中部経済産業局の組織改編について

平成27年4月1日
中部経済産業局
中部経済産業局の組織改編について
~地方創生への対応と新たな成長分野への体制整備~
中部経済産業局は、政府が進める地方創生における人材政策に対応するための
体制強化、ビッグデータを活用したビジネス等新たな成長分野への体制整備を図
るため、平成27年4月1日をもって組織の変更を行いました。
関係各位におかれましては、引き続き、当局の経済産業施策の推進に御理解、
御協力をお願い申し上げます。
1.室の新設
(1)地域人材政策室(Regional Human Resources Policy Office)の設置
平成26年12月に、人口減少下における地方創生のための「まち・ひと・し
ごと創生法」が成立し、地域社会を担う個性豊かで多様な人材の確保が重要な政
策課題となっております。当局がこれまで行ってきた高度な「ものづくり人材」
の確保・育成に加え、都市から地方への人材還流、女性や高齢者等多様な人材の
活用等、より幅の広い層の人材政策を強化するため、「地域人材政策室」を地域
経済部地域経済課に設置しました。
2.その他の変更
(1)情報政策室(Information Policy Office)の移管
情報政策室では「IT融合産業」をキーワードにITと既存産業の融合による
新産業の創出に取り組んでおり、今後、ビッグデータを活用した新たなビジネス
の創出など成長分野における情報政策を一体的に進めるため、「次世代産業課」
に移管しました。
(2)産業技術課(Industrial Technology Division) の設置
「産業技術・人材・情報政策課」を「産業技術課」に改め、コンポジットハイ
ウェイ構想やアジア No1.航空宇宙産業クラスターなどにおける産学官連携によ
る技術開発の支援に重点的に取り組みます。
(お問い合わせ先)
中部経済産業局 総務企画部 総務課長
植木
担当:淺井
電話:052-951-2683(直通)
(参考1)まち・ひと・しごと創生法に係る取組
・人口減少、東京一極集中といった我が国が直面する構造的な課題に対し、各地域
がそれぞれの特徴を活かして自律的で持続的な社会を創生できるよう、政府が一
丸となって取り組むため、昨年12月にまち・ひと・しごと創生法が成立した。
各自治体が地方版総合戦略を策定し、地方創生交付金などの施策を活用しながら
地方創生に取り組むこととされている。
・当局としても、各自治体の地方創生の取組を積極的に支援するため、管内各県を
担当する「地方創生コンシェルジュ」を設置するなど、地域の抱える課題にきめ
細かく対応していく方針。
(参考2)コンポジットハイウェイ構想
・中核となる研究開発拠点(名古屋大学ナショナルコンポジットセンター、岐阜大
学複合材料研究センター、金沢工業大学革新複合材料研究開発センター)が、地
域公設試等の協力を得ながら、産業界が求める多様なニーズに応える研究開発・
人材育成のプラットフォームとなる場を提供(“コンポジットハイウェイコンソ
ーシアム”の組成)
・人(研究者等)や情報(シーズやニーズ)が行き交う連携・交流を活発にするこ
とで、研究開発・人材育成の一層の加速化を図り、複合材料に関する研究開発か
ら生産・加工・組立までを行う世界に冠たる一大拠点・産業集積の形成を目指す。