第3章 計画の効果的な推進に向けて 1.関係機関の連携・協力 子どもの読書活動を積極的に進めるには、本計画に基づき、家庭・地域・学校等の特 性に応じた取り組みが必要です。しかし、それぞれが単独で行っていくだけでは、十分 な読書活動の展開が望めません。沖縄市の子どもたちの現状を踏まえながら、読書に関 わる施設や人の連携を図り、事業を展開するなど、広い視野に立った読書活動の推進が 求められてきます。そこで、子どもの読書活動に関わる諸課題についての協議や情報交 換を行うとともに、本計画の進捗状況の確認を行うなど、横断的な協力のもと計画を推 進します。 2.職員研修とボランティアの養成及び活用 子どもの読書活動に携わる関係施設の職員の研修を積極的に推進し、共通理解や資質 の向上を図ります。 さらに、学校図書館や幼稚園・保育園及び児童施設のニーズに応えられるように、各 方面で活躍するボランティア情報を収集し、地域人材の発掘及び養成に努めます。また、 様々な情報手段を通して関係機関への情報提供を行います。 3.普及・啓発活動 子どもの読書活動の推進に関する法律で定められた「子ども読書の日」 (4月23日) や昭和34(1959)年にはじまった「子どもの読書週間」(4月23日~5月12 日)、文化の日を中心にした2週間に開催される「読書週間」は、広く子どもの読書活 動についての関心と理解を深めるとともに、積極的に読書活動を行う意欲を高めるため に設けられたものです。市立図書館や各学校図書館では、子ども読書の日のポスターを 掲示したり、読書月間・読書旬間時に図書の紹介を行うなどの取り組みを行っておりま すが、子どもたちや市民への周知は必ずしも十分ではありません。今後は、「市報」や ホームページを活用した啓発を行うとともに、市全体で読書活動への取り組みの機運が 高まるよう、様々な機会や場を捉え、多様な普及・啓発活動を積極的に推進します。 4.財政上の措置 市は、本計画に掲げられた各種施策を実施するため、必要な財政上の措置を講ずるよ う努めます。 16
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