2012年ディスクロージャー

−JAびほくのご案内−
Disclosure
ディスクロージャー誌
JAびほく
目
ごあいさつ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.経営理念・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.経営方針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3.事業の概要(平成 23 年度)・・・・・・・・・
4.地域貢献情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P2
P3
P3
P7
P11
5.リスク管理の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・
6.自己資本の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7.主な事業の内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P13
P16
P17
【経営資料】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ⅰ.決算の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.貸借対照表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.損益計算書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3.注記表(平成 22 年度)・・・・・・・・・・・・
注記表(平成 23 年度)・・・・・・・・・・・・
4.剰余金処分計算書・・・・・・・・・・・・・・
5.財務諸表の正確性等にかかる確認・
Ⅱ.損益の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.最近 5 事業年度の主要な経営指標・
2.利益総括表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3.資金運用収支の内訳・・・・・・・・・・・・
4.受取・支払利息の増減額・・・・・・・・・
Ⅲ.事業の概況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.信用事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(1)貯金に関する指標・・・・・・・・・・・・・・
①科目別貯金平均残高・・・・・・・・・・・
②定期貯金残高・・・・・・・・・・・・・・・・・
(2)貸出金等に関する指標・・・・・・・・・・
①科目別貸出金平均残高・・・・・・・・・
②貸出金の金利条件別内訳残高・・・
③貸出金の担保別内訳残高・・・・・・・
④債務保証の担保別内訳残高・・・・・
⑤貸出金の使途別内訳残高・・・・・・・
⑥貸出金の業種別残高・・・・・・・・・・・
⑦主要な農業関係の貸出金残高・・・
⑧リスク管理債権の状況・・・・・・・・・・
⑨金融再生法開示債権区分に基づ・
く保全状況
⑩元本補てん契約のある信託に・・・・
係る貸出金のリスク管理債権の状
況
⑪貸倒引当金の期末残高及び期・・・
中の増減額
⑫貸出金償却の額・・・・・・・・・・・・・・・
(3)内国為替取扱実績・・・・・・・・・・・・・
(4)有価証券に関する指標・・・・・・・・・・
①種類別有価証券平均残高・・・・・・・
②商品有価証券種類別平均残高・・・
③有価証券残存期間別残高・・・・・・・
P21
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P57
次
(5)有価証券等の時価情報等・・・・・・
①有価証券の時価情報等・・・・・・・・
②金銭の信託の時価評価等・・・・・・
③デリバティブ取引、金融デリバ・・・
ティブ取引、有価証券関連店頭デ
リバティブ取引
P59
P59
P59
P59
Ⅳ.経営諸指標・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.利益率・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.貯貸率・貯証率・・・・・・・・・・・・・・・・
Ⅴ.自己資本の充実の状況・・・・・・・・・・
1.自己資本の構成に関する事項・・・・
2.自己資本の充実度に関する事項・・
3.信用リスクに関する事項・・・・・・・・・
4.信用リスク削減手法に関する事・・・
項
5.派生商品取引及び長期決済期・・・
間取引の取引相手のリスクに関す
る事項
6.証券化エクスポージャーに関す・・・
る事項
7.出資等エクスポージャーに関す・・・
る事項
8.金利リスクに関する事項・・・・・・・・・
P60
P60
P60
P61
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P66
【JAの概要】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.機構図・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.役員構成(役員一覧)・・・・・・・・・・・
3.組合員数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4.組合員組織の状況・・・・・・・・・・・・・
5.特定信用事業代理業者の状況・・・
6.地区一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7.店舗等のご案内・・・・・・・・・・・・・・・
P70
P70
P71
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P73
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法定開示項目ページ一覧・・・・・・・・・・・
P76
P67
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P58
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P58
P58
P58
P58
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*記載金額については、百万円未満を四捨五入して表示しています。そのため内訳金額を合計
した金額が、合計欄の金額と一致しない場合があります。
1
ご
あ
い
さ
つ
平素より、私どもJAびほくをご利用、お引き立ていただき厚くお礼申し上げます。
当JAの業務内容、活動内容等について皆様にご紹介するため、本年も「ディスクロー
ジャー誌2012」を作成いたしました。この冊子により、皆様の当JAに対するご理解
をより一層深めていただければ幸いに存じます。
さて、我が国経済は復興需要等を背景として緩やかに回復しつつある状況にありますが、
欧州政府財務危機による円高や、電力の供給不足による国民への影響、さらに物価動向を見
ると緩やかなデフレ状況が続いており、消費者物価は3年連続の下落になるなど、多くの問
題を抱えています。
こういった経済状況の中、我が国の農業を取り巻く環境は農業従事者の高齢化、過疎化、
耕作放棄地の拡大などに加えて、TPP(環太平洋連携協定)交渉の進展によっては、農業
と国民生活等に重大な影響を与えることは必至で、現在重大な局面に立たされています。
JAグループとしては、関係団体との連携をさらに強化して、引き続き参加阻止の運動を展
開して、農業・農村社会及び国民生活への影響を回避したいと考えております。
昨年は、春の低温、早い梅雨入り、夏の高温などの異常気象の連続で、多くの農産物が影
響を受けました。米の作況指数は101の平年作で、ニューピオーネは天候不順により収穫
量が少なく販売金額が10億円を切り、トマトは生育・販売環境に恵まれたため販売金額は
過去最高となりました。
平成23年度決算につきましては厳しい経営環境の中、組合員皆様のご理解とご協力によ
り、事業利益が4億97百万円、経常利益が5億17百万円、当期剰余金が3億96百万円
を計上することができました。財務では内部留保の充実に取り組んだことから、自己資本比
率が17.91%となりました。これは組合員皆様のご理解とご協力によるもので、改めて
心より感謝とお礼を申し上げます。
平成24年度におきましては、コンプライアンス(法令等遵守)を経営の最重要課題に
位置づけ、不祥事を再発させない態勢を構築するとともに、リスク管理と内部監査の充実
に努めてまいります。また、当組合を取り巻く環境は誠に厳しいものがありますが、本年
度も役職員が一丸となり諸活動に取り組むとともに、組合員や地域の皆様から信頼される
地域の経済と金融機関「JAびほく」を基本に取り組んでまいりますので、今後とも一層の
ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
平成24年7月
びほく農業協同組合
代表理事組合長
2
田村
晴己
1.経営理念
●JAびほくは、農業振興を通じて、「食」と「農」と「緑」を守り、かけが
えのない自然を次世代に引き継ぎます。
●JAびほくは、地域のみなさまとともに生き、地域のみなさまとの共感の中
で、心ふれあう地域づくりに取り組みます。
●JAびほくは、高い倫理観と責任感を持ち、地域社会に貢献できる事業と組
織づくりに取り組みます。
〔基本姿勢〕
◇みなさまから信頼されるJA
◇地域から必要とされるJA
◇社会に誇れるJAをめざします。
2.経営方針
平成22年度通常総代会で承認されたJAびほく第6次3カ年計画「大転換期における新た
な協同の創造」に基づき、その最終事業年度として計画の実践を図ります。
(1)コンプライアンス対策機能強化
平成24年度は、全中の要改善JA指導区分指定を受けて策定した「JAびほく不祥事再
発防止策」を確実に実践することにより、組合員・利用者の信頼回復と役職員のコンプライ
アンス意識の風土化と再発防止の態勢強化を図ります。
①コンプライアンス意識の高揚と定着
役員自らが陣頭指揮に立ち、定期的に事業所巡回・事業所点検を実施するとともに、各
種会議・研修会等で「職員の誓い」の唱和を実践します。また職位階層別・部門別のコン
プライアンス研修の実施とその後の理解度テスト、及びレポート作成の実施により研修内
容理解の深化を図ります
②自主検査の形骸化回避と業務改善に繋げる苦情分析
自主検査項目を見直し、形骸化を防止するとともに、内部監査部門と連携した自主検査
報告の妥当性の検証を実施します。また、「相談・苦情等対応記録簿」の適切な事後処理
の遂行確認はもとより、統計分析結果の検証及び部門別会議での協議により業務改善に繋
げます。また情報を共有すべき事案の統合OA(イントラネット)掲載により、職員の周
知徹底を図ります。
③「JAびほく不祥事再発防止策」の進捗状況の報告・検証
毎月の理事会において「JAびほく不祥事再発防止策」の進捗状況を報告し、実践状況
の検証を行います。
(2)内部統制機能強化
3
昨年発覚した不祥事案件は内部統制機能が不十分であったとの反省から、不祥事再発防
止策と併せ内部統制の再構築に取り組み、リスク管理の強化を図ります。
①体制整備
組合の内部統制が有効に機能するよう、組合組織の体制、活動を適切な仕組みに整備し
て運用します。
②可視化評価
各種事業の重要な業務プロセスについて、業務の流れ、統制上の要点を可視化し、内部
統制の整備状況を把握し、内部統制の整備状況および運用状況について、評価を実施し、
検討を行います。
③業務改善
内部統制活動の評価、業務プロセスの評価を通じて抽出された改善点について継続的な
業務改善の取り組みを行います。
(3)活力ある職場づくりとCS向上対策
不祥事未然防止や顧客満足度向上に取り組む上で、明るく、活気があり、コミュニケー
ションのとれた職場づくりが原点と考え、「明るく、元気で、爽やかに」を合言葉に風通
しの良い職場づくりに取り組みます。
①マナー向上対策委員会の開催
各事業の明るい職場委員で構成するマナー向上対策委員会において、マナー向上に係
る研修会を開催します。
②外部機関による覆面調査の実施
外部機関による覆面調査を実施し、客観的にみた事業所ごとの問題点・課題を把握し、
改善につなげます。
③役員による事業所点検
毎月1回の全役員による事業所巡回指導において、チェックリストによる事業所点検を
実施します。
④職員同士のコミュニケーションの醸成
目標管理面接制度を活用し、業務目標の進捗管理だけでなく、上司と部下の話し合いの
場を設け、コミュニケーションを深めます。
(4)総合事業性を発揮するためのJAの健全経営の確立
JAの使命を再認識し、総合農協の優位性・利便性が効果的に発揮できる事業展開とJ
A組織の存続と発展のため、経営資源の選択と集中を図り健全な経営を行います。
①地域・組合員満足度向上に向けた事業活動
変容・多様化する地域・組合員のニーズを積極的にJA経営へ反映し、地域密着で支援
することで組合員・利用者の満足度の向上を図り、総合事業体としての事業活動の展開に
取り組みます。
②財務基盤の強化
経営の健全性をより強固なものとするため、目標利益の確保に向けたPDCA(計画・
実践・評価・改善)サイクルの実践、内部留保の充実等により自己資本比率20%以上を
めざします。
③経営資源の効率化
4
管理会計により事業(管理単位)ごとの収支を把握することで、徹底した効率化・合理
化を図るとともに、不稼働・遊休資産の処分、諸施設の有効利用を行い貴重な経営資源の
選択と集中による財務の改善に努めます。
(5)組織基盤の拡充と事業基盤の強化および組合員との関係強化
組織基盤の維持・拡大のため、担い手の育成・支援に取り組むとともに、地域住民、次
世代組合員との関係強化を図り、組合員加入促進運動を展開します。
①生産基盤の維持・正組合員基盤強化
正組合員の次世代への継承、小規模農家、定年帰農者等の多様な農業者支援、女性農業
者・青年農業者、集落営農組織・農業法人等、担い手への対応強化により農業生産基盤の
維持を図り、正組合員加入促進等に取り組むことで、正組合員基盤の維持・拡大を図りま
す。
②組合利用の促進・准組合員加入推進
利用者満足度の向上、事業利用の深化を目標に消費者・地域住民を対象とした新規准組
合員加入促進に取り組みます。
③女性の経営参画
農業、農産加工、地産地消運動、食農教育、高齢者福祉活動等における女性の果たす役
割の重要性は高く、女性・担い手等をJA運動の中核を担う組織と位置付けて、組合員加
入、総代、理事としての就任など、JA経営参画への積極的な取り組みを進めます。
④組合員拡充目標の設定
正組合員の拡大目標の設定と実践を行うことで、組織基盤の強化・拡充を図ります。
目標:一戸複数組合員比率50%以上、准組合員比率30%以上、正組合員女性比
率25%以上
女性総代比率10%以上、女性理事2名以上
(6)広報・学習活動の展開
大きな転換期にさしかかっているわが国の農業及びこの地域の農業を守るため、組合
員・役職員が一体となり、農政運動組織への参加・結集を図るとともに、学習・教育文化
活動の充実・強化及び協同組合への理解促進と組合員組織の活性化を図り、組合員に主眼
をおいた具体的政策を明確化した活動を展開します。
①食と農と地域を守る広報活動
TPP問題、食糧自給率、食の安全性等、国内の農畜産物に関心が高まっている中で、
国内農畜産物の消費拡大、農業の多面的機能の国民的理解に向けたJAグループの統一広
報を積極的に展開します。
②JAびほくの事業活動情報の発信
地域に密着した「訪問日」活動を通じてのJA広報誌「すくらむ」の配布、ケーブルテ
レビの情報チャンネル、全国に向けたJAホームページの利用等により、JAの事業・活
動・運営にかかる情報や、びほく地域の「農」に関する情報を提供します。
③機関紙によるJAグループ広報
JAグループの情報機関紙である日本農業新聞・家の光三誌を通じて、食糧・農業・農
村に関する情報を発信するとともに、情報収集体制を強化し「岡山県日本農業新聞JA協
5
議会」と連携し、農業・農政に対する認識を共有するとともに、普及拡大運動を推進しま
す。
6
3.事業の概況(平成 23 年度)
主要事業・決算の概要
・平成 23 年度決算の概要
当JAの決算状況については、不稼働施設・資産の処分や一層の財務の健全化、及び自
己資本の増強と不良債権の処理に取り組んだ結果、自己資本比率は前年度末を上回る17.
91%、不良債権比率は前年度末を下回る1.79%を計上することができました。
(単位:百万円)
22 年度
事 業 総 利 益
23 年度
増
減
3,088
3,035
△53
事
業
利
益
483
497
14
経
常
利
益
506
517
11
当 期 剰 余 金
258
396
138
当期未処分剰余金
550
600
50
・主要事業別の実績
□信用事業
組合員及び利用者のニーズに対応し、公的年金口座の新規獲得・指定替による個人貯金
の増加と、農業関連資金・住宅ローンを中心とした貸出金の伸長を軸に取り組んでまいり
ました。
また、JAバンク食農教育応援事業の一環として、管内の小学校へ教材本の贈呈を行い
ました。
(単位:百万円)
22 年度
23 年度
増
減
貯
金
100,278
101,354
1,076
預
金
78,904
78,130
△774
金
17,500
16,506
△994
券
6,476
7,813
1,337
貸
有
出
価
証
□共済事業
①長期共済部門
加入内容の説明と保障点検の実践に取り組み、責任世代層を中心とした対象者のニー
ズを的確に捉えた提案を強化しました。
②年金共済部門
若年層や次世代層における公的年金制度への不安感が増す中で、計画的な自助努力に
よる高齢期の生活安定を図るため、老後の生活・介護資金と余暇資金の準備を提案しま
した。
③短期共済部門
自賠責共済・自動車共済・火災共済を中心に普及拡大に取り組むとともに、契約者の
信頼に応える事故処理や事務の適正化・迅速化に努めました。
④健康福祉活動
7
自賠責共済調整準備金より交通安全機器を管内の市と町に寄贈しました。交通安全教
室を幼稚園・小学校等で実施して交通安全啓発に努めました。
また、管内小・中学校へ交通安全ポスターや書道コンクールに参加要請したところ、
各賞に多数入賞されました。
(単位:百万円)
22 年度
23 年度
増
減
長期共済保有高
540,048
522,720
△17,328
長期共済新契約高
35,058
35,034
△24
共 済 付 加 収 入
897
892
△5
□購買事業
組合員と地域住民のニーズに対応し「安全・安心・環境に優しい商品」の取り扱い、及
び新商品等の情報提供に努め、経済の低迷が続く中で、購買事業全体の取扱計画対比で
102.2%となりました。
○購買品供給高の内訳
(単位:百万円)
22 年度
23 年度
増
減
肥
料
295
278
△17
農
薬
313
299
△14
飼
料
354
338
△16
械
362
334
△28
車
434
404
△30
料
1,658
1,834
176
施 設 ・ 資 材
532
542
10
8
8
0
品
265
270
5
品
19
42
23
耐 久 消 費 財
474
360
△114
日用品・保健用品
164
169
5
ス
91
86
△5
祭
400
431
31
5,368
5,394
26
農
業
自
機
動
燃
米
一
般
衣
L
食
料
P
ガ
葬
計
□販売事業
①農産部門
産米については、春先の低温、早い梅雨入りでしたが、7月より高温に恵まれたため
生育に改善が見られました。(作況指数
101)
販売においてもJA直売の取り組みを強化し、早期販売による経費の削減を図りました。
②野菜・果樹部門
野菜では春先の低温による生育不良、その後秋までの高温により苦労の多い年となり
ましたが、主力品目のトマトについては、過去最高の販売金額となりました。
果樹は前年の高温の影響と春先の低温、早い梅雨入りによる日照不足により小玉とな
り、収穫量が減少し厳しい年になりました。
8
③畜産部門
景気の後退・低迷、食中毒事件、放射能汚染等により国内産生肉の消費が減少する厳
しい年となり、その上、畜産農家の減少もありましたが、計画対比を上回る実績を挙げ
ることが出来ました。
また、産地の明確化・品質保証を前面に押し出すことを目的に、びほく牛ブランド「備
中牛」の商標登録を申請し、特許庁より認可を受けました。
○販売品販売高の内訳
(単位:百万円)
22 年度
米
麦 ・ 豆 ・ 雑 穀
23 年度
増
減
735
417
△ 318
89
125
36
野
菜
667
698
31
果
実
1,352
1,143
△209
花 き ・ 花 木
18
17
△1
畜
産
物
710
630
△80
林
産
物
36
38
2
そ
の
他
287
354
67
3,892
3,423
△469
計
□農業倉庫事業
良品質の「びほく米」を消費者へ届けるため低温倉庫での保管管理を行い、米穀の品質・
入出庫の適正管理に努めました。
また、飼料用米等の用途限定米穀についても、明確な区分処置を講じ、適正流通に努め
ました。
(単位:百万円)
22 年度
保
管
料
他
23 年度
24
増
減
18
△6
□加工事業
お茶、もちの事業について地産地消に努めるとともに、産直(グリーンシャトウ)に取
り組みました。
○製品販売高の内訳
(単位:百万円)
22 年度
製
23 年度
増
減
茶
11
12
1
も ち ・ 精 米
13
13
0
計
24
26
2
□利用事業
①農産関係
育苗センターについては、育苗計画による健苗育苗に努め、ライスセンターでは受入計
画を設定し、施設の点検整備を行い効率的な運用に努めました。
機械利用についてはラジコンヘリ防除の実施、脱粒機等の貸し出しを行い、生産コスト
低減を図りました。
9
②葬祭事業関係
組合員利用者の期待に沿う身近な事業として、地域性を重視した葬儀施行を展開してま
いりました。また「ホール葬」を中心として、多様化する組合員利用者のニーズに対応し、
職員の資質の向上に努め、安心して利用して頂ける事業運営に取り組みました。
○利用料の内訳
(単位:百万円)
22 年度
23 年度
増
減
ラ イ ス セ ン タ ー
86
70
△16
育 苗 セ ン タ ー
113
112
△1
堆 肥 セ ン タ ー
0
0
0
農 作 業 受 委 託
19
21
2
業
3
3
0
所
14
15
1
祭
153
158
5
簡易局・クリーニング
3
2
△1
コ イ ン 精 米 機
2
2
0
392
384
△8
授
精
発
事
電
葬
計
□旅行事業
各支店を中心に事業を展開し、各種の企画旅行の提案を行うとともに、お客様の満足度
向上に取り組み、女性部・各種友の会・各生産組織等と連携をはかり、多くの方々にご利
用をいただきました。
(単位:百万円)
22 年度
取
扱
実
績
23 年度
136
増
減
135
△1
□指導事業
①営農指導
安全・安心な農畜産物の生産対策として栽培履歴記帳の強化、GAP(農業生産工程管
理手法)の取り組みをはじめとして、消費者へ「びほくブランド」農畜産物を提供するこ
とに努めました。
②生活指導
JAの総合家庭雑誌「家の光」の前納購読を契機とした愛購読者拡大運動を展開しまし
た。JA女性部を中心に「家の光」記事活用をすすめ、旬の野菜を使った料理、震災募金
を兼ねた手芸・家計簿記帳講習会を行ないました。助けあい組織「JAほほえみ」では、
視察研修会、料理教室を行い、ミニデイサービス活動の回数を増やしました。
健康増進活動では、JA岡山厚生連との連携のもとJA健診を1会場増やすことができ、
受診人数は前年対比103.5%となりました。
(単位:百万円)
22 年度
指導事業収支差額
23 年度
△27
△33
10
増
減
△6
4.地域貢献情報
全般に関する事項
当組合は、高梁市全域、真庭市の南西部、吉備中央町の南部
協同組織の特性
を事業区域として、農業者を中心とした地域住民の方々が組
合員となって、相互扶助を共通の理念として運営される協同
組織で、地域農業の活性化に資する地域金融機関であります。
当組合の資金は、その大半が組合員の皆様などからお預か
りした、大切な財産である「貯金」を源泉としております。
当組合では資金を必要とする組合員の皆様方や、地方公共団
体などにもご利用いただいております。
当組合は地域の一員として、農業の発展と健康で豊かな地
域社会の充実に向けて、事業活動を展開しています。
また、JAの総合事業を通じて各種金融機能・サービス等
を提供するだけでなく、地域の協同組織として、農業や助け
合いを通じた社会貢献に努めています。
組合員数・出資金
組合員数 13,378 人
出資金 2,110 百万円
1.地域からの資金調達の状況
(1)貯金積金残高
貯金残高 101,354 百万円
(2)貯金商品
当座貯金、普通貯金、くみあい総合貯金、貯蓄貯金
通知貯金、別段貯金、定期貯金、譲渡性貯金、定期積金 等
2.地域への資金供給の状況
(1)貸出金残高
組合員等
8,440 百万円
地方公共団体等
4,395 百万円
金融機関
1,770 百万円
その他
1,900 百万円
(2)制度融資取扱い状況
農業近代化資金、農業改良資金、日本政策金融公庫資金
(3)融資商品
住宅ローン、マイカーローン、教育ローン、営農ローン 等
等
3.農業振興活動・文化的・社会的貢献に関する事項(地域とのつながり)
(1)農業振興活動
各種補助事業の積極的な取り組みによる、ピオーネ・野菜等
の生産基盤の拡大
(2)文化的・社会的貢献に関する事項 学校給食への地元農産物の提供支援
地域行事への参加
各種農業関連イベントや地域活動への協賛・後援
高齢者福祉活動への取り組み
年金相談会の開催 等
(3)利用者ネットワーク化への取り組 年金友の会、ゴルフ積立友の会、旅行積立友の会
み
グルメ積立友の会
11
(4)情報提供活動
JA広報誌(すくらむ)の発行
ホームページ 等
(5)店舗体制
本店、木野山支店、落合支店、有漢支店、成羽支店、川上支
店、備中支店、賀陽支店、大和支店、北房支店、上水田支店
12
5.リスク管理の状況
◇リスク管理体制
〔リスク管理基本方針〕
組合員・利用者の皆さまに安心してJAをご利用いただくためには、より健全性の高い
経営を確保し、信頼性を高めていくことが重要です。
このため、有効な内部管理態勢を構築し、直面する様々なリスクに適切に対応すべく「リ
スク管理方針」・「リスク管理規程」を策定し、認識すべきリスクの種類や管理体制と仕
組みなど、リスク管理の基本的な体系を整備しています。
また、この基本方針に基づき、収益とリスクの適切な管理、適切な資産自己査定の実施
などを通じてリスク管理体制の充実・強化に努めています。
①
信用リスク管理
信用リスクとは、信用供与先の財務状況の悪化等により、資産(オフ・バランスを含む。)
の価値が減少ないし消失し、金融機関が損失を被るリスクのことです。当JAは、個別の
重要案件又は大口案件については理事会において対応方針を決定しています。また、通常
の貸出取引については、本店に審査課を設置し各支店と連携を図りながら、与信審査を行
っています。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力の評価
を行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。
貸出取引において資産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行って
います。不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んで
います。また、資産自己査定の結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に
基づき必要額を計上し、資産及び財務の健全化に努めています。
②
市場リスク管理
市場リスクとは、金利、為替、株式等の様々な市場のリスク・ファクターの変動により、
資産・負債(オフ・バランスを含む。)の価値が変動し、損失を被るリスク、資産・負債から
生み出される収益が変動し損失を被るリスクのことです。主に金利リスク、価格変動リス
クなどをいいます。金利リスクとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の
金利又は期間のミスマッチが存在している中で金利が変動することにより、利益が低下な
いし損失を被るリスクをいいます。また、価格変動リスクとは、有価証券等の価格の変動
に伴って資産価格が減少するリスクのことです。
当JAでは、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールす
ることにより、収益化及び財務の安定化を図っています。このため、財務の健全性維持と
収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを
実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めています。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当
JAの保有有価証券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会において運用方
針を定めるとともに、経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報
交換及び意思決定を行っています。運用部門は、理事会で決定した運用方針及びALM委
員会で決定された方針などに基づき、有価証券の売買やリスクヘッジを行っています。運
13
用部門が行った取引については企画管理部門が適切な執行を行っているかどうかチェック
し定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。
③
流動性リスク管理
流動性リスクとは、運用と調達のミスマッチや予期せぬ資金の流出により、必要な資金
確保が困難になる、又は通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることに
より損失を被るリスク(資金繰りリスク)及び市場の混乱等により市場において取引がで
きないため、通常よりも著しく不利な価格での取引を余儀なくされることにより損失を被
るリスク(市場流動性リスク)のことです。
当JAでは、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、
安定的な流動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、投資判断を
行う上での重要な要素と位置づけ、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、
運用方針などの策定の際に検討を行っています。
④
オペレーショナル・リスク管理
オペレーショナル・リスクとは、業務の過程、役職員の活動もしくは、システムが不適
切であること又は外生的な事象による損失を被るリスクのことです。当JAでは、収益発
生を意図し能動的な要因により発生する信用リスクや市場リスク及び流動性リスク以外の
リスクで、受動的に発生する事務、システム、法務などについて事務処理や業務運営の過
程において、損失を被るリスクと定義しています。事務リスク、システムリスクなどにつ
いて、事務手続にかかる各種規程を理事会で定め、その有効性について内部監査や監事監
査の対象とするとともに、事故・事務ミスが発生した場合は速やかに状況を把握して理事
会に報告する体制を整備して、リスク発生後の対応及び改善が迅速・正確に反映ができる
よう努めています。
⑤
事務リスク管理
事務リスクとは、役職員が正確な事務を怠る、あるいは事故・不正等を起こすことによ
り金融機関が損失を被るリスクのことです。当JAでは、業務の多様化や事務量の増加に
対応して、正確な事務処理を行うため事務マニュアルを整備するとともに、自主検査を実
施し事務リスクの削減に努めています。また、事故・事務ミスが発生した場合には、発生
状況を把握し改善を図るとともに、内部監査により重点的なチェックを行い、再発防止策
を実施しています。
⑥
システムリスク管理
システムリスクとは、コンピュータシステムのダウン又は誤作動等、システムの不備に伴
い金融機関が損失を被るリスク、さらにコンピュータが不正に使用されることにより金融機
関が損失を被るリスクのことです。当JAでは、コンピュータシステムの安全かつ円滑な運
用に努めるとともに、システムの万一の災害・障害等に備え、「情報セキュリティ基本規程」
等を設定しています。
◇法令遵守体制
〔コンプライアンス基本方針〕
14
利用者保護への社会的要請が高まっており、また最近の企業不祥事に対する社会の厳し
い批判に鑑みれば、組合員・利用者からの信頼を得るためには、法令等を遵守し、透明性
の高い経営を行うことがますます重要になっています。
このため、コンプライアンス(法令等遵守)を経営の重要課題のひとつとして位置づけ、
この徹底こそが不祥事を未然に防止し、ひいては組織の信頼性向上に繋がるとの観点にた
ち、コンプライアンスを重視した経営に取り組みます。
〔コンプライアンス運営態勢〕
コンプライアンス態勢全般にかかる検討・審議を行うため、代表理事組合長をコンプラ
イアンス最高責任者とし、コンプライアンスの推進を行うため、本店各部門・各支店にコ
ンプライアンス担当者を設置しています。
基本姿勢及び遵守すべき事項を記載した手引書「コンプライアンス・マニュアル」を策
定し、研修会を行い全役職員に徹底しています。
毎年度、コンプライアンス・プログラムを策定し、実効ある推進に努めるとともに、統
括部署を設置し、その進捗管理を行っています。
また、組合員・利用者の皆さまの声を真摯に捉え、前向きに事業に反映するため、事業
運営に関する苦情・相談等をお受けし、誠実な対応に努めています。
◇金融ADR制度への対応
①
苦情処理措置の内容
当JAでは、苦情処理措置として、業務運営体制・内部規則等を整備のうえ、その内容
をホームページ・チラシ等で公表するとともに、JAバンク相談所やJA共済連とも連携
し、迅速かつ適切な対応に努め、苦情等の解決を図ります。
当JAの苦情等受付窓口
信用共済部
信用課(電話:0866-22-4556)
(月)~(金)
②
午前 9 時~午後 5 時 30 分(金融機関の休業日を除く)
紛争解決措置
当JAでは、紛争解決措置として、次の外部機関を利用しています。
・信用事業
岡山弁護士会岡山仲裁センター
①の窓口または岡山県JAバンク相談所(電話:086-232-2362)にお申し出ください。
・共済事業
(社)日本共済協会
共済相談所(電話:03-5368-5757)
(財)自賠責保険・共済紛争処理機構(電話:本部 03-5296-5031)
(財)日弁連交通事故相談センター(電話:本部 03-3581-4724)
(財)交通事故紛争処理センター(電話:東京本部 03-3346-1756)
連絡先については、上記または①の窓口にお問い合わせ下さい。
◇内部監査体制
当JAでは、内部監査部門を被監査部門から独立して設置し、経営全般にわたる管理及び
各部門の業務の遂行状況を、内部管理態勢の適切性と有効性の観点から検証・評価し、改善
事項の勧告などを通じて業務運営の適切性の維持・改善に努めています。
15
また、内部監査は、JAの本店・支店のすべてを対象とし、年度の内部監査計画に基づき
実施しています。監査結果は代表理事組合長及び監事に報告したのち被監査部門に通知さ
れ、定期的に被監査部門の改善取り組み状況をフォローアップしています。また、監査結
果の概要を定期的に理事会に報告することとしていますが、特に重要な事項については、
直ちに代表理事組合長及び理事会、監事に報告し、速やかに適切な措置を講じています。
6.自己資本の状況
◇自己資本比率の状況
当JAでは、多様化するリスクに対応するとともに、組合員や利用者のニーズに応えるた
め、財務基盤の強化を経営の重要課題として取り組んでいます。内部留保に努めるとともに、
不良債権処理及び業務の効率化等に取り組んだ結果、平成24年3月末における自己資本比
率は、17.91%となりました。
◇経営の健全性の確保と自己資本の充実
当JAの自己資本は、組合員の普通出資によっています。
○
普通出資による資本調達額 2,110 百万円(前年度 2,071 百万円)
当JAは、「自己資本比率算出規程」を制定し、適正なプロセスにより正確な自己資本比
率を算出して、当JAが抱える信用リスクやオペレーショナル・リスクの管理及びこれらの
リスクに対応した十分な自己資本の維持を図るとともに、内部留保の積み増しにより自己資
本の充実に努めています。
とりわけ、財務基盤強化のため、平成 22 年度より3か年計画で増資運動に取り組んでおり、
平成 23 年度末の出資金額は、対前年度比 39 百万円増となっています。
16
7.主な事業の内容
(1)主な事業の内容
〔信用事業〕
信用事業は、貯金、貸出、為替などいわゆる銀行業務といわれる内容の業務を行っています。
この信用事業は、JA・農林中金が有機的に結びつき、「JAバンク」として大きな力を発揮
しています。
◇貯金業務
組合員の方はもちろん、地域住民の皆さまや事業主の皆さまからの貯金をお預かりしてい
ます。普通貯金、当座貯金、定期貯金、定期積金、総合口座などの各種貯金を目的・期間・
金額にあわせてご利用いただいています。
また、公共料金、都道府県税、市町村税、各種料金のお支払い、年金のお受け取り、給与
振込等もご利用いただけます。
○主な貯金商品のご案内
種類
特
徴
預入期間
預入金額
「引出す・預入れる」の基本機能に加え、給与や年金
の「受取り」、公共料金などの自動引落としといった
定めなし
1 円以上
総合口座
「支払い」、毎月決まった日に普通貯金から定期積金
に振替えて確実に「貯める」など便利な機能満載です。
日常生活に必要なお金を、JAの窓口で自由に出し入
れができます。なお、キャッシュカードをご利用の場
定めなし
1 円以上
普通貯金
合には、全国の JA の ATM・CD で終日無料で出し入れが
できます。
使い道の決まらないお金を預けて増やしながら、いつ
でも使える貯金です。ボーナスや年金などの大切なお
定めなし
1 円以上
貯畜貯金
金を普通貯金より有利に運用しながら、いつでも引出
せるようにしておきたいときに便利です。
1 回あたり
自分が決めた目標額にあわせて、毎月の預入れ指定日
6 ヶ月
1,000 円
定期積金
に積み立てます。毎月の給料日などに普通貯金から自
~10 年
以上
動的に振替えることもできます。
お預け期間は 1 ヶ月以上の決められた期間です。預入
1 ヶ月
1円
時の利率が満期日までに変わらない確定利回りです。
定期貯金
~10 年
以上
総合口座にセットすれば、自動融資が受けられるので、
大変便利です。
◇貸出業務
農業専門金融機関として、農業の振興を図るための農業関連資金はもとより、組合員の皆
さまの生活を豊かにするための生活改善資金等を融資しています。
また、地域金融機関の役割として、地域住民の皆さまの暮らしに必要な資金や、地方公共
団体、農業関連産業・地元企業等、農業以外の事業へも必要な資金を貸し出し、農業の振興
はもとより、地域社会の発展のために貢献しています。
さらに、株式会社日本政策金融公庫をはじめとする政府系金融機関等の代理貸付、個人向
けローンも取り扱っています。
融資商品一覧表
○手形貸付金
○日本政策金融公庫資金
○証書貸付金
○農業近代化資金
17
○当座貸越
○農業改良資金
○主な各種ローンのご案内
種類
特
徴
マイホームのご新築・ご購入・増改築、住宅ローンの
お借換えなどにお役に立ちます。返済方法・融資額・
住 宅
融資期間等を選択できます。ライフプランにあわせて、
ローン
無理のない返済計画をご提案いたします。
期
間
融資金額
3 年以上
35 年以内
10 万円以上
5,000 万円
以内
マイカー
ローン
自動車・バイクの購入からメンテナンスまで、幅広く
ご利用いただけます。
6 か月以上
7 年以内
10 万円以上
500 万円以内
フリー
ローン
ご本人の生活に必要な一切の資金にお役立ていただき
ます。
6 か月以上
5 年以内
10 万円以上
300 万円以内
らくらく
キャッシュ
JAのらくらくキャッシュは簡単なお手続きで今すぐ
お申し込みいただけるカードローン。全国の JA はもち
ろん、他行の CD・ATM でもお引出し可能です。
ご契約日
から 1 年
50 万円以内
10 万円単位
リフォーム
ローン
教 育
ローン
カード
ローン
1 年以上
住宅の増改築・改装・補修および、システムキッチン・
10 年 6 か月
造園・物置など住宅関連設備にお役立ていただけます。
以内
高校、高専、短大、大学、専修学校等に就学予定のお 据置期間を
含め最長
子さまの入学金や授業料などの学費にご利用いただけ
13 年 6 か月
ます。また、在学中の方でもご利用になれます。
あらかじめ決めておいた借入枠の範囲内なら、いつで
ご契約日
も何回でも繰り返し利用することができます。使いみ
から 2 年
ちは自由なので、さまざまに利用できます。
10 万円以上
500 万円以内
10 万円以上
500 万円以内
50 万円以内
10 万円単位
◇為替業務
全国のJA・農林中金の店舗を始め、全国の銀行や信用金庫などの各店舗と為替網で結び、
当JAの窓口を通して全国のどこの金融機関へでも振込・送金や手形・小切手等の取立が安
全・確実・迅速にできます。
◇その他の業務及びサービス
当JAでは、コンピュータ・オンラインシステムを利用して、各種自動受取、各種自動支払
や事業主のみなさまのための給与振込サービス、自動集金サービスなど取り扱っています。
また、国債(利付・割引国庫債券)の窓口販売の取り扱い、国債の保護預かりなど、いろ
いろなサービスに努めています。
◇手数料一覧
1件につき
1件につき
1件につき
1件につき
1件につき
1件につき
1件につき
無料
無料
525円
735円
420円
630円
420円
普通扱い(送金小切手)
1件につき
630円
電信扱い
1件につき
630円
1通につき
420円
普通扱い(送金小切手)
1通につき
630円
電信扱い
1通につき
840円
当JA本支店あてのも
の
他行あて
のもの
電信扱い
文書扱い
3万円未満
3万円以上
3万円未満
3万円以上
3万円未満
3万円以上
当JA本支店あてのもの
他行あて
のもの
当JA本支店あてのもの
他行あて
のもの
18
送金・振込の組戻料
1件あたり
取立手形組戻料
1通あたり
1通あたり
取立手形店頭呈示料
(ただし,630円を超える実費を要する場合は,その実費)
不渡手形返却料
1通あたり
貯金残高証明書
1件あたり
その他の手数料
貸出金残高証明書
1件あたり
小 切 手 帳 用 紙
1冊あたり
630円
630円
630円
実費
630円
210円
210円
420円
〔共済事業〕
JA共済は、JAが行う地域密着型の総合事業の一環として、組合員・利用者の皆様の生命・
傷害・家屋・財産を相互扶助によりトータルに保障しています。事業実施当初から生命保障と
損害保障の両方を実施しており、個人の日常生活のうえで必要とされるさまざまな保障・ニー
ズにお応えできます。
JA共済では、生命・建物・自動車などの各種共済による生活総合保障を展開しています。
● JA共済の保障プラン
種
終
身
類
共
内
済
養 老 生 命 共 済
こ
ど も 共 済
が
ん
共
済
医
療
共
済
年
金
共
済
建 物 更 生 共 済
自動車・自賠責共済
容 と 特
色
万一の時も「一時金」と「年金」でご家族をしっかり守るプラ
ンです。
貯畜と保障の充実プラン
生活設計に合わせて選べます。
ご誕生から社会人の一歩まで
お子さまの成長とともに歩むプランです。
がんと闘うための安心を一生涯に亘って手厚く保障するプラ
ンです。
病気やケガを一生涯サポートします。
ゆとりある老後のために
充実の年金プランです。
大切な家や家財を火災はもちろん、自然災害からも守るワイド
な保障プランです。
家計への負担が軽く、万一の事故時にはしっかり対応できるプ
ランです。
◇JA共済の仕組み
JA共済は、平成 17 年4月1日から、JAとJA共済連が共同で共済契約をお引き受けして
います。JAとJA共済連がそれぞれの役割を担い、組合員・利用者の皆さまに密着した生活
総合保障活動を行っています。
組合員・利用者
の皆様
共済契約
JA
+
JA共済連
J
A:JA共済の窓口です。
JA共済連:JA共済事業の企画・開発・資産運用業務や支払共済にかかる
準備金の積み立てなどを行っています。
19
〔購買事業〕
購買事業は、組合員や地域住民のみなさまの営農・生活に必要な商品を多数取り扱っていま
す。
営農関連では、肥料、農薬、農業資材、農業機械等を、生活関連では、米、一般食料品、日
用品はもとより、自動車、家庭電気製品、燃料、LPガス、石碑にいたるまでを取り扱い、一
括購入や流通コストの低減と良品供給に努め、利用者の安心と利益に貢献しています。
〔販売事業〕
生産者から消費者へ新鮮で安心・安全な農畜産物をお届けする事業を行っています。生産者
が生産した農畜産物を市場に出荷するほか、「地産地消」の取り組みとして、管内 4 カ所の直
売所では、当JA管内において生産された米、野菜、果樹等の農産物を消費者の方々に提供し
ています。
さらに、地元農産物をオンラインショップやグリーンシャトウ(宅配便)で全国の消費者の
方にご利用いただいています。
(2)系統セーフティネット
当JAの貯金は、JAバンク独自の制度である「破綻未然防止システム」と公的制度である
「貯金保険制度(農水産業協同組合貯金保険制度)」との2重のセーフティネットで守られて
います。
◇「JAバンクシステム」の仕組み
JAバンクは、全国のJA・信連・農林中央金庫(JAバンク会員)で構成するグループの
名称です。組合員・利用者の皆さまに、便利で安心な金融機関としてご利用いただけるよう、
JAバンク会員の総力を結集し、実質的にひとつの金融機関として活動する「JAバンクシ
ステム」を運営しています。
「JAバンクシステム」は「破綻未然防止システム」と「一体的事業推進」を2つの柱と
しています。
◇「破綻未然防止システム」の機能
「破綻未然防止システム」は、JAバンク全体としての信頼性を確保するための仕組みです。
JAバンク法(農林中央金庫及び特定農業協同組合等による信用事業の再編及び強化に関する
法律)に基づき、「JAバンク基本方針」を定め、JAの経営上の問題点の早期発見・早期改
善のため、国の基準よりもさらに厳しいJAバンク独自の自主ルール基準(達成すべき自己資
本比率の水準、体制整備など)を設定しています。
また、JAバンク全体で個々のJAの経営状況をチェックすることにより適切な経営改善指
導を行います。
◇「一体的な事業推進」の実施
良質で高度な金融サービスを提供するため、JAバンクとして商品開発力・提案力の強化、
共同運営システムの利用、全国統一のJAバンクブランドの確立等の一体的な事業推進の取り
組みをしています。
◇貯金保険制度
貯金保険制度とは、農水産業協同組合が貯金などの払い戻しができなくなった場合などに
貯金者を保護し、また資金決済の確保を図ることによって、信用秩序の維持に資することを
目的とする制度で、銀行、信金、信組、労金などが加入する「預金保険制度」と同様な制度
です。
20
【経営資料】
Ⅰ 決算の状況
1. 貸借対照表
(単位:百万円)
科
目
平成 22 年度
(23 年 3 月 31 日)
(資 産 の 部)
1.信用事業資産
(1)現
金
(2)預
金
系統預金
系統外預金
(3)有価証券
国 債
金融債
(4)貸出金
(5)その他の信用事業資産
未収収益
その他の資産
(6)貸倒引当金
2.共済事業資産
(1)共済貸付金
(2)共済未収利息
(3)貸倒引当金
3.経済事業資産
(1)受取手形
(2)経済事業未収金
(3)経済受託債権
(4)棚卸資産
購買品
その他の棚卸資産
(5)その他の経済事業資産
(6)貸倒引当金
4.雑資産
5.固定資産
(1)有形固定資産
建
物
機械装置
土
地
その他の有形固定資産
減価償却累計額
(2)無形固定資産
6.外部出資
系統出資
系統外出資
7.繰延税金資産
資産の部合計
21
平成 23 年度
(24 年 3 月 31 日)
103,221
355
78,904
78,894
10
6,476
2,838
3,638
17,500
101
95
6
△114
31
31
0
△0
1,712
35
845
431
369
326
44
86
△55
301
3,332
3,329
3,255
1,275
2,180
1,117
△4,497
4
4,314
4,227
87
67
102,880
443
78,130
78,116
14
7,813
2,961
4,852
16,506
88
78
10
△100
94
93
1
△0
1,755
38
832
497
366
326
40
65
△43
279
3,383
3,379
3,272
1,272
2,198
1,151
△4,514
4
5,701
5,617
84
62
112,978
114,153
科
目
平成 22 年度
(23 年 3 月 31 日)
(負 債 の 部)
1.信用事業負債
(1)貯
金
(2)借入金
(3)その他の信用事業負債
未払費用
その他の負債
2.共済事業負債
(1)共済借入金
(2)共済資金
(3)共済未払利息
(4)未経過共済付加収入
3.経済事業負債
(1)経済事業未払金
(2)経済受託債務
(3)その他の経済事業負債
4.雑負債
(1)未払法人税等
(2)資産除去債務
(3)その他の負債
5.諸引当金
(1)賞与引当金
(2)退職給付引当金
(3)役員退職慰労引当金
(4)睡眠貯金払戻損失引当金
6.再評価に係る繰延税金負債
負債の部合計
(純資産の部)
1.組合員資本
(1)出資金
(2)利益剰余金
利益準備金
その他利益剰余金
施設整備積立金
税効果積立金
減損会計対応積立金
信用事業基盤強化積立金
特別積立金
当期未処分剰余金
(うち当期剰余金)
(3)処分未済持分
2.評価・換算差額等
(1)その他有価証券評価差額金
(2)土地再評価差額金
純資産の部合計
負債及び純資産の部合計
22
平成 23 年度
(24 年 3 月 31 日)
102,381
100,278
1,804
299
183
116
668
31
350
0
286
1,202
804
396
1
331
147
6
177
1,255
148
1,093
14
-
290
106,125
103,253
101,354
1,694
205
125
81
695
91
325
1
277
1,188
815
374
0
350
128
6
216
1,123
144
959
18
3
254
106,863
6,135
2,071
4,079
1,434
2,646
565
122
-
298
1,111
550
(258)
△15
717
98
619
6,852
6,518
2,110
4,424
1,486
2,938
653
114
2
449
1,121
600
(396)
△16
772
130
642
7,289
112,978
114,153
2.
損益計算書
(単位:百万円)
科
目
自
至
1.事業総利益
(1)信用事業収益
資金運用収益
(うち預金利息)
(うち有価証券利息)
(うち貸出金利息)
(うちその他受入利息)
役務取引等収益
その他経常収益
(2)信用事業費用
資金調達費用
(うち貯金利息)
(うち給付補てん備金繰入)
(うち借入金利息)
(うちその他支払利息)
役務取引等費用
その他経常費用
(うち貸倒引当金戻入益)
信用事業総利益
(3)共済事業収益
共済付加収入
共済貸付金利息
その他の収益
(4)共済事業費用
共済借入金利息
共済推進費
共済保全費
その他の費用
(うち貸倒引当金繰入額)
共済事業総利益
(5)購買事業収益
購買品供給高
修理サービス料
その他の収益
(6)購買事業費用
購買品供給原価
購買品供給費
修理サービス費
その他の費用
(うち貸倒引当金繰入額)
(うち貸倒引当金戻入益)
購買事業総利益
(7)販売事業収益
販売手数料
その他の収益
(8)販売事業費用
販売費
その他の費用
(うち貸倒引当金繰入額)
(うち貸倒引当金戻入益)
23
平成 22 年 4 月 1 日
平成 23 年 3 月 31 日
3,088
1,199
1,153
648
70
435
0
34
12
298
200
148
8
43
1
8
90
-
900
915
897
0
18
44
0
34
1
9
0
871
5,638
5,368
128
143
4,724
4,623
46
3
52
4
-
914
208
131
77
77
24
53
1
-
自
至
平成 23 年 4 月 1 日
平成 24 年 3 月 31 日
3,035
1,115
1,071
583
81
398
10
33
11
231
154
108
6
39
1
14
63
△14
883
920
892
2
27
51
2
37
1
11
0
869
5,668
5,394
122
152
4,765
4,684
46
3
31
-
△11
904
220
127
93
86
31
56
-
△0
科
目
自
至
販売事業総利益
(9)農業倉庫事業収益
(10)農業倉庫事業費用
農業倉庫事業総利益
(11)加工事業収益
(12)加工事業費用
加工事業総利益
(13)利用事業収益
(14)利用事業費用
利用事業総利益
(15)旅行事業収益
(16)旅行事業費用
旅行事業総利益
(17)指導事業収入
(18)指導事業支出
指導事業収支差額
2.事業管理費
(1)人件費
(2)業務費
(3)諸税負担金
(4)施設費
(5)その他事業管理費
事 業 利 益
3.事業外収益
(1)受取雑利息
(2)受取出資配当金
(3)賃貸料
(4)雑収入
4.事業外費用
(1)寄付金
(2)雑損失
経 常 利 益
5.特別利益
(1)固定資産処分益
(2)一般補助金
(3)貸倒引当金戻入益
(4)その他の特別利益
6.特別損失
(1)固定資産処分損
(2)固定資産圧縮損
(3)減損損失
(4)その他の特別損失
税引前当期利益
法人税・住民税及び事業税
法人税等調整額
7.法人税等合計
当期剰余金
前期繰越剰余金
目的積立金目的取崩額
土地再評価差額金取崩額
当期未処分剰余金
平成 22 年 4 月 1 日
平成 23 年 3 月 31 日
130
24
1
23
30
20
9
392
133
260
9
1
8
38
65
△27
2,606
1,777
238
79
503
10
483
39
6
7
13
13
15
15
0
506
49
6
24
8
11
153
13
24
105
12
402
148
△5
143
258
137
107
48
550
24
自
至
平成 23 年 4 月 1 日
平成 24 年 3 月 31 日
134
18
1
17
31
22
9
384
139
244
9
1
8
36
69
△33
2,538
1,744
232
79
477
6
497
50
6
18
11
16
30
15
15
517
29
22
7
-
-
23
6
7
6
3
524
130
△2
128
396
187
8
9
600
22年度 注記表
3.注記表
注記表(22 年度)
〔1〕重要な会計方針にかかる事項に関する注記
1.次に掲げるものの評価基準及び評価方法
(1) 有価証券の評価基準及び評価方法
有価証券の評価基準及び評価方法は、有価証券の保有目的区分ごとに次のとおり行っ
ています。
その他有価証券
時価のあるもの:期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直
入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)
(2)
棚卸資産の評価基準及び評価方法
棚卸資産の評価基準及び評価方法は、次によっています。
① 購買品(店舗):売価還元法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの
方法)
② 購買品(店舗以外):最終仕入原価法による原価法(収益性の低下による簿価
切下げの方法)
③ その他の棚卸資産(製品):総平均法による原価法(収益性の低下による簿価
切下げの方法)
④ その他の棚卸資産(原材料):最終仕入原価法による原価法(収益性の低下に
よる簿価切下げの方法)
(3)
固定資産の減価償却の方法
① 有形固定資産
建
物:平成10年3月31日以前に取得したものについては、旧定率法を採用し
ています。
また、平成10年4月1日以後に取得した建物(建物附属設備を除
く。)については旧定額法を、平成19年4月1日以後に取得したもの
については定額法を採用しています。
建物以外:平成19年3月31日以前に取得したものについては、旧定率法を採用し
ています。
また、平成19年4月1日以後に取得したものについては、定率法
を採用しています。
なお、耐用年数及び残存価額については、原則、法人税法に規定
する方法と同一の基準によっています。
また、取得価額が10万円以上20万円未満の少額減価償却資産(の一
部)については、法人税法の規定に基づき、一括3年償却を行ってい
ます。
② 無形固定資産
定額法を採用しています。
なお、当JA利用ソフトウェアについては、5年で均等償却を行っています。
(4)
引当金の計上基準
① 貸倒引当金
貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定規程、経理規程及び資産の償却・
引当基準により、次のとおり計上しています。
破産、特別清算等、法的に経営破綻の事実が発生している債務者(以下「破綻
先」という。)にかかる債権及び法的に経営破綻の事実が発生していないものの
実質的に経営破綻に陥っている債務者(以下「実質破綻先」という。)にかかる
25
22年度 注記表
債権については、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、
その残額を計上しています。
また、現在は経営破綻の状況にはないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きい
と認められる債務者(破綻懸念先)にかかる債権については、債権額から担保の
処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち債務者
の支払能力を総合的に判断して必要と認める額を計上しています。
上記以外の正常先、要注意先(要管理先を含む。)にかかる債権については、
貸倒実績率に基づく予想損失率で算定した金額と税法繰入限度額のいずれか多い
金額を計上しています。なお、この基準に基づき、当期は租税特別措置法第 57 条
の 10 により算定した金額に基づき計上しています。
すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、資産査定部署が資産査定を実
施し、当該部署から独立した内部監査部署が査定結果を監査しており、その査定
結果に基づいて上記の引当等を行っています。
② 賞与引当金
賞与支給基準に基づき、職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、次期
支給の賞与見積額のうち当期に属する期間対応分を計上しています。
③ 退職給付引当金
退職給付にかかる会計基準を適用し、職員の退職給付に備えるため、当事業年
度末の退職給付債務に基づき、当事業年度末までに発生していると認められる額
を計上しています。
なお、当JAは職員数 300人未満の小規模企業等に該当するため、「退職給付
会計に関する実務指針(中間報告)」(日本公認会計士協会 会計制度委員会報
告第13号;平成11年9月14日)により簡便法を採用しています。
④ 役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支払いに備えるため、役員退職慰労規程に基づく期末要支
給額を計上しています。
(5)
リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リー
ス取引のうち、リース取引開始日が企業会計基準第13号「リース取引に関する会計基
準」適用開始前のリース取引については、通常の賃貸借取引にかかる方法に準じた会
計処理によっています。
なお、今期に取引を開始したリース取引については、個々のリース資産について重
要性を判断したうえで、「重要性が乏しい」と認められるものは通常の賃貸借取引に
かかる方法に準じた会計処理を行っています。
(6)
消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。ただし、動産不動産
にかかる控除対象外消費税等は繰延消費税として雑資産に計上し、5年間で均等償却を
行っています。
(7)
記載金額の端数処理
貸借対照表・損益計算書及び注記表にかかる記載金額については百万円未満を四捨五
入して表示して表示しています。そのため、内訳金額を合計した金額が合計欄記載の金
額と一致しない場合があります。
金額が百万円未満の科目については「0」で表示しています。
2.会計方針の変更
(1) 会計方針の変更にかかる注記
『資産除去債務に関する会計基準(企業会計基準第18号 平成20年3月31日)』及び
『資産除去債務に関する会計基準の適用指針(企業会計基準適用指針第21号 平成20年3
26
22年度 注記表
月31日)』が平成22年4月1日以後開始する事業年度から適用されたことに伴い、当期
から同会計基準及び適用指針を適用しています。
本会計基準並びに適用指針の適用に伴い、従来の方法に比べ「有形固定資産」中の建
物が5百万円、「雑負債(資産除去債務)」が6百万円、繰延税金資産が2百万円、繰延
税金負債が1百万円それぞれ増加しています。当会計年度にかかる減価償却費及び利息
費用として事業管理費は0百万円(441千円)増加し、過年度にかかる同費用を資産除去
債務会計基準の適用に伴う影響額として4百万円を「特別損失(その他特別損失)」と
して計上したことにより、事業利益は0百万円(441千円)、税引前当期利益は4百万円
減少しています。
(2) その他の注記
① 貸借対照表様式の変更
農業協同組合法施行規則の改正(平成23年3月24日農林水産省令第10号)によ
り、「雑負債」の内訳として「資産除去債務」を表示しています。
② 表示区分の変更
当JAは、これまで公益法人である関係団体((社)岡山県農業開発研究所、(社)岡
山県農協信用保証センター、(社)岡山県農協電算センター、(社)岡山県農業会館)
に対する拠出金は、「外部出資」勘定で処理していました。
この度、拠出先である関係団体においては、当該金銭が『債務』であると認識したう
えで、定款の一部を変更し、
『加入預り金』として債務へ振り替る旨通知を受けました。
これを受け当組合としても関係団体への拠出金については『債権』と整理し、『預け
金』へ振り替えています。
また、(社)岡山県畜産協会に対しては、組織再編前の(社)岡山県肉畜価格安定基
金協会に対する出資金を肉用子牛生産者補給金制度への寄託金として「経済預け金」勘
定で処理していましたが、同様の趣旨により「預け金」勘定に振替いたしました。
これにより、総資産に変動はありませんが、雑資産が78百万円増加し、その他の経済
事業資産が5百万円、外部出資が73百万円それぞれ減少しております。
〔2〕貸借対照表に関する注記
1.有形固定資産については、圧縮記帳額を控除した残額のみを記載しており、その圧縮記
帳額は 1,069 百万円(平成 6 年 4 月 1 日新設合併以降)です。
2.貸借対照表に計上した固定資産のほか、電算機、給油システム、自動車整備システム、
LPG機器等は、リース契約により使用しています。
なお、これらのリース資産にかかる未経過リース料期末残高相当額は、1 百万円です。
3.担保に供した資産は次のとおりです。
(単位:百万円)
担保権により担保されている債務
担保に供している資産
種類
農林中央金庫定期預金
農林中央金庫定期預金
計
期末帳簿価額
4,970
2
担保権の種類
質権
内容
農林中央金庫の為替決済
質権
高梁地域事務組合振替決済
-
計
-
4,972
4.理事及び監事に対する金銭債権・債務の総額
理事及び監事に対する金銭債権並びに金銭債務はありません。
27
期末残高
-
22年度 注記表
5.貸出金のうちリスク管理債権
区
分
破綻先債権
延滞債権
3 カ月以上延滞債権
貸出条件緩和債権
合
計
金
(単位:百万円)
額
-
393
-
-
393
〔破綻先債権〕
元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又
は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金
(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法
人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又
は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金をいいます。
〔延滞債権〕
未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図るこ
とを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金をいいます。
〔3 カ月以上延滞債権〕
元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上遅延している貸出金(破綻先
債権及び延滞債権を除く。)をいいます。
〔貸出条件緩和債権〕
債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、
元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金(破綻先
債権、延滞債権及び3ヵ月以上延滞債権を除く。)をいいます。
なお、リスク管理債権は、当該債権額を開示するものであり、担保・保証等による保
全の有無及び個別貸倒引当金で引き当てられているものを考慮しておりませんので、開
示額は回収不能額を表すものではありません。
6.「土地の再評価に関する法律」に基づき土地再評価差額金を計上した場合の再評価の方
法及び同法第10条に規定する差額
「土地の再評価に関する法律」(平成10年3月31日公布法律第34号)及び「土地
の再評価に関する法律の一部を改正する法律」に基づき、事業用の土地の再評価を行い、
再評価差額については、当該再評価差額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」
として負債の部に計上し、これを控除した金額を「土地再評価差額金」として純資産の部
に計上しています。
○ 再評価を行った年月日
平成12年3月31日
○ 同法律第 3 条第 3 項に定める再評価の方法
土地の再評価に関する法律施行令(平成 10 年 3 月 31 日公布政令第 119 号)
第 2 条第 3 号に定める「地方税法第 341 条第 10 号の土地課税台帳又は同条第
11 号の土地補充課税台帳に登録されている価格に合理的な調整を行って算
出する方法」に基づき算出
○ 同法律第 10 条に定める再評価を行った事業用土地の当年度末における時価の
合計額と当該事業用土地の再評価後の帳簿価額の合計額との差額:581 百万円
〔3〕損益計算書に関する注記
1.減損損失を認識した資産又は資産グループの概要等
当 JA では、キャッシュ・フローを生み出す最小の単位としてグルーピングを実施し、
支店及び営農・生活関連事業所においては、高梁・有漢グループ、成羽・川上・備中グ
ループ、賀陽・北房グループ単位に区分しています。
またこれら資産のほか、各給油所・ガスセンター・オートパル・葬祭センター・発電
所及び遊休・業務外賃貸資産は、単独のグループとして区分しています。
28
22年度 注記表
さらに、独立した資産ではあるが単独ではキャッシュ・フローを生まない資産や一定
のキャッシュ・フローは生成するものの他の資産グループのキャッシュ・フロー生成に
寄与している資産については、共用資産としています。
なお、平成 22 年 4 月竣工のコスモスの里は、賀陽・北房グループの共用資産にグル
ーピングし、また、遊休化した諸資産は、単独のグループとしました。
(1)減損損失を認識した資産又は資産グループの用途、種類、場所などの概要
当期に減損損失を計上した資産又は資産グループは次のとおりです。
資産又は
資産グループ
賀陽支店
(豊野ATM)
用
途
遊
休
種
類
場
所
建物、構築物
加賀郡吉備中央町竹荘636-3
吉川支店
〃
建物、構築物、器具備品
加賀郡吉備中央町吉川841
高倉支店
〃
土地、建物、機械装置
高梁市高倉町田井3746
高梁支店
〃
土地、建物、構築物、器具備品
高梁市旭町1334-6
松原支店
〃
土地、建物
高梁市松原町春木704-1
水田支店
〃
土地、建物、構築物
真庭市宮地1247-1
〃
建物、器具備品
高梁市川上町地頭1780-2
〃
土地
高梁市津川町今津1764-1
備中支店
(育苗ハウス)
〃
構築物
高梁市備中町平川6981
有漢支店
(巨瀬農機)
〃
建物
高梁市巨瀬町4971-1
落合支店
(野菜直売所)
〃
土地、建物、構築物
高梁市落合町阿部1287-4
上水田給油所
(中津井給油所)
〃
土地
真庭市下中津井968-1
土地、建物、器具備品
高梁市落合町阿部2216-1
器具備品
高梁市津川町今津2548-1
機械装置
高梁市川上町領家1248-1
〃
建物、機械装置、器具備品
加賀郡吉備中央町西360-1
〃
機械装置、器具備品
高梁市成羽町長地1515-1
川上集出荷施設
(葡萄選果場)
〃
土地、構築物
高梁市川上町七地2184-3
備中集出荷施設
(梱包機)
〃
機械装置
高梁市備中町平川6072
有漢集出荷施設
(コンベアー)
〃
機械装置、器具備品
高梁市巨瀬町4971-1
湯野育苗施設
〃
建物、構築物
高梁市備中町西油野1072
有漢育苗施設
(防霜ファン)
〃
構築物
高梁市有漢町有漢5136
豊野生産直売所
〃
土地、構築物、器具備品
加賀郡吉備中央町豊野141-13
賀陽倉庫(原)
〃
建物
加賀郡吉備中央町西266-3
吉川生活店舗
高梁餅加工施設
(松山加工場)
〃
建物
加賀郡吉備中央町吉川841
〃
土地、建物
高梁市松山6961-2
川上支店
(放送設備)
津川支店
落合給油所
オートパル高梁
オートパル川上
(車検ライン)
賀陽農機センタ
ー
(大和工場)
中集出荷施設
(予冷庫)
営業用店
舗
〃
遊
休
29
その他
22年度 注記表
資産又は
資産グループ
用
途
種
類
場
所
柴原堆肥施設
(混合粉砕機)
〃
機械装置
高梁市宇治町宇治914
有漢倉庫施設
(コンベアー)
〃
器具備品
高梁市有漢町有漢2447
宅地
〃
土地
高梁市成羽町成羽2325-1
その他
(2)減損損失の認識に至った経緯
資産又は
資産グループ
認 識 に 至 っ た 経 緯
賀陽支店(豊野ATM)
吉川支店
高倉支店
高梁支店
松原支店
水田支店
川上支店(放送設備)
津川支店
備中支店(育苗ハウス)
有漢支店(巨瀬農機)
落合支店(野菜直売所)
遊休の状況であるため減損の兆候に該当しています。当該資産は早期処
分対象であることから処分可能額で評価し、その評価額が帳簿価額を下回
るためその差額を減損損失として認識しました。
上水田給油所(中津井給油所)
落合給油所
オートパル高梁
事業損益が過去 2 期マイナスで、当期もマイナス見込みであるため減損
の兆候に該当しており、短期的に業績の回復が見込まれないことから、帳
簿価額を回収可能額まで減額し、当該減少額を減損損失として認識しまし
た。
オートパル川上(車検ライン)
賀陽農機センター(大和工場)
中集出荷施設(予冷庫)
川上集出荷施設(葡萄選果場)
備中集出荷施設(梱包機)
有漢集出荷施設(コンベアー)
湯野育苗施設
有漢育苗施設(防霜ファン)
豊野生産直売所
賀陽倉庫(原)
吉川生活店舗
遊休の状況であるため減損の兆候に該当しています。当該資産は早期処
分対象であることから処分可能額で評価し、その評価額が帳簿価額を下回
るためその差額を減損損失として認識しました。
高梁餅加工施設(松山加工場)
柴原堆肥施設(混合粉砕機)
有漢倉庫施設(コンベアー)
宅地
(3)減損損失の金額及び主な固定資産の種類ごとの当該金額の内訳
資産又は
資産グループ
賀陽支店(豊野ATM)
吉川支店
高倉支店
高梁支店
松原支店
減損損失額(百
万円)
1
0
25
16
6
主な固定資産の種類ごとの減損損失額(百万円)
建物
建物
土地
土地
1、構築物 1
0、構築物 0、器具備品 0
23、建物 2、機械装置 0
13、建物 3、構築物 0、器具備品 0
土地 3、建物 3
30
22年度 注記表
資産又は
資産グループ
水田支店
川上支店(放送設備)
津川支店
備中支店(育苗ハウス)
減損損失額(百
万円)
12
0
7
0
有漢支店(巨瀬農機)
0
主な固定資産の種類ごとの減損損失額(百万円)
土地 10、建物 2、構築物 0
建物 0、器具備品 0
土地 7
構築物 0
建物 0
落合支店(野菜直売所)
上水田給油所(中津井給油所)
落合給油所
オートパル高梁
オートパル川上(車検ライン)
賀陽農機センター(大和工場)
9
3
12
0
0
1
土地 9、建物 0、構築物 0
土地 3
土地 12、建物 0、器具備品 0
器具備品 0
機械装置 0
建物 1、機械装置 0、器具備品 0
中集出荷施設(予冷庫)
川上集出荷施設(葡萄選果場)
備中集出荷施設(梱包機)
有漢集出荷施設(コンベアー)
0
0
0
0
機械装置 0、器具備品 0
土地 0、構築物 0
機械装置 0
機械装置 0、器具備品 0
湯野育苗施設
有漢育苗施設(防霜ファン)
豊野生産直売所
賀陽倉庫(原)
1
0
0
0
建物 1、構築物 0
構築物 0
土地 0、構築物 0、器具備品 0
建物 0
吉川生活店舗
0
建物 0
高梁餅加工施設(松山加工場)
柴原堆肥施設(混合粉砕機)
有漢倉庫施設(コンベアー)
宅地
1
0
0
9
土地 1、建物 0
機械装置 0
器具備品 0
土地 9
(4)回収可能額が正味売却価額の場合にはその旨及び時価の算出方法、回収可能額が使用価値の
場合にはその旨及び割引率
資産又は
資産グループ
回収可能額として
採用した基準
賀陽支店(豊野ATM)
吉川支店
高倉支店
正味売却価額
正味売却価額
正味売却価額
高梁支店
松原支店
水田支店
正味売却価額
正味売却価額
正味売却価額
川上支店(放送設備)
津川支店
備中支店(育苗ハウス)
有漢支店(巨瀬農機)
落合支店(野菜直売所)
上水田給油所(中津井給油所)
落合給油所
正味売却価額
正味売却価額
正味売却価額
正味売却価額
正味売却価額
正味売却価額
正味売却価額
オートパル高梁
正味売却価額
オートパル川上(車検ライン)
正味売却価額
賀陽農機センター(大和工場)
中集出荷施設(予冷庫)
川上集出荷施設(葡萄選果場)
正味売却価額
正味売却価額
正味売却価額
備中集出荷施設(梱包機)
有漢集出荷施設(コンベアー)
湯野育苗施設
正味売却価額
正味売却価額
正味売却価額
31
時価の算出方法又は割引率
土地については、固定資産税評価額から建物の取
り壊し費用等の処分費用見込額を差し引いて合
理的に算出し、土地以外については、0円で評価
しています。
22年度 注記表
有漢育苗施設(防霜ファン)
正味売却価額
豊野生産直売所
正味売却価額
正味売却価額
賀陽倉庫(原)
吉川生活店舗
高梁餅加工施設(松山加工場)
正味売却価額
柴原堆肥施設(混合粉砕機)
正味売却価額
有漢倉庫施設(コンベアー)
正味売却価額
宅地
正味売却価額
正味売却価額
〔4〕金融商品に関する注記
1.金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取り組み方針
当JAは、組合員等から預かった貯金を原資に、農家等組合員のほか地域内の団体等へ
貸付けるほか、農林中央金庫へ預け入れています。またそのほか、安全性の高い国債や金
融債による有価証券の運用を行っています。
(2) 金融商品の内容及びそのリスク
当JAが保有する金融資産は、主として地区内に居住する組合員等に対する貸出金、系
統金融機関である農林中央金庫への預金及び有価証券です。
貸出金は顧客の契約不履行によりもたらされる信用リスクにさらされており、当期決算
日現在の貸出金のうち 33.8%は個人に対する住宅関連融資であり、雇用環境を巡る経済情
勢等の悪化等により、契約条件に従った債務履行がされない可能性があります。
また、有価証券は主に純投資目的(その他有価証券)で保有しています。これらは金利
変動リスク及び市場価格の変動リスクにさらされています。
借入金は、その全てが政策金融公庫転貸資金です。
(3) 金融商品にかかるリスク管理体制
① 信用リスクの管理
当JAは、個別の重要案件又は大口案件については、理事会において対応方針を決定
しています。また、通常の貸出取引については、本店に審査課を設置し、各支店との連
携を図りながら、与信審査を行っています。
審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力の評価を行うと
ともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。
貸出取引において資産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行
っています。不良債権については、管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取
り組んでいます。
また、資産自己査定の結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づ
き必要額を計上し、資産及び財務の健全化に努めています。
② 市場リスクの管理
当JAでは、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロール
することにより、収益化及び財務の安定化を図っています。このため、財務の健全性維
持と収益力強化とのバランスを重視した ALM を基本に、資産・負債の金利感応度分析な
どを実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めています。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び
当JAの保有有価証券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会において運
用方針を定めるとともに、経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的
な情報交換及び意思決定を行っています。
運用部門は、理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された方針などに基
づき、有価証券の売買やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取引について
32
22年度 注記表
はリスク管理部門が適切な執行を行っているかどうかチェックし定期的にリスク量の
測定を行い経営層に報告しています。
市場リスクに係る定量的情報
(トレーディング目的以外の金融商品)
当 JA で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品です。当 JA
において、主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる金融商品は、預金、
貸出金、有価証券のうちその他有価証券に分類している債券、貯金及び借入金です。
当 JA では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後 1 年程度の金利の合理的
な予想変動幅を用いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっての定量的
分析に利用しています。
金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標となる
金利が 0.01%上昇したものと想定した場合には、経済価値が 2 百万円減少するものと把握
しています。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他の
リスク変数の相関を考慮していません。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影響
が生じる可能性があります。
なお、経済価値変動額の計算において、分割実行案件にかかる未実行金額についても含
めて計算しています。
③ 資金調達に係る流動性リスクの管理
当JAでは、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成
し、安定的な流動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、投資
判断を行ううえでの重要な要素と位置付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握
したうえで、運用方針などの策定の際に検討を行っています。
(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む。)には、市場価格に基づく価額のほか、市
場価格がない場合には合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む。)が含まれて
います。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条
件等によった場合、当該価額が異なることもあります。
2.金融商品の時価等に関する事項
(1)金融商品の貸借対照表計上額および時価等
当年度末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含めず
(3)に記載しています。
(単位:百万円)
預金
有価証券
その他有価証券
貸出金
貸倒引当金(※1)
貸倒引当金控除後
経済事業未収金
貸倒引当金(※2)
貸倒引当金控除後
資産計
貯金
貸借対照表
計上額
78,904
6,476
17,500
△169
17,331
845
△55
790
103,501
100,278
33
時価
差額
78,708
△196
6,476
―
―
17,786
―
―
790
103,760
100,276
0
―
―
455
―
―
0
259
△2
22年度 注記表
借入金
経済事業未払金
負債計
1,804
804
102,886
1,856
804
102,937
52
0
51
(注1)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
(注2)経済事業未収金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
(2)金融商品の時価の算定方法
資産
① 預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該
帳簿価額によっています。満期のある預金については、期間に基づく区分ごと
に、リスクフリーレートである円 LIBOR・スワップレートで割り引いた現在価
値を時価に代わる金額として算定しています。
② 有価証券及び外部出資
債券は取引所の価格又は取引金融機関から提示された価格によっています。
③ 貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、
貸出先の信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似
していることから、当該帳簿価額によっています。
一方、固定金利によるものは貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元
利金の合計額をリスクフリーレートである円 LIBOR・スワップレートで割り引
いた額から貸倒引当金を控除して時価に代わる金額として算定しています。
なお、分割実行案件で未実行額がある場合には、未実行額も含めた元利金の
合計額をリスクフリーレートである円 LIBOR・スワップレートで割り引いた額
に、帳簿価額に未実行額を加えた額に対する帳簿価額の割合を乗じ、貸倒引当
金を控除した額を時価に代わる金額として算定しています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿
価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としています。
④ 経済事業未収金
経済事業未収金については短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ
等しいことから、当該帳簿価額によっています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿
価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としています。
負債
① 貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時
価とみなしています。
また、定期性貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・
フローをリスクフリーレートである円 LIBOR・スワップレートで割り引いた現
在価値を時価に代わる金額として算定しています。
② 借入金
借入金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映し、また当
JA の信用状態は実行後大きく異なっていないことから、時価は帳簿価額と近似
していると考えられるため、当該帳簿価額によっています。
固定金利によるものは、一定の期間ごとに区分した当該借入金の元利金の合
計額をリスクフリーレートである円 LIBOR・スワップレートで割り引いた現在
価値を時価に代わる金額として算定しています。
③ 経済事業未払金
経済事業未払金については、短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほ
ぼ等しいことから、帳簿価額によっています。
34
22年度 注記表
(3)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これらは(1)
の金融商品の時価情報には含まれていません。
区
外
部
(単位:百万円)
貸借対照表計上額
分
出
資(※1)
合
4,314
計
4,314
(※1)外部出資のうち、市場価格のある株式以外のものについては、時価を把握するこ
とが極めて困難と認められるため、時価開示の対象とはしていません。
(4)金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
78,904
300
0
300
0
853
(単位:百万円)
4年超
5年以内
0
0
1,727
1,955
300
300
853
1,955
1,727
1,200
3,455
515
1,355
0
1,251
0
1,100
0
928
0
9,370
0
83,173
1,655
2,104
3,055
2,655
10,570
1年以内
預金
有価証券
その他有価証券
のうち満期があ
るもの
貸出金(※1・2・3)
経済事業未収金(※
4)
合
計
1年超
2年以内
2年超
3年以内
3年超
4年以内
5年超
0
1,200
(※1)貸出金のうち、当座貸越631百万円については「1年以内」に含めています。また、
期限のない劣後特約付ローンについては、「5年超」に含めています。
(※2)貸出金のうち、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等43百万円は
償還の予定が見込まれないため、含めていません。
(※3)貸出金には分割実行案件の未実行額が含まれています。
(※4)経済事業未収金のうち、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等75
百万円は償還の予定が見込まれないため、含めていません。
(5)貯金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額
80,450
179
1年超
2年以内
10,822
180
2年超
3年以内
5,926
179
3年超
4年以内
317
170
80,630
11,002
6,105
487
1年以内
貯金(※1・2)
借入金
合
計
(単位:百万円)
4年超
5年超
5年以内
271
0
168
927
439
927
(※1)貯金のうち、要求払貯金については「1年以内」に含めて開示しています。
(※2)貯金のうち、定期積金2,492百万円については含めていません。
〔5〕有価証券に関する注記
1.有価証券の時価及び評価差額に関する事項は次のとおりです。
〔その他有価証券〕
その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、貸借対照表計上額及び
これらの差額については、次のとおりです。
種類
貸借対照表計上
額が取得原価又
は償却原価を超
えるもの
債券
貸借対照表計上
債券
(単位:百万円)
差額
取得原価又は
償却原価
5,432
貸借対照表
計上額
5,582
2,632
2,800
5,432
2,740
2,842
5,582
108
42
150
900
894
△6
国債
金融債
小計
35
150
22年度 注記表
額が取得原価又
は償却原価を超
えないもの
合
国債
金融債
小計
計
100
98
△2
800
900
6,332
796
894
6,476
△4
△6
144
上記評価差額から繰延税金負債 46 百万円を差し引いた金額 98 百万円が、「その他有
価証券評価差額金」に含まれています。
2.有価証券の売却等
当期中に売却したその他有価証券はありません。
〔6〕退職給付に関する注記
1. 採用している退職給付制度
職員の退職給付に備えるため、退職給与規程に基づく退職一時金制度を採用しています。
この制度に加え、同規程に基づき退職給付の一部にあてるためJA全国役職員共済会との
契約に基づく特定退職共済制度を採用しています。
なお、特定退職金共済制度の積立金額は、476 百万円です。
また、退職給付債務・退職給付費用の計上にあたっては「退職給付に係る会計基準の設
定に関する意見書」(平成 10 年 6 月 16 日企業会計審議会)に基づき、簡便法により行な
っています。
2.退職給付債務及びその内訳
退職給付債務
退職給付引当金
: △1,093百万円
: △1,093百万円
3.退職給付費用の内訳
勤務費用
:
25百万円
会計基準変更時差異の費用処理額 :
- 百万円
退職給付費用
:
25百万円
※ 特定退職金共済制度への拠出金 77 百万円は「厚生費」で処理しています。
4.退職給付債務等の計算基礎
① 「期末時点の自己都合要支給額」を退職給付債務とする方法を採用しています。
② 退職給付引当金は、当期末における退職給付債務に基づき、当期末において発生し
ていると認められる額を計上しています。
③ 会計基準変更時差異はありません。
5.特例業務負担金の将来見込額
福利厚生費には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合を図るた
めの農林漁業団体共済組合法等を廃止する等の法律附則第 57 条に基づき、旧農林共済組
合(存続組合)がおこなう特例年金等の業務に要する費用に充てるため拠出した特例業務
負担金 22 百万円を含めて計上しています。
なお、同組合より示された平成 23 年3月現在における平成 44 年3月までの特例業務負
担金の将来見込額は、360 百万円となっています。
36
22年度 注記表
〔7〕税効果会計に関する注記
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生原因別の主な内容
[繰延税金資産]
賞 与 引 当 金 超 過 額
未 払 費 用 否 認 額
減 損 損 失 額 ( 土 地 )
減 損 損 失 額 ( 建 物 等 )
未
払
事
業
税
退 職 給 付 引 当 金 超 過 額
貸 倒 引 当 金 超 過 額
貸 倒 損 失 否 認 額
役員退職慰労引当金超過額
資
産
除
去
債
務
不 計 上 未 収 利 息
その他有価証券にかかる評価差額
そ
の
他
繰 延 税 金 資 産 小 計
評
価
性
引
当
額
繰 延 税 金 資 産 合 計
平成 23 年 3 月 31 日現在
(単位:百万円)
46
7
40
80
9
322
30
7
4
2
2
2
2
553
△437
116
[繰延税金負債]
全 農 み な し 配 当 額
資産除去債務に対応する除去費用
その他有価証券に係る評価差額
繰 延 税 金 負 債 合 計
[繰延税金資産の純額]
2
1
46
49
67
2.法定実効税率と法人税等負担率との差異の主要な原因
[法定実効税率]
(調 整)
交際費等永久に損金に算入されない項目
住
民
税
等
均
等
割
額
寄附金等永久に損金に算入されない項目
評
価
性
引
当
額
の
増
減
過 年 度 印 紙 税 等 追 徴 税 額
そ
の
他
税効果会計適用後の法人税等の負担率
平成 23 年 3 月 31 日現在
31.0%
1.9%
1.0%
0.8%
1.8%
0.5%
△1.3%
35.7%
〔8〕賃貸等不動産に関する注記
当JAでは、支店等統廃合による遊休不動産の有効活用を図るため、一部賃貸等行ってお
りますが、それら賃貸等不動産の総額に重要性が認められないことから、『賃貸等不動産の
時価等の開示に関する会計基準等』にもとづく記載を省略しております。
37
23年度 注記表
注記表(23 年度)
[1]重要な会計方針にかかる事項に関する注記
1.次に揚げるものの評価基準及び評価方法
(1)有価証券の評価基準及び評価方法
有価証券の評価基準及び評価方法は、有価証券の保有目的区分ごとに次のとおり行ってい
ます。
その他有価証券
時価のあるもの:期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法によ
り処理し、売却原価は移動平均法により算定)
時価のないもの:移動平均法による原価法
なお、取得価額と券面金額のうち、金利調整と認められる部分については、償却原価
法による取得価額の修正を行っています。
(2)棚卸資産の評価基準及び評価方法
棚卸資産の評価基準及び評価方法は、次によっています。
①購買品(店舗):売価還元法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
②購買品(店舗以外):最終仕入原価法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの
方法)
③その他の棚卸資産(製品・半製品):総平均法による原価法(収益性の低下による
簿価切下げ方法)
④その他の棚卸資産(原材料):最終仕入原価法による原価法(収益性の低下による簿
価切下げの方法)
(3)固定資産の減価償却の方法
①有形固定資産
建物(建物付属設備を除く):
平成 10 年 3 月 31 日以前に取得したものについては、旧定率法を採用しています。
また、平成 10 年 4 月 1 日以後に取得した建物(建物附属設備を除く)については旧定
額法を、平成 19 年 4 月 1 日以後に取得したものについては、定額法を採用しています。
建物以外(建物付属設備を除く):
平成 19 年 3 月 31 日以前に取得したものについては旧定率法を、平成 19 年 4 月 1
日以後に取得したものについては、定率法を採用しています。
なお、耐用年数及び残存価格については、原則、法人税法に規定する方法と同一の
基準によっています。
② 無形固定資産
定額法を採用しています。
なお、当JA利用ソフトウェアについては、当JAでの利用可能期間(5 年)に基づ
く定額法により償却しています。
(4)引当金の計上基準
①貸倒引当金
貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定規程、経理規程及び資産の償却・引当基
準により、次のとおり計上しています。
破産、特別清算等、法的に経営破綻の事実が発生している債務者(破綻先)にかかる債
権、及び法的に経営破綻の事実が発生していないものの実質的に経営破綻に陥っている債
務者(実質破綻先)にかかる債権については、担保の処分可能見込額及び保証による回収
可能見込額を控除し、その残額を計上しています。
また、現在は経営破綻の状況にはないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認めら
れる債務者(破綻懸念先)にかかる債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び
38
23年度 注記表
保証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち債務者の支払能力を総合的に判断し
て必要と認める額を計上しています。
上記以外の正常先、要注意先(要管理先を含む。)にかかる債権については、貸倒実績
率に基づく予想損失率で算定した金額と税法繰入限度額のいずれか多い金額を計上して
います。なお、この基準に基づき、当期は租税特別措置法第 57 条の 10 により算定した金
額に基づき計上しています。
すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、資産査定部署が資産査定を実施し、当
該部署から独立した内部監査部署が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上
記の引当等を行っています。
②賞与引当金
賞与支給基準に基づき、職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、次期支給の賞
与見積額のうち当期に属する期間対応分を計上しています。
③退職給付引当金
職員の退職給付に備えるため、当事業年度末の退職給付債務に基づき、当事業年度末ま
でに発生していると認められる額を計上しています。
なお、当JAは職員数 300 人未満の小規模企業等に該当するため、「退職給付会計に関
する実務指針(中間報告)」(日本公認会計士協会 会計制度委員会報告第 13 号:平成 11 年
9 月 14 日)により簡便法を採用しています。
④役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支払いに備えるため、役員退職慰労規程に基づく期末要支給額を計
上しています。
⑤睡眠貯金払戻損失引当金
利益計上した睡眠貯金について貯金者からの払戻請求に基づく払戻損失に備えるため、
過去の払戻実績に基づく将来の払戻損失見込額を計上しています。
(追加情報)
利益計上した睡眠貯金の払い戻しにかかる費用は、将来、貯金者から払戻しの請求がな
された時点で費用計上していましたが、金額的重要性が増したことから、期間損益の適性
化を図るため、当事業年度から睡眠貯金払戻損失引当金として計上しています。
(5)リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取
引のうち、リース取引開始日が企業会計基準第13号「リース取引に関する会計基準」適用
開始前のリース取引については、通常の賃貸借取引にかかる方法に準じた会計処理によっ
ています。
なお、今期に取引を開始したリース取引については、個々のリース資産について重要性
を判断したうえで、「重要性が乏しい」と認められるものは通常の賃貸借取引にかかる方
法に準じた会計処理を行っています。
(6)消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。ただし、動産不動産に
かかる控除対象外消費税等は繰延消費税として雑資産に計上し、5年間で均等償却を行っ
ています。
(7)記載金額の端数処理
貸借対照表・損益計算書及び注記表にかかる記載金額については百万円未満を四捨五入し
て表示しています。そのため、内訳金額を合計した金額が合計欄記載の金額と一致しない場
合があります。
金額が百万円未満については「0」で表示しています。
39
23年度 注記表
[2]貸借対照表に関する注記
1.有形固定資産については、圧縮記帳額を控除した残額のみを記載しており、その圧縮記帳額
は 1,076 百万円(平成 6 年 4 月 1 日新設合併以降)です。
2.貸借対照表に計上した固定資産のほか、電算機、給油システム、自動車整備システム、LP
G機器等はリース契約により使用しています。
なお、これらのリース資産にかかる未経過リース料期末残高相当額は 6 百万円です。
また、ファィナンス・リース取引以外のオペレーティング・リース取引にかかる未経過リ
ース料は、次のとおりです。
項
目
未経過リース料
1 年以内
1 年超
1
5
(単位:百万円)
合
計
6
3.担保に供した資産は次のとおりです。
担保に供している資産
種
類
期末帳簿価額
農林中金定期預金
4,970
農林中金定期預金
2
計
担保権の種類
質権
質権
4,972
(単位:百万円)
担保権により担保されている債務
内
容
期末残高
農林中央金庫の為替決済
-
高梁地域事務組合振替決済
-
計
-
4.理事及び監事に対する金銭債権・債務の総額
理事及び監事に対する金銭債権並びに金銭債務はありません。
5.貸出金のうちリスク管理債権
区
分
破
綻
先
債
延
滞
債
3 カ 月 以 上 延 滞 債
貸 出 条 件 緩 和 債
合
計
権
権
権
権
(単位:百万円)
金
額
8
287
-
-
296
[破綻先債権]
元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していること、その他の事由により元本又は
利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒
償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施
行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4
号に規定する事由が生じている貸出金をいいます。
[延滞債権]
未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ること
を目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金をいいます。
[3カ月以上延滞債権]
元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上遅延している貸出金(破綻先債
権及び延滞債権を除く。)をいいます。
[貸出条件緩和債権]
債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本
の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金(破綻先債権、延
滞債権及び3ヵ月以上延滞債権を除く。)をいいます。
なお、リスク管理債権は、当該債権額を開示するものであり、担保・保証等による保全
の有無及び個別貸倒引当金で引き当てられているものを考慮しておりませんので、開示額
は回収不能額を表すものではありません。
40
23年度 注記表
6.「土地の再評価に関する法律」に基づき土地再評価差額金を計上した場合の再評価の方法及
び同法第 10 条に規定する差額
「土地の再評価に関する法律」(平成 10 年 3 月 31 日公布法律第 34 号)及び「土地の再評
価に関する法律の一部を改正する法律」に基づき、事業用の土地の再評価を行い、再評価差
額については、当該再評価差額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」として負
債の部に計上し、これを控除した金額を「土地再評価差額金」として純資産の部に計上して
います。
○再評価を行った年月日
平成 12 年 3 月 31 日
○同法律第 3 条第 3 項に定める再評価の方法
土地の再評価に関する法律施行令(平成 10 年 3 月 31 日公布政令第 119 号)第 2 条 3 号
に定める「地方税法第 341 条第 10 号の土地課税台帳又は同条第 11 号の土地補充課税台帳
に登録されている価格に合理的な調整を行って算出する方法」に基づき算出
○再評価を行った事業用土地の当年度末における時価の合計額が再評価後の帳簿価額の合計
額を下回る金額:572 百万円
[3]損益計算書に関する注記
1.減損損失を認識した資産又は資産グループの概要等
当JAでは、キャッシュ・フローを生み出す最小の単位としてグルーピングを実施し、支
店及び営農・生活関連店舗においては、高梁・有漢グループ、成羽・川上・備中グループ、
賀陽・北房グループ単位に区分しています。
またこれらの資産のほか、各給油所・ガスセンター・オートパル・葬祭センター・発電所
及び遊休・業務外賃貸資産は、単独のグループとして区分しています。
さらに、独立した資産ではあるが単独ではキャッシュ・フローを生まない資産や一定のキ
ャッシュ・フローは生成するものの他の資産グループのキャッシュ・フロー生成に寄与して
いる資産については、共用資産としています。
また、遊休化した諸資産は、単独のグループとしました。
(1)減損損失を認識した資産又は資産グループの用途、種類、場所などの概要当期に減損損
失を計上した資産又は資産グループは次のとおりです。
資産又は資産グル
ープ
用
途
巨瀬給油所
有漢給油所
営業用店舗
〃
川上給油所
〃
中井事業所
巨瀬事業所
〃
〃
宇治事業所
〃
種
類
場
所
土地
土地、機械装置
建物、構築物、機械装置
器具備品
土地、器具備品
車両運搬具、器具備品
構築物、車両運搬具、器
具備品
土地
高梁市巨瀬町 4972-1
高梁市有漢町有漢 3335-1
〃
土地
高梁市落合町阿部 1287-4
〃
土地
高梁市落合町阿部 2216-1
〃
土地
真庭市下中津井 968-1
豊野生産直売所
〃
土地
加賀郡吉備中央町豊野 141-13
宅
〃
土地
高梁市成羽町成羽 2325-1
津川支店
落合支店
(野菜直売所)
落合給油所
上水田給油所
(中津井給油所)
地
遊休
41
高梁市川上町領家 1242-1
高梁市中井町西方 3318
高梁市巨瀬町 4971-1
高梁市宇治町宇治 1831-1
高梁市津川町今津 1764-1
23年度 注記表
(2)減損損失の認識に至った経緯
資産又は資産グル
ープ
巨瀬給油所
有漢給油所
川上給油所
中井事業所
巨瀬事業所
宇治事業所
津川支店
落合支店
(野菜直売所)
落合給油所
上水田給油所
(中津井給油所)
豊野生産直売所
宅
地
認識に至った経緯
事業損益が過去 2 期マイナスで、当期もマイナス見込みであるため減損の
兆候に該当しており、短期的に業績の回復が見込まれないことから、帳簿価
額を回収可能額まで減額し、当該減少額を減損損失として認識しました。
遊休の状況であるため減損の兆候に該当しています。
当該資産は早期処分対象であることから処分可能額で評価し、その評価額が
帳簿価額を下回るためその差額を減損損失として認識しました。
(3)減損損失の金額及び主な固定資産ごとの当該金額の内容
資産又は資産グル
ープ
巨瀬給油所
有漢給油所
減損損失額
(百万円)
主な固定資産の種類ごとの減損損失額(百万円)
川上給油所
1
中井事業所
巨瀬事業所
宇治事業所
津川支店
落合支店
(野菜直売所)
落合給油所
上水田給油所
(中津井給油所)
0
1
2
0
土地: 0
土地: 0 機械装置: 0 器具備品: 0
建物: 0 構築物: 1 機械装置: 0
器具備品: 0
土地: 0 器具備品: 0
車両運搬具: 1 器具備品: 0
構築物: 1 車両運搬具: 1 器具備品: 0
土地: 0
0
土地: 0
1
土地: 1
1
土地: 1
豊野生産直売所
0
土地: 0
宅
0
土地: 0
地
0
0
(4)回収可能額が正味売却価額の場合にはその旨及び時価の算出方法、回収可能額が使用価値
の場合にはその旨及び割引率
資産
又は資産グループ
巨瀬給油所
回収可能額とし
て採用した基準
正味売却価額
有漢給油所
〃
川上給油所
〃
中井事業所
〃
巨瀬事業所
〃
宇治事業所
〃
津川支店
落合支店
(野菜直売所)
落合給油所
上水田給油所
(中津井給油所)
〃
時価の算出方法又は割引率
土地については、固定資産税評価額から建物の
取り壊し費用等の処分費用見込等を差し引い
て合理的に算出し、土地以外については、0 円
で評価しています。
〃
〃
〃
42
23年度 注記表
豊野生産直売所
〃
宅
〃
地
[4]金融商品に関する注記
1.金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取り組み方針
当JAは、組合員等から預かった貯金を原資に、農家等組合員のほか地域内の団体等へ貸
付けるほか、農林中央金庫へ預け入れています。またそのほか、安全性の高い国債や金融債
による有価証券の運用を行っています。
(2) 金融商品の内容及びそのリスク
当JAが保有する金融資産は、主として地区内に居住する組合員等に対する貸出金、系統
金融機関である農林中央金庫への預金及び有価証券です。
貸出金は融資先の契約不履行によりもたらされる信用リスクにさらされており、貸出金の
うち36.2%が個人に対する住宅関連融資であることから、今後、雇用環境を巡る経済情勢等
の悪化等により、契約条件に従った債務履行がされない可能性があります。
また、有価証券は主に純投資目的(その他有価証券)で保有しています。これらは発行体
の信用リスク、金利変動リスク及び市場価格の変動リスクにさらされています。
借入金は、その全てが政策金融公庫転貸資金です。
(3) 金融商品にかかるリスク管理体制
①信用リスクの管理
当JAは、個別の重要案件又は大口案件については、理事会において対応方針を決定し
ています。また、通常の貸出取引については、本店に審査課を設置し、各支店との連携を
図りながら、与信審査を行っています。
審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力の評価を行うとと
もに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。
貸出取引において資産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行っ
ています。不良債権については、管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組
んでいます。
また、資産自己査定の結果、貸倒引当金については「債権の償却・引当基準」に基づき
必要額を計上し、資産及び財務の健全化に努めています。
②市場リスクの管理
当JAでは、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールす
ることにより、収益化及び財務の安定化を図っています。このため、財務の健全性維持と
収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを
実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めています。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当
JAの保有有価証券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会において運用方
針を定めるとともに、経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報
交換及び意思決定を行っています。
運用部門は、理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された方針などに基づ
き、有価証券の売買やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取引については、
リスク管理部門が適切な執行を行っているかどうかチェックし、定期的にリスク量の測定
を行い経営層に報告しています。
市場リスクに係る定量的情報
43
23年度 注記表
当JAで保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品です。当J
Aにおいて、主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる金融商品は、預金、
貸出金、有価証券のうちその他有価証券に分類している債券、貯金及び借入金です。
当JAでは、これらの金融資産及び金融負債について、期末後 1 年程度の金利の合理的
な予想変動幅を用いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあったての定量的
分析に利用しています。
金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標となる
金利が1%上昇したものと想定した場合には、経済価値が 190 百円減少するものと把握し
ています。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他の
リスク変数の相関を考慮していません。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影響
が生じる可能性があります。
なお、経済価値変動額の計算において、分割実行案件にかかる未実行金額についても含
めて計算しています。
③資金調達に係る流動性リスクの管理
当JAでは、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、
安定的な流動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、投資判断を
行ううえでの重要な要素と位置付け、商品ごとに異なるう流動性(換金性)を把握したう
えで、運用方針などの策定の際に検討を行っています。
(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む。)には、市場価格に基づく価額のほか、市場
価格がない場合には合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む。)が含まれていま
す。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等に
よった場合、当該価額が異なることもあります。
2.金融商品の時価等に関する事項
(1) 金融商品の貸借対照表計上額および時価等
当年度末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含めず(3)
に記載しています。
(単位:百万円)
預 金
有価証券
その他有価証券
貸出金
貸倒引当金(※1)
貸倒引当金控除後
経済事業未収金
貸倒引当金(※2)
貸倒引当金控除後
資産計
貯 金
借入金
経済事業未払金
負債計
貸借対照表
計上額
78,130
7,813
16,506
△100
16,406
832
△43
789
103,138
101,354
1,694
815
103,862
時
価
差
額
77,932
△198
7,813
-
-
16,919
-
-
789
103,453
101,285
1,745
815
103,845
-
-
-
513
-
-
-
314
△68
51
-
△17
(注1)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
(注2)経済事業未収金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
44
23年度 注記表
(2) 金融商品の時価の算定方法
資産
①預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額
によっています。満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリー
レートである円LIBOR・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額とし
て算定ています。
②有価証券及び外部出資
債券は取引所の価格又は取引金融機関から提示された価格によっています。
③貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の
信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから、
当該帳簿価額によっています。
一方、固定金利によるものは貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合
計額をリスクフリーレートである円LIBOR・スワップレートで割り引いた額から貸倒引
当金を控除して時価に代わる金額として算定しています。
なお、分割実行案件で未実行額がある場合には、未実行額も含めた元利金の合計額を
リスクフリーレートである円LIBOR・スワップレートで割り引いた額に、帳簿価額に未
実行額を加えた額に対する帳簿価額の割合を乗じ、貸倒引当金を控除した額を時価に代
わる金額として算定しています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額から
貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としています。
④経済事業未収金
経済事業未収金については短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいこ
とから、当該帳簿価額によっています。
負債
①貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみな
しています。
また、定期性貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フロー
をリスクフリーレートである円LIBOR・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に
代わる金額として算定しています。
②借入金
借入金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映し、また当JAの信
用状態は実行後大きく異なっていないことから、時価は帳簿価額と近似していると考え
られるため、当該帳簿価額によっています。
固定金利によるものは、一定の期間ごとに区分した当該借入金の元利金の合計額をリ
スクフリーレートである円LIBORスワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる
金額として算定しています。
③経済事業未払金
経済事業未払金については、短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しい
ことから、当該帳簿価額によっています。
(3) 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これらは(1)
の金融商品の時価情報には含まれていません。
45
23年度 注記表
外
(単位:百万円)
貸借対照表計上額
5,701
5,701
区
分
部 出 資(※1)
合
計
(※1)外部出資のうち、市場価格のある株式以外のものについては、時価を把握するこ
とが極めて困難と認められるため、時価開示の対象とはしていません。
(4) 金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
(単位:百万円)
4年超
5年超
5年以内
1年以内
1年超
2年以内
2年超
3年以内
3年超
4年以内
78,130
300
-
853
-
1,955
-
1,727
-
1,300
-
1,500
300
2,753
789
853
1,368
-
1,955
1,203
-
1,727
1,100
-
1,300
9,670
-
1,500
333
-
81,972
2,221
3,158
2,827
10,970
1,833
預 金
有価証券
その他有価証券のうち
満期があるもの
貸出金(※1・2・3)
経済事業未収金(※4)
合
計
(※1)貸出金のうち、当座貸越546百万円については「1年以内」に含めています。また、
期限のない劣後特約付ローンについては、「5年超」に含めています。
(※2)貸出金のうち、3か月以上延滞債権・期限の利益を喪失した債権等77百万円は償
還の予定が見込まれないため、含めていません。
(※3)貸出金には分割実行案件の未実行額が含まれています。
(※4)経済事業未収金のうち、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等44
百万円は償還の予定が見込まれないため、含めていません。
(5) 貯金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額
1年以内
貯金(※1・2)
借入金
合
82,070
197
82,266
計
1年超
2年以内
9,694
199
9,893
2年超
3年以内
5,777
195
5,972
3年超
4年以内
751
611
1,362
(単位:百万円)
4年超
5年超
5年以内
600
-
174
340
774
340
(※1)貯金のうち、要求払貯金については「1年以内」に含めています。
(※2)貯金のうち、定期積金2,461百万円については含めていません。
[5]有価証券に関する注記
1.有価証券の時価及び評価差額に関する事項は次のとおりです。
[その他有価証券]
その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、貸借対照表計上額及びこれ
らの差額については、次のとおりです。
種
貸借対照表計上
額が取得原価又
は償却原価を超
えるもの
貸借対照表計上
額が取得原価又
は償却原価を超
えないもの
債券
国債
金融債
小計
債券
国債
金融債
小計
類
取得原価又は
償却原価
7,533
2,833
4,700
7,533
100
-
100
100
46
(単位:百万円)
貸借対照表
差 額
計上額
7,713
180
2,961
128
4,752
52
7,713
180
100
0
-
-
100
0
100
0
23年度 注記表
合
計
7,633
7,813
180
上記評価差額から繰延税金負債 50 百万円を差し引いた金額 130 百万円が、「その他
有価証券評価差額金」に含まれています。
2.有価証券の売却等
当期中に売却したその他有価証券はありません。
[6]退職給付に関する注記
1. 採用している退職給付制度
職員の退職給付に備えるため、退職給与規程に基づく退職一時金制度を採用しています。
また、この制度に加え、同規程に基づき退職給付の一部にあてるためJA全国役職員共済会
との契約に基づく特定退職共済制度を採用しています。
なお、特定退職金共済制度の積立金は、509 百円です。
また、退職給付債務・退職給付費用の計上にあたっては「退職給付に係る会計基準の設定
に関する意見書」(平成 10 年 6 月 16 日企業会計審議会)に基づき、簡便法により行なって
います。
JA全国役職員共済会は、一般財団法人への移行に伴い、平成 24 年 4 月 1 日より一般財
団法人全国農林漁業団体共済会に名称を変更しています。
2.退職給付債務及びその内訳
退職給付債務
退職給付引当金
:
:
△959百万円
△959百万円
3.退職給付費用の内訳
勤務費用
:
18百万円
会計基準変更時差異の費用処理額 :
- 百万円
退職給付費用
:
18百万円
*特定退職金共済制度への拠出金 76 百万円は「厚生費」で処理しています。
4.退職給付債務等の計算基礎
①「期末時点の自己都合要支給額」を退職給付債務とする方法を採用しています。
②退職給付引当金は、当期末における退職給付債務に基づき、当期末において発生している
と認められる額を計上しています。
③会計基準変更時差異はありません。
5.特例業務負担金の将来見込額
福利厚生費には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合を図るための
農林漁業団体共済組合法等を廃止する等の法律附則第57条に基づき、旧農林共済組合(存続組
合)が行う特例年金等の業務に要する費用に充てるため拠出した特例業務負担金22百万円を含
めて計上しています。
なお、同組合より示された平成24年3月現在における平成44年3月までの特例業務負担金の将
来見込額は、340百万円となっています。
[7]税効果会計に関する注記
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生原因別の主な内容
平成 24 年 3 月 31 日現在
[繰延税金資産]
(単位:百万円)
賞 与 引 当 金 超 過 額
未 払 費 用 否 認 額
減 損 損 失 額 ( 土 地 )
42
6
35
47
23年度 注記表
減 損 損 失 額 ( 建 物 等 )
未
払
事
業
税
退 職 給 付 引 当 金 超 過 額
貸 倒 引 当 金 超 過 額
貸 倒 損 失 否 認 額
役員退職慰労引当金超過額
資
産
除
去
債
務
不 計 上 未 収 利 息
そ
の
他
繰 延 税 金 資 産 小 計
評
価
性
引
当
額
繰 延税金資産合計(A)
63
7
264
21
6
5
2
2
2
455
△341
114
[繰延税金負債]
全 農 み な し 配 当 額
資産除去債務に対応する除去費用
その他有価証券に係る評価差額
繰延税 金負債 合計( B)
△2
0
△50
△52
[繰延税金資産の純額](A)+(B)
62
2.法定実効税率と法人税等負担率との差異の主要な原因
平成 24 年 3 月 31 日現在
[法定実効税率]
(調 整)
交際費等永久に損金に算入されない項目
受取配当等永久に益金に算入されない項目
住
民
税
等
均
等
割
額
寄附金等永久に損金に算入されない項目
評
価
正
引
当
額
の
増
減
税率変更による期末繰延税金資産の減額修正
そ
の
他
税効果会計適用後の法人税等の負担率
31.00%
1.32%
△0.32%
0.86%
0.56%
△10.37%
1.14%
△0.23%
24.41%
3.法人税等の税率変更による繰延税金資産及び繰延税金負債の修正
「経済社会の構造の変化に対応した税制の構築を図るための所得税法等の一部を改正す
る法律」(平成 23 年法律第 114 号)及び「東日本大震災からの復興のための施策を実施す
るために必要な財源の確保に関する特別措置法」(平成 23 年法律第 117 号)が、平成 23 年
12 月 2 日に交付されました。平成 24 年 4 月 1 日以後に開始する事業年度から法人税率が引
き下げられ、また、平成 27 年 3 月 31 日までの期間(指定期間)に開始する事業年度につい
ては、復興特別法人税が課されることになりました。
これに伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用する法定実効税率は、前事業年度
の 31.00%から、指定期間内に開始する事業年度については 29.39%、平成 27 年 4 月1日以
降に開始する事業年度については 27.61%に変更されました。
その結果、繰延税金資産が 0.1 百万円増加し、再評価に係る繰延税金負債が 31 百万円減少
し、土地再評価差額金が 31 百万円、その他有価証券評価差額金が 6 百万円それぞれ増加し、
法人税等調整額が 6 百万円増加しています。
[8]賃貸等不動産に関する注記
当組合では、支店等統廃合等による遊休不動産の有効活用を図るため、一部賃貸等行ってい
ますが、それら賃貸等不動産の総額に重要性が認められないことから、「賃貸等不動産の時価
等の開示に関する会計基準等」に基づく記載を省略しています。
[9]その他の注記
48
23年度 注記表
追加情報
(会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準等の適用)
当事業年度の期首以後に行われる会計上の変更及び過去の誤謬の訂正から「会計上の変更及
び誤謬の訂正に関する会計基準」(企業会計基準第 24 号、平成 21 年 12 月 4 日)及び「会計上
の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第 24 号、平成
21 年 12 月 4 日)を適用しています。
なお、「金融商品会計に関する実務指針」(日本公認会計士協会会計制度委員会報告第 14
号)に基づき、当事業年度の「貸倒引当金戻入益」は事業費用から控除しています。
49
4.剰余金処分計算書
科
目
1.当期未処分剰余金
2.任意積立金取崩額
税効果積立金目的外取崩額
3.剰余金処分額
(1) 利益準備金
(2) 任意積立金
信用事業基盤強化積立金
減損会計対応積立金
施設整備積立金
特別積立金
(3) 出資配当金
普通出資に対する配当金
4.次期繰越剰余金
22 年度
549,757,130
6,100,000
6,100,000
368,960,146
52,000,000
257,000,000
151,000,000
8,000,000
88,000,000
10,000,000
(単位:円)
23 年度
599,799,026
-
-
419,414,583
80,000,000
278,245,225
153,000,000
68,245,225
47,000,000
10,000,000
59,960,146
186,896,984
61,169,358
180,384,443
(注)1.普通出資に対する配当の割合は、次のとおりです。
平成 22 年度 3%
平成 23 年度 3%
2.任意積立金における目的積立金の種類及び積立目的、積立目標額、積立基準等は次のとおり
です。
(1)信用事業基盤強化積立金
(積立目的) 金融の自由化の進展に対応した信用事業の店舗整備、自由金利商品の増加に伴
う自由化対策対応等に充てる。
(積立目標額) 期末貯金残高の 2/100 に相当する金額
(積立基準)
毎事業年度、期末残高の 1.5/1,000 を積み立てる。
(取崩基準)
信用事業の店舗整備、自由金利商品の増加に伴い調達コストのアップ等に対
し、その対応を行うこととなった場合、その必要額を取り崩す。
(2)減損会計対応積立金
(積立目的)
固定資産の減損にかかる会計(減損会計)基準に対応するために充てる。
(積立目標額) 減損基準に対応する固定資産相当額及び新会計基準に対応する相当額。
(積立基準)
積立金目標額に達するまで計画的に積み立てる。
(取崩基準)
固定資産の減損にかかる会計(減損会計)基準による減損額。
(3)施設整備積立金:
(積立目的)
将来のJA施設の更新、修理、処分又は新たな事業展開を図るための本店、
支店及びセンター等の施設(土地等を含む)の取得及び統廃合等に充てる。
(積立目標額)
施設の更新等 500 百万円
(積立基準)
毎事業年度、積立金目標額に達するまで計画的に積み立てる。
(積立金の取崩) 積立金の取り崩しは、次の場合に行う。
減価償却資産を将来において更新する必要がある場合、新たな事業展開を図
るために施設(土地等を含む)を取得・更新・修理又は統廃合する必要があ
る場合、その必要額を取り崩す。
3.次期繰越剰余金には、営農指導、生活・文化改善の費用(いわゆる教育情報繰越金)に充て
るための繰越額が含まれています。
平成22年度 13百万円
平成23年度 20百万円
50
51
Ⅱ
損益の状況
1.最近の5事業年度の主要な経営指標
(単位:百万円、口、人、%)
項
目
経常収益(事業収益)
信用事業収益
共済事業収益
農業関連事業収益
19 年度
8,958
1,296
1,008
2,569
4,086
20 年度
8,900
1,323
984
2,638
3,954
21 年度
8,457
1,352
942
2,413
3,750
22 年度
8,453
1,199
915
2,390
3,949
23 年度
8,401
1,115
920
2,326
4,041
422
357
1,952
552
401
1,979
602
312
2,027
506
258
2,071
517
396
2,110
(1,951,605)
(1,978,819)
(2,027,335)
(2,071,039)
(2,110,000)
純資産額
5,908
6,277
6,610
6,852
7,289
総資産額
109,342
111,571
112,019
112,978
114,153
96,529
15,909
2,425
58
58
-
243
15.1
99,045
18,535
3,221
58
58
-
233
15.6
99,441
18,744
5,072
59
59
-
230
16.7
100,278
17,500
6,476
60
60
-
227
17.4
101,354
16,506
7,813
61
61
-
217
17.9
その他事業収益
経常利益
当期剰余金
出資金
(出資口数)
貯金等残高
貸出金残高
有価証券残高
剰余金配当金額
出資配当額
事業利用分量配当額
職員数
単体自己資本比率
(注)1.経常収益は各事業収益の合計額を表しています。
2.当期剰余金は、銀行等の当期利益に相当するものです。
3.信託業務の取り扱いは行っていません。
2.利益総括表
項
目
資金運用収支
役務取引等収支
その他信用事業収支
信用事業粗利益
(信用事業粗利益率)
事業粗利益
(事業粗利益率)
22 年度
23 年度
953
26
△78
900
(0.88)
3,088
(2.62)
917
19
△53
883
(0.85)
3,035
(2.56)
(単位:百万円、%)
増
減
△36
△7
25
△17
(△0.03)
△53
(△0.06)
3.資金運用収支の内訳
項
目
資金運用勘定
うち預金
うち有価証券
うち貸出金
資金調達勘定
うち貯金・定期積金
うち譲渡性貯金
平均残高
102,677
79,547
5,562
17,568
102,650
100,808
-
22 年度
利 息
利
1,150
648
70
432
200
156
-
回
1.12
0.81
1.27
2.46
0.19
0.16
-
52
(単位:百万円、%)
23 年度
平均残高
利 息
利 回
102,883
79,295
7,109
16,479
103,309
101,595
-
1,071
593
81
398
154
114
-
1.04
0.75
1.14
2.42
0.15
0.11
-
うち借入金
1,843
43
総資金利ざや
-
-
2.32
0.44
1,714
39
-
-
2.28
0.40
(注)
1.総資金利ざや=資金運用利回り-資金調達原価率(資金調達利回+経費率)
2.資金運用勘定の利息欄の預金には、農林中金からの奨励金が含まれています。
4.受取・支払利息の増減額
項
目
取 利 息
うち預金
うち有価証券
うち貸出金
支 払 利 息
うち貯金・定期積金
うち譲渡性貯金
うち借入金
差し引き
22 年度増減額
受
△158
△140
9
△27
△91
△87
-
△4
△67
(単位:百万円)
23 年度増減額
△82
△55
11
△37
△46
△42
-
△4
△35
(注)1.増減額は前年度対比です。
2.△は減少
3.受取利息の預金には、農林中金からの奨励金が含まれています。
53
Ⅲ
事業の概況
1.信用事業
(1)貯金に関する指標
① 科目別貯金平均残高
種
類
流 動 性 貯 金
定 期 性 貯 金
その他の貯金
計
譲 渡 性 貯 金
合
計
22 年度
31,525 (31.3)
69,283 (68.7)
- ( -)
100,808(100.0)
-
100,808(100.0)
(単位:百万円,%)
23 年度
増 減
31,733 (31.2)
208
69,862 (68.8)
579
- (-)
-
101,595(100.0)
787
-
-
101,595(100.0)
787
(注)1.流動性貯金=当座貯金+普通貯金+貯蓄貯金+通知貯金+別段貯金
2.定期性貯金=定期貯金+定期積金
3.( )内は構成比です。
② 定期貯金残高
種
類
定期貯金
うち固定金利定期
うち変動金利定期
22 年度
65,929( 100.00)
65,918 (99.98)
11 ( 0.02)
(単位:百万円,%)
23 年度
増 減
67,064( 100.00)
1,135
67,053 (99.98)
1,135
11 ( 0.02)
0
(注)
1.固定金利定期:預入時に満期日までの利率が確定する定期貯金
2.変動金利定期:預入期間中の市場金利の変化に応じて金利が変動する定期貯金
3.( )内は構成比です。
(2)貸出金等に関する指標
① 科目別貸出金平均残高
種
手 形 貸
証 書 貸
当 座 貸
割 引 手
合
類
付
付
越
形
計
22 年度
23 年度
96
15,028
660
-
15,784
(注)金融機関貸出は除く
54
(単位:百万円)
増
減
78
△18
14,003
△1,025
617
△43
-
-
14,697
△1,087
② 貸出金の金利条件別内訳残高
種
類
固 定金利貸出
変 動金利貸出
合
計
(注)(
22 年度
13,429 (76.8)
4,057 (23.2)
17,487(100.0)
(単位:百万円,%)
23 年度
増
減
12,637 (76.6)
△792
3,856 (23.4)
△201
16,494(100.0)
△993
)内は構成比です。
③ 貸出金の担保別内訳残高
種
類
貯金・定期積金等
有価証券
動 産
不動産
その他担保物
小
計
農業信用基金協会保証
その他保証
小
計
信 用
合
計
22 年度
322
-
-
11
965
1,299
4,230
2,645
6,876
9,311
17,487
(単位:百万円)
23 年度
増
減
259
△63
-
-
-
-
10
△1
7 56
△209
1,026
△273
4,316
86
2,541
△104
6,858
△18
8,610
△701
16,494
△993
(注)その他貸出は除く
④ 債務保証見返額の担保別内訳残高
該当する取引はありません。
⑤ 貸出金の使途別内訳残高
種
設備資金
運転資金
合
(注)(
類
計
22 年度
9,402 (53.8)
8,085 (46.2)
17,487(100.0)
(単位:百万円,%)
23 年度
増
減
9,312 (56.5)
△90
7,182 (43.5)
△903
16,494(100.0)
△993
)内は構成比です。
⑥ 貸出金の業種別残高
種
類
農
業
林
業
製 造 業
鉱
業
建設・不動産業
電気・ガス・熱供給水道業
運輸・通信業
金融・保険業
22 年度
1,750 (10.0)
21 ( 0.1)
396 ( 2.3)
8 ( 0.0)
379 ( 2.2)
2 ( 0.0)
255 ( 1.5)
1,786 (10.2)
55
(単位:百万円、%)
23 年度
増
減
1,634 (9.9)
△116
19 (0.1)
△2
373 (2.3)
△23
7 (0.0)
△1
343 (2.1)
△36
1 (0.0)
△1
218 (1.3)
△37
1,778 (10.8)
△8
卸売・小売・サービス業・飲食業
地方公共団体
非営利法人
その他
合
計
(注)(
362 ( 2.1)
5,082 (29.1)
-
7,441 (42.6)
17,487(100.0)
319 (1.9)
4,672 (28.3)
-
7,125 (43.2)
16,494(100.0)
△43
△410
-
△316
△993
)内は構成比(貸出金全体に対する割合)です。
⑦ 主要な農業関係の貸出金残高
1)営農類型別
(単位:百万円)
種
類
22年度
23年度
増
減
農業
634
555
△79
穀作
192
163
△29
野菜・園芸
63
59
△4
果樹・樹園農業
242
209
△33
工芸作物
17
15
△2
養豚・肉牛・酪農
113
101
△12
養鶏・養卵
7
7
0
養蚕
-
-
-
その他農業
1,799
1,681
△118
農業関連団体等
-
-
-
合
計
2,433
2,235
△198
(注)1.農業関係の貸出金とは、農業者、農業法人および農業関連団体等に対する農業生産・
農業経営に必要な資金や、農産物の生産・加工・流通に関係する事業に必要な資金等が該当
します。
なお、上記⑥の貸出金の業種別残高の「農業」は、農業者や農業法人等に対する貸出金
の残高です。
2.「その他農業」には、複合経営で主たる業種が明確に位置づけられない者、農業サービ
ス業、農業所得が従となる農業者等が含まれています。
3.「農業関連団体等」には、JAや全農とその子会社等が含まれています。
2)資金種類別
〔貸出金〕
(単位:百万円)
種
類
22年度
23年度
増
減
プロパー資金
490
405
△85
農業制度資金
1,942
1,830
△112
農業近代化資金
52
48
△6
その他制度資金
1,890
1,782
△108
合
計
2,433
2,235
△198
(注)1.プロパー資金とは、当組合原資の資金を融資しているもののうち、制度資金以外
のものをいいます。
2.農業制度資金には、①地方公共団体が直接的または間接的に融資するもの、②地方公共
団体が利子補給等を行うことで JA が低利で融資するもの、③日本政策金融公庫が直接融資
するものがあり、ここでは①の転貸資金と②を対象としています。
3.その他制度資金には、農業経営改善促進資金(スーパーS資金)や農業経営負担軽減支援
資金などが該当します。
〔受託貸付金〕
56
該当するものはありません。
⑧ リスク管理債権の状況
区 分
破綻先債権額
延滞債権額
3ヵ月以上延滞債権額
貸出条件緩和債権額
合
計
22 年度
23 年度
-
393
-
-
393
8
287
-
-
296
(単位:百万円)
増 減
8
△106
-
-
△97
(注)1.破綻先債権
元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は
利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸
倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税
法施行令第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事
由が生じている貸出金)をいいます。
2.延滞債権
未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図るこ
とを目的として利息の支払を猶予したもの以外の貸出金をいいます。
3.3ヵ月以上延滞債権
元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上延滞している貸出金で、破綻
先債権および延滞債権に該当しないものをいいます。
4.貸出条件緩和債権
債務者の再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本
の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で、破綻先債
権、延滞債権および3ヵ月以上延滞債権に該当しないものをいいます。
⑨ 金融再生法開示債権区分に基づく保全状況
債権区分
債権額
平成 22 年度
保 全 額
担保
保証
引当
合計
債権額
(単位:百万円)
平成 23 年度
保 全 額
担保
保証
引当
合計
破産更生債権
143
116
27
143
112
87
25
112
及びこれらに
準ずる債権
250
198
27
225
183
141
18
159
危険債権
-
-
-
-
-
-
-
-
要管理債権
393
314
54
368
296
228
43
271
小
計
17,165
16,259
正常債権
17,558
16,555
合
計
(注) 上記の債権区分は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(平成10年法律第
132号)第6条に基づき、債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として、次のとおり区分し
たものです。なお、当JAは同法の対象とはなっていませんが、参考として同法の定める基
準に従い債権額を掲載しております。
①破産更生債権及びこれらに準ずる債権
法的破綻等による経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ず
る債権
②危険債権
57
経営破綻の状況にはないが、財政状況の悪化等により元本および利息の回収がで
きない可能性の高い債権
③要管理債権
3か月以上延滞貸出債権および貸出条件緩和貸出債権
④正常債権
上記以外の債権
⑩ 元本補てん契約のある信託に係る貸出金のリスク管理債権の状況
該当する取引はありません。
⑪ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
区
分
22年度
期中減少額
期中増加額
目的使用 その他
期首残高
一般貸倒引当金
個別貸倒引当金
合
計
69
103
172
64
105
169
-
1
1
期末残高
69
102
171
64
105
169
(単位:百万円)
23年度
期中減少額
期首残高 期中増加額
期末残高
目的使用 その他
64
105
169
61
82
143
-
-
-
64
105
169
61
82
143
⑫ 貸出金償却の額
項 目
貸出金償却額
(単位:百万円)
23年度
-
22年度
1
(3)内国為替取扱実績
種
類
送金・振込為替
代金取立為替
雑
為
合
替
計
仕
件
金
件
金
件
金
件
金
数
額
数
額
数
額
数
額
22 年度
向
被 仕 向
21,006
141,103
14,513
25,140
4
6
10
11
1,169
223
101
106
22,179
141,332
14,624
25,257
(単位:件、百万円)
23 年度
仕
向
被 仕 向
21,698
143,967
15,420
25,640
6
9
23
2,677
1,279
214
107
109
22,983
144,190
15,549
28,426
(4)有価証券に関する指標
① 種類別有価証券平均残高
種
類
国
債
金 融 債
合
計
22年度
23年度
2,542
3,019
5,561
② 商品有価証券種類別平均残高
該当する取引はありません。
58
2,887
4,221
7,109
(単位:百万円)
増
減
345
1,202
1,548
③ 有価証券残存期間別残高
種
類
1年以下
1年超3年以下
国
債
金 融 債
-
302
730
2,135
国
債
金 融 債
302
-
261
919
3年超
5年以下
5年超
7年以下
23年度
660
536
2,415
-
22年度
1,028
427
2,719
-
7年超
10年以下
10年超
(単位:百万円)
期間の定めのな
合 計
いもの
1,035
-
-
-
-
-
2,961
4,852
820
-
-
-
-
-
2,838
3,638
(5)有価証券等の時価情報等
① 有価証券の時価情報等
(単位:百万円)
22 年度
23 年度
保有区分
取得価額
時
価
評価損益
取得価額 時
価 評価損益
満期保有目的
-
-
-
-
-
-
そ
の
他
6,332
6,476
144
7,633
7,813
180
合
計
6,332
6,476
144
7,633
7,813
180
(注)1.時価は期末日における市場価格等によっております。
2.取得価額は取得原価又は償却原価によっています。
3.満期保有目的の債券については、取得価額を貸借対照表価額として計上しております。
4.その他有価証券については時価を貸借対照表価額としております。
② 金銭の信託の時価情報等
金銭の信託の取扱実績はありません。
③ デリバティブ取引、金融等デリバティブ取引、有価証券関連店頭デリバティブ
取引
該当する取引はありません。
59
Ⅳ 経営諸指標
1.利益率
(単位:%)
項
目
22 年度
23 年度
増
減
総資産経常利益率
0.43
0.44
0.01
資本経常利益率
7.78
7.68
△0.10
総資産当期純利益率
0.22
0.33
0.11
資本当期純利益率
3.97
5.88
1.91
(注)1.総資産経常利益率=経常利益/総資産(債務保証見返を除く)平均残高×100
2.資本経常利益率=経常利益/純資産勘定平均残高×100
3.総資産当期純利益率
=当期剰余金(税引後)/総資産(債務保証見返りを除く)平均残高×100
4.資本当期純利益率=当期剰余金(税引後)/純資産勘定平均残高×100
2.貯貸率・貯証率
区
分
22 年度
23 年度
期
末
17.5
16.3
貯貸率
期中平均
17.4
16.2
期
末
6.5
7.7
貯証率
期中平均
5.5
7.0
(注)1.貯貸率(期
末)=貸出金残高/貯金残高×100
2.貯貸率(期中平均)=貸出金平均残高/貯金平均残高×100
3.貯証率(期
末)=有価証券残高/貯金残高×100
4.貯証率(期中平均)=有価証券平均残高/貯金平均残高×100
60
(単位:%)
増
減
△1.2
△1.2
1.2
1.5
Ⅴ
自己資本の充実の状況
1.自己資本の構成に関する事項
項
目
基本的項目
(A)
出資金
(うち後配出資金)
回転出資金
再評価積立金
資本準備金
利益準備金
任意積立金
次期繰越剰余金
(又は次期繰越損失金)
処分未済持分
その他有価証券の評価差損
営業権相当額
企業結合により計上される無形固定資産相当額
証券化取引により増加した自己資本に相当する額
補完的項目
(B)
土地の再評価額と再評価の直前の帳簿価額の差額の45%相当額
一般貸倒引当金
負債性資本調達手段等
負債性資本調達手段
期限付劣後債務
補完的項目不算入額
自己資本総額 (C)=(A)+(B)
控除項目
(D)
他の金融機関の資本調達手段の意図的な保有相当額
負債性資本調達手段及びこれに準ずるもの
期限付劣後債務及びこれに準ずるもの
非同時決済取引に係る控除額及び信用リスク削減手法として用いる保証又は
クレジット・デリバティブの免責額に係る控除額
基本的項目からの控除分を除く自己資本控除とされる証券化エクスポージャ
ー(ファンドのうち裏付資産を把握できない資産を含む。)及び信用補完機
能を持つI/Oストリップス(告示第
223条を準用する場合を含む。)
控除項目不算入額
自己資本額
(E)=(C)-(D)
リスク・アセット等計
(F)
資産(オン・バランス)項目
オフ・バランス取引等項目
オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額
基本的項目比率
(A)/(F)
自己資本比率
(E)/(F)
(単位:百万円、%)
22年度
23年度
6,075
6,457
2,071
2,110
(-)
(-)
-
-
-
-
-
-
1,434
1,486
2,096
2,339
490
539
(△-)
(△-)
△15
△16
-
-
-
-
-
-
-
-
474
465
409
403
64
61
-
-
-
-
-
-
-
-
6,549
6,921
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
6,549
37,600
31,743
-
5,858
16.15%
17.41%
-
6,921
38,633
32,928
-
5,706
16.71%
17.91%
(注)1.平成 18 年 3 月 28 日金融庁・農林水産省告示第2号「農業協同組合等がその健全性を判
断するための基準」に定められた算式に基づき算出したものです。
2.当JAは、信用リスク・アセット額の算出にあっては標準的手法、適格金融資産担保の
適用については信用リスク削減手法の簡便手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算
出にあたっては基礎的手法を採用しています。
61
3.当JAが有するすべての事故資本とリスクを対比して、自己資本比率を計算しています。
2.自己資本の充実度に関する事項
① 信用リスクに対する所要自己資本の額及び区分ごとの内訳
(単位:百万円)
エクスポージ
ャーの期末残
高
23 年度
リスク・ア
セット額
a
所要自己資本額
b=a×4%
-
2,839
-
-
-
-
4,691
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
84,299
18,276
731
84,722
18,361
734
1,882
1,882
75
1,731
942
38
1,637
1,228
49
1,306
792
32
2,379
833
33
2,300
799
32
-
-
-
-
-
-
三月以上延滞等
信用保証協会等保証付
共済約款貸付
170
4,236
215
424
9
17
161
4,323
143
424
6
17
31
-
-
4,314
-
173
94
出資等
-
4,314
5,701
5,701
228
-
-
-
-
-
-
我が国の中央政府及び中
央銀行向け
我が国の地方公共団体向
け
地方公共団体金融機構及
び我が国の政府関係機関
向け
地方三公社向け
金融機関及び第一種金融
商品取引業者向け
法人等向け
中小企業等向け及び個人
向け
抵当権付住宅ローン
不動産取得等事業向け
複数の資産を裏付とする
資産(所謂ファンド)の
うち、個々の資産の把握
が困難な資産
証券化
上記以外
合
計
オペレーショナル・リスクに対
する所要自己資本の額
<基礎的手法>
エクスポージ
ャーの期末残
高
22 年度
リスク・アセ
ット額
a
所要自己資本額
b=a×4%
2,736
-
5,101
-
-
-
-
-
-
6,139
112,924
5,780
32,952
231
1,318
所要自己資本額
6,248
114,116
5,766
32,928
231
1,317
所要自己資本額
オペレーショナル・リスク相当
額を8%で除して得た額
a
b=a×4%
5,858
所要自己資本額計
オペレーショナル・リスク相当
額を8%で除して得た額
a
234
b=a×4%
5,706
228
リスク・アセット等(分母)計
所要自己資本額
リスク・アセット等(分母)計
所要自己資本額
a
b=a×4%
a
b=a×4%
37,600
1,504
38,633
(注)
1.「リスク・アセット額」の欄には、信用リスク削減効果適用後のリスク・アセット額を原
エクスポージャーの種類ごとに記載しています。
2.「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のこ
とをいい、具体的には貸出金や有価証券等が該当します。
3.「三月以上延滞等」とは,元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞し
ている債務者に係るエクスポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」、
「法人等向け」等においてリスク・ウエイトが 150%になったエクスポージャーのことです。
62
1,545
4.「証券化(証券化エクスポージャー)」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造
のある二以上のエクスポージャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質
を有する取引にかかるエクスポージャーのことです。
5.「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国
の中央政府等以外の公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他
の資産(固定資産等)が含まれます。
6.当JAでは、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたって、基礎的手法を採用して
います。
<オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額の算出方法(基礎的手法)>
(粗利益(正の値の場合に限る)×15%)の直近 3 年間の合計額
÷8%
直近 3 年間のうち粗利益が正の値であった年数
3.信用リスクに関する事項
① 標準的手法に関する事項
当JAでは自己資本比率算出にかかる信用リスク・アセット額は告示に定める標準的手法
により算出しています。また、信用リスク・アセットの算出にあたって、リスク・ウエイト
の判定に当たり使用する格付等は次のとおりです。
(ア)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する格付けは,以下の適格格付機関による依頼格付
けのみ使用し、非依頼格付は使用しないこととしています。
適格格付機関
株式会社格付投資情報センター(R&Ⅰ)
株式会社日本格付研究所(JCR)
ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody's)
スタンダード・アンド・プアーズ・レーティングズ・サービシス゛(S&
P)
フィッチレーティングスリミテッド(Fitch)
(注)「リスク・ウエイト」とは、当該資産を保有するために必要な自己資本額を算出
するための掛目のことです。
(イ)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する適格格付機関の格付またはカントリー・リス
ク・スコアは、主に以下のとおりです。
カントリーリスク・スコ
エクスポージャー
適格格付機関
ア
金融機関向けエクスポージャ
ー
法人等向けエクスポージャー
(長期)
法人等向けエクスポージャー
(短期)
日本貿易保険
R&I,Moody's,JCR,S&P,
Fitch
R&I,Moody's,JCR,S&P,
Fitch
63
② 信用リスクに関するエクスポージャー(地域別,業種別,残存期間別)及び三月以上
延滞エクスポージャーの期末残高
(単位:百万円)
22 年度
国内
国外
23 年度
信用リスク
に関するエ
クスポージ
ャーの残高
うち貸出
金等
うち債券
うち店頭
デリバテ
ィブ
三月以上
延滞エク
スポージ
ャー
112,997
17,546
6,340
-
234
信用リスク
に関するエ
クスポージ
ャーの残高
うち貸出
金等
うち債券
うち店頭
デリバテ
ィブ
三月以上
延滞エク
スポージ
ャー
114,116
16,544
7,648
-
161
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
112,997
17,546
6,340
-
234
114,116
16,544
7,648
-
161
農業
76
76
-
-
-
68
68
-
-
-
林業
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
水産業
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
製造業
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
鉱業
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
9
9
-
-
-
7
7
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
地域別残高計
建設・不動産
業
電気・ガス・
熱供給・水道
業
運輸・通信業
金融・保険業
卸売・小売・
飲食・サービ
ス業
日本国政府・
地方公共団体
上記以外
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
84,303
1,770
3,604
-
-
84,730
1,770
4,809
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
6,976
4,240
2,736
-
-
6,730
3,891
2,839
-
-
7,053
2,737
-
-
-
8,241
2,538
-
-
3
個人
8,815
8,714
-
-
208
8,396
8,269
-
-
136
その他
5,765
-
-
-
26
5,944
-
-
-
22
112,997
17,546
6,340
-
234
114,116
16,544
7,648
-
161
80,922
1,696
301
-
79,675
1,138
301
-
1 年超 3 年以下
1,975
819
1,155
-
3,793
979
2,815
-
3 年超 5 年以下
4,937
1,253
3,684
-
3,828
797
3,031
-
5 年超 7 年以下
1,859
1,459
401
-
2,349
1,848
501
-
7 年超 10 年以下
3,413
2,615
799
-
3,582
2,582
1,001
-
10 年超
8,927
8,927
-
-
8,501
8,501
-
-
10,964
777
-
-
12,387
699
-
-
112,997
17,546
6,340
-
114,116
16,544
7,648
-
業種別残高計
1 年以下
期限の定めのない
もの
残存期間別残高計
(注)
1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産並びにオフ・バランス取引及び派
生商品取引の与信相当額を含みます。
2.「貸出金等」とは、貸出金のほか、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・
バランスシート・エクスポージャーを含んでいます。「コミットメント」とは、契約した期
間および融資枠の範囲でお客様のご請求に基づき、金融機関が融資を実行する契約のことを
いいます。「貸出金等」にはコミットメントの融資可能残額も含めています。
3.「店頭デリバティブ」とは、スワップ等の金融派生商品のうち相対で行われる取引のもの
をいいます。
64
4.「三月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3
カ月以上延滞しているエクスポージャーをいいます。
5.「その他」には、ファンドのうち個々の資産の把握が困難な資産や固定資産等が該当しま
す。
③ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
区
(単位:百万円)
22年度
23年度
期中減少額
期中減少額
期首残高 期中増加額
期末残高 期首残高 期中増加額
期末残高
目的使用
その他
目的使用
その他
69
64
-
69
64
64
61
-
64
61
103
105
1
102
105
105
82
-
105
82
分
一般貸倒引当金
個別貸倒引当金
④ 業種別の個別貸倒引当金の期末残高・期中増減額及び貸出金償却の額
(単位:百万円)
23年度
22年度
区
分
国
内
国
外
期首残
高
地域別計
農業
林業
水産業
製造業
鉱業
建設・
不動産業
電気・ガス・熱
供給・水道業
運輸・通信業
金融・保険業
卸売・小売・飲
食・サービス業
上記以外
個
人
業種別計
⑤
期中減少額
目的使
その他
用
期中増
加額
期末残
高
貸出金 期首残
償却
高
103
-
103
4
-
-
-
-
105
-
105
6
-
-
-
-
1
-
1
-
-
-
-
-
102
-
102
4
-
-
-
-
105
-
105
6
-
-
-
-
1
2
-
1
-
-
-
-
-
-
-
-
-
98
103
期中減少額
目的使
その他
用
期中増
加額
期末残
高
-
-
-
-
-
105
-
105
6
-
-
-
-
82
-
82
6
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
105
-
105
6
-
-
-
-
82
-
82
6
-
-
-
-
-
-
-
-
-
2
-
2
2
-
2
2
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
0
97
105
-
1
1
-
97
102
0
97
105
-
-
-
0
97
105
0
74
82
-
-
-
0
97
105
0
74
82
-
-
-
信用リスク削減効果勘案後の残高及び自己資本控除額
(単位:百万円)
23 年度
22 年度
信用リ
スク削
減効果
勘案後
残高
貸出金
償却
リスク・ウエイト
0%
リスク・ウエイト 10%
リスク・ウエイト 20%
リスク・ウエイト 35%
リスク・ウエイト 50%
リスク・ウエイト 75%
リスク・ウエイト 100%
格付
あり
-
-
-
-
-
-
-
格付
なし
8,222
4,166
82,535
2,358
34
1,335
12,896
65
計
8,222
4,166
82,535
2,358
34
1,335
12,896
格付
あり
-
-
-
-
-
-
-
格付
なし
8,068
4,244
82,961
2,282
33
1,057
14,234
計
8,068
4,244
82,961
2,282
33
1,057
14,234
リスク・ウエイト 150%
その他
自己資本控除額
計
-
-
-
-
93
-
-
111,639
93
-
-
111,639
-
-
-
-
76
-
-
112,955
76
-
-
112,955
(注)1.「格付あり」にはエクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用している
もの、「格付なし」にはエクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用してい
ないものを記載しています。なお、格付は適格格付機関による依頼格付のみ使用しています。
2.自己資本控除額には、非同時決済取引に係る控除額、信用リスク削減手法として用い
る保証又はクレジット・デリバティブの免責額に係る控除額があります。
4.信用リスク削減手法に関する事項
①
信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要
「信用リスク削減手法」とは、自己資本比率算出における信用リスク・アセット額の算出
において、エクスポージャーに対して一定の要件を満たす担保や保証等が設定されている場
合に、エクスポージャーのリスク・ウエイトに代えて、担保や保証人に対するリスク・ウエ
イトを適用するなど信用リスク・アセット額を軽減する方法です。
当JAでは、信用リスク削減手法を「自己資本比率算出規程」にて定めています。
信用リスク削減手法として、「適格金融資産担保」、「保証」、「貸出金と自組合貯金の
相殺」を適用しています。
適格金融資産担保付取引とは、エクスポージャーの信用リスクの全部または一部が、取引
相手または取引相手のために第三者が提供する適格金融資産担保によって削減されている取
引をいいます。当JAでは、適格金融資産担保取引について信用リスク削減手法の簡便手法
を用いています。
保証については、被保証債権の債務者よりも低いリスク・ウエイトが適用される中央政府
等、我が国の地方公共団体、地方公営企業等金融機構、我が国の政府関係機関、外国の中央
政府以外の公共部門、国際開発銀行、及び金融機関または第一種金融商品取引業者、これら
以外の主体で長期格付が A-または A3 以上の格付を付与しているものを適格保証人とし、エ
クスポージャーのうち適格保証人に保証された被保証部分について、被保証債権のリスク・
ウエイトに代えて、保証人のリスク・ウエイトを適用しています。
貸出金と自組合貯金の相殺については,①取引相手の債務超過、破産手続開始の決定その
他これらに類する事由にかかわらず、貸出金と自組合貯金の相殺が法的に有効であることを
示す十分な根拠を有していること、②同一の取引相手との間で相殺契約下にある貸出金と自
組合貯金をいずれの時点においても特定することができること、③自組合貯金が継続されな
いリスクが監視及び管理されていること、④貸出金と自組合貯金の相殺後の額が、監視およ
び管理されていること、の条件をすべて満たす場合に、相殺契約下にある貸出金と自組合貯
金の相殺後の額を信用リスク削減手法適用後のエクスポージャー額としています。
担保に関する評価及び管理方針は、一定のルールのもと定期的に担保確認及び評価の見直し
行っています。なお、主要な担保の種類は自組合貯金です。
66
②
信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額
(単位:百万円)
23 年度
22 年度
区
分
地方公共団体金融機構及び我が国の政
府関係機関向け
地方三公社向け
金融機関向け及び第一種金融商品取引
業者向け
法人等向け
中小企業等向け及び個人向け
抵当権住宅ローン
不動産取得等事業向け
三月以上延滞等
証券化
上記以外
合
計
適格金融
資産担保
保証
クレジッ
ト・デリ
バティブ
適格金融
資産担保
クレジッ
ト・デリ
バティブ
保証
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
31
43
-
-
4
-
11
89
875
-
-
-
4
-
-
879
-
-
-
-
-
-
-
-
30
36
-
-
-
-
9
75
759
-
-
-
3
-
-
762
-
-
-
-
-
-
-
-
(注)
1.「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のこと
をいい、主なものとしては貸出金や有価証券等が該当します。
2.「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞して
いる債務者に係るエクスポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」、
「法人等向け」等においてリスク・ウエイトが 150%になったエクスポージャーのことです。
3.「証券化(証券化エクスポージャー)」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造の
ある二以上のエクスポージャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を有
する取引にかかるエクスポージャーのことです。
4.「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の
中央政府等以外の公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資
産(固定資産等)が含まれます。
5.「クレジット・デリバティブ」とは、第三者(参照組織)の信用リスクを対象に、信用リスク
を回避したい者(プロテクションの買い手)と信用リスクを取得したい者(プロテクションの
売り手)との間で契約を結び、参照組織に信用事由(延滞・破産など)が発生した場合にプロ
テクションの買い手が売り手から契約に基づく一定金額を受領する取引をいいます。
5.派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
該当する取引はありません。
6.証券化エクスポージャーに関する事項
該当する取引はありません。
7.出資等エクスポージャーに関する事項
①
出資等エクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の概要
「出資等」とは、主に貸借対照表上の有価証券勘定及び外部出資勘定の株式又は出資として
計上されているものであり、当JAにおいては、これらを①子会社および関連会社株式、②そ
の他有価証券、③系統および系統外出資に区分して管理しています。 ①子会社および関連会
67
社については、経営上も密接な連携を図ることにより、当JAの事業のより効率的運営を目的
として、株式を保有しています。これらの会社の経営については毎期の決算書類の分析の他、
毎月定期的な連絡会議を行う等適切な業況把握に努めています。
②その他の有価証券については中長期的な運用目的で保有するものであり、適切な市場リス
クの把握およびコントロールに努めています。具体的には、市場動向や経済見通しなどの投資
環境分析及びポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会で運用方針を定めるととも
に経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行っ
ています。運用部門は理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された取引方針など
に基づき、有価証券の売買やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取引については
企画管理部門が適切な執行を行っているかどうかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経
営層に報告しています。
③系統出資については、会員としての総会等への参画を通じた経営概況の監督に加え、日常
的な協議を通じた連合会等の財務健全化を求めており、系統外出資についても同様の対応を行
っています。
なお、これらの出資等の評価等については、①子会社および関連会社については、取得原価
を記載し、毀損の状況に応じて子会社等損失引当金を、②その他有価証券については時価評価
を行った上で、取得原価との評価差額については、「その他有価証券評価差額金」として純資
産の部に計上しています。③系統および系統外出資については、取得原価を記載し、毀損の状
況に応じて外部出資等損失引当金を設定しています。また、評価等重要な会計方針の変更等が
あれば、注記表にその旨記載することとしています。
② 出資等エクスポージャーの貸借対照表計上額及び時価
上 場
非上場
合 計
22 年度
貸借対照表計上額
時価評価額
-
-
4,314
4,314
4,314
4,314
(単位:百万円)
23 年度
貸借対照表計上額
時価評価額
-
-
5,701
5,701
5,701
5,701
(注)「時価評価額」は、時価のあるものは時価、時価のないものは貸借対照表計上額の合計額
です。
8.金利リスクに関する事項
①
金利リスクの算定方法の概要
金利リスクとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利又は期間のミスマッ
チが存在する中で金利が変動することにより、利益が減少ないし損失を被るリスクをいいます。
当JAでは、金利リスク量を計算する際の基本的な事項を「金利リスク量計算要領」に、また
リスク情報の管理・報告にかかる事項を「余裕金運用等にかかるリスク管理手続」に定め、適切
なリスクコントロールに努めています。具体的な金利リスクの算定方法、管理方法は以下のとお
りです。
・市場金利が上下に 2%変動した時(ただし 0%を下限)に発生する経済価値の変化額(低下額)
を金利リスク量として毎月算出しています。
・要求払貯金の金利リスク量は、明確な金利改定間隔がなく、貯金者の要求によって随時払い
出される要求払貯金のうち、引き出されることなく長期間金融機関に滞留する貯金をコア貯
金と定義し、①過去 5 年の最低残高、②過去 5 年の最大年間流出量を現残高から差し引いた
残高、③現残高の 50%相当額のうち、最小の額を上限とし、0~5 年の期間に均等に振り分け
て(平均残存 2.5 年)リスク量を算定しています。
・金利リスクは、運用勘定の金利リスク量と調達勘定の金利リスク量を相殺して算定します。
金利リスク=運用勘定の金利リスク量+調達勘定の金利リスク量(△)
68
算出した金利リスク量は毎月経営層に報告するとともに、四半期ごとにALM委員会および理
事会に報告して承認を得ています。また、これらの情報を踏まえ、四半期ごとに運用方針を策定
しています。
② 金利ショックに対する損益・経済価値の増減額
22 年度
金利ショックに対する損益・経
済価値の増減額
△367
69
(単位:百万円)
23 年度
△349
【JAの概要】
1.機構図(平成 24 年 7 月現在)
監事事務局
内部監査室
監
事
会
組
合
員
総
(代)
会
代
表
監
事
組
合
長
理
事
会
常
勤
監
事
専
務
企画課
企
画
総
務
部
審査課
総務課
コンプライアンス対策課
木野山主幹支店
経理課
落合主幹支店
信用課
成羽主幹支店
渉外企画課
川上主幹支店
営業課 ※2
備中主幹支店
共済普及課
賀陽主幹支店
有漢主幹支店
常
務
参
事
信
用
共
済
部
共済査定課
信用共済課
渉外課
※1
大和支店
旅行センター
北房主幹支店
上水田支店
各種委員会
高梁給油所
有漢給油所
総代座談会
宇治給油所
巨瀬給油所
高山給油所
区域総代協議会
川上給油所
協力組織
平川給油所
湯野給油所
備中給油所
部会組織
燃料課
支店運営委員会
吉備高原給油所
上竹給油所
大和中央給油所
賀陽給油所
車
輌
燃
料
部
上水田給油所
高梁LPG
川上LPG
湯野LPG
※4
オートパル高梁
オートパル川上
車輌課
オートパル賀陽
北房車輌センター
川上農機センター
農機課
賀陽農機センター
北房農機センター
高梁農機センター
有漢農機センター
ふれあい課
生
活
部
生活資材課
高梁青果市場
高梁総合センター
営農生産課
生活課
中井事業所
宇治事業所
高梁事業所
営
農
企
画
会
議
営
農
生
産
部
グリーンセンター
葬祭センター
成羽事業所
農産課
有漢総合センター
営農経済課
巨瀬事業所
川上総合センター
営農経済課
神楽の里
備中総合センター
営農経済課
園芸課
畜産課
賀陽総合センター
堆肥施設
担い手対策係
北房総合センター
※1 本店及び各主幹支店に信用共
済課,渉外課を置く
※2 営業課に渉外員を配置する
70
営農生産課
生活課
営農経済課
平川事業所
湯野事業所
かよう青空市
コスモスの里
※3 各事業所に総合センター機能の一部を置く
※4 車輌燃料部の各課は,高梁給油所・オートパル高梁・
高梁農機センターに置く
※3
2.役員構成
役
員
代表理事組合長
専務理事
常務理事
理
事
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
氏
名
田村 晴己
中山 晃一
平山
薫
髙野
勉
平田
忠
岡本
昭
村上 正一
赤木 康博
鈴木 義人
中野
進
荒木 一郎
坂本 年生
西本 繁樹
若森 邦茂
役
理
員
事
〃
〃
〃
〃
学経理事
〃
代表監事
常勤監事
監
事
〃
〃
〃
(平成24年7月現在)
氏
名
田辺 博司
橋本
憲
吉家
仁
田平 太郎
丹治
勇
大月
進
西谷 玲子
難波 康親
山根 眞一
粟田
明
中川 隆政
森宗
勇
平松 恵一
代表理事組合長は代表権を有する理事です。
3.組合員数
区
分
正組合員
個
人
法
人
准組合員
個
人
法
人
合
計
(単位:人、団体)
23 年度
増
減
10,126
△200
10,119
△201
7
1
3,252
47
3,143
50
109
△3
13,378
△153
22 年度
10,326
10,320
6
3,205
3,093
112
13,531
4.組合員組織の状況
管
轄
営農
生産部
生活部
高梁
総合センター
組
織
名
養豚部会
和牛生産部会
肥育牛部会
酪農部会
JAびほく担い手協議会
夢大納言小豆生産部会
JAびほく花木生産部会
びほく農協ピオーネ生産部会
びほく農協トマト部会
びほく農協桃部会
JAびほく女性部
JAほほえみ
びほく農協ピオーネ生産部会高梁支部
椎茸格付共販部会
71
(単位:人)
構成員数
3
69
12
13
276
60
63
629
100
94
1,007
46
111
4
管
轄
有漢
総合センター
川上
総合センター
備中
総合センター
賀陽
総合センター
北房
総合センター
組
織
名
アスパラ生産部会
高梁たばこ育苗部会
高梁たばこ振興協議会
JAびほくグリーンセンター出荷者協議会
高梁野菜生産者組合
高梁ブドウ組合
びほく農協ピオーネ生産部会成羽支部
JAびほく柚子生産部会
びほく農協ピオーネ生産部会有漢支部
採種生産部会
露地野菜生産部会
施設野菜生産部会
マスカット生産部会
ナシ生産部会
農作業受委託作業協議会
びほく農協ピオーネ生産部会川上支部
神楽の里出荷者協議会
川上農業青色申告会
川上備中野菜部会
担い手倶楽部
びほく農協ピオーネ生産部会備中支部
備中町椎茸生産組合
緑農会
JAびほく備中農業青色申告会
びほく農協ピオーネ生産部会賀陽支部
青申協議会
JAびほく担い手協議会賀陽支部
びほく農業協同組合賀陽トマト部会
JAびほくかよう青空市出荷者協議会
びほく農業協同組合賀陽ナス部会
びほく農協ピオーネ生産部会北房支部
北房大豆・小豆組合
北房野菜生産組合
北房梨部会
北房椎茸生産部会
北房柿部会
北房集落営農連絡協議会
JAびほく北房胡麻部会
北房酪農部会
コスモスの里出荷者協議会
72
構成員数
45
6
6
236
45
10
68
27
97
57
42
14
11
12
5
62
324
42
77
8
95
10
16
14
138
48
45
5
379
8
61
200
75
7
5
15
512
18
11
262
5.特定信用事業代理業者の状況
特定信用事業代理業者はありません。
6.地区一覧
高梁市
新見市草間羽代
加賀郡吉備中央町北,岨谷,宮地,西,納地,上竹,豊野,竹荘,黒土,田土,湯山,
吉川,黒山,新山笹目,尾原の一部
真庭市上中津井,下中津井,阿口,上呰部,下呰部,上水田,宮地,五名,山田
73
7.店舗等のご案内
(平成 24 年7月現在)
ATM(現金自
店舗及び事務所名
住 所
電話番号
動化機器)設
置・稼働状況
本
店
高梁市中原町1383
(代)22-4555
1台
木 野 山 支 店
高梁市津川町今津873-1
22-3004
1台
落
合
支
店
高梁市落合町阿部2216-1
22-2930
1台
有
漢
支
店
高梁市有漢町有漢2447
57-3221
1台
成
羽
支
店
高梁市成羽町下原680
42-3311
1台
川
上
支
店
高梁市川上町地頭1780-2
48-2291
1台
備
中
支
店
高梁市備中町長屋28
45-2222
賀
陽
支
店
加賀郡吉備中央町田土3932
54-1321
1台
大
和
支
店
加賀郡吉備中央町西360-1
55-5311
1台
北
房
支
店
真庭市下呰部252-1
52-2511
上 水 田 支 店
真庭市上水田5120
52-2820
高梁総合センター
高梁市津川町今津873-1
22-8811
中 井 事 業 所
高梁市中井町西方3318
28-2003
1台
宇 治 事 業 所
高梁市宇治町宇治1831-1
29-2211
1台
高 梁 事 業 所
高梁市中原町 1383
22-2980
成 羽 事 業 所
高梁市成羽町下原680
42-3313
有漢総合センター
高梁市有漢町有漢2447
57-3225
巨 瀬 事 業 所
高梁市巨瀬町4971-1
25-0121
川上総合センター
高梁市川上町地頭1851-1
48-2007
備中総合センター
高梁市備中町長屋28
45-4050
平 川 事 業 所
高梁市備中町平川6075
45-2225
湯 野 事 業 所
高梁市備中町西油野1328-1
45-2233
賀陽総合センター
加賀郡吉備中央町田土3932
54-1322
北房総合センター
真庭市上水田5120
52-2839
高 梁 給 油 所
高梁市津川町今津2548
22-2862
有 漢 給 油 所
高梁市有漢町有漢3335-1
57-3227
川 上 給 油 所
高梁市川上町領家1242-1
48-4025
吉備高原都市給油所
加賀郡吉備中央町吉川4469-8
56-7306
大和中央給油所
加賀郡吉備中央町西360-1
55-5565
賀 陽 給 油 所
加賀郡吉備中央町竹荘636-3
54-1138
上 水田給油所
真庭市上水田5130-6
52-2804
LPG高梁事業所
高梁市津川町今津2548
22-3617
LPG川上事業所
高梁市川上町領家1242-2
48-4025
オートパル高梁
高梁市津川町今津2548-1
22-2983
74
1台
1台
1台
ATM(現金自
店舗及び事務所名
住 所
電話番号
動化機器)設
置・稼働状況
オートパル川上
高梁市川上町領家1248-1
48-2083
加賀郡吉備中央町田土3932
54-0928
真庭市上水田5120
52-2839
高梁農機センター
高梁市中原町1383
22-2866
有漢農機センター
高梁市有漢町有漢2447
57-3224
やすらぎホール
高梁市中原町1380
21-1588
グリーンセンター
高梁市津川町今津883-1
22-4158
か よう青空市
加賀郡吉備中央町吉川4469
56-8078
コ スモスの里
真庭市上水田6328-1
52-3191
神
高梁市成羽町佐々木 16
42-2612
川上農機センター
オートパル賀陽
賀陽農機センター
北房車輌センター
北房農機センター
楽
の
里
75
<組合単体開示項目
農業協同組合施行規則第204条関係>
開示項目
●概況及び組織に関する事項
○業務の運営の組織
○理事、経営管理委員会及び監事の氏名及び役職名
○事務所の名称及び所在地
○特定信用事業代理業者に関する事項
●主要な業務の内容
○主要 な業務の 内容
●主要な業務に関する事項
○直近の事業年度における事業の概況
○直近の5事業年度における主要な業務の状況
・ 経常収益 (事業 の区分ご との事 業収益及 びその
合計)
・経常利益又は経常損失
・当期剰余金又は当期損失金
・出資金及び出資口数
・純資産額
・総資産額
・貯金等残高
・ 貸出金残 高
・ 有価証券 残高
・ 単体自己 資本比 率
・ 剰余金の 配当の 金額
・ 職員数
○直近2事業年度における事業の状況
◇主 要な業務 の状況 を示す指 標
・事業粗利益及び事業粗利益率
・資金運用収支、役務取引等収支及びその他事業
収支
・資金運用勘定及び資金調達勘定の平均残高、利
息、利回り及び総資金利ざや
・受取利息及び支払利息の増減
・総資産経常利益及び資本経常利益率
・総資産当期純利益率及び資本当期純利益率
◇貯金に関する指標
・流動性貯金、定期性貯金、譲渡性貯金その他の
貯金の平均残高
・固定金利定期貯金、変動金利定期貯金及びその
他の区分ごとの定期貯金の残高
◇貸 出金等に 関する 指標
・手形貸付、証書貸付、当座貸越及び割引手形の
平均残高
・固定金利及び変動金利の区分ごとの貸出金残高
平均残高
ページ
70
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17~20
7~10
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52~53 60
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52~53
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60
54
54
54
54~57 60
54
55
開示項目
ページ
・担保の種類別(貯金等、有価証券、動産、不
55
動産その他担保物、農業信用基金協会保証そ
の他保証及び信用の区分をいう)の貸出金残
高及び債務保証見返額
・使途別(設備資金及び運転資金の区分をいう)
55
の貸出金残高
・ 業種別の 貸出金 残高及び 当該貸 出金残高 の貸
55~56
出金の総額に対する割合
・主要な農業関係の貸出実績
56
・貯貸率の期末値及び期中平均値
60
◇有 価証券に 関する 指標
58~60
・商品有価証券の種類別(商品国債、商品地方
58
債、商品政府保証債及びその他の商品有価証
券の区分をいう。
)の平均残高
・有価証券の種類別(国債、地方債、短期社債
59
社債、株式、外国債券及び外国株式その他の
証券をいう。次号においても同じ。)の残存
期間別残高
・ 有価証券 の種類 別の平均 残高
58
・ 貯証率の 期末値 及び期中 平均値
60
●業務の運営に関する事項
○ リスク 管理の体 制
13~14
○法令 遵守の体 制
14~15
○苦情処理措置及び紛争解決措置の内容
15
●組合の直近2事業年度における財産の状況
○貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分計算書又
21~50
は損失金処理計算書
○貸付金のうち次に揚げるものの額及びその合計額
57
・破綻先債権に該当する貸出金
57
・延滞債権に該当する貸出金
57
・3か月以上延滞債権に該当する貸出金
57
・貸出条件緩和債権に該当する貸出金
57
○元本補てん契約のある信託に係る貸出金のうち破
58
綻先債権、延滞債権、3か月以上延滞債権及び貸
出条件緩和債権に該当するものの額ならびにその
合計額
○自己資本の充実の状況
16、61~69
○次に揚げるものに関する取得価額または契約価額
59
時価 及び評価 損益
・有価証券
59
・ 金銭の信 託
59
・デリバティブ取引
59
・金融等デリバティブ取引
59
・有価証券店頭デリバティブ取引
59
○貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
58
○貸出 金償却の 額
58
<自己資本の充実の状況に関する開示項目>
●単体における事業年度の開示事項
ページ
●単体における事業年度の開示事項
○定性的開示事項
・自己 資本調 達 手 段の 概 要
ページ
○定量的開示事項
16
・自己資本の構成に関する事項
61
・組合の自己資本の充実度に関する評価方法の概要
16
・自己資本の充実度に関する事項
62~63
・信用 リスクに 関する 事項
13
・信用 リスクに 関する 事項
63~66
・信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び
66
・信用リスク削減手法に関する事項
66~67
手続 の概要
・派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリ
・派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手の
67
67
リスクに関する事項
スクに関するリスク管理の方針及び手続の概要
・証券化エクスポージャーに関する事項
67
・証券化エクスポージャーに関する事項
67
・出資等エクスポージャーに関する事項
67~68
・オペレーショナル・リスクに関する事項
14
・金利リスクに関して組合が内部管理上使用した金
68~69
67~68
利ショックに対する損益又は経済的価値の増減額
・出資等エクスポージャーに関するリスク管理の方針
及び手続の概要
・金利 リスクに 関する 事項
面
68~69
76