【別添資料3】平成27年度くしろ応援ファンド事業について 【PDF

別添資料3
平成 27 年度くしろ応援ファンド事業について
1 目的
釧路市内はもとより全国各地の方々から、釧路市内の企業等(以下、「市内企業等」という。)
が取り組む、地域資源を活用した釧路の価値を高める事業への応援資金を小口出資により集
める仕組みを設け、産学金官が一体となって、この仕組みを活用する事業(以下、「応援ファン
ド活用事業」という。)を支援する。
この仕組みを通じて、出資者である応援者がファンとなることで、完成した商品・サービスに
対するファンの増加、ファンが知人へ紹介することによる販路の拡大、そしてファンの声による
商品・サービスの磨き上げ、補助金や融資に依存しない資金調達が本事業の目的である。
ひいては、政策プランで掲げる移出(「外から稼ぐ」)の拡大、域内循環の推進を通して、釧路
市の自立的発展に寄与するものである。
2 事業内容
【図 1 参照】
① 市内企業等が取り組む、釧路の地域資源を活用した事業ごとに応援する。
② 釧路市内・全国各地の方々に対し、応援ファンド活用事業を応援するための資金の提供をお
願いする。(くしろ応援ファンド事業(以下、「応援ファンド事業」という。)の円滑な実施を支援
する事業者(以下、「ファンド仲介業者」という。)がファンドを組成し、小口出資を募る。)
③ 応援者は、分配金に加え、応援により完成した商品・サービスを特典として受け取ることがで
きる。
④ 応援者からは、商品の購入・知人への紹介・磨き上げといった資金提供以外にも協力をいた
だく。
⑤ 応援ファンド活用事業を市内企業等から募集し、「(仮称)くしろ応援事業選定委員会」の審査
に基づき選定する。
⑥ 応援ファンド事業の推進にあたっては、応援ファンド事業の活用を希望する事業(以下、「応
援ファンド活用希望事業」という。)の発掘、事業計画策定サポート、(仮称)くしろ応援事業選
定員会、制度設計、ファンド組成時サポート、ファンド組成費用軽減支援、販路開拓サポート
など、地元釧路(産学金官)が一体となって取り組む。
1
【図 1】 くしろ応援ファンド スキーム
市内企業等が取り組む事業を応援する資金を、全国各地から集める仕組み!
商品・サービスの購入、知人への紹介、磨き上げに協力
釧路市内
の企業 等
(個別事業)
産学金官
<事業の
発掘>
ファンド
仲介業者
ファンド
組成
(第2種金融商
品取引業)
産学金官
<事業計
画策定サ
ポート>
産
産学金官
<事業選定
委員会>
学
大学
<制度設
計支援>
金
釧路信金
<ファンド組
成サポート>
釧路市
<ファンド組成
費用軽減
支援>
官
阿寒町商工会、音別町商工会、
釧路公立大学地域経済研究センター、釧路商工会議所、
釧路信用金庫、公益財団法人釧路根室圏産業技術振興センター、
一般社団法人北海道中小企業家同友会 釧路支部、釧路市
配当+出資者特典
資金提供(出資)
釧路市内・
全国各地
からの
応援者
など
完成した商品・サービスに対して
• 産学金官が持つ様々なチャン
ネルでPR
• 応援者から感想、評価等に関
するアンケートを取るなどし、事
業者へ伝えることによる商品の
磨き上げ
3 具体的な進め方
① 地域資源を活用した、釧路の価値を高める事業の発掘・募集・サポート・選定
(ア) 応援ファンド活用希望事業の発掘は、「くしろ応援ファンド事業に係る連携及び協力に関
する基本協定」を締結した阿寒町商工会、音別町商工会、釧路公立大学地域経済研究
センター、釧路商工会議所、釧路信用金庫、公益財団法人釧路根室圏産業技術振興セ
ンター、一般社団法人北海道中小企業家同友会 釧路支部、釧路市(以下「応援ファン
ド関係者」という。)及びファンド仲介業者が一体となって行う。【平成 27 年度くしろ応援フ
ァンド事業実施要領(以下、「実施要領」という。) 第 3 条第 3 項関連】
(イ) 地域が一枚岩となり応援ファンド事業を推進するために、応援ファンド事業の仕組、応
援ファンド事業に適した事業、共感を得るための方法、事業計画の作成方法など、研修
会を含めた、応援ファンド関係者向けの応援ファンド事業に対する理解の醸成を図る取
組を進める。【実施要領 第 4 条第 2 項関連】
(ウ) 応援ファンド活用事業を市内企業等から募集する。【実施要領 第 4 条第 1 項・第 3 項、
第 5 条、第 6 条関連】
事業の要件

地域資源を活用し、釧路の特色や価値を高める新商品・サービスの開発などの新
2
事業展開、事業拡大等に取り組む事業であり、かつ事業性が認められる事業であ
ること。
(エ) 応援ファンド活用事業の募集期間中は、応援ファンド活用希望事業者を対象とした相談
窓口等を開設し、事業計画作成等のサポートを行う。【実施要領 第 8 条関連】
(オ) 応援ファンド活用事業は、産学金官で組織する「(仮称)くしろ応援事業選定委員会」を
開催し、申請書等の内容により選定する。【実施要領 第 4 条第 5 項、第 9 条関連】
② ファンド組成と資金調達、分配
(カ) 応援ファンド活用事業は、ファンド仲介業者が持つファンド組成の仕組を活用し、組成、
募集、周知、運用、分配、希望に応じ出資者特典等の手続きを行う。
※応援ファンド活用事業のファンド組成費用は、1 件 10 万円とする。ただし、成功報酬、
監査費用、その他特別なサービスの提供にかかる費用は除く。
ファンド組成規模の目安

ファンド組成規模:1 事業あたり 5 百万円~1 億円程度

運用期間:2 年~5 年程度
※いずれの規模も、あくまで目安です。この範囲内とする必要はありません。
③ ファンド募集中の事業及び商品・サービスの紹介とモニタリング等
(キ) ファンド募集中の応援ファンド活用事業及びファンドにより完成した商品・サービスにつ
いては、応援ファンド関係者及びファンド仲介業者が持つ様々なチャンネルで紹介し、認
知度の向上や販路の確保を図る。実施期間は、ファンド運用が終了した日から起算して
1 年間とする。【実施要領 第 11 条(1)関連】
(ク) ファンド組成後は、応援ファンド活用事業の進捗状況等を市ホームページで公開し、ま
た応援ファンド活用事業ごとにモニタリングを行うことにより、出資者の満足度の維持・
向上を図るとともに、次年度以降の取組につなげる。実施期間は、ファンドを募集し始め
た日から、ファンド運用が終了する日から起算して 1 年を経過するまでとする。【実施要
領 第 11 条(2)関連】
(ケ) 応援ファンド活用事業に基づく商品・サービスに対する出資者の評価を取りまとめ、応
援ファンド活用事業者にフィードバックすることにより、商品・サービスの磨き上げを図る。
実施期間は、ファンド運用が終了した日から起算して 1 年間とする。【実施要領 第 11
条(3)関連】
3
3 スケジュール(予定)
4 月 10 日~5 月 8 日
公募型プロポーザル方式参加希望者公募
企画提案書の提出
5 月中旬
公募型プロポーザル方式による事業者の特定
6 月上旬~8 月下旬
応援ファンド活用事業の募集
9 月上旬
(仮称)くしろ応援事業選定委員会開催・応援ファンド活用事
業の決定
9 月下旬~1 月下旬
ファンド組成準備
翌 2 月末までに
ファンド募集開始
4 「くしろ応援ファンド事業に係る連携及び協力に関する基本協定」締結機関

阿寒町商工会

音別町商工会

釧路公立大学地域経済研究センター

釧路商工会議所

釧路信用金庫

公益財団法人釧路根室圏産業技術振興センター

一般財団法人北海道中小企業家同友会 釧路支部

釧路市
4