お 知 ら せ - 国土交通省中部地方整備局;pdf

お
知
ら
せ
平成27年
平成26年度
3月24日
中部地方整備局入札監視委員会
「第一部会第4回定例会議」の審議概要について
標記について、次のとおり開催したので、審議概要をお知らせします。
1.日
時
平成27年
3月10日(火)
2.場
所
大津橋ビル
5階会議室
3.審議概要
表1のとおり
4.問い合わせ
中部地方整備局
主任監査官
14時00分から16時30分
倉島
佐貴夫
TEL052-953-8113
5.配
付
中部地方整備局記者クラブ
表1
平成26年度 中部地方整備局入札監視委員会
第一部会第4回定例会議議事概要
開催日及び場所
委
員
審議対象期間
抽
出
案
件
平成27年3月10日(火) 大津橋ビル
部会長:大橋 正明(公認会計士)、部会長代理:渥美 雅康(弁護士)
委員:尾島 茂樹(大学院教授)、後藤 澄江(大学院教授)、鈴木 弘司
(大学院准教授)
平成26年10月1日 ~ 平成26年12月31日
総件数
〔工 事〕
一般競争入札
方式
6
11件
審議案件は表2のとおり
件
〔建設コンサルタント業務等〕
一般競争入札
方式
2
件
通常指名競争
方式
1
件
簡易公募型
プロポーザル方式
1
件
〔役務の提供等及び物品の製造等〕
一般競争入札
1 件
方式
意見・質問
委員からの意見
・質問、それに
表3のとおり
対する回答等
委員会による
意見の具申又は
な
し
回
表3のとおり
答
表2
抽 出 事 案 一 覧 表
(期間:平成26年10月1日~平成26年12月31日)
入札方式
【工事】
①一般競争入札方式
件名
工事種別
契約額
(千円)
備考
平成26年度 木曽川水系中津川第11砂防堰堤工事
一般土木
102,600 多治見砂防国道事務所(分任官契約)
平成26年度 東海環状養老JCT・Fランプ高架橋西鋼上部
工事
鋼橋上部
150,876 岐阜国道事務所(分任官契約)
平成26年度 富士海岸蒲原中地区西離岸堤工事
一般土木
152,928 静岡河川事務所(分任官契約)
平成26年度 1号掛川管内橋梁補修工事
維持修繕
231,120 浜松河川国道事務所(分任官契約)
平成26年度 矢田川環境整備工事
一般土木
47,520 庄内川河川事務所(分任官契約)
平成26年度 北勢国道北部道路建設工事
一般土木
205,200 北勢国道事務所(分任官契約)
平成26年度 損失補償算定標準書調査・作成業務
補償コン
9,914 中部地方整備局(本官契約)
平成26年度 長島ダム貯水池測量業務
測量
16,632 長島ダム管理所(分任官契約)
②通常指名競争入札方式
平成26年度 丸山ダム貯水池水位計測業務
測量
7,776 丸山ダム管理所(分任官契約)
③簡易公募型プロポーザル方式
平成26年度 水防工法検討業務
【役務の提供等及び物品の製造等】
①一般競争入札方式
平成26年度 中部技術応急組立橋点検整備
(一般競争入札方式:政府調達に関する
協定適用対象外工事)
【建設コンサルタント業務】
①一般競争入札方式
土木コン
役務の提供等
27,194 中部地方整備局(本官契約)
14,580 中部技術事務所(分任官契約)
表3 委員からの意見・質問、それに対する回答等
Ⅰ.議 事
(1)報 告
意見・質問
①工事に係る入札方式
別発注工事一覧
②建設コンサルタント業
務等に係る入札方式別
発注業務一覧
③役務の提供等及び物
品の製造等に係る入札
方式別発注業務一覧
④指名停止等の運用状
況一覧表
⑤談合情報等の対応状
況
⑥再度入札における一
位不動状況
⑦工事種別毎の低入札
価格調査制度調査対象
工事の発生状況
回 答
なし
(2)審 議
会議の審議対象案件は、当番の委員が入札契約方式別に事務所毎の審議実績、及び工事種別並びに
低入札案件等を考慮したうえで抽出したものである。
抽出案件
意見・質問
回 答
入札参加者5者のうち4者が予定価
格超過となっている。予定価格超過と
なった原因として何が考えられるの
か。
また、予定価格は妥当だったのか。
施工場所は標高が高く、冬期のコンクリート養生に
時間もコストもかかることなど、企業努力でコストを押
さえることが難しいと判断されたのではないかと推察
している。
予定価格設定の妥当性は、確認している。
【工事】一般競争入札方式(拡大)
現場条件を考慮した予定価格となっ 予定価格は、現場条件に即した費用も計上し、設定
ているのか。
している。
1.平成26年度
木曽川水系中津川第
11砂防堰堤工事
受注者は、平成25年度に同様の工 企業として加算点等を考慮し、実績を提出してきたも
事を受注している。
のと推察している。
平成25年度の実績ではなく、平成1
6年度の施工実績を申請してきたの
は何故か。
平成25年度の成績が悪かったとい
うことか。
【工事】一般競争入札方式(拡大)
評価表の「順位」の欄の「枝番」は何 企業の合併により、順位が変更となることから、従来
の順位に新たに順位を追加する必要が生じるため、
「枝番」を使用している。
を意味しているのか。
2.平成26年度
東海環状養老JCT・
Fランプ高架橋西鋼
上部工事
【工事】一般競争入札方式(拡大)
3.平成26年度
富士海岸蒲原中地区
西離岸堤工事
なし
抽出案件
意見・質問
回 答
【工事】一般競争入札方式(拡大)
予定価格超過が多い要因は。
予定価格は妥当なのか。
施工場所が点在し、比較的規模の小さな作業であ
り、個々の資材の数量が少ないことから一括して発注
することとしたが、発注者が想定するスケールメリット
が機能しなかったのではないかと推察している。
予定価格設定の妥当性は、確認している。
広い範囲で発注を行った理由は何 橋梁補修工事は、交通規制を伴う施工内容となるこ
か。
とから、管理する出張所管内で取りまとめて発注する
出張所単位に拘らず工事内容ごと こととしている。
に発注することも考えられるのではな
いか。
4.平成26年度
1号掛川管内橋梁補 道路の傷み等は想定ができる。施 メンテナンスについては、計画的に取り組んでいる。
工時期が一緒だど、来年度以降もま 出張所管内を範囲として、年度内に施工しなければ
修工事
た同じ結果となるのではないか。
ならない項目を重点的に実施している。
工事区間を変更したほうがメンテナ
ンスがしやすいのではないか。
申請書取下げ届けを提出した企業 「申請書取下げ届」の届出を持って、確認している。
については、他の工事で落札決定に
より配置予定技術者の配置ができなく
なったとして申請書の取り下げを行っ
ているが、確認を行っているのか。
【工事】一般競争入札方式(拡大)
同種工事として、低水護岸工の施工 低水護岸は常に水が流れており、水際にて仮締切
実績を求めている。
や水替工が必要であるが、高水護岸では水際での施
施工実績の条件を広めても良かっ 工がないため、低水護岸工事の施工実績を求めた。
たのではないか。
低水護岸工の施工実績を求めた必
要性はあったのか。
高水護岸工事の施工実績を提出し 一般的な河川工事を施工している企業であれば、低
てきたということは低水護岸工事につ 水護岸、高水護岸の工事種別は、分別できる。
いて、参加者にはわかりにくかったの
か。
5.平成26年度
矢田川環境整備工事
2者が低水護岸工事の施工実績で
はないとして、競争参加資格「無し」と
なっている。
企業との解釈に違いがあるのか。
入札公告等においても低水護岸工の施工実績を有
することと明示しており、企業がどのような理由で、
「低水護岸工の施工実績」の工事を提出しなかったか
は、判断しかねる。
資格無しとした一方の企業は、、配
置予定技術者の施工実績が低水護
岸工であるため、企業の施工実績に
ついても同じ施工実績を提出すれば
良いと考えるが、違う施工実績を提出
した理由は何か。配置予定技術者の
施工実績は別会社での実績なのか。
過去の同種又は類似工事の入札状
況については、いずれも工事名を「低
水護岸工事」としているが、今回の工
事を「環境整備工事」とした理由は何
か。工事名が企業のミスに関連したの
ではないか。
治水上の目的で、工事を実施するものに対して、「低
水護岸工事」の工事名を使用している。
今回の工事は、河岸の傾斜をゆるくした階段護岸に
よる水際整備を行い、総合学習等の河川環境体験を
実施することが目的であるため、「環境整備工事」とい
う工事名にしている。
抽出案件
意見・質問
回 答
【工事】一般競争入札方式(拡大)
1者入札となった理由は何か。
参加要件を満足する者として47者確認しているとこ
ろであり、この内42者がダウンロードしている。
本工事は、現道2車線を4車線に拡幅するための橋
梁下部工事であり、現道交通(2車線)を確保しながら
の施工となるため、各種調整等が必要となることから
敬遠されたものと推測している。
下部工工事と防護柵設置工事を合 東海環状のいなべ市内において、用地買収を行った
わせ発注している。施工場所も離れて 道路予定地の官民境界に立ち入り防護柵を設置する
いるが一緒に発注した理由は何か。 工事が必要となったが、少額であるため業者の参加も
見込めないことから、発注時期が同時期であった本下
部工事と一緒に発注を行ったものである。
6.平成26年度
北勢国道北部道路建
同種又は類似工事の入札状況にお 同種又は類似工事の入札状況については、今回の
設工事
いて、同じ現場条件での入札状況を
記載して頂きたい。
事案における同種・類似の工事を記載しものである。
今後は、現場条件が混在する工事については、記
載方法を検討する。
入札説明書の評価基準の中で、「・・ 今後、確認できる資料を添付する。
に該当する内容である場合は競争参
加資格は認められない。」と記載され
ているが、「該当する内容」の部分の
資料が本会議の資料の中にないた
め、確認することができない。資料の
工夫をして頂きたい。
【建設コンサルタント業務等】一般競争入札方式
参加者は1者だが要件を満足する
業者は何社あるのか。
1者になった要因は何か。
要件を満足する者として123者を確認している。
入札資料をダウンロードした者も5者確認している。
本業務は平成21年度から発注しており、2者の競
争入札も過去にはあったが、本年度は1者の入札で
ある。
理由としては、短期間で、多くの項目を調査・抽出し
なくてはならないことから相当の人員確保が必要であ
るため、敬遠される企業があったのではないかと推察
している。
1者参加で、落札率も89.9%と
なっている。
参加者数を増やすための方策を考
えたのか。
今年度は、履行期間を1ヶ月長く確保し、類似業務
の実績についても、昨年度の物件部門、営業補償・特
殊部門、機械工作物部門の3部門から物件部門、営
業補償・特殊部門の2部門に要件を緩和している.。
結果としては、1者のみの参加であったことから、引
き続き、競争性の確保のための対策を考えて参りた
い。
平成21年度から毎年実施していると 本業務を落札した業者はこれまで同一業者一者の
いうことであるが、これまで何社が関 みである。
7.平成26年度
他の業者の参加は過去にもあったが、落札者は同
損失補償算定標準書 わっているのか、教えて頂きたい。
同一の業者なのか、幾つかの業者が
一業者である。
調査・作成業務
関わっているのか。
今回2万という調査項目があるが、
2万のうち前年度と違う結果が出てく
るのは、何割位と予想されているの
か、教えて頂きたい。
単価の項目として一部変わるものは有るが、大きく
変わるものはない。
しかし、その年の単価調査をすることになるので、同
じ項目でも最初から状況を調べる必要がある。
前年度の項目がそのまま使えるというものではな
い。
毎年の作業であり、同一業者であれ
ば該当箇所を修正するだけで良い
が、他の業者ならば一からやらなけれ
ばいけないため、参入しにくい状態が
あるのではないか。
短期間で、多くの項目を調査・抽出しなくてならない
ことから相当の人員確保が必要である。
よって、最初から調査を実施しなければならないこと
から、競争に参加することを敬遠する企業があるので
はないかと推察している。
この受注者は同様の業務を全国的 他の整備局でも同様に発注しているが、別の会社が
に受注しているのか。
受注している。
抽出案件
意見・質問
回 答
【建設コンサルタント業務等】一般競争入札方式
受注者は、この入札後に指名停止
を受けている。
指名停止の期間を予想し、今回の
業務を契約するということが、普通に
8.平成26年度
長島ダム貯水池測量 あることなのか。
業務
申請書提出期限から開札までの間に指名停止を受
けていないことを参加資格要件としており、本案件は8
月25日に公告を開始し、10月15日に契約締結を
行っている。
開札が、指名停止期間より前であるため問題はな
い。
また、指名停止の期間については、内容を精査のう
え決定しており指名停止がいつ通知されるかについて
企業は知り得ない。
【建設コンサルタント業務等】通常指名競争入札方式
今回10者を指名をしているが、14者
までが同点である。
何故10者を指名したのか。
今回は、業務成績が一番高い者を
9.平成26年度
選定しているが、業務の内容によって
丸山ダム貯水池水位 は、このような選定方法もあるのか。
計測業務
昨年度の入札監視委員会において、局としては同点
複数の場合は全者を指名すると回答しており、現在
も、10位の者が複数の場合は全者を選定することとし
ている。
今回このようなことが生じたため、再度、事務所に周
知をした。
継続して周知して参りたい。
【建設コンサルタント業務等】簡易公募型プロポーザル方式
受注者の企業の業務実績及び技術
者の業務実績の点数は低い反面、企
画提案の点数が高く、バランスを欠く
ように思えるが問題は無いのか。
今回は、実績の件数よりも企画提案
で評価したということか。
10.平成26年度
水防工法検討業務
企業・技術者の業務成績については、提出された3
件の同種業務の実績について、三段階で評価してい
る。
企画提案書の内容については、非常に具体的であ
るため、我々が求めるものが得られると判断し評価し
ている。
特に各評価項目の最低点といった 各項目についての最低点の基準はない。
基準は無いのか。
例えば、企業、技術者に最低1点は
必要なのではないか。
一つは技術的な水防工法、一方で 水防工法に精通しているものであれば対応できる。
水防団のソフトの面の活性化の2つ 業務の課題・留意点を十分に理解しており、提案内
があると思うが、両方を出来る技術者 容が的確かつ実現性が高く独創的な提案である。
が必要なのか。
両方が盛り込まれた優れた、企画提
案であるということか。
【役務の提供等】一般競争入札方式
1者入札であるが、その理由や原因 このような応急組立橋の点検整備については、熟練
をどう考えているのか。
の技術者が必要であるが、そういった技術者を抱えて
いる業者が少ないことから、結果として1者入札となっ
たものと推察している。
11.平成26年度
中部技術応急組立橋
落札率が高い理由は何か。
点検整備
本業務は歩掛りが無いことから、参加業者からの見
積を参考に予定価格を設定していることが要因である
と推察している。