鹿児島県地域防災計画修正案概要新旧対照表 <原子力災害対策編>;pdf

資料6
鹿児島県地域防災計画修正案概要新旧対照表
<原子力災害対策編>
平成27年3月19日(木)
鹿児島県防災会議
平成26年度 県地域防災計画(原子力災害対策編)修正案の概要
番号
1
平成27年3月19日現在
該 当
内 容
ページ
項 目
「第1章 総則」
「第2節 定義」
各用語の定義について,防災基本計画の修
正等に伴う修正
4~9
「第2章 防災体制」
「別表9 緊急時体制における現地本部等の
「第2節 防災活動体制」
組織図」について,原子力災害対策マニュア 10~11
2
「別表9 緊急時体制における現地本部等の
ルの改訂に伴う修正
組織図」
「第3章 原子力災害事前対策」
「第7節 緊急事態応急体制の整備」
「別表11 緊急時モニタリングの組織及び業
3
務」,
「別表12 緊急時モニタリング通信連絡系統
図」
「別表11 緊急時モニタリングの組織及び業
務」及び「別表12 緊急時モニタリング通信
12~15
連絡系統図」について,緊急時モニタリング
センター設置要領に基づく修正
「第3章 原子力災害事前対策」
4 「第9節 避難収容活動体制の整備」
「2 避難計画の作成」
UPZ内の住民について,予定した避難所が
不適当である場合に他の避難所を調整する
16~17
ための原子力防災・避難施設等調整システ
ムの整備
「第3章 原子力災害事前対策」
「第9節 避難収容活動体制の整備」
5
「4 要配慮者の避難誘導・移送体制等の整
備」
UPZ内の医療機関及び社会福祉施設の一
時移転等に備え,原子力防災・避難施設等
18~21
調整システムにより避難先を調整する仕組
みを追加
「第4章 緊急事態応急対策」
緊急時モニタリング実施計画の策定につい
「第4節 緊急時モニタリング」
6 「2 緊急時モニタリング等の実施」
て,原子力災害対策マニュアルの改訂に伴 22~23
「(3) 緊急時モニタリングセンターの立上げ及 う修正
び緊急時モニタリング実施計画の策定」
「第4章 緊急事態応急対策」
「第5節 避難,屋内退避等の防護措置」
7 「1 避難,屋内退避等の防護措置の実施」
「(3) UPZ内における緊急時防護措置の実
施」
UPZ内における防護措置として,OILに基づ
き緊急時モニタリングの結果に応じて住民の
24~27
一時移転等の緊急事態応急対策を国が指
示,助言等することを明確化
「第4章 緊急事態応急対策」
「第5節 避難,屋内退避等の防護措置」
8 「1 避難,屋内退避等の防護措置の実施」
「(3) UPZ内における緊急時防護措置の実
施」
UPZ内の住民について,予定した避難所が
不適当である場合に,県が,原子力防災・避
24~25
難施設等調整システムを活用して,他の避
難所を調整することを追加
「第4章 緊急事態応急対策」
「第5節 避難,屋内退避等の防護措置」
9 「6 要配慮者への配慮」
「(3) 病院等医療機関における避難措置」
「(4) 社会福祉施設における避難措置」
UPZ内の医療機関及び社会福祉施設の一
時移転等が必要となった場合に,原子力防
28~29
災・避難施設等調整システムを活用して避
難先を調整することを追加
-1-
-2-
県地域防災計画修正案新旧対照表
(抜粋)
-3-
該当箇所
第1章
総則
第2節
定義
(3ページ)
現
行
計
画
(14) 国から派遣される専門家
国が派遣する原子炉及び放射線防護等に関する専門家(以下「専門家」
という。)をいう。
(15) オフサイトセンター
原災法第12条に基づき内閣総理大臣が指定する緊急事態応急対策拠点
施設であって,原子力災害が発生した場合,緊急事態応急対策や原子力災
害事後対策の拠点となる施設で,通称オフサイトセンターをいう。
(16) 警戒事態
その時点では公衆への放射線による影響やそのおそれが緊急のものでは
ないが,原子力発電所における異常事象の発生又はそのおそれがあるた
め,情報収集や,緊急時モニタリング(放射性物質若しくは放射線の異常
な放出又はそのおそれがある場合に実施する環境放射線モニタリングをい
う。以下同じ。)の準備,施設敷地緊急事態要避難者の避難等の防護措置
の準備を開始する必要がある段階をいう。
(17) 施設敷地緊急事態
原子力発電所において公衆に放射線による影響をもたらす可能性のある
事象が生じたため,原子力発電所周辺において緊急時に備えた避難等の主
な防護措置の準備を開始する必要がある段階をいう。
(18) 全面緊急事態
原子力発電所において公衆に放射線による影響をもたらす可能性が高い
事象が生じたため,確定的影響を回避し,確率的影響のリスクを低減する
観点から,迅速な防護措置を実施する必要がある段階をいう。
(19) 施設敷地緊急事態要避難者
避難の実施に通常以上の時間がかかり,かつ,避難の実施により健康リ
スクが高まらない要配慮者,安定ヨウ素剤を事前配布されていない者及び
安定ヨウ素剤の服用が不適切な者のうち,施設敷地緊急事態において早期
の避難等の防護措置の実施が必要な者をいう。
(20) 要配慮者
高齢者,障害者,外国人,乳幼児,妊産婦,傷病者,入院患者等をいう。
(21) 国事故現地警戒本部
警戒事態が発生した場合において,オフサイトセンターに原子力規制事
務所副所長若しくは原子力防災専門官を総括として設置される原子力規制
委員会原子力事故現地警戒本部のことをいう。
-4-
修
正
案
修正理由等
(14) 国から派遣される専門家
国が派遣する原子炉及び放射線防護等に関する専門家(以下「専門家」
という。)をいう。
(15) オフサイトセンター
原災法第12条に基づき内閣総理大臣が指定する緊急事態応急対策等拠 原子力災害対策措置法
点施設であって,原子力災害が発生した場合,緊急事態応急対策や原子力 (以下,「原災法」とい
災害事後対策の拠点となる施設で,通称オフサイトセンターという。
(16) 情報収集事態
う。)第12条に基づく修正
(30)から移動
薩摩川内市で震度5弱又は震度5強の地震が発生した事態(本県におい
て,震度6弱以上の地震が発生した場合を除く。)をいう。
(17) 警戒事態
項ずれ
その時点では公衆への放射線による影響やそのおそれが緊急のものでは
ないが,原子力発電所における異常事象の発生又はそのおそれがあるた
め,情報収集や,緊急時モニタリング(放射性物質若しくは放射線の異常
な放出又はそのおそれがある場合に実施する環境放射線モニタリングをい
う。以下同じ。)の準備,施設敷地緊急事態要避難者の避難等の防護措置
の準備を開始する必要がある段階(本県において,震度6弱以上の地震が 原子力災害対策指針(以
発生した場合など巻末資料に示したEALのとおり。)をいう。
下,「指針」という。)
に基づく修正
(18) 施設敷地緊急事態
項ずれ
原子力発電所において公衆に放射線による影響をもたらす可能性のある
事象が生じたため,原子力発電所周辺において緊急時に備えた避難等の主
な防護措置の準備を開始する必要がある段階をいう。
(19) 全面緊急事態
項ずれ
原子力発電所において公衆に放射線による影響をもたらす可能性が高い
事象が生じたため,確定的影響を回避し,確率的影響のリスクを低減する
観点から,迅速な防護措置を実施する必要がある段階をいう。
(20) 施設敷地緊急事態要避難者
項ずれ
避難の実施に通常以上の時間がかかり,かつ,避難の実施により健康リ
スクが高まらない要配慮者,安定ヨウ素剤を事前配布されていない者及び
安定ヨウ素剤の服用が不適切な者のうち,施設敷地緊急事態において早期
の避難等の防護措置の実施が必要な者をいう。
(21) 要配慮者
項ずれ
高齢者,障害者,外国人,乳幼児,妊産婦,傷病者,入院患者等をいう。
(22) 国事故現地警戒本部
項ずれ
情報収集事態又は警戒事態が発生した場合において,オフサイトセンタ 防災基本計画の修正等に
ーに原子力規制事務所副所長若しくは原子力防災専門官を現地本部長とし 伴う修正
て設置される原子力規制委員会・内閣府原子力事故合同現地警戒本部のこ
とをいう。
-5-
該当箇所
第1章
総則
第2節
定義
(4ページ)
現
行
計
画
(22) 国事故現地対策本部
施設敷地緊急事態が発生した場合において,オフサイトセンターに環境
副大臣又は環境大臣政務官を本部長として設置される原子力規制委員会原
子力事故現地対策本部のことをいう。
(23) 現地事故対策連絡会議
施設敷地緊急事態が発生した場合において,原災法第17条に基づき,
原子力規制庁原子力地域安全総括官を議長としてオフサイトセンターに参
集した国,県,薩摩川内市,関係周辺市町,九州電力及び専門家等により
情報共有や対応準備等のため開催される会議をいう。
(24) 国現地本部
全面緊急事態に至り,原災法第15条第2項に基づき,原子力緊急事態
宣言が発出された場合において,オフサイトセンターに環境副大臣又は環
境大臣政務官を本部長として設置される原子力災害現地対策本部のことを
いう。原子力災害現地対応の総合調整を行う。
(25) 原子力災害合同対策協議会
全面緊急事態に至り,原災法第15条第2項に基づき,原子力緊急事態
宣言が発出された場合において,原子力規制庁原子力地域安全総括官を事
務局長としてオフサイトセンターに参集した国,県,薩摩川内市,関係周
辺市町,九州電力及び専門家等によって構成される組織で,国現地本部及
び地方自治体等間の総合調整を行うことを目的としている。
(26) 機能グループ
オフサイトセンターにおいて,原子力災害合同対策協議会をサポートす
るために,国,県,薩摩川内市,関係周辺市町及び九州電力等の職員で構
成される組織で,総括班,広報班,放射線班,医療班,住民安全班,実動
対処班,運営支援班,プラントチームの8つの班等をいい,国現地本部を
構成する。
(27) 緊急事態応急対策実施区域
原災法第15条第2項に基づく原子力緊急事態宣言において緊急事態応
急対策を実施すべき区域として公示された区域をいう。
(28) 警戒区域
原災法第28条第2項により読み替えて適用される災害対策基本法第6
3条の規定に基づき薩摩川内市長又は関係周辺市町長が,原子力緊急事態
宣言があった時から原子力緊急事態解除宣言があるまでの間において,一
度に大量の放射線を被ばくすることなどにより人の生命又は身体に対する
危険を防止するため,特に必要があると認めるとき,災害応急対策に従事
する者以外の者に対して立入りを制限し,若しくは禁止し又は退去を命ず
ることができる区域をいう。
-6-
修
正
案
(23) 国事故現地対策本部
修正理由等
項ずれ
施設敷地緊急事態が発生した場合において,オフサイトセンターに内閣 防災基本計画の修正等に
府副大臣又は内閣府大臣政務官を本部長として設置される原子力規制委員 伴う修正
会・内閣府原子力事故合同現地対策本部のことをいう。
(24) 現地事故対策連絡会議
項ずれ
施設敷地緊急事態が発生した場合において,原災法第17条に基づき, 原子力災害対策マニュア
内閣府大臣官房審議官(原子力防災担当)又は代理の職員を議長としてオ ルの改訂に伴う修正
フサイトセンターに参集した国,県,薩摩川内市,関係周辺市町,九州電
力及び専門家等により情報共有や対応準備等のため開催される会議をい
う。
(25) 国現地本部
項ずれ
全面緊急事態に至り,原災法第15条第2項に基づき,原子力緊急事態
宣言が発出された場合において,オフサイトセンターに内閣府副大臣又は 防災基本計画の修正等に
内閣府大臣政務官を本部長として設置される原子力災害現地対策本部のこ 伴う修正
とをいう。原子力災害現地対応の総合調整を行う。
(26) 原子力災害合同対策協議会
項ずれ
全面緊急事態に至り,原災法第15条第2項に基づき,原子力緊急事態
宣言が発出された場合において,内閣府大臣官房審議官(原子力防災担
原子力災害対策マニュア
当)又は代理の職員を事務局長としてオフサイトセンターに参集した国, ルの改訂に伴う修正
県,薩摩川内市,関係周辺市町,九州電力及び専門家等によって構成され
る組織で,国現地本部及び地方自治体等間の総合調整を行うことを目的と
している。
(27) 機能グループ
項ずれ
オフサイトセンターにおいて,原子力災害合同対策協議会をサポートす
るために,国,県,薩摩川内市,関係周辺市町及び九州電力等の職員で構
成される組織で,総括班,広報班,放射線班,医療班,住民安全班,実動
対処班,運営支援班,プラントチームの8つの班等をいい,国現地本部を
構成する。
(28) 緊急事態応急対策実施区域
項ずれ
原災法第15条第2項に基づく原子力緊急事態宣言において緊急事態応
急対策を実施すべき区域として公示された区域をいう。
(29) 警戒区域
項ずれ
原災法第28条第2項により読み替えて適用される災害対策基本法第6
3条の規定に基づき薩摩川内市長又は関係周辺市町長が,原子力緊急事態
宣言があった時から原子力緊急事態解除宣言があるまでの間において,一
度に大量の放射線を被ばくすることなどにより人の生命又は身体に対する
危険を防止するため,特に必要があると認めるとき,災害応急対策に従事
する者以外の者に対して立入りを制限し,若しくは禁止し又は退去を命ず
ることができる区域をいう。
-7-
該当箇所
現
行
計
画
第1章
総則
第2節
定義
(29)環境放射線監視強化区域
平常時から緊急時に備えてモニタリングポストを整備するなど,環境
(5ページ)
放射線の監視を強化して行う原子力発電所から概ね30kmの圏内及び
甑島の全域の区域をいう。
(30)情報収集事態
薩摩川内市で震度5弱又は震度5強の地震が発生した事態(本県にお
いて,震度6弱以上の地震が発生した場合を除く。)をいう。
第1章
総則
第3節
第3節
計画の性格
1
(5ページ)
計画の性格
鹿児島県の原子力災害対策の基本となる計画
本計画は,鹿児島県の原子力災害対策の基本となるものであり,国の防
災基本計画(原子力災害対策編)及び原子力災害対策指針に基づき,指定
行政機関,指定地方行政機関,指定公共機関及び指定地方公共機関が作成
する防災業務計画と抵触することがないように,緊密に連携を図り作成し
たものである。
防災関係機関は想定される全ての事態に対応できるよう対策を講じるこ
ととし,たとえ不測の事態が発生した場合であっても対処し得るよう柔軟
な体制を整備するものとする。
2
鹿児島県地域防災計画における他の災害対策との関係
本計画は,「鹿児島県地域防災計画」の「原子力災害対策編」として定
めるものであり,本計画に定めのない事項については,「鹿児島県地域防
災計画(一般災害対策編,地震災害対策編及び津波災害対策編)」によるも
のとする。
3
薩摩川内市及び関係周辺市町地域防災計画との関係
薩摩川内市及び関係周辺市町が地域防災計画(原子力災害対策編)を作
成又は修正するにあたっては,本計画を基本とするものとし,鹿児島県地
域防災計画に抵触することのないようにするとともに,具体的な計画を定
めておくものとする。
なお,県は,市町村の地域防災計画(原子力災害対策編)の作成又は修
正に協力するものとする。
4
計画の修正
本計画は,災害対策基本法第40条の規定に基づき,毎年検討を加え,
防災基本計画,原子力災害対策指針,鹿児島県の体制又は組織等の見直し
等により修正の必要があると認めるときは,これを修正するものとする。
-8-
修
正
案
(30)環境放射線監視強化区域
修正理由等
項ずれ
平常時から緊急時に備えてモニタリングポストを整備するなど,環境
放射線の監視を強化して行う原子力発電所から概ね30kmの圏内及び
甑島の全域の区域をいう。
(16)に移動
(31)原子力防災・避難施設等調整システム
「原子力防災・避難施設
一時移転又は避難の防護措置が必要となったとき,UPZ内の住民に
ついては,予定した避難所のある方向の空間放射線量率が高いなど,避
等調整システム」(以
下,「避難施設等調整シ
難先として不適当である場合の代替の避難所を,UPZ内の医療機関,社 ステム」という。)の整
会福祉施設については,その避難先を迅速に調整するためのシステム
(以下,「避難施設等調整システム」という。)をいう。
第3節
1
計画の性格
鹿児島県の原子力災害対策の基本となる計画
本計画は,鹿児島県の原子力災害対策の基本となるものであり,国の防
災基本計画(原子力災害対策編)及び原子力災害対策指針に基づき,指定
行政機関,指定地方行政機関,指定公共機関及び指定地方公共機関が作成
する防災業務計画と抵触することがないように,緊密に連携を図り作成し
たものである。
防災関係機関は想定される全ての事態に対応できるよう対策を講じるこ
ととし,たとえ不測の事態が発生した場合であっても対処し得るよう柔軟
な体制を整備するものとする。
2
鹿児島県地域防災計画における他の災害対策との関係
本計画は,「鹿児島県地域防災計画」の「原子力災害対策編」として定
めるものであり,本計画に定めのない事項については,「鹿児島県地域防
災計画(一般災害対策編,地震災害対策編及び津波災害対策編)」によるも
のとする。
3
薩摩川内市及び関係周辺市町地域防災計画との関係
薩摩川内市及び関係周辺市町が地域防災計画(原子力災害対策編)を作
成又は修正するにあたっては,本計画を基本とするものとし,鹿児島県地
域防災計画に抵触することのないようにするとともに,具体的な計画を定
めておくものとする。
なお,県は,市町村の地域防災計画(原子力災害対策編)の作成又は修
正に協力するものとする。
4
計画の修正
本計画は,災害対策基本法第40条の規定に基づき,毎年検討を加え,
防災基本計画,原子力災害対策指針,鹿児島県の体制又は組織等の見直し
等により修正の必要があると認めるときは,これを修正するものとする。
-9-
備に伴う追加
該当箇所
第2章
防災体制
第2節
防災活動体制
現
(50ページ)
-10-
行
計
画
修
正
案
修正理由等
原子力災害対策マニュア
ルの改訂に伴う修正
-11-
該当箇所
第3章
現
原子力災害事
前対策
第7節
緊急事態応急
体制の整備
(69ページ)
-12-
行
計
画
修
正
案
修正理由等
緊急時モニタリングセン
ター設置要領に基づく修
正
-13-
該当箇所
第3章
現
原子力災害事
前対策
第7節
緊急事態応急
体制の整備
(70ページ)
-14-
行
計
画
修
正
案
修正理由等
緊急時モニタリングセン
ター設置要領に基づく修
正
-15-
該当箇所
第3章
現
計
画
原子力災害事
前対策
第9節
行
(2) UPZ内の避難計画
避難収容活動
原子力災害対策指針に基づき,段階的な避難やOILに基づく防護措
体制の整備
置を実施するまでの間は屋内退避を行うことを原則とし,広域避難計画
(76ページ)
を策定するものとする。
(3) 留意事項
避難先からの更なる避難を避けるため,避難先はUPZ外とする。
また,県及び市町村の境界を越えた広域の避難計画の策定が必要な場
合においては,国及び県が中心となって都道府県との調整や市町村の間
の調整を図るものとする。
なお,地域コミュニティの維持に着目し,同一地区の住民の避難先は
同一地域に確保するよう,努めるものとする。広域避難計画には,PA
Z及びUPZの地区毎に集合場所,主要な避難経路(幹線道路),避難
所を明示する。
3
避難所等の整備等
〔実施責任:危機管理防災課,原子力安全対策課,消防保安課,
税務課,環境林務課,廃棄物リサイクル対策課,
保健医療福祉課,地域医療整備課,社会福祉課,
介護福祉課,健康増進課,障害福祉課,子ども福祉
課,生活衛生課,薬務課,農業経済課,農産園芸
課,商工政策課,経営金融課,雇用労政課,建築
課,県警察,市町村〕
(1) 避難所等の整備等
ア
避難所等の指定
県は,薩摩川内市及び関係周辺市町に対し,学校やコミュニティセ
ンター等公共的施設等を対象に,避難所等をあらかじめ指定するよう
助言するものとする。
また,県は,避難所等の指定の助言に当たっては,風向等の気象条
件により避難所等や避難経路が使用できなくなる可能性を考慮すると
ともに,要配慮者に十分配慮する。なお,必要に応じて国の協力のも
と,広域避難に係る都道府県間による協定の締結を推進する等,広域
避難体制を整備するものとする。
イ
避難所設備の整備
避難所等として指定された建物については,必要に応じ,衛生管理
等避難生活の環境を良好に保つための設備の整備に努めるよう助言す
るものとする。
-16-
修
正
案
修正理由等
(2) UPZ内の避難計画
原子力災害対策指針に基づき,段階的な避難やOILに基づく防護措
置を実施するまでの間は屋内退避を行うことを原則とし,広域避難計画
語句の見直しによる修正
を策定するものとする。
(3) 留意事項
避難先からの更なる避難を避けるため,避難先はUPZ外とする。
また,県及び市町村の境界を越えた広域の避難計画の策定が必要な場
合においては,国及び県が中心となって都道府県との調整や市町村の間
の調整を図るものとする。
なお,地域コミュニティの維持に着目し,同一地区の住民の避難先は
同一地域に確保するよう,努めるものとする。広域避難計画には,PA
語句の見直しによる修正
Z及びUPZの地区毎に集合場所,主要な避難経路(幹線道路),避難
所を明示する。
(4) 原子力防災・避難施設等調整システムの整備
県は,UPZ内の住民について,一時移転等の防護措置が必要となっ
たとき,予定した避難所のある方向の空間放射線量率が高いなど,避難
先として不適当である場合に備え,あらかじめ選定した避難先等を登録
した避難施設等調整システムを整備するものとする。
3
避難所等の整備等
〔実施責任:危機管理防災課,原子力安全対策課,消防保安課,
税務課,環境林務課,廃棄物リサイクル対策課,
保健医療福祉課,地域医療整備課,社会福祉課,
介護福祉課,健康増進課,障害福祉課,子ども福祉
課,生活衛生課,薬務課,農業経済課,農産園芸
課,商工政策課,経営金融課,雇用労政課,建築
課,県警察,市町村〕
(1) 避難所等の整備等
ア
避難所等の指定
県は,薩摩川内市及び関係周辺市町に対し,学校やコミュニティセ
ンター等公共的施設等を対象に,避難所等をあらかじめ指定するよう
助言するものとする。
また,県は,避難所等の指定の助言に当たっては,風向等の気象条
件により避難所等や避難経路が使用できなくなる可能性を考慮すると
ともに,要配慮者に十分配慮する。なお,必要に応じて国の協力のも
と,広域避難に係る都道府県間による協定の締結を推進する等,広域
避難体制を整備するものとする。
イ
避難所設備の整備
避難所等として指定された建物については,必要に応じ,衛生管理
等避難生活の環境を良好に保つための設備の整備に努めるよう助言す
るものとする。
-17-
避難施設等調整システム
の整備に伴う追加
該当箇所
第3章
原子力災害事
現
4
計
画
要配慮者の避難誘導・移送体制等の整備
前対策
第9節
行
〔実施責任:危機管理防災課,原子力安全対策課,学事法制課,
避難収容活動
青少年男女共同参画課,保健医療福祉課,
体制の整備
社会福祉課,介護福祉課,障害福祉課,
(78ページ)
子ども福祉課,観光課,国際交流課,県教育庁〕
(1) 要配慮者避難支援計画等の整備
県は,要配慮者及び一時滞在者への対応を強化するため,避難誘導に
当たっては,放射線の影響を受けやすい乳幼児等について十分配慮する
など,原子力災害の特殊性に留意し,次の項目に取り組むものとする。
ア
受入れ体制の整備
必要に応じて避難誘導や搬送,福祉避難所や福祉サービスの提供等
の受入れ体制の整備を支援するものとする。
イ
避難支援計画等の整備
薩摩川内市及び関係周辺市町に対し,要支援者避難支援計画等を整
備することを助言するものとする。
(2) 病院等医療機関の避難計画の整備
ア
避難計画の作成
PAZ及びUPZ内の病院等医療機関の管理者は,県,薩摩川内市
及び関係周辺市町と連携し,原子力災害時における避難経路,誘導責
任者,誘導方法,患者の移送に必要な資機材の確保,避難時における
医療の維持方法等についての避難計画を作成するものとする。
イ
医師会等との連携
県は,国の協力のもと病院等医療機関の避難に備え,医師会等の関
係機関と連携し,入院患者の転院先の調整方法についてあらかじめ定
めておくものとする。
(3) 社会福祉施設の避難計画の整備等
ア
避難計画の作成
PAZ及びUPZ内の介護保険施設,障害者支援施設等の社会福祉
施設の管理者は,県,薩摩川内市及び関係周辺市町と連携し,原子力
災害時における避難所,避難経路,誘導責任者,誘導方法,入所者等
の移送に必要な資機材の確保,関係機関との連携方策等についての避
難計画を作成するものとする。特に,入所者等の避難誘導体制に配慮
した体制の整備を図るものとする。
-18-
修
4
正
案
修正理由等
要配慮者の避難誘導・移送体制等の整備
〔実施責任:危機管理防災課,原子力安全対策課,学事法制課,
青少年男女共同参画課,保健医療福祉課,
社会福祉課,介護福祉課,障害福祉課,
子ども福祉課,観光課,国際交流課,県教育庁〕
(1) 要配慮者避難支援計画等の整備
県は,要配慮者及び一時滞在者への対応を強化するため,避難誘導に
当たっては,放射線の影響を受けやすい乳幼児等について十分配慮する
など,原子力災害の特殊性に留意し,次の項目に取り組むものとする。
ア
受入れ体制の整備
必要に応じて避難誘導や搬送,福祉避難所や福祉サービスの提供等
の受入れ体制の整備を支援するものとする。
イ
避難支援計画等の整備
薩摩川内市及び関係周辺市町に対し,要支援者避難支援計画等を整
備することを助言するものとする。
(2) 病院等医療機関の避難計画の整備
ア
避難計画の作成
川内原子力発電所から10km圏内の病院等医療機関の管理者は,
県,薩摩川内市及び関係周辺市町と連携し,原子力災害時における避
避難施設等調整システム
の整備に伴う変更
難場所,避難経路,誘導責任者,誘導方法,患者の移送に必要な資機
材の確保,避難時における医療の維持方法等についての避難計画を作
成するものとする。
イ
避難先調整の仕組み
避難施設等調整システム
県は,UPZ内の医療機関の一時移転等に備え,医師会等の関係機
の整備に伴う追加
関と連携し,避難施設等調整システムに避難元となる医療機関及び避
難先候補となる病院をあらかじめ登録するとともに,連絡体制を整備
するなど,入院患者の避難先を迅速に調整するための仕組みを構築
し,定期的に更新するものとする。
(3) 社会福祉施設の避難計画の整備等
ア
避難計画の作成
川内原子力発電所から10km圏内の介護保険施設,障害者支援施
避難施設等調整システム
設等の社会福祉施設の管理者は,県,薩摩川内市及び関係周辺市町と
の整備に伴う変更
連携し,原子力災害時における避難場所,避難経路,誘導責任者,誘
作成マニュアルに基づく
導方法,入所者等の移送に必要な資機材の確保,関係機関との連携方
修正
策等についての避難計画を作成するものとする。特に,入所者等の避
難誘導体制に配慮した体制の整備を図るものとする。
-19-
該当箇所
第3章
現
行
計
画
原子力災害事
前対策
第9節
避難収容活動
体制の整備
(79ページ)
イ
災害協定の締結等
県は,PAZ及びUPZ内の社会福祉施設に対し,あらかじめ,県
内や近隣県における同種の施設やホテル等の民間施設等と施設利用者
の受入れに関する災害協定の締結を促進するよう努め,併せて,その
内容を県に登録するよう要請するとともに,社会福祉施設に対して災
害時に派遣可能な職員数の登録を要請することや,関係団体と災害時
の職員派遣協力協定の締結等を行うことにより,介護職員等の派遣体
制の整備に努めるものとする。
5
学校等施設における避難計画の整備
〔実施責任:危機管理防災課,原子力安全対策課,学事法制課,
青少年男女共同参画課,県教育庁〕
(1) 避難計画の作成
PAZ及びUPZ内の学校等施設の管理者は,県,薩摩川内市及び関
係周辺市町と連携し,原子力災害時における園児,児童,生徒及び学生
(以下「生徒等」という。)の安全を確保するため,あらかじめ,避難
所,避難経路,誘導責任者,誘導方法等についての避難計画を作成する
ものとする。
(2) 生徒等の保護者への引渡しに関するルールの整備
県は,薩摩川内市及び関係周辺市町と連携し,学校等が保護者との間
で,災害発生時における生徒等の保護者への引渡しに関するルールをあ
らかじめ定めるよう促すものとする。
6
不特定多数の者が利用する施設等における避難計画の整備
〔実施責任:危機管理防災課,原子力安全対策課,
生活衛生課,観光課,県教育庁〕
PAZ及びUPZ内の興行場,駅,ショッピングセンター,その他の不
特定多数の者が利用する施設及び工場等事業所の管理者は,県,薩摩川内
市及び関係周辺市町と連携し,避難誘導に係る計画の作成に努めるものと
する。
なお,この際,必要に応じ,多数の避難者の集中や混乱にも配慮した計
画となるよう努めるものする。
-20-
修
イ
正
案
修正理由等
避難先調整の仕組み
避難施設等調整システム
県は,UPZ内の社会福祉施設の一時移転等に備え,関係機関と連
の整備に伴う追加
携し,避難施設等調整システムに避難元となる社会福祉施設及び避難
先候補となる社会福祉施設をあらかじめ登録するとともに,連絡体制
を整備するなど,入所者の避難先を迅速に調整するための仕組みを構
築し,定期的に更新するものとする。
ウ
災害協定の締結等
項ずれ
県は,PAZ及びUPZ内の社会福祉施設に対し,あらかじめ,県
内や近隣県における同種の施設やホテル等の民間施設等と施設利用者
の受入れに関する災害協定の締結を促進するよう努め,併せて,その
内容を県に登録するよう要請するとともに,社会福祉施設に対して災
害時に派遣可能な職員数の登録を要請することや,関係団体と災害時
の職員派遣協力協定の締結等を行うことにより,介護職員等の派遣体
制の整備に努めるものとする。
5
学校等施設における避難計画の整備
〔実施責任:危機管理防災課,原子力安全対策課,学事法制課,
青少年男女共同参画課,県教育庁〕
(1) 避難計画の作成
PAZ及びUPZ内の学校等施設の管理者は,県,薩摩川内市及び関
係周辺市町と連携し,原子力災害時における園児,児童,生徒及び学生
(以下「生徒等」という。)の安全を確保するため,あらかじめ,避難
所,避難経路,誘導責任者,誘導方法等についての避難計画を作成する
ものとする。
(2) 生徒等の保護者への引渡しに関するルールの整備
県は,薩摩川内市及び関係周辺市町と連携し,学校等が保護者との間
で,災害発生時における生徒等の保護者への引渡しに関するルールをあ
らかじめ定めるよう促すものとする。
6
不特定多数の者が利用する施設等における避難計画の整備
〔実施責任:危機管理防災課,原子力安全対策課,
生活衛生課,観光課,県教育庁〕
PAZ及びUPZ内の興行場,駅,ショッピングセンター,その他の不
特定多数の者が利用する施設及び工場等事業所の管理者は,県,薩摩川内
市及び関係周辺市町と連携し,避難誘導に係る計画の作成に努めるものと
する。
なお,この際,必要に応じ,多数の避難者の集中や混乱にも配慮した計
画となるよう努めるものする。
-21-
該当箇所
第4章
行
計
画
緊急事態応急
対策
第4節
現
第4節
緊急時モニタリング
緊急時モニタ
〔実施責任:原子力規制委員会,危機管理防災課,
リング
原子力安全対策課,環境放射線監視センター〕
(111ページ)
1
原子力発電所において想定される放射性物質の放出形態
福島第一原子力発電所事故を踏まえると,原子力発電所からの放射性物
質の放出形態は,複合的であることを十分考慮する必要がある。
大気への放出の可能性がある放射性物質
気体状のクリプトン,キセノン等放射性希ガス
揮発性の放射性ヨウ素,放射性セシウム
その他放射性物質のエアロゾル(気体中に浮遊する微粒子)
2
緊急時モニタリング等の実施
(1) 情報収集事態の環境放射線モニタリング
県は,固定観測局等の稼働状況を確認し,異常がある場合には,代替
機の設置や修理等を行い,平常時モニタリングを継続する。
(2) 警戒事態の環境放射線モニタリング
県は,固定観測局等の稼働状況を確認し,異常がある場合には,代替
機の設置や修理等を行うとともに,平常時モニタリングの強化を行い,
緊急時モニタリングの準備を開始する。また,原子力規制委員会との連
絡手段の確認等を行い,国による緊急時モニタリングセンターの立上げ
準備に協力する。
(3) 緊急時モニタリングセンターの立上げ及び緊急時モニタリング実施計
画の策定
県は,施設敷地緊急事態に該当する事象が発生した場合には,国によ
る緊急時モニタリングセンターの立上げに協力する。
国は,原子力災害対策指針等に基づき,緊急時モニタリング計画を基
に,周辺住民の住居の分布及び地形を考慮に入れ,また,原子力事故の
状況及び気象情報や大気中拡散計算の結果等を参考にしつつ,緊急時モ
ニタリング実施計画を策定する。
(4) 緊急時モニタリングの実施
県は,緊急時モニタリング実施計画が策定されるまでの間は,県が定
めた緊急時モニタリング計画に基づき,緊急時モニタリング実施計画が
策定された後は緊急時モニタリング実施計画に基づいて,緊急時モニタ
リングセンターの指揮の下,緊急時モニタリングを実施する。
-22-
修
第4節
正
案
修正理由等
緊急時モニタリング
〔実施責任:原子力規制委員会,危機管理防災課,
原子力安全対策課,環境放射線監視センター〕
1
原子力発電所において想定される放射性物質の放出形態
福島第一原子力発電所事故を踏まえると,原子力発電所からの放射性物
質の放出形態は,複合的であることを十分考慮する必要がある。
大気への放出の可能性がある放射性物質
気体状のクリプトン,キセノン等放射性希ガス
揮発性の放射性ヨウ素,放射性セシウム
その他放射性物質のエアロゾル(気体中に浮遊する微粒子)
2
緊急時モニタリング等の実施
(1) 情報収集事態の環境放射線モニタリング
県は,固定観測局等の稼働状況を確認し,異常がある場合には,代替
機の設置や修理等を行い,平常時モニタリングを継続する。
(2) 警戒事態の環境放射線モニタリング
県は,固定観測局等の稼働状況を確認し,異常がある場合には,代替
機の設置や修理等を行うとともに,平常時モニタリングの強化を行い,
緊急時モニタリングの準備を開始する。また,原子力規制委員会との連
絡手段の確認等を行い,国による緊急時モニタリングセンターの立上げ
準備に協力する。
(3) 緊急時モニタリングセンターの立上げ及び緊急時モニタリング実施計
画の策定
県は,施設敷地緊急事態に該当する事象が発生した場合には,国によ
る緊急時モニタリングセンターの立上げに協力する。
国は,原子力災害対策指針等に基づき,緊急時モニタリング計画及び
空間放射線量率の結果等を基に,緊急時モニタリング実施計画を策定す
る。
(4) 緊急時モニタリングの実施
県は,緊急時モニタリング実施計画が策定されるまでの間は,県が定
めた緊急時モニタリング計画に基づき,緊急時モニタリング実施計画が
策定された後は緊急時モニタリング実施計画に基づいて,緊急時モニタ
リングセンターの指揮の下,緊急時モニタリングを実施する。
-23-
原子力災害対策マニュア
ルの改訂に伴う修正
該当箇所
第4章
現
緊急事態応急
計
画
また,県は,国の要請又は独自の判断により,UPZ内における屋
対策
第5節
行
内退避の準備を行うこととするとともに,UPZ外の市町村に対し,
避難,屋内退
避難した施設敷地緊急事態要避難者の受入れ及び施設敷地緊急事態要
避等の防護措置
避難者以外の住民の避難準備(避難先,輸送手段の確保等)に協力す
(114ページ)
るよう要請することとする。
ウ
避難の実施等
県は,全面緊急事態に至ったことにより,内閣総理大臣が原子力緊
急事態宣言を発出し,PAZ内の避難及び安定ヨウ素剤の服用等の必
要な防護措置について指示した場合は,直ちに薩摩川内市に対し,住
民等に対する避難のための立退きの指示の連絡,確認等必要な緊急事
態応急対策を実施するとともに,住民避難の支援が必要な場合には薩
摩川内市と連携し国に要請するものとする。
また,県は,PAZ内の避難の実施に併せ,国の指示又は独自の判
断により,関係周辺市町に対し,屋内退避の実施やOILに基づく防
護措置の準備を行うよう要請するとともに,UPZ外の市町村に対
し,PAZ内から避難してきた住民等の受入れや関係周辺市町が行う
防護措置の準備への協力の要請並びに必要に応じて,屋内退避を行う
可能性がある旨の注意喚起を行うものとする。
エ
県の緊急措置
県は,原子力発電所の事故の進展が早く迅速な対応が必要な場合等
は,薩摩川内市と連携して,PAZ内における避難を準備するととも
に,避難が緊急に必要と判断したときは,国の指示等を待たずに,薩
摩川内市に対し避難の指示を行うよう要請する。また,災害の発生に
より薩摩川内市が避難の指示を行うことができなくなった場合には,
県が避難の指示を代行するものとする。
オ
薩摩川内市の緊急措置
薩摩川内市は,原子力発電所の事故の進展が早く国の指示,県から
の要請等の発出前に避難が緊急に必要と判断したときは,住民等に対
し避難の指示を行うものとする。
(3) UPZ内における緊急時防護措置の実施
ア
国の指示等に基づく避難等の実施
県は,事態の規模,時間的な推移に応じて,国から避難等の予防的
防護措置を講じるよう指示された場合,緊急時モニタリング結果や,
原子力災害対策指針を踏まえた国の指導・助言,指示及び放射性物質
による汚染状況調査に基づき,原子力災害対策指針に基づいたOIL
の値を超え,又は超えるおそれがあると認められる場合は,薩摩川内
市及び関係周辺市町に対し,住民等に対する屋内退避又は避難のため
の立退きの勧告又は指示の連絡,確認等必要な緊急事態応急対策を実
施するとともに,住民避難の支援が必要な場合には薩摩川内市及び関
係周辺市町と連携し国に要請するものとする。
イ
国や県の助言等
国は,放射性物質の放出後,県,薩摩川内市及び関係周辺市町に対
し,緊急事態の状況により,OILに基づき緊急時モニタリングの結
-24-
修
正
案
修正理由等
また,県は,国の要請又は独自の判断により,UPZ内における屋
内退避の準備を行うこととするとともに,UPZ外の市町村に対し,
避難した施設敷地緊急事態要避難者の受入れ及び施設敷地緊急事態要
避難者以外の住民の避難準備(避難先,輸送手段の確保等)に協力す
るよう要請することとする。
ウ
避難の実施等
県は,全面緊急事態に至ったことにより,内閣総理大臣が原子力緊
急事態宣言を発出し,PAZ内の避難及び安定ヨウ素剤の服用等の必
要な防護措置について指示した場合は,直ちに薩摩川内市に対し,住
民等に対する避難のための立退きの指示の連絡,確認等必要な緊急事
態応急対策を実施するとともに,住民避難の支援が必要な場合には薩
摩川内市と連携し国に要請するものとする。
また,県は,PAZ内の避難の実施に併せ,国の指示又は独自の判
断により,関係周辺市町に対し,屋内退避の実施やOILに基づく防
護措置の準備を行うよう要請するとともに,UPZ外の市町村に対
し,PAZ内から避難してきた住民等の受入れや関係周辺市町が行う
防護措置の準備への協力の要請並びに必要に応じて,屋内退避を行う
可能性がある旨の注意喚起を行うものとする。
エ
県の緊急措置
県は,原子力発電所の事故の進展が早く迅速な対応が必要な場合等
は,薩摩川内市と連携して,PAZ内における避難を準備するととも
に,避難が緊急に必要と判断したときは,国の指示等を待たずに,薩
摩川内市に対し避難の指示を行うよう要請する。また,災害の発生に
より薩摩川内市が避難の指示を行うことができなくなった場合には,
県が避難の指示を代行するものとする。
オ
薩摩川内市の緊急措置
薩摩川内市は,原子力発電所の事故の進展が早く国の指示,県から
の要請等の発出前に避難が緊急に必要と判断したときは,住民等に対
し避難の指示を行うものとする。
(3) UPZ内における緊急時防護措置の実施
ア
国や県の助言等
指針に基づく防護措置の
国は,放射性物質の放出後,県,薩摩川内市及び関係周辺市町に対
明確化
し,緊急事態の状況により,OILに基づき緊急時モニタリングの結
果に応じて薩摩川内市及び関係周辺市町が行う避難,一時移転等の緊
急事態応急対策の実施について,指示,助言等を行う。
また,県は,UPZ内の住民について,一時移転等の防護措置が必
要となったとき,予定した避難所のある方向の空間放射線量率が高い
など,避難先として不適当である場合には,避難施設等調整システム
を活用して,他の避難所を使用するよう,調整するものとする。
なお,県は,薩摩川内市及び関係周辺市町から求めがあった場合に
は,国による助言以外にも,避難指示又は避難勧告の対象地域,判断
時期等について助言するものとする。
-25-
避難施設等調整システム
の整備に伴う変更
該当箇所
第4章
現
緊急事態応急
計
画
果に応じて薩摩川内市及び関係周辺市町が行う避難,一時移転等の緊
対策
第5節
行
急事態応急対策の実施について,指示,助言等を行う。
避難,屋内退
避等の防護措置
(115ページ)
また,県は,薩摩川内市及び関係周辺市町から求めがあった場合に
は,国による助言以外にも,避難指示又は避難勧告の対象地域,判断
時期等について助言するものとする。
ウ
知事の意見陳述
知事は,国が指示を行うに当たり,国から事前に指示案を伝達され
た場合には当該指示案に対して速やかに意見を述べるものとする。
(4) UPZ外における防護措置の実施
UPZ外の住民等に係る放射線の環境影響の状況に応じた防護措置に
ついては,基本的にUPZ内の住民等に係る防護措置を実施する基準に
照らして,国の指示によりこれを実施するものとする。
(5) 避難方法
ア
避難の手段
避難の際は,原則,自家用車両を利用するものとし,自家用車両に
よる避難が困難な住民については,近所の方との乗り合い,若しく
は,集合場所に参集し薩摩川内市,関係周辺市町等の準備した車両に
より避難を行う。
避難に当たっては,自力で避難することが困難な要配慮者に十分配
慮するものとする。
イ
避難車両の手配
避難車両が不足する場合には,県が薩摩川内市,関係周辺市町から
の依頼に基づき,県バス協会,消防機関,自衛隊等に要請し,手配し
た車両により避難を行う。さらに避難車両が必要な場合には国へ要請
するものとする。
ウ
運送事業者への要請・指示
(ア)運送の要請
県は,緊急事態応急対策の実施のため緊急の必要があると認める
ときは,運送事業者である指定公共機関又は指定地方公共機関に対
し,運送すべき人並びに運送すべき場所及び期日を示して,被災者
の運送を要請するものとする。
(イ)運送の指示
県は,運送事業者である指定公共機関又は指定地方公共機関が正
当な理由が無いのに上述の要請に応じないときは,被災者の保護の
実施のために特に必要があるときに限り,当該機関に対し,当該運
送を行うべきことを指示するものとする。
-26-
修
イ
正
案
国の指示等に基づく避難等の実施
県は,事態の規模,時間的な推移に応じて,国から避難等の予防的
防護措置を講じるよう指示された場合,緊急時モニタリング結果や,
原子力災害対策指針を踏まえた国の指導・助言,指示及び放射性物質
による汚染状況調査に基づき,原子力災害対策指針に基づいたOIL
の値を超え,又は超えるおそれがあると認められる場合は国の指示に
従い,又は独自の判断により,薩摩川内市及び関係周辺市町に対し,
住民等に対する屋内退避又は避難のための立退きの勧告又は指示の連
絡,確認等必要な緊急事態応急対策を実施するとともに,住民避難の
支援が必要な場合には薩摩川内市及び関係周辺市町と連携し国に要請
するものとする。
ウ
知事の意見陳述
知事は,国が指示を行うに当たり,国から事前に指示案を伝達され
た場合には当該指示案に対して速やかに意見を述べるものとする。
(4) UPZ外における防護措置の実施
UPZ外の住民等に係る放射線の環境影響の状況に応じた防護措置に
ついては,基本的にUPZ内の住民等に係る防護措置を実施する基準に
照らして,国の指示によりこれを実施するものとする。
(5) 避難方法
ア
避難の手段
避難の際は,原則,自家用車両を利用するものとし,自家用車両に
よる避難が困難な住民については,近所の方との乗り合い,若しく
は,集合場所に参集し薩摩川内市,関係周辺市町等の準備した車両に
より避難を行う。
避難に当たっては,自力で避難することが困難な要配慮者に十分配
慮するものとする。
イ
避難車両の手配
避難車両が不足する場合には,県が薩摩川内市,関係周辺市町から
の依頼に基づき,県バス協会,消防機関,自衛隊等に要請し,手配し
た車両により避難を行う。さらに避難車両が必要な場合には国へ要請
するものとする。
ウ
修正理由等
運送事業者への要請・指示
(ア)運送の要請
県は,緊急事態応急対策の実施のため緊急の必要があると認める
ときは,運送事業者である指定公共機関又は指定地方公共機関に対
し,運送すべき人並びに運送すべき場所及び期日を示して,被災者
の運送を要請するものとする。
(イ)運送の指示
県は,運送事業者である指定公共機関又は指定地方公共機関が正
当な理由が無いのに上述の要請に応じないときは,被災者の保護の
実施のために特に必要があるときに限り,当該機関に対し,当該運
送を行うべきことを指示するものとする。
-27-
防災基本計画に基づく修
正
該当箇所
第4章
緊急事態応急
現
6
計
画
要配慮者への配慮
対策
第5節
行
〔実施責任:危機管理防災課,原子力安全対策課,学事法制課,
避難,屋内退
青少年男女共同参画課,保健医療福祉課,
避等の防護措置
介護福祉課,健康増進課,障害福祉課,
(122ページ)
子ども福祉課,観光課,国際交流課,県教育庁〕
(1) 要配慮者への配慮
県は,避難対象の市町及び受入市町村や多様な主体と連携し,国の協
力を得て,避難誘導,避難所での生活に関しては,要配慮者及び一時滞
在者が避難中に健康状態を悪化させないこと等に十分配慮し,避難所で
の健康状態の把握,福祉施設職員等の応援体制,応急仮設住宅への優先
的入居,高齢者,障害者向け応急仮設住宅の設置等に努めるものとす
る。また,要配慮者に向けた情報の提供についても十分配慮するものと
する。
(2) 在宅の要配慮者の避難
在宅の要配慮者については,薩摩川内市及び関係周辺市町の「要配慮
者避難支援プラン」等に基づき,避難支援者,地元自治会,自主防災組
織等の支援を受け避難を行うものとする。在宅の要配慮者を避難させた
場合は,その旨を県に速やかに連絡するものとする。
(3) 病院等医療機関における避難措置
病院等医療機関は,原子力災害が発生し,避難のための立退きの勧告
又は指示等があった場合は,あらかじめ機関ごとに定めた避難計画等に
基づき,医師,看護師,職員の指示・引率のもと,迅速かつ安全に,入
院患者,外来患者,見舞客等を避難又は他の医療機関へ転院させるもの
とする。入院患者,外来患者,見舞客等を避難させた場合は,県及び避
難対象の市町に対し速やかにその旨連絡するものとする。
また,県は,病院等医療機関の避難が必要となった場合は,国の協力
のもと,医師会等の関係機関と連携し,入院患者の転院先となる医療機
関を調整するものとする。県内の医療機関では転院に対処できない場合
は,国に対し,受入れ協力を要請するものとする。
(4) 社会福祉施設における避難措置
社会福祉施設は,原子力災害が発生し,避難のための立退きの勧告又
は指示等があった場合は,あらかじめ施設ごとに定めた避難計画等に基
づき,職員の指示・引率のもと,迅速かつ安全に,入所者又は利用者を
避難させるものとする。
入所者又は利用者を避難させた場合は,県及び避難対象の市町に対し
速やかにその旨連絡するものとする。
また,県は,被災施設からの転所
が県内の他の施設では対処できない場合は,国に対し,社会福祉施設等
への受入れ協力を要請する等,避難先の調整のため必要な支援を行うも
のとする。
-28-
修
6
正
案
修正理由等
要配慮者への配慮
〔実施責任:危機管理防災課,原子力安全対策課,学事法制課,
青少年男女共同参画課,保健医療福祉課,
介護福祉課,健康増進課,障害福祉課,
子ども福祉課,観光課,国際交流課,県教育庁〕
(1) 要配慮者への配慮
県は,避難対象の市町及び受入市町村や多様な主体と連携し,国の協
力を得て,避難誘導,避難所での生活に関しては,要配慮者及び一時滞
在者が避難中に健康状態を悪化させないこと等に十分配慮し,避難所で
の健康状態の把握,福祉施設職員等の応援体制,応急仮設住宅への優先
的入居,高齢者,障害者向け応急仮設住宅の設置等に努めるものとす
る。また,要配慮者に向けた情報の提供についても十分配慮するものと
する。
(2) 在宅の要配慮者の避難
在宅の要配慮者については,薩摩川内市及び関係周辺市町の「要配慮
者避難支援プラン」等に基づき,避難支援者,地元自治会,自主防災組
織等の支援を受け避難を行うものとする。在宅の要配慮者を避難させた
場合は,その旨を県に速やかに連絡するものとする。
(3) 病院等医療機関における避難措置
病院等医療機関は,原子力災害が発生し,避難のための立退きの勧告
又は指示等があった場合は,あらかじめ機関ごとに定めた避難計画等に
基づき,医師,看護師,職員の指示・引率のもと,迅速かつ安全に,入
院患者,外来患者,見舞客等を避難又は他の医療機関へ転院させるもの
とする。入院患者,外来患者,見舞客等を避難させた場合は,県及び避
難対象の市町に対し速やかにその旨連絡するものとする。
また,県は,UPZ内の病院等医療機関について,一時移転等の防護
措置が必要となった場合は,国の協力のもと,医師会等の関係機関と連
避難施設等調整システム
の整備に伴う変更
携し,避難施設等調整システムを活用して一時移転等が必要となった医
療機関の入院患者の避難先となる医療機関を調整するものとする。県内
の医療機関では転院に対処できない場合は,国に対し,受入れ協力を要
請するものとする。
(4) 社会福祉施設における避難措置
社会福祉施設は,原子力災害が発生し,避難のための立退きの勧告又
は指示等があった場合は,あらかじめ施設ごとに定めた避難計画等に基
づき,職員の指示・引率のもと,迅速かつ安全に,入所者又は利用者を
避難させるものとする。入所者又は利用者を避難させた場合は,県及び
避難対象の市町に対し速やかにその旨連絡するものとする。
また,県は,UPZ内の社会福祉施設について,一時移転等の防護措
置が必要となった場合は,避難施設等調整システムを活用して一時移転
等が必要となった社会福祉施設の避難先を調整するものとする。被災施
設からの転所が県内の他の施設では対処できない場合は,国に対し,社
会福祉施設等への受入れ協力を要請する等,避難先の調整のため必要な
支援を行うものとする。
-29-
避難施設等調整システム
の整備に伴う変更