学力向上アクションプラン;pdf

(6)横浜市立瀬戸ヶ谷小学校
平成26年度 学力向上アクションプラン
1 学校の状況と地域の実態
○教科書レベルの基本的な内容は理解できている。
○家庭の事情で不安定になる児童がいる。
○配慮を要する児童へのより一層の対応が必要である。
○地域・保護者と学校との連携は良好。学力向上に向けた学校との協力体制の構築を今後も検討してい
く。
○教員は授業改善に向けて意欲をもって取り組んでいるが、今後は組織的な取組を充実させていく。
○若葉会など、若手教員の成長に合わせた責任あるポジションの与え方を検討する必要がある。
○ベテラン教員の学校運営に対して一層の支援的働きかけを重視していく。
2 中期学校経営方針「確かな学力」 達成目標
(2)学力向上に関する指導の目標・方針 (平成 27 年度末の姿)
○課題解決学習を軸にした授業力の向上を進め、子どもたちが、自ら進んで課題解決をしようとする力を
もっている。
○子どもたちが、自他の考えを認め合い、お互いを尊重し合い、楽しく学校生活を過ごしている。
○学んだことを自分の生活に生かしたり、人のために役立てたりしている。
3 横浜市学力学習状況調査等からの実態把握
(1)学力の概要と要因の分析
全体的に、市の平均をやや上回る結果がでた。
4教科とも、学習の大切さを理解し、どちらかと
いえば好きであると答えている児童も多い。
また、
生活習慣が整っている児童の割合も高く、高学年
になるほど学習意欲が向上しつつある。しかし、
学習意欲が見られない児童がもわずかではあるが
どのクラスにも存在し、個別指導の必要性を感じ
ている。
(2)教科学習の状況
○ 国語科:全体的に市の平均を上回り、正確に読み取る力は身に付いている、自分の考えを文章に書き表
すことは今後も課題である。
○ 算数科:基礎基本は定着してきている。また昨年度までの課題だった図形も向上しつつある。しかし、
計算などの技能についてはやや課題が残る。
○ 社会科:全体的に資料の読み取りはできているが、それをもとに判断し表現することは課題である。
○ 理 科:全体的に実験や観察が好きである。しかしそれに伴う技能に課題がある。
(3)経年変化の状況と要因の分析(学習・生活意識調査も含めて分析)
学校全体としては、学力は横ばい傾向ではある。
(高学年はやや伸びてきている)
学習意識調査からみると、学習が楽しいと感じている子どもの割合は、1年生を除いて昨年度に対して
伸び、おおむね楽しいと感じている。また、教科や学年によってばらつきはあるものの、活用力も伸びて
きている。しかし、表現する活動が十分ではないこと、学習したことを日常生活に活用する場面を十分に
位置付けていないことなどが25年度の課題として残っている。
4 平成26年度 目標と具体的方策
平成26年度 目標
課題を明確にし、子どもが主体的に取り組む学習活動
(1)学校組織としての共通の取組
み〇課題を明確にし、一人ひとりが見通しをもって取り組むための授業改善
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自分が主体的に課題を解決していくために、何が課題なのか決定し、その課題を解決していくためにどのよ
うな見通しをもって学習を進めていくことが大切なのかを常に意識できるような授業改善をしていく。
○
各学年の課題、及び改善のための具体策
〇課題を明確にし、課題解決のプロセスやまとめが明確になる学習カードやノート整理の方法を共通して取り
組んでいく。
1学年
2学年
〇基礎的・基本的な内容については、市とほぼ
同じではあるが、話す・聞く、数学的な考え方
などの活用力に課題がある。
〇話を最後まで聞く学習態度や、課題解決な
ど、見通しがもてるような、具体的な支援を取
り入れ、生活と結びつけながら活用力を伸ば
す。
○聞く力がついてきた。書く能力や数学的な考
え方についての活用力は課題がある。
〇授業中だけではなく、音読カード、読み聞か
せなどを家庭とも連携しながら言語活動の日常
化を図っていくと共に、課題の解決もノートの
使い方を指導し、学習課題を明確にし、解決し
ていく学習態度の定着を図る。
3学年
4学年
〇学習意欲が高く、勉強が好きだと答えている
児童も 9 割を超えている。しかし、各クラスに
全く学習意欲を示さない児童がいることも事
実である・
〇個に応じたきめ細かい指導をしていくと共
に、課題解決に向けた、興味のもてる課題の選
択を提示していく。
〇課題設定やそのための取材力に問題がある。
特に社会科では、それを生かした「思考・判断・
表現」が市の平均を下回っている。
〇自ら課題が設定できるよう支援していくと共
に、その解決に向けて、分かる授業の改善をし
ていく。
5学年
6学年
〇全体的に市の平均を上回っている。考えたこ
とをノートにまとめ、自力解決に重点的に取り
組んできた結果である。
〇単元の見通しを立て、毎時の課題を明確に
し、分かる授業の実践を積み重ねていく。
〇学習結果について、図や文を使い、効果的に
表現できるようなノート指導を継続的にして
いく。
〇国語以外は、どの教科も学習の大切さを理解
し好きであると答えている。
「話す・聞く」
「書
く」
「読む」など日常生活に欠かせない基本的な
内容を興味深く授業で扱っていきたい。
〇学習課題が明確になっていても、それを解決
していくための基礎的な知識・技能が備わって
いないことや、解決していくための道筋を考え
られないことなども課題である。課題解決に向
けた具体的な支援を提示し、取り組ませていく
必要がある。
個別支援学級
○ 個別の教育支援計画・個別の指導計画に基づき、話し言葉、表情、仕草、書き言葉等、発達段階
に応じた課題の提示を行い、積極的に具体的な活用をする場面を設けるようにする。
○ 子どもに応じたわかりやすい情報発信をするなど言語環境の整備を行うようにする。