Monthly Market Scope

平成27年4月1日
伊予銀行 資金証券部
資金為替グループ
No.205
(1)為替相場
①米ドル円相場
先月の動き
終値
60分 QJPY=
6:00 2015/03/02 - 6:00 2015/03/31 (TOK)
価格
122円02銭
122
121
120.5
120
119.5
119
118.5
118円30銭
自動
05日
07日
方向性
120円12銭 115円00銭~123円00銭
/USD
121.5
03日
今月の予想レンジ
11日
13日
17日
19日
21日
25日
27日
31日
先月の米ドル円は上昇後、反落した。2月米雇用統計(6日)が市場予
想を大きく上回る良好な結果となると、米ドルは対主要通貨で急上昇した。
米早期利上げ観測の高まりから米ドル円は月間高値となる122円02銭を
付けた。しかし、18日に開催されたFOMCの内容がハト派的と受けとめ
られると、米ドル円は急反落した。また、会見でイエレンFRB議長が米ド
ルは輸出の鈍化や低インフレの長期化に影響を与えると指摘したことも、
米ドル円の下落材料となった。更に月末にはイエメン情勢を巡る地政学リ
スクの高まりから円が買われ、米ドル円は118円30銭まで下値を広げた。
今月の米ドル円は下落を予想する。ECBの国債買入れにより欧州圏の
金利低下が相対的に金利の高い米国債に向かうことで米長期金利の上
昇は限定的となり米ドル円は上値を追いづらいだろう。国内では、今月は
統一地方選が行われることで円安による日用品の値上がりなど負の側面
がクローズアップされそうだ。日銀による追加緩和観測が後退しているこ
とに加え、円安が加速する場面では円安牽制発言が想定されることも米
ドル円の上値を抑える要因となるだろう。
2015年 3月
②ユーロ円相場
先月の動き
60分 QEURJPY=
終値
6:00 2015/03/02 - 6:00 2015/03/31 (TOK)
価格
今月の予想レンジ
方向性
129円66銭 125円00銭~132円00銭
JPY
134円58銭
134
133
132
131
130
129
128
126円86銭
127
自動
03日
05日
07日
11日
13日
17日
19日
21日
25日
27日
31日
先月のユーロ円は下落した。ECB理事会にて3/9から国債買入れが開
始され、ユーロ圏の国債利回りが一段と低下した。また米雇用統計(6日)
の結果から米利上げ観測が高まり米欧の金利差が拡大すると、ユーロは
米ドルに対して下げ足を速め、ユーロ円も一時126円86銭まで下落した。
しかし、18日のFOMCがハト派的と受け止められると対米ドルでユーロ
の買戻しが加速し、ユーロ円は安値圏から反発した。
今月のユーロ円は下落を予想する。9日から実施されているECBの国
債買入れは、マイナス金利の債券も購入対象としており、欧州圏におい
て金利低下圧力がかかりやすく、ユーロは主要通貨に対して弱含んで推
移しそうだ。一方、円は追加緩和観測が後退しており金融緩和のインパ
クトの違いからユーロ円は軟調推移するだろう。しかし、投機筋による
ユーロの売り越しポジションは、過去最大規模に積みあがっており、突発
的な要因でユーロの急反発するリスクには注意が必要だ。
2015年 3月
③豪ドル円相場
先月の動き
60分 QAUDJPY=
6:00 2015/03/02 - 6:00 2015/03/31 (TOK)
価格
終値
今月の予想レンジ
91円35銭
88円00銭~93円00銭
方向性
JPY
94円66銭
94.4
94
93.6
93.2
92.8
92.4
92
91円09銭
91.6
自動
03日
05日
07日
11日
13日
17日
2015年 3月
19日
21日
25日
27日
31日
先月の豪ドル円は下落した。3日に行われたRBA理事会では、政策金
利が据え置かれた。市場では追加利下げを予想していた参加者による
豪ドル買戻しを受けて、豪ドル円は小幅反発した。更に18日のFOMC
において米利上げ時期が後退し米長期金利が軟調推移すると、豪ドル
円は94円66銭まで続伸した。しかし月末にかけては、特段の材料がな
い中で、原油等資源価格の下落もあり、豪ドルが主要通貨に対して全般
的に弱含んで推移し、豪ドル円は91円09銭まで下落した。
今月の豪ドル円は下落を予想する。3/27に発表された3月RBA定例
理事会議事録では、追加利下げの可能性にも言及されており、豪ドルは
軟調に推移するだろう。ただ、市場では、予想時期の相違はあるものの、
追加利下げの実施はある程度織り込んでいることから、豪ドルの下げ幅
は限定的となりそうだ。市場では2015年第1四半期の消費者物価指数
(4/22発表)の結果をみてから、5/5のRBA理事会にて利下げが行われ
ると見られている。
(2)国内金利
①短期金利
①長・短期金利の推移 (TIBORとTSR)
日足 QTIJPY6MD=, QJPYIRS5Y=, QJP10YT=TR
2014/01/09 - 2015/04/24 (TOK)
0.8
0.75
10年債利回り
0.7
0.65
0.6
0.55
0.5
0.45
6M TIBOR
0.4
0.35
0.3
0.25
5Y スワップレート
0.2
0.15
0.1
自動
2月
3月
2014年 Q1
4月
5月
6月
2014年 Q2
7月
8月
9月
2014年 Q3
10月
11月
12月
2014年 Q4
1月
2月
3月
2015年 Q1
4月
先月のレンジ
TIBOR
価格
JPY
終値
今月の予想レンジ
方向性
0.13000~0.13000% 0.13000% 0.11000~0.13500%
0.17182~0.17182% 0.17182% 0.15000~0.17500%
0.25727~0.25818% 0.25727% 0.23000~0.26000%
先月の短期金利は概ね横ばい推移した。
今月の短期金利も横ばいを予想する。2月コアCPIは前年同月比2.0%、消
費増税の影響を除くと0.0%となった。今月で異次元緩和導入から2年の節目
を迎えるが、出口は依然遠く、緩和は長期化する見込みだ。月末には「展望リ
ポート」の公表を控えており、追加緩和の時期を探る上でも日銀の物価見通しに
は注目したい。足元では日銀の期待通り大手企業で賃上げの動きが見られてい
ることから、今月の決定会合については政策現状維持となりそうだ。
1M
3M
6M
②長期金利
②長・短期金利のイールドカーブ (TIBORとTSR)
。
先月のレンジ
スワップ
終値
今月の予想レンジ
方向性
0.18800% 0.12000~0.22000%
0.27900% 0.20000~0.32000%
0.57400% 0.45000~0.65000%
10年債利回り
0.40000% 0.30000~0.50000%
先月の長期金利は乱高下した。国内で需給緩和懸念が燻る中、米国では2月
米雇用統計が良好な結果となる一方で、FOMCはハト派的と受け止められた。
これらを背景に国内長期金利はやや荒れた展開が続き、月末付近には持ち高
調整の動きから、前日比で8bp程度急騰する場面も見られた。
今月の長期金利は上昇後、低下を予想する。上旬は都銀勢等による期初の益
出しや米国の経済指標の結果に応じて金利上昇の可能性がある。国内10年債
(2日)、30年債(9日)入札の動向にも注意が必要だ。もっとも、異次元緩和を受
けて国債の流通量は減少しているため、大口投資家の売り余力は限られそうだ。
加えて、先月の金利上昇局面において、0.4%台では強い押し目買いも確認さ
れている。上昇一巡後は次第に金利低下余地を探る展開となるだろう。
3年
5年
10年
(3)米国金利
0.15400~0.18800%
0.22500~0.28800%
0.50200~0.63000%
0.30000~0.47000%
(3)米国金利
①短期金利
①長・短期金利の推移(LIBORと米国10年債利回り) 日足 QUSD6MFSR=, QUS10YT=RR
2009/12/31 - 2015/05/01 (LON)
価格
4
3.6
10年債利回り
3.2
2.8
2.4
2
1.923
1.6
6M LIBOR
1.2
0.8
0.40
0.4
自動
2 3 4 5 6 7 8 9 1 1 1 1 2 3 4
2010年
6 7 8 9 1 1 1 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 1 1 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 1 1 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 1 1 1 2 3 4
2011年
2012年
2013年
2014年
②長・短期金利のイールドカーブ(LIBORと米国債利回り) 先月のレンジ
LIBOR
1ヶ月
3ヶ月
6ヶ月
終値
今月の予想レンジ
方向性
0.17270%~0.17925% 0.17625% 0.15000%~0.20000%
0.26095%~0.27540% 0.27075% 0.24000%~0.30000%
0.38420%~0.40910% 0.40065% 0.35000%~0.50000%
先月の短期金利は概ね横ばい推移した。3月FOMCでは事実上のゼロ金利
政策を意味する「利上げまで忍耐強くなれる」の文言が削除されたものの、既に
織込み済みであったことから、市場への影響は限定的であった。
今月の短期金利は緩やかな上昇を予想する。3日の3月米雇用統計が良好な
結果となれば金利上昇圧力がかかることが予想されるが、足元の米ファンダメン
タルズが弱含んでいることを踏まえると、金利上昇幅は限定的だろう。また早くて
も6月と予想されている利上げまで、まだ時間的余裕があることや、イエレン議長
が利上げに慎重な姿勢を示していることから、短期金利は上昇したとしても小幅
なレンジでの推移となりそうだ。
②長期金利
10年債
先月のレンジ
終値
今月の予想レンジ
方向性
1.85200%~2.25900% 1.92660% 1.8000%~2.2000%
先月の長期金利は上昇した。6日の2月米雇用統計が市場予想を大きく上回
ると、早期利上げを意識した長期金利は、一時2ヶ月ぶりの水準である2.2%台
まで上昇した。しかし、ECBの資産購入プログラム開始による欧州債利回りの低
下や、FOMCメンバーの金利見通し引き下げを受け、早期利上げ観測は後退
し、1.92660%で引けた。
今月の長期金利は、緩やかな上昇を予想する。注目は3日発表の3月米雇用
統計だ。市場では良好な結果が予想されており、金利上昇圧力がかかりやすい
だろう。ただしECBの量的緩和開始を背景とした欧州債の利回り低下を受け、
相対的に利回りの高い米債は買われやすい状況にあり、仮に一時的に金利が
上昇したとしても押し目買いに支えられ、金利上昇幅は限定的となるだろう。
利回り
(4)国内株式
日経平均株価の推移
30分 Q.N225
9:30 2015/03/02 - 15:30 2015/03/31 (TOK)
価格
JPY
19,778円60銭
19,800
19,750
19,700
19,650
19,600
19,550
19,500
19,450
19,400
19,350
19,300
19,250
19,200
19,150
19,100
19,050
19,000
18,950
18,900
18,850
18,800
18,750
18,700
18,650
18,600
18,577円06銭
18,550
18,500
自動
03日
04日
05日
06日
09日
10日
11日
12日
13日
16日
17日
18日
2015年 3月
19日
20日
23日
24日
25日
26日
27日
30日
31日
日
経
平
均
終値
今月の予想レンジ
方向性
19,206円99銭 18,800円~20,000円
先月の日経平均株価は上昇した。月初から月中にかけては欧
米株式相場が過去最高値を更新したことで、リスク選好姿勢が強
まり国内株式相場も堅調に推移した。また、3月末の配当取りの動
きや為替相場の円安進行も買い材料となった。しかし、月末にか
けては高値警戒感から利益確定売りが優勢となり軟調に推移した。
今月の日経平均株価は上昇を予想する。期初は国内機関投資
家の利益確定売りも想定されるが、下落局面では年金勢や日銀
の買い入れが期待されるため、下値は限定的となりそうだ。今月は
国内企業の決算が発表される。為替の円安進行や国内の景況感
改善から好決算が予想される。6月のコーポレートガバナンス・
コード導入に向けて、株主還元策を強化する内容の発表があれ
ば、日経平均株価は20,000円にトライする可能性もありそうだ。
チャート図 (1) 米ドル円(日足)
日 足 QJ PY=
2014/04/14 - 2015/04/14 (TOK)
価格
/USD
120
118
116
114
112
110
108
106
104
102
自動
5月
6月
7月
2014年 Q2
8月
9月
10月
2014年 Q3
11月
12月
1月
2014年 Q4
2月
3月
4月
2015年 Q1
(2)ユーロ円(日足)
日 足 QEURJ PY=
2014/04/14 - 2015/04/13 (TOK)
価格
J PY
150
147
144
141
138
135
132
129
126
自動
5月
6月
2014年 Q2
7月
8月
9月
2014年 Q3
10月
11月
12月
2014年 Q4
1月
2月
3月
2015年 Q1
4月
(3) 豪ドル円(日足)
日 足 QA UDJ PY=
2014/04/14 - 2015/04/13 (TOK)
価格
J PY
102
100
98
96
94
92
90
88
自動
5月
6月
2014年 Q2
7月
8月
9月
2014年 Q3
10月
11月
12月
2014年 Q4
1月
2月
3月
2015年 Q1
4月
#NAME?
( 1 )3月の公表仲値の推移 (単位:円)
US$
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
平均
SFr
EUR
TIBOR
AUD
119.87
120.06
119.58
119.80
120.04
125.47
125.39
124.47
124.24
123.24
133.82
134.25
133.69
132.73
132.24
93.35
93.15
93.64
93.68
93.48
120.74
121.47
121.21
121.53
121.44
122.45
123.07
121.38
120.55
121.03
131.00
131.56
129.72
128.20
128.86
93.07
93.23
92.46
92.47
93.46
121.40
121.43
121.33
119.79
120.75
120.83
120.42
120.68
122.21
122.08
127.41
128.22
128.71
130.50
128.77
92.62
92.53
92.40
93.36
92.55
119.95
119.81
119.82
119.38
119.17
122.54
123.92
125.06
124.43
123.80
129.63
131.11
130.86
131.00
129.76
93.37
94.27
94.31
93.55
93.27
119.26
120.17
120.36
124.01
124.44
122.99
129.68
130.32
130.55
92.16
92.06
93.11
データ:トムソン・ロイター提供
( 2 )3月のTIBOR・TSRの推移 (単位:%)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
TSR
1ヶ月
3ヶ月
6ヶ月
3年
5年
10年
0.13000
0.13000
0.13000
0.13000
0.13000
0.17182
0.17182
0.17182
0.17182
0.17182
0.25818
0.25818
0.25818
0.25818
0.25818
0.15400
0.15900
0.15700
0.16000
0.16000
0.22500
0.23900
0.23900
0.24600
0.24300
0.52600
0.55500
0.56200
0.56100
0.55200
0.13000
0.13000
0.13000
0.13000
0.13000
0.17182
0.17182
0.17182
0.17182
0.17182
0.25818
0.25727
0.25727
0.25727
0.25727
0.16800
0.18000
0.16800
0.16800
0.18000
0.26500
0.28800
0.26300
0.25500
0.27800
0.59600
0.63000
0.58500
0.55100
0.58500
0.13000
0.13000
0.13000
0.13000
0.13000
0.17182
0.17182
0.17182
0.17182
0.17182
0.25727
0.25727
0.25727
0.25727
0.25727
0.18400
0.18000
0.17500
0.17000
0.17600
0.28500
0.27900
0.25800
0.24300
0.25500
0.59300
0.57900
0.53300
0.50200
0.52800
0.13000
0.13000
0.13000
0.13000
0.13000
0.17182
0.17182
0.17182
0.17182
0.17182
0.25727
0.25727
0.25727
0.25727
0.25727
0.17400
0.17200
0.17300
0.17100
0.18500
0.24800
0.24600
0.24500
0.24300
0.26800
0.52300
0.52000
0.52100
0.50800
0.55400
0.13000 0.17182 0.25727 0.18400 0.26600 0.54700
0.13000 0.17182 0.25727 0.18800 0.27900 0.57400
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