資料6 水戸市第4期障害福祉計画(案)の概要 1 計画策定の趣旨 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(「障害者総合支援法」) に基づき,障害福祉サービス等の提供体制の確保のために,国の定める基本指針に即して 定める具体的な実施計画。 計画期間は2015(平成27)年度~2017(平成29)年度の3年間。 第3期障害福祉計画(計画期間:2012(平成24)年度~2014(平成26)年度)の後期計 画として策定。 2 計画の基本理念と基本方針について 「水戸市障害者計画(第3次)」との整合性を図るため,基本理念は「障害者が笑顔で 安心して暮らせるまち・水戸」とした。 基本方針は,第3期計画から踏襲した「就労支援」, 「情報提供と相談支援」,「地域生活 支援」に,新たに「子どもの発達支援」を加えた。 3 2017(平成29)年度の数値目標の設定(成果目標)について 国の基本指針により,次の3項目について数値目標を定めた。 数値目標の内容 福祉施設から地域生活への移行 2017(平成29)年度の数値目標 2013(平成25)年度末時点の施設入所者数の12%以 上を地域生活へ移行する。 地域生活支援拠点等の整備 2013(平成25)年度末までに各市町村または各圏域 に少なくとも1つを整備することを基本とする。 福祉施設から一般就労への移行 ○福祉的就労から一般就労への移行者数を2012(平 成24)年度移行実績の2倍以上とする。 ○就労移行支援事業の利用者数を2013(平成25)年 度末の利用者から6割以上増加する。 1 4 サービス等の見込みについて 手帳所持者数や難病医療受給者数は年々増加するとともに,障害福祉サービスの利用者 も同様に増加している。今後も引き続き障害者数の増加が見込まれ,いずれの障害福祉サー ビスも,障害者が地域で生活するためには必要な支援であることから,今後も利用が増加 するものと予測した。 (1) 障害福祉サービス等 第3期計画の実績をもとに算出。基本的には利用者数,支給量の増加を見込んだ。 成果目標に直接反映されるサービス(施設入所支援,就労移行支援)は,それぞれの 成果目標の達成を目指して推計した。 指定相談支援のうち,計画相談支援については,2015(平成27)年度以降は,全ての障 害福祉サービスを受ける方についてサービス等利用計画の作成が義務付けられることか ら,サービス利用者数の増加にあわせて見込んだ。 障害児支援については,児童福祉法に基づきサービス提供されることになった2012(平 成24)年度以降の実績をもとに,2015(平成27)年度以降の必要量を見込んだ。いずれも増 加傾向である。 いずれのサービスについても,必要とする人が必要なサービスを十分利用できるよう, 今後もサービス利用の増加に対応した提供事業者の充実を図ることとした。 (2) 地域生活支援事業 市町村が必ず実施することとされている「必須事業」と市町村独自で展開する「任意 事業」がある。個々の事業の実績をもとに,事業の継続的な実施,若しくは拡充を見込 んだ。 5 施策の推進 関係機関との連携を図りながら施策を推進。進捗状況の把握と評価を実施するとともに, 「水戸市障害者施策推進協議会」等の意見を求めながら,適切な施策や事業の在り方を検 討していく。 6 第4期計画における主な改正点 ○計画の対象者として,身体障害者,知的障害者,精神障害者に,新たに難病患者(対象 となる疾患については国が指定)が加わった。 ○地域における障害者の生活支援のために求められる機能の拠点整備について,新たに 2017(平成29)年度における成果目標を設定。 ○福祉施設から一般就労への移行促進について整理,拡充し,2017(平成29)年度末に向 けた新たな成果目標を設定。 ○国の基本指針において「児童福祉法に基づく障害児支援の体制整備についても定めるよ う努めるものとする」とされたことから,市町村が主体となって実施している障害児通 所支援,障害児相談支援について,本計画においてその利用見込みを位置づけた。 ○PDCAサイクルの導入。 2
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