平成26年度 定期監査結果報告書 新座市監査委員 ㊢ 新座市長 須 田 健 治 新 監 発 第1 8 7号 平成27年3月 24日 様 新座市監査委員 松 本 四 郎 新座市監査委員 川 上 政 則 平成26年度定期監査の結果について(報告) 地方自治法第199条第4項の規定に基づき監査を執行したので、同条第9項 の規定により、その結果を次のとおり報告します。 なお、監査の結果において、措置を求める事項及び意見として述べる事項はあ りませんが、口頭講評事項に対して改善等を講じたものは、4月24日(金)ま でに御報告ください。 目 次 1 監査の期間………………………………………………………………………1 2 監査の方法及び重点監査項目 ⑴ 公金収納における現金取扱業務について…………………………………1 ⑵ 市民に対する還付金の状況について………………………………………1 3 監査対象部局 ⑴ 総 務 ⑵ 企画財政部……………………………………………………………………2 ⑶ 市民環境部……………………………………………………………………2 ⑷ 経済観光部……………………………………………………………………2 ⑸ 福 ⑹ 健康増進部……………………………………………………………………3 ⑺ 都市整備部……………………………………………………………………3 ⑻ 上下水道部……………………………………………………………………4 ⑼ 教育総務部……………………………………………………………………4 ⑽ 学校教育部……………………………………………………………………4 ⑾ その他部局……………………………………………………………………5 祉 部……………………………………………………………………1 部……………………………………………………………………3 1 監査の期間 平成27年1月7日から同年2月5日まで 2 監査の方法及び重点監査項目 新座市監査基準及び監査委員が行う監査、検査及び審査の着眼点に基づき、 財務に関する事務の執行が適正かつ効率的に行われているか、また、水道事業 会計については、経営に係る事業の管理が合理的かつ効率的に行われているか について、平成26年4月1日から同年9月30日までを対象期間として、監 査を実施した。 平 成 2 6 年 度 の 重 点 監 査 項 目 は 、「 公 金 収 納 に お け る 現 金 取 扱 業 務 に つ い て」及び「市民に対する還付金の状況について」実施した。 公金収納における現金取扱業務について 公金の収納体制、保管状況等が適正に管理されているかどうかについて、 監査を実施したが、措置を求める事項、意見として述べる事項及び口頭講 評とすべき事項はない。 市民に対する還付金の状況について 平成25年度(平成25年4月から平成26年3月末まで)及び平成26 年度上半期(平成26年4月から同年9月末まで)を対象期間として、市 民に対する還付金の状況について、監査を実施した。 措置を求める事項、意見として述べる事項及び口頭講評とすべき事項はな いが、事例として担当職員のみで施行したり、上司の承認を得ないで処理 されたものが見受けられ、確認方法やその手続等を定めるとともに適正な 業務執行を行うよう指導し、今後の状況を見極めるものとした。 3 監査対象部局 ⑴ 総務部 総務課、秘書広聴課、人事課、管財契約課、人権推進課及び市政情報課 ○監査の結果 措置を求める事項及び意見として述べる事項はないが、口頭講評とす べき事項としては、次のとおりである。 管財契約課 来庁者用有料コピー機について、出納室から釣銭を借用せずに、 1 収納金のみで運用しており、使用実績とは異なる収納事務を行って いた。 出納室から釣銭を借用した上で、使用実績に基づく収入事務を行 うべきであり、適正な事務執行に努められたい。 ⑵ 企画財政部 企画課、財政課、施設営繕課、市民税課、資産税課、納税課、新庁舎建 設推進室及び地下鉄12号線延伸促進室 ○監査の結果 措置を求める事項、意見として述べる事項及び口頭講評とすべき事項 はない。 ⑶ 市民環境部 市民課、環境対策課、リサイクル推進課及び市民安全課 ○監査の結果 措置を求める事項及び意見として述べる事項はないが、口頭講評とす べき事項としては、次のとおりである。 環境対策課 墓所管理料について、平成25年度請求に係る滞納繰越分の徴収 率が、平成26年9月末時点で97.93%となっており、5年前 (平成21年9月)の99.36%と比べ、1.43%減少してい た。 徴収率が減少した主な理由は、指定管理者制度の導入により市営 墓園の事務自体の所管換え、催告書の発送回数の減少、墓石への文 書(催告書)の備置きを取りやめたことによるものであった。 今後は、徴収率の向上に向け、更なる努力を求めるものである。 ⑷ 経済観光部 経済振興課、観光推進課、コミュニティ推進課及びみどりと公園課 ○監査の結果 措置を求める事項及び意見として述べる事項はないが、口頭講評とす べき事項としては、次のとおりである。 コミュニティ推進課 北野ふれあいの家について、管理室から立寄りスペースの状況を 2 確認できるようにするための鏡及び女子トイレ入口に外からのぞけ ないようにするためののれんを設置する費用を、施設修繕料で支出 していた。 本 件 は 、 新 た に 鏡 等 を 設 置 す る た め に 行 っ た も の で あ る こ と か ら、 本来であれば、工事請負費の予算科目を設置した上で予算執行する べきであった。適正な予算執行に努められたい。 ⑸ 福祉部 生活福祉課、障がい者福祉課、みどり学園、わかば学園、子育て支援課、 児童福祉課、福祉・子育て給付金室及び福祉の里 ○監査の結果 措置を求める事項、意見として述べる事項及び口頭講評とすべき事項 はない。 ⑹ 健康増進部 長寿支援課、介護保険課、国保年金課及び保健センター ○監査の結果 措置を求める事項及び意見として述べる事項はないが、口頭講評とす べき事項としては、次のとおりである。 長寿支援課 老人ホーム入所者負担金及び高齢者住宅整備資金貸付金の徴収対 策について、対象者の状況把握に努め、収入未済額の減少に向け引 き続き徴収努力を望むものである。また、徴収を見込めるが納付を 行わない者については、債権管理室と調整し、顧問弁護士に相談し た上で、裁判所を通じた強制徴収等の手続を早急に検討すべきであ る。加えて、調査の上徴収が見込めないものについては、新座市債 権管理条例に基づき、債権放棄について検討すべきである。 ⑺ 都市整備部 まちづくり計画課、道路課、建築開発課、新座駅南口第2土地区画整理事 務所、新座駅北口土地区画整理事務所及び(仮称)大和田二・三丁目地区 土地区画整理事業推進室 ○監査の結果 措置を求める事項、意見として述べる事項及び口頭講評とすべき事項 3 はない。 ⑻ 上下水道部 水道業務課、水道施設課及び下水道課 ○監査の結果 措置を求める事項、意見として述べる事項及び口頭講評とすべき事項 はない。 ⑼ 教育総務部 教育総務課、生涯学習スポーツ課、生涯学習センター、歴史民俗資料館、 中央公民館及び中央図書館 ○監査の結果 措置を求める事項及び意見として述べる事項はないが、口頭講評とす べき事項としては、次のとおりである。 生涯学習スポーツ課 市営プール券売機について、消費税増税に伴う利用料の設定変更 を行うための費用を、機械器具修繕料で支出していた。 本件は、利用料の設定変更を行ったものであることから、本来で あれば、委託料の予算科目を設置した上で予算執行するべきであっ た。適正な予算執行に努められたい。 ⑽ 学校教育部 学務課、指導課及び教育相談センター ○監査の結果 措置を求める事項及び意見として述べる事項はないが、口頭講評とす べき事項としては、次のとおりである。 学務課 入学準備金貸付金返還金の徴収対策について、対象者の状況把握 に努め、収入未済額の減少に向け引き続き徴収努力を望むものであ る。また、徴収を見込めるが納付を行わない者については、債権管 理室と調整し、顧問弁護士に相談した上で、裁判所を通じた強制徴 収等の手続を早急に検討すべきである。加えて、調査の上徴収が見 込めないものについては、新座市債権管理条例に基づき、債権放棄 について検討すべきである。 4 なお、入学準備金貸付制度については、経済的理由により修学困 難な者のために貸し付けるものであるが、返還に応じていない者が 多いことから、保証人を連帯保証人にする、利子補給による銀行か らの融資等、制度を見直す検討をすべきである。 ⑾ その他部局 オンブズマン室、検査室、出納室、議会事務局、選挙管理委員会事務局、 監査委員事務局、農業委員会事務局、公平委員会及び固定資産評価審査委 員会 ○監査の結果 措置を求める事項、意見として述べる事項及び口頭講評とすべき事項 はない。 5
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