八千代市教育委員会 第2次特定事業主行動計画 【前期計画】

八千代市教育委員会
第2次特定事業主行動計画
【前期計画】
□計画策定にあたって
私たち一人ひとりがいきいきと仕事に取り組み,結婚・出産・子育てができる環境
を整備するには,職場全体で支え合い,積極的にかかわっていく必要があります。
国は,平成15年7月,次世代育成の環境整備を図るため,10年間の時限法とし
て「次世代育成支援対策推進法」を制定し,地方公共団体や事業主に行動計画の策定
を義務付けました。これを受け,様々な雇用の場で,仕事と子育ての両立に向けた環
境の整備等が進められてきました。しかし,ある程度の効果はみられたものの,子ど
もが健やかに生まれ育つ社会が実現したとまでは言えず,仕事と子育ての両立に向け
たいっそう充実した取組が必要と判断し,平成26年4月、有効期限を平成37年3
月31日まで10年間延長する等の法改正を行い,同年11月には新たな「行動計画
策定指針」を定めました。
八千代市教育委員会においても,同法の改正や新たな行動計画策定指針を受け,次
世代育成支援対策や仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の推進に向けた
実効性のある取組を進めるために,本行動計画を策定しました。
お互いが支え合う,働きやすい職場作りに向け,皆さんのご協力をお願いします。
平成27年 3 月23日
八千代市教育委員会
□目次
Ⅰ 計画の概要について
1.計画の対象 ………………………………………………………………
2.計画の期間等 ……………………………………………………………
3.計画の推進体制等 ………………………………………………………
2
2
2
Ⅱ 取組内容について
1.教職員の勤務環境の整備に関する事項
(1)妊娠中及び出産後における配慮 …………………………………
(2)男性の子育て目的の休暇等の取得促進 …………………………
(3)育児休業を取得しやすい環境の整備等 …………………………
(4)超過勤務の縮減 ……………………………………………………
(5)休暇の取得促進 ……………………………………………………
(6)人事評価への反映 …………………………………………………
(7)人事異動における配慮 ………………………………………………
(8)職場優先の環境や固定的な性別役割分担意識等の
是正のための取組 ……………………………………………………
(9)仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の推進………
3
4
4
5
7
8
8
9
98
9
9
2.その他の次世代育成支援対策に関する事項
(1)子育てバリアフリー…………………………………………………
(2)子ども・子育てに関する地域貢献活動……………………………
(3)学習の機会の提供等による家庭の教育力の向上…………………
9
10
10
11
-1-
Ⅰ 計画の概要について
1.計画の対象
八千代市立小中学校に勤務する教職員です。
※教育委員会事務局及び教育機関の職員は,八千代市特定事業主行動計画に準じ
ます。
2.計画の期間等
改正後の次世代育成支援対策推進法は平成37年3月31日までの時限法です。
前期期間を平成27年4月1日から平成32年3月31日までとし,概ね3年度
ごとに計画の見直しを行います。
平成
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36
年度
次世代育成支援対策推進法
法改正により、有効期限が10年間延長
八千代市教育委員
会特定事業主行動
計画【前期計画】
八千代市教育委員
会特定事業主行動
計画【後期計画】
八千代市教育委員
会第2次特定事業
主行動計画【前期
計画】
平成 17 年度~21 年度
平成 22 年度~26 年度
平成27 年度~31 年度
3.計画の推進体制等
本計画は,八千代市教育委員会特定事業主行動計画【後期計画】の取組項目を見
直し,取組が不十分であったものや新たに取り組むべきものを検討し,策定したも
のです。なお,本計画においては,
(1)教育総務課を事務局とし,教育委員会各課及び校長会等と連携をしながら,
効果的な推進を図ります。
(2)計画策定後は教育委員会ホームページ等で公表します。また,毎年度,実施
状況の点検を行い,その結果を公表し,次年度の取組に活かします。
(3)計画に見直しがあった場合は,その内容を速やかに周知します。
-2-
Ⅱ 取組内容について
本計画の具体的な取組内容は次のとおりです。なお,各取組項目を主体的に行う職
員を取組主体として記載しています。
※取組主体とは
□人事担当・・・教育委員会内の人事担当課及び担当職員
□管理職員・・・校長・教頭・教育委員会内各所属長(管理職でない所属長も含む)
□周囲の教職員・・・子育て中の教職員の同僚
□子育て中の教職員・・・育児休業中または子どもを養育している教職員(妊娠中を含
む)
1.教職員の勤務環境の整備に関する事項
【目標・1】
次の(1)~(3)に挙げた取組等を通じて,男性教職員の育児休業の取得を積
極的に促し,女性教職員については現行の水準を維持する。
(1)妊娠中及び出産後における配慮
№
1
取
組
内
容
取 組
主 体
母性保護及び母性健康管理の観点から設けられている特別休暇等の
人事担当
制度や出産費用の給付等経済的支援制度を説明するために作成した子
管理職員
新規・
継続の
別
継続
育て支援に関する資料を,校長会議や研修等で広く周知することによ
り,教職員に対して制度の利用を奨励し,職場全体の子育てに対する
理解を深める。
2
妊娠中の教職員の健康や安全に配慮し業務分担の見直しを行う。
管理職員
継続
3
妊娠中及び子育て中の教職員に対し,服務や給与等の諸制度の案内を 人事担当
継続
する窓口を設置し,制度に関する資料を配付することにより,制度の
管理職員
活用方法等について気軽に相談できる環境作りをする。
4
子育て支援に関する諸制度について,現行の制度だけでは不十分な場 人事担当
合が認められるときは,国・県・他団体の状況を見ながら制度の拡充
を検討する。
-3-
継続
(2)男性の子育て目的の休暇等の取得促進
№
1
取
組
内
容
取
組
主
体
子どもの出生という親子にとって最も大事な時期に,家庭において
人事担当
親子の時間を大切にするとともに,出産後の妻をサポートすることが
管理職員
新規・
継続の
別
継続
重要であることから,子どもの出生時における父親の特別休暇及び年
次休暇の取得促進について周知を徹底し,休暇の取得を促す。
(3)育児休業を取得しやすい環境の整備等
№
1
2
取
組
内
容
育児休業等の周知
取
組
主
体
人事担当
新規・
継続の
別
継続
校長会議等の場において,育児休業等の制度の趣旨を徹底させ,教
管理職員
職員に周知を図るとともに,特に男性職員の育児休業等の取得促進に
周囲の教
ついても周知し,取得しやすい雰囲気づくりに努める。
職員
育児短時間勤務制度の周知
人事担当
新規
人事担当
管理職員
継続
管理職員
周囲の教
職員
子育て中
の教職員
継続
小学校就学前の子を養育する教職員が,育児を行いながら,職務を
完全に離れることなく多様な働き方を選択できるようにするための育
児短時間勤務制度を周知する。
3
育児休業取得者等支援プログラムの周知
育児休業を取得する教職員が,安心して休業し,円滑に職場復帰す
ることができるよう,「育児休業取得者等支援プログラム」を周知し,
活用を勧める。
4
育児休業を取得した教職員の円滑な職場復帰の支援
直属の上司や同僚教職員等と育児休業中の教職員は,適宜,所属の
業務状況や育児の状況等について相互に連絡を取り合い,又は必要な
資料を送付し,育児休業を取得した教職員が円滑に職場復帰できるよ
うに努める。
-4-
№
取
組
内
容
5 育児休業等を取得した職員の代替要員の適正な配置
育児休業等を取得した教職員の代替として,臨時的任用や期限付任
取
組
主
体
人事担当
新規・
継続の
別
継続
管理職員
用制度の活用による代替要員の適正な配置を図る。
6
子育てを行う女性教職員の活躍促進に向けた取組
「仕事と子育て両立支援プログラム」による支援等に基づき,子育
人事担当
新規
管理職員
てを行う女性教職員に向けた取組を行う。
【目標・2】
次の(4)に挙げた取組等を通じて,各教職員の1年間の超過勤務時間数の縮減
に努める。
(4)
超過勤務の縮減
№
1
取
組
内
容
一斉定時退勤日等の実施徹底
取 組
主 体
人事担当
新規・
継続の
別
継続
小中学校ごとに,定時退勤日等(ノー残業デー・ノー会議デー・ノ 管理職員
ー部活デーなど)を創意工夫し設定しているが,校内の打ち合わせ時
などで更なる注意喚起を行い,定時退勤を徹底する。
2
事務の簡素合理化の推進
①
現在行っている業務内容や分担を見直すとともに,新しい業務を
管理職員
継続
行う場合には,目的,効果,必要性等について十分検討する。また, 全教職員
併せて,既存の業務との関係を整理する。
②
会議や打ち合わせは,事前に資料を配付するなどし,効率的に実
施する。
③
管理職員
継続
全教職員
校内外の所属において業務計画表を作成することに努め,計画に
管理職員
基づき,適正な業務配分を行う。また,効率的に業務を進めるため, 全教職員
業務内容や業務分担の見直しを適宜行う。
-5-
継続
№
3
取
組
内
容
取
組
主
体
新規・
継続の
別
超過勤務縮減のための意識啓発等
①
小中学校ごとの超過勤務の状況を,人事担当課が把握し,超過勤務の多
い学校の管理職からのヒアリングを行う。また,校長会議等で注意喚起を
人事担当
継続
管理職員
行う。
②
超過勤務縮減の取組事例の情報収集を行い,教職員に周知し,そ
の活用を促すことにより,超過勤務縮減のための意識を高める。
4
勤務時間管理の徹底等
教職員の勤務状況を的確に把握し,教育活動の状況に応じた縮減目
人事担当
管理職員
継続
人事担当
管理職員
新規
標を設定するなど,勤務時間管理の徹底を図る。
5
健康面への配慮等
①
教職員健康管理推進委員会を開催し,教職員の健康管理や健康増
進,職場環境のあり方について検討する。
②
超過勤務の多い教職員に対するメンタルヘルス相談等を実施し,
健康面への配慮を充実させる。
③
人事担当
管理職員
新規
人事担当
継続
管理職員
義務教育修了までの子どもを養育している教職員の家庭環境等を
考慮して,定時退勤を促す。
-6-
管理職員
継続
【目標・3】
次の(5)に挙げた取組等を通じて,教職員1人当たりの年次休暇の取得日数に
ついて、平成26年度末と5年後を比較し20%増加させる。
(5) 休暇の取得促進
№
1
取
組
内
容
取
組
主
体
新規・
継続の
別
年次休暇の取得の促進
①
年次休暇を取得していない教職員,休暇取得が少ない教職員,業 管理職員
継続
務多忙な教職員においては,業務が一段落した際の休暇のまとめ取
り等を中心に,管理職より奨励を行う。
②
年次休暇を取得した際には業務に支障が出ないように,一つの業 管理職員
務に複数の教職員が関わる等安心して教職員が年次休暇を取得で
継続
全教職員
きるよう,日常から事務処理において相互応援ができる体制を整備
する。
③
小中学校ごとに業務計画の策定・周知に努めるほか,四半期毎の 管理職員
継続
年次休暇の取得計画表(シーズンプラン)の作成・活用を図るなど, 全教職員
教職員の計画的な休暇の取得促進に努めるとともに,休暇を取得し
やすい雰囲気の醸成を図る。
2
連続休暇等の取得の促進
①
家族の記念日等における年次休暇の取得促進を図る。
人事担当
継続
管理職員
全教職員
②
リフレッシュ休暇取得の徹底を図る(10年・20年勤務2
日,30年勤務3日)
。
人事担当
継続
管理職員
全教職員
③
④
年1回,年次休暇等を利用した1週間以上の連続休暇(ゆと
りウィーク)の取得促進を図る。
管理職員
ゴールデン・ウィークやお盆期間における公式会議の自粛を行
管理職員
う。
全教職員
全教職員
-7-
継続
継続
№
3
取
組
内
容
取
組
主
体
人事担当
子育てのための特別休暇の取得の促進
子育て休暇等各種特別休暇の取得促進を図るとともに,取得を希望
する教職員に対して,100%取得できる雰囲気の醸成を図る。
新規・
継続の
別
新規
管理職員
周囲の教
職員
(6)
人事評価への反映
№
取
1
組
内
容
(7)
取
組
内
容
個人調査票やヒアリング等の実施を通じて,可能な範囲で,子育
ての状況に応じた人事上の配慮を行う。
体
継続の
別
新規
管理職員
取
組
主
体
人事担当
新規・
継続の
別
継続
管理職員
職場優先の環境や固定的な性別役割分担意識等の是正のための取組
№
1
主
新規・
人事異動における配慮
№
(8)
組
仕事と生活の調和がとれた効率的な業務運営や良好な職場環境づ 人事担当
くりに向けて行動する教職員に対し,適切な人事評価を行う。
1
取
取
組
内
容
取
組
主
体
職場業務や子育て環境の見直しを含めた,男女共同参画社会の推進 人事担当
について,各年齢層に対し,研修や資料の配付等を通じた啓発活動を 管理職員
行う。
-8-
新規・
継続の
別
継続
№
2
取
組
内
容
取
組
主
体
セクシュアルハラスメント等,様々なハラスメントの防止のための 人事担当
取組を行う。
新規・
継続の
別
継続
管理職員
全教職員
(9)
仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の推進
№
1
取
組
内
容
自己啓発・能力開発のための支援
取
組
主
体
人事担当
新規・
継続の
別
継続
教職員が,将来を見据えた自己啓発・能力開発のため,通信教育講 管理職員
座の受講や資格の取得等を行う場合,その取組を支援する。
2
配偶者同行休業制度の周知
人事担当
新規
教職員の継続的な勤務を促進し,公務の円滑な運営に資することを
目的として,外国で勤務等する配偶者と外国において生活を共にする
ため,教職員としての身分を保有しつつ,職務に従事しないことがで
きる配偶者同行休業制度について周知する。
2 その他の次世代育成支援対策に関する事項
(1)子育てバリアフリー
№
1
取
組
内
容
取
組
主
体
子どもを連れた人が気兼ねなく来校できるよう,ソフト面でのバリ 全教職員
アフリーの取組を推進する。
-9-
新規・
継続の
別
継続
(2)
子ども・子育てに関する地域貢献活動
№
1
取
組
内
容
取
組
主
体
人事担当
子どもの体験活動等の支援
新規・
継続の
別
継続
子ども・子育てに関する活動等の地域貢献活動に関する情報提供と 管理職員
教職員が地域貢献活動に積極的に参加できるよう支援する。
2
子どもを交通事故から守る活動の実施や支援
①交通事故防止について綱紀通知による呼びかけを実施する。
3
人事担当
継続
管理職員
②公務で車を運転する教職員に対し,交通安全研修会などを実施す 管理職員
全教職員
る。
継続
安全で安心して子どもを育てられる環境の整備
継続
管理職員
子どもを安全な環境で安心して育てることができるよう,地域住民
等の自主的な防犯活動や少年非行防止,立ち直り支援の活動等への
教職員の積極的な参加を支援する。
(3)
№
1
学習機会の提供等による家庭の教育力の向上
取
組
内
容
取
組
主
体
家庭における子育てやしつけのヒント集等を活用し,教職員に対し 関係各課
家庭教育に関する講座・講演会等の情報の提供を行う。
- 10 -
新規・
継続の
別
継続