所を再編し、地域住民にとって身近な支所にすべき。
・本庁駐車場を拡張・増設して混雑を緩和し、来庁者への便宜を図るべき。
◎再編実施後の検証、見直し
諸富
大和
富士
三瀬
駐車場については、現在でも申告期間中や転入・転出が集中する3月下
旬から4月初旬を除くと、比較的、駐車スペースに余裕がある状況です。
今後の利用状況を見ながら、駐車場の拡張の必要性について検討してい
きます。
企画調整部(行政管理課)
諸富地域審議会は、平成27年3月31日をもってその任を終わることになっているが、地域審議会に代
わる組織の設立の検討とともに、再編から1年を目途に本庁・支所の業務のあり方について支障が生
じていないか検証をする機会を是非設けることを要望する。
市の組織については、毎年度、法律や制度改正などの環境の変化に加
え、住民ニーズの変化に応じて必要な改編を行っております。
大和地域審議会は、平成27年3月31日をもってその任を終えることになっている。今回の支所再編が
住民にどのような影響を与えていくことになるのか、市には絶えず利用者の立場にたった目配り、気 支所についても、問題点や改善が必要な点が判明すれば、その都度改善
配り、心配りをお願いするものである。その上で、3年程度を目処に検証を行い、再度、見直しが必要 していく必要があると考えております。
であれば、その実情に即した改正を行っていただくよう要望する。
このようなことから、期間を決めた検証を行うことは考えておりませんが、
再編後3年を目途に、支所再編の検証を行うべき。
ご指摘やご要望については、随時受け付けをさせていただき、見直しの参
考とさせていただきます。
支所再編後にも一定期間を定め再編の検証を行い、住民の声を基礎とした見直しに努めていただき
たい。
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議会特別委員会および地域審議会からの意見に対する市の考え方
H27.3.30(月)/資料1
佐賀市支所再編に係る審議会
[ ② 附帯意見等]
附帯意見等]
意見内容
市 の 考 え方
◎地域審議会の任期満了後について
市民生活部(協働推進課)
諸富
(※再掲)諸富地域審議会は、平成27年3月31日をもってその任を終わることになっているが、地域審
議会に代わる組織の設立の検討を要望する。
富士
地域審議会解散後、富士地域の意見を市政に反映できるよう諮問機関を設置すべき。
地域審議会は合併協議により設立期限を10年とされており、期間満了を
持って、その任を終わることとしております。
三瀬
平成27年3月をもって、地域審議会が終了する。そのため、その新しい代替組織(仮名『村づくり協議
会』)が必要になる。その主旨としては、
①三瀬村地域全体の将来ビジョンの構築とあらゆる分野を含む地域振興事業の具体的な作案・決
定・実践・継続を目的とする。
②中山間地域特有の諸問題、例えば高齢化の激化(高齢化率34.5%以上)、人口の激減(直近10年
間で約200人減)、市街地への交通手段弱体化のなどのハンデを地域住民が自身のこととして主体的
に考え、行動して乗り越えていく。
③三瀬村のふるさと創生基金などの活用方法・決定・施行を推進する。
その方向性として重要なことは、地域の未来は自分たち自身のことだという問題意識を深く受けとめ、
継続し実行していけるかにある。行政に頼らない自立した事務局、やる気に満ちた住民に任せる。充
て職などは最大限排除していく。そのため、活力に満ちた自治の実践のため必要とされる運営資金
や助言指導については、応分の支援を行政にも求めていきたい。
◎その他
今後の地域振興にかかる当該地域の意見については、地域コミュニティ
事業における「まちづくり協議会」において、地域の方向性を地域住民で
協議した「地域計画(夢プラン)」を基本として推進し、その中で、行政支援
のあり方やその具体的内容を検討します。
そのため、地域審議会が有していた地域意見の集約及び行政との連携に
ついては、「まちづくり協議会」に担っていただきたいと考えております。
企画調整部(行政管理課)
大和
建設事務所と農政事務所における北部エリアの考え方は、それぞれの業
北部建設事務所や北部農政事務所と言いながらも、名称と対象エリアが一致しない考えも一部示さ
務の性質に応じた区域分けを行っているところです。振興策に関しては、
れたところである。市として、佐賀市北部地域をどのようにエリア分けを行い、今後、振興していく考え
それぞれの地域の特性に応じた対応が必要になるものと考えておりま
か示していただきたい。
す。
富士
・支所再編案は地方創生に反している。もっと支所地域に住みたくなる再編をすべきである。
・地域住民にとって身近な支所にすべき。
地方創生に関しては、市全体で取り組む問題であり、様々な要素が関係
してまいります。このため、市でも関係部署が連携して今後の対策を検討
しているところです。支所についても、機能と体制は縮小することとしてお
りますが、地域の拠り所としての支所の役割は引き続き残るものと考えて
おります。
三瀬
・支所管内における災害対応のイメージが示された。災害初動体制の重要性を謳われているが、要と
なる情報の公開が不十分である。市民の生命財産を守るための施策は速やかに公開を求めたい。
・人口減少等の要因でさらに支所機能の見直しがあったとしても、支所の存続は、村民総意として強く
求める。
ご指摘のとおり、行政と住民との情報の共有は非常に重要なことであると
認識しております。防災備蓄倉庫の設置場所が住民に周知されていな
かったことなど、反省点を踏まえ、個人情報保護に配慮しつつ、迅速で確
実な情報の公開に努めてまいります。
川副
支所再編後の支所内の名称を単に総務課、市民サービス課などではなく、業務に特化した名称にす 支所の組織体制については、今後検討を進めてまいりますが、ご指摘の
るなどの工夫が必要である。
とおり分かりやすい名称となるよう配慮します。
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議会特別委員会および地域審議会からの意見に対する市の考え方
H27.3.30(月)/資料1
佐賀市支所再編に係る審議会
[ ② 附帯意見等]
附帯意見等]
意見内容
市 の 考 え方
東与賀
現在でも、支所の空き室については、貸し出しを行っているところですが、
支所の設備を放置すれば荒廃し、メンテナンス費用は膨大なものになる。そのため、空き部屋の用途
今後は、施設のセキュリティに配慮しつつ、民間への貸し出しについても
も検討されているようだが、支所としての機能は引き続き利活用すべきである。
検討を進める予定です。
久保田
市民からの依頼や苦情等による緊急性の高い現場での対応にあたっては、これまでどおりに遅滞な ご指摘のとおり、緊急性の高い現場での対応については、今後も引き続
く迅速で可能な限り市民の要望が十分反映されるよう配慮されたい。
き住民の皆様に配慮した対応を行ってまいります。
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