平成 27 年度和歌⼭県ホームページ管理業務委託仕様書 1. 業務名 平成 27 年度和歌山県ホームページ管理業務 2. 目的 和歌山県ホームページに関する技術的・専門的な支援、助言等の業務を委託 し、新規情報の掲載や既存情報の修正等、ホームページの日常的な運用を行う。 また、アクセシビリティに配慮したホームページへの改善、XHTML などのマ ークアップ言語への対応など、ホームページ全体の質を向上させることを目的 とする。 3. 業務内容 和歌山県ホームページの運用等に係る次の業務について、技術的・専門的な 支援、助言等を行う。 ア. ホームページ作成支援 県がホームページにおいて提供する目的で保有する情報を、ホームページ 掲載形式(html、gif、PDF、FLASH 等)に加工し、職員が Web サーバに転送 するのを補助する。様々な媒体(電子メール・紙・MO・CD-ROM・DVD・ BD 等)、様々な形式(一太郎・Word・Excel・PDF・Power Point・html フ ァイル、Photoshop、Illustrator 等)で保有する情報を、委託者がとりまとめ 受託者に提出する。 受託者は、提出された情報を整理し、駐在者への仕事の割り付け等を行う。 駐在者は、掲載する目的や方法について、情報作成者からヒアリングを行っ た上で、ページ作成作業を行う。 ページの作成においては、JIS 規格、和歌山県ホームページ管理・運営方針、 ユニバーサルデザイン化ガイドラインなどを踏まえたアクセシビリティ、及 び SEO に配慮したものにする必要がある。 作成した html ファイル等は、テストアップサーバで情報作成者の確認を受 けたのち、Web サーバへのデータアップロード・リンクの設定・公開作業を 行う。リンクの設定等は、関連するページについて手作業で行う必要がある。 以上の作業のうち、各課室ページへのリンク設定作業は毎日 15 件程度、そ れ以外の作業は不定期で行う。 イ. 県 HP「インターネット放送局」作成支援 インターネット放送局の運営・管理等の技術的・専門的な支援、助言等を 行う。 知事の記者会見および県広報番組きのくに 21 の動画配信等に係る更新作業 や、YouTube を活用した動画配信コンテンツ「インターネット放送局」の運 営について、Adobe Premiere 等の使用方法に関する助言等の技術的支援の他、 ページ作成等の技術的作業を行う。また、随時、必要に応じて動画編集作業 を行うものとする。 ウ. Ustream による動画配信 Ustream 等を使った動画配信についての技術的・専門的な支援、助言等を 行う。 知事の定例記者会見を各振興局で視聴できるように、Ustream を使って配 信を行う。また、県が行うイベント、講演などについても Ustream でリアル タイムに配信するための技術的支援を行う。 エ. データ運営管理 Web サーバ内のデータ管理及びデータの効率化を図る。和歌山県ホームペ ージ内ページのリンク切れを、月 2 回程度定期的に確認・修正するとともに、 終了した催し等の情報の削除作業(それに伴う毎日のリンク修正を含む。)を 行う。 また、効率的なディレクトリ構成等への助言を行う(随時)。また、他サー バより県サーバにホームページを移転する際は、技術的支援及び助言を行う。 オ. SNS 運用支援 SNS 等を含むホームページにおける新規コンテンツの企画提案及び技術 的・専門的な支援、助言等を行う。 カ. メールマガジン運用支援 html 型メールマガジンのコンテンツデザインの企画提案、技術的・専門的 な支援、助言等を行う。 キ. コンテンツ企画作成支援 ホームページにおける新規コンテンツの助言を行う。他の地方自治体や企 業等の動向も参考にして、地図情報や検索機能などのユーザビリティを向上 させるコンテンツや、県政情報に関する新規コンテンツの助言を行う。 また、県内での災害時や迅速に県政情報を発信する必要がある場合等は、 随時、主要コンテンツのページ作成を行うものとする。 ク. HP 運営体制への助言 和歌山県ホームページの運営体制検討に関する助言を行う。他の地方自治 体や企業等の動向も参考にして、閲覧者が見やすくかつ職員が容易に更新で きるホームページの運営体制検討への助言を行う。 ケ. アクセスログ解析 アクセスログの解析及び評価の実施とこれを考慮した企画提案を行う。 毎月のアクセスログを考慮し、デザイン(レイアウト)、SEO 等の企画提案 を盛り込んだ報告書を提出する(ページ作成作業を伴う場合あり)。また、平 成 26 年度の各課室のアクセスログを解析し、各課室のページ運営への助言を 行う。 コ. HP 運営に関係するプログラム維持保守 Web サーバにかかるプログラム(cgi、perl 等)の維持保守管理業務及び助 言を行う。既存のプログラムについて、バグの修正やセキュリティ強化の作 業及び助言等を行う(不定期)。 サ. 新規サイト作成運営支援 新規サイト作成業務に関する企画提案及び当該業務受託者と協調して業務 を行う。新規サイト作成に関する企画提案、技術的支援を行う。また、その 業務が委託により行われる場合は、委託業者と協調して業務を進める。 シ. アクセシビリティ対応 ページのアクセシビリティ対応を行う。 JIS 規格・和歌山県ホームページ管理・運営方針・ユニバーサルデザイン化 ガイドライン等を踏まえ、更新されたページまたは既存ページをチェックし、 アクセシビリティに配慮したものに修正していく。サイト全体のページ数は 約 60,000 ページ(html.htm)であり、そのうち複雑な構造のページについては 修正作業を行う。単純な構造のページについては修正の方法を県職員に指示 し、対応させる。 ス. SEO 対策 和歌山県ホームページに掲載する重要施策に係る SEO 対策を行う。県が進 める重要施策(世界遺産関連等)に関し、検索結果が上位となるページ修正 を行う(不定期)。 セ. Adobe Contribute による HP 作成支援 Adobe Contribute によるホームページ運営の支援を行う(随時)。 各課室の行政事務用パソコンへのホームページ作成支援ソフト Adobe Contribute のインストール及びアンインストール作業と設定に係る作業を行 う。対応テンプレートの作成及びメニュー部分の変更作業を行う。各課室担 当者に、Adobe Contribute によるホームページ運営に関する技術的支援を行 う。 ソ. 職員研修 各課室のホームページ担当職員向けホームページ作成研修を行う。職員向 けホームページ作成研修を行い、初心者の職員がユニバーサルデザインに配 慮したホームページを作成できるようにする。 タ. 業務引継 受託者が交代する場合は適切に業務内容の引継ぎを行う。年度末等、受託 者が業務の実施を終了する場合は、旧受託者は新受託者に対して適切に業務 内容の引継ぎを行う。 チ. 実績報告 受託者は、業務委託期間において受託した具体的な業務について、その業 務内容の記録を行い、毎月 10 日までに委託者へ実績報告書として提出する。 報告書の様式については、協議の上決定する。 4. 委託期間 平成 27 年 4 月 1 日から平成 28 年 3 月 31 日まで 5. 作業場所 駐在者は原則として下記の場所で業務を行うこととするが、業務の遂行上自 社等で作業することが必要である場合は、事前に広報課長の承諾を得ることと する。 和歌山県庁(和歌山市小松原通一丁目 1 番地)本館 3 階広報課内 6. 対象業務の規模 1 日あたりのホームページのアクセス数は、約 30,000 ページビューである。 また、サイト全体のページ数は約 60,000 ページ(html.htm)である。 7. 対象業務の実施方法 業務の実施については、受託者が労使関係にある者の中から指名する者を、 和歌山県広報課内に次のとおり駐在させて行うこととする。 ア. 作業時間 作業時間は、次に掲げる日を除いた日の和歌山県職員の労働時間に準ずる ものとする。 a.土曜日、日曜日、祝日 b.年末、年始(県が別途定める期間とする。) イ. 必要技術 業務の円滑な遂行のためには、JIS 規格を踏まえたホームページの運用に関 する専門的知識と一定の経験(Web デザイン制作実務経験 1 年程度で、デザ イン提案ができること。Adobe Dreamweaver・ホームページビルダー・ Photoshop・Illustrator の操作ができること。html および css によるページ 作成、画像の作成ができること。)が必要である。 ウ. 駐在者 受託者は指名した駐在者について、その者の氏名および経歴等を確認でき る書類を広報課長に提出すること。また、施設管理の都合により、駐在者は 業務時間中において氏名を明記した名札をつけること。なお、不測の事態等 を考慮して、受託者は駐在者の交替が可能な人材を確保する等、業務を確実 に履行する体制の充実に努めること。 8. 対象業務の作業環境 作業用パソコン及びソフトウェア、インターネット環境は県が用意する。和 歌山県広報課内の広報課長が指定する場所へ設置すること。 ア. ソフトウェア 下記ソフトウェアを、県が用意するパソコンへ受託者がインストールする。 なお、ソフトウェアのカスタマイズは県と協議の上で行うこととする。また、 受託者は委託業務の積算費用の中にソフトウェアを購入する金額を計上しな いこと。 <ソフトウェア> Adobe Photoshop、Illustrator、Dreamweaver、Contribute、Flash、 Fireworks、Adobe Acrobat、Microsoft Excel、Word、Power Point、一 太郎、動画・音声変換ソフト(必要に応じてインターネット上にフリー で公開されているものをダウンロードする) イ. その他機器 上記以外に必要な機器等についても、必要に応じて受託者が持ち込むこと とする。なお、その他の機器等を持ち込む場合は、事前に広報課長の承諾を 得ることとする。 ウ. 備品 県は作業場所において、次のものを用意して駐在者に貸与することとする。 なお、作業場所及びコピー機等の使用料は無料とする。ただし、受託者の故 意又は過失によりそれらを損傷した場合は、県は修理に必要な費用を請求す るものとする。 a.作業机(最大で1台、椅子含む。) b.消耗品等のうち広報課長が指定するもの 9. 再委託等の禁止 受託者は、委託業務の全部又は一部の処理を第三者に委託し、又は請け負わ せてはならない。ただし、あらかじめ県の書面による承諾を得た場合は、この 限りでない。 10. その他 この仕様書に定めのないものについては、県と受託者が協議して決める。
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