４月号気象庁です! 平成27年（2015年）５月の気象 ∼天気予報をよりよく使おう∼ ５月は大型連休もあり、運動会や遠足など行事も多くお天気が気になりますよね。でも、朝の支度をしながら横目で見たTVのお天気マークには傘がないのに雨に降られたことがあるかもしれません。お天気マークはその地域でその日のうちに現れるおおよその天気です気象庁では、各都道府県をいくつかに分けた地域の代表的な天気を予報しています。東京なら、23区と多摩地区をあわせた地域全体についての予報を発表しています。そして、発表された天気予報にもとづいて、１日のうちに変化のある天気の主な傾向を表現するようにお天気マークを使っています。つまり今日１日のうちの３時間ほど晴れると予想して、他の時間がすべて曇りと予想するなら、その日を代表する天気としてマークは曇りになります。このように、お天気マークは広がりのある地域において徐々に変化する天気をおおまかに表しているので、みなさんがいる場所や時間によっては「あれ、天気予報と違う」と思うときも出てくることがあります。詳しいお天気が気になる時はお天気マークだけでなく、発表された天気予報や降水確率、地域時系列予報、天気分布予報も参考にしてください。これらは気象庁のホームページでご覧いただけます。お天気マークは地域や時間の代表的な天気を表します。気象庁HPの天気予報では、天気が変わるタイミングや降水確率が確認できます。時系列予報では、その地域を代表する天気の３時間毎の変化がわかります。なお、天気や風の予報は地域（図の場合千葉県北西部）を代表するものですが、気温はある地点の予想です（図の場合は千葉市です）。千葉県北西部【気温：千葉】天気分布予報では、地域的により細かな天気予報が地図形式で見られます。天気予報では表れない一部の地域の雨も知ることができます。目先はレーダーで天気は曇りだけど降水確率も高いし、これからどうなの？と目先が心配な時には、高解像度降水ナウキャストなどのレーダー画像をご活用ください。レーダー画像は、携帯電話でも防災情報提供センターのページから見ることができます。また、NHKのデータ放送で見ることもできます。高解像度降水ナウキャストはパソコンだけでなく、スマートフォンでの利用が便利です。予報はより新しいものを気象庁には各地から最新の観測データが常時集められ、またスーパーコンピュータが新たな予測計算を高頻度に行います。天気予報はこれらの新しいデータをもとに、最新の状況を踏まえて発表しています。天気が安定している時は予報が変わらないこともありますが、新しい予報ほど精度は上がります。気象庁から提供しています様々な情報を適切に活用して、生活にお役立てください。