福井市庁舎別館耐震改修事業プロポーザル 審査結果 平成27年 3月26日 福井市 1 プロポーザルの経過 平成26年11月 2 1日 公募要領決定のための審査委員会開催 平成26年11月26日 公募開始 平成26年12月25日 参加資格審査申請書締切 平成27年 1月15日 一次審査委員会開催 平成27年 3月21日 二次審査委員会開催(契約候補者決定) 一次審査の概要 2者から参加資格審査申請書の提出があり、実施要領で示した参加資格要件、耐震改 修工事の実績、配置予定技術者について、審査基準に基づき審査を行いました。その結 果、2者とも参加資格ありとしました。 3 二次審査の概要 一次審査で参加資格ありとした2者のうち、1者から技術提案書の提出があり、1者 は辞退しました。技術提案書及びヒアリングの内容について審査基準に基づき審査を行 い、契約候補者を決定しました。 ※一次審査、二次審査とも提案者名を伏せて審査を行いました。 (1)審査結果 契約候補者 (2) 大成建設㈱・技建工業㈱特定建設工事共同企業体 提案工法 免震工法 提案金額 2,060,000千円(税抜き) 評価点 434点/500点満点中 選定理由 本プロポーザルは、耐震性が不足し経年が大きい市庁舎別館において、居ながら工事 によって工事中及び改修後の業務や周辺環境への工事の影響を最小限に抑えつつ、耐震 補強と併せて大規模改修の実施について設計・施工一括の提案を求めるものでした。 審査においては、先ず技術提案書の内容の審査を行いました。次に、ヒアリングを実 施して、 「耐震改修工法」 、 「工事施工中における配慮」、 「工事施工後の影響」、 「経済性」、 「地域貢献」 、「総合的観点、その他の提案」の各項目について評価を行いました。 全ての評価項目について、要求水準以上の提案がありました。その中で特に、地下 1 階柱頭免震工法の提案は、庁舎機能を継続しながら大規模改修工事を併せて行えるもの であること、加えて上部構造の変更を伴わないでⅠ類※相当の高い耐震性能を確保できる ものであり、高く評価されました。また、地元企業の活用、地元作業員の技術レベルの 向上、発注計画等、地域振興への配慮がなされていることが高く評価されました。さら に、免震部材設置に伴う既存部分の補強方法、設計積雪荷重の増加に対する対処、設備 機器の耐震対策など創意工夫による独自の提案が複数あり、優れた提案になっているこ とが高く評価されました。 これらを総合的に判断して評価した結果、市庁舎別館の現状や特性をよく把握し実現 性が高く、高いレベルの優れた提案であるため、契約候補者として選定しました。 ※「官庁施設の総合耐震計画基準」による構造体の耐震安全性の目標のことで、Ⅰ類・ Ⅱ類・Ⅲ類の分類があり、Ⅰ類は最も耐震性が高い分類 4 審査委員会 委員長 小林 克巳 福井大学大学院工学研究科 委 田村 和夫 千葉工業大学工学部 大前 安和 日本建築構造技術者協会 髙山 浩充 財政部長 谷川 茂 建設部長 森川 清和 員 工事・会計管理部長 教授 教授 名誉構造士
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