平成27年度 中山水道航路保全標識維持管理 特記仕様書 平成27年 2月

平成27年度
中山水道航路保全標識維持管理
特記仕様書
平成27年 2月
国土交通省中部地方整備局
No.1
1.業務内容
本業務は、中山水道航路における航路保全標識の維持管理を行うものである。
2.施工場所
中山水道航路
3.履行期間
平成27年4月1日から平成28年3月31日までとする。
4.業務内容
業務名称
保守・点検
業務内容
単位 数量
摘要
浮体式灯標 4基
航路保全標識保守・点検
式
1
保守・点検
回
12
水中保守・点検
回
1
式
1
(標識上部観測機器) 保守・点検
回
12
(水中部観測機器)
回
8 5・7・8・9・10・11・1・3月
式
1
水温・塩分センサ
基
15
溶存酸素センサ
基
15
式
1
風向風速計
基
1
水温・塩分センサ
基
9
溶存酸素センサ
基
9
式
1
観測機器保守・点検
保守・点検
観測機器メンテナンス
観測機器総合検定
業務完成図書
国土交通省
中部地方整備局
毎月1回(総点検1回含む)
11月を想定
毎月1回
No.2
5.支給材料及び貸与物件
1)寄託物件
名
称
形
中山水道航路保全標識
式
数量
LB-28G2
4
引渡場所
返還場所
適用
引渡時期
返還時期
現地設置場所
現地設置場所
観測機器
各点検開始前
各点検終了後
含む
2)提供資料
平成19年度
中山水道航路保全標識改良
報告書
平成24年度
中山水道航路保全標識維持管理
報告書
平成25年度
中山水道航路保全標識維持管理
報告書
6.業務仕様
6-1
総則
1 ) 本特 記 仕 様 書 に定 め の な い事 項 に つ いて は 、「 港 湾 設 計 ・測 量 ・ 調査等 業務共 通
仕様書」(国土交通省港湾局
6-2
平成25年3月)の定めによるものとする。
保守・点検
(1)航路保全標識保守・点検
1)航路保全標識の機能を維持するため、稼働状況、損傷の有無等について点検
を行うものとする。
2)点検項目(定期:月1回、総点検:年1回、水中点検:年1回)は、別紙1
「点検日誌」によるものとする。
3)総点検は、第四管区海上保安本部の立会のもとで実施するものとする。実施
時期については調査職員と協議するものとする。
4)下表に示す定期交換部品を調達し、総点検時に交換するものとする。
名
称
型
式
数量
摘
要
ヒューズ
7A(充電制御器)
4
1個/基
ヒューズ
3A250V(灯火監視装置)
4
1個/基
シール形鉛蓄電池
PE12V65Ah
4
4個/基
(2号灯標のみ)
5)航路保全標識に異常が生じた場合は、調査職員より現地点検を指示する場合
がある。
6)受注者は、必要に応じて航路保全標識の搭載部品の交換、小型標識等の設置
等応急措置を図るものとする。
国土交通省
中部地方整備局
No.3
(2)観測機器保守・点検
1)点検項目(標識上部点検:月1回、水中点検:年8回)は、別紙2「観測機
器点検日誌」によるものとする。
2)水温塩分センサ及び溶存酸素センサについては、点検毎に予備品と交換する
ものとし、交換後は動作確認を行うものとする。
(3)その他共通事項
1)点検の実施日については、調査職員の承諾を得るものとする。なお、台風等
悪天候後や事故等災害及び機器の不具合時には当局より点検の実施を指示する
場合がある。
2)点検後は速やかに点検結果を調査職員に提出するものとする。
3)不良箇所を発見した場合は、直ちに調査職員に報告するとともに、その措置
について調査職員と協議するものとする。
4)水中部の点検の際は、安全監視船を配置するものとする。
5)受注者は、業務開始時に航路保全標識の灯火監視装置からの定期通報メール
を常に受信できる体制を取らなければならない。また、異常通報を受信した場
合、または、適切な灯火の点灯が確認出来ない場合は、直ちに調査職員に報告
するものとする。
6-3
観測機器メンテナンス
(1)交換時に取り外した水温塩分センサ及び溶存酸素センサは、清掃の上調整を行
うものとする。
(2)観測機器に不具合が生じた場合は、調査職員に報告し、対応について協議する
ものとする。
6-4
観測機器総合検定
(1)風向風速計、水温塩分センサ及び溶存酸素センサは、オーバーホールの上清掃
を行い、検定検査を実施するものとする。実施時期は、調査職員の承諾を得るも
のとする。
国土交通省
中部地方整備局
No.4
7. 業務完成図書
本業務における業務完成図書は、電子納品によるものとする。
1)電子納品とは、特記仕様書、図面、業務計画書、報告書、納品図面、管理写真、
測 定 デー タ 等 全 て の最 終 成 果 (以 下 「 業 務完 成 図 書 」と い う 。) を 「 土 木設 計 業 務
等 の電 子納品 要領( 案)」(以下 「要領 」とい う。)に 示され たファ イルフ ォーマ ッ
トに基づいて電子データで作成し納品するものである。なお、電子化の対象書類及
び書面における署名又は押印の取り扱いについては、調査職員と協議のうえ決定す
る 。 また 、 電 子 納 品の 運 用 に あた っ て は 、「 地 方整 備 局 ( 港 湾空 港 関 係 )の 事 業 に
おける電子納品等運用ガイドライン【資料編】」及び「地方整備局(港湾空港関係)
の事業における電子納品等運用ガイドライン(案)【業務編】」を参考にする。
2 )「 業 務 完 成 図 書 」 は 、「 要 領 」 に 基 づ い て 作 成 し た 電 子 デ ー タ を 電 子 媒 体 ( C D
- R )で 2 部 提 出 しな け れ ば なら な い 。 なお 、「要 領 」 に 記 載が な い 項 目の 電 子 化
及びDVD-Rの提出については、調査職員と協議のうえ決定する。
3 )「 紙 」 に よる 報 告 書 は製 本 1 部 とし 、 図 面 につ い て は 原 図1 式 を 提出し なけれ ば
ならない。なお、報告書製本の体裁は黒表紙金文字製本のA4判とし、図面は縮小
A3判折込を標準とする。
4 ) 管理 写 真 は 、「 デ ジ タル 写 真 管 理情 報 基 準 」に 基 づ き 提 出し な け ればな らない 。
5)図面は、「CAD製図基準(案)」に基づいて作成しなければならない。
ま た 、 図 面作 成 の 運 用に あ た っ て は、「地方 整備局 (港湾 空港関 係)の 事業に お
ける電子納品等
運用ガイドライン【資料編】」を参考とする。
6)特記仕様書及び発注図面の電子データは発注者が提供する。
7)業務完成図書の提出先は下記のとおりとする。
国土交通省中部地方整備局三河港湾事務所 衣浦港事務所
〒475-0831 愛知県半田市十一号地2番地
8.検査
本特記仕様書のとおり実施されたことの確認をもって検査とする。
9.その他
1)本業務において疑義が生じた場合は、調査職員と協議するものとする。
2)海中部の作業に当たって鮫に対する安全対策が必要とされる場合は、調査職員と
協議し、適切な対策を行うものとする。
3)業務内容に変更が生じた場合は、業務内容を変更する場合がある。なお、この場
合、履行期間の末日までに契約変更を行うものとする。
国土交通省
中部地方整備局
No.5
4)暴力団員等による不当介入を受けた場合の措置
(1)受注者は、暴力団員等による不当介入を受けた場合は、断固としてこれを拒否
すること。また、不当介入を受けた時点で速やかに警察に通報を行うとともに、
捜査上必要な協力を行うこと。下請負人等が不当介入を受けたことを認知した場
合も同様とする。
( 2 )( 1 ) によ り 警 察 に通 報 又 は 捜査 上 必 要 な協 力 を 行 っ た場 合 に は、速 やかに そ
の内容を記載した書面により発注者に報告しなければならない。
( 3 )( 1 ) 及び ( 2 ) の行 為 を 怠 った こ と が 確認 さ れ た 場 合は 、 指 名停止 等の措 置
を講じることがある。
(4)暴力団員等による不当介入を受けたことにより工程に遅れが生じる等の被害が
生じた場合は、発注者と協議しなければならない。
5)低入札価格調査制度による調査
(1)調査基準価格を下回った場合は、入札価格、業務履行体制及び業務履行状況等
に関する調査等に協力しなければならない。
国土交通省
中部地方整備局
別紙.1
点検日誌
点検年月日
平成
( 中山水道開発保全航路 第
年
月
日 ( 天気
目視
無 ・ 有
○
○
昇降用梯子き損の有無
目視
無 ・ 有
○
○
標体塗色の褪色
目視
無 ・ 有
○
開口部パッキンの損傷の有無
目視
無 ・ 有
○
リニアレンズの破損、汚損の有無
目視
無 ・ 有
○
○
焦点のずれの有無
目視
無 ・ 有
○
○
目視・スパナ
無 ・ 有
灯ろう内への浸水の有無
目視
無 ・ 有
○
○
LED素子の断芯の有無
目視
無 ・ 有
○
○
点滅周期の確認
毎6秒2閃
良・不良
同期点滅の確認
目視
良・不良
○
○
太陽電池パネルの汚れ、き損の有無
目視
無 ・ 有
○
○
太陽電池パネルの清掃
作業
した・しない
○
○
目視・ドライバー
無 ・ 有
目視
無 ・ 有
○
○
電源室の浸水の有無
灯火監視
装置
頭標
位置
水中点検
(記事)
○
○
DC
V
○
○
電圧測定(負荷時)
DC14~16V
DC
V
○
○
電圧測定(無負荷時)
DC14~16V
DC
V
○
○
目視・ドライバー
無 ・ 有
○
○
日光弁動作の確認
遮蔽
良・不良
○
○
日光弁照度の確認
300LX
点灯通報の確認
遮蔽
良・不良
○
○
目視・スパナ
無 ・ 有
○
○
携帯電話
良・不良
目視
良・不良
○
○
目視・スパナ
無 ・ 有
○
○
目視・ドライバー
無 ・ 有
レーダーレフレクタき損の有無
目視
無 ・ 有
取付ボルトナットのゆるみ有無
作業
無 ・ 有
き損の有無
目視
無 ・ 有
塗色の褪色
目視
無 ・ 有
所定位置の確認
目視
良・不良
標体の汚損、既存の有無
目視
無 ・ 有
○
海洋生物付着の有無(厚さ)
目視
無 ・ 有
○
沈錘、係留環の損傷の有無
目視
無 ・ 有
○
沈下の有無(沈下量)
目視
無 ・ 有
○
コネクター部のゆるみの有無
外観の確認
取付ボルトナットのゆるみの有無
レーダー
レフレクタ
○
DC16~22V
警報通報の確認
マーキン
グ装置
備考
水
中
点
検
太陽電池出力電圧の測定(無負荷時)
電池の端子のゆるみ有無
日光弁
総
点
検
標体の汚損、き損の有無
ジョイントボックス端子の汚れ、ネジゆるみ有無
電源
定
期
判定
取付ボルト、ネジのゆるみの有無
灯器
点検者
判定方法
点検内容
標体
)
号灯標 )
取付ボルトナットのゆるみ有無
LX
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
臨
時
別紙.2
観測機器点検日誌 ( 中山水道開発保全航路 第 2 号灯標 )
点検年月日
平成
点検内容
年
月
日 ( 天気
観測機器点検
)
点検者
判定方法
判定
備考
水
部標
中
点識
点
検上
検
灯籠部設置機器 (点検回数:12回 点検時期:月1回)
機器の固定状態
目視
良・不良
○
プロペラの装着状態
目視
良・不良
○
風向ベーンの追従状態
目視
良・不良
○
ケーブル類の装着状態
目視
良・不良
○
FOMA通信
制御装置
機器の固定状態
目視
良・不良
○
ケーブル類の装着状態
目視
良・不良
○
FOMA通信
アンテナ
機器の固定状態
目視
良・不良
○
ケーブル類の装着状態
目視
良・不良
○
太陽電池パネルの汚れ、き損の有無
目視
無 ・ 有
○
太陽電池パネルの清掃
作業
した・しない
○
目視・ドライバー
無 ・ 有
○
風向風速
計
CYG-5106
(2基)
ジョイントボックス端子の汚れ、ネジゆるみ有無
電源
太陽電池出力電圧の測定(無負荷時)
DC16~22V
DC
V
○
電圧測定(負荷時)
DC14~16V
DC
V
○
電圧測定(無負荷時)
DC14~16V
DC
V
○
無 ・ 有
○
電池の端子のゆるみ有無
目視・ドライバー
水中部設置機器 (点検回数:8回 点検時期:5・7・8・9・10・11・1・3月)
波高計
(水圧式)
AWH-RS
流向流速
計
AWAC
水温塩分
センサ
ACTW-Di
(3層)
溶存酸素
センサ
ADOW-Di
(3層)
(記事)
センサ部の清掃
作業
した・しない
○
センサの装着状態
目視
良・不良
○
ケーブル類の装着状態
目視
良・不良
○
センサ部の清掃
作業
した・しない
○
センサの装着状態
目視
良・不良
○
ケーブル類の装着状態
目視
良・不良
○
センサ周辺の清掃
作業
した・しない
○
センサ交換・動作確認
作業
した・しない
○
センサの装着状態
目視
良・不良
○
ケーブル類の装着状態
目視
良・不良
○
センサ周辺の清掃
作業
した・しない
○
センサ交換・動作確認
作業
した・しない
○
センサの装着状態
目視
良・不良
○
ケーブル類の装着状態
目視
良・不良
○
平成27年度
図
中山水道航路保全標識維持管理
番
1
合
計
国土 交通 省
図
名
位
置
図
全
1
葉
中部地 方整 備局
平成27年度
中山水道航路保全標識維持管理(参考図)
図
合
番
図
名
1
航路保全標識一般図
2
観測機器一般図
計
国土 交通 省
全
2
葉
中部地 方整 備局
2195
2200
3990
6000
t9.5
H.W.L.
M.S.L.
(2658)
7500
1000
L.W.L.
0.8100
9
(I.D.)
6177
15100
t12.7
t12.7
2